JPH1059661A - エレベータのピット用水汲み装置 - Google Patents

エレベータのピット用水汲み装置

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JPH1059661A
JPH1059661A JP22371196A JP22371196A JPH1059661A JP H1059661 A JPH1059661 A JP H1059661A JP 22371196 A JP22371196 A JP 22371196A JP 22371196 A JP22371196 A JP 22371196A JP H1059661 A JPH1059661 A JP H1059661A
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JP
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water
container
pit
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elevator
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JP22371196A
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Inventor
Yuko Fujie
優子 藤江
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ保守作業者にとってピット内の排
水を行うための排水ポンプを携帯することが負担であ
る。 【解決手段】 かご7のかご床7aに昇降機構により昇
降可能に水汲み容器28を吊り下げて装備しておく。手
巻きハンドル30により巻胴24が回転されると、容器
28を吊り下げるロープ26が巻きとられ、または繰り
出され容器28が昇降する。容器28が着水すると、底
部に設けられた逆止め弁40を有した水流入口32から
容器28に水が流入する。容器28の引き上げ時には、
逆止め弁40は閉止し、流入した水は容器28に保持さ
れる。引き上げられた容器28からは、容器28に連通
したホース34を引き伸ばして排水される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのピッ
トに溜まった水を排水する水汲み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの昇降路において最下階のフ
ロアより低くされた底部の空間はピットと呼ばれ、かご
が万が一オーバーランしても安全が図られるよう、緩衝
器が設置されている。このピットに水が溜まるという状
況は通常、起こらないが、例えば、大雨、洪水等による
乗り場からの流水や、地下からの漏水などによってその
ような状況が起こる可能性は否定できない。水が溜まる
と緩衝器に悪影響が及ぶことも考えられ、ピット内に水
が溜まっていないかどうかは定期検査の項目ともなって
いる。
【0003】もし、ピットに水が溜まっていた場合に
は、従来は水中ポンプを用いて排水していた。図22
は、昇降路の最下階付近を側方から見た模式図であり、
従来の排水作業を説明する図である。
【0004】昇降路1の最下部に位置するピット2は、
昇降路1の底部3と最下階乗り場4の床面高さとの間の
空間である。このピット2の底部3に溜まり水5が発生
した場合、作業者6は、かご7を最下階より上方に停止
させ、かご床7a、かご床7aの前面を保護するガード
板8と最下階乗り場との間にスペースを作る。昇降路の
戸を開き、このスペースからピット2に水中ポンプ9を
入れ、そのスイッチ10を操作して水5を乗り場4に吸
い上げ、パイプ11を経由して排水する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
定期点検に際し作業者は水中ポンプを、他の点検用器具
とともに携帯しなくてはならず、そのため人手がかか
り、作業者の負担が増加するという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、エレベータに付設される簡易な水汲み装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレベータ
のピット用水汲み装置は、エレベータのかごの底部に昇
降可能に吊り下げられた水汲み容器と、この水汲み容器
をピット内に昇降させる昇降機構とを有し、前記ピット
内に溜まった水を、前記水汲み容器により汲み上げ排出
