JPH1056820A - 緑化コンクリート用種子搭載シートおよびその製造方法 - Google Patents

緑化コンクリート用種子搭載シートおよびその製造方法

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JPH1056820A
JPH1056820A JP21351996A JP21351996A JPH1056820A JP H1056820 A JPH1056820 A JP H1056820A JP 21351996 A JP21351996 A JP 21351996A JP 21351996 A JP21351996 A JP 21351996A JP H1056820 A JPH1056820 A JP H1056820A
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JP
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seed
sheet
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seeds
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JP21351996A
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English (en)
Inventor
Teruaki Kobayashi
映章 小林
Tetsuo Hamaguchi
哲夫 浜口
Hiroyuki Enomoto
弘之 榎本
Yoshikazu Okada
佳和 岡田
Hiroyuki Ogawa
洋征 小河
Kazuhisa Ishigaki
和久 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SERUTETSUKU KK
Maxell Sliontec Ltd
Original Assignee
SERUTETSUKU KK
Maxell Sliontec Ltd
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Publication date
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】施工が容易で、安価に緑化コンクリートを作製
することができる緑化コンクリート用種子搭載シートお
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】シート状支持体に、コーティング種子と、
添加物である粒状肥料、多孔質骨材および装飾用種石の
うちより選ばれる少なくとも1種類または2種類以上の
粒子状物質を、それぞれその一部分を埋め込んで固着し
た緑化コンクリート用種子搭載シートおよびその製造方
法。シート状支持体は、プラスチックよりなるシートま
たはフィルム、プラスチックの繊維よりなる織布または
不織布、および各種の紙のうちから選ばれる少なくとも
1種類以上により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面から直接、所
望の植物が生えるようにした緑化コンクリートの製造に
用いられる緑化コンクリート用種子搭載シートおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンクリートの表面を植物で覆
いたいという要望が強い。しかし、コンクリート上で直
接、植物を発芽させたり、育成したりすることは困難で
あるので、これを補うために、例えば法面保護ブロック
に植栽しようとする場合には、該保護ブロック上に盛り
土を行い、そこに植物の種を播き施肥を行うか、あるい
は上記盛り土の上に種子と肥料を包含した植生ネットを
張設するなどの方法が採用されている。このような方法
は、作業性が悪く、また盛り土が雨で流されてしまうな
どの欠点がある。このような欠点を解消するために、ま
ぶしコンクリート中に植物の種子と高吸水性樹脂または
パルプファイバーなどの保水性材料を混入した緑化構造
体(例えば、特開昭63−532号公報)、透水性コン
クリート層に、植物の種子、土壌粒子、吸水性樹脂、粉
粒状の肥料および粉粒状の有機質材を充填する法面の保
護法(例えば、特開平3−36324号公報)、空隙の
細い基盤コンクリート層に、骨材間にセメントペースト
