JPH1058210A - 工作機械の工具保持装置 - Google Patents

工作機械の工具保持装置

Info

Publication number
JPH1058210A
JPH1058210A JP21580196A JP21580196A JPH1058210A JP H1058210 A JPH1058210 A JP H1058210A JP 21580196 A JP21580196 A JP 21580196A JP 21580196 A JP21580196 A JP 21580196A JP H1058210 A JPH1058210 A JP H1058210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
collet
tapered surface
draw bar
wedge member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21580196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3814021B2 (ja
Inventor
Kazu Watabe
和 渡部
Yozo Arikawa
洋三 有川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
Priority to JP21580196A priority Critical patent/JP3814021B2/ja
Publication of JPH1058210A publication Critical patent/JPH1058210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814021B2 publication Critical patent/JP3814021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ドローバーを付勢する力が同一のままでも、刃
先の損傷および主軸と工具のテーパ部のフレッテイング
の発生を防止することができる工作機械の工具保持装置
を提供する。 【解決手段】工具1を装着・保持するには、工具1のプ
ルスタッド3を主軸4内に差込み、この状態でドローバ
ー9を皿ばね11の付勢により移動する。すると、該ド
ローバー9と一体のシリンダケース32が移動して、コ
レット33とシリンダケース32の接合部の楔作用によ
り、コレット33がプルスタッド3のフランジ面3cに
係合する。工具1を主軸4から引き抜く方向の力が作用
しても、コレット33はシリンダケース32により外方
への拡がりが阻止されて位置決めされており、工具1か
らの力は、プルスタッド3、コレット33、コレットオ
ープナ31、主軸4、テーパ面5、工具のテーパ面2か
らなる閉ループRを構成し、工具1が機械的ロックによ
り確実に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具のテーパ面を
主軸のテーパ面に当接させた状態でドローバーの先端に
配置したコレット等の楔部材を工具のプルスタッドのフ
ランジ面に係合させ、ドローバーを付勢して工具を主軸
に保持するようにした工作機械の工具保持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は工具を保持した状態における工作
機械の主軸頭の断面図である。1は工具あるいは工具を
保持するホルダ(以下、両者を合わせて工具という。)
で、外周にはテーパ面2が形成され、端部にはプルスタ
ッド3が固定されている。なお、プルスタッド3のフラ
ンジ部3aの両端はそれぞれテーパ面3b,3cが形成
されている。4は主軸で、先端部の内面にはテーパ面2
と係合するテーパ面5が、また、内部には逃げ穴6と案
内穴7が形成されている。8はコレットで、径方向に複
数に分割され、ドローバー9により軸方向に位置決めさ
れている。10は環状のばねで、コレット8を付勢して
いる。11は皿ばねで、複数枚が軸方向に並べて配置さ
れ、ドローバー9を10〜12kNの力で図における右
方に付勢している。なお、ドローバー9の図示しない他
端には、エアシリンダが配置されている。
【0003】以下、動作を説明する。工具1を交換する
ときには、図示しないエアシリンダを動作させ、皿ばね
11に抗してドローバー9を左方へ移動させる。コレッ
ト8の先端が案内穴7から逃げ穴6に移動すると、図7
に示すように、ばね10によりコレット8は径方向に開
き、内径がフランジ部3aの外径より大きくなる。この
状態で工具1を主軸4から外す。なお、工具1を主軸4
から外し易すくするため、コレット8の内径がフランジ
部3aの外径よりも大きくなった後、エアシリンダの移
動端において、ドローバー9の先端9aでプルスタッド
3の端面を僅かに(たとえば数十μmでもよい)押すよ
うにしている。次に、別の工具1を主軸4内に挿入し、
テーパ面2をテーパ面5に当接させてから、図示しない
エアシリンダを上記とは逆の方向に動作させる。する
と、皿ばね11によりドローバー9は右方に移動し、コ