することを特徴とする。本発明によれば、水汲み装置は
エレベータの運行に支障のないかご底部に備え付けら
れ、作業者はこれを用いて水汲み作業を行う。そのた
め、作業者は別途、水中ポンプ等を携行する必要がな
い。エレベータの運行時には、その支障とならないよう
に、水汲み容器を昇降機構によりエレベータの底部に上
昇させておく。水汲み作業時には、かごをエレベータ最
下階停止位置より上に停止させて昇降機構を操作し、水
汲み容器を降下させてピット底部に溜まった水に沈め
る。水汲み容器に水が流入したら、昇降機を操作して水
汲み容器を上昇させて、例えば、最下階乗り場に水を汲
み上げ、排水する。
【0008】また本発明に係るエレベータのピット用水
汲み装置においては、前記水汲み容器が下部に逆止め弁
を備えた水流入口を有することを特徴とする。本発明に
よれば、水汲み容器が着水すると、水圧により逆止め弁
が開き、水汲み容器内部に水が浸水する。水汲み容器を
引き上げると、逆止め弁が容器内部の水の圧力により閉
じ、容器内部に流入した水が容器内に保持される。
【0009】また本発明に係るエレベータのピット用水
汲み装置においては、前記水汲み容器は、下部に一端を
連通され、他端を上向きに保持された屈曲可能なホース
を有し、このホースの前記他端を下げて前記水汲み容器
からの排水を行うことを特徴とする。本発明によれば、
例えば水汲み容器を最下階乗り場に引き上げた後、ホー
スの他端を下げることにより、容器内に保持された水が
容易に排水される。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]次に、本発明の実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明に係るピット用水汲み
装置を装備したエレベータを側方から見た模式図であ
る。また図2は、本発明に係るピット用水汲み装置を装
備したエレベータを正面から見た模式図である。図にお
いて、図22と同一の符号は同一要素を表すので説明を
省略する。また、ピットに設置される緩衝器は図示を省
略している。
【0011】かご7の底部にはフレーム20が回転軸2
2を支持し、この回転軸22には巻胴24が一体に取り
付けられている。巻胴24には2本のロープの各一方端
が固定される。またロープの他方端は水汲み容器28に
接続され、これを吊り下げる。エレベータの最下階乗り
場4から手の届く回転軸22の一端には手巻きハンドル
30が設けられ、これを用いて回転軸22を回転させる
ことにより、ロープ26は巻胴24に巻き付けられ、ま
たは繰り出され、それに応じて水汲み容器28は上昇、
下降する。図においては、ロープ26は巻胴24に巻き
付けられ、水汲み容器28が上昇した状態が示されてい
る。水汲み容器28の底部には、容器内側に開く逆止め
弁を有した水流入口32が設けられる。水汲み容器28
の下部側面には、屈曲可能なホース34の一端が連通し
ている。ホース34の他端は、留め具36により上方を
向いて保持されている。本装置は、かご7が乗り場4に
停止している場合には、ピット2に隠れる。
【0012】図3は、昇降路の最下階付近を側方から見
た模式図であり、本装置を用いたピット2からの排水作
業を説明する図である。かご7は、最下階乗り場4で作
業する作業者6が手巻きハンドル30に手が届き、作業
しやすい高さに停止される。そして、乗り場4の扉を開
き、ピット2内を見通せるようにする。ガード板8を取
り外し、手巻きハンドル30を操作できるようにする。
手巻きハンドル30を廻して水汲み容器28を下降させ
る。水汲み容器28は自重で溜まり水5に沈み込む。す
ると、水圧により水流入口32の逆止め弁40が開き、
容器内部に水が流入する。逆止め弁40は、容器内外の
水圧が均衡し、流入が停止すると閉鎖する。なお、容器
の上部は空気の流出入を自由とするため全部または一部
開口されており、これにより水流入口からの水の流入や
ホースからの排出が円滑に行われる。
【0013】手巻きハンドル30を逆回転させると水汲
み容器28は上昇する。このとき、逆止め弁40は容器
内部の水圧により、水流入口32に圧着されるので、水
は漏れることなく容器内部に保持される。ロープ26を
巻き上げ、水汲み容器28の底部が乗り場4より上に来
ると停止させる。そして、留め具36を外してホース3
4の先端を乗り場に引き伸ばすと、容器内部に保持され
た水が排水される。このとき、必要に応じてホース34
の先端に他のホース42を接続して、排水溝まで導いた
り、水汲み容器28から流出する水をバケツ等の他の容
器に受ける。
【0014】水汲み容器28が空になると、ホース34
