JPH1059491A - 充填装置 - Google Patents

充填装置

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JPH1059491A
JPH1059491A JP24132196A JP24132196A JPH1059491A JP H1059491 A JPH1059491 A JP H1059491A JP 24132196 A JP24132196 A JP 24132196A JP 24132196 A JP24132196 A JP 24132196A JP H1059491 A JPH1059491 A JP H1059491A
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valve
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air
pressure chamber
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Yukinobu Nishino
幸伸 西納
Kazuhiko Tsujita
和彦 辻田
Akihiro Nishimura
明博 西村
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充填時に液はねや液だれが生じないように、充
填バルブ15の開閉速度を制御する。 【解決手段】充填バルブ15の弁体25はシリンダ装置
26によって昇降されてこのバルブを開閉する。シリン
ダ装置の2つの圧力室29,30にエアを給排する給排
通路50,56は、それぞれ、第1通路50aおよび第
2通路50bと、第3通路56aおよび第4通路56b
に分岐している。両給排通路には、それぞれ流路切換弁
52,58が設けられて、いずれかの分岐通路に切換え
るようになっている。第2通路および第4通路には、可
変絞り54a,60aとチェックバルブ54b,60b
から成る流量調整弁54,60が設けられている。高粘
度の液体を充填する場合には、大流量で各圧力室にエア
を供給して比較的高速で充填バルブを開閉し、低粘度の
液体を充填する場合には、前記可変絞りを介して各圧力
室に小流量でエアを供給して充填バルブを比較的遅い速
度で開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は充填装置に係り、特
に、エアシリンダの作動によりポペット式の充填バルブ
を開閉して液体の充填を行なう充填装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ポペット式の充填バルブを備え、エアシ
リンダの作動によってこの充填バルブを開閉することに
より液体の充填を行なう充填装置は従来から知られてい
る。例えば、実公平5−42080号公報に記載された
充填装置は、充填液タンクから充填ノズル21に至る充
填通路18内に充填バルブ15を設けてあり、ポペット
弁(この公報では弁部25a)をシリンダ装置26によ
って昇降させて、充填通路18の底部に形成された弁座
17aに着座させ、または弁座17aから離座させるこ
とにより、充填バルブ15を開閉して容器8内に液体の
充填を行なうようになっている。
【0003】前記シリンダ装置26は、ピストン28の
上下にそれぞれ圧力室29,30を設け、ピストン28
の下方側の圧力室30にエアを導入した際には、ピスト
ン28およびこのピストン28のロッド27に連結され
た前記弁部25aを上昇させることにより充填バルブ1
5を開放して、充填液タンクから送られた液体を充填ノ
ズル21を介して容器8内に充填し、逆に、ピストン2
8の上方側の圧力室29にエアを導入した際には、ピス
トン28のロッド27に連結された前記弁部25aを下
降させることにより充填バルブ15を閉じて充填工程を
終了するようになっている。
【0004】なお、前記公報に記載された従来の充填装
置は、前記ピストン28の下方に第2のピストン33お
よび第3の圧力室34を設けて大流量による高速充填と
小流量による充填とを行なえるようにしているが、ここ
では、前記第2ピストン33に関する構成は除き、単一
のピストンの上下に形成された圧力室にエアを給排する
ことにより充填バルブを開閉する通常の構成のシリンダ
装置についてだけ考慮することにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の充填
バルブを備えた充填装置では、エアシリンダの上下の圧
力室にエアを給排することにより昇降する弁体(ポペッ
ト弁)の動作速度すなわち充填バルブの開閉速度は、予
め一定の値に設定されている。しかしながら、前記のよ
