JPH105715A - 重金属含有灰の処理方法 - Google Patents
重金属含有灰の処理方法Info
- Publication number
- JPH105715A JPH105715A JP8159779A JP15977996A JPH105715A JP H105715 A JPH105715 A JP H105715A JP 8159779 A JP8159779 A JP 8159779A JP 15977996 A JP15977996 A JP 15977996A JP H105715 A JPH105715 A JP H105715A
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- heavy metal
- ash
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- forming
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キレート剤およびフェライト形成塩の使用量
が少なくても、灰中の重金属を確実に処理することがで
きる重金属含有灰の処理方法を提供する。 【解決手段】 重金属含有灰に水を加えて混練した後、
フェライト形成剤を加えて温度50℃〜100℃でさら
に混練して、フェライト化反応が進行した後にキレート
剤を加えて混練することを特徴とする重金属含有飛灰の
処理方法である。フェライト形成剤添加時のpHが7未
満である場合には、さらにアルカリを加えてpHを7以
上にすることが好ましい。好ましいフェライト形成剤は
塩化第1鉄および/または硫酸第1鉄である。
が少なくても、灰中の重金属を確実に処理することがで
きる重金属含有灰の処理方法を提供する。 【解決手段】 重金属含有灰に水を加えて混練した後、
フェライト形成剤を加えて温度50℃〜100℃でさら
に混練して、フェライト化反応が進行した後にキレート
剤を加えて混練することを特徴とする重金属含有飛灰の
処理方法である。フェライト形成剤添加時のpHが7未
満である場合には、さらにアルカリを加えてpHを7以
上にすることが好ましい。好ましいフェライト形成剤は
塩化第1鉄および/または硫酸第1鉄である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物などの固形廃棄物の焼却あるいは溶融処理によって
排出される焼却灰や、排ガス集塵灰等の重金属含有灰の
処理方法に関する。
棄物などの固形廃棄物の焼却あるいは溶融処理によって
排出される焼却灰や、排ガス集塵灰等の重金属含有灰の
処理方法に関する。
【0002】都市ごみの焼却処理設備から発生する排ガ
ス中のダストは、電気集塵機やバクフィルターで捕集さ
れている。この捕集ダストは飛散性に富み、六価クロム
鉛等の人体に有害な重金属を含んでいるので、これを取
扱いが便利な且つ有害金属が溶出しない形態のものに変
える必要がある。本発明はこのような重金属含有灰の処
理方法に関する。
ス中のダストは、電気集塵機やバクフィルターで捕集さ
れている。この捕集ダストは飛散性に富み、六価クロム
鉛等の人体に有害な重金属を含んでいるので、これを取
扱いが便利な且つ有害金属が溶出しない形態のものに変
える必要がある。本発明はこのような重金属含有灰の処
理方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、重金属含有灰の処理方法として
は、ごみ焼却処理設備における集塵装置で分離された集
塵ダストに所要量の水、キレート剤およびフェライト形
成塩を加えて混練し、pHおよび温度をフェライト形成
条件に設定することを特徴とするごみ焼却処理設備にお
けるダストの処理法が知られている(特開平7−757
66号公報参照)。
は、ごみ焼却処理設備における集塵装置で分離された集
塵ダストに所要量の水、キレート剤およびフェライト形
成塩を加えて混練し、pHおよび温度をフェライト形成
条件に設定することを特徴とするごみ焼却処理設備にお
けるダストの処理法が知られている(特開平7−757
66号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重金属
含有灰中の重金属をキレート剤によって固定化する方法
では、特に集塵灰処理時に多量のキレート剤を使用しな
いと重金属の固定化が難しい。また、集塵ダストにキレ
ート剤とフェライト形成塩を同時に加えて重金属含有灰
を処理する方法では、フェライト形式塩の使用量を多く
しないと処理効果が低い。
含有灰中の重金属をキレート剤によって固定化する方法
では、特に集塵灰処理時に多量のキレート剤を使用しな
いと重金属の固定化が難しい。また、集塵ダストにキレ
ート剤とフェライト形成塩を同時に加えて重金属含有灰
を処理する方法では、フェライト形式塩の使用量を多く
しないと処理効果が低い。
【0005】本発明の目的は、上記の点に鑑み、キレー
ト剤およびフェライト形成塩の使用量が少なくても、灰
中の重金属を確実に処理することができる重金属含有灰
の処理方法を提供することにある。
ト剤およびフェライト形成塩の使用量が少なくても、灰
中の重金属を確実に処理することができる重金属含有灰
の処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による重金属含有
灰の処理方法は、重金属含有灰に水を加えて混練した
後、フェライト形成剤を加えて温度50℃〜100℃で
さらに混練して、フェライト化反応が進行した後にキレ
ート剤を加えて混練することを特徴とするものである。
