JPH1056305A - インピーダンス整合回路,及び測定用薄膜プローブ - Google Patents

インピーダンス整合回路,及び測定用薄膜プローブ

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JPH1056305A
JPH1056305A JP8211560A JP21156096A JPH1056305A JP H1056305 A JPH1056305 A JP H1056305A JP 8211560 A JP8211560 A JP 8211560A JP 21156096 A JP21156096 A JP 21156096A JP H1056305 A JPH1056305 A JP H1056305A
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JP8211560A
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English (en)
Inventor
Kiyotake Goto
清毅 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/02Coupling devices of the waveguide type with invariable factor of coupling

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  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被評価対象となるFETを大信号動作させる
ような場合においても、容易に入出力インピーダンスを
変化させることができ、評価作業を短時間でかつ容易に
行うことができるインピーダンス整合回路を得ること。 【解決手段】 スイッチ用のFET4a〜4cを用いて
複数のスタブ線路3a〜3cのうちの必要なものを選択
して主線路2に接続可能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インピーダンス
整合回路、及び測定用薄膜プローブに関し、特に数百M
Hz以上の高周波帯で使用される半導体装置の評価時に
使用される、整合回路の整合動作の向上を図ったものに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(FET)やヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)などのトラン
ジスタを高出力で使用する際に使用される整合回路は、
MMICのようにトランジスタと同一の基板上に作製さ
れる場合や、誘電体のMIC基板上に作製される場合等
があるが、いずれの場合も、製造プロセスの変更や、被
評価物である素子の構造パラメータのばらつきにより、
素子の入出力インピーダンスが変わった時、整合回路の
変更を余儀なくされる。
【0003】このような場合には、再度、素子を評価し
て設計パラメータを取得し、これに合わせて整合回路を
再設計することが必要であるが、これには大きな労力と
時間を要する。特に高出力トランジスタの場合、ゲート
幅が大きくなり、並列に接続される抵抗成分が増大する
ことになり、入出力インピーダンスが低くなるため、な
るべく素子の近傍でインピーダンス変換を行う必要が生
じる。
【0004】そこで高出力トランジスタ等の入出力イン
ピーダンスを整合するためには、図16に示すように、
低インピーダンスのストリップ線路100やスタブ10
1を配した整合基板102を用いなければならない。以
下、従来の整合回路について詳述すると、図16におい
て、103は高出力FETを示し、その電極と上記スト
リップ線路100はボンディングワイヤ104を用いて
接続されている。また、図16(b) に示すように、上記
FET103を中心としてその前後に配置されている整
合基板102は実際には、入力側のものが入力マッチン
グネットワークを構成し、出力側のものが出力マッチン
グネットワークを構成するものとなっている。そして入
力マッチングネットワークを構成する整合基板102に
はストリップ線路105にボンディングワイヤ106を
用いて接続されるインピーダンス調整用のランドパター
ン107が複数個設けられている。
【0005】上述したように、通常、このような整合基
板102は、使用するトランジスタ103の特性に合わ
せて設計されており、そのインピーダンスの整合を行う
には、インピーダンス調整用のランドパターン107を
必要な個数分ボンディングワイヤ106を用いてストリ
ップ線路105に接続するようにして行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のインピーダンス
整合回路は以上のように構成されており、被評価素子が
製造プロセス上の問題等により、素子の入出力インピー
ダンスにバラツキが生じた場合、トランジスタを整合さ
せるための整合基板のインピーダンスを変えなければな
らず、MIC基板のパターン変更に時間がかかるという
問題点がある。
【0007】また、以上のような整合回路を用いてFE
Tの評価を行う際に、トランジスタを大信号(非線形)
動作させる場合があるが、このような場合には、トラン
ジスタの出力が最大となるインピーダンスが、その入力
信号のレベルによって異なるため、その都度、被評価対
象となるFETに合わせた調整範囲を有するインピーダ
ンス整合回路を選択して用いなければならず、評価に時
間を有する、また操作に手間がかかる等の問題点があっ
た。なお、特開平3-195108号に示されるように、整合回
路におけるインピーダンスの調整を行うに際し、スタブ
間の導通をトランジスタを用いて制御するようにしたも
のが見られるが、これはインピーダンスのばらつきが一
定の調整範囲内にある製品として回路の調整を行うため
の構成であり、上述のように、種々のインピーダンス特
性を有する被評価素子を大信号動作させるような場合に
は、これに対応することができるものではなく、上述の
ような問題点は依然として解消することができないもの
であった。
【0008】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、被評価対象となるFETを大信
号動作させるような場合においても、容易に入出力イン
ピーダンスを変化させることができ、評価作業を短時間
で、かつ容易に行うことができるインピーダンス整合回
路を提供することを目的とする。
【0009】また、被評価素子をオンウエハ上にて測定
する際に、実装時のインピーダンス特性に近い状態で測
定を行うことができる測定用薄膜プローブを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るインピーダンス整合回路は、主線路が形成された整合
基板と、上記主線路に電気的に接続されることで上記主
線路のインピーダンスを変化させる、スタブと電界効果
トランジスタとを交互に複数個直列接続してなる複数の
パッシブ回路と、上記主線路と上記各パッシブ回路との
間に直列接続して設けられ、上記被評価素子の特性に応
じてオン/オフ制御されるスイッチ用の電界効果トラン
ジスタとを備えたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、上記スイッチ用の電界効果トランジ
スタに、オン時に低損失で、かつ、オフ時に全反射に近
い特性を有するものを用いるようにしたものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、複数のスタブを直列接続してなるパ
ッシブ回路と、該直列接続されたスタブの任意の接続点
と接地との間に直列に接続された接地接続用の電界効果
トランジスタとを備えたものである。
【0013】また、この発明の請求項4に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、インダクタを用いて上記パッシブ回
路を構成したものである。
【0014】また、この発明の請求項5に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、レジスタを用いて上記パッシブ回路
を構成したものである。
【0015】また、この発明の請求項6に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、キャパシタを用いて上記パッシブ回
路を構成したものである。
【0016】また、この発明の請求項7に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項4ないし6のいずれかに
記載のインピーダンス整合回路において、上記パッシブ
回路と接地との間に直列に接続された接地接続用の電界
効果トランジスタを備えたものである。
【0017】また、この発明の請求項8に係るインピー
ダンス整合回路は、上記請求項1記載のインピーダンス
整合回路において、上記整合基板の入出力端部に、オン
ウエハ測定用のRFプローブ用のパッドを備えたもので
ある。
【0018】また、この発明の請求項9に係る測定用薄
膜プローブは、上記請求項1記載のインピーダンス整合
回路を、被評価素子の電極と接触する測定用電極と接続
し、かつ、上記インピーダンス整合回路と測定用電極と
を、薄膜絶縁体からなる支持体に搭載したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1に本発明の実施の形態1におけるイ
ンピーダンス整合回路の概略図を示す。図1において、
1はGaAs等の基板を用いて作製された入力マッチン
グネットワークを構成する入力整合回路基板であり、該
入力整合回路基板1の表面には、主線路2と複数のスタ
ブ3a〜3bが設けられている。そしてスタブ間にはス
イッチ用FET4a,4b,4cが設けられており、こ
れらスイッチ用FET4a〜4cのゲートのオン,オフ
