JPH105784A - 膜分離活性汚泥法 - Google Patents
膜分離活性汚泥法Info
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- JPH105784A JPH105784A JP15996796A JP15996796A JPH105784A JP H105784 A JPH105784 A JP H105784A JP 15996796 A JP15996796 A JP 15996796A JP 15996796 A JP15996796 A JP 15996796A JP H105784 A JPH105784 A JP H105784A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 膜モジュールへの高分子物質などの付着・堆
積による膜透過水量の経時的減少の抑制により、活性汚
泥装置の処理量の増加および膜コストの低減が可能で、
さらには処理効率が高い膜分離活性汚泥法の提供。 【解決手段】 曝気槽内で生成される汚泥状物質を含有
する混合溶液(活性汚泥)を、前記曝気槽内に浸漬した
膜モジュールを用いてろ過し、膜透過水である処理水を
得る一方、隔膜式電解装置で製造されるアルカリ性水と
酸性水のうち、前者を膜モジュール二次側に供給して膜
洗浄に供した後、該膜モジュール一次側に透過させ曝気
槽内の前記混合溶液中に流入せしめ、後者は膜透過水中
に流入せしめる膜分離活性汚泥法、および、前記膜分離
活性汚泥法において、さらに、曝気槽の上流側に設置さ
れた無酸素槽と曝気槽との間で前記混合溶液を循環し、
原排水中の有機性物質、窒素化合物の分解反応、硝化・
脱窒を行う膜分離活性汚泥法。
積による膜透過水量の経時的減少の抑制により、活性汚
泥装置の処理量の増加および膜コストの低減が可能で、
さらには処理効率が高い膜分離活性汚泥法の提供。 【解決手段】 曝気槽内で生成される汚泥状物質を含有
する混合溶液(活性汚泥)を、前記曝気槽内に浸漬した
膜モジュールを用いてろ過し、膜透過水である処理水を
得る一方、隔膜式電解装置で製造されるアルカリ性水と
酸性水のうち、前者を膜モジュール二次側に供給して膜
洗浄に供した後、該膜モジュール一次側に透過させ曝気
槽内の前記混合溶液中に流入せしめ、後者は膜透過水中
に流入せしめる膜分離活性汚泥法、および、前記膜分離
活性汚泥法において、さらに、曝気槽の上流側に設置さ
れた無酸素槽と曝気槽との間で前記混合溶液を循環し、
原排水中の有機性物質、窒素化合物の分解反応、硝化・
脱窒を行う膜分離活性汚泥法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市下水や集落排
水などの生活排水、家畜のし尿排水、水産加工排水、農
産加工排水など有機性物質、窒素化合物を含む排水を曝
気槽において生物学的に処理し、生成する汚泥状反応物
質を膜分離装置により固液分離する膜分離活性汚泥法に
関する。
水などの生活排水、家畜のし尿排水、水産加工排水、農
産加工排水など有機性物質、窒素化合物を含む排水を曝
気槽において生物学的に処理し、生成する汚泥状反応物
質を膜分離装置により固液分離する膜分離活性汚泥法に
関する。
【0002】さらに詳しくは、汚泥粒子による膜の細孔
の閉塞の抑制により、膜分離活性汚泥装置の処理量の増
加および膜寿命の延長が可能であると共に、原排水中に
含有される有機性物質の分解反応、さらには、アンモニ
ア態窒素など窒素化合物の硝化・脱窒反応を効果的に行
い、処理効率が高い膜分離活性汚泥法に関する。
の閉塞の抑制により、膜分離活性汚泥装置の処理量の増
加および膜寿命の延長が可能であると共に、原排水中に
含有される有機性物質の分解反応、さらには、アンモニ
ア態窒素など窒素化合物の硝化・脱窒反応を効果的に行
い、処理効率が高い膜分離活性汚泥法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来から行われている標準活性汚泥法に
おける活性汚泥の沈降分離性悪化の問題や既設の下水処
理場の高度処理化に対応するために、曝気槽に浸漬され
た膜モジュールで構成される膜分離装置を用いた膜分離
活性汚泥法が提案されている(特公平4−70958 号公
報)。
おける活性汚泥の沈降分離性悪化の問題や既設の下水処
理場の高度処理化に対応するために、曝気槽に浸漬され
た膜モジュールで構成される膜分離装置を用いた膜分離
活性汚泥法が提案されている(特公平4−70958 号公
報)。
【0004】この膜分離活性汚泥法に用いられる活性汚
泥装置の構成図を図3に示す。図3において、12は生物
反応槽である曝気槽、15は被処理液(原排水)と汚泥状
反応物質との混合溶液(いわゆる活性汚泥)(以下混合
溶液と記す)、16は膜モジュール17およびポンプなどの
吸引装置18から構成される膜分離装置を示す。この方法
は、曝気槽12中にUF(限外ろ過)膜モジュール、MF
(精密ろ過)膜モジュールなどの膜モジュール17を浸漬
し、配管接続された吸引装置18で膜モジュール17の二次
側を吸引して減圧することにより、混合溶液(活性汚
泥)を固液分離して膜透過水を処理水として得るもの
で、曝気槽浸漬型膜分離活性汚泥法と呼ばれている。
泥装置の構成図を図3に示す。図3において、12は生物
反応槽である曝気槽、15は被処理液(原排水)と汚泥状
反応物質との混合溶液(いわゆる活性汚泥)(以下混合
溶液と記す)、16は膜モジュール17およびポンプなどの
吸引装置18から構成される膜分離装置を示す。この方法
は、曝気槽12中にUF(限外ろ過)膜モジュール、MF
(精密ろ過)膜モジュールなどの膜モジュール17を浸漬
し、配管接続された吸引装置18で膜モジュール17の二次
側を吸引して減圧することにより、混合溶液(活性汚