灰の処理方法は、重金属含有灰に水を加えて混練した
後、フェライト形成剤を加えて温度50℃〜100℃で
さらに混練して、フェライト化反応が進行した後にキレ
ート剤を加えて混練することを特徴とするものである。
【0007】本発明方法においては、フェライト形成剤
添加時のpHが7未満である場合に、さらにアルカリを
加えてフェライト形成剤を加えてpHを7以上にするこ
とが好ましい。アルカリとしては水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウムなどがよく用いられる。
添加時のpHが7未満である場合に、さらにアルカリを
加えてフェライト形成剤を加えてpHを7以上にするこ
とが好ましい。アルカリとしては水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウムなどがよく用いられる。
【0008】好ましいフェライト形成剤は2価鉄化合物
である。
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明方法で用いる薬剤の使用量
は、たとえば、重金属含有灰100重量部に対して水3
0〜50重量部、フェライト形成剤4〜15重量部(フ
ェライトを形成する重金属と等モル比以上であればよ
い)、キレート剤1〜5重量部である。
は、たとえば、重金属含有灰100重量部に対して水3
0〜50重量部、フェライト形成剤4〜15重量部(フ
ェライトを形成する重金属と等モル比以上であればよ
い)、キレート剤1〜5重量部である。
【0010】フェライト形成剤添加後の混練温度は50
℃〜100℃、好ましくは65℃〜85℃の範囲であ
る。この温度が低すぎると、フェライト化反応が進行し
難く、逆に高過ぎると、水分の蒸発が激しくなり、いず
れの場合も好ましくない。
℃〜100℃、好ましくは65℃〜85℃の範囲であ
る。この温度が低すぎると、フェライト化反応が進行し
難く、逆に高過ぎると、水分の蒸発が激しくなり、いず
れの場合も好ましくない。
【0011】フェライト形成剤としては、塩化第1鉄、
硫酸第1鉄のような2価鉄化合物が好ましい。これらは
単独で用いても組み合わせで用いても良い。
硫酸第1鉄のような2価鉄化合物が好ましい。これらは
単独で用いても組み合わせで用いても良い。
【0012】混練手段としては、複数のロッドを装入し
た振動式混練機あるいは2軸混練押出成形機を用いるの
が好ましい。
た振動式混練機あるいは2軸混練押出成形機を用いるの
が好ましい。
【0013】キレート剤の代表例としてはミヨシ油脂社
製の「エポルバ」が挙げられる。
製の「エポルバ」が挙げられる。
【0014】
【実施例】つぎに、本発明方法を実施例によって具体的
に説明する。
に説明する。
【0015】実施例1 都市ごみの焼却処理設備から発生する排ガス中のダスト
をバクフィルターで捕集した集塵灰A100gに水10
0gを加え、混合しながら70℃に昇温した。次にこの
混合物に硫酸第1鉄(FeSO4 として)を4g加え、
混合物に空気を1リットル/min通気して暴気しなが
ら2時間攪拌(300rpm)し、フェライト化反応を
させた。次にこの反応液にキレート剤を集塵灰100g
に対して1g添加し、5分間攪拌を継続した後、沈殿物
を1昼夜放置した。なお、捕集した集塵灰Aの重金属含
有量は、Pb=0.39重量%、Zn=1.35重量
%、T−Cr=150mg/kg、Cd=120mg/
kg、T−Hg=8.4mg/kg、As=12mg/
kgであった。
をバクフィルターで捕集した集塵灰A100gに水10
0gを加え、混合しながら70℃に昇温した。次にこの
混合物に硫酸第1鉄(FeSO4 として)を4g加え、
混合物に空気を1リットル/min通気して暴気しなが
ら2時間攪拌(300rpm)し、フェライト化反応を
させた。次にこの反応液にキレート剤を集塵灰100g
に対して1g添加し、5分間攪拌を継続した後、沈殿物
を1昼夜放置した。なお、捕集した集塵灰Aの重金属含
有量は、Pb=0.39重量%、Zn=1.35重量
%、T−Cr=150mg/kg、Cd=120mg/
kg、T−Hg=8.4mg/kg、As=12mg/
kgであった。
【0016】実施例2〜4 キレート剤の使用量を集塵灰100gに対してそれぞれ
2、3、4gに変えた点を除いて、実施例1と同様の操
作を行った。
2、3、4gに変えた点を除いて、実施例1と同様の操
作を行った。
【0017】実施例5 集塵灰Aとは別の集塵灰B100gに水100gを加
え、混合しながら70℃に昇温した。次にこの混合物に
硫酸第1鉄(FeSO4 として)を4g加え、pHを7
に調整した後、混合物に空気を1リットル/min通気
して暴気しながら2時間攪拌(300rpm)し、フェ
ライト化反応をさせた。次にこの反応液にキレート剤を
集塵灰100gに対して2g添加し、5分間攪拌を継続
した後、沈殿物を1昼夜放置した。なお、捕集した集塵
灰Bの重金属含有量は、Pb=1.2重量%、Zn=
3.1重量%、T−Cr=340mg/kg、Cd=9
8mg/kg、T−Hg=1mg/kg、As=11m
g/kgであった。
え、混合しながら70℃に昇温した。次にこの混合物に
硫酸第1鉄(FeSO4 として)を4g加え、pHを7
に調整した後、混合物に空気を1リットル/min通気
して暴気しながら2時間攪拌(300rpm)し、フェ
ライト化反応をさせた。次にこの反応液にキレート剤を
集塵灰100gに対して2g添加し、5分間攪拌を継続
した後、沈殿物を1昼夜放置した。なお、捕集した集塵
灰Bの重金属含有量は、Pb=1.2重量%、Zn=
3.1重量%、T−Cr=340mg/kg、Cd=9
8mg/kg、T−Hg=1mg/kg、As=11m
g/kgであった。
【0018】比較例1 キレート剤を添加しなかった点を除いて、実施例1と同
様の操作を行った。
様の操作を行った。
【0019】比較例2 キレート剤を添加しなかった点を除いて、実施例5と同
様の操作を行った。
様の操作を行った。
【0020】比較例3〜6 硫酸第1鉄の添加を行わず、かつ、空気暴気下の攪拌を
行わなかった点を除いて、実施例1〜4と同様の操作を
行った。
行わなかった点を除いて、実施例1〜4と同様の操作を
行った。
【0021】溶出テスト 実施例1〜5および比較例1〜6でそれぞれ得られた沈
殿物について、また、硫酸第1鉄もキレート剤も添加し
なかった場合の集塵灰A点について、重金属溶出テスト
を行った。テスト方法は環境庁告示第13号(アメリカ
TCL法)に従った。
殿物について、また、硫酸第1鉄もキレート剤も添加し
なかった場合の集塵灰A点について、重金属溶出テスト
を行った。テスト方法は環境庁告示第13号(アメリカ
TCL法)に従った。
【0022】これらの溶出テスト結果を表1にまとめて
示す。
示す。
【0023】
【表1】 表1から分かるように、実施例で得られた沈殿物の重金
属溶出量は、燃え殻、煤塵、汚泥の埋立処分に係る判定
基準値以下である。
属溶出量は、燃え殻、煤塵、汚泥の埋立処分に係る判定
基準値以下である。
【0024】
【発明の効果】本発明の集塵灰の処理法は、以上の如く
構成されているので、高価な試薬であるキレート剤およ
びフェライト形成塩の使用量が少なくても、灰中の重金
属を確実に処理することができて、経済的であり、ま
た、Hg2+をはじめとするフェライトになりにくい重金
属の固定化も可能である。しかも、従来の方法では困難
とされたpHが12以上の集塵灰をも支障なく処理する
ことができる。
構成されているので、高価な試薬であるキレート剤およ
びフェライト形成塩の使用量が少なくても、灰中の重金
属を確実に処理することができて、経済的であり、ま
た、Hg2+をはじめとするフェライトになりにくい重金
属の固定化も可能である。しかも、従来の方法では困難
とされたpHが12以上の集塵灰をも支障なく処理する
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 重金属含有灰に水を加えて混練した後、
フェライト形成剤を加えて温度50℃〜100℃でさら
に混練して、フェライト化反応が進行した後にキレート
剤を加えて混練することを特徴とする重金属含有飛灰の
処理方法。 - 【請求項2】 フェライト形成剤添加時のpHが7未満
である場合には、さらにアルカリを加えてpHを7以上
にすることを特徴とする請求項1記載の重金属含有灰の
処理方法。 - 【請求項3】 フェライト形成剤が塩化第1鉄および/
または硫酸第1鉄である請求項1に記載の重金属含有灰
の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8159779A JPH105715A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 重金属含有灰の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8159779A JPH105715A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 重金属含有灰の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH105715A true JPH105715A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15701088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8159779A Withdrawn JPH105715A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 重金属含有灰の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH105715A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11236548A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 金属捕集剤組成物及び金属捕集方法 |
| CN109719110A (zh) * | 2017-10-27 | 2019-05-07 | 永清环保股份有限公司 | 一种处理垃圾焚烧飞灰的方法 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP8159779A patent/JPH105715A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11236548A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 金属捕集剤組成物及び金属捕集方法 |
| CN109719110A (zh) * | 2017-10-27 | 2019-05-07 | 永清环保股份有限公司 | 一种处理垃圾焚烧飞灰的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |