JPH1056182A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

半導体装置の作製方法

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JPH1056182A
JPH1056182A JP13782597A JP13782597A JPH1056182A JP H1056182 A JPH1056182 A JP H1056182A JP 13782597 A JP13782597 A JP 13782597A JP 13782597 A JP13782597 A JP 13782597A JP H1056182 A JPH1056182 A JP H1056182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の作製方法を提供する。 【解決手段】 トップゲイト型薄膜トランジスタにおい
て、ゲイト電極を陽極酸化し、平坦化有機樹脂層を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、アクティブ型電気
光学装置、特にアクティブ型液晶電気光学装置に関する
もので、明確な階調のレベルを設定できるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶組成物はその物質特性から、分子軸
に対して水平方向と垂直方向の誘電率が異なるため、外
部の電界に対して水平方向に配列したり、垂直方向に配
列したりさせることが容易にできる。液晶電気光学装置
はこの誘電率の異方性を利用して、光の透過光量または
分散量を制御することで、ON/OFFの表示を行って
いる。
【0003】図2にネマチック液晶の電気光学特性を示
す。印加電圧が小さいVa(A点)のときには、透過光
量がほぼ0%、Vb(B点)の場合には20%ほど、V
c(C点)の場合には70%ほど、Vd(D点)の場合
には100%ほどになる。つまり、A、D点のみを利用
すれば、白黒の2階調表示が、B、C点のように電気光
学特性の立ち上がりの部分を利用すれば、中間階調表示
が可能となる。
【0004】従来、TFTを利用した液晶電気光学装置
の階調表示の場合、TFTのゲート印加電圧もしくはソ
ース・ドレイン間の印加電圧を変化させてアナログ的に
電圧を調整し、階調表示をおこなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】TFTを利用した液晶
電気光学装置の諧調表示の方法に関して、説明をくわえ
る。従来液晶電気光学装置にもちいられる、Nチャネル
型薄膜トランジスタは、図3に示すような電圧電流特性
をもっている。図3に示した電圧電流特性はアモルファ
スシリコンを用いたNチャネル型薄膜トランジスタの特
性と、ポリシリコンを用いたNチャネル型薄膜トランジ
スタの特性である。
【0006】ゲート電極に加える電圧をアナログ的に制
御することで、ドレイン電流を制御することが出来、液
晶に加わる電界の大きさを変化させることができる。こ
れによって、階調表示が可能になっている。
【0007】しかしながら、例えば640×400ドッ
トの画素数を有する液晶電気光学装置を想定したばあ
い、合計256,000個のTFTすべての特性をばら
つき無く作製することは、非常に困難を有し、現実的に
は量産性、歩留りを考慮すると、16階調表示が限界と
考えられている。
【0008】また、ゲート電圧を一定の値に設定し、O
N/OFFのみを制御し、ソースドレイン電圧を制御す
ることで、階調表示を行う方法も考えられているが、や
はり特性の不安定性から16階調程度が限度と考えられ
ている。アナログ的な階調表示制御は、TFTの特性に
大きく左右され、明快な表示は困難を要する。
【0009】また別の方法として、複数フレームを使っ
た階調表示の方法が提案されている。これは、図12に
示す様に、例えば10フレームを用いて階調表示を行う
場合、画素Aは10フレーム中2フレームを透過、残り
8フレームを非透過にすることで平均的には20%の透
過と表示できる。また画素Bでは同様に70%、画素C
では同様に50%の透過と表示できる。
【0010】しかしながら、この様な表示を行った場
合、実質上フレーム数の低下に繋がるために、フリッカ
ーの発生等と表示傷害が起きていた。これを解決するた
めに、フレーム周波数の増加等が考案されているが、駆
動周波数の増加に伴う消費電力の増加、またはICの高
速化が困難であるので限界がある技術であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、印加電圧レベル
を明確にするために、アナログ値では無く、一定の周期
で繰り返される基準電圧値を信号としてコントローラー
側から入力し、その基準信号をTFTに接続するタイミ
ングをデジタル値で制御することによって、TFTに印
加される電圧を制御することで、TFTの特性ばらつき
をカバーする方法を本発明ではとっている事を特徴とし
ている。
【0012】つまり、1画面を書き込む時間Fと1画素
に書き込む時間tで関係される表示タイミングを有する
表示駆動方式を用いた電気光学装置の階調表示を、任意
の画素駆動選択に用いられる信号線の一方に前記時間t
を周期とする電圧変化を有する基準信号と他の信号線に
前記時間t内の任意のタイミングで選択信号を印加し、
液晶に加わる電圧を決定し、実際に画素に対し電圧を印
加することにより前記時間Fを変化させることなしに階
調を表示可能にした事を特徴としている。またさらに加
えれば、このタイミングをデーターの転送に頼るもので
は無く、液晶電気光学装置に搭載するドライバーIC自
体に高速のクロックを加え、信号加工部分で処理するた
めに、従来のCMOSのデーター転送速度の限界であっ
た数十MHzに制限されない高速の制御が可能になる事
を特徴としている。
【0013】図1に本発明による電気光学装置の駆動波
