JPH1056878A - 茸の芽数調整法および溝形成装置 - Google Patents
茸の芽数調整法および溝形成装置Info
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- JPH1056878A JPH1056878A JP8221416A JP22141696A JPH1056878A JP H1056878 A JPH1056878 A JP H1056878A JP 8221416 A JP8221416 A JP 8221416A JP 22141696 A JP22141696 A JP 22141696A JP H1056878 A JPH1056878 A JP H1056878A
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】茸の芽を摘み取らなくても、茸の芽数をある程
度まで調整することができ、しかも、培養基における所
望の場所に茸の芽を発生させ、以て、大きな茸を収穫す
ること。 【解決手段】茸栽培容器2内に培養基1aを充填し、こ
の培養基1aに種菌5を接種し、培養、熟成させて茸6
を発生させる茸栽培において、培養基1aの表面に開口
した溝3を形成し、この溝3に種菌接種を行うことで茸
6の芽を前記溝3付近に発生させることで、茸6の発生
場所を特定し、芽数を調整するように構成した。
度まで調整することができ、しかも、培養基における所
望の場所に茸の芽を発生させ、以て、大きな茸を収穫す
ること。 【解決手段】茸栽培容器2内に培養基1aを充填し、こ
の培養基1aに種菌5を接種し、培養、熟成させて茸6
を発生させる茸栽培において、培養基1aの表面に開口
した溝3を形成し、この溝3に種菌接種を行うことで茸
6の芽を前記溝3付近に発生させることで、茸6の発生
場所を特定し、芽数を調整するように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茸の芽数調整法お
よび茸の芽数調整法に用いる溝形成装置に関するもので
ある。
よび茸の芽数調整法に用いる溝形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、シイタケ栽培は、楢や櫟などの広
葉樹の原木を1〜1.5m位の長さに切ったものに、シ
イタケの種菌を植え、山林などの直射日光のあたらな
い、かつ風通しの良い場所に保管させてシイタケの菌糸
を前記原木内で熟成させ、2年目以降この原木に発生し
たシイタケを収穫するという方法が主に行われていた。
葉樹の原木を1〜1.5m位の長さに切ったものに、シ
イタケの種菌を植え、山林などの直射日光のあたらな
い、かつ風通しの良い場所に保管させてシイタケの菌糸
を前記原木内で熟成させ、2年目以降この原木に発生し
たシイタケを収穫するという方法が主に行われていた。
【0003】しかし、前記したシイタケの栽培方法は、
広葉樹の原木の減少や原木の管理において、手間や費用
がかかることなどにより、おが屑・栄養材・水を備えた
培養基を広口の容器や袋に充填し、この培養基にシイタ
ケの種菌を接種して、一定期間培養・熟成させてシイタ
ケを発生させ、このシイタケを収穫する方法に変わって
きた。
広葉樹の原木の減少や原木の管理において、手間や費用
がかかることなどにより、おが屑・栄養材・水を備えた
培養基を広口の容器や袋に充填し、この培養基にシイタ
ケの種菌を接種して、一定期間培養・熟成させてシイタ
ケを発生させ、このシイタケを収穫する方法に変わって
きた。
【0004】ところが、上記したような培養基に種菌を
接種するシイタケ栽培方法においても、シイタケの培養
期間が長く掛かり過ぎる問題や、害菌の汚染による被害
がおこる問題などがあった。そこで、上記問題を解決す
るシイタケの栽培方法として、容器に充填された培養基
の上面から底部にかけて種菌接種用の穴を設け、その穴
内にシイタケの種菌を接種し、一定期間培養、熟成させ
て子実体(茸)を発生させる方法も用いられるようにな
ってきている。
接種するシイタケ栽培方法においても、シイタケの培養
期間が長く掛かり過ぎる問題や、害菌の汚染による被害
がおこる問題などがあった。そこで、上記問題を解決す
るシイタケの栽培方法として、容器に充填された培養基
