JPH1056802A - 畦畔造成工法及び畦畔造成装置 - Google Patents

畦畔造成工法及び畦畔造成装置

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Publication number
JPH1056802A
JPH1056802A JP8213489A JP21348996A JPH1056802A JP H1056802 A JPH1056802 A JP H1056802A JP 8213489 A JP8213489 A JP 8213489A JP 21348996 A JP21348996 A JP 21348996A JP H1056802 A JPH1056802 A JP H1056802A
Authority
JP
Japan
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ridge
groove
buried
old
soil
Prior art date
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Application number
JP8213489A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazusane Nishio
和実 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旧畦畔Aを整備してこの旧畦畔Aに畦畔体6
を被嵌して安定的に設置し、水漏れを確実に防止できか
つ雑草の成育を防止できる畦畔Iを容易に造成できる畦
畔造成工法及び畦畔造成装置を提供する。 【解決手段】 旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の一側縁部に
沿って頂溝形成コルター20にて位置決め溝Cを順次形成
するとともに螺旋刃21にて旧畦畔Aの頂部Bを切削して
平らに整地する工程と、旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の他
側縁部に連続する畦裾部Dの土壌をコルター29にて切削
して犂体34の犂へら33にて排除しながら進行し畦裾部D
に埋め込み溝Eを順次形成する工程と、旧畦畔Aに位置
決め溝Cに係合する係合片36及び埋め込み溝E内に埋設
する埋設片38を有する畦畔体6を被嵌して設置する工程
と、埋め込み溝E内に排除した土壌を埋め戻して畦畔体
6の埋設片38を埋設する工程と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は旧畦畔を修復して造
成する畦畔造成工法及びこの畦畔造成工法を実施する畦
畔造成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、農業労働者の不足及び農業従事者
の高齢化から稲作においての基本である水田の水管理を
十分にできない状況にある。この水管理で重要なことは
畦畔の水漏れ防止であるが、その畦畔に繁茂する雑草の
草刈り作業も重要なものとなっている。このため、従来
では、稲の収穫後又は田植前に水漏れ防止対策と雑草の
処理対策として旧畦畔に泥土を塗り付けて旧畦畔を修復
する畦塗り作業が行われているが、この畦塗り作業には
多くの労力を必要とし前記農業従事者の現状では畦塗り
作業を毎年行なうことは容易なことではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近時では、畦
畔造成資材を設置して畦畔とし、この畦畔造成資材から
なる畦畔にて水漏れ防止対策と雑草の処理対策とし、農
業従事者が毎年行なう畦塗り作業の労力の軽減を図るこ
とが考えられる。しかし、畦畔造成資材を畦畔として用
いるには、この畦畔造成資材の設置に多くの労力を必要
とし、すなわち、圃場の畦畔造成部を前記畦畔造成資材
を設置するのに必要な幅と深さに泥土を掘り起して畦畔
基盤を整備する労力を必要とし、これには農業従事者の
現状では容易なことではない。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、旧畦畔に畦畔造成資材を安定的に設置できる畦