形を具体的に示す。図4に示した2×2のマトリクスに
本駆動波形を入れた例として示す。前記基準信号波形と
してここでは、正弦波の半波を用いている。走査線方向
にあたるVDD1 303、VDD2 304に正弦波309、
310を印加し、情報線方向にあたるVGG1 301、V
GG2 302に2極性(以下『バイポーラ』とする)信号
を加える。デジタル値で制御する部分は、このバイポー
ラ信号を加えるタイミングを行なう。つまり、309、
310に示すような電圧変化している信号を選ぶタイミ
ングを変化させることで、A点に蓄積される電荷量およ
び電位が決定され、さらに対向電極の電位313を任意
にとることで画素および液晶にかかる電界の大きさが決
定されるものである。
【0014】バイポーラ信号を加えるタイミングは、情
報信号の転送速度によって決定されるものでは無く、本
発明による構成では液晶電気光学装置に直接接続される
ドライバーICに入力される基本クロックによって制限
される。つまり、640×400ドットの液晶電気光学
装置を考えた場合、駆動周波数はCMOSの限界から2
0MHz程度であり、この数値を使用して階調表示数を
計算するには、駆動周波数は走査線数とフレーム数とバ
イポーラパルスと階調表示数の積でしめされることよ
り、20MHzを(400×60×2)で割ればよいの
で、従って、階調表示数は416階調まで表示可能とな
る。表示画面の2分割化により832階調まで可能なこ
とは言うまでもない。以下に実施例をしるし、さらに詳
細な説明を加える。
【0015】
【実施例】
『実施例1』 本実施例では図5に示すような回路構成
を用いた液晶表示装置を用いて、壁掛けテレビを作製し
たので、その説明を行う。またその際のTFTは、レー
ザーアニールを用いた多結晶シリコンとした。
【0016】この回路構成に対応する実際の電極等の配
置構成を図6に示している。これらは説明を簡単にする
為2×2(またはそれ以下)に相当する部分のみ記載さ
れている。また、実際の駆動信号波形を図1に示す。こ
れも説明を簡単にする為に2×2のマトリクス構成とし
た場合の信号波形で説明を行う。
【0017】まず、本実施例で使用する液晶パネルの作
製方法を図7及び図8を使用して説明する。図7(A)
において、石英ガラス等の高価でない700℃以下、例
えば約600℃の熱処理に耐え得るガラス50上にマグ
ネトロンRF(高周波) スパッタ法を用いてブロッキン
グ層51としての酸化珪素膜を1000〜3000Åの
厚さに作製する。プロセス条件は酸素100%雰囲気、
成膜温度15℃、出力400〜800W、圧力0.5P
aとした。タ−ゲットに石英または単結晶シリコンを用
いた成膜速度は30〜100Å/分であった。
【0018】この上にシリコン膜をプラズマCVD法に
より珪素膜52を作製した。成膜温度は250℃〜35
0℃で行い本実施例では320℃とし、モノシラン(SiH
4)を用いた。モノシラン(SiH4)に限らず、ジシラン(Si2
H6) またトリシラン(Si3H8)を用いてもよい。これらを
PCVD装置内に3Paの圧力で導入し、13.56M
Hzの高周波電力を加えて成膜した。この際、高周波電
力は0.02〜0.10W/cm2 が適当であり、本実
施例では0.055W/cm2 を用いた。また、モノシ
ラン(SiH4)の流量は20SCCMとし、その時の成膜速
度は約120Å/ 分であった。PTFTとNTFTとの
スレッシュホ−ルド電圧(Vth)に概略同一に制御する
ため、ホウ素をジボランを用いて1×1015〜1×1018cm
-3の濃度として成膜中に添加してもよい。またTFTの
チャネル領域となるシリコン層の成膜にはこのプラズマ
CVDだけでなく、スパッタ法、減圧CVD法を用いて
も良く、以下にその方法を簡単に述べる。
【0019】スパッタ法で行う場合、スパッタ前の背圧
を1×10-5Pa以下とし、単結晶シリコンをタ−ゲット
として、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰囲気
で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とした。
成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、スパ
ッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paであっ
た。
【0020】減圧気相法で形成する場合、結晶化温度よ
りも100〜200℃低い450〜550℃、例えば5
30℃でジシラン(Si2H6) またはトリシラン(Si3H8) を
CVD装置に供給して成膜した。反応炉内圧力は30〜
300Paとした。成膜速度は50〜250Å/ 分であ
った。PTFTとNTFTとのスレッシュホ−ルド電圧
(Vth)に概略同一に制御するため、ホウ素をジボラン
を用いて1×1015〜1×1018cm-3の濃度として成膜中に
添加してもよい。
【0021】これらの方法によって形成された被膜は、
酸素が5×1021cm-3以下であることが好ましい。結晶化
を助長させるためには、酸素濃度を7×1019cm-3以下、
好ましくは1×1019cm-3以下とすることが望ましいが、
少なすぎると、バックライトによりオフ状態のリ−ク電
流が増加してしまうため、この濃度を選択した。この酸
素濃度が高いと、結晶化させにくく、レーザーアニ−ル
温度を高くまたはレーザーアニ−ル時間を長くしなけれ
ばならない。水素は4×1020cm-3であり、珪素4×1022
cm-3として比較すると1原子%であった。
【0022】また、ソ−ス、ドレインに対してより結晶
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm-3以下、好
ましくは1×1019cm-3以下とし、ピクセル構成するTF
Tのチャネル形成領域のみに酸素をイオン注入法により
