JPH1058607A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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- JPH1058607A JPH1058607A JP23462996A JP23462996A JPH1058607A JP H1058607 A JPH1058607 A JP H1058607A JP 23462996 A JP23462996 A JP 23462996A JP 23462996 A JP23462996 A JP 23462996A JP H1058607 A JPH1058607 A JP H1058607A
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Abstract
棄して焼却処理したとき、塩素ガスの発生による環境汚
染問題があり、ポリ塩化ビニルを使用せずに、Vカット
や折り曲げ加工適性のよい化粧シートが要望されてい
た。 【解決手段】 熱可塑性樹脂シート11としてポリオレフ
ィン樹脂を使用し、この熱可塑性樹脂シート11の裏面に
プライマー層16を形成し、表面には印刷層12を形成して
印刷シートを作製する。該印刷シートとアクリル樹脂シ
ート13を重ね合わせ、ダブリングエンボス法にて両シー
トを積層すると同時に、アクリル樹脂シート13の表面に
エンボス模様15を形成し、その上に、ガラス転移点が50
℃以下で、重量平均分子量が10万以上のアクリル樹脂
と、IPAと酢エチの混合溶剤からなる塗料を用いて、
トップコート層14を形成して化粧シート1 を作製する。
Description
等の建材用や冷蔵庫、テレビキャビネット等の電気製品
の表面化粧に使用される化粧シートの改良に関するもの
で、特に、木目印刷柄等で、天然木に近い状態を再現
し、且つ、耐候性に優れ、折り曲げ加工等の加工適性の
よい化粧シートに関するものである。
しては、主に下記の3種の化粧シートが知られている。 (1)ポリ塩化ビニルシートに印刷やエンボス加工等で
装飾を施したもの(特公昭28ー5036号公報、特公
昭58ー14312号公報)。 (2)ポリ塩化ビニルに代えて、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン樹脂シーを使用したもの
(特開昭54ー62255号公報)。 (3)極性官能基をグラフト重合させたポリオレフィン
樹脂に、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを混合
したり(特開平6ー210808号公報、特開平4ー5
04384号公報)、ポリオレフィン樹脂に相溶化剤を
用いてポリウレタン樹脂を混合したり(特開平7ー26
038号公報)することで、(1)の化粧シートの欠点
や、(2)の化粧シートの下記の、、の欠点を解
決しようとしたもの、等がある。
リ塩化ビニルシートを用いた化粧シートにあっては、耐
熱性が不足するとか、表面の耐汚染性が悪いという問題
点があった。また、(2)のような従来の化粧シートに
あっては、上記ポリ塩化ビニルを用いた化粧シートの欠
点を改善し得るものの、透明性が不足する。耐熱性
が不足する。耐候性が悪い。柔軟性がない。印刷
やラミネート時のインキ、接着剤との接着力が不足す
る。耐衝撃性が弱く、化粧シートを表面に積層した化
粧材裏面に、断面V字状やU字状の溝を形成した後、化
粧材を折り曲げ加工施した際に(V字状やU字状の溝を
形成して化粧材を折り曲げる加工のことを、以下単にV
カット加工と呼ぶ。)、化粧シートが亀裂破断する。特
に、加熱軟化〜エンボス版押圧〜冷却というエンボス加
工時の熱履歴により、結晶化が進行してシートが脆弱化
し、この傾向が強まる。更に、結晶化度が高いため、
エンボス加工条件が非常に狭い。等の問題点があった。
更にまた(3)のような化粧シートにあっても、依然、
前記(2)のシートの欠点、、に関しては解決さ
れているとは言い難いものであった。
シート基材にアクリル系樹脂の保護シートを積層した構
造の化粧シートについて検討した。しかしながら、アク
リル系樹脂の保護シートを有する化粧シートは、該シー
トを積層し化粧材にVカット加工を施すと、アクリル系
樹脂の保護シートに亀裂が生じたり、保護シートが白化
したりするという問題があった。
ことにより、ポリオレフィン樹脂シート基材の表面にア
クリル系樹脂からなる保護シートを積層した構成の化粧
シートの上記欠点を解消し得ることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
に、化粧シートの構成を下記のようにした。熱可塑性樹
脂シートの片面に、印刷インキ層、アクリル樹脂シート
が順次積層されており、該アクリル樹脂シートの表面に
エンボス及びトップコート層を形成した化粧シートにお
いて、該トップコート層が、ガラス転移点が50℃以下
で、重量平均分子量が100,000以上であるアクリ
ル樹脂と、イソプロピルアルコールと酢酸エチルの組成
物からなる塗料を用いて形成されていることを特徴とす