レット8は逃げ穴6から案内穴7に移動する際にばね1
0に抗して閉じる。そして、、さらに右方に移動し、コ
レット8のフランジ部3aの内面8aがテーパ面3cに
当接して、工具1を右方に付勢する。この結果、工具1
のテーパ面2と主軸4のテーパ面5間の摩擦力により工
具1と主軸4は一体になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工具1が例え
ばエンドミルの場合、加工時、図示しない刃先には工具
1を主軸4から引き抜く方向(図6における左向き)の
力(以下、引き抜き力という。)が加わり、特に重切削
の際、前記引き抜き力が皿ばね11の力よりも大きくな
って、テーパ面2とテーパ面5が瞬間的に離間すること
があった。そして、前記離間が発生すると、主軸4の回
転力が工具1に伝達されないため、刃先を損傷した。ま
た、前記離間が振動的に発生すると、テーパ面2とテー
パ面5の接触面が摩耗しあるいは錆びが発生する、いわ
ゆるフレッテイング(フレッテイング・コロージョン;
擦過摩耗)が発生した。この場合、ばね11の付勢力を
大きくすればフレッテイングを防止できるが、エアシリ
ンダの能力を大きくする必要があった。
【0005】本発明の目的は、上記した課題を解決し、
ドローバーの先端に配置した楔部材を工具のプルスタッ
ドのフランジ面に係合させ、ドローバーを付勢して工具
を主軸に保持するようにした工作機械の工具保持装置に
おいて、ドローバーを付勢する力が同一のままでも、刃
先の損傷および主軸と工具のテーパ部のフレッテイング
の発生を防止することができる工作機械の工具保持装置
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、ドローバー(9)の先端に配置した楔部材(33)
を工具(1)のプルスタッド(3)のフランジ面(3
c)に係合させ、ドローバーを付勢して工具を主軸
(4)に保持するようにした工作機械の工具保持装置に
おいて、前記主軸(4)に形成した案内穴(7)に軸方
向移動自在に嵌挿されると共に前記ドローバー(9)と
一体に連結される位置決め手段(32)を設け、前記楔
部材(33)の外周面と前記位置決め手段(32)の内
周面との間で、互に当接して楔作用をする接合部(32
b,33f)を設け、前記工具(1)を主軸(4)に保
持する状態では、前記ドローバー(9)の付勢に基づく
前記位置決め手段(32)の前記楔部材(33)に対す
る相対移動により、前記接合部(32b,33f)の楔
作用に基づき前記楔部材(33)を前記フランジ面(3
c)に係合すると共に、前記位置決め手段(32)が前
記楔部材の拡がりを阻止して位置決めする、ことを特徴
とする工作機械の工具保持装置にある。
【0007】請求項2に係る本発明は、前記楔部材(3
3)が、前記フランジ面(3c)に係合する第1のテー
パ面(33c)と、前記接合部を構成する第2のテーパ
面(33f)とを有し、前記楔部材の第2のテーパ面
(33f)の軸線に対する角(a)が、前記第1のテー
パ面(33c)の軸線に対する角(b)より小さいこと
を特徴とする、請求項1記載の工作機械の工具保持装置
にある。
【0008】請求項3に係る本発明は、前記楔部材(3
3)の先端に第3のテーパ面(33)を設け、また前記
主軸(4)に一体に当接部(31b)を設け、前記ドロ
ーバーの工具解放方向の移動に基づき、前記楔部材(3
3)を前記主軸(4)に対して軸方向に相対移動して、
前記第3のテーパ面(33a)の前記主軸の当接部Z
(31b)への当接により、該楔部材を、前記フランジ
面(3c)から解放するように移動してなる、請求項1
又は2記載の工作機械の工具保持装置にある。
【0009】請求項4に係る本発明は、ドローバー
(9)の先端に配置したコレット(33)を工具(1)
のプルスタッド(3)のフランジ面(3c)に係合さ
せ、ドローバー(9)を付勢して工具(1)を主軸
(4)に保持するようにした工作機械の工具保持装置に
おいて、前記主軸(4)のテーパ面(5)の奥側に内径
(31c)が前記プルスタッド(3a)の外径よりも大
きく端部に径方向の面(31b)を備える環状のボス
(31)を配置し、前記ボスの外周に嵌合する第1の穴
(32a)とこの第1の穴とテーパ面(32b)で接続
され該第1の穴よりも大径の第2の穴(32c)を備え
外径が前記主軸(4)の内径(7)に嵌合する環状のシ
リンダケース(32)と、一端の内径方向にV型のフラ
ンジ(33a,33c)が形成された棒状のコレット
(33)と、該コレットを径方向に位置決めするコレッ
トホルダ(34)と、該コレットホルダと前記ドローバ
ー(9)との間に縮設されたばね(35)と、を設け、
前記コレット(33)とコレットホルダ(34)とばね
(35)を内部に配置した前記シリンダケース(32)
を前記第2の穴(32c)側でドローバー(9)の先端
に固定し、前記コレットのフランジの一方の側面(33
a)を前記ボス(31)の径方向の面(31b)に係合
させ、工具(1)のテーパ面(2)を前記主軸(4)の
テーパ面(2)に当接させた状態で、前記コレット(3
3)を、工具開放時は、内周が前記プルスタッド(3
a)のフランジ面(3c)を通過させる位置に、工具保