泥)を固液分離して膜透過水を処理水として得るもの
で、曝気槽浸漬型膜分離活性汚泥法と呼ばれている。
【0005】さらに、有機性物質に加えて窒素化合物を
含む排水を生物学的に処理する膜分離活性汚泥法に用い
られる活性汚泥装置の構成図を図4に示す。図4におい
て、40は曝気槽12の上流側に付設された無酸素槽、41は
排水、42は送液ポンプ、43は緩速攪拌装置、44は蓋を示
し、他の符号は図3と同一の内容を示す。
含む排水を生物学的に処理する膜分離活性汚泥法に用い
られる活性汚泥装置の構成図を図4に示す。図4におい
て、40は曝気槽12の上流側に付設された無酸素槽、41は
排水、42は送液ポンプ、43は緩速攪拌装置、44は蓋を示
し、他の符号は図3と同一の内容を示す。
【0006】この方法は、前記した図3の方法と同様
に、膜モジュール17により、混合溶液15を固液分離して
膜透過水を処理水として得ると共に、無酸素槽40と曝気
槽12との間で混合溶液15(もしくは排水41)を循環する
ことにより、原排水に含有される窒素化合物の硝化・脱
窒を行うもので、曝気槽浸漬型膜分離活性汚泥法循環変
法とよばれている。
に、膜モジュール17により、混合溶液15を固液分離して
膜透過水を処理水として得ると共に、無酸素槽40と曝気
槽12との間で混合溶液15(もしくは排水41)を循環する
ことにより、原排水に含有される窒素化合物の硝化・脱
窒を行うもので、曝気槽浸漬型膜分離活性汚泥法循環変
法とよばれている。
【0007】前記した図3または図4の方法によれば、
沈降分離槽が不要となるため、活性汚泥の沈降分離性の
良否が問題でなくなり、また、処理装置のコンパクト化
が図れ、高度処理化のための三次処理装置の追加などが
容易となる。しかし、活性汚泥法の固液分離法として膜
分離法を適用しようとすると、活性汚泥中の有機性高分
子物質や固形分(粒子)が膜に付着・堆積し、膜透過水
量の経時的減少により、活性汚泥装置の処理量が低下
し、膜の寿命も短くなる。
沈降分離槽が不要となるため、活性汚泥の沈降分離性の
良否が問題でなくなり、また、処理装置のコンパクト化
が図れ、高度処理化のための三次処理装置の追加などが
容易となる。しかし、活性汚泥法の固液分離法として膜
分離法を適用しようとすると、活性汚泥中の有機性高分
子物質や固形分(粒子)が膜に付着・堆積し、膜透過水
量の経時的減少により、活性汚泥装置の処理量が低下
し、膜の寿命も短くなる。
【0008】そのため、膜分離活性汚泥法においては、
膜透過水量の経時的減少を効果的に抑制することにより
処理量を増加し、ひいては膜寿命の延長により排水処理
における膜コストを低減可能な技術が強く望まれてい
る。
膜透過水量の経時的減少を効果的に抑制することにより
処理量を増加し、ひいては膜寿命の延長により排水処理
における膜コストを低減可能な技術が強く望まれてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、膜分離活性
汚泥法において、膜モジュールへの高分子物質などの付
着・堆積による膜透過水量の経時的減少の抑制により、
活性汚泥装置の処理量の増加および膜コストの低減が可
能で、さらには処理効率が高い膜分離活性汚泥法を提供
することを目的とする。
汚泥法において、膜モジュールへの高分子物質などの付
着・堆積による膜透過水量の経時的減少の抑制により、
活性汚泥装置の処理量の増加および膜コストの低減が可
能で、さらには処理効率が高い膜分離活性汚泥法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、有機性物
質を含む原排水の処理に用いられる膜分離活性汚泥法で
あって、曝気槽内で生成される汚泥状物質を含有する混
合溶液を、前記曝気槽内に浸漬した膜モジュールを用い
てろ過し、膜透過水である処理水を得る一方、隔膜式電
解装置で製造されるアルカリ性水と酸性水のうち、アル
カリ性水を前記膜モジュール二次側に供給して膜洗浄に
供した後、該膜モジュール一次側に透過させ前記曝気槽
内の前記混合溶液中に流入せしめ、酸性水は前記膜透過
水中に流入せしめることを特徴とする膜分離活性汚泥法
である。
質を含む原排水の処理に用いられる膜分離活性汚泥法で
あって、曝気槽内で生成される汚泥状物質を含有する混
合溶液を、前記曝気槽内に浸漬した膜モジュールを用い
てろ過し、膜透過水である処理水を得る一方、隔膜式電
解装置で製造されるアルカリ性水と酸性水のうち、アル
カリ性水を前記膜モジュール二次側に供給して膜洗浄に
供した後、該膜モジュール一次側に透過させ前記曝気槽
内の前記混合溶液中に流入せしめ、酸性水は前記膜透過
水中に流入せしめることを特徴とする膜分離活性汚泥法
である。
【0011】第2の発明は、有機性物質および窒素化合
物を含む原排水の処理に用いられる膜分離活性汚泥法で
あって、曝気槽の上流側に設置された無酸素槽と前記曝
気槽との間で該曝気槽内で生成される汚泥状反応物質を
含む混合溶液を循環することにより、原排水中に含有さ
れる有機性物質および窒素化合物の分解反応および硝化
・脱窒を行うと共に、前記曝気槽内の前記混合溶液中に
浸漬した膜モジュールを用いて該混合溶液をろ過して膜
透過水である処理水を得る一方、隔膜式電解装置で製造
されるアルカリ性水と酸性水のうち、アルカリ性水を前
記膜モジュール二次側に供給して膜洗浄に供した後、該
膜モジュール一次側に透過させ前記曝気槽内の前記混合
溶液中に流入せしめ、酸性水は前記膜透過水中および/
または前記無酸素槽の排水中に流入せしめることを特徴
とする膜分離活性汚泥法である。
物を含む原排水の処理に用いられる膜分離活性汚泥法で
あって、曝気槽の上流側に設置された無酸素槽と前記曝
気槽との間で該曝気槽内で生成される汚泥状反応物質を