畔造成工法及びこの畦畔造成工法の実施に用いる畦畔造
成装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦畔造成
工法は、旧畦畔の頂部の幅方向の一側縁部に沿って位置
決め溝を順次形成する工程と、前記旧畦畔の頂部の幅方
向の他側縁部に連続する畦裾部の土壌を切削して排除し
ながら進行しこの畦裾部に埋め込み溝を順次形成する工
程と、前記旧畦畔に前記位置決め溝に係合する係合片及
び前記埋め込み溝内に埋設する埋設片を有する畦畔体を
被嵌して設置する工程と、前記埋め込み溝内に前記排除
した土壌を埋め戻して前記畦畔体の埋設片を埋設する工
程と、を具備するものである。
【0006】そして、旧畦畔の頂部の幅方向の一側縁部
に位置決め溝を形成する工程と、旧畦畔の畦裾部に埋め
込み溝を形成する工程と、旧畦畔に畦畔体を被嵌して設
置する工程と、前記埋め込み溝内に前記畦畔体の埋設片
を埋設する工程と、からなる一連の工程によって畦畔造
成資材を用いた畦畔が造成される。そうして、この造成
された畦畔にて水漏れが防止されるとともに、この畦畔
には雑草が繁茂することが防止される。
【0007】請求項2記載の畦畔造成装置は、機枠に回
転自在に設けられ旧畦畔の頂部の幅方向の一側縁部に沿
って位置決め溝を形成する頂溝形成体と、機枠に設けら
れ前記旧畦畔の頂部の幅方向の他側縁部に連続する畦裾
部の土壌を切削して排除しこの畦裾部に埋め込み溝を形
成する裾溝形成体と、前記位置決め溝に係合する係合片
及び前記埋め込み溝内に埋設する埋設片を有し前記旧畦
畔に被嵌して設置する畦畔体と、を具備したものであ
る。
【0008】そして、頂溝形成体にて旧畦畔の頂部の幅
方向の一側縁部に沿って位置決め溝が形成され、裾溝形
成体にて旧畦畔の頂部の幅方向の他側縁部に連続する畦
裾部の土壌が切削されて排除されこの畦裾部に埋め込み
溝が形成される。また、旧畦畔に畦畔体を被嵌し、この
畦畔体の係合片を位置決め溝に係合するとともに、この
畦畔体の埋設片を埋め込み溝内に設置して埋設すること
により、畦畔が造成される。
【0009】請求項3記載の畦畔造成装置は、請求項2
記載の畦畔造成装置において、頂溝形成体は、旧畦畔の
頂部を切削して平らに整地する整地体を有するものであ
る。そして、頂溝形成体にて位置決め溝が形成される際
に、整地体にて旧畦畔の頂部が切削されて平らに整地さ
れる。
【0010】請求項4記載の畦畔造成装置は、請求項2
記載の畦畔造成装置において、裾溝形成体は、旧畦畔の
畦裾部を切削する回転自在のコルターと、このコルター
の後方に位置して設けられた土排除体とを有するもので
ある。そして、コルターにて旧畦畔の畦裾部が切削され
るとともに、この切削土が排除体にて側方に向かって排
除され、この畦裾部には所定の幅と深さの埋め込み溝が
形成される。
【0011】請求項5記載の畦畔造成装置は、請求項4
記載の畦畔造成装置において、土排除体は、コルターに
て切削された土壌を掬い上げて進行方向の側方に排除す
る犂へらを有する犂体からなるものである。そして、こ
の犂体の犂へらにてコルターにより切削された土壌が掬
い上げられて進行方向の側方に排除され、畦裾部には所
定の幅と深さの埋め込み溝が形成される。
【0012】請求項6記載の畦畔造成装置は、請求項2
記載の畦畔造成装置において、裾溝形成体は、旧畦畔の
畦裾部を切削しこの切削土を上方に向かって押し上げな
がら側方に向かって排除する回転自在の螺旋刃体からな
るものである。そして、この螺旋刃体にて旧畦畔の畦裾
部が切削されるとともに、この切削土が上方に向かって
押し上げながら側方に向かって排除され、この畦裾部に
は所定の幅と深さの埋め込み溝が形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図4において、1は畦畔造成装置
で、この畦畔造成装置1は機枠2と、この機枠2に回転
自在に設けられ旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の一側縁部に
沿って位置決め溝Cを形成する頂溝形成体3と、前記機
枠2に設けられ前記旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の他側縁