により主線路2に接続するスタブの長さを変えることが
できるようになっている。5は上記主線路2に接続され
た被評価素子である高出力FET、6は高出力FET5
の出力側に設けられた出力マッチングネットワークを構
成する出力整合回路基板を示し、その構成は上記入力整
合回路基板1とほぼ同様であるため、ここでは、その詳
細な構成は省略する。
【0020】上記スイッチ用FETとして用いるFET
には、オン時に低損失でかつ、オフ時に入出力ポートが
全反射に近いことが必要となる。このようなFETはゲ
ート幅が比較的大きなものを使用することで実現可能で
ある。
【0021】ここで、上記スイッチ用FET3a〜3c
として用いるFETのオン時の通過損失、及びオフ時の
反射損失の実測値を図2,図3にそれぞれ示す。図に示
すように、周波数1GHzにおいて、オン時の通過損失
は−0.16dB,オフ時の反射損失は−0.80dB
であり、L帯のような比較的低い周波数においては、ス
イッチ用FETとして適用可能であることが分かる。
【0022】次に以上のような構成を有する整合回路の
動作について説明する。図4(a) は、GaAs基板上に
作製された主線路及びλ/4のオープンスタブを示し、
図4(b) は2つのλ/4線路をスイッチ用FETを用い
て接続可能な構成としたものを示す。また、図5は、上
記図4(a) の構成のポートA,B間の通過損失と、図4
(b) において、スイッチ用FETをOFF状態にした場
合のポート1,2間の通過損失をシミュレーションによ
り比較した結果を示す。
【0023】図5に示されるように、2GHzまでの帯
域では、図4(a) 及び図4(b) の回路の通過損失が同程
度であることから、スイッチ用FETのOFFにより、
オープン端を実現できることがわかる。
【0024】また、図6(a) は線路長λ/4のショート
スタブを示し、図6(b) は線路長λ/4のスタブをスイ
ッチ用FETを介して接地電位に接続可能な構成とし、
スイッチ用FETをON状態にしたものを示し、図7は
これらの回路におけるポートA,B間の通過損失をシミ
ュレーションにより比較した結果を示す。
【0025】図7に示されるように、2GHz程度まで
の帯域では、図6(a) と図6(b) の回路による通過損失
はよく一致しており、スイッチFETが低損失であれば
該スイッチ用FETをオン状態とすることで、線路長λ
/4のショートスタブを線路で接地に接続した場合と同
等の特性が得られることがわかる。従って、スタブの長
さを電気的に切り換えることができ、図1に示すような
構成において、被評価対象となる高出力FET5の製造
ばらつきや、被評価対象となる高出力FET5を大信号
動作させるような場合においても、同一の整合回路を用
いて入出力インピーダンスの整合を容易にとることがで
きる。
【0026】このように本実施の形態1によれば、ON
状態で低損失でかつ、OFF時に入出力ポートが全反射
に近い,スイッチ用のFET4a〜4cを用いて、複数
のスタブ線路3a〜3cのうちの必要なものを選択し
て、主線路2に接続可能な構成としたので、製造ばらつ
き等によって被評価対象物である高出力FETの入出力
インピーダンスが大きく変化した場合や、高出力FET
を大信号動作させるような場合においても、上記スイッ
チ用のトランジスタ4a〜4cを適宜ON/OFFさせ
ることによって、容易に、かつ迅速に、被評価対象物で
ある高出力FET5の入出力インピーダンスに整合を行
うことができ、従来のように整合回路を再設計する必要
がなくなり、素子の評価を効率よく行うことができるよ
うになる。
【0027】実施の形態2.次に本発明の実施の形態2
によるインピーダンス整合回路について説明する。図8
は本実施の形態2によるインピーダンス整合回路の基板
上に形成されるスタブとこれを主線路2に接続するため
のスイッチ用FETの、基板上におけるレイアウト構造
を示す図であり、主線路2の両側に複数のスタブ50a
〜50d,51a〜51d,52a〜52dと、スイッ
チ用のトランジスタ40a〜40d,41a〜41d,
42a〜42dをマトリックス状に配置し、ON状態に
するスイッチ用FETの組合せを変えることにより、整
合基板のインピーダンスを広範囲で変えることが可能と
なる。
【0028】このように本実施の形態2によれば、主線
路2を中心として、その周囲にマトリクス状にスタブ5
0a〜50d,51a〜51d,52a〜52dとこれ
らスタブを接続するためのスイッチ用FET40a〜4
0d,41a〜41d,42a〜42dを配置すること
により、整合基板としてのインピーダンス調整範囲を拡
大することができ、評価作業を、より円滑に行うことが
できる。
【0029】実施の形態3.次に本発明の実施の形態3
によるインピーダンス整合回路について説明する。図9
は本実施の形態3によるインピーダンス整合回路の基板
上に形成される構造を示し、図9に示すように、スイッ
チ用FET90を介して主線路2と接続するスタブ91
とスタブ92の接続点において、スイッチ用FET93