含む混合溶液を循環することにより、原排水中に含有さ
れる有機性物質および窒素化合物の分解反応および硝化
・脱窒を行うと共に、前記曝気槽内の前記混合溶液中に
浸漬した膜モジュールを用いて該混合溶液をろ過して膜
透過水である処理水を得る一方、隔膜式電解装置で製造
されるアルカリ性水と酸性水のうち、アルカリ性水を前
記膜モジュール二次側に供給して膜洗浄に供した後、該
膜モジュール一次側に透過させ前記曝気槽内の前記混合
溶液中に流入せしめ、酸性水は前記膜透過水中および/
または前記無酸素槽の排水中に流入せしめることを特徴
とする膜分離活性汚泥法である。
【0012】前記第1の発明、第2の発明においては、
前記膜モジュールによる混合溶液のろ過停止時に前記ア
ルカリ性水による膜洗浄を行うことが好ましい。
前記膜モジュールによる混合溶液のろ過停止時に前記ア
ルカリ性水による膜洗浄を行うことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明者らは、膜分離活性汚泥法における膜透過
水量の経時的減少を抑制することが可能で、さらには膜
分離活性汚泥法の処理効率を高めることが可能な膜分離
活性汚泥法を目的として、種々検討を行った結果、本発
明に至った。
する。本発明者らは、膜分離活性汚泥法における膜透過
水量の経時的減少を抑制することが可能で、さらには膜
分離活性汚泥法の処理効率を高めることが可能な膜分離
活性汚泥法を目的として、種々検討を行った結果、本発
明に至った。
【0014】膜分離活性汚泥法における膜透過水量の経
時的減少の原因は、膜の表面に有機性高分子が付着・堆
積して粘着性のゲル層を形成し、このゲル層の上に汚泥
粒子が堆積してケーキ層を形成し、いわゆる詰まりを生
じるためと考えられる。本発明者らは、膜分離活性汚泥
法において膜に付着・堆積する粘着性の高分子ゲル層を
効果的かつ効率的に除去し、さらには曝気槽、無酸素槽
における有機性物質の分解反応(生物反応)、アンモニ
ア態窒素など窒素化合物の硝化・脱窒反応を効果的に行
うことが可能な方法として下記の構成とすることが有効
であることを見出した。
時的減少の原因は、膜の表面に有機性高分子が付着・堆
積して粘着性のゲル層を形成し、このゲル層の上に汚泥
粒子が堆積してケーキ層を形成し、いわゆる詰まりを生
じるためと考えられる。本発明者らは、膜分離活性汚泥
法において膜に付着・堆積する粘着性の高分子ゲル層を
効果的かつ効率的に除去し、さらには曝気槽、無酸素槽
における有機性物質の分解反応(生物反応)、アンモニ
ア態窒素など窒素化合物の硝化・脱窒反応を効果的に行
うことが可能な方法として下記の構成とすることが有効
であることを見出した。
【0015】:処理装置のコンパクト化のために、曝
気槽浸漬型膜分離活性汚泥法を用いる。 :アルカリ液により膜洗浄を行う。 :アルカリ液による膜洗浄法として、膜モジュールを
曝気槽に浸漬した状態で、加圧したアルカリ性水を間欠
的に膜モジュールの二次側に供給し膜モジュールの洗浄
を行い、膜洗浄に供したアルカリ性水を膜モジュール一
次側に透過させ曝気槽内の混合溶液(活性汚泥)中に流
入せしめる。
気槽浸漬型膜分離活性汚泥法を用いる。 :アルカリ液により膜洗浄を行う。 :アルカリ液による膜洗浄法として、膜モジュールを
曝気槽に浸漬した状態で、加圧したアルカリ性水を間欠
的に膜モジュールの二次側に供給し膜モジュールの洗浄
を行い、膜洗浄に供したアルカリ性水を膜モジュール一
次側に透過させ曝気槽内の混合溶液(活性汚泥)中に流
入せしめる。
【0016】:アルカリ性水として、水の隔膜電解に
より製造されるアルカリ性水を用い、副成する酸性水を
膜透過水中に流入せしめる。 :上記〜の条件下で、曝気槽の前に無酸素槽を付
設し、無酸素槽と曝気槽との間で混合溶液を循環し原排
水中に含有される窒素化合物の硝化・脱窒を行う。
より製造されるアルカリ性水を用い、副成する酸性水を
膜透過水中に流入せしめる。 :上記〜の条件下で、曝気槽の前に無酸素槽を付
設し、無酸素槽と曝気槽との間で混合溶液を循環し原排
水中に含有される窒素化合物の硝化・脱窒を行う。
【0017】前記した構成とすることにより、下記の効
果を得ることが可能となった。 :膜モジュールへの物質の付着・堆積による膜透過水
量の経時的減少を効果的に抑制することが可能となっ
た。 :膜モジュールを曝気槽に浸漬した状態で膜の洗浄を
行うことが可能となったため、曝気槽からその都度膜モ
ジュールを取り出し洗浄などを行うことが不要となり、
膜分離活性汚泥装置の稼働率が向上し、処理効率を高め
ることが可能となった。
果を得ることが可能となった。 :膜モジュールへの物質の付着・堆積による膜透過水
量の経時的減少を効果的に抑制することが可能となっ
た。 :膜モジュールを曝気槽に浸漬した状態で膜の洗浄を
行うことが可能となったため、曝気槽からその都度膜モ
ジュールを取り出し洗浄などを行うことが不要となり、
膜分離活性汚泥装置の稼働率が向上し、処理効率を高め
ることが可能となった。
【0018】:膜洗浄に供したアルカリ性水を、膜モ
ジュール一次側に透過させ曝気槽内の前記混合溶液中に
流入せしめることにより、曝気槽における有機性物質の
分解反応(生物反応)、さらにはアンモニア態窒素など
の硝化・脱窒反応を効果的に行うことが可能となった。 :水の隔膜電解時に副成する酸性水を膜透過水中に流
入せしめるため、処理水のpHを基準値内に維持するこ
とが容易となった。
ジュール一次側に透過させ曝気槽内の前記混合溶液中に
流入せしめることにより、曝気槽における有機性物質の
分解反応(生物反応)、さらにはアンモニア態窒素など
の硝化・脱窒反応を効果的に行うことが可能となった。 :水の隔膜電解時に副成する酸性水を膜透過水中に流
入せしめるため、処理水のpHを基準値内に維持するこ