部に連続する畦裾部Dの土壌を切削して排除しこの畦裾
部Dに埋め込み溝Eを形成する裾溝形成体4と、前記頂
溝形成体3に連設され前記旧畦畔Aの頂部Bを切削して
平らに整地する整地体5と、前記旧畦畔Aに被嵌して設
置する畦畔体6と、を有している。
【0015】つぎに、前記機枠2は、左右方向の中空パ
イプ状の主枠7を有し、この主枠7の中間部には入力軸
8を前方に向けて回転自在に突出したミッション装置9
が設けられ、このミッション装置9の両側部に位置して
前記主枠7の両側部には先端部にロワピン10を有するロ
ワアーム11が相対してそれぞれ前下方に向かって一体に
突設されている。
【0016】また、前記ミッション装置9の上部には先
端部に連結部12を有するトップアーム13が前上方に向か
って一体に突設され、このトップアーム13は前記両側部
のロワアーム11に相対する支持片14を介して支持されて
いる。
【0017】また、前記主枠7の一端部には上下方向の
伝動ケース15が一体に固定され、前記主枠7の他端部に
は後下方に向かって下降傾斜したブラケット16が一体に
固定され、このブラケット16の下端部には耕土を切断し
ながら進行する円盤状のスラスト受体17が支軸18にて回
転自在に軸架されている。
【0018】つぎに、前記伝動ケース15の下端部には前
記頂溝形成体3及び前記整地体5が同軸にそれぞれ回転
自在に軸架されている。すなわち、前記頂溝形成体3及
び前記整地体5は同軸の左右方向の回転軸19を有し、こ
の回転軸19は前記旧畦畔Aの頂部Bの上方に位置して水
平状に配設された状態で前記伝動ケース15の下端部に片
持ち式に回転自在に軸架されている。
【0019】そして、前記回転軸19の外端部には前記頂
溝形成体3が固着され、この頂溝形成体3と前記伝動ケ
ース15の下端部との間に位置して前記回転軸19には前記
整地体5が固着されている。
【0020】前記頂溝形成体3は前記旧畦畔Aの頂部B
の幅方向の一側縁部に沿って位置決め溝Cを切削形成す
る円盤状の頂溝形成コルター20からなっている。また、
前記整地体5は前記旧畦畔Aの頂部Bを切削して平らに
整地するとともにこの切削土を進行方向の側方に向かっ
て排除する螺旋刃体21からなっている。
【0021】また、前記伝動ケース15の上端部内には前
記ミッション装置9の出力軸22の出力端部が突出され、
この出力軸22の出力端部に固着されたスプロケット23と
前記前記伝動ケース15の下端部内に突出された前記回転
軸19の突出端部に固着されたスプロケット24との間には
無端チェーン25が回行自在に懸架され、前記出力軸22は
前記主枠7内に回転自在に挿通して支持されている。
【0022】そして、前記ミッション装置9の出力軸22
からの出力によって前記無端チェーン25を介して前記回
転軸19が回転駆動され、この回転軸19にて前記頂溝形成
体3の頂溝形成コルター20及び前記整地体5の螺旋刃体
21が前記旧畦畔Aの頂部Bに沿ってそれぞれ回転される
ようになっている。
【0023】つぎに、前記伝動ケース15の内方に離間位
置して前記主枠7には後下方に向かって連結フレーム26
が一体に突設され、この連結フレーム26には前記スラス
ト受体17を有するブラケット16と平行に配設された支持
フレーム27の上端部が連結され、この支持フレーム27の
下端部には左右方向の支軸28が水平状に取り付けられ、
この支軸28の両側部には前記旧畦畔Aの頂部Bの幅方向
の他側縁部に連続する畦裾部Dの土壌を所定の間隔をお
いて切削する一対のコルター29がそれぞれ回転自在に軸
架されている。
【0024】また、前記支持フレーム27には取付フレー
ム30が後下方に向かって一体に固着され、この取付フレ
ーム30の下端部には前記一対のコルター29間の後方に位
置してこの一対のコルター29にて切削された土壌を進行
方向の側方に排除する土排除体31が取付けられている。
この土排除体31は犂床32、犂へら33及び犂先33a を有す
る犂体34からなっている。そして、前記一対のコルター
29と前記犂体34とにより前記裾溝形成体4が構成されて
いる。
【0025】つぎに、前記畦畔体6は、図1(b) 及び図
4に示すように、前記旧畦畔Aの頂部Bを被覆する所定
の長さの水平状の畦上板35と、この畦上板35の幅方向の