の一端が接続され、その他端が例えば、基板にバイアホ
ール等を用いて接続された接地94に接続されている。
このような構成において、スイッチ用FET90をON
状態とし、スイッチ用FET93をOFF状態にした場
合には、スタブ91とスタブ92とからなる長さのオー
プンスタブが主線路2に接続されるものとなり、一方、
スイッチ用FET90をON状態とし、かつ、スイッチ
用FET93をON状態とした場合には、スタブ91か
らなるショースタブが主線路2に接続されたものと等価
のものとなる。
【0030】このように本実施の形態3によれば、スイ
ッチ用FET90を介してスタブ91,92を主線路2
に接続したものとし、さらに、上記スタブ91とスタブ
92の接続点にスイッチ用FET93を設け、該接続点
が接地94に接続可能なように構成することにより、基
板上にマトリクス状に配置したスタブのいろいろな位置
にショート端を設けることができ、整合回路としての機
能を拡張することができる。
【0031】実施の形態4.次に本発明の実施の形態4
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
0は本実施の形態3によるインピーダンス整合回路の基
板上に形成される構造を示し、図10に示すように、主
線路2にスイッチ用FET100の一端が接続され、そ
の他端にインダクタ101が接続された構成となってい
る。また、このインダクタ101の他端はスイッチ用F
ET102を介して接地103に接続されている。この
ような構成において、スイッチ用FET100をON状
態とし、かつスイッチ用FET102をON状態とした
場合には、主線路2にショート端のインダクタ101が
接続された状態となり、また、スイッチ用FET100
をON状態とし、かつスイッチ用FET102をOFF
状態とした場合には、主線路2にオープン端のインダク
タ101が接続された状態となる。
【0032】このように本実施の形態4によれば、主線
路2にスイッチ用FET100を介してインダクタ10
1を接続可能なように構成することにより、インダクタ
を主線路に接続した整合回路をシミュレートすることが
できるようになり、整合回路としての機能を拡張するこ
とができる。
【0033】実施の形態5.次に本発明の実施の形態5
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
1は本実施の形態5によるインピーダンス整合回路の基
板上に形成される構造を示し、図11に示すように、主
線路2にスイッチ用FET110の一端が接続され、そ
の他端にレジスタ111とキャパシタ112が直列接続
された時定数回路が接続された構成となっている。ま
た、113は上記キャパシタ112と接地114との間
に設けられたスイッチ用FETである。
【0034】このような構成において、スイッチ用FE
T110をON状態とし、かつスイッチ用FET113
をON状態とした場合には、主線路2にショート端から
なるレジスタ111が接続された状態となり、また、ス
イッチ用FET110をON状態とし、かつスイッチ用
FET113をOFF状態とした場合には、主線路2に
オープン端からなるレジスタ111が接続された状態と
なる。
【0035】このように本実施の形態5によれば、主線
路2にスイッチ用FET12を介してレジスタ13を接
続可能なように構成することにより、レジスタを主線路
に接続した整合回路をシミュレートすることができるよ
うになり、整合回路としての機能を拡張することができ
る。
【0036】実施の形態6.次に本発明の実施の形態6
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
2は本実施の形態6によるインピーダンス整合回路の基
板上に形成される構造を示し、図12に示すように、主
線路2にスイッチ用FET120の一端が接続され、そ
の他端にキャパシタ121の一方の電極が接続された構
成となっている。またキャパシタ121の他方の電極は
スイッチ用FET122を介して接地123に接続され
ている。
【0037】このような構成において、スイッチ用FE
T16をON状態とし、かつスイッチ用FET122を
ON状態とした場合には、主線路2にショート端からな
るキャパシタ121が接続された状態となり、また、ス
イッチ用FET16をON状態とし、かつスイッチ用F
ET122をOFF状態とした場合には、主線路2にオ
ープン端からなるキャパシタ121が接続された状態と
なる。
【0038】このように本実施の形態6によれば、主線
路2にスイッチ用FET120を介してキャパシタ12
1を接続可能なように構成することにより、キャパシタ
を主線路に接続した整合回路をシミュレートすることが
できるようになり、整合回路としての機能を拡張するこ
とができる。
【0039】実施の形態7.次に本発明の実施の形態7
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