の上面から底部にかけて種菌接種用の穴を設け、その穴
内にシイタケの種菌を接種し、一定期間培養、熟成させ
て子実体(茸)を発生させる方法も用いられるようにな
ってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記栽培方法におい
て、培養基に穴を開口させる理由として、以下のような
ことが挙げられる。培養基に穴を設けない状態で、常圧
殺菌あるいは高圧殺菌の際の加熱をしたとき、この培養
基自身の熱伝導性が悪いため、これらの殺菌工程におい
て殺菌のために必要な熱が、培養基の中心部にまで伝わ
りにくかった。そのため、培養基に存在しているカビや
バクテリアなどの害菌が完全に死滅しない恐れがでてく
るという問題があった。
て、培養基に穴を開口させる理由として、以下のような
ことが挙げられる。培養基に穴を設けない状態で、常圧
殺菌あるいは高圧殺菌の際の加熱をしたとき、この培養
基自身の熱伝導性が悪いため、これらの殺菌工程におい
て殺菌のために必要な熱が、培養基の中心部にまで伝わ
りにくかった。そのため、培養基に存在しているカビや
バクテリアなどの害菌が完全に死滅しない恐れがでてく
るという問題があった。
【0006】そこで、培養基に穴を開口させると、上記
殺菌工程において、殺菌のために必要な熱は、開口させ
ている穴を伝って培養基の隅々まで行き渡り、滅菌ムラ
が無くなるという効果が生じる。また、培養基に穴を設
けない状態で、種菌を接種すると、種菌は、まず培養基
の表面上に広がり、膜を作ってしまうため、培養基の中
心部にまで均等に種菌が蔓延しにくくなってしまう。こ
のような状況下で、種菌が仮に均等に蔓延したとして
も、酸素が中心部にまで行き渡りにくくなるため、菌糸
が速やかに広がりにくくなり、培養基全体にまで行き渡
るまでに時間を要しすぎてしまうという問題があった。
殺菌工程において、殺菌のために必要な熱は、開口させ
ている穴を伝って培養基の隅々まで行き渡り、滅菌ムラ
が無くなるという効果が生じる。また、培養基に穴を設
けない状態で、種菌を接種すると、種菌は、まず培養基
の表面上に広がり、膜を作ってしまうため、培養基の中
心部にまで均等に種菌が蔓延しにくくなってしまう。こ
のような状況下で、種菌が仮に均等に蔓延したとして
も、酸素が中心部にまで行き渡りにくくなるため、菌糸
が速やかに広がりにくくなり、培養基全体にまで行き渡
るまでに時間を要しすぎてしまうという問題があった。
【0007】上記の問題を解決するために、培養基に一
定間隔に複数の穴を開口させ、この穴毎に種菌を接種す
る方法が一般に試みられるようになってきている。前記
方法を用いると、種菌は、培養基に均等に蔓延し、か
つ、この穴が空気穴の役割を果たすため、種菌が呼吸を
行う助けにもなり、菌糸が早く生長し、培養期間は短く
なるという効果を生じる。
定間隔に複数の穴を開口させ、この穴毎に種菌を接種す
る方法が一般に試みられるようになってきている。前記
方法を用いると、種菌は、培養基に均等に蔓延し、か
つ、この穴が空気穴の役割を果たすため、種菌が呼吸を
行う助けにもなり、菌糸が早く生長し、培養期間は短く
なるという効果を生じる。
【0008】以上のように、培養基に穴を開口させる
と、上記したような効果を確かに得ることができるが、
以下に記した問題が生じてしまう。上記培養基に複数の
穴を開口させ、この穴毎に種菌を接種する方法は、菌糸
が培養基内で生長していく際に、培養基内全体へ菌糸が
均一に行き渡った状態になり、培養基内全体の菌糸密度
が一定になるため、茸の発芽が同時期に重なってしま
う。
と、上記したような効果を確かに得ることができるが、
以下に記した問題が生じてしまう。上記培養基に複数の
穴を開口させ、この穴毎に種菌を接種する方法は、菌糸
が培養基内で生長していく際に、培養基内全体へ菌糸が
均一に行き渡った状態になり、培養基内全体の菌糸密度
が一定になるため、茸の発芽が同時期に重なってしま
う。
【0009】茸培容器内の培養基から発生する茸の総重
量は、発生する茸の数に関係なく、一定の値に決まって
いるため、発生する茸の数が多ければ多いほど一つ一つ
の茸の大きさは小さくなってしまう。そのため、大きな
茸を得ようとすると、茸の芽を摘んで、茸の芽数を調整