で接着されたコーティング種子を含む空隙の粗いポーラ
スコンクリートを被覆したコンクリート製品(例えば、
特公平7−74506号公報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の特開昭
63−532号公報は、種子がセメントペーストにより
被覆されてしまうため発芽率が低下し、発芽後の生育も
良くないなどの問題がある。また、特開平3−3632
4号公報は、コンクリート打設後に種子等を充填する場
合、空隙の小さい透水性コンクリートでは充填するのに
手間がかかり、品質も均一なものが得られ難く、逆に空
隙が大きい透水性コンクリートでは水により種子が流さ
れ易く、均一に発芽しないなどの問題がある。また、特
公平7−74506号公報は、種子がポーラスコンクリ
ート中に埋没しているため、発芽率が低下するなどの問
題がある。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、施工が容易で、安価に緑化コンクリート
を作製することができる緑化コンクリート用種子搭載シ
ートおよびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、シート状支持体に、コーティング種子と、
添加物である粒状肥料、多孔質骨材および装飾用種石の
うちより選ばれる少なくとも1種類または2種類以上の
粒子状物質を、それぞれその一部分を埋め込んで固着し
た構造の緑化コンクリート用種子搭載シートとするもの
である。また、本発明は請求項2に記載のように、請求
項1において、シート状支持体は、プラスチックよりな
るシートまたはフィルムより構成した緑化コンクリート
用種子搭載シートとするものである。また、本発明は請
求項3に記載のように、請求項1において、シート状支
持体は、バインダー層と該バインダー層を支える支持体
よりなる緑化コンクリート用種子搭載シートとするもの
である。また、本発明は請求項4に記載のように、請求
項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の緑化コンク
リート用種子搭載シートを製造する方法であって、シー
ト状支持体に、所定量のコーティング種子またはコーテ
ィング種子と粒状肥料を載せ、ついで上記コーティング
種子またはコーティング種子と粒状肥料を覆うように多
孔質骨材、装飾用種石のうちの1種類もしくは2種類を
載せ、該多孔質骨材または装飾用種石の上より60℃を
超えない温度条件下で加圧することにより、上記シート
状支持体に接しているコーティング種子、粒状肥料、多
孔質骨材または装飾用種石を、それぞれその一部分を上
記シート状支持体に埋め込み固着する緑化コンクリート
用種子搭載シートの製造方法とするものである。また、
本発明は請求項5に記載のように、請求項1または請求
項3のいずれか1項に記載の緑化コンクリート用種子搭
載シートを製造する方法であって、水平に置かれた容器
内に、織布または不織布よりなる支持体を置き、該支持
体上に、所定量のコーティング種子またはコーティング
種子と粒状肥料を載せ、ついで該コーティング種子また
はコーティング種子と粒状肥料との隙間部に、多孔質骨
材、装飾用種石のうちの1種類もしくは2種類を載せた
後、上記支持体および該支持体に接するコーティング種
子、粒状肥料、多孔質骨材または装飾用種石の下部を浸
すようにバインダー層形成用の液状樹脂を注入し、つい
で該液状樹脂を固化することにより緑化コンクリート用
種子搭載シートの製造方法とするものである。また、本
発明は請求項6に記載のように、請求項1または請求項
3のいずれか1項に記載の緑化コンクリート用種子搭載
シートを製造する方法であって、水平に置かれた容器内
に、織布または不織布よりなる支持体を置き、該支持体
上に、溢れるようにバインダー層形成用の液状樹脂を注
入し、ついで該支持体の液状樹脂上に、所定量のコーテ
ィング種子またはコーティング種子と粒状肥料を載せ、
さらに、該コーティング種子またはコーティング種子と
粒状肥料との隙間部に、多孔質骨材、装飾用種石のうち
の1種類もしくは2種類を載せた後、上記液状樹脂を固
化することにより緑化コンクリート用種子搭載シートの
製造方法とするものである。本発明の緑化コンクリート
用種子搭載シートは、請求項1、請求項2および請求項
3に記載のように、シート状支持体に、コーティング種
子と、添加物である粒状肥料、多孔質骨材および装飾用