一端部から下方に向かって一体に突設され前記位置決め
溝Cに係合する係合片36と、前記畦上板35の幅方向の他
端部から下方に向かって拡開傾斜して突出された畦側板
37と、この畦側板37の下端部から下方に向かって垂直状
に突出され前記埋め込み溝Eの側壁Fに当接する埋設片
38とを有して一体に形成されている。
【0026】また、前記畦畔体6の長さ方向の一端部に
は前記畦上板35、係合片36、畦側板37及び埋設片38の一
端縁部に連続した係合突片6aが一体に突設されている。
また、前記畦畔体6の長さ方向の他端部には他の畦畔体
6の一端部に形成された係合突片6aを係合する係合凹部
6bが前記畦上板35、係合片36、畦側板37及び埋設片38の
他端縁部に連続して一体に形成されている。
【0027】しかして、前記畦畔体6は、紫外線に強い
耐候性、肥料や農薬に強い耐薬品性を有する合成樹脂等
にて一体に形成されている。なお、前記畦上板35の上面
部には滑り止め用のローレットや凹凸模様等の形状が形
成されている。そして、前記畦畔体6は旧畦畔Aの長さ
に応じて必要な個数を前記旧畦畔A上に設置する際には
対向する互いの端面部を接合して連設するようになって
いる。
【0028】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0029】トラクタの三点連結部に畦畔造成装置1の
機枠2に設けられた三点連結部(左右のロワピン10及び
連結部12)を連結し、トラクタのPTO軸に動力伝達軸
を介してミッション装置9の入力軸8を連結する。ま
た、畦畔造成装置1の頂溝形成体3及び整地体5を旧畦
畔A上に配置するとともに、この畦畔造成装置1の裾溝
形成体4を旧畦畔Aの畦裾部Dに配置する。
【0030】また、トラクタにて畦畔造成装置1が牽引
進行されるとともに、トラクタのPTO軸にて動力伝達
軸を介してミッション装置9の入力軸8が回転される
と、このミッション装置9の出力軸22からの出力によっ
て連動媒体(スプロケット23,24及び無端チェーン25)
を介して回転軸19が回転され、この回転軸19の頂溝形成
体3及び整地体5、すなわち、頂溝形成コルター20及び
螺旋刃体21がそれぞれ旧畦畔Aの頂部Bに沿って回転進
行される。
【0031】そして、図1(a) に示すように、頂溝形成
コルター20にて旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の一側縁部に
沿って所定の深さで比較的幅の狭い垂直状の位置決め溝
Cが順次形成されるとともに、螺旋刃体21にて旧畦畔A
の頂部Bが切削され平らな整地面bに整地される。ま
た、螺旋刃体21にて切削された切削土は、この螺旋刃体
21の螺旋方向に排除される。
【0032】また、畦畔造成装置1が牽引進行されるこ
とにより、両側部のコルター29が旧畦畔Aの畦裾部Dに
沿って自転進行され、この両側部のコルター29にて旧畦
畔Aの畦裾部Dの土壌が所定の深さまで順次垂直状に切
削して切断される。また、両側部のコルター29にて切断
された切断溝間の土壌は犂床32の先端部の犂先33a にて
略水平状に切削されるとともに、犂へら33にて犂先33a
からの切削土が順次掬い上げられる。
【0033】そして、図1(a) に示すように、犂先33a
及び犂へら33を有する犂体34にて旧畦畔Aの畦裾部Dに
は所定の深さと幅で旧畦畔A側に垂直状の側壁Fを有す
る埋め込み溝Eが順次形成される。また、この犂へら33
にて掬い上げられた切削土壌はこの犂へら33にて進行方
向の側方に向かって、すなわち、前記埋め込み溝Eの側
方の耕土G上に埋め戻し土壌Hとして順次排除される。
【0034】また、前記旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の一
側縁部に沿って位置決め溝Cを順次形成し、かつ、螺旋
刃体21にて旧畦畔Aの頂部Bを平らな整地面bに整地す
るとともに、旧畦畔Aの畦裾部Dに埋め込み溝Eを順次
形成する際には、スラスト受体17が自転して耕土Gを切
断しながら進行することにより、このスラスト受体17に
て頂溝形成コルター20及び螺旋刃体21並びに両側部のコ
ルター29及び犂体34が横移動することなく旧畦畔Aに沿
って進行される。
【0035】したがって、旧畦畔Aの頂部Bには平らな
整地面bの幅方向の一側縁部に位置決め溝Cが順次形成
され、旧畦畔Aの畦裾部Dには垂直状の側壁Fを有する
埋め込み溝Eが順次形成される。
【0036】つぎに、図1(b) に示すように、旧畦畔A
にこの旧畦畔Aの長さに沿って必要個数の畦畔体6をそ
れぞれ被嵌すると、この各畦畔体6の畦上板35が旧畦畔
Aの頂部Bの整地面b上にそれぞれ設置され、その各係
合片36が旧畦畔Aの頂部Bの位置決め溝C内にそれぞれ
上方から挿入されて係合され、その各畦側板37が旧畦畔
Aの傾斜側面に接合され、その各埋設片38が埋め込み溝
Eの垂直状の側壁Fに接合され下端部が埋め込み溝Eの
底部に挿入される。したがって、各畦畔体6は旧畦畔A
に安定性よく設置される。
【0037】また、旧畦畔Aにこの旧畦畔Aの長さ方向
に沿って順次設置された各畦畔体6は、隣接して対向す
る各係合凹部6bに各係合突片6aをそれぞれ係合して連結
することにより、旧畦畔Aに被嵌された各畦畔体6がそ
れぞれ一連に連設される。したがって、各畦畔体6にて
旧畦畔Aが全長に亘って修復される。
【0038】つぎに、図1(b) に示すように、各畦畔体
6の埋設片38をそれぞれ挿入した埋め込み溝E内にこの
埋め込み溝Eの側方の耕土G上に搬出された埋め戻し土
壌Hを搬出して埋め戻すことにより、この埋め戻し土壌
Hにて各畦畔体6の埋設片38がそれぞれ埋設され、この
埋め戻し土壌Hを耕土Gの表面部の高さまで埋め戻して
整地する。
【0039】したがって、各畦畔体6の係合片36が位置
決め溝Cに係合して支持されるとともに、その各埋設片
38が埋め込み溝E内に埋め戻した埋め戻し土壌Hにて支
持され、かつ、その畦上板35が旧畦畔Aの頂部Bの整地
面b上に支持されることにより、各畦畔体6は踏圧等に
よって簡単に傾くことなく安定性よく支持されるととも
に各畦畔体6は成形体であることと相俟って旧畦畔Aが
崩れ難い状態に修復された所定の高さの畦畔Iに造成さ
れる。
【0040】また、各畦畔体6の埋設片38は埋め込み溝
E内の底部に設置されることにより、この各埋設片38に
て埋め戻し土壌Hが遮断され、この各埋設片38の一方側
から他方側に水漏れすることを防止される。また、旧畦
畔Aは各畦畔体6の畦上板35、畦側板37及び埋設片38に
て被覆されることにより、これらによって被覆された畦
畔Iの上面部及び側面部に雑草等が繁茂することを防止
される。
【0041】つぎに、前記実施の形態では、裾溝形成体
4は両側部のコルター29及び犂体34にて構成する場合に
ついて説明したが、これに限らず、裾溝形成体4は、た
とえば、旧畦畔Aの畦裾部Dを切削しこの切削土を上方
に向かって押し上げながら側方に向かって排除する上下
方向の回転自在の螺旋刃体39にて構成するようにしても
よい。
【0042】この場合には、図5及び図6に示すよう
に、主枠7の一側後部に頂溝形成体3より内側に位置し
てギヤボックス40を設け、このギヤボックス40の下端部
に支持枠41を一体に固着し、この支持枠41に上下方向の
回転軸42を回転自在に軸架し、この回転軸42の周囲にこ
の回転軸42の下端部から前記支持枠41の下部にかけて螺
旋刃43を螺旋状に固着する。
【0043】また、前記支持枠41には前記螺旋刃43の上
部を被覆し、かつ、この螺旋刃43にて押し上げられる切
削土を進行方向の側方に排除する排出口44を有する案内
体45を固着する。また、前記回転軸42の下端部には螺旋
刃43の下端部に連続した切削刃板46を有し、前記回転軸
42の上端部は前記ギヤボックス40内に設けたベベルギヤ
を有するギヤ機構47にてミッション装置9の出力軸22に
連動連結されている。また、前記出力軸22の外端近傍部
に位置して前記頂溝形成体3としての頂溝形成コルター
20を回転自在に連動連結する。
【0044】そして、前記回転軸42、螺旋刃43、排出口
44を有する案内体45及び切削刃板46にて前記螺旋刃体39
が構成されている。その他の構成については前記実施の
形態と同様であるから該当する構成には前記実施の形態
に用いた符号を記入して説明を省略する。
【0045】このように構成することにより、ミッショ
ン装置9の出力軸22にて頂溝形成コルター20及びギヤ機
構47を介して回転軸42がそれぞれ回転されながら順次進
行され、前記頂溝形成コルター20にて図7(a) に示すよ
うに、旧畦畔Aの頂部Bの幅方向の一側縁部に沿って位
置決め溝Cが順次形成される。
【0046】また、前記回転軸42の螺旋刃43及び切削刃
板46にて旧畦畔Aの畦裾部Dが順次切削されながら進行
されるとともに、この切削土が螺旋刃43の螺旋に沿って
上方に向かって押し上げられ、案内体45の排出口44から
進行方向の側方に向かって順次排除される。そして、図
7(a) に示すように、螺旋刃体39にて旧畦畔Aの畦裾部
Dに所定の深さを底部とする埋め込み溝Eが順次形成さ
れる。
【0047】また、図7(b) に示すように、位置決め溝
C及び埋め込み溝Eが形成された旧畦畔Aには必要個数
の畦畔体6を前記実施の形態の場合と同様に被嵌して設
置するとともに、この各畦畔体6の埋設片38を埋め込み
溝E内に埋め戻した埋め戻し土壌Hにて埋設することに
より、水漏れを防止するとともに、雑草の繁茂を防止し
た状態に修復された畦畔Iが造成される。
【0048】さらに、前記実施の形態では、旧畦畔Aの
傾斜側面の下方に位置する畦裾部Dに埋め込み溝Eを形
成する場合について説明したが、これに限らず、旧畦畔
Aの畦裾部Dに埋め込み溝Eを形成する際に、この旧畦
畔Aの傾斜側面と埋め込み溝Eの垂直状の側壁Fとの間
に垂直状の壁面Jを有する略水平状の段部Kを形成し、
この垂直状の壁面Jを有する略水平状の段部Kを旧畦畔
Aに被嵌して設置した畦畔体6にて被覆するようにして
もよい。
【0049】この場合には、図8に示すように、畦畔体
6は傾斜した畦側板37と埋設片38との間に前記垂直状の
壁面Jに当接する垂直板部48及び前記略水平状の段部K
上に設置される水平板部49をそれぞれ形成する。その他
の構成については前記実施の形態の場合と同様である。
【0050】このように構成することにより、各畦畔体
6にて旧畦畔Aが水漏れを防止するとともに、雑草の繁
茂を防止した状態に修復された畦畔Iが造成されるが、
その各畦畔体6の水平板部49も埋め戻し土壌Hにてそれ
ぞれ埋設され、この埋め戻し土壌Hによって各畦畔体6
が旧畦畔Aに被嵌して設置された状態に安定して保持さ
れる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、旧畦畔の頂部
の幅方向の一側縁部に沿って位置決め溝を形成する工程
と、旧畦畔の頂部の幅方向の他側縁部に連続する畦裾部
に埋め込み溝を形成する工程と、旧畦畔に位置決め溝に
係合する係合片及び埋め込み溝内に埋設する埋設片を有
する畦畔体を被嵌して設置する工程と、埋め込み溝内に
排除した土壌を埋め戻して畦畔体の埋設片を埋設する工
程とを具備する一連の工程により、旧畦畔に畦畔体を安
定的に設置して確実に保持することができ、この畦畔体
にて旧畦畔を水漏れを確実に防止できかつ雑草の成育を
防止できる畦畔に容易に造成することができる。
【0052】また、この畦畔は畦畔体を用いて造成する
ことにより、踏圧されても簡単に崩れるようなことがな
く、泥土を盛り固めた畦畔のように畦塗り作業や草刈り
作業を行う労力を必要とせず、水田の水を十分に保全管
理することが可能で耐久性を有する畦畔を得ることがで
きる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の畦畔造成工法おいて畦畔体を設置する上で、この畦畔
体の係合片を係合する位置決め溝を旧畦畔の頂部の幅方
向の一側縁部に沿って確実に形成できるとともに、前記
畦畔体の埋設片を埋設する埋め込み溝を旧畦畔の畦裾部
に確実に形成できる。したがって、機械的手段によって
畦畔体を被覆して設置する旧畦畔を容易に整備すること
ができ、農業従事者の労力を大幅に軽減することがで
き、請求項1の発明の畦畔造成工法を実施する上で好ま
しい畦畔造成装置を提供することができる。
【0054】請求項3の発明によれば、整地体にて旧畦
畔の頂部を平らに簡単に整地することができ、この平ら
な頂部にて旧畦畔に被嵌した畦畔体の畦上板を安定した
状態に支持することができる。
【0055】請求項4の発明によれば、コルターにて旧
畦畔の畦裾部を垂直状に切削することができるとともに
土排除体にて切削土を確実に排除することができ、した
がって、旧畦畔の畦裾部に畦畔体の埋設片を埋設する所
定の深さの埋め込み溝を整然と形成することができる。
【0056】請求項5の発明によれば、犂体の犂へらに
てコルターにより切削された切削土を進行方向の側方に
向かって確実に排除することができ、したがって、旧畦
畔の畦裾部に畦畔体の埋設片を埋設する所定の深さの埋
め込み溝を整然と形成することができる。
【0057】請求項6の発明によれば、螺旋刃体にて旧
畦畔の畦裾部を切削しながらこの切削土を確実に進行方
向の側方に向かって排除することができ、したがって、
コルターを用いない簡単な構成によって旧畦畔の畦裾部
に畦畔体の埋設片を埋設する所定の深さの埋め込み溝を
確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の畦畔造成工程を示すも
ので、(a) は旧畦畔の頂部に位置決め溝及び旧畦畔の畦
裾部に埋め込み溝を形成した状態、(b) は旧畦畔に畦畔
体を設置し埋設片を埋設して畦畔を造成した状態の説明
図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す畦畔造成装置の側
面図である。
【図3】同上背面図である。
【図4】同上畦畔体の斜視図である。
【図5】他の実施の形態を示す畦畔造成装置の側面図で
ある。
【図6】同上背面図である。
【図7】同上畦畔造成工程を示すもので、(a) は旧畦畔
の頂部に位置決め溝及び旧畦畔の畦裾部に埋め込み溝を
形成した状態、(b) は旧畦畔に畦畔体を設置し埋設片を
埋設して畦畔を造成した状態の説明図である。
【図8】更に他の畦畔造成工程を示すもので、旧畦畔に
畦畔体を設置し埋設片を埋設して畦畔を造成した状態の
説明図である。
【符号の説明】
2 機枠 3 頂溝形成体 4 裾溝形成体 5 整地体 6 畦畔体 29 コルター 31 土排除体 33 犂へら 34 犂体 36 係合片 38 埋設片 39 螺旋刃体 A 旧畦畔 B 頂部 C 位置決め溝 D 畦裾部 E 埋め込み溝 H 埋め戻し土壌 I 畦畔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旧畦畔の頂部の幅方向の一側縁部に沿っ
    て位置決め溝を順次形成する工程と、前記旧畦畔の頂部
    の幅方向の他側縁部に連続する畦裾部の土壌を切削して
    排除しながら進行しこの畦裾部に埋め込み溝を順次形成
    する工程と、前記旧畦畔に前記位置決め溝に係合する係
    合片及び前記埋め込み溝内に埋設する埋設片を有する畦
    畔体を被嵌して設置する工程と、前記埋め込み溝内に前
    記排除した土壌を埋め戻して前記畦畔体の埋設片を埋設
    する工程と、を具備することを特徴とする畦畔造成工
    法。
  2. 【請求項2】 機枠に回転自在に設けられ旧畦畔の頂部
    の幅方向の一側縁部に沿って位置決め溝を形成する頂溝
    形成体と、機枠に設けられ前記旧畦畔の頂部の幅方向の
    他側縁部に連続する畦裾部の土壌を切削して排除しこの
    畦裾部に埋め込み溝を形成する裾溝形成体と、前記位置
    決め溝に係合する係合片及び前記埋め込み溝内に埋設す
    る埋設片を有し前記旧畦畔に被嵌して設置する畦畔体
    と、を具備したことを特徴とする畦畔造成装置。
  3. 【請求項3】 頂溝形成体は、旧畦畔の頂部を切削して
    平らに整地する整地体を有することを特徴とする請求項
    2記載の畦畔造成装置。
  4. 【請求項4】 裾溝形成体は、旧畦畔の畦裾部を切削す
    る回転自在のコルターと、このコルターの後方に位置し
    て設けられた土排除体とを有することを特徴とする請求
    項2記載の畦畔造成装置。
  5. 【請求項5】 土排除体は、コルターにて切削された土
    壌を掬い上げて進行方向の側方に排除する犂へらを有す
    る犂体からなることを特徴とする請求項4記載の畦畔造
    成装置。
  6. 【請求項6】 裾溝形成体は、旧畦畔の畦裾部を切削し
    この切削土を上方に向かって押し上げながら側方に向か
    って排除する回転自在の螺旋刃体からなることを特徴と
    する請求項2記載の畦畔造成装置。
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