JPH1055504A - Mrヘッド用の再生信号波形制御装置 - Google Patents

Mrヘッド用の再生信号波形制御装置

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JPH1055504A
JPH1055504A JP8212519A JP21251996A JPH1055504A JP H1055504 A JPH1055504 A JP H1055504A JP 8212519 A JP8212519 A JP 8212519A JP 21251996 A JP21251996 A JP 21251996A JP H1055504 A JPH1055504 A JP H1055504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRヘッドの再生信号波形の非対称性を最適
化する。 【解決手段】 再生信号波形制御装置10は、MRヘッ
ド12のセンス電流から得られた再生信号に対して正の
ピークを結ぶ正の包絡線と負のピークを結ぶ負の包絡線
とを検出する包絡線検出部14と、包絡線検出部14で
検出された正の包絡線と負の包絡線との非対称性を検出
する非対称性検出部(システムコントローラ16)と、
この非対称性検出部で検出された非対称性が一定範囲内
に収まるようにMRヘッド12のセンス電流を制御する
センス電流制御部(システムコントローラ16及びセン
ス電流制御回路17)と、前記再生信号をPRML信号
処理部18又は包絡線検出部14のどちらか一方へ出力
する切り換え回路20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRヘッド(磁気
抵抗効果ヘッド)用の再生信号波形制御装置に関し、特
に高記録密度・高信頼性の磁気記録装置を実現するため
の再生信号波形制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型ホスト等に接続される磁気記録装置
は、益々高記録密度化が求められており、MR素子を再
生素子に用いたヘッド(以下、「MRヘッド」とい
う。)やPRML信号処理技術等、新たな技術を導入し
実現化する試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このMRヘッ
ドを用いた磁気記録装置の再生信号波形は、正パルス
(Positive Pulse)の出力振幅・半値幅
と、負パルス(Negative Pulse)の出力
振幅・半値幅とが大きく異なってしまうという問題点
(以下、「非対称性」という。)があり、磁気記録装置
の高密度化を困難にしていた。特にMRヘッドとPRM
L信号技術を同時に利用する場合には、この非対称性の
影響が顕著に現れ、高密度化の妨げになっていた。
【0004】それら非対称性を軽減する方法としてはい
くつか提案されている。例えば、特願平2−33019
3号で提案されている技術は、1つの独立波の正パルス
のピーク値と負パルスのピーク値とを検出し、その差を
とり、それを最適にする方法である。しかし、1つの孤
立波又は個々の孤立波しか検討していないため、条件や
状態が変化したときや、その孤立波の特性が装置の平均
的な特性でないときや、装置内の条件の異なる各部位の
特性には、十分対応することができないという問題があ
った。また、近年の狭トラック化傾向に伴い、MR素子
の小型化の要求があり、それにより装置稼働中の非対称
性の変動(以下、「不安定性」という。)の問題も出て
きている。上記の従来技術では、この装置稼働中の非対
称性の不安定性には全く適応できないという問題があっ
た。そのため、新たな信号処理方法及び回路の出現が待
ち望まれていた。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、MRヘッドの
再生信号波形の非対称性を最適化し、さらに不安定性に
も対応させ、高記録密度・高信頼性の磁気記録装置を実
現するMRヘッド用の再生信号波形制御装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生信号波
形制御装置は、MRヘッドのセンス電流から得られた再
生信号に対して正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピー
クを結ぶ負の包絡線とを検出する包絡線検出部と、この
包絡線検出部で検出された正の包絡線と負の包絡線との
非対称性を検出する非対称性検出部と、この非対称性検
出部で検出された非対称性が一定範囲内に収まるように