種石のうちより選ばれる少なくとも1種類または2種類
以上の粒子状物質を、それぞれその一部分を埋め込んで
固着した構造としており、また、搭載するコーティング
種子中には、種子の他にパルプファイバーや吸水性樹脂
のような保水性材料を含有させることも可能であり、こ
れによりコンクリート面での種子の発芽や幼苗の生育を
いっそう良好にできる効果がある。また、コーティング
種子や肥料と共に、多孔質の軽量骨材を、それらの周辺
に配置すると、軽量骨材が多量の水を吸収し、これが種
子や肥料に徐々に移行するため、種子の発芽や植物の生
育に好結果をもたらす効果がある。また、本発明の緑化
コンクリート用種子搭載シート上に、ポーラスコンクリ
ートを打設し、該コンクリートの硬化後、上記種子搭載
シートの支持体およびバインダー層を剥離除去すると、
バインダー層中に埋め込まれているコーティング種子の
一部分がポーラスコンクリート表面に露出するため、コ
ンクリートが種子を覆い隠すことによる物理的な発芽阻
害は全く生じない効果がある。また、本発明の緑化コン
クリート用種子搭載シートは、所望の装飾用種石を搭載
できるため、緑化コンクリートを、例えば天然の種石に
より装飾することも可能である。これにより、コンクリ
ート構造物に自然の美しさと、人工の美しさを調和させ
て付与できる効果がある。また、コーティング種子や粒
状肥料と共に、緑化コンクリート用種子搭載シートに搭
載した多孔質の軽量骨材や装飾用種石は、種子搭載シー
ト上に密集して固着されているため、ポーラスコンクリ
ート面の補強に役立つと共に、種子搭載シートの製造、
運搬あるいは緑化コンクリートの施工時に、コーティン
グ種子の脱落を防止できる効果がある。本発明の緑化コ
ンクリート用種子搭載シートの製造方法は、請求項4、
請求項5および請求項6に記載のように、シート状支持
体に、所定量のコーティング種子またはコーティング種
子と粒状肥料を載せ、ついで上記コーティング種子また
はコーティング種子と粒状肥料を覆うように多孔質骨
材、装飾用種石のうちの1種類もしくは2種類を載せ、
該多孔質骨材または装飾用種石の上より60℃を超えな
い温度条件下で加圧するか、もしくは織布または不織布
よりなる支持体を置き、この上に所定量のコーティング
種子またはコーティング種子と粒状肥料を載せ、ついで
コーティング種子またはコーティング種子と粒状肥料と
の隙間部に、多孔質骨材、装飾用種石のうちの1種類も
しくは2種類を載せた後、支持体に接するコーティング
種子、粒状肥料、多孔質骨材または装飾用種石の下部を
浸すようにバインダー層形成用の液状樹脂を注入し固化
するか、もしくは織布または不織布よりなる支持体を置
き、この支持体上に、バインダー層形成用の液状樹脂を
十分に注入して、この液状樹脂上に、所定量のコーティ
ング種子またはコーティング種子と粒状肥料を載せ、さ
らにコーティング種子またはコーティング種子と粒状肥
料との隙間部に、多孔質骨材、装飾用種石のうちの1種
類もしくは2種類を載せた後、液状樹脂を固化するとい
う簡易な工程で安価に作製できる効果がある。そして、
緑化コンクリートを作製する場合には、種子搭載シート
上にポーラスコンクリートを打設するか、もしくは打設
したポーラスコンクリート面に種子搭載シートの種子側
を圧着し、上記コンクリートが固化した後、シート状支
持体を剥離することにより、種子および粒子状物質の一
部分を露出させた状態でポーラスコンクリート表面に反
転固定するという簡易な操作で容易に緑化コンクリート
を製造することができ、特に熟練を必要とせず、誰にで
も容易に、安価に緑化コンクリートを施工し得る効果が
ある。また、コーティング種子や装飾用種石の種類や配
置に工夫を凝らしたデザイン性の高い種子搭載シートを
用いることにより、緑化と共に意匠性の高いコンクリー
ト製品や建造物を実現し得る効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4に、本発明の緑化コン
クリート用種子搭載シートの断面構造の一例を模式的に
示す。図1においては、支持体1の上に設けられたバイ
ンダー層3の中に、コーティング種子11を、その一部
分を埋め込んで搭載してある。図2においては、バイン
ダー層3の中に、コーティング種子11、粒状肥料12
および多孔質骨材13を、その一部分を埋め込んで搭載
してある。図3においては、バインダーが滲みこんだ不
織布よりなる支持体2上のバインダー層4の中に、コー
ティング種子11をその一部分を埋め込んで搭載してあ