しなければならない。このため、必要以上に手間がかか
ったり、摘み取られた茸の芽などの無駄が生じてしまっ
たりする。
量は、発生する茸の数に関係なく、一定の値に決まって
いるため、発生する茸の数が多ければ多いほど一つ一つ
の茸の大きさは小さくなってしまう。そのため、大きな
茸を得ようとすると、茸の芽を摘んで、茸の芽数を調整
しなければならない。このため、必要以上に手間がかか
ったり、摘み取られた茸の芽などの無駄が生じてしまっ
たりする。
【0010】なお、このとき茸がシイタケの場合におけ
る、一定重量の培養基から発生するシイタケの総重量、
発生するシイタケの平均数、シイタケ一つあたりの平均
子実体の大きさの関係を一定条件で栽培したときの値を
表すと、以下の表1のようになる。
る、一定重量の培養基から発生するシイタケの総重量、
発生するシイタケの平均数、シイタケ一つあたりの平均
子実体の大きさの関係を一定条件で栽培したときの値を
表すと、以下の表1のようになる。
【0011】
【表1】 注1)上記表1の値は全て発生後45日の結果である。 注2)( )内は商品と成り得る大きさ以上のものについてのみを記したもので ある。
【0012】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであって、茸の芽を摘み取らなくても、茸の芽数をあ
る程度まで調整することができ、しかも、培養基におけ
る所望の場所に茸の芽を発生させ、以て、大きな茸を収
穫することもできる茸の芽数調整法、および、この芽数
調整法に用いる溝形成装置の提供を目的としてなされた
ものである。
のであって、茸の芽を摘み取らなくても、茸の芽数をあ
る程度まで調整することができ、しかも、培養基におけ
る所望の場所に茸の芽を発生させ、以て、大きな茸を収
穫することもできる茸の芽数調整法、および、この芽数
調整法に用いる溝形成装置の提供を目的としてなされた
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
の、請求項1の発明における茸の芽数調整法とは、茸栽
培容器内に培養基を充填し、この培養基に種菌を接種
し、培養、熟成させて茸を発生させる茸栽培方法におい
て、培養基の表面に開口した溝を形成し、この溝に種菌
接種を行い茸の芽を前記溝付近に発生させることで、茸
の発生場所を特定し、芽数を調整する方法をいう。
の、請求項1の発明における茸の芽数調整法とは、茸栽
培容器内に培養基を充填し、この培養基に種菌を接種
し、培養、熟成させて茸を発生させる茸栽培方法におい
て、培養基の表面に開口した溝を形成し、この溝に種菌
接種を行い茸の芽を前記溝付近に発生させることで、茸
の発生場所を特定し、芽数を調整する方法をいう。
【0014】なお、上記方法における培養基とは、おが
屑、栄養剤、および水を加えて攪拌したものである。上
記おが屑の原料は、特に限定されないが、栽培する茸が
シイタケの場合、ブナ、ナラ、シイ、カシ等の広葉樹種
が望ましい。また、シイタケなどに対する阻害物質を有
している針葉樹種は、用いない方が望ましい。
屑、栄養剤、および水を加えて攪拌したものである。上
記おが屑の原料は、特に限定されないが、栽培する茸が
シイタケの場合、ブナ、ナラ、シイ、カシ等の広葉樹種
が望ましい。また、シイタケなどに対する阻害物質を有
している針葉樹種は、用いない方が望ましい。
【0015】また、種菌接種用の板状の溝の大きさは特
に限定されないが、5mm程度が適当であり、あまり溝
の巾が広すぎると、培養基が乾燥してしまい、狭いと溝
を設ける効果がなくなる。請求項2の発明における溝成
型装置とは、請求項1に記載の茸の芽数調整法に用いる
溝形成装置であって、培養基が充填された茸栽培容器を
載置する載置台と、溝形成装置本体とからなり、前記溝
形成装置本体は、載置台の上方に昇降自在に支持された
昇降部材と、この昇降部材の下面に垂設された板体とを
備え、昇降部材を降下させて、その下面に垂設された板
体を培養基に押し入れることによって、培養基に板状の
溝を形成するような構成にした。
に限定されないが、5mm程度が適当であり、あまり溝
の巾が広すぎると、培養基が乾燥してしまい、狭いと溝
を設ける効果がなくなる。請求項2の発明における溝成
型装置とは、請求項1に記載の茸の芽数調整法に用いる