を再び留め具36により上向きに保持する。以降、ピッ
ト2の溜まり水5の排水が完了するまで、上記、水汲み
容器28の昇降作業を繰り返す。
【0015】また、手巻きハンドル30は、取り外し可
能としてもよい。図4は回転軸22、巻胴24等により
構成される水汲み容器28の昇降機構の他の構成を示す
模式的側面図である。図1と同様、回転軸22の軸線が
乗り場側から昇降路奥側に向かうように、回転軸22が
配置される。本構成では、ガード板8における回転軸2
2の延長線上の位置に穴8aが設けられる。回転軸22
を回転させるための手巻きハンドル30や図に示すよう
なT形ハンドル50が、この穴8aを貫通して回転軸2
2にはめあわされ、これらハンドルにより昇降機構が動
作される。この構成によれば、ガード板8を取り外すこ
となく、昇降機構を操作できるので作業効率が向上す
る。なお、水流入口32は水汲み容器28の下部側面に
設けてもよい。
【0016】図5〜図9は、水汲み容器の他の形態を示
す図である。図5に模式的な側面図を示す水汲み容器
は、例えば蛇腹構造により縦方向に伸縮可能な本体60
を有し、この本体60は未使用時には収縮させた状態で
フック62により掛止される点が特徴である。この容器
は、縦方向のサイズが抑制されるので、ピット2の底部
3とかご床7aとのスペースに制限がある場合などに用
いられる。
【0017】図6に模式的な斜視図を示す容器は、ビニ
ール、ポリエチレンなどの高分子シートや防水加工が施
された布で作られた袋70である。この袋は上方がすぼ
み、底辺が広がった形状、すなわち側面形状が台形とな
るような形状であり、そのため一本のロープ26で吊り
下げてもバランスをとることが可能である。また袋の側
面が上部に行くほど狭くなる、すなわち上からかぶさる
ようになっているため、袋が揺れても上部開口から水が
こぼれにくい。図5、図6に示す容器は底部に水流入口
32を有し、また排水用のホース34を有する点は、上
記水汲み容器28と同様であり、水汲み作業も同様にし
て行われる。
【0018】図7に模式的な側断面図を示す水汲み容器
80の底部は、一点に向かって下がる、すなわち窪んで
おり、その一点に円形の水流入口82が設けられてい
る。この水流入口82にはゴミよけ用の網でできたカッ
プ82aが設けられる。容器80内には、水より比重が
やや大きく、水流入口82を完全に塞ぐ大きさのボール
84が入れられる。この構成では、基本的にはボール8
4は位置エネルギーが最低となる水流入口82に停留す
る。しかし、水汲み容器80が水に入ると、容器外部か
ら水流入口82に作用する水圧によりボール84が水流
入口82から排除され、容器内に水が流入する。水汲み
容器80内の水面が容器外の水面の高さと同程度となる
と、水流入口82における容器内外の水圧がバランスす
るため、ボール84は、再び水流入口82を塞ぐ。水汲
み容器80を引き上げる際においては、ボール84は容
器内の水圧により水流入口82に圧着され、水が漏れ出
るのを防ぐ弁の役目を果たす。
【0019】カップ82aは、外部から容器内へのゴミ
の流入を防止する。これにより、特にゴミが水流入口8
2とボール84との間に挟まり、引き上げ時の密閉性が
低下するといった不具合を防止できる。なお、必要に応
じ、水流入口82のエッジ、ボール84のいずれか、ま
たは双方をゴムなどの弾性材料で構成することにより、
容器引き上げ時におけるこれらの密着性をより向上させ
てもよく、これによりたとえカップ82aで除去できな
いような細かなゴミが容器に入り込んでも閉止能力の低
下は最小限に抑制される。
【0020】図8に模式的な側面図を示す水汲み容器9
0は、その下部90aで連通し上に伸びた透明パイプ9
2を備えている。透明パイプ92の中には浮き94が入
れられている。この容器によれば、水汲み容器90内の
水面の高さを浮き94によって外部から確認できる。
【0021】水汲み容器90を溜まり水に沈めても、容
器の水流入口96のコンダクタンスや水の粘性により、
水汲み容器90に十分に水が流入するまで、多少の時間
がかかる。本容器によれば浮き94の高さにより、水汲
み容器90をいつ引き上げたらよいかを作業者が知るこ
とができ便利である。浮き94は、外部から容易に認識
できるように、例えば蛍光色やメタリック等の目立つ色
で彩色してもよい。また、透明パイプ92の上端には通
気口が設けられている。この通気口及び水汲み容器90
と透明パイプ92との連通穴は、浮き94を通さない大
きさである。
【0022】図9に模式的な側断面図を示す水汲み容器
100は、容器内への水の流入手段として、逆止め弁4
0等を備えた水流入口の代わりに、容器の上部に配置さ
れたポンプ102とポンプ102に接続されたパイプ1
04とを有する。パイプ104の一端は水汲み容器10
0の底部側に配置される。溜まり水はパイプ104の一
端からポンプ102の吸引力により吸い上げられて、容
器内に放出される。
【0023】この場合、例えばポンプ102の電源の供
給及び制御は、ロープ26に沿った配線により、かご7
側から行われる。従来のポンプによる吸い上げによる方
式では、ポンプ9はピット2の底部3から乗り場4まで
の高低差、すなわちピット深さに応じた駆動能力を要求
された。しかし、本容器に用いられるポンプ102の吸
い上げの高低差は、水汲み容器100の高さ程度であ
り、せいぜい数十cmであるため、ポンプ102の能力
は小さくて十分である。またそのためポンプの消費電力
も少ないので、容器側にバッテリーを併設して、これを
ポンプ102の電源とする構成も可能である。また制御
も、パイプ104の先端106に水センサを設け、この
先端の水との接触/非接触により自動的にポンプ102
の動作をオン/オフする構成としてもよい。
【0024】なお、上記水汲み容器80、90、100
には、上記他の水汲み容器同様、排水用のホースが連通
されるが、簡単のため図7〜図9において図示は省略し
た。
【0025】また、水汲み容器の昇降時において水汲み
容器の揺れを防止し、作業を円滑に行うため、容器をガ
イドレールによって水平方向に束縛してもよい。図1
0、図11はその一例を示す。図10は、エレベータの
かごに取り付けられた本装置の模式的な正面図である。
本装置は、水汲み作業中に水汲み容器110が揺れない
ように、水汲み容器110の側面にガイドレール112
を有する点が上記実施形態と異なる。図11は、水汲み
容器110とガイドレール112との位置関係を示す模
式的な上面図である。水汲み容器110の両側面にはガ
イドレール112を受ける溝110aが設けられてい
る。ガイドレール112がこの溝110aにはまるよう
にして、容器110を挟むことにより、容器110の水
平方向の変位、すなわち揺れが抑止される。なお、ガイ
ドレール112はかご床7aに固定され、鉛直下方に伸
びており、容器110は垂直方向には移動可能である。
また、図11において、容器上面に設けられる空気穴の
図示は省略した。
【0026】また、図12、図13はガイドレールを備
えた装置の他の例を示す。図12はその本装置の模式的
な正面図である。本装置では水汲み容器の揺れを防止す
るため、水汲み容器120が、上下の貫通穴120aを
有し、この貫通穴120aにガイドレール122が挿通
される。図13は、水汲み容器120とガイドレール1
22との位置関係を示す模式的な上面図である。なお、
この場合も、ガイドレール122はかご床7aに固定さ
れ、鉛直下方に伸びており、容器120は垂直方向には
移動可能である。この場合は、容器120に相当強い振
動等が作用しても、容器120がガイドレール122か
らはずれることがない。また図13には、ガイドレール
122と貫通穴120aが2組である場合を示したが、
その組数はこれに限られずいくつでも良く、例えば1組
でもよい。また、この場合、水汲み容器120は、ガイ
ドレール122により姿勢を維持されるので、ロープ2
6を1本としても安定した昇降動作が可能である。なお
図13において、容器上面に設けられる空気穴の図示は
省略した。
【0027】なお、上記、水汲み容器110、120
は、上記水汲み容器28と同様、水流入口、排水用のホ
ースを有するが、簡単のため図示は省略した。
【0028】[実施形態2]図14は、本発明の他の実
施形態の模式的な側面図であり、エレベータのかごに取
り付けられた本装置を側方から見た模式図である。本装
置は、昇降機構をモータ130により駆動する点が基本
的に実施形態1と異なる。すなわち回転軸22にモータ
130を直接、またはギヤ機構を介して接続し、かご7
に供給される電源を利用してモータ130を駆動して回
転軸22を回転させる。モータ130は、かご床7aに
設けられた操作スイッチまたは図示するようにかご7内
の壁面、例えば壁に埋設される保守用の操作ボックス内
に設けられた操作スイッチ132により正逆回転を制御
される。
【0029】建築基準法施行令は定格速度に応じて、ピ
ット2の最低深さを1.2m〜4mの範囲で定める。ピ
ットが深い場合には、手巻きで水汲み容器28を繰り返
し昇降させることは、重労働であり、作業時間も長くな
る。このような場合、特にモータ130を用いた本装置
が有効である。
【0030】また、図15に示すように、モータ130
を操作するスイッチをかご7から引き出し可能な移動式
スイッチ140としてもよい。移動式スイッチ140を