る。 また、図4においては、バインダーが滲みこんだ
不織布よりなる支持体2の上のバインダー層4の中に、
コーティング種子11、粒状肥料12および多孔質骨材
13を、その一部分を埋め込んで搭載してある。コーテ
ィング種子などを埋め込んで搭載する均一なプラスチッ
クシートやフィルムとして、多くの低軟化点を有するホ
ットメルト組成物を使用することができるが、エチレン
・酢酸ビニル共重合体をベースとするホットメルト組成
物が好適に用いられる。シート状支持体としては、ポリ
エチレンテレフタレート、延伸ポリプロピレン、架橋ポ
リエチレンなどのプラスチックフィルム、および各種の
紙、プラスチック繊維よりなる織布、不織布などのうち
より選ばれる少なくとも1種類よりなるフィルム状また
はシート状のものが挙げられる。これらは、いずれも使
用可能であるが、機械的強度が大きく耐熱性、耐水性に
富んだポリエチレンテレフタレートのようなプラスチッ
クフィルムが特に適している。また、織布、不織布など
は、ポリエステル繊維などの強度の大きい素材よりなる
ものが好適に用いられる。上記支持体上に形成するバイ
ンダー層としては、スチレン・ブタジエン・スチレン
ブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレン
ブロック共重合体、スチレン・エチレン/ブチレン・ス
チレン ブロック共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重
合体などのエラストマーをベースとした低軟化点のホッ
トメルト組成物が適当である。また、バインダー層形成
用の液状樹脂としては、常温または60℃以下の低温硬
化型のアクリル酸エステルのモノマー、オリゴマー等を
主成分とするものなど、各種の市販品を使用することが
できる。また、多孔質の軽量骨材としては、ゼオライト
のような天然軽量骨材や、膨張頁岩のような人工軽量骨
材などが適している。
【0007】〈実施の形態1〉以下に実施の形態1を挙
げ、本発明の緑化コンクリート用種子搭載シートについ
てさらに具体的に説明する。厚さ50μm、大きさ30
0mm×300mmのポリエステルフィルムに、スチレ
ン・ブタジエン・スチレン ブロック共重合体をエラス
トマーとする軟化点45℃の有機組成物よりなるバイン
ダーを600μmの厚さに塗工して、シート状支持体を
作製した。該シート状支持体上に、芝の一種であるクリ
ーピングレッドフェスキューを、ゼオライト粉末と、カ
ルボキシメチルセルロースにより被覆造粒した粒径約7
mmのコーティング種子を約500粒、均等にばらまい
た。ついで、これを50℃の電気炉で20分間加熱した
後、この上に剥離紙と、厚さが10mmのウレタンフォ
ームを置き、ローラーで加圧した。これにより、コーテ
ィング種子がバインダー層中に約1mm程度の深さに埋
め込まれて搭載された緑化コンクリート用種子搭載シー
トを得た。
【0008】〈実施の形態2〉実施の形態1と同じ構造
のシート状支持体上に、実施の形態1と同様にして作製
したコーティング種子約400粒と、粒状の被覆複合肥
料(旭化成工業(株)製 ハイコントロール700)約
100粒を均等にばらまき、ついで、この上に粒径7〜
11mmの膨張頁岩(日本メサライト工業(株)製 メ
サライト)を、上記コーティング種子および粒状肥料が
完全に隠れるように過剰に載せた。ついで、これを50
℃の電気炉で20分間加熱した後、この上に厚さ10m
mのウレタンフォームを置き、ローラーで加圧した。こ
れにより、コーティング種子、粒状肥料および膨張頁岩
をバインダー層中に、それぞれ約1mm程度の深さに埋
め込まれて搭載された緑化コンクリート用種子搭載シー
トを得た。
【0009】〈実施の形態3〉厚さ220μm、大きさ
300mm×300mmのポリエステル不織布(東レア
クスター G2060−1)を、底の平らな水平に置か
れた容器内に置き、実施の形態1と同様にして作製した
コーティング種子約400粒と、粒状被覆複合肥料(旭
化成工業(株)製 ハイコントロール700)約100
粒を均等にばらまき、ついで、この上に粒径7〜11m
mのゼオライトを隙間が埋まるように載せた。次に、ア
クリレートおよびウレタン・アクリレートのオリゴマー
およびモノマー(東亜合成化学(株)製アロニックス)
と過酸化物系硬化剤よりなる常温硬化性液状樹脂を不織
布の上に約1mmまで注入し、50℃で硬化させてバイ
ンダー層を形成し、これによりコーティング種子、粒状
肥料およびゼオライトがバインダー層中に、それぞれ約