3は本実施の形態7によるインピーダンス整合回路の基
板上に形成される構造を示し、図13に示すように、主
線路2にスイッチ用FET130を介して図11と同様
にレジスタ131,キャパシタ132からなる直列回路
を接続し、かつ、この直列回路の他端をスイッチ用FE
T133を介して接地134に接続する。さらに、上記
主線路2にスイッチ用FET135を介して、キャパシ
タ136とインダクタ137とが並列接続された回路を
接続し、さらにこの回路の他端をスイッチ用FET13
8を介して接地139に接続可能なように構成されてい
る。
【0040】以上のような回路において、スイッチ用F
ET130をON状態とし、スイッチ用FET133を
ON状態とすることで、図11に示した回路と同様に、
主線路2にショート端からなるレジスタ131が接続さ
れた状態となり、また、スイッチ用FET130をON
状態とし、スイッチ用FET133をOFF状態とする
ことで、主線路2にオープン端からなるレジスタ131
が接続された状態となる。
【0041】さらに、スイッチ用FET135をON状
態とし、かつスイッチ用FET138をON状態とする
ことにより、キャパシタ136とインダクタ137とが
並列接続された回路をショート端として主線路2に接続
した状態となり、また、スイッチ用FET135をON
状態とし、かつスイッチ用FET138をOFF状態と
することにより、キャパシタ136とインダクタ137
とが並列接続された回路をオープン端として主線路2に
接続した状態となる。
【0042】このように本実施の形態7.によれば、主
線路2にスイッチ用FET135を介して、キャパシタ
136,インダクタ137からなる集中定数型の回路を
主線路に接続した整合回路をシミュレートすることがで
きるようになり、インピーダンスの調整範囲が広く、被
評価素子との整合の状態を自在に変化させることがで
き、整合回路としての機能を一層、拡張することができ
る。
【0043】なお、本実施の形態7では、キャパシタと
インダクタとを並列接続した回路を例にとって説明した
が、他の素子を並列接続した集中定数型の回路を用いる
ようにしてもよく、また、接続する素子も2つ以上にす
るようにしてもよい。
【0044】実施の形態8.次に本発明の実施の形態8
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
4は本実施の形態8によるインピーダンス整合回路の基
板の構成を示す図であり、図14において、24は入力
整合回路基板1に形成された主線路2の入出力端近傍に
それぞれ設けられたRFプローブ用のパッドである。
【0045】以上のようなRFプローブ用のパッド24
を設けることにより、上記実施の形態1から実施の形態
7に示したような構成を有する種々の素子が複数形成さ
れた入力整合基板1にプローブを接触させて、入力整合
回路基板1上に形成された各パッシブ回路を構成する素
子を接続するスイッチ用FETのそれぞれのON/OF
F状態を切り換えることにより、整合回路基板1単体で
のS(Scattering)パラメータを取得することができ、測
定対象となる素子に対して整合回路を調整する際のイン
ピーダンスの設定を、オンウエハ状態で行うことが可能
となる。これにより、整合回路の調整に要する時間を短
縮することができ、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0046】なお、本実施の形態8の以上の説明では、
入力整合回路基板1にRFプローブ用のパッドを設ける
場合について説明したが、これは出力整合回路基板につ
いても適用することができることは言うまでもない。
【0047】実施の形態9.次に本発明の実施の形態9
によるインピーダンス整合回路について説明する。図1
5は本実施の形態9によるインピーダンス整合回路を組
み込んだ薄膜プローブの構成を示す図である。図15に
おいて、150は薄膜プローブであり、ポリイミド等の
絶縁性の材料で形成された支持体151に、上記実施の
形態1〜実施の形態7で示したような構成を有する入力
整合回路基板152と出力整合回路基板153とが組み
込まれたものとなっている。上記入力整合回路基板15
2と出力整合回路基板153とはそれぞれ、支持体15
1に形成された開口部151aに設けられたプローブ1
54にその主線路が電気的に接続された構成となってい
る。
【0048】以上のような構成を有する薄膜プローブ1
50の入力整合回路基板152,出力整合回路基板15
3のインピーダンスを、予め、被測定対象となる素子が
実際に回路に組み込まれて使用される際の基板のインピ
ーダンスと同じ値となるように調整、被評価素子の入力
部及び出力部にプローブ154を接触させて該被評価素
子の電気的特性を測定することにより、被評価素子を実
装したときに近い状態でその電気的特性をウエハ状態で
測定することができ、回路のシミュレートをより正確な
ものとすることが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明(請求項1)に
係るインピーダンス整合回路によれば、主線路が形成さ
れた整合基板と、上記主線路に電気的に接続されること
で上記主線路のインピーダンスを変化させる、スタブと
電界効果トランジスタとを交互に複数個直列接続してな
る複数のパッシブ回路と、上記主線路と上記各パッシブ
回路との間に直列接続して設けられ、上記被評価素子の
特性に応じてオン/オフ制御されるスイッチ用の電界効
果トランジスタとを備え、上記スイッチ用の電界効果ト
ランジスタのオン/オフ動作を制御して上記パッシブ回
路を電気的に主線路に接続することで整合基板としての
インピーダンスを任意に変化させるようにしたので、製
造ばらつき等によって上記被評価素子の入出力インピー
ダンスが大きく変化した場合や、高出力FETを大信号
動作させるような場合においても、上記スイッチ用のト
ランジスタを適宜ON/OFFさせることによって、容
易に、かつ迅速に被評価対象物の入出力インピーダンス
の整合を行うことができ、被評価素子の入出力インピー
ダンスにばらつきが生じても、従来のように、整合回路
を再設計する必要がなくなり、素子の評価を効率よく行
うことができるようになるという効果がある。
【0050】また、この発明(請求項2)に係るインピ
ーダンス整合回路によれば、上記請求項1記載のインピ
ーダンス整合回路において、上記スイッチ用の電界効果
トランジスタに、オン時に低損失で、かつ、オフ時に全
反射に近い特性を有するものを用いるようにしたので、
上記パッシブ回路が上記主線路に物理的に接続されたり
分離されたりするのと等価的な構成を得ることができる
効果がある。
【0051】また、この発明(請求項3)に係るインピ
ーダンス整合回路によれば、上記請求項1記載のインピ
ーダンス整合回路において、上記パッシブ回路として、
複数のスタブを直列接続してなるものを用い、該直列接
続されたスタブの任意の接続点と接地との間に直列に接
続された接地接続用の電界効果トランジスタを設けたの
で、パッシブ回路を構成するスタブのいろいろな位置に
ショート端を設けることができ、整合回路としての機能
を拡張することができるという効果がある。
【0052】また、この発明(請求項4ないし6)に係
るインピーダンス整合回路によれば、上記請求項1記載
のインピーダンス整合回路において、インダクタ,レジ
スタ,キャパシタ等の種々の回路素子を用いて上記パッ
シブ回路を構成したので、スタブ以外の素子を主線路に
接続した整合回路をシミュレートすることができるよう
になり、インピーダンスの調整範囲が広く、被評価素子
との整合の状態を自在に変化させることができ、整合回
路としての機能を一層、拡張することができるという効
果がある。
【0053】また、この発明(請求項7)に係るインピ
ーダンス整合回路によれば、上記請求項5ないし7のい
ずれかに記載のインピーダンス整合回路において、上記
パッシブ回路と接地との間に接地接続用の電界効果トラ
ンジスタを直列に接続したので、上記パッシブ回路を、
ショート端またはオープン端として切り換えて用いるこ
とができ、整合回路としての機能を拡張することができ
るという効果がある。
【0054】また、この発明(請求項8)に係るインピ
ーダンス整合回路によれば、上記請求項1記載のインピ
ーダンス整合回路において、上記整合基板の入出力端部
に、オンウエハ測定用のRFプローブ用のパッドを備え
たものとしたから、整合基板のSパラメータを容易に取
得することができ、測定対象となる素子に対して整合回
路を調整する際のインピーダンスの設定を、オンウエハ
状態で行うことが可能となり、ひいては、整合回路の調
整に要する時間を短縮でき、作業効率の向上を図ること
ができるという効果がある。
【0055】また、この発明(請求項9)に係る測定用
薄膜プローブによれば、上記請求項1記載のインピーダ
ンス整合回路を、被評価素子の電極と接触する測定用電
極と接続し、かつ、上記インピーダンス整合回路と測定
用電極とを、薄膜絶縁体からなる支持体に搭載したもの
としたので、該被評価素子の電気的特性を測定する際
に、被評価素子を実装したときに近い状態で電気的特性
の測定を行うことができ、回路のシミュレートをより正
確なものとすることが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるインピーダンス
整合回路の回路図である。
【図2】 上記インピーダンス整合回路を用いたFET
のON時の通過損失を説明するための図である。
【図3】 上記インピーダンス整合回路を用いたFET
のOFF時の反射損失を説明するため図である。
【図4】 上記インピーダンス整合回路におけるスイッ
チ用FETのオフ時の特性を示すために行ったシミュレ
ーションにおいて用いた回路のモデル図である。
【図5】 上記シミュレーションにおけるスイッチ用F
ETの通過特性の結果を示す図である。
【図6】 上記インピーダンス整合回路におけるスイッ
チFETのオン時の特性を示すために行ったシミュレー
ションにおいて用いた回路のモデル図である。
【図7】 上記シミュレーションにおけるスイッチ用F
ETの通過特性の結果を示す図である。
【図8】 スイッチ用FETとスタブをマトリックス状
に配してインピーダンス調整範囲を広げた本発明の実施
の形態2によるインピーダンス基板の回路図である。
【図9】 グランドをスイッチ用FETに接続した構造
を有する本発明の実施の形態3によるインピーダンス整
合回路の回路図である。
【図10】 スイッチ用FETにインダクタを接続した
構造を有する本発明の実施の形態4によるインピーダン
ス整合回路の回路図である。
【図11】 スイッチ用FETにレジスタを接続した構
造を有する本発明の実施の形態5によるインピーダンス
整合回路の回路図である。
【図12】 スイッチ用FETにキャパシタを接続した
構造を有する本発明の実施の形態6によるインピーダン
ス整合回路の回路図である。
【図13】 LCRの組合せによって実現される,本発
明の実施の形態7による集中定数型のインピーダンス整
合回路の回路図である。
【図14】RFプローブ用パッドを備えた本発明の実施
の形態8によるインピーダンス整合回路を示す模式図で
ある。
【図15】 本発明の実施の形態9による、薄膜プロー
ブに組み込まれたインピーダンス整合回路を示す模式図
である。
【図16】 従来のMICによるインピーダンス整合回
路基板を示す概略図。
【符号の説明】
1 入力側整合回路基板、2 主線路、3a〜3c ス
タブ、4a〜4c スイッチ用FET、5 高出力FE
T、6 出力側整合回路基板、24 RFプローブ用パ
ッド、94 接地、101 インダクタ、111 レジ
スタ、121キャパシタ、150 薄膜プローブ、15
1 支持体151、151a 開口部、152 入力整
合回路基板、153 出力整合回路基板。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被評価素子の入力側または出力側に配置
    され、該被評価素子の入出力インピーダンスを整合する
    インピーダンス整合回路であって、 主線路が形成された整合基板と、 上記主線路に電気的に接続されることで上記主線路のイ
    ンピーダンスを変化させる、スタブと電界効果トランジ
    スタとを交互に複数個直列接続してなる複数のパッシブ
    回路と、 上記主線路と上記各パッシブ回路との間に直列接続して
    設けられ、上記被評価素子の特性に応じてオン/オフ制
    御されるスイッチ用の電界効果トランジスタとを備えた
    ことを特徴とするインピーダンス整合回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 上記スイッチ用の電界効果トランジスタは、オン時に低
    損失で、かつ、オフ時に全反射に近い特性を有する,こ
    とを特徴とするインピーダンス整合回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 複数のスタブを直列接続してなるパッシブ回路と、 該直列接続されたスタブの任意の接続点と接地との間に
    直列に接続された接地接続用の電界効果トランジスタと
    を備えたことを特徴とするインピーダンス整合回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 上記パッシブ回路はインダクタからなることを特徴とす
    るインピーダンス整合回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 上記パッシブ回路は抵抗からなることを特徴とするイン
    ピーダンス整合回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 上記パッシブ回路はキャパシタからなることを特徴とす
    るインピーダンス整合回路。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載のイ
    ンピーダンス整合回路において、 上記パッシブ回路と接地との間に直列に接続された接地
    接続用の電界効果トランジスタを備えたことを特徴とす
    るインピーダンス整合回路。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    において、 上記整合基板の入出力端部に、オンウエハ測定用のRF
    プローブ用のパッドを備えたことを特徴とするインピー
    ダンス整合回路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のインピーダンス整合回路
    を、被評価素子の電極と接触する測定用電極と接続し、 かつ、上記インピーダンス整合回路と測定用電極とを、
    薄膜絶縁体からなる支持体に搭載してなることを特徴と
    する測定用薄膜プローブ。
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