溝形成装置であって、培養基が充填された茸栽培容器を
載置する載置台と、溝形成装置本体とからなり、前記溝
形成装置本体は、載置台の上方に昇降自在に支持された
昇降部材と、この昇降部材の下面に垂設された板体とを
備え、昇降部材を降下させて、その下面に垂設された板
体を培養基に押し入れることによって、培養基に板状の
溝を形成するような構成にした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる茸の芽数
調整法を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、請求項1にかかる発明である茸と
してシイタケを用いたときの芽数調整法の実施の形態の
一例としての流れを図示したものである。
調整法を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、請求項1にかかる発明である茸と
してシイタケを用いたときの芽数調整法の実施の形態の
一例としての流れを図示したものである。
【0017】まず、図1(a)に示したように、ブナ・
ナラ・シイ・カシなどの広葉樹のおが屑に、フスマやコ
ーンブランなどの栄養材と水を加える。このとき、おが
屑と栄養剤との比率は、重量比で10:0.8〜1.0
程度にして、含水率は62〜63%に調整する。この調
整された混合物を30〜40分攪拌して培地水分を均一
にしたものを培養基1aとする。
ナラ・シイ・カシなどの広葉樹のおが屑に、フスマやコ
ーンブランなどの栄養材と水を加える。このとき、おが
屑と栄養剤との比率は、重量比で10:0.8〜1.0
程度にして、含水率は62〜63%に調整する。この調
整された混合物を30〜40分攪拌して培地水分を均一
にしたものを培養基1aとする。
【0018】図1(b)は、培養基1aを、有底円筒状
をしたシイタケ栽培容器であるポット2に詰め込んだ状
態を示したものである。この時の詰め込み量は1.9〜
2.1Kgとなるように、また、床の高さは14〜15
cm位となるようにする。ポット2は、図示していない
が、上面の開口部に、フィルターを有するキャップを備
えた受け蓋を被せて使用する。
をしたシイタケ栽培容器であるポット2に詰め込んだ状
態を示したものである。この時の詰め込み量は1.9〜
2.1Kgとなるように、また、床の高さは14〜15
cm位となるようにする。ポット2は、図示していない
が、上面の開口部に、フィルターを有するキャップを備
えた受け蓋を被せて使用する。
【0019】この培養基1aが充填されたポット2は、
図1(c)に示したように、載置台10bに載置して、
溝形成装置本体10aをさし込むことで、図1(d)に
示したような板状の溝3、3・・を形成する。この溝
3、3・・を形成した状態にある培養基を培養基1bと
する。
図1(c)に示したように、載置台10bに載置して、
溝形成装置本体10aをさし込むことで、図1(d)に
示したような板状の溝3、3・・を形成する。この溝
3、3・・を形成した状態にある培養基を培養基1bと
する。
【0020】次に、図1(e)に示したように、培養基
1bを高圧殺菌釜4に入れて、高圧殺菌を行い、培養基
1bの温度が118〜120℃の状態で30〜40分継
続させる。殺菌後、培養基1bが充填されているポット
2を取り出し、放冷して培養基1bの温度が20℃以下
になったら、図1(f)に示したように、種菌5を培養
基1bに設けられた溝3、3・・の各々に接種した後、
この培養基1bが充填されているポット2を培養室に移
動して培養工程を行う。
1bを高圧殺菌釜4に入れて、高圧殺菌を行い、培養基
1bの温度が118〜120℃の状態で30〜40分継
続させる。殺菌後、培養基1bが充填されているポット
2を取り出し、放冷して培養基1bの温度が20℃以下
になったら、図1(f)に示したように、種菌5を培養
基1bに設けられた溝3、3・・の各々に接種した後、
この培養基1bが充填されているポット2を培養室に移
動して培養工程を行う。
【0021】培養工程は1次培養工程と2次培養工程と
からなり、まず、1次培養工程時における、培養室の温
度設定は、19〜20℃が適当であり、湿度設定は75
〜80%が適当である。なお、この温度設定と湿度設定