持時は、他方の前記側面(33c)が前記プルスタッド
のフランジ面(3c)に係合しかつ外周が前記シリンダ
ケース(32)の第1の穴(32a)と当接する位置
に、それぞれ移動させるように構成したことを特徴とす
る工作機械の工具保持装置にある。
【0010】[作用]以上構成に基づき、工具(1)を
装着・保持するには、工具(1)のプルスタッド(3)
を主軸(4)内に差込み、この状態で、ドローバー
(9)を例えば皿ばね(11)の付勢により移動する。
すると、該ドローバー(9)と一体の位置決め手段(シ
リンダケース)(32)が移動して、楔部材(コレッ
ト)(33)と位置決め手段の接合部(33f,33
b)の楔作用により、楔部材(33)がプルスタッド
(3)のフランジ面(3c)に係合する。
【0011】この際、上記接合部を構成する楔部材の第
2のテーパ面(33f)のなす角(a)が、前記フラン
ジ面と係合する第1のテーパ面(33c)のなす角
(b)より小さく設定してあり、前記ドローバー(9)
の付勢力が、前記第2のテーパ面(33f)の楔作用に
より倍力されて、第1のテーパ面(33c)がフランジ
面(3c)に係合する。また、工具(1)を主軸(4)
から引き抜く方向に力が作用すると、前記第2のテーパ
面(33f)により倍力されて位置決め手段(32)が
主軸(4)の案内穴(7)に押付けられる。
【0012】これにより、楔部材(33)が位置決め手
段(32)により外方に拡がることを阻止されて位置決
めされており、工具(1)を引き抜く方向の力は、工具
(1)、プルスタッド(3)、フランジ面(3c)、第
1のテーパ面(33c)、楔部材(33)、第3のテー
パ面(33a)、当接部(31b)、コレットオープナ
(31)、主軸(4)、テーパ面(5)そして工具のテ
ーパ面(2)からなる閉ループ(R)を構成し、工具
(1)が機械的ロックにより確実に保持される。
【0013】一方、ドローバー(9)を例えばエアシリ
ンダにより皿ばね(11)に抗して移動すると、例えば
コレットホルダ(34)、ばね(35)を介して楔部材
(コレット)(33)が移動し、その第3のテーパ面
(33a)が、例えばボス(31)等の主軸に一体の当
接部(33a)に当接し、楔部材(33)を外径方向に
拡げてフランジ面(3c)との係合を解放する。この状
態で、工具(1)を主軸(4)から取外すことが可能と
なる。
【0014】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態を示
す工具を保持した状態における工作機械の主軸頭の要部
断面図、また、図2は工具を保持していない状態を示す
工作機械の主軸頭の要部断面図、図3は主要部の拡大
図、図4はコレットホルダの正面図である。なお、図
6,7と同じものあるいは同一の機能のものは同一の符
号を付してある。31はコレットオープナで、外周は主
軸4の案内穴7に嵌合し、一端にボス31aが形成され
ている。31bはボス31aの端部に形成されたテーパ
面、31cは穴で、その直径はフランジ部3aの外径よ
りも大きい。32は環状のシリンダケースで、外周は主
軸4の案内穴7に嵌合し、一方の端部にはボス31aに
外嵌する穴32aが形成されている。32bはテーパ面
で、穴32aと穴32aよりも大径の穴32cとを接続
している。そして、シリンダケース32は後端側で雌ね
じ32dがドローバー9の雄ねじ9bに螺合し、ドロー
バー9と一体である。33はコレットで、詳細について
は後述する。34はコレットホルダで、外周はシリンダ
ケースの穴32cに嵌合し、一方の側面にはコレット3
3を径方向に位置決めする半径方向に延びる3個の案内
溝34aが設けてあり、内側に穴34bが形成されてい
る。また、案内溝34aの底面34cは外径に向かって
深くなる方向(テーパ面3c方向)のテーパ面に形成し
てある。なお、図4に示すように、案内溝34aの隣合
う側面は互いに平行である。35は、コレット33とド
ローバー9のフランジ部9cとの間に縮設された皿ばね
である。なお、図示していないドローバー9の後端側に
は、図6の場合と同様に、エアシリンダが配置されてい
る。
【0016】次に、図3に基づきコレット33の形状を
詳細に説明する。なお、同図において、実線は工具1を
保持している時の各部材の位置を、また、2点鎖線は工
具1交換時におけるコレット33とシリンダケース32
の位置を示している。始めに内側の形状を説明する。コ
レット33の先端はV字状に形成されており、テーパ面
33aはコレットオープナのテーパ面31bと同一角度
である。33bは軸と平行な面、33cはテーパ面3c
と同一角度のテーパ面、33dはテーパ面33cと後端
部33eとを接続する面で、軸と平行である。次にコレ
ット33の外側の形状を説明する。33fはテーパ面
で、該テーパ面33fが軸線とのなす角aは、前記テー
パ面33cが軸線とのなす角bより小さく、例えば余接
の値が1/2以下である。33gは軸と平行な面であ
る。また、後端部33eは底面34cと同一角度のテー
パ面である。そして、1個のコレット33は上記の各面
が形成された環状部品を径方向に3分割し、さらに分割
面を直径と平行に形成したもので、本実施の形態では3
個のコレット33を円周方向に配置してある。なお、コ
レットが楔部材であり、シリンダケース32が楔部材の
位置決め手段を構成している。
【0017】以下、工具1を交換するときの動作を説明
する。図示しないエアシリンダを動作させ、ドローバー
9の後端を付勢すると、ドローバー9と一体のシリンダ
ケース32が左方へ移動する。コレット33は皿ばね3
5により図の左方へ付勢されているから、穴32aの移
動に伴ない、テーパ面33aとテーパ面31bおよび後
端部33eが案内溝34aの底面34cにそれぞれ当接
した状態で軸心から離れる方向に移動し、エアシリンダ
の移動端において、面33bはフランジ部3aの外径の
外側に位置し、従来の場合と同様に、移動端の直前でド
ローバー9の先端9aがプルスタッド3の端面をたとえ
ば数十μm押すようにしている。なお、エアシリンダの
移動端において、コレットオープナ31の軸と直角の面
31dとシリンダケース32の端面32eとの間および
穴32cと面33gとの間にはそれぞれ隙間が形成され
るように設定されている。
【0018】次に、別の工具1を主軸4内に挿入し、そ
のテーパ面2を主軸4のテーパ面5に当接させてから、
図示しないエアシリンダを上記とは逆の方向に動作させ
る。すると、ばね11によりドローバー9と一体にシリ
ンダケース32が右方へ移動する。コレット33は先端
がシリンダケースのテーパ面32bに当接しているか
ら、テーパ面32bの移動に伴ない、皿ばね35に抗し
てテーパ面33aとテーパ面31bおよび後端部33e
が案内溝34aの底面34cにそれぞれ当接した状態で
軸心に近づく方向に移動する。そして、コレット33
は、テーパ面33aの外端がテーパ面31bの外端と等
しくなった後は、穴32aの端部がテーパ面33fに当
接することにより、皿ばね35に抗してテーパ面31b
に沿ってさらに移動し、テーパ面33cがプルスタッド
のテーパ面3cに当接することにより、工具1を右方に
付勢する。この結果、テーパ面2、テーパ面5間の摩擦
力により工具1と主軸4は一体になる。なお、テーパ面
33cがテーパ面3cに当接したとき、面33dとフラ
ンジ部3aの外径、および面33dと案内溝34aの内
径方向の側面との間にはそれぞれ隙間が形成されるよう
に構成されている。
【0019】次に、機能について説明する。図示しない
刃先に皿ばね11の力よりも大きい引き抜き力が加わる
と、コレット33は軸心から遠ざかる方向に移動しよう
とする。しかし、テーパ面33fには皿ばね11の力が
加わっているため、例えばテーパ面33fのなす角aの
余接の値がテーパ面33cのなす角bの余接の1/2の
場合、引き抜き力が皿ばね11の力の2倍になるまでテ
ーパ部2とテーパ部5は離間しない。さらに、コレット
33がシリンダケース32により外方に拡がることを阻
止されて位置決めされており、工具1からの上記引き抜
き力は、図1のループRに示すように、プルスタッド
3、テーパ面3c、テーパ面33c、コレット33、テ
ーパ面33a、テーパ面31b、コレットオープナ3
1、主軸4、そしてテーパ面5,2、工具1の閉ループ
となり、工具1は機械的ロックにより確実に保持され
る。
【0020】図5は、本発明による工具保持装置と従来
の工具保持装置のそれぞれに工具1を保持させ、保持し
た工具1を引き出す方向に付勢したときの引出力と、工
具1の変位量を比較したものである。同図から明らかな
ように、従来の工具保持装置の場合は引出力が13kN
付近を越えると、工具1を支持する力がさらばねの引張
力とさらばねの剛性に依存する結果、変位量が急増す
る。これに対し、本発明による工具保持装置の場合は変
位量が一様で従来の工具保持装置に比べて小さい。フレ
ッティングは、変位量が大きいときに発生しやすいか
ら、本発明による工具保持装置に依ればフレッティング
がほとんど発生しない。
【0021】なお、コレット33を軸方向と平行にして
径方向に移動させる代わりに、コレットホルダ34に回
転可能に支持させ、コレットホルダ34に支持させた状
態で先端のV形の部分を径方向に開くように移動させる
ことにより面31bとテーパ面3cの両者に係合させる
ように構成しても良い。また、コレットオープナ31を
特に設けず、ボス31aを主軸4の内面に直接形成して
も良い。また、コレット33は3分割に限らず、分割数
を変更しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドローバーを付勢する皿ばねの力よりも大きい引き抜き
力が刃先に加わっても、工具のテーパ面と主軸のテーパ
面は離間しないから、ドローバーを付勢する力が同一の
ままでも、刃先の損傷および主軸と工具のテーパ部のフ
レッテイングの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す工具を保持した状
態における工作機械の主軸頭の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す工具を保持してい
ない状態における工作機械の主軸頭の要部断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態を示す主要部の拡大図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態を示すコレットホルダの