うなポペット式の充填バルブによって充填を行なう場合
には、充填される液体の性質に応じて弁体の動作速度に
対する適性があり、充填バルブの開閉速度によっては、
充填終了後充填ノズルから液だれが生じたり、充填開始
時や充填終了時に液はねが生ずるという問題があった。
【0006】すなわち、ポペット式の充填バルブでは、
基本的には、開閉する際の弁体の動作速度が速いほど充
填精度が向上する。しかしながら、弁体の動作速度を速
くして充填バルブの開閉を高速で行なうようにすると、
低粘度の液体の充填を行なう場合には、充填バルブの開
閉時に液はねを生じてしまうという問題があった。そこ
で、このような液はねを防止するために、弁体の動作速
度を遅くして充填バルブの開閉を比較的低速で行なわせ
るようにすると、充填液が高粘度の液体である場合には
液だれを起こしてしまうという問題が生ずる。
【0007】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、充填される液体の性質に応じて充填バルブの開閉
速度を制御することにより、液はねや液だれが起こるお
それのない充填装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る充填装
置は、エアシリンダの作動により充填バルブを開閉し、
充填ノズルを介して容器内に液体を充填するものであっ
て、前記エアシリンダの充填バルブ閉鎖側の圧力室にエ
アを給排する通路および充填バルブ開放側の圧力室にエ
アを給排する通路の、少なくともいずれか一方を、異な
る流量を供給可能な複数の通路に分岐させ、これら分岐
通路を切換え可能に構成することにより、前記圧力室に
供給するエアの流量を可変とし、充填バルブの開閉速度
を制御するようにしたものである。
【0009】また、第2の発明に係る充填装置は、前記
エアシリンダの充填バルブ閉鎖側の圧力室にエアを給排
する通路および充填バルブ開放側の圧力室にエアを給排
する通路の、少なくともいずれか一方を、エアを異なる
圧力で供給可能な複数の通路に分岐させ、これら分岐通
路を切換え可能に構成することにより、前記圧力室に供
給するエア圧力を可変とし、充填バルブの開閉速度を制
御するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例により本
発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る充填装
置の要部を示す縦断面図である。この充填装置は回転式
の重量充填装置であり、図示しない鉛直方向の主軸に取
り付けられて回転駆動される円筒状の回転体1を備えて
おり、この回転体1の内部に複数のロバーバル型重量計
2を収容している。この重量計2は、従来公知でありそ
の詳細な説明は省略するが、内部端4aを固定され自由
端4bを回転体1の外周壁3から外部に突出させたビー
ム4に設けられているストレインゲージによって、前記
ビーム4の自由端4bに固定されたびん台9に加えられ
る重量を検出するものである。
【0011】各びん台9の上方には、そのびん台9上に
供給される容器8内に充填液を充填する充填バルブ15
がそれぞれ設けられている。各充填バルブ15は、上記
回転体1に昇降自在に設けた昇降部材16の上端部に取
り付けてあり、その回転体1内に収容した昇降機構(図
示せず)によって昇降できるようになっている。各充填
バルブ15のバルブハウジング17内の下部には充填液
通路18が形成されており、この充填液通路18の上端
部が、バルブハウジング17に設けた半径方向の孔19
およびこの孔19に接続された導管20を介して図示し
ない充填液タンクに連通し、また、下端部はバルブハウ
ジング17に取り付けた充填ノズル21に連通してい
る。
【0012】前記バルブハウジング17の充填液通路1
8内には、弁体(ポペット弁)25が昇降可能に収容さ
れており、バルブハウジング17の上部内に設けられた
シリンダ装置26のピストンロッド27に連結されて昇
降する。この弁体25は、下降したときには、バルブハ
ウジング17内の充填液通路18の底面に形成されてい
る弁座17aに着座して充填液通路18を閉鎖し、上昇
したときには、前記弁座17aから離座して充填液通路
18を開放し、充填液タンクから送られた充填液を充填
ノズル21を介して容器8内に充填する。この弁体25
の上面と充填液通路18の上部との間にベローズ25a
が装着されており、充填液がピストンロッド27の摺動
部に接しないようになっている。なお、ベローズ25a
で覆われている部分の上方には、大気圧室36が設けら
れ、この大気圧室36の容積変動を許容するために大気
に開放する大気通路37が形成されている。
【0013】バルブハウジング17の上部に設けられた
シリンダ装置(エアシリンダ)26は、前記ピストンロ
ッド27の上端に連結されたピストン28によって、そ
の上下に第1圧力室29および第2圧力室30が区画形
成されており、これら両圧力室29,30は、それぞれ
のエア給排通路50,56および後に説明する切換弁等
を介してエアコンプレッサ等の圧力エア供給源に接続さ
れている。このシリンダ装置26の上部側の第1圧力室
29にエアが供給されると、ピストン28およびピスト
ンロッド27が下降することによって前記弁体25が弁
座17aに着座して充填バルブ15を閉じ、下部側の第
2圧力室30にエアが供給されると、ピストン28およ
びピストンロッド27の上昇に伴って弁体25が弁座1
7aから離座して充填バルブ15を開放する。
【0014】次に、前記シリンダ装置26の第1圧力室
(充填バルブ15の閉鎖側の圧力室)29および第2圧
力室(充填バルブ15の開放側の圧力室)30にエアを
給排するエア回路の構成について図2により説明する。
なお、この第2図では、図1の上方に位置している第1
圧力室29にエアを給排する第1の給排通路50が図の
下側に、また、図1の下方に位置している第2圧力室3
0にエアを給排する第2給排通路56が図の上側に示さ
れている。前記ピストン28の上側に形成された第1圧
力室29にエアを給排する第1の給排通路50は、第1
通路50aおよび第2通路50bの2つの通路に分岐し
ており、これら両分岐通路50a,50bは、第1流路
切換弁52を介して第1給排通路50の上流部50cに
切換え接続される。すなわち、前記第1流路切換弁52
の切換えによって、第1分岐通路50aおよび第2分岐
通路50bのいずれか一方が前記第1給排通路50の上
流部50cに接続され、他方は大気に開放される。前記
第2分岐通路50bには、可変絞り54aとチェックバ
ルブ54bから成る第1流量調整弁54が設けられてお
り、この第2分岐通路50bを介して前記第1圧力室2
9にエアを供給する際には、前記可変絞り54aを通っ
て小流量のエアが送られ、また、第2分岐通路50bを
介して第1圧力室29からエアを排出する際には、チェ
ックバルブ54bを開いて大流量でエアが排出される。
【0015】前記ピストン28の下側に形成されている
第2圧力室30にエアを給排する第2の給排通路56
は、第3通路56aおよび第4通路56bの2つの通路
に分岐しており、これら両分岐通路56a,56bは、
第2流路切換弁58を介して第2給排通路56の上流部
56cに接続される。前記第2流路切換弁58の切換え
によって、第3分岐通路56aおよび第4分岐通路56
bのいずれか一方が前記第2給排通路56の上流部56
cに接続され、他方は大気に開放される。前記第4分岐
通路56bには、可変絞り60aとチェックバルブ60
bから成る第2流量調整弁60が設けられており、この
第4分岐通路56bを介して第2圧力室30にエアを供
給する際には、前記可変絞り60aを通って小流量のエ
アが供給され、また、第4分岐通路56bを介して第2
圧力室30からエアを排出する際には、チェックバルブ
60bを開いて大流量でエアが排出される。
【0016】ピストン28の上方側の第1圧力室29に
接続される第1給排通路50の上流部50cと、ピスト
ン28の下方側の第2圧力室30に接続される第2給排
通路56の上流部56cは、開閉切換弁62およびレギ
ュレータ64を介してコンプレッサ66等の圧力エア供
給源に接続されている。開閉切換弁62が図2に示す充
填バルブ開放側の第1位置62aに切換えられると、圧
力エアがピストン28の下方の第2圧力室30に供給さ
れるとともに、ピストン28の上方の第1圧力室29か
らエアが排出されることにより、ピストン28およびピ
ストンロッド27が上昇し、前記弁体25が弁座17a
から離座して前記充填バルブ15が開放する。また、開
閉切換弁62が充填バルブ閉鎖側の第2位置62bに切
換えられると、エアコンプレッサ66からの圧力エアは
第1給排通路50を介してピストン28の上方の第1圧
力室29に供給されるとともに、ピストン28の下方の
第2圧力室30からエアが排出されることにより、ピス
トン28およびピストンロッド27が下降し、弁体25
が弁座17aに着座して前記充填バルブ15が閉鎖す
る。
【0017】以上の構成に係る充填装置の作動について
説明する。先ず、充填される液体が高粘度の液体である
場合について説明すると、充填バルブ15を開放して充
填を開始する際には、前記第1圧力室29にエアを給排
する第1給排通路50に設けられている第1の流路切換
弁52を、図2に示す第2位置52bにして、第1給排
通路50の上流部50cと第2分岐通路50bとを接続
し、第1分岐通路50aを大気に開放する。一方、第2
圧力室30にエアを給排する第2給排通路56に設けら
れている第2の流路切換弁58を、図2に示す第1位置
58aに切換えて、第2給排通路56の上流部56cを
第3分岐通路56aに接続する。
【0018】両圧力室29,30への各給排通路50,
56を前記の状態に接続して、開閉切換弁62を充填バ
ルブ15開放側の第1位置62aに切換える(図2に示
す状態)。すると、コンプレッサ66から送られた圧力
エアは、レギュレータ64によって所定の圧力に調整さ
れ、開閉切換弁62から第2給排通路56の上流部56
cおよび第3分岐通路56aを通って第2圧力室30に
供給される。一方、第1圧力室29内のエアは第1分岐
通路50aを通って排出される。第2圧力室30に供給
されるエアは、第3分岐通路56aを通り大流量で導入
されるので、弁体25は急速に移動して充填バルブ15
を高速開放する。
【0019】その後、容器8内に充填された液体の重量
が設定値になると、弁体25を下降させ弁座17aに着
座させて充填を終了する。このときには、第1圧力室2
9への第1給排通路50に設けられている第1流路切換
弁52を、図2に示す第2位置52bから図3に示す第
1位置52aに切換えるとともに、第2圧力室30への
第2給排通路56に設けられている第2流路切換弁58
を、図2に示す第1位置58aから図3に示す第2位置
58bに切換える。第1給排通路50では、その上流部
50cが第1分岐通路50aに接続され、第2分岐通路
が大気に開放する。一方、第2給排通路56では、その
上流部56cが流量調整弁60が設けられている第4分
岐通路56bに接続され、第3分岐通路56aが大気に
開放される。
【0020】この状態で開閉切換弁62を充填バルブ開
放側の第2位置62bに切換える。すると、コンプレッ
サ66からのエアは、開閉切換弁62から第1給排通路
50の上流部50cおよび第1分岐通路50aを通って
大流量で第1圧力室29内に供給され、一方、第2圧力
室30内のエアは、第3分岐通路56aを通ってそのま
ま大気中に排出されることにより、ピストン28および
ピストンロッド27に連結された弁体25は急速に下降
して充填バルブ15を素早く閉じる。このように充填液
が高粘度の液体の場合には、充填バルブ15の開閉を高
速で行なうことにより、充填ノズル21からの液だれを
防止することができる。
【0021】前述のように充填バルブ15の開閉を高速
で行なうと、高粘度の液体を充填する場合には液だれを
防止することができて好ましいが、低粘度の液体の充填
を行なう場合に、このような高速で充填バルブの開閉を
行なうと、充填バルブ15の開放時あるいは閉鎖時に液
はねを起こすという問題がある。そこで、低粘度の液体
の充填を行なう場合には、充填バルブの開閉が低速で行
なわれるように各流路切換弁52,58を切換える。
【0022】低粘度の液体の充填を行なう場合には、図
4に示すように、第1流路切換弁52を第2位置52b
に切換えて第1圧力室29へ連通する第1分岐通路50
aを大気に開放するとともに、流量調整弁54が設けら
れている第2分岐通路50bを第1給排通路50の上流
側50cに接続する。また、第2流路切換弁58も第2
位置58bに切換えて、第2圧力室30へ連通する第2
給排通路56の上流側56cを、流量調整弁60が設け
られている第4分岐通路56bに接続するとともに、第
3分岐通路56aを大気に開放する。この状態にして、
開閉切換弁62を充填バルブ15の開放側の第1位置6
2aに切換える。すると、コンプレッサ66からのエア
は、開閉切換弁62から第2給排通路56の上流部56
cに入り、さらに、第2流路切換弁58から第4分岐通
路56bに設けられている可変絞り60aを通って小流
量で第2圧力室30に供給される。一方、第1圧力室2
9内のエアは、第1分岐通路50aを通って外部に排出
される。その結果、充填バルブ15は低速で開放して充
填を開始する。
【0023】また、低粘度の液体の充填を終了する時に
は、図5に示すように、両流路切換弁52,58を前記
充填時(図4に示す充填バルブ15開放時)と同じ位置
のまま、開閉切換弁62を充填バルブ15の閉鎖側の第
2位置62bに切換える。すると、コンプレッサ66か
らのエアは、開閉切換弁62、第1給排通路50の上流
部50cおよび第1流路切換弁52を通って流量調整弁
54が設けられている第2分岐通路50bに入り、この
流量調整弁54の可変絞り54aを通って小流量で第1
圧力室29に供給される。その結果、充填バルブ15は
低速で閉じて充填を終了する。このように、弁体25の
動作速度を低速にして、ゆっくりと充填バルブ15を開
閉するので、低粘度の液体を充填する場合にも、液はね
を起すことがなくスムーズな充填を行なうことができ
る。
【0024】なお、前記実施例では、シリンダ装置26
の両圧力室29,30にエアを給排する第1および第2
の給排通路50,56を、それぞれ第1分岐通路50a
および第2分岐通路50bと、第3分岐通路56aおよ
び第4分岐通路56bに分岐させ、各流路切換弁52,
58によっていずれかに切換えることにより、エアの給
排流量を二段階に切換えるようにしたが、二段階に限る
ものではなく、三段階以上の多段階制御とし、あるいは
無段階の制御とすることもできる。また、各切換弁5
2,58の切換えは、手動によっても良く、自動的に切
換えるようにしても良い。
【0025】前記実施例では、第1給排通路50および
第2給排通路56の双方を分岐させて、それぞれ第1お
よび第2の流路切換弁52,58によって切換えるよう
にしているが、いずれか一方の給排通路50または56
だけを分岐させて切換えるようにしても良い。例えば、
図6に示すように、充填バルブ開放側の圧力室30への
給排通路56だけを分岐させて、両分岐通路56a,5
6bのうちの一方の分岐通路56bに流量調整弁60を
設け、これら両分岐通路56a,56bを流路切換弁5
8によって切換えるようにしても良い。この構成では、
充填バルブ15の開放速度だけを制御可能であるから、
特に、低粘度の液体の充填を行なう場合に、充填バルブ
15の開放を低速で行なうようにして、充填開始時の液
はねを防止するのに適している。
【0026】また、図7に示すように、充填バルブ閉鎖
側の圧力室29への給排通路50だけを分岐させて両分
岐通路50a,50bのうちの一方の分岐通路50bに
流量調整弁54を設け、これら両分岐通路50a,50
bを流路切換弁52によって切換えるようにしても良
い。この構成では、充填バルブ15の閉鎖速度だけを制
御可能であるから、特に、高粘度の液体の充填を行なう
場合に、充填バルブ15の閉鎖を高速で行なうようにし
て、充填終了時後の液だれを防止するのに適している。
【0027】図8は第2の実施例に係る充填装置のエア
回路を示すものである。この第2実施例は、エアを給排
する構成を除き、前記第1実施例と共通であるので同一
の部分は同一の符号によって説明する。シリンダ装置2
6の上部側の第1圧力室29に接続される第1給排通路
150は、その上流側が第1通路150aおよび第2通
路150bに分岐しており、これら両分岐通路150
a,150bのいずれかが切換弁152を介して第1給
排通路150の下流部150cに接続される。第1およ
び第2分岐通路150a,150bにはそれぞれレギュ
レータ154,155が設けられており、第1分岐通路
150a内の第1レギュレータ154は供給するエア圧
力が所定の低圧になるように設定され、第2分岐通路1
50b内に設けられている第2レギュレータ155は供
給するエア圧力が所定の高圧になるように設定されてい
る。
【0028】前記構成の第1給排通路150と、シリン
ダ装置26の下側の第2圧力室30にエアを給排する第
2給排通路156とは、開閉弁162を介して、レギュ
レータ164およびコンプレッサ166に切換え接続さ
れる。
【0029】この実施例では、高粘度の液体の充填を行
なう場合には、切換弁152を図6に示す第2位置15
2bにして、高圧設定のレギュレータ155が設けられ
ている第2分岐通路150bを第1給排通路150の下
流部150cを介して第1圧力室29に接続する。この
状態で、開閉弁162を充填バルブ15の開放側の第1
位置162aに切換える。すると、コンプレッサ166
が開閉弁162を介して第2給排通路156に接続さ
れ、ピストン28の下方の第2圧力室30にエアを供給
するとともに、第1圧力室29を第1給排通路156を
介して大気に開放することにより、ピストン28および
弁体25を上昇させて充填バルブ15を開放し、容器内
への液体の充填を行なう。
【0030】容器8内に所定重量の液体の充填が行なわ
れると、開閉弁162が充填バルブ15の閉側の第2位
置162b(図8に示す位置)に切換えられ、前記第2
圧力室30へ連通する第2給排通路156が大気に開放
されるとともに、第1圧力室29に連通する第1給排通
路150がコンプレッサ166に接続される。前記のよ
うに切換弁152により高圧設定のレギュレータ155
が設けられている第2分岐通路150bが第1圧力室2
9に接続されているので、高圧のエアが第1圧力室29
に供給され、第2圧力室30内のエアは第2給排通路1
56から排出され、ピストン28および弁体25は急速
に下降して充填バルブ15を速やかに閉じる。このよう
に、速い速度で充填バルブを閉じるので、高粘度の液体
を充填する場合にも液だれが生ずるおそれがない。
【0031】また、低粘度の液体の充填を行なう場合に
は、第1給排通路150内に設けられている切換弁15
2を第1位置152aに切換えて、低圧設定のレギュレ
ータ154が設けられている第1分岐通路150aを第
1圧力室29側に接続する。この場合には、充填終了時
に、開閉弁162を図8に示す充填バルブ15の閉鎖位
置(第2位置)162bに切換えると、コンプレッサ1
66から送られたエアは、低圧に調整されて第1圧力室
29に供給され、比較的遅い速度で充填バルブ15を閉
じるので、低粘度の液体でも液はねを起すことがない。
なお、この第2実施例では、シリンダ装置26の上方側
圧力室(第1圧力室)29にエアを給排する第1給排通
路150内にだけ切換弁152を設けて、充填バルブ1
5の閉鎖速度だけを制御するようにしたが、充填バルブ
15開放側の第2圧力室30への第2給排通路156
も、高圧設定のレギュレータを有する通路と低圧設定の
レギュレータを有する通路に分岐させていずれかに切換
えるようにしても良い。このような構成にすれば、充填
バルブ15の閉鎖速度に加えて開放速度も高速および低
速に切換えることが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、エア
シリンダの作動により充填バルブを開閉し、充填ノズル
を介して容器内に液体を充填する充填装置において、前
記エアシリンダの充填バルブ閉鎖側の圧力室にエアを給
排する通路および充填バルブ開放側の圧力室にエアを給
排する通路の、少なくともいずれか一方を、異なる流量
を供給可能な複数の通路に分岐させ、これら分岐通路を
切換え可能に構成することにより、前記圧力室に供給す
るエアの流量を可変とし、充填バルブの開閉速度を制御
するようにしたので、充填される液体の粘度等の性質に
応じて適当な動作速度で充填バルブの開閉を行なうこと
ができ、液だれや液はねのない良好な充填状態を得るこ
とができる。
【0033】また、第2の発明では、前記エアシリンダ
の充填バルブ閉鎖側の圧力室にエアを給排する通路およ
び充填バルブ開放側の圧力室にエアを給排する通路の、
少なくともいずれか一方を、エアを異なる圧力で供給可
能な複数の通路に分岐させ、これら分岐通路を切換え可
能に構成することにより、前記圧力室に供給するエア圧
力を可変とし、充填バルブの開閉速度を制御するように
したので、第1の発明と同様に、充填される液体の粘度
等の性質に応じて適当な動作速度で充填バルブの開閉を
行なうことができ、液だれや液はねのない良好な充填状
態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る充填装置の要部を示す
縦断面図である。
【図2】前記充填装置の充填バルブを作動させるシリン
ダ装置にエアを給排するエア回路の一例を示す図であ
る。
【図3】前記図2の異なる作動状態を示す図である。
【図4】前記図2の異なる作動状態を示す図である。
【図5】前記図2の異なる作動状態を示す図である。
【図6】前記実施例の一変形例を示す図である。
【図7】前記実施例の他の変形例を示す図である。
【図8】他の実施例に係るエア回路を示す図である。
【符号の説明】
8 容器 15 充填バルブ 21 充填ノズル 26 エアシリンダ 29 エアシリンダの圧力室(第1圧力室) 30 エアシリンダの圧力室(第2圧力室) 50 第1圧力室への給排通路 50a 分岐通路 50b 分岐通路 56 第2圧力室への給排通路 56a 分岐通路 56b 分岐通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシリンダの作動により充填バルブを
    開閉し、充填ノズルを介して容器内に液体を充填する充
    填装置において、 前記エアシリンダの充填バルブ閉鎖側の圧力室にエアを
    給排する通路および充填バルブ開放側の圧力室にエアを
    給排する通路の、少なくともいずれか一方を、異なる流
    量を供給可能な複数の通路に分岐させ、これら分岐通路
    を切換え可能に構成することにより、前記圧力室に供給
    するエアの流量を可変とし、充填バルブの開閉速度を制
    御することを特徴とする充填装置。
  2. 【請求項2】 エアシリンダの作動により充填バルブを
    開閉し、充填ノズルを介して容器内に液体を充填する充
    填装置において、 前記エアシリンダの充填バルブ閉鎖側の圧力室にエアを
    給排する通路および充填バルブ開放側の圧力室にエアを
    給排する通路の、少なくともいずれか一方を、エアを異
    なる圧力で供給可能な複数の通路に分岐させ、これら分
    岐通路を切換え可能に構成することにより、前記圧力室
    に供給するエア圧力を可変とし、充填バルブの開閉速度
    を制御することを特徴とする充填装置。
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