は、後述する反転時および2次培養工程時でも前述した
条件が適当である。
からなり、まず、1次培養工程時における、培養室の温
度設定は、19〜20℃が適当であり、湿度設定は75
〜80%が適当である。なお、この温度設定と湿度設定
は、後述する反転時および2次培養工程時でも前述した
条件が適当である。
【0022】1次培養期間は、45〜50日で、培養基
1b表面に菌糸膜が一面にでき、この培養基1bの上部
が褐変し、ポット2と培養基1bとの間に水滴が溜ま
り、培養基1b含水率が70%程度に上昇することが目
安となる。1次培養を終えると、ポット2を反転させ
る。これは、培養基1bに新鮮な空気を供給し、1次培
養の際に生じた代謝水を処理するためである。その後、
2次培養を行う。
1b表面に菌糸膜が一面にでき、この培養基1bの上部
が褐変し、ポット2と培養基1bとの間に水滴が溜ま
り、培養基1b含水率が70%程度に上昇することが目
安となる。1次培養を終えると、ポット2を反転させ
る。これは、培養基1bに新鮮な空気を供給し、1次培
養の際に生じた代謝水を処理するためである。その後、
2次培養を行う。
【0023】2次培養を行っている培養基1bは、以下
の3条件、、、を満たせば、図1(g)に示した
ように抜き取り、発生室に入れて温度10〜20℃、湿
度65〜85%の条件下で保存すると、図1(h)に示
したようにシイタケ6を得ることができる。 .培養基1bの重量減少率が25%以上(2kgの詰
量で培養基1bの重量が1.5kgに)減少する。 .菌体表面が褐変化している。 .受け蓋に、代謝水の量が、180cc以上たまる。
の3条件、、、を満たせば、図1(g)に示した
ように抜き取り、発生室に入れて温度10〜20℃、湿
度65〜85%の条件下で保存すると、図1(h)に示
したようにシイタケ6を得ることができる。 .培養基1bの重量減少率が25%以上(2kgの詰
量で培養基1bの重量が1.5kgに)減少する。 .菌体表面が褐変化している。 .受け蓋に、代謝水の量が、180cc以上たまる。
【0024】上記方法によると、種菌4から生長した菌
糸の密度が、溝3の部分で特に高くなり、したがって、
溝3の部分からシイタケ6が発生することになる。その
ため、シイタケ6の発生密度は、必要以上に高くなるこ
とはない。すなわち、シイタケ6の芽を摘んで芽数を調
整しなくても、シイタケ6は、大きく成長するのであ
る。
糸の密度が、溝3の部分で特に高くなり、したがって、
溝3の部分からシイタケ6が発生することになる。その
ため、シイタケ6の発生密度は、必要以上に高くなるこ
とはない。すなわち、シイタケ6の芽を摘んで芽数を調
整しなくても、シイタケ6は、大きく成長するのであ
る。
【0025】なお、図1によると、溝3、3・・は培養
基1bの側面が開口するように形成されているが、別に
培養基1aの側面が開口されなければならないことはな
く、特に培養基1aの溝3の開口される場所は限定され
ない。このように、溝3、3・・を形成したことで、こ
の溝3、3・・から空気が入り込むため、空気の回りが
良くなり、菌糸の呼吸が促進されるなどしてシイタケの
培養サイクルを短くすることができる。
基1bの側面が開口するように形成されているが、別に
培養基1aの側面が開口されなければならないことはな
く、特に培養基1aの溝3の開口される場所は限定され
ない。このように、溝3、3・・を形成したことで、こ
の溝3、3・・から空気が入り込むため、空気の回りが
良くなり、菌糸の呼吸が促進されるなどしてシイタケの
培養サイクルを短くすることができる。
【0026】また、溝3、3・・は、菌糸の生長期にお
こる醗酵熱の分散を行うことにもなり、従来のように、
培養室の温度管理に細かな注意を払わなくてもよくな
り、作業性もよくなる。なお、上記の方法により、表1
にも記した従来の技術と同じ条件でシイタケを栽培した
ときの値を表2に記す。
こる醗酵熱の分散を行うことにもなり、従来のように、
培養室の温度管理に細かな注意を払わなくてもよくな
り、作業性もよくなる。なお、上記の方法により、表1
にも記した従来の技術と同じ条件でシイタケを栽培した
ときの値を表2に記す。
【0027】
【表2】 注1)上記表2の値は全て発生後45日の結果である。 注2)表2の右端の列の値は、表1に示した従来の値との比較である。 注3)( )内は商品と成り得る大きさ以上のものについてのみを記したもので ある。
【0028】したがって、表1に記した従来技術による
方法に比べると、一つ当たりのシイタケの大きさが約倍
の大きさになるため、収穫できたシイタケの殆どが商品
として価値を持つ。
方法に比べると、一つ当たりのシイタケの大きさが約倍
の大きさになるため、収穫できたシイタケの殆どが商品
として価値を持つ。
【0029】図2は、請求項1にかかる茸の芽数調整法
の実施の形態の別の一例を示した斜視図である。図2に
示したように、培養基1cの上面より底部に至るまで、
穴30、30・・が形成されている。この穴30、30
・・は、図1(d)に示した種菌接種用の板状の溝3、
3・・の代わりとなるものである。このように、穴3
0、30・・を設けた培養基を培養基1cとする。穴3
0、30・・は、その一部が必ず培養基1cの側面が開
口されていれば、形状が、溝でも穴でもよい。また、溝
は、板状でも波形状でもよく、穴の断面形状は三角でも
半円でもよく、特に限定されない。
の実施の形態の別の一例を示した斜視図である。図2に
示したように、培養基1cの上面より底部に至るまで、
穴30、30・・が形成されている。この穴30、30
・・は、図1(d)に示した種菌接種用の板状の溝3、
3・・の代わりとなるものである。このように、穴3
0、30・・を設けた培養基を培養基1cとする。穴3
0、30・・は、その一部が必ず培養基1cの側面が開
口されていれば、形状が、溝でも穴でもよい。また、溝
は、板状でも波形状でもよく、穴の断面形状は三角でも
半円でもよく、特に限定されない。
【0030】図3は、請求項2にかかる溝形成装置本体
10aの実施の形態の一例を示した斜視図である。この
溝形成装置本体10aは、載置台10bの上方に昇降自
在に支持された昇降部材101と、この昇降部材の下面
に垂設された板体103と、培養基1bから溝形成装置
本体10aを抜き出すとき、培養基1bに設けられてい
る溝3、3・・の縁が崩れて溝3、3・・が塞がること
を防ぐために培養基1bの上面を押さえる、押さえ部材
102と、昇降部材101と押さえ部材102とを繋い
でいるガイドシャフト105、105・・とを備えてい
る。昇降部材101の下方には、昇降部材101と同様
の形状をしている押さえ部材102が平行して併設され
ている。また、押さえ部材102から上方にガイドシャ
フト105、105・・が立設されている。さらに、昇
降部材101の中心部から上方に向かって、昇降部材1
01を昇降させる装置に接続可能なシャンク軸104が
垂設されている。
10aの実施の形態の一例を示した斜視図である。この
溝形成装置本体10aは、載置台10bの上方に昇降自
在に支持された昇降部材101と、この昇降部材の下面
に垂設された板体103と、培養基1bから溝形成装置
本体10aを抜き出すとき、培養基1bに設けられてい
る溝3、3・・の縁が崩れて溝3、3・・が塞がること
を防ぐために培養基1bの上面を押さえる、押さえ部材
102と、昇降部材101と押さえ部材102とを繋い
でいるガイドシャフト105、105・・とを備えてい
る。昇降部材101の下方には、昇降部材101と同様
の形状をしている押さえ部材102が平行して併設され
ている。また、押さえ部材102から上方にガイドシャ
フト105、105・・が立設されている。さらに、昇
降部材101の中心部から上方に向かって、昇降部材1
01を昇降させる装置に接続可能なシャンク軸104が
垂設されている。
【0031】図1(c)に示されているように、溝形成
装置10が培養基1aに溝3、3・・を形成する様子を
より詳しく図示すると、図4(a)、(b)で示したよ
うになる。まず、培養基1aが充填されたポット2を載
置台10b上に載置する。このように載置されたポット
2中に充填されている培養基1aに溝形成装置本体10
aを差し込むのである。
装置10が培養基1aに溝3、3・・を形成する様子を
より詳しく図示すると、図4(a)、(b)で示したよ
うになる。まず、培養基1aが充填されたポット2を載
置台10b上に載置する。このように載置されたポット
2中に充填されている培養基1aに溝形成装置本体10
aを差し込むのである。
【0032】溝形成装置本体10aの培養基1aに差し
込む前、すなわち、昇降部材101が上昇位置にあると
きは、図4(a)に示したように、昇降部材101と押
さえ部材102との距離がガイドシャフト105、10
5・・の長さの分だけ離れている。すなわち、板体10
3における押さえ部材102よりも下の部分103aの
長さが短くなっている。
込む前、すなわち、昇降部材101が上昇位置にあると
きは、図4(a)に示したように、昇降部材101と押
さえ部材102との距離がガイドシャフト105、10
5・・の長さの分だけ離れている。すなわち、板体10
3における押さえ部材102よりも下の部分103aの
長さが短くなっている。
【0033】ところが、溝形成本体10aを培養基1a
に作用させた状態のとき、すなわち、昇降部材101を
降下させて、その下面に垂設された板体103を培養基
1aに押し入れることによって、培養基1aに板状の溝
3、3・・を形成させたとき、溝形成装置本体10a
は、図4(b)に示したように、昇降部材101と押さ
え部材102との間隔が狭くなった形に変形する。上記
のように変形する理由は、溝形成装置本体10aを培養
基1aに差し込むと、押さえ部材102は、培養基1a
の上面に当接した状態になり、それ以上、下降すること
は不可能なことであるが、板体103は昇降部材101
とともに、この板体103の下端部が培養基1aの底部
に達するまで降下することができるからである。
に作用させた状態のとき、すなわち、昇降部材101を
降下させて、その下面に垂設された板体103を培養基
1aに押し入れることによって、培養基1aに板状の溝
3、3・・を形成させたとき、溝形成装置本体10a
は、図4(b)に示したように、昇降部材101と押さ
え部材102との間隔が狭くなった形に変形する。上記
のように変形する理由は、溝形成装置本体10aを培養
基1aに差し込むと、押さえ部材102は、培養基1a
の上面に当接した状態になり、それ以上、下降すること
は不可能なことであるが、板体103は昇降部材101
とともに、この板体103の下端部が培養基1aの底部
に達するまで降下することができるからである。
【0034】押さえ部材102に垂設しているガイドシ
ャフト105、105・・は昇降部材101を貫通する
ようになっているので、押さえ部材102は動かないに
も関わらず、板体103と昇降部材101は動くのであ
る。板体103を差し込んだ状態にある培養基1aか
ら、板体103を取り出す際、培養基1aの溝のふちが
崩れて溝3、3・・が塞がるのを、押さえ部材102が
培養基1aを押さえ込むことで防ぐことができる。
ャフト105、105・・は昇降部材101を貫通する
ようになっているので、押さえ部材102は動かないに
も関わらず、板体103と昇降部材101は動くのであ
る。板体103を差し込んだ状態にある培養基1aか
ら、板体103を取り出す際、培養基1aの溝のふちが
崩れて溝3、3・・が塞がるのを、押さえ部材102が
培養基1aを押さえ込むことで防ぐことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のことより、本発明の茸の芽数調整
法を行うと、茸の芽を摘み取らなくても、茸の芽数をあ
る程度まで調整することができ、しかも、培養基の溝を
形成した場所に茸の芽を発生させることができる、すな
わち、大きな茸を収穫することができるのである。
法を行うと、茸の芽を摘み取らなくても、茸の芽数をあ
る程度まで調整することができ、しかも、培養基の溝を
形成した場所に茸の芽を発生させることができる、すな
わち、大きな茸を収穫することができるのである。
【0036】また、溝形成装置は、溝を形成するための
板体を備えているので、本発明の茸の芽数調整を行うた
めの溝を容易に形成することができる。
板体を備えているので、本発明の茸の芽数調整を行うた
めの溝を容易に形成することができる。
【図1】本発明にかかる茸の芽数調整法の実施の形態の
流れを示した説明図。
流れを示した説明図。
【図2】図1とは別の実施の形態の一例を示した斜視
図。
図。
【図3】本発明にかかる茸の芽数調整法を行う際に用い
る溝形成装置の斜視図。
る溝形成装置の斜視図。
【図4】図3の溝形成装置の使用の説明図。
1a 培養基 1b 培養基 1c 培養基 2 ポット(茸栽培容器) 3 溝 30 穴 5 種菌 6 シイタケ(茸) 10 溝形成装置 10a 溝形成装置本体 10b 載置台 101 昇降部材 103 板体
Claims (2)
- 【請求項1】茸栽培容器内に培養基を充填し、この培養
基に種菌を接種し、培養、熟成させて茸を発生させる茸
栽培方法において、培養基の表面に開口した溝を形成
し、この溝に種菌接種を行い茸の芽を前記溝付近に発生
させることで、茸の発生場所を特定し、芽数を調整する
茸の芽数調整法。 - 【請求項2】請求項1に記載の茸の芽数調整法に用いる
溝形成装置であって、培養基が充填された茸栽培容器を
載置する載置台と、溝形成装置本体とからなり、前記溝
形成装置本体は、載置台の上方に昇降自在に支持された
昇降部材と、この昇降部材の下面に垂設された板体とを
備え、昇降部材を降下させて、その下面に垂設された板
体を培養基に押し入れることによって、培養基に板状の
溝を形成するような構成したことを特徴とする溝形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8221416A JPH1056878A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 茸の芽数調整法および溝形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8221416A JPH1056878A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 茸の芽数調整法および溝形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1056878A true JPH1056878A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16766403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8221416A Pending JPH1056878A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 茸の芽数調整法および溝形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1056878A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009136179A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Enokien Kk | キノコの液状種菌接種方法及び接種装置 |
| CN104335794A (zh) * | 2013-07-28 | 2015-02-11 | 赵百华 | 南方红豆杉集药用和观赏功能的盆栽技术 |
| CN107548888A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-01-09 | 翔天农业开发集团股份有限公司 | 一种香菇定位出菇方法 |
-
1996
- 1996-08-22 JP JP8221416A patent/JPH1056878A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009136179A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Enokien Kk | キノコの液状種菌接種方法及び接種装置 |
| CN104335794A (zh) * | 2013-07-28 | 2015-02-11 | 赵百华 | 南方红豆杉集药用和观赏功能的盆栽技术 |
| CN107548888A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-01-09 | 翔天农业开发集团股份有限公司 | 一种香菇定位出菇方法 |
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