とが容易となった。
【0019】以下、本発明が適用される膜分離活性汚泥
法、水の隔膜電解により製造されたアルカリ性水、酸性
水の膜分離活性汚泥法への適用方法について述べる。 〔第1の発明が適用される膜分離活性汚泥法:〕図1
に、第1の発明の膜分離活性汚泥法に係わる活性汚泥装
置の具体的構成図の一例を示す。
法、水の隔膜電解により製造されたアルカリ性水、酸性
水の膜分離活性汚泥法への適用方法について述べる。 〔第1の発明が適用される膜分離活性汚泥法:〕図1
に、第1の発明の膜分離活性汚泥法に係わる活性汚泥装
置の具体的構成図の一例を示す。
【0020】図1における符号11〜19は図3と同一の内
容を示す。有機性物質を含む原排水は、調整槽11を経て
曝気槽12に供給され、原排水に含まれる有機性物質は送
風機13から送り込まれる空気の散気装置14からの曝気に
より活発に活動している好気性細菌によって酸化分解さ
れ、汚泥状反応物質を含む混合溶液15、すなわち活性汚
泥が形成される。
容を示す。有機性物質を含む原排水は、調整槽11を経て
曝気槽12に供給され、原排水に含まれる有機性物質は送
風機13から送り込まれる空気の散気装置14からの曝気に
より活発に活動している好気性細菌によって酸化分解さ
れ、汚泥状反応物質を含む混合溶液15、すなわち活性汚
泥が形成される。
【0021】また曝気槽12内の混合溶液15には、膜モジ
ュール17が浸漬されている。膜モジュール17の二次側
は、ポンプなどの吸引装置18に配管接続されており、こ
の吸引装置18で膜モジュール17の二次側を吸引して減圧
することにより、処理水が膜透過水として得られる。な
お、膜モジュール17としては、好ましくは、UF(限外
ろ過)膜モジュール、MF(精密ろ過)膜モジュールか
ら選ばれる膜モジュールが例示される。
ュール17が浸漬されている。膜モジュール17の二次側
は、ポンプなどの吸引装置18に配管接続されており、こ
の吸引装置18で膜モジュール17の二次側を吸引して減圧
することにより、処理水が膜透過水として得られる。な
お、膜モジュール17としては、好ましくは、UF(限外
ろ過)膜モジュール、MF(精密ろ過)膜モジュールか
ら選ばれる膜モジュールが例示される。
【0022】〔第2の発明が適用される膜分離活性汚泥
法:〕図2に、第2の発明の膜分離活性汚泥法に係わる
活性汚泥装置の具体的構成図の一例を示す。図2におけ
る符号11〜19、40〜44は図4と同一の内容を示す。な
お、膜モジュール17としては、前記と同様に、好ましく
は、UF(限外ろ過)膜モジュール、MF(精密ろ過)
膜モジュールから選ばれる膜モジュールが例示される。
法:〕図2に、第2の発明の膜分離活性汚泥法に係わる
活性汚泥装置の具体的構成図の一例を示す。図2におけ
る符号11〜19、40〜44は図4と同一の内容を示す。な
お、膜モジュール17としては、前記と同様に、好ましく
は、UF(限外ろ過)膜モジュール、MF(精密ろ過)
膜モジュールから選ばれる膜モジュールが例示される。
【0023】また、図2の無酸素槽40は、曝気槽混合溶
液の循環、原排水の供給および酸素供給の停止の機能を
有すればその方法、構造に制限されるものではない。図
2における有機性物質を含む原排水からの活性汚泥の形
成および処理水(膜透過水)を得る方法は、下記工程を
除けば、前記した図1の方法と同様である。すなわち、
図2の方法は、さらに、曝気槽12の上流側に無酸素槽40
を設置し、原排水を調整槽11から無酸素槽40を経て曝気
槽12に供給する。
液の循環、原排水の供給および酸素供給の停止の機能を
有すればその方法、構造に制限されるものではない。図
2における有機性物質を含む原排水からの活性汚泥の形
成および処理水(膜透過水)を得る方法は、下記工程を
除けば、前記した図1の方法と同様である。すなわち、
図2の方法は、さらに、曝気槽12の上流側に無酸素槽40
を設置し、原排水を調整槽11から無酸素槽40を経て曝気
槽12に供給する。
【0024】また、図2の方法においては、送液ポンプ
42による曝気槽12から無酸素槽40への混合溶液15の送液
および無酸素槽40から曝気槽12への排水41のオーバーフ
ローにより、曝気槽12と無酸素槽40の間で混合溶液が循
環され、該循環により、原排水中の窒素化合物の硝化・
脱窒や脱りんが行われる。曝気槽12における硝化反応
は、次式で表される。
42による曝気槽12から無酸素槽40への混合溶液15の送液
および無酸素槽40から曝気槽12への排水41のオーバーフ
ローにより、曝気槽12と無酸素槽40の間で混合溶液が循
環され、該循環により、原排水中の窒素化合物の硝化・
脱窒や脱りんが行われる。曝気槽12における硝化反応
は、次式で表される。
【0025】 NH4 + +2O2 →NO3 - +H2 O+2H+ ・・・・(1) また、無酸素槽40における脱窒反応は次式で表される。 2NO3 - +10H→N2 +4H2 O+2OH- ・・・・(2) 前記式(1) で示されるように、硝化反応はアルカリ性で
反応が進みやすく、最適pHは8〜9である。
反応が進みやすく、最適pHは8〜9である。
【0026】また、式(2) の脱窒反応は酸性で反応が進
みやすいが、原排水は酸性であることが多く、無酸素槽
40においては、必ずしもpH調整を必要としない。な
お、本発明においては、前記循環方式は特に制限される
ものではない。以上、第1の発明および第2の発明(以
下合わせて本発明と記す)が適用される活性汚泥装置の
例について述べたが、本発明に係わる膜分離活性汚泥装
置には、図1および図2に示すとおり、隔膜式電解装置
20を付設する。
みやすいが、原排水は酸性であることが多く、無酸素槽
40においては、必ずしもpH調整を必要としない。な
お、本発明においては、前記循環方式は特に制限される