5×1020〜5×1021cm-3となるように添加してもよい。
【0023】上記方法によって、アモルファス状態の珪
素膜を500〜5000Å、本実施例では1000Åの
厚さに成膜した。
【0024】その後、図7(B)に示すように、フォト
レジスト53をマスクP1を用いてソース・ドレイン領
域のみ開孔したパターンを形成した。その上に、プラズ
マCVD法によりn型の活性層となる珪素膜54を作製
した。成膜温度は250℃〜350℃で行い本実施例で
は320℃とし、モノシラン(SiH4)とモノシランベース
のフォスフィン(PH3) 3%濃度のものを用いた。これら
をPCVD装置内5Paの圧力でに導入し、13.56
MHzの高周波電力を加えて成膜した。この際、高周波
電力は0.05〜0.20W/cm2 が適当であり、本
実施例では0.120W/cm2 を用いた。
【0025】この方法によって出来上がったn型シリコ
ン層の比導電率は2×10-1〔Ωcm-1〕程度となっ
た。膜厚は50Åとした。その後リフトオフ法を用い
て、レジスト53を除去し、ソース・ドレイン領域5
5、56を形成した。
【0026】同様のプロセスを用いて、p型の活性層を
形成した。その際の導入ガスは、モノシラン(SiH4)とモ
ノシランベースのジボラン(B2H6)5%濃度のものを用い
た。これらをPCVD装置内に4Paの圧力でに導入
し、13.56MHzの高周波電力を加えて成膜した。
この際、高周波電力は0.05〜0.20W/cm2
適当であり、本実施例では0.120W/cm2 を用い
た。この方法によって出来上がったp型シリコン層の比
導電率は5×10-2〔Ωcm-1〕程度となった。膜厚は
50Åとした。その後N型領域と同様にリフトオフ法を
用いて、ソース・ドレイン領域59、60を形成した。
その後、マスクP3を用いて珪素膜52をエッチング除
去し、Nチャネル型薄膜トランジスタ用アイランド領域
63とPチャネル型薄膜トランジスタ用アイランド領域
64を形成した。
【0027】その後XeClエキシマレーザーを用い
て、ソース・ドレイン・チャネル領域をレーザーアニー
ルすると同時に、活性層にレーザードーピングを行なっ
た。この時のレーザーエネルギーは、閾値エネルギーが
130mJ/cm2 で、膜厚全体が溶融するには220
mJ/cm2 が必要となる。しかし、最初から220m
J/cm2 以上のエネルギーを照射すると、膜中に含ま
れる水素が急激に放出されるために、膜の破壊が起き
る。そのために低エネルギーで最初に水素を追い出した
後に溶融させる必要がある。本実施例では最初150m
J/cm2 で水素の追い出しを行なった後、230mJ
/cm2 で結晶化をおこなった。
【0028】アニ−ルにより、珪素膜はアモルファス構
造から秩序性の高い状態に移り、一部は結晶状態を呈す
る。特にシリコンの成膜後の状態で比較的秩序性の高い
領域は特に結晶化をして結晶状態となろうとする。しか
しこれらの領域間に存在する珪素により互いの結合がな
されるため、珪素同志は互いにひっぱりあう。レ−ザラ
マン分光により測定すると単結晶の珪素のピ−ク522
cm-1より低周波側にシフトしたピ−クが観察される。そ
れの見掛け上の粒径は半値巾から計算すると、50〜5
00Åとなっているが、実際はこの結晶性の高い領域は
多数あってクラスタ構造を有し、各クラスタ間は互いに
珪素同志で結合(アンカリング) がされた構造の被膜を
形成させることができた。
【0029】結果として、被膜は実質的にグレインバウ
ンダリ(以下GBという)がないといってもよい状態を
呈する。キャリアは各クラスタ間をアンカリングされた
個所を通じ互いに容易に移動し得るため、いわゆるGBの
明確に存在する多結晶珪素よりも高いキャリア移動度と
なる。即ちホ−ル移動度(μh)=10〜200cm2
VSec、電子移動度(μe )=15〜300cm2 /V
Secが得られる。
【0030】この上に酸化珪素膜をゲイト絶縁膜として
500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成し
た。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製と
同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナト
リウムイオンの固定化をさせてもよい。
【0031】この後、この上側にリンが1〜5×1021cm
-3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリコン膜とそ
の上にモリブデン(Mo)、タングステン(W),MoSi2 または
WSi2との多層膜を形成した。これを第4のフォトマスク
P4にてパタ−ニングして図7(E)を得た。NTFT
用のゲイト電極66、PTFT用のゲイト電極67を形
成した。例えばチャネル長7μm、ゲイト電極としてリ
ンド−プ珪素を0.2μm、その上にモリブデンを0.
3μmの厚さに形成した。
【0032】また、ゲート電極材料としてアルミニウム
(Al)を用いた場合、これを第4のフォトマスク69に
てパタ−ニング後、その表面を陽極酸化することで、セ
ルファライン工法が適用可能なため、ソース・ドレイン
のコンタクトホールをよりゲートに近い位置に形成する
ことが出来るため、移動度、スレッシュホールド電圧の
低減からさらにTFTの特性を上げることができる。
【0033】かくすると、400℃以上にすべての工程
で温度を加えることがなくC/TFTを作ることができ
る。そのため、基板材料として、石英等の高価な基板を
用いなくてもよく、本発明の大画面の液晶表示装置にき
わめて適したプロセスであるといえる。
【0034】図8(A)において、層間絶縁物68を前
記したスパッタ法により酸化珪素膜の形成として行っ
た。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光CVD
法、常圧CVD法を用いてもよい。例えば0.2〜0.
6μmの厚さに形成し、その後、第5のフォトマスクP
5を用いて電極用の窓79を形成した。その後、さら
に、これら全体にアルミニウムを0.3μmの厚みにス
パッタ法により形成し第6のフォトマスクP6を用いて
リ−ド74およびコンタクト73、75を作製した後、
表面を平坦化用有機樹脂77例えば透光性ポリイミド樹
脂を塗布形成し、再度の電極穴あけを第7のフォトマス
クP7にて行った。さらに、これら全体にITO(イン
ジウム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により
形成し第8のフォトマスクP8を用いて画素電極71を
形成した。このITOは室温〜150℃で成膜し、20
0〜400℃の酸素または大気中のアニ−ルにより成就
した。
【0035】得られたTFTの電気的な特性はPTFT
で移動度は40(cm2/Vs)、Vthは−5.9(V)で、
NTFTで移動度は80(cm2/Vs)、Vthは5.0
(V)であった。
【0036】上記の様な方法に従って作製された液晶電
気光学装置用の一方の基板を得ることが出来た。
【0037】この液晶表示装置の電極等の配置の様子を
図6に示している。Nチャネル型薄膜トランジスタとP
チャネル型薄膜トランジスタとを第1の信号線3と第2
の信号線4のとの交差部に設けられている。このような
C/TFTを用いたマトリクス構成を有せしめた。NT
FT13は、ドレイン10の入力端のコンタクトを介し
第2の信号線4に連結され、ゲイト9は第1の信号線3
に連結されている。ソ−ス12の出力端はコンタクトを
介して画素の電極17に連結している。
【0038】他方、PTFT22はドレイン20の入力
端がコンタクトを介して第2の信号線4に連結され、ゲ
イト21は信号線3に、ソ−ス18の出力端はコンタク
トを介してNTFTと同様に画素電極17に連結してい
る。かかる構造を左右、上下に繰り返すことにより、6
40×480、1280×960といった大画素の液晶
表示装置とすることができる。本実施例では1920×
400とした。この様にして第1の基板を得た。
【0039】他方の基板の作製方法を図13に示す。ガ
ラス基板上にポリイミドに黒色顔料を混合したポリイミ
ド樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜
し、第9のフォトマスクP9を用いてブラックストライ
プ81を作製した。その後、赤色顔料を混合したポリイ
ミド樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜
し、第10のフォトマスクP10を用いて赤色フィルタ
ー83を作製した。同様にしてマスクP11、P12を
使用し、緑色フィルター85および青色フィルター86
を作製した。これらの作製中各フィルターは350℃に
て窒素中で60分の焼成を行なった。その後、やはりス
ピンコート法を用いて、レベリング層89を透明ポリイ
ミドを用いて制作した。
【0040】その後、これら全体にITO(インジュー
ム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成
し第5のフォトマスク91を用いて共通電極90を形成
した。このITOは室温〜150℃で成膜し、200〜
300℃の酸素または大気中のアニ−ルにより成就し、
第2の基板を得た。
【0041】前記基板上に、オフセット法を用いて、ポ
リイミド前駆体を印刷し、非酸化性雰囲気たとえば窒素
中にて350℃1時間焼成を行った。その後、公知のラ
ビング法を用いて、ポリイミド表面を改質し、少なくと
も初期において、液晶分子を一定方向に配向させる手段
を設けた。
【0042】その後、前記第一の基板と第二の基板によ
って、ネマチック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ
性接着剤にて固定した。基板上のリードにTAB形状の
駆動ICと共通信号、電位配線を有するPCBを接続
し、外側に偏光板を貼り、透過型の液晶電気光学装置を
得た。
【0043】図9および図10に本実施例による電気光
学装置の概略構造図を示す。前記の工程にて得た液晶パ
ネル220を冷陰極管を3本配置した後部照明装置22
1と組み合わせて設置を行った。その後、テレビ電波を
受信するチューナー223を接続し、電気光学装置とし
て完成させた。従来のCRT方式の電気光学装置と比べ
て、平面形状の装置となったために、壁等に設置するこ
とも出来る様になった。
【0044】次に本発明を完結させるための、液晶電気
光学装置の周辺回路の説明を図11を用いて加える。
【0045】液晶電気光学装置のマトリクス回路に接続
された情報信号側配線350、351に駆動回路352
を接続した構成を取っている。駆動回路352は駆動周
波数系で分割すると2つの部分よりなっている。1つは
従来の駆動方式と同様のデーターラッチ回路系353、
これはデーター356を順に転送するための基本クロッ
クCLK355が主な構成であり、1ビット〜12ビッ
ト並列処理がおこなわれている。他の1つは本発明によ
る構成部分で、階調表示に必要な分割の割合に応じたク
ロック357とフリップフロップ回路358、カウンタ
ー360よりなっている。データーラッチ系353より
送られた階調表示データーに応じたバイポーラパルス発
生タイミングをカウンター360で作っている。さら
に、ラッチ回路の出口とデーターライン間361にΔt
→sinθ変換のROMテーブルを使用すると階調表示
データーがさらに細かく制御しやすくなることがわかっ
た。
【0046】本発明で特徴としているところは、まさに
これらの部分であり、駆動周波数を2種類とることによ
って、画面書換えのフレーム数を変化させることなく、
明快なデジタル階調表示が可能になっていることにあ
る。フレーム数の低下に伴うフリッカーの発生等が回避
できるものである。
【0047】かたや走査側の信号線363、362に接
続された駆動回路364は、正弦波発振回路365より
伝達した正弦波をクロックCLK367のフリップフロ
ップ回路366で制御し、選択信号を加える。
【0048】このようにして、走査線側の正弦波を情報
線側のバイポーラパルスによって、切り取るタイミング
をデジタル的に電圧制御することで、階調表示を可能に
している。
【0049】例えば1920×400ドットの768,
000組のTFTを300mm角に作成した液晶電気光
学装置に対し通常のアナログ的な階調表示を行った場
合、TFTの特性ばらつきが約±10%存在するため
に、16階調表示が限界であった。しかしながら、本発
明によるデジタル階調表示をおこなった場合、TFT素
子の特性ばらつきの影響を受けにくいために、64階調
表示まで可能になりカラー表示では262,144色の
多彩であり微妙な色彩の表示が実現できている。
【0050】『実施例2』本実施例では、対角1インチ
を有する液晶電気光学装置を用いた、ビデオカメラ用ビ
ューファインダーを作製し、本発明を実施したので説明
を加える。
【0051】本実施例では、画素数が387×128の
構成にして、低温プロセスによる高移動度TFTを用い
た素子を形成し、ビューファインダーを構成した。本実
施例で使用する液晶表示装置の基板上のアクティブ素子
の配置の様子を図14に示し図14のA−A’断面およ
びB−B’断面を示す作製プロセスを図15に描く。図
15(A)において、安価な、700℃以下、例えば約
600℃の熱処理に耐え得るガラス50上にマグネトロ
ンRF(高周波) スパッタ法を用いてブロッキング層5
1としての酸化珪素膜を1000〜3000Åの厚さに
作製する。プロセス条件は酸素100%雰囲気、成膜温
度15℃、出力400〜800W、圧力0.5Paとし
た。タ−ゲットに石英または単結晶シリコンを用いた成
膜速度は30〜100Å/分であった。
【0052】この上にシリコン膜をLPCVD(減圧気
相)法、スパッタ法またはプラズマCVD法により形成
した。減圧気相法で形成する場合、結晶化温度よりも1
00〜200℃低い450〜550℃、例えば530℃
でジシラン(Si2H6) またはトリシラン(Si3H8) をCVD
装置に供給して成膜した。反応炉内圧力は30〜300
Paとした。成膜速度は50〜250Å/ 分であった。
PTFTとNTFTとのスレッシュホ−ルド電圧(Vt
h)に概略同一に制御するため、ホウ素をジボランを用
いて1×1015〜1×1018cm-3の濃度として成膜中に添加
してもよい。
【0053】スパッタ法で行う場合、スパッタ前の背圧
を1×10-5Pa以下とし、単結晶シリコンをタ−ゲット
として、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰囲気
で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とした。
成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、スパ
ッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paであっ
た。
【0054】プラズマCVD法により珪素膜を作製する
場合、温度は例えば300℃とし、モノシラン(SiH4)ま
たはジシラン(Si2H6) を用いた。これらをPCVD装置
内に導入し、13.56MHzの高周波電力を加えて成
膜した。
【0055】これらの方法によって形成された被膜は、
酸素が5×1021cm-3以下であることが好ましい。この酸
素濃度が高いと、結晶化させにくく、熱アニ−ル温度を
高くまたは熱アニ−ル時間を長くしなければならない。
また少なすぎると、バックライトによりオフ状態のリ−
ク電流が増加してしまう。そのため4×1019〜4×1021
cm-3の範囲とした。水素は4×1020cm-3であり、珪素4
×1022cm-3として比較すると1原子%であった。
【0056】上記方法によって、アモルファス状態の珪
素膜を500〜5000Å、例えば1500Åの厚さに
作製の後、450〜700℃の温度にて12〜70時間
非酸化物雰囲気にて中温の加熱処理、例えば水素雰囲気
下にて600℃の温度で保持した。珪素膜の下の基板表
面にアモルファス構造の酸化珪素膜が形成されているた
め、この熱処理で特定の核が存在せず、全体が均一に加
熱アニ−ルされる。即ち、成膜時はアモルファス構造を
有し、また水素は単に混入しているのみである。
【0057】アニ−ルにより、珪素膜はアモルファス構
造から秩序性の高い状態に移り、一部は結晶状態を呈す
る。特にシリコンの成膜後の状態で比較的秩序性の高い
領域は特に結晶化をして結晶状態となろうとする。しか
しこれらの領域間に存在する珪素により互いの結合がな
されるため、珪素同志は互いにひっぱりあう。レ−ザラ
マン分光により測定すると単結晶の珪素のピ−ク522
cm-1より低周波側にシフトしたピ−クが観察される。そ
れの見掛け上の粒径は半値巾から計算すると、50〜5
00Åとマイクロクリスタルのようになっているが、実
際はこの結晶性の高い領域は多数あってクラスタ構造を
有し、各クラスタ間は互いに珪素同志で結合(アンカリ
ング) がされたセミアモルファス構造の被膜を形成させ
ることができた。
【0058】結果として、被膜は実質的にグレインバウ
ンダリ(以下GBという)がないといってもよい状態を
呈する。キャリアは各クラスタ間をアンカリングされた
個所を通じ互いに容易に移動し得るため、いわゆるGBの
明確に存在する多結晶珪素よりも高いキャリア移動度と
なる。即ちホ−ル移動度(μh)=10〜200cm2
VSec、電子移動度(μe )=15〜300cm2 /V
Secが得られる。
【0059】他方、上記の如き中温でのアニ−ルではな
く、900〜1200℃の高温アニ−ルにより被膜を多
結晶化すると、核からの固相成長により被膜中の不純物
の偏析がおきて、GBには酸素、炭素、窒素等の不純物
が多くなり、結晶中の移動度は大きいが、GBでのバリ
ア(障壁)を作ってそこでのキャリアの移動を阻害して
しまう。結果として10cm2/Vsec以上の移動度がなかな
か得られないのが実情である。即ち、本実施例ではかく
の如き理由により、セミアモルファスまたはセミクリス
タル構造を有するシリコン半導体を用いている。
【0060】図15(A)において、珪素膜を第1のフ
ォトマスクにてフォトエッチングを施し、NTFT用
の領域13(チャネル巾20μm)を図面のA−A’断面
側に、PTFT用の領域22をB−B’断面側に作製し
た。
【0061】この上に酸化珪素膜をゲイト絶縁膜として
500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成し
た。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製と
同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナト
リウムイオンの固定化をさせてもよい。
【0062】この後、この上側にリンが1〜5×1021cm
-3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリコン膜とそ
の上にモリブデン(Mo)、タングステン(W),MoSi2 または
WSi2との多層膜を形成した。これを第2のフォトマスク
にてパタ−ニングして図15(B)を得た。NTFT
用のゲイト電極9、PTFT用のゲイト電極21を形成
した。本実施例にでは、NTFT用チャネル長は10μ
m、PTFT用チャネル長は7μm、ゲイト電極として
リンド−プ珪素を0.2μm、その上にモリブデンを
0.3μmの厚さに形成した。 図15(C)におい
て、PTFT用のソ−ス18ドレイン20に対し、ホウ
素を1〜5×1015cm-2のド−ズ量でイオン注入法によ
り添加した。 次に図15(D)の如く、フォトレジス
ト61をフォトマスクを用いて形成した。NTFT用
のソ−ス10、ドレイン12としてリンを1〜5×10
15cm-2のドーズ量でイオン注入法により添加した。
【0063】また、ゲート電極材料としてアルミニウム
(Al)を用いた場合、これを第2のフォトマスクにて
パタ−ニング後、その表面を陽極酸化することで、セル
ファライン工法が適用可能なため、ソース・ドレインの
コンタクトホールをよりゲートに近い位置に形成するこ
とが出来るため、移動度、スレッシュホールド電圧の低
減からさらにTFTの特性を上げることができる。
【0064】次に、600℃にて10〜50時間再び加
熱アニ−ルを行った。NTFTのソ−ス10、ドレイン
12、PTFTのソ−ス18、ドレイン20を不純物を
活性化してP+ 、N+ として作製した。またゲイト電極
21、9下にはチャネル形成領域19、11がセミアモ
ルファス半導体として形成されている。
【0065】かくすると、セルフアライン方式でありな
がらも、700℃以上にすべての工程で温度を加えるこ
とがなくC/TFTを作ることができる。そのため、基
板材料として、石英等の高価な基板を用いなくてもよ
く、本発明の大画素の液晶表示装置にきわめて適したプ
ロセスである。
【0066】本実施例では熱アニ−ルは図15(A)、
(D)で2回行った。しかし図15(A)のアニ−ルは
求める特性により省略し、双方を図15(D)のアニ−
ルにより兼ね製造時間の短縮を図ってもよい。図15
(E)において、層間絶縁物65を前記したスパッタ法
により酸化珪素膜の形成として行った。この酸化珪素膜
の形成はLPCVD法、光CVD法、常圧CVD法を用
いてもよい。例えば0.2〜0.6μmの厚さに形成
し、その後、フォトマスクを用いて電極用の窓66を
形成した。さらに、図15(F)に示す如くこれら全体
にアルミニウムをスパッタ法により形成し、リ−ド7
1、およびコンタクト72をフォトマスクを用いて作
製した後、表面を平坦化用有機樹脂69例えば透光性ポ
リイミド樹脂を塗布形成し、再度の電極穴あけをフォト
マスクにて行った。
【0067】2つのTFTを相補型構成とし、かつその
出力端を液晶装置の一方の画素の電極を透明電極として
それに連結するため、スパッタ法によりITO(インジ
ュ−ム・スズ酸化膜)を形成した。それをフォトマスク
によりエッチングし、電極17を構成させた。このI
TOは室温〜150℃で成膜し、200〜400℃の酸
素または大気中のアニ−ルにより成就した。かくの如く
にしてNTFT13とPTFT22と透明導電膜の電極
17とを同一ガラス基板50上に作製した。得られたT
FTの電気的な特性はPTFTで移動度は20(cm2/V
s)、Vthは−5.9(V)で、NTFTで移動度は4
0(cm2/Vs)、Vthは5.0(V)であった。
【0068】上記の様な方法に従って液晶装置用の一方
の基板を作製した。この液晶表示装置の電極等の配置の
様子を図14に示している。NTFT13およびPTF
T22を第1の信号線3と第2の信号線4との交差部に
設けた。このようなC/TFTを用いたマトリクス構成
を有せしめた。NTFT13は、ドレイン10の入力端
のコンタクトを介し第2の信号線4に連結され、ゲイト
9は多層配線形成がなされた信号線3に連結されてい
る。ソ−ス12の出力端はコンタクトを介して画素の電
極17に連結している。
【0069】他方、PTFT22はドレイン20の入力
端がコンタクトを介して第2の信号線4に連結され、ゲ
イト21は信号線3に、ソ−ス18の出力端はコンタク
トを介してNTFTと同様に画素電極17に連結してい
る。かかる構造を左右、上下に繰り返すことにより、本
実施例は構成されている。
【0070】次に第二の基板として、青板ガラス上にス
パッタ法を用いて、酸化珪素膜を2000Å積層した基
板上に、やはり スパッタ法によりITO(インジュ−
ム・スズ酸化膜)を形成した。このITOは室温〜15
0℃で成膜し、200〜400℃の酸素または大気中の
アニ−ルにより成就した。また、この基板上に『実施例
1』と同様の手法を用いたカラーフィルターを形成し
て、第二の基板とした。
【0071】前記基板上に、オフセット法を用いて、ポ
リイミド前駆体を印刷し、非酸化性雰囲気たとえば窒素
中にて350℃1時間焼成を行った。その後、公知のラ
ビング法を用いて、ポリイミド表面を改質し、少なくと
も初期において、液晶分子を一定方向に配向させる手段
を設けて第一および第二の基板とした。
【0072】その後、前記第一の基板と第二の基板によ
って、ネマチック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ
性接着剤にて固定した。基板上のリードはそのピッチが
46μmと微細なため、COG法を用いて接続をおこな
った。本実施例ではICチップ上に設けた金バンプをエ
ポキシ系の銀パラジウム樹脂で接続し、ICチップと基
板間を固着と封止を目的としたエポキシ変成アクリル樹
脂にて埋めて固定する方法を用いた。その後、外側に偏
光板を貼り、透過型の液晶表示装置を得た。
【0073】図16に本実施例で用いた駆動波形を示
す。実施例1に用いた正弦波に代わりランプ波形を用い
た。ランプ波は構成が簡単なうえ、階調データーからΔ
tへの変換が容易な点に長所を有する。
【0074】図17に本実施例によるビューファインダ
ーの構成図を示す。前記方法にて作製した液晶電気光学
装置370と平面発光を有する冷陰極管371を用い
た。
【0075】例えば384×128ドットの49,15
2組のTFTを50mm角(300mm角基板から36
枚の多面取り)に作成した液晶電気光学装置に対し通常
のアナログ的な階調表示を行った場合、TFTの特性ば
らつきが約±10%存在するために、16階調表示が限
界であった。しかしながら、本発明によるデジタル階調
表示をおこなった場合、TFT素子の特性ばらつきの影
響を受けにくいために、128階調表示まで可能になり
カラー表示では2,097,152色の多彩であり微妙
な色彩の表示が実現できている。
【0076】『実施例3』本実施例では、図18に示す
様なプロジェクション型画像表示装置を作製したので説
明を加える。
【0077】本実施例では3枚の液晶電気光学装置20
1を使用して、プロジェクション型画像表示装置用造映
部を組み立てている。その一つ一つは640×480ド
ットの構成を有し、対角4インチの中に307,200
画素を作製した。1画素当りの大きさは127μm角と
した。
【0078】プロジェクション型画像表示装置の構成と
して、液晶電気光学装置201を光の3原色である赤・
緑・青色用に分割して設置しており、赤色フィルター2
02、緑色フィルター203、青色フィルター204
と、反射板205、プリズムミラー206、207と1
50Wのメタルハライド系光源208とフォーカス用光
学系209より構成されている。
【0079】本実施例の電気光学装置に用いた液晶電気
光学装置の基板は、『実施例2』にて作製したものと同
様の工程を用い、C/MOS構成のマトリクス回路を有
する基板とした。
【0080】図19に構造の概略を示す。該基板上21
0に、フマル酸系高分子樹脂とネマチック液晶を65:
35の割合で共通溶媒であるキシレンに溶解させた混合
物をダイキャスト法を用いて10μmの厚さに形成し
た。その後窒素雰囲気中120℃で180分で溶媒を取
り除いて液晶分散層211を形成した。この場合、大気
圧よりも若干減圧にすると、タクトタイムの短縮がはか
れることがわかった。
【0081】その後、スパッタ法によりITO(インジ
ュ−ム・スズ酸化膜)を形成し、対向電極212を得
た。このITOは室温〜150℃で成膜した。その後印
刷法を用いて、透光性のシリコン樹脂を30μmの厚み
で塗布し、100℃で30分焼成し、液晶電気光学装置
を得た。
【0082】本実施例に用いた駆動用ICの機能構成を
図20に示す。情報電極側の構成は『実施例1』と同様
である。走査側配線406、407に接続された駆動回
路400は、ランプ波発振回路405より伝達したラン
プ波をクロックCLK408のフリップフロップ回路4
03、404で制御し、選択信号を加える。
【0083】このようにして、走査線側のランプ波を情
報線側のバイポーラパルスによって、切り取るタイミン
グをデジタル的に電圧制御することで、階調表示を可能
にしている。
【0084】例えば640×480ドットの307,2
00組のTFTを300mm角に作成した液晶電気光学
装置に対し通常のアナログ的な階調表示を行った場合、
TFTの特性ばらつきが約±10%存在するために、1
6階調表示が限界であった。しかしながら、本発明によ
るデジタル階調表示をおこなった場合、TFT素子の特
性ばらつきの影響を受けにくいために、256階調表示
まで可能になりカラー表示ではなんと16,777,2
16色の多彩であり微妙な色彩の表示が実現できてい
る。
【0085】テレビ映像の様なソフトを映す場合、例え
ば同一色からなる『岩』でもその微細な窪み等にあたる
光の加減から微妙に色合いが異なる。自然の色彩に近い
表示を行おうとした場合、16階調では困難を要し、こ
れらの微妙な窪みの表現には向かない。本発明による階
調表示によって、これらの微細な色調の変化を付けるこ
とが可能になった。
【0086】この液晶電気光学は、図18に示したフロ
ント型のプロジェクションテレビだけでなく、リヤ型の
プロジェクションテレビにも使用が出来る。
【0087】『実施例4』本実施例では、図21に示す
ような反射型の液晶分散型表示装置を用いて、携帯用コ
ンピューター用電気光学装置を作製したので説明を加え
る。
【0088】本実施例に使用した第一の基板は、『実施
例1』と同一工程で作成した物を用いた。該基板上21
0に、フマル酸系高分子樹脂と黒色色素を15%混合さ
せたネマチック液晶を65:35の割合で共通溶媒であ
るキシレンに溶解させた混合物をダイキャスト法を用い
て10μmの厚さに形成し、その後窒素雰囲気中120
℃で180分溶媒を取り除いて液晶分散層211を形成
した。
【0089】ここで、黒色色素を用いたため、分散型液
晶表示では困難であった平面ディスプレイも、光の散乱
時(無電界時)に黒色がでて、透過時(電界印加時)に
白色を表示出来、紙上に書いた文字のような表示が可能
になっている。
【0090】またこの逆の構造として、黒色色素を混入
せず、散乱時に白色を表現し、透過時に黒色を表現する
ことも可能である。ただしこの際には、以下に示す裏面
側を黒色にする必要がある。これもまた紙上に書いた文
字のような表示が可能になっている。
【0091】その後、スパッタ法によりITO(インジ
ュ−ム・スズ酸化膜)を形成し、対向電極212を得
た。このITOは室温〜150℃で成膜した。その後印
刷法を用いて、白色のシリコン樹脂を55μmの厚みで
塗布し、100℃で90分焼成し、液晶電気光学装置を
得た。
【0092】
【発明の効果】本発明では、従来のアナログ方式の階調
表示に対し、デジタル方式の階調表示を行うことを特徴
としている。その効果として、例えば640×400ド
ットの画素数を有する液晶電気光学装置を想定したばあ
い、合計256,000個のTFTすべての特性をばら
つき無く作製することは、非常に困難を有し、現実的に
は量産性、歩留りを考慮すると、16階調表示が限界と
考えられているのに対し印加電圧レベルを明確にするた
めに、アナログ値では無く、基準電圧値を信号としてコ
ントローラー側から入力し、その基準信号をTFTに接
続するタイミングをデジタル値で制御することによっ
て、TFTに印加される電圧を制御することで、TFT
の特性ばらつきをカバーする方法を本発明ではとってい
る事を特徴としていることから、明快なデジタル階調表
示が可能になっていることにある。
【0093】また、駆動周波数を2種類とることによっ
て、画面書換えのフレーム数を変化させることなく、明
快なデジタル階調表示が可能になっていることにある。
フレーム数の低下に伴うフリッカーの発生等が回避でき
るものである。
【0094】例えば640×400ドットの256,0
00組のTFTを300mm角に作成した液晶電気光学
装置に対し通常のアナログ的な階調表示を行った場合、
TFTの特性ばらつきが約±10%存在するために、1
6階調表示が限界であった。しかしながら、本発明によ
るデジタル階調表示をおこなった場合、TFT素子の特
性ばらつきの影響を受けにくいために、256階調表示
まで可能になりカラー表示ではなんと16,777,2
16色の多彩であり微妙な色彩の表示が実現できてい
る。テレビ映像の様なソフトを映す場合、例えば同一色
からなる『岩』でもその微細な窪み等から微妙に色合い
が異なる。自然の色彩に近い表示を行おうとした場合、
16階調では困難を要する。本発明による階調表示によ
って、これらの微細な色調の変化を付けることが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による駆動波形を示す。
【図2】 ネマチック液晶の電気光学特性を示す。
【図3】 ポリシリコンとアモルファスシリコンによる
TFTの電流電圧特性を示す。
【図4】 本発明によるマトリクス構成を示す。
【図5】 実施例によるマトリクス回路を示す。
【図6】 実施例による素子の平面構造を示す。
【図7】 実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図8】 実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図9】 実施例による液晶表示装置(テレビ)の構造
を示す。
【図10】 実施例による液晶表示装置(テレビ)の構
成を示す。
【図11】実施例による駆動回路のシステム構成を示
す。
【図12】従来例によるフレーム階調表示を示す。
【図13】実施例によるカラーフィルターの工程を示
す。
【図14】 実施例による素子の平面構造を示す。
【図15】実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図16】本発明による他の駆動波形を示す。
【図17】実施例によるビューファインダーの構造を示
す。
【図18】実施例によるフロント型プロジェクションテ
レビの構造を示す。
【図19】実施例による液晶電気光学装置を示す。
【図20】実施例による駆動回路のシステム構成を示
す。
【図21】実施例による携帯型パソコンの構成を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78 627F 627G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁表面上に、チャネル領域を含む島状
    半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層上のソース・ドレイン領域を形成せん
    とする部分にN型もしくはP型の導電型を呈する半導体
    被膜を選択的に形成する工程と、 前記半導体被膜にレ─ザ─光を照射してソ─ス・ドレイ
    ン領域を形成する工程と、 前記島状半導体層の前記チャネル領域上にアルミニウム
    よりなるゲイト電極をゲイト絶縁膜を介して形成する工
    程と、 前記ゲイト絶縁膜とその上に形成されたゲイト電極を有
    する前記島状半導体層を覆って層間絶縁物を形成する工
    程と、 前記島状半導体層に設けられたソース・ドレイン領域の
    少なくともいずれか一方の上の層間絶縁物にコンタクト
    ホールを形成する工程と、 前記島状半導体層に設けられた少なくともソースとドレ
    インのいずれか一方に接続された配線を形成する工程と
    により、複数の薄膜トランジスタを形成し、前記薄膜ト
    ランジスタを覆って、平坦化用有機樹脂層を形成する工
    程と、 前記平坦化用有機樹脂層上に、前記薄膜トランジスタに
    接続する画素電極を形成する工程と、を有する半導体装
    置の作製方法。
  2. 【請求項2】 前記平坦化用有機樹脂層は透光性を有す
    るポリイミドよりなることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の作製方法。
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