用いることにより、作業者6は乗り場4に位置し、水汲
み容器28の位置などの状況を黙視確認しながら運転操
作でき、作業が容易となる。なお、この図では、モータ
130によりドラム142が回転されてロープ26の巻
取り、繰り出しが行われ、水汲み容器28の昇降が行わ
れる構成が示されている。
【0031】また、図16に示すように、モータによる
水汲み容器の昇降動作を自動停止する機構を設けてもよ
い。図の水汲み容器150の自動停止機構は、動作レバ
ー152と停止スイッチ154、156とから構成され
る。水汲み容器150が下降して、動作レバー152の
下端部がピット2の底部3に当たると、動作レバー15
2が押し上げられる。これに連動して、水汲み容器15
0に設けられた停止スイッチ154が操作されてモータ
130が停止され、水汲み容器150の下降が停止され
る。一方、停止スイッチ156は動作レバー152の真
上に位置し、水汲み容器150が上昇すると動作レバー
の上端部がこの停止スイッチ156に当たるように構成
されている。停止スイッチ156は動作レバー152が
当たることにより操作され、これによりモータ130が
停止され、水汲み容器150の上昇が停止される。
【0032】[実施形態3]図17は、本発明の他の実
施形態の模式的な側面図である。本装置では、ピット2
側面に溜まり水5を検知するセンサ160が設けられて
いる。センサ160は溜まり水5の水面が一定の高さに
達したことを検知する。その信号は昇降路1の壁面に配
線された信号線を介して、運行制御システムに入力され
る。運行制御システムは、このセンサ160からの検知
信号を受けると、自動的に排水動作を行う。
【0033】運行制御システムは、自動排水動作中にお
いて乗り場からのかご7を呼ぶ信号に応答しないように
する。一方、乗り場に運行停止状態であることを表示す
る表示器が設けられる。図18は、運行制御システムの
部分的な回路図である。この図は、排水運転中には、B
接点170で回路を遮断し、乗り場においてかごを呼ぶ
押しボタン172を押しても応答しないようする回路の
構成を示している。また図19は、排水作業中を知らせ
る表示器のイメージを示す図である。この図では、表示
器180は、乗り場の扉182の上に表示されるかごの
位置表示器の右側に並べて設けられている。例えば、表
示器180は、「排水作業中」の文字を表示するもので
あってもよいし、「点検中」の文字を表示することとし
て、他の点検作業による運行停止を知らせる機能を併せ
持つこととしてもよい。
【0034】また、運行制御システムは排水作業を行う
ため、かご7を最下階の乗り場4に停止させる。運行制
御システムは、この最下階への移動を、乗客がいないと
判断されるタイミングを見計らって行ってもよいし、か
ご内へのアナウンスによりまもなく停止することを乗客
に通知した後行ってもよい。自動排水では、最下階乗り
場への排水は行えないので、図17に示すようにピット
2の壁面に配水管190につながった受け箱192を設
け、ここに排水する。
【0035】図20は、水汲み容器194の構成を示す
正面から見た模式図である。図21は、水汲み容器19
4の排水パイプ付近の部分の構成を示す模式的な側断面
図である。水汲み容器194は下部側面に連通した排水
パイプ196を有する。このパイプ196は水平方向に
突出している。このパイプ196と容器194とが連通
する開口には、弁198が設けられ、この弁198は容
器194の上部に設けられた鉄片200とワイヤ202
により連結されている。スプリング204は上方をスト
ッパー206により固定されており、弁198を下方に
付勢する。スイッチ(図示せず)をオンして電磁石20
8に電流を流すと鉄片200は電磁石208の磁力によ
り引き上げられ、これに連動し弁198がスプリング2
04の付勢力に抗して開かれる。逆にスイッチをオフす
ると電磁石208の磁力が消滅し、鉄片200が電磁石
208から離れ、スプリング204の付勢力により弁1
98が閉じる。
【0036】排水制御回路(図示せず)は、運行制御シ
ステムから作業開始命令を受け、排水作業を開始する。
排水制御回路は、モータ210の回転量を検知し、水汲
み容器194の高さ位置を検知する。水汲み容器194
がピット2の底部3に達すると、電磁石208に対する
スイッチが操作され、しばらくの間、弁198が開かれ
る。これにより、水汲み容器194内に水が流入する。
排水制御回路は弁198を閉じた後、モータ210によ
りドラム212を回転させてロープ214を巻き上げ容
器194を上昇させる。モータ210の回転量から排水
パイプ196が受け箱192より高い位置となったこと
を検知すると、容器194の上昇は停止し、電磁石20
8を動作させて弁198を開き、排水パイプ196から
容器194内の水を排水する。水は水圧により水平方向
の運動量を得るので、パイプ196から放物線を描いて
落下する。受け箱192はこれを受けるように配置され
ている。上記、水汲み容器194の昇降による排水は、
センサ160が溜まり水5の水面が所定高さ以下となっ
たことを検出するまで繰り返される。
【0037】なお、水汲み容器194への水の流入は、
弁198の開閉によってではなく、上記実施形態で述べ
たような逆止め弁を有した水流入口を別途設け、これを
用いて行うこととしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明のピット用水汲み装置によれば、
定期点検に際し作業者は水中ポンプを、他の点検用器具
とともに携帯する必要がなくなり、作業者の負担が軽減
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るエレベータの主要部を
側方から見た模式図。
【図2】 第1の実施形態に係るエレベータの主要部を
正面から見た模式図。
【図3】 昇降路の最下階付近を側方から見た模式図。
【図4】 水汲み容器の昇降機構の他の構成を示す模式
的側面図。
【図5】 水汲み容器の他の形態を示す模式的な側面
図。
【図6】 水汲み容器の他の形態を示す模式的な斜視
図。
【図7】 水汲み容器の他の形態を示す模式的な側断面
図。
【図8】 水汲み容器の他の形態を示す模式的な側面
図。
【図9】 水汲み容器の他の形態を示す模式的な側断面
図。
【図10】 水汲み容器の側面にガイドレールを備えた
本装置の模式的な正面図。
【図11】 水汲み容器とガイドレールとの位置関係を
示す模式的な上面図。
【図12】 水汲み容器を貫通するガイドレールを備え
た本装置の模式的な正面図。
【図13】 水汲み容器とガイドレールとの位置関係を
示す模式的な上面図。
【図14】 第2の実施形態に係るエレベータの主要部
を側方から見た模式図。
【図15】 モータを操作する移動式スイッチを示す模
式図。
【図16】 モータによる水汲み容器の昇降動作を自動
停止する機構の模式図。
【図17】 第3の実施形態に係るエレベータの主要部
を側面から見た模式図。
【図18】 運行制御システムの部分的な回路図。
【図19】 排水作業中を知らせる表示器のイメージ
図。
【図20】 第3の実施形態に係る水汲み容器の構成を
示す正面から見た模式図。
【図21】 第3の実施形態に係る水汲み容器の排水パ
イプ近傍部分の構成を示す模式的な側断面図。
【図22】 従来の排水作業を行っているエレベータの
主要部を側方から見た模式図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 ピット、4 最下階乗り場、5 溜ま
り水、7 かご、8ガード板、20 フレーム、22
回転軸、24 巻胴、26 ロープ、28,80,10
0,194 水汲み容器、30 手巻きハンドル、3
2,82,96水流入口、34 ホース、36 留め
具、40 逆止め弁、84 ボール、92 透明パイ
プ、94 浮き、102 ポンプ、112,122 ガ
イドレール、130,210 モータ、140 移動式
スイッチ、142,212 ドラム、152 動作レバ
ー、154,156 停止スイッチ、160 センサ、
192 受け箱、196 排水パイプ、198 弁、2
08 電磁石。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごの底部に昇降可能に吊
    り下げられた水汲み容器と、 この水汲み容器をピット内に昇降させる昇降機構と、を
    有し、 前記ピット内に溜まった水を、前記水汲み容器により汲
    み上げ排出することを特徴とするエレベータのピット用
    水汲み装置。
  2. 【請求項2】 前記水汲み容器は、下部に逆止め弁を備
    えた水流入口を有することを特徴とする請求項1記載の
    エレベータのピット用水汲み装置。
  3. 【請求項3】 前記水汲み容器は、下部に一端を連通さ
    れ、他端を上向きに保持された屈曲可能なホースを有
    し、 このホースの前記他端を下げて、前記水汲み容器からの
    排水を行うことを特徴とする請求項2記載のエレベータ
    のピット用水汲み装置。
JP22371196A 1996-08-26 1996-08-26 エレベータのピット用水汲み装置 Pending JPH1059661A (ja)

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