ものではない。以上、第1の発明および第2の発明(以
下合わせて本発明と記す)が適用される活性汚泥装置の
例について述べたが、本発明に係わる膜分離活性汚泥装
置には、図1および図2に示すとおり、隔膜式電解装置
20を付設する。
【0027】図1および図2において、隔膜式電解装置
20は、隔膜21により、陽極22を有する陽極室23と、陰極
24を有する陰極室25に分離されており、陽極22と陰極24
との間に直流電流を流しながら陽極室23および陰極室25
に水を供給することにより、それぞれ酸性水およびアル
カリ性水が製造される。また、本発明に係わる膜分離活
性汚泥装置には、さらに、アルカリ性水貯槽26、酸性水
貯槽27、送液ポンプ28、29、切換弁32、33が付設され、
膜分離装置16運転時は酸性水貯槽27に貯液された酸性水
を処理水に供給することにより、処理水を中和し、膜分
離装置16の吸引装置18の停止時に、アルカリ性水貯槽26
に貯液されたアルカリ性水を膜モジュール17の二次側に
供給する構成となっている。
20は、隔膜21により、陽極22を有する陽極室23と、陰極
24を有する陰極室25に分離されており、陽極22と陰極24
との間に直流電流を流しながら陽極室23および陰極室25
に水を供給することにより、それぞれ酸性水およびアル
カリ性水が製造される。また、本発明に係わる膜分離活
性汚泥装置には、さらに、アルカリ性水貯槽26、酸性水
貯槽27、送液ポンプ28、29、切換弁32、33が付設され、
膜分離装置16運転時は酸性水貯槽27に貯液された酸性水
を処理水に供給することにより、処理水を中和し、膜分
離装置16の吸引装置18の停止時に、アルカリ性水貯槽26
に貯液されたアルカリ性水を膜モジュール17の二次側に
供給する構成となっている。
【0028】すなわち、膜分離装置16は、通常、間欠吸
引方式で運転されることが多く、本発明においては、混
合溶液15の吸引停止のタイミングを利用して、例えば4
〜15分に1回程度、水の隔膜電解により製造されたpH
が7.0 超え、好ましくはpHが8.0 超え、10以下のアル
カリ性水30を、間欠的に膜モジュール17の二次側に供給
することにより膜モジュール17の洗浄を行うことができ
る。
引方式で運転されることが多く、本発明においては、混
合溶液15の吸引停止のタイミングを利用して、例えば4
〜15分に1回程度、水の隔膜電解により製造されたpH
が7.0 超え、好ましくはpHが8.0 超え、10以下のアル
カリ性水30を、間欠的に膜モジュール17の二次側に供給
することにより膜モジュール17の洗浄を行うことができ
る。
【0029】この場合、吸引装置18の運転を停止し、送
液ポンプ28により膜モジュール17の二次側のアルカリ性
水に0.2 〜1.0 気圧(ゲージ圧)程度の圧力を付加する
と、アルカリ性水30は膜を透過して膜モジュール17の一
次側すなわち曝気槽12内の混合溶液15中に供給される。
曝気槽12内の混合溶液15の最適pHは8〜9であるか
ら、アルカリ性水30の供給は混合溶液15のpHの最適化
に寄与する。
液ポンプ28により膜モジュール17の二次側のアルカリ性
水に0.2 〜1.0 気圧(ゲージ圧)程度の圧力を付加する
と、アルカリ性水30は膜を透過して膜モジュール17の一
次側すなわち曝気槽12内の混合溶液15中に供給される。
曝気槽12内の混合溶液15の最適pHは8〜9であるか
ら、アルカリ性水30の供給は混合溶液15のpHの最適化
に寄与する。
【0030】しかし、アルカリ性水30のみを供給する
と、膜透過水すなわち処理水のpHが水質基準の上限で
あるpH=8.7 を超える恐れがある。このため、隔膜式
電解装置20で同時に製造(副成)されたpHが7.0 未
満、好ましくはpHが4.0 以上、7.0 未満の酸性水31を
膜透過水に流入させる。また、第2の発明においては、
原排水のpHがアルカリ性の場合には、酸性水31を無酸
素槽40に供給し、無酸素槽40における前記した脱窒反応
(反応式(2) )を促進することが好ましい。
と、膜透過水すなわち処理水のpHが水質基準の上限で
あるpH=8.7 を超える恐れがある。このため、隔膜式
電解装置20で同時に製造(副成)されたpHが7.0 未
満、好ましくはpHが4.0 以上、7.0 未満の酸性水31を
膜透過水に流入させる。また、第2の発明においては、
原排水のpHがアルカリ性の場合には、酸性水31を無酸
素槽40に供給し、無酸素槽40における前記した脱窒反応
(反応式(2) )を促進することが好ましい。
【0031】本発明によれば、最終的に、酸性水31およ
びアルカリ性水30は膜透過水で混合されて中和されるの
で、処理水のpHの基準値を容易に満たすことができ
る。
びアルカリ性水30は膜透過水で混合されて中和されるの
で、処理水のpHの基準値を容易に満たすことができ
る。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。 (実施例1)前記した図1に示す本発明に係わる膜分離
活性汚泥装置を用いて生活排水の処理を行った。
する。 (実施例1)前記した図1に示す本発明に係わる膜分離
活性汚泥装置を用いて生活排水の処理を行った。
【0033】曝気槽12の容積は 45lであり、原排水の処
理量は 150l/日、原排水の曝気槽滞留時間は7.2 時間と
した。膜分離装置16において用いたMF(精密ろ過)膜
モジュールは、孔径0.35μm、有効膜面積 0.1m2 の中
空糸型のものである。送風機13により空気を 2l/分の流
量で散気装置14から供給し、曝気槽12内の混合溶液15を
曝気しながら、吸引装置18により膜モジュール17の二次
側を約0.2 気圧に減圧し、混合溶液15を吸引し、排水処
理を連続的に行った。
理量は 150l/日、原排水の曝気槽滞留時間は7.2 時間と
した。膜分離装置16において用いたMF(精密ろ過)膜
モジュールは、孔径0.35μm、有効膜面積 0.1m2 の中
空糸型のものである。送風機13により空気を 2l/分の流
量で散気装置14から供給し、曝気槽12内の混合溶液15を
曝気しながら、吸引装置18により膜モジュール17の二次
側を約0.2 気圧に減圧し、混合溶液15を吸引し、排水処
理を連続的に行った。
【0034】なお、膜透過水の一部は送液ポンプ19によ
り、曝気槽12に再循環した。また、隔膜式電解装置20で
前記した水の隔膜電解法により製造され、アルカリ性水
貯槽26に貯液されたアルカリ性水30を、吸引装置18の吸
引停止のタイミングを利用して1回/10分の頻度で、間
欠的に膜モジュール17の二次側に供給することにより膜
モジュール17の洗浄を行った。
り、曝気槽12に再循環した。また、隔膜式電解装置20で
前記した水の隔膜電解法により製造され、アルカリ性水
貯槽26に貯液されたアルカリ性水30を、吸引装置18の吸
引停止のタイミングを利用して1回/10分の頻度で、間
欠的に膜モジュール17の二次側に供給することにより膜
モジュール17の洗浄を行った。
【0035】なお、膜モジュール17の二次側へのアルカ
リ性水30の供給は、送液ポンプ28出側のアルカリ性水の
水圧を1.0 気圧(ゲージ圧)とし、アルカリ性水30を膜
を透過せしめて膜モジュール17の一次側すなわち曝気槽
12内に供給し、曝気槽12のpHを8〜9に調整した。ま
た、吸引装置18の運転時は、隔膜式電解装置20で副成さ
れ、酸性水貯槽27に貯液された酸性水31を、膜透過水で
ある処理水に供給することにより、処理水のpHを基準
値内とした。
リ性水30の供給は、送液ポンプ28出側のアルカリ性水の
水圧を1.0 気圧(ゲージ圧)とし、アルカリ性水30を膜
を透過せしめて膜モジュール17の一次側すなわち曝気槽
12内に供給し、曝気槽12のpHを8〜9に調整した。ま
た、吸引装置18の運転時は、隔膜式電解装置20で副成さ
れ、酸性水貯槽27に貯液された酸性水31を、膜透過水で
ある処理水に供給することにより、処理水のpHを基準
値内とした。
【0036】以上の方法で膜分離活性汚泥装置の連続運
転を行った結果、膜透過水量は、原排水の処理開始初期
が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.33m3/m2/日であった。
また、連続運転期間中の原排水の平均BOD が 195mg/lに
対し、処理水の平均BOD は 1.7mg/lであった。 (比較例1)隔膜式電解装置20を停止し、アルカリ性水
30による膜モジュール17の洗浄を行なわなかった以外は
実施例1と同一条件で膜分離活性汚泥装置の連続運転を
行った。
転を行った結果、膜透過水量は、原排水の処理開始初期
が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.33m3/m2/日であった。
また、連続運転期間中の原排水の平均BOD が 195mg/lに
対し、処理水の平均BOD は 1.7mg/lであった。 (比較例1)隔膜式電解装置20を停止し、アルカリ性水
30による膜モジュール17の洗浄を行なわなかった以外は
実施例1と同一条件で膜分離活性汚泥装置の連続運転を
行った。
【0037】この結果、膜透過水量は、原排水の処理開
始初期が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.12m3/m2/日であ
った。また、連続運転期間中の原排水の平均BOD が 191
mg/lに対し、処理水の平均BOD は 1.3mg/lであった。 (実施例2)前記した図2に示す本発明に係わる膜分離
活性汚泥装置を用いて生活排水の処理を行った。
始初期が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.12m3/m2/日であ
った。また、連続運転期間中の原排水の平均BOD が 191
mg/lに対し、処理水の平均BOD は 1.3mg/lであった。 (実施例2)前記した図2に示す本発明に係わる膜分離
活性汚泥装置を用いて生活排水の処理を行った。
【0038】曝気槽12の容積は 45l、無酸素槽40の容積
は 30lであり、原排水の処理量は 150l/日、原排水の曝
気槽滞留時間は7.2 時間とした。膜分離装置16において
用いたMF(精密ろ過)膜モジュールは、孔径0.35μ
m、有効膜面積 0.1m2の中空糸型のものである。また、
無酸素槽40の構造は、正四角筒形で混合溶液の緩速攪拌
装置43を有するものである。
は 30lであり、原排水の処理量は 150l/日、原排水の曝
気槽滞留時間は7.2 時間とした。膜分離装置16において
用いたMF(精密ろ過)膜モジュールは、孔径0.35μ
m、有効膜面積 0.1m2の中空糸型のものである。また、
無酸素槽40の構造は、正四角筒形で混合溶液の緩速攪拌
装置43を有するものである。
【0039】送風機13により空気を 2l/分の流量で散気
装置14から供給し、曝気槽12内の混合溶液15を曝気しな
がら、吸引装置18により膜モジュール17の二次側を約0.
2 気圧に減圧し、混合溶液15を吸引し、排水処理を連続
的に行った。なお、膜透過水の一部は送液ポンプ19によ
り、曝気槽12に再循環した。また、曝気槽12と無酸素槽
40との間で、混合溶液15(もしくは排水41)を 450l/日
の循環量で循環し、混合溶液15(もしくは排水41)中の
有機性物質および窒素化合物の分解反応および硝化・脱
窒を行った。
装置14から供給し、曝気槽12内の混合溶液15を曝気しな
がら、吸引装置18により膜モジュール17の二次側を約0.
2 気圧に減圧し、混合溶液15を吸引し、排水処理を連続
的に行った。なお、膜透過水の一部は送液ポンプ19によ
り、曝気槽12に再循環した。また、曝気槽12と無酸素槽
40との間で、混合溶液15(もしくは排水41)を 450l/日
の循環量で循環し、混合溶液15(もしくは排水41)中の
有機性物質および窒素化合物の分解反応および硝化・脱
窒を行った。
【0040】また、実施例1と同様にして、隔膜式電解
装置20で製造されたアルカリ性水30による膜モジュール
17の洗浄およびアルカリ性水30の曝気槽12内の混合溶液
15への流入による曝気槽12のpH調整を行った。さら
に、実施例1と同様にして、吸引装置18の運転時は、隔
膜式電解装置20で副成された酸性水31を用いて処理水の
pHを基準値内とした。
装置20で製造されたアルカリ性水30による膜モジュール
17の洗浄およびアルカリ性水30の曝気槽12内の混合溶液
15への流入による曝気槽12のpH調整を行った。さら
に、実施例1と同様にして、吸引装置18の運転時は、隔
膜式電解装置20で副成された酸性水31を用いて処理水の
pHを基準値内とした。
【0041】以上の方法で膜分離活性汚泥装置の連続運
転を行った結果、膜透過水量は、原排水の処理開始初期
が0.33m3/m2/日、24 h経過後が0.33m3/m2/日であった。
また、連続運転期間中の原排水の平均BOD : 205mg/l、
平均T−N(全窒素):47mg/l、平均アンモニウムイオ
ン濃度:45mg(NH4−N)/lに対し、処理水の平均BOD :1.
4mg/l 、平均T−N(全窒素):7.1mg/l 、平均アンモ
ニウムイオン濃度: 0.1mg(NH4−N)/lであった。
転を行った結果、膜透過水量は、原排水の処理開始初期
が0.33m3/m2/日、24 h経過後が0.33m3/m2/日であった。
また、連続運転期間中の原排水の平均BOD : 205mg/l、
平均T−N(全窒素):47mg/l、平均アンモニウムイオ
ン濃度:45mg(NH4−N)/lに対し、処理水の平均BOD :1.
4mg/l 、平均T−N(全窒素):7.1mg/l 、平均アンモ
ニウムイオン濃度: 0.1mg(NH4−N)/lであった。
【0042】(比較例2)隔膜式電解装置20を停止し、
アルカリ性水30による膜モジュール17の洗浄を行わなか
った以外は実施例2と同一条件で膜分離活性汚泥装置の
連続運転を行った。この結果、膜透過水量は、原排水の
処理開始初期が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.11m3/m2/
日であった。
アルカリ性水30による膜モジュール17の洗浄を行わなか
った以外は実施例2と同一条件で膜分離活性汚泥装置の
連続運転を行った。この結果、膜透過水量は、原排水の
処理開始初期が0.33m3/m2/日、24h 経過後が0.11m3/m2/
日であった。
【0043】また、連続運転期間中の原排水の平均BOD
:198mg/l 、平均T−N(全窒素):50mg/l、平均ア
ンモニウムイオン濃度:47mg(NH4−N)/lに対し、処理水
の平均BOD :1.7mg/l 、平均T−N(全窒素):7.2mg/
l 、平均アンモニウムイオン濃度: 0.1mg(NH4−N)/lで
あった。以上詳細に説明したように、本発明によれば、
膜分離活性汚泥法による排水の処理において、隔膜式電
解装置で製造したアルカリ水を用いて膜モジュールの洗
浄を行うことにより、有機性高分子物質に起因する汚泥
粒子などによる膜の閉塞を抑制し、膜透過水量の経時的
減少を効果的に抑制することにより、膜分離活性汚泥装
置の処理量の増加が可能となった。
:198mg/l 、平均T−N(全窒素):50mg/l、平均ア
ンモニウムイオン濃度:47mg(NH4−N)/lに対し、処理水
の平均BOD :1.7mg/l 、平均T−N(全窒素):7.2mg/
l 、平均アンモニウムイオン濃度: 0.1mg(NH4−N)/lで
あった。以上詳細に説明したように、本発明によれば、
膜分離活性汚泥法による排水の処理において、隔膜式電
解装置で製造したアルカリ水を用いて膜モジュールの洗
浄を行うことにより、有機性高分子物質に起因する汚泥
粒子などによる膜の閉塞を抑制し、膜透過水量の経時的
減少を効果的に抑制することにより、膜分離活性汚泥装
置の処理量の増加が可能となった。
【0044】さらに、この結果、膜寿命を格段に延ばす
ことが可能となり、排水処理における膜コストを著しく
低減することができる。また、曝気槽に膜を浸漬したま
まで膜の洗浄を効果的に行えるため、膜分離活性汚泥装
置を長時間停止する必要がなく、装置の稼働率が向上
し、膜分離活性汚泥法の処理量、処理効率を高めること
が可能となった。
ことが可能となり、排水処理における膜コストを著しく
低減することができる。また、曝気槽に膜を浸漬したま
まで膜の洗浄を効果的に行えるため、膜分離活性汚泥装
置を長時間停止する必要がなく、装置の稼働率が向上
し、膜分離活性汚泥法の処理量、処理効率を高めること
が可能となった。
【0045】さらに、膜モジュール洗浄後のアルカリ性
水を曝気槽の混合溶液(活性汚泥)に供給することによ
り、原排水中の有機性物質の曝気槽における分解反応
(生物反応)、アンモニア態窒素など原排水中の窒素化
合物の曝気槽および無酸素槽における硝化・脱窒を効果
的に行うことが可能となった。また、隔膜式電解装置で
副成される酸性水を膜透過水中に流入せしめることによ
り、処理水のpHを基準値に維持することが容易となっ
た。
水を曝気槽の混合溶液(活性汚泥)に供給することによ
り、原排水中の有機性物質の曝気槽における分解反応
(生物反応)、アンモニア態窒素など原排水中の窒素化
合物の曝気槽および無酸素槽における硝化・脱窒を効果
的に行うことが可能となった。また、隔膜式電解装置で
副成される酸性水を膜透過水中に流入せしめることによ
り、処理水のpHを基準値に維持することが容易となっ
た。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、下記の効果を得ること
が可能となった。 :膜モジュールへの有機性高分子物質などの付着・堆
積による膜透過水量の経時的減少を効果的に抑制するこ
とが可能となり、膜分離活性汚泥装置の処理量を増加
し、さらには、この結果、排水処理における膜コストを
著しく低減することが可能となった。
が可能となった。 :膜モジュールへの有機性高分子物質などの付着・堆
積による膜透過水量の経時的減少を効果的に抑制するこ
とが可能となり、膜分離活性汚泥装置の処理量を増加
し、さらには、この結果、排水処理における膜コストを
著しく低減することが可能となった。
【0047】:膜モジュールを曝気槽に浸漬した状態
で膜の洗浄を行うことが可能となったため、膜分離活性
汚泥装置の稼働率が向上し、原排水の処理量、処理効率
を高めることが可能となった。 :膜洗浄に供したアルカリ性水を、膜モジュール一次
側に透過させ曝気槽内の混合溶液(活性汚泥)中に流入
せしめることにより、曝気槽における有機性物質の分解
反応(生物反応)、さらには曝気槽、無酸素槽における
アンモニア体窒素など窒素化合物の硝化・脱窒を効果的
に行うことが可能となった。
で膜の洗浄を行うことが可能となったため、膜分離活性
汚泥装置の稼働率が向上し、原排水の処理量、処理効率
を高めることが可能となった。 :膜洗浄に供したアルカリ性水を、膜モジュール一次
側に透過させ曝気槽内の混合溶液(活性汚泥)中に流入
せしめることにより、曝気槽における有機性物質の分解
反応(生物反応)、さらには曝気槽、無酸素槽における
アンモニア体窒素など窒素化合物の硝化・脱窒を効果的
に行うことが可能となった。
【0048】:水の隔膜電解時に副成する酸性水を膜
透過水中に流入せしめるため、処理水のpHを基準値内
に維持することが容易となった。すなわち、本発明は、
都市下水や集落排水などの生活排水、家畜のし尿排水、
水産加工排水、農産加工排水など有機性物質またはさら
に加えて窒素化合物を含む排水の処理を、従来の処理技
術より格段に処理効率および経済性の両者に優れた方法
で実施可能とした。
透過水中に流入せしめるため、処理水のpHを基準値内
に維持することが容易となった。すなわち、本発明は、
都市下水や集落排水などの生活排水、家畜のし尿排水、
水産加工排水、農産加工排水など有機性物質またはさら
に加えて窒素化合物を含む排水の処理を、従来の処理技
術より格段に処理効率および経済性の両者に優れた方法
で実施可能とした。
【図1】本発明の膜分離活性汚泥法に係わる活性汚泥装
置の一例を示す具体的構成図である。
置の一例を示す具体的構成図である。
【図2】本発明の膜分離活性汚泥法に係わる活性汚泥装
置の一例を示す具体的構成図である。
置の一例を示す具体的構成図である。
【図3】従来の膜分離活性汚泥法に用いられる活性汚泥
装置を示す具体的構成図である。
装置を示す具体的構成図である。
【図4】従来の膜分離活性汚泥法に用いられる活性汚泥
装置を示す具体的構成図である。
装置を示す具体的構成図である。
11 調整槽 12 曝気槽(生物反応槽) 13 送風機 14 散気装置 15 混合溶液(活性汚泥) 16 膜分離装置 17 膜モジュール 18 吸引装置 19、28、29、42 送液ポンプ 20 隔膜式電解装置 21 隔膜 22 陽極 23 陽極室 24 陰極 25 陰極室 26 アルカリ性水貯槽 27 酸性水貯槽 30 アルカリ性水 31 酸性水 32、33 切換弁 40 無酸素槽 41 排水 43 緩速攪拌装置 44 蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 有機性物質を含む原排水の処理に用いら
れる膜分離活性汚泥法であって、曝気槽内で生成される
汚泥状物質を含有する混合溶液を、前記曝気槽内に浸漬
した膜モジュールを用いてろ過し、膜透過水である処理
水を得る一方、隔膜式電解装置で製造されるアルカリ性
水と酸性水のうち、アルカリ性水を前記膜モジュール二
次側に供給して膜洗浄に供した後、該膜モジュール一次
側に透過させ前記曝気槽内の前記混合溶液中に流入せし
め、酸性水は前記膜透過水中に流入せしめることを特徴
とする膜分離活性汚泥法。 - 【請求項2】 有機性物質および窒素化合物を含む原排
水の処理に用いられる膜分離活性汚泥法であって、曝気
槽の上流側に設置された無酸素槽と前記曝気槽との間で
該曝気槽内で生成される汚泥状反応物質を含む混合溶液
を循環することにより、原排水中に含有される有機性物
質および窒素化合物の分解反応および硝化・脱窒を行う
と共に、前記曝気槽内の前記混合溶液中に浸漬した膜モ
ジュールを用いて該混合溶液をろ過して膜透過水である
処理水を得る一方、隔膜式電解装置で製造されるアルカ
リ性水と酸性水のうち、アルカリ性水を前記膜モジュー
ル二次側に供給して膜洗浄に供した後、該膜モジュール
一次側に透過させ前記曝気槽内の前記混合溶液中に流入
せしめ、酸性水は前記膜透過水中および/または前記無
酸素槽の排水中に流入せしめることを特徴とする膜分離
活性汚泥法。 - 【請求項3】 前記膜モジュールによる混合溶液のろ過
停止時に前記アルカリ性水による膜洗浄を行う請求項1
または2記載の膜分離活性汚泥法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15996796A JPH105784A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 膜分離活性汚泥法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15996796A JPH105784A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 膜分離活性汚泥法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH105784A true JPH105784A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15705090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15996796A Pending JPH105784A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 膜分離活性汚泥法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH105784A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005111351A (ja) * | 2003-10-07 | 2005-04-28 | Ebara Corp | 窒素含有有機性廃液の処理方法及び処理装置 |
| NL1031936C2 (nl) * | 2006-06-01 | 2007-12-04 | Dhv B V | Werkwijze voor het reinigen van een membraan, toepassing van een reinigingsmiddel en membraanbioreactor. |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15996796A patent/JPH105784A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005111351A (ja) * | 2003-10-07 | 2005-04-28 | Ebara Corp | 窒素含有有機性廃液の処理方法及び処理装置 |
| NL1031936C2 (nl) * | 2006-06-01 | 2007-12-04 | Dhv B V | Werkwijze voor het reinigen van een membraan, toepassing van een reinigingsmiddel en membraanbioreactor. |
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