る化粧シートとした。また、前記熱可塑性樹脂シート
が、ポリオレフィン樹脂である化粧シートとした。
ング加工法により着色インキ層を施した化粧シートとし
た。そして、該着色インキとして、ガラス転移点が50
℃以下で、重量平均分子量が100,000以上である
アクリル樹脂と、イソプロピルアルコールと酢酸エチル
の混合溶剤と、着色剤を主成分とする着色インキを用い
て着色インキ層を形成した化粧シートとした。また、前
記化粧シートの裏面にプライマー層を形成した化粧シー
トとした。
に、印刷インキ層、アクリル樹脂シートが順次積層し、
該アクリル樹脂シートの表面にエンボス模様を形成した
後、その上に、トップコート層として、ガラス転移点が
50℃以下で、重量平均分子量が100,000以上で
あるアクリル樹脂と、イソプロピルアルコールと酢酸エ
チルの混合溶剤からなる塗料を用いて形成し、Vカット
適性や折り曲げ加工適性に優れ、且つ耐候性のよい化粧
シートとした。
に、前記化粧シートのエンボス模様の凹部に、ワイピン
グ加工法により着色インキを充填し、その着色インキの
バインダーとして、トップコート層と同じ樹脂を使用し
て層間の接着力を高めると共に、化粧シートの裏面に接
着性のプライマー層を形成して、化粧シートと被接着基
材との接着力を高めて、Vカット適性や折り曲げ加工適
性の向上を図った。
の実施の形態をを詳しく説明する。図1は本発明の化粧
シートの一例を示す拡大断面図であり、図2は本発明の
化粧シートの別の例を示す拡大断面図である。図3は化
粧シートを作製するときの説明図であり、図4は別の態
様の化粧シートを作製するときの説明図である。図5は
実施例2により化粧シートを作製するときの説明図であ
る。
に、裏面にプライマー層16を形成した熱可塑性樹脂シ
ート11の表面に、印刷層12形成し、その印刷シート
の印刷面に透明なアクリル樹脂シート13を積層し、そ
の積層シートのアクリル樹脂シート13面にエンボス模
様15を形成し、更にその上に、トップコート層14を
形成したものである。また、本発明の別の態様の化粧シ
ートは、図2に示すように、図1における化粧シート1
のエンボス模様15の凹部15aに、ワイピイング法に
より着色インキ17を充填し、更にその上に、トップコ
ート層14を形成したものである。
ス転移点が40℃以下で、重量平均分子量が100,0
00以上のアクリル樹脂と、イソプロピルアルコール
(以下IPAとする)と酢酸エチル(以下酢エチとす
る)の混合溶剤からなる塗料を用いて塗布、乾燥してト
ップコート層としたものである。トップコート層を上記
組成の塗料を用いて形成することにより、Vカット適性
や折り曲げ加工適性に優れ、且つ耐候性のよい化粧シー
トを得ることができた。
樹脂シートを使用する場合、ポリオレフィン樹脂シート
自体に直接印刷したり、接着剤を塗布することも可能で
あるが、印刷インキや接着剤とポリオレフィン樹脂シー
トとの接着力を、より強固にする必要が有る場合は、ポ
リオレフィン樹脂シートの表面に、易接着剤の塗布、コ
ロナ放電処理、プラズマ処理等により、易接着性処理を
施す。本発明の化粧シートにおいて、易接着層(プライ
マー層、或いはアンカー層とも言う)としては、アクリ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、
ポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチ
レン等が使用されるが、特に、塩素化ポリプロピレンが
望ましい。
酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メ
タ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸メチル・(メタ)アクリル酸ブ
チル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル・(メタ)ア
クリル酸ブチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル
酸メチル共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸メチ
ル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独
又は共重合体からなるアクリル樹脂が挙げられる。但
し、ポリ(メタ)アクリル酸メチルは、ポリアクリル酸
メチル又はポリメタクリル酸メチルを意味し、以下(メ
タ)は同様の意味を示すものとする。
ール)を主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)
とするポリウレタンである。ポリオールとしては、分子
中に2個以上の水酸基を有するもので、例えば、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリ
ルポリオール、ポリエスレルポリオール、ポリエーテル
ポリオール等が用いられる。
上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートが用
いられる。例えば、2ー4トリレンジイソシアネート、
キシレンジイソシアネート、4ー4ジフェニルメタンジ
イソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いは、、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添
加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族イソシ
アネートが用いられる。
の印刷、エンボス加工(加熱プレス)ヘアライン加工等
による凹凸模様賦型等のことを言う。
柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カー
ボンブラック等の無機顔料、イソインドリノン、ハンザ
イエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、
フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニ
リンブラック等の有機顔料(或いは染料も含む)、アル
ミニウム、真鍮等の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、
塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料
等である。これらの顔料は、粉末、或いは鱗片状箔片と
して添加、分散せしめられる。顔料添加による着色は、
透明着色でも、或いは不透明(隠蔽性)着色でもよい。
ット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転
写印刷等の公知の印刷法を用いインキ(或いは塗料)に
て模様を形成する。模様としては、木目模様、石目模
様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、或
いは全面ベタ等がある。模様はシートの表面、裏面、表
裏両面、或いは層間に設ける。
ーとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン
等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタ
ン、アクリル、酢酸ビニル、塩化ビニルー酢酸ビニル共
重合体、セルロース系樹脂、等を用い、1種又は2種以
上混合して用いる。これに前記列挙したような公知の顔
料を添加したものを用いる。
は、バインダーとして塩素化ポリオレフィン、ポリウレ
タン等が接着性の点で好ましいが、易接着プライマーを
適当に選択して形成すれば、その他のバインダーを用い
ても十分な接着性を与える。
脂を加熱軟化させ、エンボス版で加圧、賦型し、冷却固
定して形成するもので、公知の枚葉、或いは輪転式のエ
ンボス機が用いられる。凹凸形状としては、木目板導管
溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチ
ュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等である。
知のワイピング法(特公昭58ー14312号公報等参
照)によって、着色インキを充填することもできる。着
色インキは前記と同様のバインダーが使用されるが、耐
摩耗性の点で、2液硬化型ウレタン樹脂をバインダーと
するものが好ましい。
銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の
方法で製膜する。或いは、これらの組み合わせでもい。
該金属薄膜は、全面に設けても、或いは、部分的にパタ
ーン状に設けてもよい。
れる。先ず、図3(a)に示すように、熱可塑性樹脂シ
ート11の裏面に、合板等の被接着基材との接着力を高
めるために、接着性のプライマー層16を形成し、又、
熱可塑性樹脂シート11の表面には、印刷インキとの接
着力を上げるために、常法に従って、コロナ処理を行
う。前記コロナ処理した熱可塑性樹脂シート11の表面
に、通常はグラビア印刷により、隠蔽性ベタ印刷層12
bと絵柄印刷層12aを形成して印刷シート2を作製す
る。
シート2の印刷面にアクリル樹脂シート13をラミネー
トし、そのアクリル樹脂シートの表面にエンボス模様1
5を形成して積層シート3を作製する。積層シートは、
通常、公知のダブリングエンボス法によって作製され
る。即ち、図3(b)に示すように、前記印刷シート2
とアクリル樹脂シート13を重ね合わせ、これをエンボ
ス模様を形成したエンボスロールを用いて、アクリル樹
脂シート13がエンボスロールに接触するようにして、
加熱、加圧することにより、印刷シートとアクリル樹脂
シートを加熱溶融してラミネートすると同時に、アクリ
ル樹脂シートの表面にエンボス模様15を形成して積層
シート3を作製する。
0μmの範囲で使用可能であるが、好ましくは30〜7
5μmがよい。エンボス模様の凹凸形状としては、木目
導管溝、ヘアライン、万線条溝、砂目、梨地等がある。
また、アクリル樹脂としては、ポリ(メタ)アクリル酸
メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)
アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸メチル・(メタ)アクリル酸ブチル
共重合体、(メタ)アクリル酸エチル・(メタ)アクリ
ル酸ブチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸メ
チル共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸メチル共
重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は
共重合体からなるアクリル樹脂が挙げられる。尚、ポリ
(メタ)アクリル酸メチルは、ポリアクリル酸メチル又
はポリメタクリル酸メチルを意味し、以下(メタ)は同
様の意味を示すものとする。
ボス模様を形成した積層シート3のエンボス模様15面
に、透明なトップコート層14を形成して化粧シート1
とする。トップコート層14は、前述のように、ガラス
転移点が40℃以上で、重量平均分子量が100,00
0以上のアクリル樹脂と、IPAと酢エチの混合溶剤か
らなる塗料を用いて、グラビアコート、ロールコート等
の公知の塗布方法により塗布、乾燥してトップコート層
14としたものである。トップコート層の厚さは、1〜
10μmの範囲で形成されるが、好ましくは、2〜3μ
mの範囲がよい。1μm未満ではトップコート層として
の保護作用が十分得られない。また、10μmを超えて
も、保護効果がそれ以上に向上することがなく、また、
Vカットによる折り曲げ加工適性は、トップコート層の
厚さを必要以上に厚くすると却って悪くなることがあ
る。更に、トップコート層を必要以上に厚くするとコス
トの点で不利となる。
は、ガラス転移点(Tg)が50℃を超えるとアクリル
樹脂は固くなり、折り曲げ加工時に割れが生じて、本発
明の目的が達成されなくなる。また、アクリル樹脂の重
量平均分子量が100,000未満では、樹脂の軟化点
が低くなり過ぎて、化粧シートの製造工程中にブロッキ
ングし易くなり、作業中のトラブルの原因となる。
は、アルコールと酢酸エステルの混合溶剤を用い、アル
コール系を多くすることにより、溶剤によるアタックを
低減させることができ、且つ折り曲げ加工時の割れを防
止しすることができた。通常、溶剤としては、IPAと
酢エチの混合溶剤が用いられ、その混合割合は、10:
0〜4:6の範囲で使用可能であるが、好ましくは6:
4がよい。また、4:6より酢エチの割合を多くする
と、アクリル樹脂の耐溶剤性が悪くなり、トップコート
層の被膜が溶剤のアタックを受け易くなる。
リオレフィン樹脂が使用される。ポリオレフィン樹脂と
しては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(P
E)、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテ
ンー1共重合体、プロピレン・ブテンー1共重合体、ポ
リブテンー1、ブテンー1・プロピレン・エチレンの3
共重合体、ブテンー1・ヘキセンー1・オクテンー1の
3共重合体、ポリメチルペンテン、或いは特開平6ー1
6832号公報等に記載のオレフィン系エラストマー等
が使用される。シートは、厚さが50〜200μmの範
囲で、好ましくは100μm前後であり、延伸シート又
は未延伸シートのいずれも使用可能であるが、Vカット
加工等の加工適性上は未延伸シートの方が良好である。
でも使用されるが、ポリオレフィン樹脂に柔軟性、耐衝
撃性、易接着性を付与するために、各種のゴム類を添加
して使用することがある。ゴム類としては、ジエン系ゴ
ム、水素添加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等
使用されるが、中でも、水素添加ジエン系ゴムが好まし
い。水素添加ジエン系ゴムは、ポリオレフィン樹脂の改
質剤として使用されが、ポリオレフィン樹脂の結晶化を
抑制し、柔軟性、透明性を向上させる働きがある。ま
た、一般に、ポリオレフィン樹脂にジエン系ゴムを添加
するとジエン系ゴムの二重結合のために、耐候性、耐熱
性はジエン系ゴムを添加しないポリオレフィン樹脂より
低下するが、本発明ではジエン系ゴムの二重結合を水素
で飽和させた水素添加ジエン系ゴムを使用することによ
り、ポリオレフィン樹脂の耐候性、耐熱性の低下を防止
した。
イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピ
レン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエン
ゴム、アクリロニトリル・イソプレンゴム、スチレン・
ブタジエンゴム等がある。ジエン系ゴムの添加量として
は、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して1〜90
重量部の範囲が使用可能であり、添加量が1重量部未満
では、弾性、伸び率、耐衝撃性が不足し、Vカット加
工、折り曲げ加工時に、亀裂や割れが生じ易くなる。ま
た、添加量が90重量部では、弾性、伸び率が大きすぎ
て印刷基材として好ましくない。
2に示すように、エンボス模様15の凹部15aに着色
インキを充填して、意匠性を高めた化粧シートがある。
本発明の化粧シートは、図4(a)及び(b)に示すよ
うに、印刷シート2及び積層シート3は、前述の化粧シ
ートと同様に作製される。次に、図4(c)に示すよう
に、積層シート3の表面に形成されたエンボス模様15
面に、ドクターブレードコート法又はナイフコート法に
て、凹陥部を含む表面全面に着色インキを塗布し、直ち
に、ワイピング法によって凹陥部以外の表面のインキを
取り除き、エンボス模様の凹部15aに着色インキ17
を充填する。更に、エンボス模様の凹部15aに着色イ
ンキ17を充填した積層シートのエンボス模様面に、図
4(d)に示すように、前述の化粧シートと同様に、ト
ップコート層14を形成して化粧シート1する。
ップコート層との接着性をよくするために、インキのバ
インダー及び溶剤はトップコート層と同じアクリル樹脂
及び溶剤を用い、これに着色剤その他の添加剤を添加し
てワイピング用着色インキとした。即ち、バインダー樹
脂は、ガラス転移点が50℃以下で、重量平均分子量が
100,000以上のアクリル樹脂を用い、溶剤はIP
Aと酢エチの混合溶剤を用いて、これに、着色剤とし
て、有機顔料、光輝性顔料等の着色顔料、その他熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などの結
着剤樹脂を添加してグラビアインキとした。
しく説明する。 (実施例1)図3(a)に示すように、熱可塑性樹脂シ
ート11として、表面にコロナ処理を施した厚さ0.1
mmのポリオレフィン系樹脂シート(タツノ化学(株)
製「タフパーTKPS ADIS 」)を用い、その裏面にはエマ
ルジョン系接着剤との接着性を良くするために、接着性
のプライマーを塗布してプライマー層16を形成した。
このポリオレフィン樹脂シートの表面にグラビアインキ
(昭和インク工業所(株)製「化Xインキ」)を用い
て、ベタ印刷層12b及び絵柄印刷層12aを形成し
た。次に、図3(b)に示すように、上記印刷シート2
の印刷面に、厚さ30μmの透明なアクリル樹脂フィル
ム13(三菱レーヨン(株)製「HBS-027 」)を重ね合
わせ、下記の条件でダブリングエンボスして貼り合わせ
ると同時に、アクリル樹脂フィルム13の表面にエンボ
ス模様15を形成した。 エンボス条件;エンボス圧:20kg/cm2 、ドラム
温度:120℃
ート3のエンボス模様15面に、下記組成のOPインキ
(A)を塗布して、図3(c)に示すように、トップコ
ート層14(乾物としての厚さ3μm)を形成して化粧
シート1を作製した。 OPインキ(A)の組成 ・アクリル樹脂成分 30重量部 ・ポリエチレンワックス 1重量部 ・溶剤(IPA/酢酸エチル=60/40) 70重量部 但し、アクリル樹脂成分は、ガラス転移点40℃、重量
平均分子量120,000のアクリル樹脂100重量部
に対して硬化剤12重量部を添加したものである。
て、両面にコロナ処理した厚さ0.1mmのPPシート
(理研ビニル工業(株)製)を用い、図5(a)に示す
ように、このPPシート11の表面に、実施例1と同じ
グラビアインキを用いて、ベタ印刷層12b及び絵柄印
刷層12aを形成して印刷シート2を作製した。実施例
1と同様に、その印刷シートと透明なアクリル樹脂フィ
ルム13をダブリングエンボスして貼り合わせ、図5
(b)に示すように、積層シート3の表面にエンボス模
様15を形成した。
3のエンボス模様面に、下記のワイピング着色インキを
塗布し、ワイピング法によって余分なインキを除去し
て、図5(c)に示すように、エンボス模様の凹部15
aに着色インキ17を充填した。 ワイピングインキ組成 ・アクリル樹脂成分 30重量部 ・着色剤 5重量部 ・溶剤 70重量部 但し、アクリル樹脂成分は、ガラス転移点30℃、重量
平均分子量200,000のアクリル樹脂100重量部
に対して硬化剤12重量部を添加したものである。
積層シートのエンボス模様面に、下記組成のOPインキ
(B)を塗布してトップコート層(乾物としての厚さ3
0μm)を形成して、図5(d)に示すように、化粧シ
ート1を作製した。 OPインキ(B)の組成 ・アクリル樹脂成分 30重量部 ・溶剤(IPA/酢酸エチル=60/40) 70重量部 但し、アクリル樹脂成分は、ガラス転移点30℃、重量
平均分子量200,000のアクリル樹脂100重量部
に対して硬化剤12重量部を添加したものである。
フィン樹脂シートのタフパー及びグラビアインキを用い
て、図3(a)に示すように、印刷シート2を作製し
た。この印刷シート2と透明なアクリル樹脂フィルム1
3を、実施例1と同様に、ダブリングエンボスして貼り
合わせ、図3(b)に示すように、積層シート3の表面
にエンボス模様15を形成した。上記エンボス模様を形
成した積層シート3のエンボス模様面に、下記組成のO
Pインキ(C)を塗布して、図3(c)に示すように、
トップコート層14(乾物としての厚さ3μm)を形成
して化粧シート1を作製した。 OPインキ(C)の組成 ・アクリル樹脂成分 30重量部 ・溶剤(IPA/酢酸エチル=60/40) 70重量部 但し、アクリル樹脂成分は、ガラス転移点50℃、重量
平均分子量40,000のアクリル樹脂100重量部に
対して硬化剤12重量部を添加したものである。
のOPインキ(D)を用いて形成した。 OPインキ(D)の組成 ・アクリル樹脂成分 30重量部 ・溶剤(IPA/酢酸エチル=60/40) 70重量部 但し、アクリル樹脂成分は、ガラス転移点90℃、重量
平均分子量80,000のアクリル樹脂100重量部に
対して硬化剤12重量部を添加したものである。
化粧シートを合板に貼り付け、その化粧合板について、
Vカットによる折り曲げ試験を行った。また、化粧シー
トについて、常法に従ってブロッキング試験を行った。
試験結果は表1に示すとおりである。
2で作製した化粧シートは、折り曲げ試験で割れが発生
することなく、加工適性が良好であった。また、化粧シ
ートのブロッキングもなく取扱作業中にトラブルが発生
することもなかった。これに対して、トップコート層に
分子量が40,000と小さいアクリル樹脂を使用した
比較例1では、化粧シートにブロッキングが発生して取
扱作業上問題であり、また、ブロッキングを防止するた
めに、Tgの高い(90℃)アクリル樹脂を使用した比
較例2では、折り曲げ試験で割れが発生して加工適性が
悪くなった。従って、本発明において、トップコート層
に使用されるアクリル樹脂を、Tgが50℃以下、重量
平均分子量を100,000以上に設定したことは非常
に効果的あることが実証された。
化粧シートの熱可塑性樹脂シートとして、ポリエチレン
やポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂シートを使用
し、そのポリオレフィン樹脂シートの片面に、印刷イン
キ層、アクリル樹脂シートを順次積層して積層シートを
作製し、該積層シートのアクリル樹脂シート表面にエン
ボス模様を形成した後、その上に、ガラス転移点が50
℃以下で、重量平均分子量が100,000以上である
アクリル樹脂と、イソプロピルアルコールと酢酸エチル
の混合溶剤からなる塗料を用いて、トップコート層を形
成することにより、Vカット適性や折り曲げ加工適性に
優れ、且つ耐候性のよい化粧シートを得ることができ
る。また、化粧シートの意匠性を高めるために、前記化
粧シートのエンボス模様の凹部に、ワイピング加工法に
より着色インキを充填して化粧シートを作製し、その着
色インキのバインダーとしてトップコート層と同じ樹脂
を使用して、層間の接着力を高めて、Vカット適性や折
り曲げ加工適性の向上を図った。更に、本発明の化粧シ
ートは、ポリ塩化ビニルシートの代りに、ポリオレフィ
ン樹脂シートを使用したので、従来の化粧シートの大き
な問題であった、ポリ塩化ビニルシートによる塩素や塩
化水素の発生問題を解決することができる。
ある。
である。
層を形成した印刷シートの模式断面図である。 (b) 前記印刷シートとアクリル樹脂シートをダブリ
ングエンボスした積層シートの模式断面図である。 (c) 前記積層シートにトップコート層を形成した化
粧シートの模式断面図である。
であり、 (a) 熱可塑性樹脂シートにベタ印刷層及び絵柄印刷
層を形成した印刷シートの模式断面図である。 (b) 前記印刷シートとアクリル樹脂シートをダブリ
ングエンボスした積層シートの模式断面図である。 (c) 前記積層シートのエンボス模様の凹部に着色イ
ンキを充填した積層シートの模式断面図である。 (d) 前記エンボス模様の凹部に着色インキを充填し
た積層シートにトップコート層を形成した化粧シートの
模式断面図である。
明図であり、 (a) 熱可塑性樹脂シートにベタ印刷層及び絵柄印刷
層を形成した印刷シートの模式断面図である。 (b) 前記印刷シートとアクリル樹脂シートをダブリ
ングエンボスした積層シートの模式断面図である。 (c) 前記積層シートのエンボス模様の凹部に着色イ
ンキを充填した積層シートの模式断面図である。 (d) 前記エンボス模様の凹部に着色インキを充填し
た積層シートにトップコート層を形成した化粧シートの
模式断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 装飾処理を施した熱可塑性樹脂シートの
表面に、アクリル樹脂シートが積層され、該アクリル樹
脂シート表面にエンボス模様及びトップコート層を形成
した化粧シートにおいて、該トップコート層がガラス転
移点が50℃以下で、重量平均分子量が100,000
以上であるアクリル樹脂からなることを特徴とする化粧
シート。 - 【請求項2】 装飾処理を施した熱可塑性樹脂シートの
片面に、アクリル樹脂シートが積層され、該アクリル樹
脂シートの表面にエンボス模様及びトップコート層を形
成した化粧シートにおいて、該トップコート層が、ガラ
ス転移点が50℃以下で、重量平均分子量が100,0
00以上であるアクリル樹脂と、イソプロピルアルコー
ルと酢酸エチルの混合溶剤からなる塗料を用いて形成さ
れていることを特徴とする化粧シート。 - 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂シートが、ポリオレフ
ィン樹脂であることを特徴とする請求項1及び請求項2
に記載の化粧シート。 - 【請求項4】 前記エンボス模様の凹部に、ワイピング
加工法により着色インキ層を有することを特徴とする請
求項1及び請求項2に記載の化粧シート。 - 【請求項5】 前記着色インキ層がガラス転移点が50
℃以下で、重量平均分子量が100,000以上である
アクリル樹脂からなることを特徴とする請求項4に記載
の化粧シート。 - 【請求項6】 前記着色インキ層が、ガラス転移点が5
0℃以下で、重量平均分子量が100,000以上であ
るアクリル樹脂と、イソプロピルアルコールと酢酸エチ
ルの混合溶剤と、着色剤を主成分とする組成物からなる
塗料を用いて形成されていることを特徴とする請求項4
及び請求項5に記載の化粧シート。 - 【請求項7】 前記化粧シートの裏面にプライマー層を
形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
3及び請求項4に記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23462996A JP3765884B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23462996A JP3765884B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 化粧シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058607A true JPH1058607A (ja) | 1998-03-03 |
| JP3765884B2 JP3765884B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=16974038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23462996A Expired - Fee Related JP3765884B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3765884B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000301680A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-10-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート及びそれを用いた化粧材 |
| WO2001092035A3 (en) * | 2000-05-26 | 2002-04-04 | Mead Corp | Method for increasing the absorption capacity of saturating papers |
| JP2006095992A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2013022836A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Toppan Cosmo Inc | 化粧シート |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP23462996A patent/JP3765884B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000301680A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-10-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート及びそれを用いた化粧材 |
| WO2001092035A3 (en) * | 2000-05-26 | 2002-04-04 | Mead Corp | Method for increasing the absorption capacity of saturating papers |
| JP2006095992A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2013022836A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Toppan Cosmo Inc | 化粧シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3765884B2 (ja) | 2006-04-12 |
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