1mm程度の深さに埋め込まれて搭載された緑化コンク
リート用種子搭載シートを得た。
【0010】
【発明の効果】本発明の緑化コンクリート用種子搭載シ
ートは、請求項1、請求項2および請求項3に記載のよ
うに、シート状支持体に、コーティング種子と、添加物
である粒状肥料、多孔質骨材および装飾用種石のうちよ
り選ばれる少なくとも1種類または2種類以上の粒子状
物質を、それぞれその一部分を埋め込んで固着した構造
としており、また、搭載するコーティング種子中には、
種子の他に、パルプファイバーや吸水性樹脂のような保
水性材料を含ませることも可能であって、これによりコ
ンクリート面での種子の発芽や幼苗の生育を良好にでき
る効果がある。また、コーティング種子や肥料と共に、
多孔質の軽量骨材を、それらの周辺に配置すると、軽量
骨材が多量の水を吸収し、これが種子や肥料に徐々に移
行するため、種子の発芽や植物の生育に好結果を与える
ことができる。また、本発明の緑化コンクリート用種子
搭載シート上に、ポーラスコンクリートを打設し、該コ
ンクリートの硬化後、上記種子搭載シートの支持体およ
びバインダー層を剥離除去すると、バインダー層中に埋
め込まれていたコーティング種子の一部分がポーラスコ
ンクリート表面に露出するため、コンクリートが種子を
覆い隠すことによる発芽阻害が全く生じない効果があ
る。また、本発明の緑化コンクリート用種子搭載シート
は、所望の装飾用種石を搭載できるため、緑化コンクリ
ートを、例えば天然の種石により装飾することも可能で
ある。これにより、コンクリート構造物に自然の美しさ
と、人工の美しさを調和させて付与できる効果がある。
また、緑化コンクリート用種子搭載シートに、コーティ
ング種子や粒状肥料と共に搭載した多孔質の軽量骨材や
装飾用種石は、種子搭載シート上に密集して固着されて
いるため、ポーラスコンクリート面の補強に役立つと共
に、種子搭載シートの製造、運搬あるいは緑化コンクリ
ートの施工時に、コーティング種子の脱落が防止できる
効果がある。本発明の緑化コンクリート用種子搭載シー
トの製造方法は、請求項4、請求項5および請求項6に
記載のように、シート状支持体に、所定量のコーティン
グ種子またはコーティング種子と粒状肥料を載せ、つい
で上記コーティング種子またはコーティング種子と粒状
肥料を覆うように多孔質骨材、装飾用種石のうちの1種
類もしくは2種類を載せ、この多孔質骨材または装飾用
種石の上より60℃を超えない温度条件下で加圧する
か、もしくは織布または不織布よりなる支持体上に、所
定量のコーティング種子またはコーティング種子と粒状
肥料を載せ、ついで該コーティング種子またはコーティ
ング種子と粒状肥料との隙間部に、多孔質骨材、装飾用
種石のうちの1種類もしくは2種類を載せた後、上記支
持体および該支持体に接するコーティング種子などの下
部を浸すようにバインダー層形成用の液状樹脂を注入し
て固化させるか、もしくは織布または不織布よりなる支
持体上に、バインダー層形成用の液状樹脂を注入し、こ
の上に所定量のコーティング種子またはコーティング種
子と粒状肥料を載せ、さらに該コーティング種子または
コーティング種子と粒状肥料との隙間部に、多孔質骨
材、装飾用種石のうちの1種類もしくは2種類を載せた
後、液状樹脂を固化させるという簡易な工程で安価に作
製できる効果がある。そして、緑化コンクリートを作製
する場合には、種子搭載シート上に、ポーラスコンクリ
ートを打設するか、もしくは打設したポーラスコンクリ
ート面に、種子搭載シートの種子側を圧着し、上記コン
クリートが固化した後、シート状支持体およびバインダ
ー層を剥離することにより、種子および粒子状物質の一
部分を露出させた状態でポーラスコンクリート表面に反
転固定するという簡易な操作で容易に緑化コンクリート
を製造することができ、特に熟練を必要とせず、誰にで
も容易に、安価に緑化コンクリートを施工し得る効果が
ある。また、コーティング種子や装飾用種石の種類や配
置に工夫を凝らしたデザイン性の高い種子搭載シートを
用いることにより、緑化と共に意匠性の高いコンクリー
ト製品や建造物を実現し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で例示した緑化コンクリー
ト用種子搭載シートの断面構造を示す模式図。
【図2】本発明の実施の形態で例示した緑化コンクリー
ト用種子搭載シートの断面構造を示す模式図。
【図3】本発明の実施の形態で例示した緑化コンクリー
