JPH1057976A - シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法 - Google Patents

シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法

Info

Publication number
JPH1057976A
JPH1057976A JP21892096A JP21892096A JPH1057976A JP H1057976 A JPH1057976 A JP H1057976A JP 21892096 A JP21892096 A JP 21892096A JP 21892096 A JP21892096 A JP 21892096A JP H1057976 A JPH1057976 A JP H1057976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica
magnesium
ammonia nitrogen
reaction
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21892096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Takada
尅男 高田
Hidetoshi Takami
英俊 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP21892096A priority Critical patent/JPH1057976A/ja
Publication of JPH1057976A publication Critical patent/JPH1057976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器等のスケールの発生及び湿式酸化に
用いる触媒表面にシリカ等が付着するのを防止して、湿
式酸化によるアンモニア態窒素の除去を行う。 【解決手段】 反応槽5には、マグネシウム塩貯留タン
ク10からのマグネシウム塩水溶液と、炭酸ナトリウム
貯槽17からの炭酸ナトリウム水溶液が供給される。そ
して、反応槽5において、pHが10.5以上に保持さ
れると共に、マグネシウム/シリカ比が3以上に設定さ
れる。さらに、炭酸ナトリウムの炭酸は、カルシウムの
3.5倍以上添加する。そこで、固液分離装置6におい
て、効果的にシリカ、マグネシウム、カルシウムが除去
される。従って、その後の湿式酸化装置における熱交換
器や配管にスケールが発生することを防止できるととも
に、反応塔24内に、充填される触媒表面に付着物を生
成させることなく効率的な処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリカ及びアンモ
ニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法、特に湿式酸
化におけるスケール発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、閉鎖性水域における富栄養化
防止などの観点から、廃水中のアンモニア態窒素を除去
することが求められており、生物学的消化脱窒法、アン
モニアストリッピング法、塩素酸化法等各種の処理方法
が提案されている。
【0003】ここで、生物学的脱窒法は、好気的条件下
で硝化細菌によりアンモニア態窒素を硝酸態窒素(亜硝
酸態窒素を含む)に酸化した後、嫌気的条件下で通性嫌
気性細菌の水素供与体の酸化(硝酸呼吸)に硝酸態窒素
の酸素を利用させ、その結果として、硝酸態窒素を窒素
ガスに還元し、窒素を廃水中から除去するものである。
また、アンモニアストリッピング法は、水酸化ナトリウ
ムなどで、廃水のpHを上昇させ、アンモニアガスを大
気中に放散させる方法である。さらに、塩素酸化法は、
廃水中のアンモニア態窒素に対する塩素の注入量が所定
の値(ブレークポイント)に達することで、一旦生成さ
れたクロラミンが窒素ガスになる現象を利用するもので
ある。
【0004】そして、生物学的脱窒法は、硝酸化後の脱
窒を行うため、除去率をあげるためには、必ず水素供与
体を外部から導入しなければならない。また、生物を利
用するため、その管理が比較的難しいという問題があ
る。アンモニアストリッピング法は、大気中にアンモニ
アガスが放散されてしまうという問題がある。さらに、
塩素酸化法は、大量の塩素を消費し、しかも塩素の注入
を正確にブレークポイントに制御しないと、処理水中に
かなりの塩素が残留するという問題点があった。
【0005】一方、廃水中のアンモニア体窒素の除去法
として、触媒湿式酸化処理法が提案されている。この方
法は、所定の金属触媒の存在下、100〜370゜Cに
加温すると共に、廃水が液相を保持する圧力にまで加圧
し、かつ空気などの酸素含有ガスを酸化剤として供給す
ることによって、廃水中の被酸化性物質を湿式酸化する
ものである。そして、この湿式酸化によって、アンモニ
ア体窒素や、有機物質等の被酸化性物質は、窒素ガス、
二酸化炭素、水などに酸化分解される。
【0006】この触媒湿式酸化処理法は、運転管理が比
較的簡単で、確実な処理が行えるというメリットがあ
り、注目されている技術である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この触媒湿式
酸化法による廃水処理を行う際には、装置におけるスケ
ール発生という問題がある。すなわち、廃水中にシリ
カ、マグネシウム、カルシウム等が存在すると、触媒の
表面にこれら成分が付着析出し、触媒性能が低下した
り、触媒毒として作用し、処理能力が低下してしまうと
いう問題がある。さらに、これら成分は、熱交換器、配
管などにスケールとして析出する。従って、処理装置の
安定な運転が困難となる。そして、運転継続のために
は、触媒の交換やスケール除去作業が必要となり、これ
は経済的に大きな負担となる。
【0008】本発明は、これらの問題を解決することを
課題としてなされたものであり、触媒の性能低下を防止
するとともにスケールの発生を防止して、安定した湿式
酸化処理が行えるシリカ及びアンモニア態窒素を含む廃
水の処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリカ及びア
ンモニア態窒素を含む廃水をマグネシウムの存在下でp
Hを10.5以上に調整し反応させ、この反応後の処理
液を固液分離し、シリカ及びマグネシウム分離し、固液
分離後の処理液を金属触媒の存在下で、加熱加圧して、
アンモニア態窒素を湿式酸化することを特徴とする。
【0010】これによって、湿式酸化を行う前に、シリ
カ等が除去され、湿式酸化の際に触媒表面に付着物が生
成したり、熱交換器等にスケールが発生して、処理が効
率的に行えなくなることを防止することができる。
【0011】特に、火力発電所における給水及び復水の
脱塩装置の再生廃液などでは、アンモニア態窒素の他に
シリカ等が含まれ、湿式酸化処理を行う上で、スケール
発生等が大きな問題となっていた。本発明によれば、こ
のシリカがマグネシウムと共に予め除去されるため、ス
ケール発生等を防止して効率的な処理を行うことができ
る。
【0012】また、本発明は、上記固液分離の前段にお
いて、マグネシウムの濃度がシリカの濃度に対し3倍以
上になるように調整することを特徴とする。
【0013】シリカは、マグネシウムを共存させること
によって、その除去率を上昇できる。そこで、必要な場
合にマグネシウムを添加することによって、シリカに対
するマグネシウムの比を一定以上とし、十分なシリカ除
去率を得る。なお、余り大量のマグネシウムを添加する
と、マグネシウムがスケール発生の原因となるため、比
を5程度に抑制することが好適である。
【0014】また、本発明は、上記pH調整を炭酸ナト
リウムを添加することによって行う。これによって、廃
水中に含まれるカルシウムを上記固液分離手段において
分離するとともに、上記湿式酸化手段により得られる処
理水のpHの低下を防止することができる。
【0015】炭酸ナトリウムを添加すると、廃水中に含
まれるカルシウムは、炭酸カルシウムとして析出する。
そこで、シリカと同様スケール等の原因となるカルシウ
ムが除去できる。さらに、炭酸は、pH緩衝能力が高
い。このため、湿式酸化により酸が生成された場合にも
pHの低下を抑制し、処理水放流前におけるpH調整を
不要にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、実施形態の全体構成を示すブロック図
である。発電所の給水及び復水の脱塩装置の再生廃液等
のシリカ、マグネシウム、カルシウム及びアンモニア態
窒素を含む廃水は、まず廃水貯槽1に受け入れられ、こ
こに貯留される。この廃水貯槽1には、廃水ポンプ2が
接続されており、この廃水ポンプによって、廃水貯槽1
内の廃水が廃水送液ライン3に供給される。この廃水送
液ライン3には、流量測定器4が取り付けられており、
廃水送液ライン3を流れる廃水の流量が計測される。廃
水送液ライン3は、反応槽5に接続されており、廃水貯
槽1内の廃水が反応槽5に供給される。この反応槽5
は、シリカ、マグネシウム、カルシウムをフロック化
(固形化)するものである。そして、反応槽5には、固
液分離装置6が接続されている。この固液分離装置6
は、例えば沈殿槽であり、固形物を分離し、シリカ、マ
グネシウム、カルシウムが除去された処理液を得る。な
お、固液分離装置6としては、沈殿槽以外に各種のろ過
装置などが適用可能である。
【0017】また、廃水送液ライン3には、シリカ計測
液ライン7が接続されており、廃水をシリカ計8に供給
する。従って、廃水送液ライン3内の廃水のシリカ濃度
が、シリカ計8によって、常時計測される。このシリカ
計8には、演算装置9が接続されている。演算装置9に
は、流量測定器4の出力も供給されている。そこで、演
算装置9は、シリカ計8で計測されるシリカ濃度に流量
測定器4で計測される流量を乗算し、反応槽5へのシリ
カの流入量を算出する。
【0018】そして、演算装置9は、算出された反応槽
5へのシリカの流入量に応じてマグネシウム塩貯留タン
ク10からマグネシウム塩の水溶液を反応槽5に供給す
るマグネシウム塩注入ポンプ11の流量を制御する。な
お、マグネシウム塩としては、塩化マグネシウム、硫酸
マグネシウム等が用いられ、またマグネシウム塩注入ポ
ンプ11は、マグネシウムライン12を介し、反応槽5
に接続されており、マグネシウム塩の水溶液をマグネシ
ウムライン12を介し、反応槽5に供給する。
【0019】特に、シリカを分離可能な固形物にするた
めには、シリカ濃度の3倍以上のマグネシウムが存在す
る必要がある。そこで、演算装置9は、シリカの反応槽
5への流入量から、この3倍(またはそれ以上)のマグ
ネシウムが反応槽5に存在するようにマグネシウム塩注
入ポンプによるマグネシウム水溶液の反応槽5への供給
量を制御する。なお、廃水中にマグネシウムが存在する
場合には、不足分のマグネシウムを添加すればよく、ま
た廃水中に必要充分なマグネシウムが存在する場合はマ
グネシウム塩の注入を省略することができる。
【0020】さらに、反応槽5には、pH測定器13が
取り付けられている。そして、このpH測定器13の出
力は、pH調整剤貯留タンク14のpH調整剤を反応槽
5に供給するためのpH調整剤注入ポンプ15に供給さ
れている。そして、pH調整剤注入ポンプ15の駆動
が、反応槽5のpHが10.5以上となるように調整さ
れる。なお、pH調整剤注入ポンプ15は、pH調整剤
ライン16を介し、反応槽5に接続されており、このp
H調整剤ライン16を介し、pH調整剤が反応槽5に供
給される。pH調整剤としては、水酸化ナトリウム等が
利用されるが、必要に応じて塩酸なども供給することが
できる。
【0021】さらに、反応槽5には、廃水中のカルシウ
ムを除去するために炭酸ナトリウム貯槽17から炭酸ナ
トリウムが供給できるようにしてもよい。すなわち、炭
酸ナトリウム貯槽17は、炭酸ナトリウム注入ポンプ1
8、炭酸ナトリウム注入ライン19を介し、反応槽5に
接続されており、必要量の炭酸ナトリウムが反応槽5に
供給される。この炭酸ナトリウムの注入量は、炭酸(C
2 )/カルシウム(Ca)の比が3.5以上になるよ
うに決定することが好ましい。
【0022】ここで、反応槽5のpHは、前述したごと
く10.5以上、好ましくは11程度に調整する。そし
て、炭酸ナトリウムはアルカリ性であり、これを添加す
ることである程度のpHの調整は行える。そこで、炭酸
ナトリウムを添加する場合はこれを所定量添加した後
で、さらにpHを上昇するために、pH調整剤貯留タン
ク14から水酸化ナトリウムなどを供給する。必要がな
い場合には、水酸化ナトリウム等のpH調整剤の添加は
行わなくてよい。
【0023】このようにして、反応槽5において、マグ
ネシウム塩が添加され、マグネシウム/シリカの比が調
整され、必要に応じ炭酸塩が添加され、さらにpHが所
定のアルカリ状態に調整される。そこで、マグネシウ
ム、シリカ、炭酸カルシウムが固形物となり、液中の溶
解量が非常に少なくなる。そこで、固液分離装置6にお
いて固体分を除去することによって、シリカ、カルシウ
ム、マグネシウムなどの除去された処理液を得ることが
できる。
【0024】固液分離装置6には、中間水槽20が接続
され、固液分離装置6で得られた処理液が貯留される。
この中間水槽20には、中間ポンプ21が接続されてお
り、中間水槽20内の処理液を熱交換器22、加熱ヒー
タ23を介し湿式酸化処理を行う反応塔24に供給す
る。なお、中間ポンプ21は、処理液を反応塔24に加
圧して供給するものであり、例えば70kg/cm2
度にまで加圧する。
【0025】また、加熱ヒータ23から排出される反応
塔24へ供給される処理液には、空気ライン25からの
空気が導入される。また、加熱ヒータ23には、加熱用
熱源ライン26が接続されており、この加熱用熱源ライ
ン26を介し供給する熱媒からの熱により、処理液が加
熱される。また、湿式酸化の反応塔24から排出される
反応処理水は、熱交換器22を介し、系外に排出され
る。すなわち、反応処理水の熱の一部を熱交換器22で
回収し、中間水槽20からの処理液の加熱に利用する。
そして、熱交換器22において、予備的に加熱された処
理液を加熱ヒータ23で所望の温度(100〜370゜
C)まで加熱する。
【0026】ここで、反応塔24においては、その内部
が100〜370゜Cにまで加熱された処理液が液相を
保持する圧力にまで加圧されている。そして、所定量の
空気が処理液中に導入されているため、反応塔24内
は、酸化雰囲気になっており、さらに反応塔24内に
は、金属触媒が充填されている。このため、ここにおい
てアンモニア態窒素の酸化反応が起こる。
【0027】すなわち、この反応塔24内において、 4NH4++3O2 → 2N2 +6H2 O+4H+ で表される触媒湿式酸化反応が生起される。
【0028】この反応式から明らかなように、反応によ
り、酸が生成する。このため、処理水のpHを維持する
ためには、生成された酸を中和するためのアルカリが必
要となる。本装置では、反応槽5において、処理液をア
ルカリ性にしているが、この際のアルカリ剤が水酸化ナ
トリウムや水酸化カリウムであると、反応塔24におけ
る酸生成により、アルカリ分が不足し処理水のpHが放
流基準値以下になり、再中和が必要となることがある。
【0029】ところが、カルシウムを除去するための炭
酸ナトリウムを使用している場合は、反応塔24におけ
る反応において、酸が生成しても、pHがそれ程下がら
ないことがある。すなわち、炭酸塩は、緩衝力が大きい
ため、かなりの酸が生成されてもpHはそれ程下がら
ず、再中和の必要がなくなることが多い。なお、反応槽
5への炭酸の供給によって、カルシウムの除去が行える
ため、反応槽5への炭酸ナトリウムは、カルシウムの除
去、pHの上昇、最終的な処理水のpH低下の防止とい
う複数の役割を果たす。
【0030】なお、実験によれば、反応槽5におけるp
Hを炭酸ナトリウムを用いず、水酸化ナトリウムで9.
5に調整したとき、処理水のpHは3.5程度になっ
た。一方、炭酸ナトリウムを用いてpHを9.5に調整
した場合には、処理水のpHは7程度であった。
【0031】また、反応塔24に充填する金属触媒とし
ては、パラジウム、鉄、ジルコニウム及び白金などが用
いられるが、触媒活性と、耐久性を兼備した固体触媒で
あればどのような触媒を用いてもよい。また、触媒の形
態も、粒状、ペレット状等各種のものを採用できる。
【0032】なお、本実施形態の装置の処理対象となる
廃水としては、発電所の補給水や復水の脱塩装置の再生
廃液、電気集塵機や空気予熱器水洗水等がある。
【0033】
【実施例】図1に示す装置を用い、火力発電所から発生
する脱塩装置の再生廃液及び機器水洗水を含む廃液を原
水として、処理を行った。原水の平均的な水質は、アン
モニア態窒素(NH4 −N)1,700mg/L、シリ
カ(SiO2 )55mg/L、マグネシウム(Mg)5
6mg/L、カルシウム(Ca)22mg/Lであっ
た。そして、シリカ計8の検出結果に基づきマグネシウ
ム塩注入ポンプ11を制御し、マグネシウムをシリカの
5倍になるように注入した。また、pH計13からの出
力を基に炭酸ナトリウムの添加を調整して、反応槽5に
おけるpHが11になるように調整した。なお、炭酸ナ
トリウムの添加は、炭酸がカルシウムの3.5倍以上に
なるような量にセットしておき、不足するアルカリ分と
しては水酸化ナトリウムを添加し、pHを調整した。
【0034】そして、固液分離装置(沈殿槽)6によ
り、汚泥を分離したときの上澄み液(中間水槽20内の
処理液)の水質は、シリカ0.2mg/L、マグネシウ
ム6mg/L、カルシウム6mg/Lであった。
【0035】その後、上澄み液を湿式酸化処理の供し
た。すなわち、中間ポンプ21により、圧力を約70k
g/cm2 とし、熱交換器22、加熱ヒータ23で22
5゜Cにまで加熱して反応塔24に供給した。
【0036】この処理によって、1,500L−処理水
/L−触媒の処理において、処理水中のアンモニア態窒
素は2mg/L以下に維持され、また熱交換器や配管に
スケールが発生したり、触媒表面に付着物が発生するな
どによる障害も生じなかった。
【0037】次に、この同じ廃水を原水として、pHを
11(一定)にして、マグネシウムの添加量を変化さ
せ、Mg/シリカ比を変化させて反応させ、その後20
分静置して得た上澄みの水質を図2に示す。
【0038】このように、マグネシウム/シリカ比3に
おいて、処理水シリカ濃度3.2mg/Lが得られる。
また、マグネシウム/シリカ比5にすると、十分なシリ
カの除去が達成されることが理解される。
【0039】さらに、マグネシウム/シリカ比を5に固
定しておき、凝集時のpHの影響を調べた。残留シリカ
濃度は、pH10.0で50.8mg/L、pH10.
5で30.7、pH11で0.2mg/L、pH11.
5で0.16mg/Lであった。これより、pH11で
十分なシリカの除去が行えることが分かる。なお、この
処理におけるpH10.5及び11.5における残留マ
グネシウム濃度は、それぞれ79.1mg/L、4.9
mg/L、残留カルシウム濃度はいずれの場合も6.0
mg/Lであった。なお反応槽における凝集pHを1
0.0、10.5、11.5、にした場合の固液分離装
置の上澄み液をそれぞれ湿式酸化処理装置に供したとこ
ろ、pH10.0のものは約200L−処理水/L−触
媒の通水後に、触媒表面に付着物が発生し、処理水中の
アンモニア態窒素濃度が10mg/Lに増加したが、p
H10.5及び11.5にしたものは1500L−処理
水/L−触媒の通水量でも処理水のアンモニア態窒素は
2mg/L以下に維持された。
【0040】このような結果から、マグネシウム/シリ
カ比5、pHは10.5以上、好ましくは11以上にお
いて、好適なシリカ除去が達成されることが理解され
る。
【0041】「比較例」上記実施例と同様の廃水をマグ
ネシウムの添加無しで、反応槽5におけるpH9.5で
処理した。この場合、処理初期は、処理水中のアンモニ
ア態窒素濃度がh、2mg/L以下であったが、約15
0L−処理水/L−触媒の通水後に、熱交換器22への
スケール付着は発生し始めるとともに、触媒表面に付着
物が発生し処理水中のアンモニア態窒素濃度が10mg
/Lに増加した。そして、熱交換器などにおけるスケー
ル付着が進み、通水が困難になった。
【0042】また、配管に付着したスケールについて、
蛍光X線分析を行ったところ、シリカ17%、マグネシ
ウム22%、カルシウム18.5%程度であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 マグネシウム/シリカ比と残留シリカ濃度の
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 廃水貯槽、2 廃水ポンプ、3 廃水送液ライン、
4 流量測定器、5反応槽、6 固液分離装置、7 シ
リカ計測液ライン、8 シリカ計、9 演算装置、10
マグネシウム塩貯留タンク、11 マグネシウム塩注
入ポンプ、12 マグネシウムライン13 pH測定
器、14 pH調整剤貯留タンク、15pH調整剤注入
ポンプ、16 pH調整剤ライン、17 炭酸ナトリウ
ム貯槽、18 炭酸ナトリウム注入ポンプ、19 炭酸
ナトリウム注入ライン、20中間水槽、21 中間ポン
プ、22 熱交換器、23 加熱ヒータ、24 反応
塔、25 空気ライン、26 加熱用熱源ライン、27
処理水ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/58 CDJ C02F 1/60 ZAB 1/60 ZAB B01J 23/74 301M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水
    をマグネシウムの存在下でpHを10.5以上に調整し
    て、シリカ及びマグネシウムを固形物にする反応手段
    と、 この反応後の処理液を固液分離し、シリカ及びマグネシ
    ウムを分離する固液分離手段と、 固液分離後の処理液を金属触媒の存在下で、加熱加圧し
    て、アンモニア態窒素を湿式酸化する湿式酸化手段と、 を有することを特徴とするシリカ及びアンモニア態窒素
    を含む廃水の処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 上記反応手段において、マグネシウムの濃度がシリカの
    濃度に対し3倍以上になるように調整することを特徴と
    するシリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 上記反応手段は、炭酸ナトリウムを添加する炭酸ナトリ
    ウム添加手段を含み、 廃水中に含まれるカルシウムを上記固液分離手段におい
    て分離するとともに、上記湿式酸化手段により得られる
    処理水のpHの低下を防止することを特徴とするシリカ
    及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置。
  4. 【請求項4】 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水
    をマグネシウムの存在下でpHを10.5以上に調整し
    て、シリカ及びマグネシウムを固形物にする反応工程
    と、 この反応工程後の処理液を固液分離し、シリカ及びマグ
    ネシウムを分離する固液分離工程と、 固液分離後の処理液を金属触媒の存在下で、加熱加圧し
    て、アンモニア態窒素を湿式酸化する湿式酸化工程と、 を有することを特徴とするシリカ及びアンモニア態窒素
    を含む廃水の処理方法。
JP21892096A 1996-08-20 1996-08-20 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法 Pending JPH1057976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21892096A JPH1057976A (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21892096A JPH1057976A (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1057976A true JPH1057976A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16727399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21892096A Pending JPH1057976A (ja) 1996-08-20 1996-08-20 シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1057976A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4294706A (en) Process for treating waste water
JPS5919757B2 (ja) 廃水の処理方法
JPH06226272A (ja) 排水中の有機化学的物質の含有量を低下させる方法
JP2010012404A (ja) 脱窒処理方法及び脱窒処理装置
JPH10277568A (ja) 有機物含有廃水の処理方法
JP4703370B2 (ja) 窒素含有排水の処理方法
JP5149728B2 (ja) 脱窒処理方法及び脱窒処理装置
JP2000117273A (ja) 廃水の処理方法
JP4867099B2 (ja) 生物脱窒処理方法
JP3729365B2 (ja) マンガン含有水の処理方法及び装置
JP3699367B2 (ja) 廃液の処理方法
JPH1057976A (ja) シリカ及びアンモニア態窒素を含む廃水の処理装置及び方法
JPH11319880A (ja) 有機性排水の生物学的処理方法
JPS5827999B2 (ja) 廃水の湿式酸化処理方法
JP4177521B2 (ja) 金属とアンモニアを含む排水の処理方法
JP4531958B2 (ja) ヒドラジン含有排水の処理方法
JPH0739889A (ja) 高濃度アンモニア廃液の処理方法
JP2000167570A (ja) 排水の処理方法
JP3843141B2 (ja) 排煙脱硫排水の処理方法およびその装置
JP3414513B2 (ja) 復水脱塩装置の再生排水の処理方法
JPS62225294A (ja) 生物学的脱窒装置
JP2001179296A (ja) 硝酸イオン及び/又は亜硝酸イオン含有水の処理方法
JP3492413B2 (ja) 排水の処理方法
JPH11207366A (ja) 塩素処理方法及び塩素処理装置
JPS6014997A (ja) 有機性汚水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040803