JPH1054742A - 流量メータ - Google Patents

流量メータ

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JPH1054742A
JPH1054742A JP21261296A JP21261296A JPH1054742A JP H1054742 A JPH1054742 A JP H1054742A JP 21261296 A JP21261296 A JP 21261296A JP 21261296 A JP21261296 A JP 21261296A JP H1054742 A JPH1054742 A JP H1054742A
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泰秀 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気センサによって羽根車の回転を磁気的に
検出するタイプの流量メータにおいて、流量メータ内を
通すことのできる流体の温度上限を高めることのできる
構成を提供すること。 【解決手段】 磁気センサ21によって羽根車31の回
転を磁気的に検出するタイプの流量メータ1において、
羽根車31が配置された計量室117と、磁気センサ2
1との間には、合成樹脂製の断熱板154が配置され、
かつ、断熱用空気室50が構成されている。断熱用空気
室50の外周壁を構成する外側筒状胴部151には、断
熱用空気室50と外部との間で空気の出入りを可能とす
る放熱用通気孔153、および放熱フィン60が構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気センサによっ
て羽根車の回転を磁気的に検出するタイプの流量メータ
に関するものである。さらに詳しくは、流量メータに流
すことのできる流体の温度上限を高めるための構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】温水メータなどの流量メータは、図3に
示すように、メータケース内が受圧ケース155によっ
て温水などの流体40が流れる計量室117と、計測ユ
ニット20の下端部が嵌め込まれるセンサ配置室150
(凹部)とに区画されている。計量室117には流量に
応じて回転する羽根車31が配置され、その回転軸32
の上端部にはマグネット35が取り付けられている。一
方、計測ユニット20は、下端部に磁気センサ21を内
蔵している。従って、磁気センサ21はマグネット35
を介して羽根車31の回転を磁気的に検出できるので、
その回転数から流量を求めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁気センサ21によっ
て羽根車31の回転を磁気的に検出するタイプの流量メ
ータでは、磁気センサ21の使用可能な温度上限が低
く、それを越えると流量を正確に計測できない。それに
もかかわらず、従来の流量メータ1では、鋳物製のメー
タケース自身からの放熱に頼るだけの構造であるため、
流量メータを流れる温水の熱が磁気センサ21に簡単に
伝わり、磁気センサ21が温度上昇しやすい。このた
め、従来の磁気検出型の流量メータは、流すことのでき
る流体40の温度上限が低いという問題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、以上の問題を解
決することにあり、磁気センサによって羽根車の回転を
磁気的に検出するタイプの流量メータにおいて、流量メ
ータ内を流すことのできる流体の温度上限を高めること
のできる構成を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、流量に応じて回転する羽根車が配置
された計量室と、前記羽根車の回転軸に取り付けられた
マグネットに隔壁を介して対峙する位置で前記マグネッ
トを介して前記羽根車の回転を磁気的に検出する磁気セ
ンサとを有する流量メータにおいて、前記磁気センサと
前記計量室との間には、該計量室内を流れる流体から前
記磁気センサへの熱伝導を抑制するための断熱板を有し
ていることを特徴とする。
【0006】本発明では、磁気センサと計量室との間に
断熱板を有し、この断熱板によって、計量室を流れる流
体から磁気センサへの熱伝導を抑制する。従って、温度
の高い流体を流量メータに流しても、磁気センサの温度
上昇を抑制することができる分、流量メータ内を流すこ
とのできる流体の温度上限を高めることができる。
【0007】本発明の別の形態では、流量に応じて回転
する羽根車が配置された計量室と、前記羽根車の回転軸
に取り付けられたマグネットに隔壁を介して対峙する位
置で前記マグネットを介して前記羽根車の回転を磁気的
に検出する磁気センサとを有する流量メータにおいて、
前記磁気センサと前記計量室との間には、該計量室内を
流れる流体から前記磁気センサへの熱伝導を抑制するた
めの断熱用空気室を有していることを特徴とする。
【0008】本発明では、断熱用空気室内の空気層によ
って、計量室を流れる流体から磁気センサへの熱伝導を
抑制することができる。従って、温度の高い流体を流量
メータに流しても、磁気センサの温度上昇を抑制するこ
とができるので、流量メータ内を流すことのできる流体
の温度上限をさらに高めることができる。
【0009】本発明において、前記断熱用空気室の外周
壁には該断熱用空気室とメータケース外部とを連通する
放熱用通気孔を備えていることが好ましい。このように
構成すると、断熱用空気室内とケース外部との間では、
放熱用通気孔を介して空気が出入りする。従って、断熱
用空気室からケース外部への放熱効率が高いので、流量
メータ内を流すことのできる流体の温度上限をさらに高
めることができる。
【0010】本発明において、前記断熱用空気室の外周
壁には、該外周壁からメータケース外部に張り出す放熱
フィンを備えていることが好ましい。このように構成す
ると、ケース外部への放熱効率が高まるので、流量メー
タ内を通すことのできる流体の温度上限をさらに高める
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
好ましい実施の形態を説明する。
【0012】(流量メータの全体構成)図1は、本発明
を適用した流量メータを示す縦断面図である。
【0013】図1に示すように、流量メータ1は、メー
タケース10と、メータケース10の内部を流れる流体
40の流量に応じて回転する羽根車31と、羽根車31
が取り付けられた回転軸32と、回転軸32の上端部に
取り付けられたマグネット35と、マグネット35の回
転を磁気的に検出することにより、羽根車31の回転を
検出するための磁気センサ21を内蔵の計測ユニット2
0とから概ね構成されている。
【0014】メータケース10は、鋳物などの金属製の
ケース本体11や内ケース12などといった筒状あるい
はリング状の複数のケース構成部品によって構成され、
それらの主要な構成を簡単に説明しておく。
【0015】ケース構成部品のうち、ケース本体11に
は、下半部に流体40の流入口111および流出口11
2が互いに逆向きに構成され、その上半部は、内側に内
ケース12が嵌め込み固定される筒状胴部114となっ
ている。内ケース12は、その上端部分(フランジ部
分)がケース本体11の筒状胴部114の上端内周部分
に構成されている段差113cに係合し、その下端部が
ケース本体11の内周面から張り出す仕切り部115の
上に支持された状態にある。内ケース12の上端部に
は、その上端開口を覆うように鋳物などの金属製の耐圧
板13が被せられ、この耐圧板13は、同じく鋳物など
の金属製の耐圧板固定用ケース14によってガスケット
を介してケース本体12に固定されている。
【0016】本形態では、これらのケース本体11、内
ケース12、および耐圧板13によってメータケース1
0の内部に計量室117が区画形成された構造になって
おり、この計量室117の内部のうち、下半部には回転
軸32を上下方向に向けるようにして羽根車31が配置
されている。ここで、ケース本体11の底面部116に
は支持軸33がナット331により上向きに固定され、
この支持軸33によって、回転軸32の下端部が回転自
在に支持されている。一方、耐圧板131には、下側に
向けて開口する凹部132が形成され、この凹部132
の中央位置からは支持軸34が下向きに固定されてい
る。この支持軸34によって、回転軸32の上端部が回
転自在に支持されている。この回転軸32の上端部に
は、マグネットホルダー(図示せず。)によってマグネ
ット35が固定されている。
【0017】計量室117の上方位置では、耐圧板13
を覆うようにして、計測ユニット固定用ケース15が耐
圧板固定用ケース14の上に積み上げ固定されている。
計測ユニット固定用ケース15には、上方に開口する凹
部状のセンサ配置室150が形成され、このセンサ配置
室150に計測ユニット20の下端部が嵌め込まれてい
る。計測ユニット20は全体として円柱状をしており、
下側は磁気センサ21を内蔵した検出部22となってい
る。従って、磁気センサ21は、計測ユニット固定用ケ
ース15の底面部および耐圧板13からなる隔壁を介し
てマグネット35に対峙する状態にあり、マグネット3
5の回転を検出することが可能である。なお、計測ユニ
ット20の上端面には、データを表示するための表示部
(図示せず。)が形成され、この表示部は開閉蓋24で
覆われた状態にある。また、計測ユニット20からは信
号ケーブル(図示せず。)が引き出されている。計測ユ
ニット20は、その外周には環状に張り出したフランジ
部25を備え、このフランジ部25がガスケットを介し
て上ケース16と計測ユニット固定用ケース15との間
に挟持されていることにより、計測ユニット20はメー
タケース10に固定されている。
【0018】[磁気センサへの熱伝導防止構造]このよ
うに構成した流量メータ1において流体40として温水
を流したときに、流体40の熱が計測ユニット20の磁
気センサ21に伝達して磁気センサ21の温度が上限を
越えると、磁気センサ21がマグネット35の回転数を
誤検出することがある。そこで、本発明では、以下に説
明するように構成して、流体40から磁気センサ21へ
の熱伝達を防止する構造としている。
【0019】(断熱板による熱伝導防止構造)まず、本
形態では、計測ユニット固定用ケース15は、その側面
部分が鋳物などからなる金属製であるが、磁気センサ2
1とマグネット35との間に介在する底面部は合成樹脂
板で構成され、計量室117を流れる流体40から磁気
センサ21への熱伝導を抑制する断熱板154として機
能するように構成してある。
【0020】従って、本形態では、この断熱板154に
よって、計量室117を流れる流体40から磁気センサ
21への熱伝導を抑えるので、温度の高い流体40を流
量メータ1に流しても、磁気センサ21の温度上昇を抑
制することができる。それ故、本形態によれば、断熱板
154を利用した断熱構造によって磁気センサ21の温
度上昇を抑えることができる分、流量メータ1内を通す
ことのできる流体40の温度上限を高めることができ
る。
【0021】(空気層による熱伝導防止構造)次に本形
態では、計測ユニット固定用ケース15は、センサ配置
室150の側面壁を構成する内側筒状胴部152と、こ
の内側筒状胴部152との間に所定の間隔を開けて外周
側に位置する外側筒状胴部151との二重構造になって
いる。これらの内側筒状胴部152および外側筒状胴部
151はいずれも、断熱板154として機能する底面部
と違って鋳物などの金属製であり、熱伝導性は高い。こ
れらの内側筒状胴部152および外側筒状胴部151
は、その上端部において連結部163で接続され、か
つ、それらの下側開口は耐圧板13および耐圧板固定用
ケース14によって塞がれた構造になっている。従っ
て、本形態に係る流量メータ1では、センサ配置室15
0と計量室117との間には、計量室117から磁気セ
ンサ21への熱伝導を抑制するための断熱用空気室50
が区画形成されている構造になっている。
【0022】従って、本形態に係る流量メータ1では、
断熱用空気室50内の空気層によって、計量室117を
流れる流体40から断熱板154を避けて磁気センサ2
1へ至る熱伝導を抑制し、その熱は、耐圧板13や耐圧
板固定用ケース14などを介してケース外部に放出され
る。また、断熱用空気室50内の空気が温められた場合
に、その熱は空気の対流によって外側筒状胴部151に
伝達され、そこからケース外部に放熱される。このた
め、温度の高い流体40を流量メータ1に流しても、磁
気センサ21の温度上昇をより効果的に抑制することが
できる。たとえば、このような空気層(断熱用空気室5
0)を利用した断熱構造、および断熱板154を利用し
た断熱構造のいずれをも有しない従来の流量メータにお
いて、磁気センサ21の温度上昇は、流体40の温度の
約90%に相当する温度上昇であったのに対して、本形
態のように、空気層(断熱用空気室50)および断熱板
54の双方を利用した断熱構造を有する流量メータ1で
は、磁気センサ21の温度上昇を流体40の温度の約6
0%にまで抑えることができる。それ故、本形態によれ
ば、空気層および断熱板54を利用して磁気センサ21
の温度上昇を抑えることができる分、流量メータ1内を
流すことのできる流体40の温度上限を高めることがで
きる。
【0023】(断熱空気室からの放熱構造)断熱用空気
室50内の空気が温められた場合に、その熱は空気の対
流によって外側筒状胴部151に伝達され、そこからケ
ース外部に放熱することができるが、本形態では、さら
に、計測ユニット固定用ケース15の外側筒状胴部15
1の下端側には、断熱用空気室50とケース外部とを連
通させる放熱用通気孔153が構成されている。このた
め、温度の高い流体40を流量メータ1に流したとき
に、その熱によって、断熱用空気室50内の空気層が温
度上昇したときには、矢印Aで示す対流によって空気の
流れが起き、断熱用空気室50内で温められた空気は、
矢印Bで示すように、放熱用通気孔153からケース外
部に出ていく。また、矢印Cで示すように、冷たい新た
な空気が放熱用通気孔153から断熱用空気室50内に
入ってくる。
【0024】従って、断熱用空気室50内からケース外
部への放熱が効率よく行われるため、たとえば、このよ
うな放熱構造や前述の断熱構造を有しない従来の流量メ
ータでは、磁気センサ21の温度上昇は、流体40の温
度の約90%に相当する温度上昇があったのに対して、
本形態のように、断熱板154および空気層を利用した
断熱構造と、放熱用通気孔153を利用した放熱構造と
を用いると、磁気センサ21の温度上昇を流体40の温
度の約50%にまで抑えることができる。それ故、本形
態によれば、磁気センサ21の温度上昇を抑えることが
できる分、流量メータ1内を通すことのできる流体40
の温度上限をさらに高めることができる。
【0025】また、本形態では、計測ユニット固定用ケ
ース15の外側筒状胴部151の外周壁にはケース外部
に向けて張り出す放熱フィン60が形成されている。従
って、メータケース10に伝わった熱を放熱フィン60
を介して効率よく放熱できるとともに、断熱用空気室5
0内の熱も、放熱フィン60を介して効率よく放熱でき
る。それ故、磁気センサ21の温度上昇を確実に防止す
ることができる。よって、流量メータ1内を流すことの
できる流体40の温度上限をさらに高めることができ
る。
【0026】(他の実施の形態)なお、放熱用通気孔1
53の数や開口位置については、図1に示したものに限
らず、断熱用空気室50とケース外部との間で空気の出
入りが可能な位置であれば、たとえば図2に示すよう
に、放熱用通気孔153を3ヵ所等、複数箇所に設けて
もよい。また、図2には放熱フィン60の図示を省略し
てあるが、複数の放熱用通気孔153と放熱フィン60
の双方を設けてもよいことは勿論である。
【0027】また、断熱用空気室50を形成する位置に
ついて、上記形態では、マグネット35の側方位置に区
画形成したが、それよりも下方位置、すなわち計量室1
17の側方位置に設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る流量
メータでは、磁気センサと計量室との間には、該計量室
を流れる流体から磁気センサへの熱伝導を抑制するため
の断熱板または断熱用空気室(空気層)を有しているこ
とを特徴とする。従って、本発明によれば、断熱板また
は断熱用空気室は磁気センサへの熱伝導を抑制し、磁気
センサの温度上昇を抑える。それ故、温度の高い流体を
流量メータに流しても、磁気センサの温度上昇を抑制す
ることができる分、流量メータ内を流すことのできる流
体の温度上限を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した流量メータを示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明の別の形態に係る流量メータを示す縦断
面図である。
【図3】従来の流量メータを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 流量メータ 10 メータケース 14 耐圧板固定用ケース 15 計測ユニット固定用ケース 20 計測ユニット 21 磁気センサ 31 羽根車 32 回転軸 35 マグネット 40 流体 50 断熱用空気室 60 放熱フィン 117 計量室 150 センサ配置室 153 放熱用通気孔 154 合成樹脂製の断熱板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量に応じて回転する羽根車が配置され
    た計量室と、前記羽根車の回転軸に取り付けられたマグ
    ネットに隔壁を介して対峙する位置で前記マグネットを
    介して前記羽根車の回転を磁気的に検出する磁気センサ
    とを有する流量メータにおいて、 前記磁気センサと前記計量室との間には、該計量室内を
    流れる流体から前記磁気センサへの熱伝導を抑制するた
    めの断熱板を有していることを特徴とする流量メータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、前記磁気セ
    ンサと前記計量室との間には、前記計量室内を流れる流
    体から前記磁気センサへの熱伝導を抑制するための断熱
    用空気室を有していることを特徴とする流量メータ。
  3. 【請求項3】 流量に応じて回転する羽根車が配置され
    た計量室と、前記羽根車の回転軸に取り付けられたマグ
    ネットに隔壁を介して対峙する位置で前記マグネットを
    介して前記羽根車の回転を磁気的に検出する磁気センサ
    とを有する流量メータにおいて、 前記磁気センサと前記計量室との間には、該計量室内を
    流れる流体から前記磁気センサへの熱伝導を抑制するた
    めの断熱用空気室を有していることを特徴とする流量メ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記断熱用
    空気室の外周壁には、該断熱用空気室とメータケース外
    部とを連通する放熱用通気孔を備えていることを特徴と
    する流量メータ。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    前記断熱用空気室の外周壁には、該外周壁からメータケ
    ース外部に張り出す放熱フィンを備えていることを特徴
    とする流量メータ。
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