正面図である。
【図5】従来の装置と本発明による装置との引張り力に
対する工具保持具の変化を示す図。
【図6】従来の工具を保持した状態における工作機械の
主軸頭の断面図である。
【図7】従来の工具を保持していない状態における工作
機械の主軸頭の断面図である。
【符号の説明】
1 工具 2,5 テーパ面 3 プルスタッド 3c フランジ面 4 主軸 9 ドローバー 31 ボス(コレットオープナ) 31c 当接部 32 (位置決め手段)シリンダケース 33 楔部材(コレット) 33a 第3のテーパ面 32b,33f 接合部(当接部、第2のテーパ面) 33c 第1のテーパ面 34 コレットホルダ 35 皿ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドローバーの先端に配置した楔部材を工
    具のプルスタッドのフランジ面に係合させ、ドローバー
    を付勢して工具を主軸に保持するようにした工作機械の
    工具保持装置において、 前記主軸に形成した案内穴に軸方向移動自在に嵌挿され
    ると共に前記ドローバーと一体に連結される位置決め手
    段を設け、 前記楔部材の外周面と前記位置決め手段の内周面との間
    で、互に当接して楔作用をする接合部を設け、 前記工具を主軸に保持する状態では、前記ドローバーの
    付勢に基づく前記位置決め手段の前記楔部材に対する相
    対移動により、前記接合部の楔作用に基づき前記楔部材
    を前記フランジ面に係合すると共に、前記位置決め手段
    が前記楔部材の拡がりを阻止して位置決めする、 ことを特徴とする工作機械の工具保持装置。
  2. 【請求項2】 前記楔部材が、前記フランジ面に係合す
    る第1のテーパ面と、前記接合部を構成する第2のテー
    パ面とを有し、 前記楔部材の第2のテーパ面の軸線に対する角が、前記
    第1のテーパ面の軸線に対する角より小さいことを特徴
    とする、 請求項1記載の工作機械の工具保持装置。
  3. 【請求項3】 前記楔部材の先端に第3のテーパ面を設
    け、また前記主軸に一体に当接部を設け、前記ドローバ
    ーの工具解放方向の移動に基づき、前記楔部材を前記主
    軸に対して軸方向に相対移動して、前記第3のテーパ面
    の前記主軸の当接部への当接により、該楔部材を、前記
    フランジ面から解放するように移動してなる、 請求項1又は2記載の工作機械の工具保持装置。
  4. 【請求項4】ドローバーの先端に配置したコレットを工
    具のプルスタッドのフランジ面に係合させ、ドローバー
    を付勢して工具を主軸に保持するようにした工作機械の
    工具保持装置において、 前記主軸のテーパ面の奥側に内径が前記プルスタッドの
    外径よりも大きく端部に径方向の面を備える環状のボス
    を配置し、 前記ボスの外周に嵌合する第1の穴とこの第1の穴とテ
    ーパ面で接続され該第1の穴よりも大径の第2の穴を備
    え外径が前記主軸の内径に嵌合する環状のシリンダケー
    スと、 一端の内径方向にV型のフランジが形成された棒状のコ
    レットと、 該コレットを径方向に位置決めするコレットホルダと、 該コレットホルダと前記ドローバーとの間に縮設された
    ばねと、を設け、 前記コレットとコレットホルダとばねを内部に配置した
    前記シリンダケースを前記第2の穴側でドローバーの先
    端に固定し、前記コレットのフランジの一方の側面を前
    記ボスの径方向の面に係合させ、工具のテーパ面を前記
    主軸のテーパ面に当接させた状態で、前記コレットを、
    工具開放時は、内周が前記プルスタッドのフランジ面を
    通過させる位置に、工具保持時は、他方の前記側面が前
    記プルスタッドのフランジ面に係合しかつ外周が前記シ
    リンダケースの第1の穴と当接する位置に、それぞれ移
    動させるように構成したことを特徴とする、工作機械の
    工具保持装置。
JP21580196A 1996-08-15 1996-08-15 工作機械の工具保持装置 Expired - Fee Related JP3814021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21580196A JP3814021B2 (ja) 1996-08-15 1996-08-15 工作機械の工具保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21580196A JP3814021B2 (ja) 1996-08-15 1996-08-15 工作機械の工具保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1058210A true JPH1058210A (ja) 1998-03-03