前記MRヘッドのセンス電流を制御するセンス電流制御
部とを備えたものである。
【0007】再生信号がMRヘッドから包絡線検出部へ
出力されると、正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピー
クを結ぶ負の包絡線とが包絡線検出部から非対称性検出
部へ出力される。非対称性検出部では、正の包絡線と負
の包絡線とを比較・演算することにより、再生信号波形
の非対称性値又は変動値等が求められる。それらの値が
所望又は許容の範囲内でなければ、再生信号波形に大き
な非対称性があるということになるので、センス電流制
御部はセンス電流値を変える。そして、新たなセンス電
流による再生信号波形において、包絡線が所望又は許容
の範囲内になるまで同様の動作を行う。
【0008】また、正の包絡線と負の包絡線とをそれぞ
れ積分する積分回路を付設し、この積分回路で得られた
積分値に基づきの正の包絡線と負の包絡線との非対称性
を検出するようにしてもよい。さらに、PRML信号処
理部又は包絡線検出部のどちらか一方へ再生信号を出力
する切り換え回路を備えたものとしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る再生信号波
形制御装置の第一実施形態を示す機能ブロック図であ
る。以下、この図面に基づき説明する。
【0010】本実施形態の再生信号波形制御装置10
は、MRヘッド12のセンス電流から得られた再生信号
に対して正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピークを結
ぶ負の包絡線とを検出する包絡線検出部14と、包絡線
検出部14で検出された正の包絡線と負の包絡線との非
対称性を検出する非対称性検出部(システムコントロー
ラ16)と、この非対称性検出部で検出された非対称性
が一定範囲内に収まるようにMRヘッド12のセンス電
流を制御するセンス電流制御部(システムコントローラ
16及びセンス電流制御回路17)と、前記再生信号を
PRML信号処理部18又は包絡線検出部14のどちら
か一方へ出力する切り換え回路20とを備えている。
【0011】システムコントローラ16は、MPU及び
そのプログラムから構成され、非対称性検出部及びセン
ス電流制御部としての機能の他に、切り換え回路20、
記録系信号処理部22、PRML信号処理部18、再生
系信号処理部24等を制御する機能を有している。セン
ス電流制御部は、システムコントローラ16の一部の機
能と、MRヘッド12へ供給するセンス電流値をシステ
ムコントローラ16の指示によって変化させるセンス電
流制御回路17とから構成されている。包絡線検出部1
4は、再生信号から高周波ノイズを取り除いて整形する
ローパスフィルタ141と、ローパスフィルタ141で
整形された再生信号から包絡線を抽出する包絡線抽出回
路142とから構成されている。
【0012】記録系信号処理部22には、記録信号増幅
用の増幅回路30と、増幅回路30で増幅された記録信
号で磁気記録媒体32に情報を書き込む記録用薄膜ヘッ
ド34とが接続されている。MRヘッド12には、再生
信号を増幅する増幅回路36が接続されている。PRM
L信号処理部18は、一般的なものであり、波形等化回
路181、n値等化回路182、A/Dコンバータ18
3、ビタビ検出回路184等によって構成されている。
【0013】図2は、図1の再生信号波形制御装置の動
作の一例を示す波形図である。以下、図1及び図2に基
づきシステムコントローラ16の動作を中心に説明す
る。
【0014】まず、全体を統括して制御するシステムコ
ントローラ16は、非対称性改良モードに移行するため
に、切り換え回路20及び記録系信号処理部22へ制御
信号を送る。すると、記録系信号処理部22は周期2T
の記録信号を発生させ(図2〔a〕)、切り換え回路2
0は包絡線検出部14へ再生信号を出力するようにな
る。周期2Tの記録信号は、増幅回路30で増幅され、
記録用薄膜ヘッド34によって磁気記録媒体32に書き
込まれる。
【0015】磁気記録媒体32に書き込まれた周期2T
の記録信号は、MRヘッド12で再生信号に変換され、
増幅回路36、切り換え回路20を経て、包絡線検出部
14へ出力される(図2〔b〕)。包絡線検出部14で
の再生信号は、ローパスフィルタ141でノイズが除去
され、包絡線抽出回路142で正の包絡線A及び負の包
絡線Bが抽出される(図2〔c〕,〔d〕)。正の包絡
線A及び負の包絡線Bの値は、システムコントローラ1
6へ出力され、システムコントローラ16で比較・演算
される。図2〔d〕に示す波形が得られた場合、システ
ムコントローラ16は、MRヘッド12の再生信号波形
に大きな非対称性があると判断し、センス電流値を変え
るようにセンス電流制御回路17へ制御信号を送る。す
ると、MRヘッド12は、新たなセンス電流値で、磁気
記録媒体32に書き込まれた記録信号を再生信号に変換
する。以後、図2〔c〕に示す波形が得られるまで、前
述の動作が繰り返される。
【0016】図2〔c〕に示す波形が得られると、シス
テムコントローラ16は、通常のPRML信号処理モー
ドに移行するために、切り換え回路20へ制御信号を送
る。すると、切り換え回路20はPRML信号処理部1
8へ再生信号を出力するようになる。これにより、最適
な再生信号波形で、PRML信号処理が行える。
【0017】また、システムコントローラ16は、常に
非対称性を監視するために、時々切り換え回路20へ制
御信号を送ることにより、非対称性改良モードに移行し
て非対称性の不安定性の確認も行う。このときは、磁気
記録媒体32に既に記録されている信号をMRヘッド1
2で再生することにより、同様の動作を行う。さらに、
任意のときにも、非対称性改良モードに移行して上記の
動作を行い、非対称性の不安定性の確認を行える。な
お、本実施形態では、周期2Tの記録信号を実際に磁気
記録媒体32に書き込んだが、既に磁気記録媒体32に
書かれている信号を用いても何ら問題はない。
【0018】図3は、本発明に係る再生信号波形制御装
置の第二実施形態を示す機能ブロック図である。以下、
この図面に基づき説明する。ただし、図1と同一部分は
同一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0019】本実施形態の再生信号波形制御装置40
は、MRヘッド12のセンス電流から得られた再生信号
に対して正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピークを結
ぶ負の包絡線とを検出する包絡線検出部14と、包絡線
検出部14で検出された正の包絡線と負の包絡線とをそ
れぞれ積分する積分回路42と、積分回路42で得られ
た積分値に基づきの正の包絡線と負の包絡線との非対称
性を検出する非対称性検出部(システムコントローラ4
4)と、この非対称性検出部で検出された非対称性が一
定範囲内に収まるようにMRヘッド12のセンス電流を
制御するセンス電流制御部(システムコントローラ44
及びセンス電流制御回路17)と、前記再生信号をPR
ML信号処理部18又は包絡線検出部14のどちらか一
方へ出力する切り換え回路20とを備えている。
【0020】システムコントローラ44は、図1のシス
テムコントローラ16に対して、非対称性検出部として
の機能に関するプログラムの一部のみが異なり、他は同
じ構成である。
【0021】図4は、図3の再生信号波形制御装置の動
作の一例を示す波形図である。以下、図3及び図4に基
づきシステムコントローラ44の動作を中心に説明す
る。
【0022】まず、全体を統括して制御するシステムコ
ントローラ44は、非対称性改良モードに移行するため
に、切り換え回路20へ制御信号を送る。すると、切り
換え回路20は包絡線検出部14へ再生信号を出力する
ようになる。本実施形態の磁気記録媒体32では、任意
のデータを記録する部分の前に、PLO用の単一周期の
同期パターンが既に記録されている。
【0023】その記録信号は、MRヘッド12で再生信
号に変換され、増幅回路36、切り換え回路20を経
て、包絡線検出部14へ出力される(図4〔a〕)。包
絡線検出部14での再生信号は、ローパスフィルタ14
1でノイズが除去され、包絡線抽出回路142で正の包
絡線A及び負の包絡線Bが抽出される(図4〔b〕,
〔c〕)。正の包絡線A及び負の包絡線Bの値は、積分
回路42へ出力され、それぞれの積分値A’,B’が求
められる。積分値A’,B’は、システムコントローラ
44へ出力され、システムコントローラ44で比較・演
算される。このとき、積分値A’,B’を利用するの
は、瞬時値の影響を排除するためである。図4〔c〕に
示す波形が得られた場合、システムコントローラ44
は、MRヘッド12の再生信号波形に大きな非対称性が
あると判断し、センス電流値を変えるようにセンス電流
制御回路17へ制御信号を送る。すると、MRヘッド1
2は、新たなセンス電流値で、磁気記録媒体32に書き
込まれた記録信号を再生信号に変換する。以後、図4
〔b〕に示す波形が得られるまで、前述の動作が繰り返
される。
【0024】図4〔b〕に示す波形が得られると、シス
テムコントローラ44は、通常のPRML信号処理モー
ドに移行するために、切り換え回路20へ制御信号を送
る。すると、切り換え回路20はPRML信号処理部1
8へ再生信号を出力するようになる。これにより、最適
な再生信号波形で、PRML信号処理が行える。
【0025】また、システムコントローラ44は、常に
非対称性を監視するために、時々切り換え回路20へ制
御信号を送ることにより、非対称性改良モードに移行し
て非対称性の不安定性の確認も行う。このときは、磁気
記録媒体32に既に記録されている信号をMRヘッド1
2で再生することにより、同様の動作を行う。さらに、
任意のときにも、非対称改良モードに移行して上記の動
作を行い、非対称性の不安定性の確認を行える。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る再生信号波形制御装置によ
れば、再生信号波形の非対称性をなすくこと(任意の値
にすること)ができ、また再生信号波形一つだけではな
く全体的に非対称性をなくすこと(任意の値にするこ
と)ができ、また増幅回路等の過渡応答などがあった場
合による変動にも対応することができ、その再生信号を
信号処理部に送信することが可能となる。さらに、磁気
記録装置の通常稼働時において、非対称性変動(不安定
性)が起こった場合でも最適な波形信号に戻して、信号
処理部に送信することができる。したがって、MRヘッ
ドを用いた磁気記録装置において、再生信号波形の正パ
ルスと負パルスとで出力振幅・半値幅が大きく異なって
しまうという問題点、及び装置稼働中の非対称性の変動
性・不安定性を、極めて簡単な構成により克服でき、こ
れにより高密度記録・高信頼性の磁気記録装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再生信号波形制御装置の第一実施
形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1の再生信号波形制御装置の動作の一例を示
す波形図であり、図2〔a〕は記録系信号処理部から出
力される記録信号を示し、図2〔b〕はMRヘッドから
出力される再生信号を示し、図2〔c〕は包絡線抽出回
路から出力される良好な包括線を示し、図2〔d〕は包
絡線抽出回路から出力される非対称な包括線を示す。
【図3】本発明に係る再生信号波形制御装置の第二実施
形態を示す機能ブロック図である。
【図4】図3の再生信号波形制御装置の動作の一例を示
す波形図であり、図4〔a〕ははMRヘッドから出力さ
れる再生信号を示し、図4〔b〕は包絡線抽出回路から
出力される良好な包括線を示し、図4〔c〕は包絡線抽
出回路から出力される非対称な包括線を示す。
【符号の説明】
10,40 再生信号波形制御装置 12 MRヘッド 14 包絡線検出部 16,44 システムコントローラ 17 センス電流制御回路 18 PRML信号処理部 20 切り換え回路 42 積分回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MRヘッドのセンス電流から得られた再
    生信号に対して正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピー
    クを結ぶ負の包絡線とを検出する包絡線検出部と、この
    包絡線検出部で検出された正の包絡線と負の包絡線との
    非対称性を検出する非対称性検出部と、この非対称性検
    出部で検出された非対称性が一定範囲内に収まるように
    前記MRヘッドのセンス電流を制御するセンス電流制御
    部とを備えた、MRヘッド用の再生信号波形制御装置。
  2. 【請求項2】 MRヘッドのセンス電流から得られた再
    生信号に対して正のピークを結ぶ正の包絡線と負のピー
    クを結ぶ負の包絡線とを検出する包絡線検出部と、この
    包絡線検出部で検出された正の包絡線と負の包絡線とを
    それぞれ積分する積分回路と、この積分回路で得られた
    積分値に基づきの正の包絡線と負の包絡線との非対称性
    を検出する非対称性検出部と、この非対称性検出部で検
    出された非対称性が一定範囲内に収まるように前記MR
    ヘッドのセンス電流を制御するセンス電流制御部とを備
    えた、MRヘッド用の再生信号波形制御装置。
  3. 【請求項3】 前記再生信号をPRML信号処理部又は
    前記包絡線検出部のどちらか一方へ出力する切り換え回
    路を備えた、請求項1又は2記載のMRヘッド用の再生
    信号波形制御装置。
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