ト用種子搭載シートの断面構造を示す模式図。
【図4】本発明の実施の形態で例示した緑化コンクリー
ト用種子搭載シートの断面構造を示す模式図。
【符号の説明】
1…支持体 2…支持体 3…バインダー層 4…バインダー層 11…コーティング種子 12…粒状肥料 13…骨材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 哲夫 神奈川県川崎市多摩区登戸3819 株式会社 スリオンテック内 (72)発明者 榎本 弘之 神奈川県川崎市多摩区登戸3819 株式会社 スリオンテック内 (72)発明者 岡田 佳和 神奈川県川崎市多摩区登戸3819 株式会社 スリオンテック内 (72)発明者 小河 洋征 東京都府中市寿町1−4−3 セルテック 株式会社内 (72)発明者 石垣 和久 東京都府中市寿町1−4−3 セルテック 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状支持体に、コーティング種子と、
    添加物である粒状肥料、多孔質骨材および装飾用種石の
    うちより選ばれる少なくとも1種類または2種類以上の
    粒子状物質を、それぞれその一部分を埋め込んで固着し
    てなることを特徴とする緑化コンクリート用種子搭載シ
    ート。
  2. 【請求項2】請求項1において、シート状支持体は、プ
    ラスチックよりなるシートまたはフィルムよりなること
    を特徴とする緑化コンクリート用種子搭載シート。
  3. 【請求項3】請求項1において、シート状支持体は、バ
    インダー層と該バインダー層を支える支持体よりなるこ
    とを特徴とする緑化コンクリート用種子搭載シート。
  4. 【請求項4】1、請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載の緑化コンクリート用種子搭載シートを製造す
    る方法であって、シート状支持体に、所定量のコーティ
    ング種子またはコーティング種子と粒状肥料を載せ、つ
    いで上記コーティング種子またはコーティング種子と粒
    状肥料を覆うように多孔質骨材、装飾用種石のうちの1
    種類もしくは2種類を載せ、該多孔質骨材または装飾用
    種石の上より60℃を超えない温度条件下で加圧するこ
    とにより、上記シート状支持体に接しているコーティン
    グ種子、粒状肥料、多孔質骨材または装飾用種石を、そ
    れぞれその一部分を上記シート状支持体に埋め込み固着
    することを特徴とする緑化コンクリート用種子搭載シー
    トの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項3のいずれか1項に
    記載の緑化コンクリート用種子搭載シートを製造する方
    法であって、水平に置かれた容器内に、織布または不織
    布よりなる支持体を置き、該支持体上に、所定量のコー
    ティング種子またはコーティング種子と粒状肥料を載
    せ、ついで該コーティング種子またはコーティング種子
    と粒状肥料との隙間部に、多孔質骨材、装飾用種石のう
    ちの1種類もしくは2種類を載せた後、上記支持体およ
    び該支持体に接するコーティング種子、粒状肥料、多孔
    質骨材または装飾用種石の下部を浸すようにバインダー
    層形成用の液状樹脂を注入し、ついで該液状樹脂を固化
    することを特徴とする緑化コンクリート用種子搭載シー
    トの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項3のいずれか1項に
    記載の緑化コンクリート用種子搭載シートを製造する方
    法であって、水平に置かれた容器内に、織布または不織
    布よりなる支持体を置き、該支持体上に、溢れるように
    バインダー層形成用の液状樹脂を注入し、ついで該支持
    体の液状樹脂上に、所定量のコーティング種子またはコ
    ーティング種子と粒状肥料を載せ、さらに該コーティン
    グ種子またはコーティング種子と粒状肥料との隙間部
    に、多孔質骨材、装飾用種石のうちの1種類もしくは2
    種類を載せた後、上記液状樹脂を固化することを特徴と
    する緑化コンクリート用種子搭載シートの製造方法。
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