JP3814021B2 JP3814021B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=16678484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21580196A Expired - Fee Related JP3814021B2 (ja) 1996-08-15 1996-08-15 工作機械の工具保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3814021B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326105A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Yukiwa Seiko Inc 工具ホルダー挟持装置
JP2007136591A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Riken Seiki Kk 工具保持装置
WO2010073501A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 パスカルエンジニアリング株式会社 工作機械用主軸の工具固定装置
CN110465680A (zh) * 2019-08-30 2019-11-19 常州市翰琪电机有限公司 风冷数控自动换刀电主轴
JPWO2020196567A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326105A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Yukiwa Seiko Inc 工具ホルダー挟持装置
JP2007136591A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Riken Seiki Kk 工具保持装置
WO2010073501A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 パスカルエンジニアリング株式会社 工作機械用主軸の工具固定装置
JPWO2020196567A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01
US12151326B2 (en) 2019-03-26 2024-11-26 Canon Denshi Kabushiki Kaisha Machining apparatus
CN110465680A (zh) * 2019-08-30 2019-11-19 常州市翰琪电机有限公司 风冷数控自动换刀电主轴

Also Published As

Publication number Publication date
JP3814021B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI571352B (zh) 熱套配合式工具保持器
US5447397A (en) Apparatus for fixing an annular cutter to an arbor
CN101237955B (zh) 刀具装置
EP1038619A2 (en) Tool holder
JP2000158270A (ja) ツールホルダ
US7144210B2 (en) Tool holder
WO2001074531A1 (en) Tool holder for machine tool, and cutter and tool driver used in the tool holder
US6260855B1 (en) Workholding apparatus
JPH1058210A (ja) 工作機械の工具保持装置
JP3083291B1 (ja) 工具ホルダ
TW202310956A (zh) 具有新型阻尼裝置之收縮夾頭
US6062779A (en) Tool attaching/detaching device
JP2000158269A (ja) 工具保持具
JP2001219310A (ja) コレットチャックにおけるコレット及び締付ナット
JPH07299614A (ja) 工 具
JP2005297162A (ja) 工具ホルダ
JP2005224871A (ja) 工作機械の主軸構造
US12023743B2 (en) Clamping device for tool holder
JPH0866809A (ja) 主軸のツールクランプ装置
JP3080550B2 (ja) 工具取付装置に用いられる位置決め具
JP3007591B2 (ja) チャックにおけるトップジョウの着脱方法
JPH0680509U (ja) サイドロック式工具チャック
JP7190863B2 (ja) コレットチャック装置
JP2001079724A (ja) 切削工具取付装置,切削工具支持剛性増強装置および固定装置
JP2587250Y2 (ja) タップホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060602

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees