JPH1060145A - 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法Info
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- JPH1060145A JPH1060145A JP22403196A JP22403196A JPH1060145A JP H1060145 A JPH1060145 A JP H1060145A JP 22403196 A JP22403196 A JP 22403196A JP 22403196 A JP22403196 A JP 22403196A JP H1060145 A JPH1060145 A JP H1060145A
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- based resin
- polyolefin resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観に凹凸が無く、熱成形性に優れた架橋ポ
リオレフィン系樹脂発泡体の、製造工程が簡単な製造方
法を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂40〜100重量
%及びポリエチレン系樹脂60〜0重量%からなり、か
つ、熱分解型発泡剤及び架橋助剤を含有する発泡性ポリ
オレフィン系樹脂を架橋させた後、熱分解型発泡剤の分
解開始温度よりも20〜50℃高い温度にて加熱発泡さ
せる。
リオレフィン系樹脂発泡体の、製造工程が簡単な製造方
法を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂40〜100重量
%及びポリエチレン系樹脂60〜0重量%からなり、か
つ、熱分解型発泡剤及び架橋助剤を含有する発泡性ポリ
オレフィン系樹脂を架橋させた後、熱分解型発泡剤の分
解開始温度よりも20〜50℃高い温度にて加熱発泡さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体の製造方法に関する。
ン系樹脂発泡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体は、各
種断熱材や緩衝材等として広範囲な分野で使用されてい
る。例えば、車両内装材では、天井、ドア及びインスツ
ルメントパネル等の断熱緩衝材として使用されている。
上記発泡体は、一般に、シート状に成形されており、表
皮材として軟質塩化ビニル樹脂シート等のプラスチック
シート又は布等がホットメルト接着剤等で張り合わさ
れ、真空成形及び圧縮成形等の熱成形にて所望の形状に
加工される。上記発泡体に表皮材を張り合わせる際、上
記発泡体のセルが、独立気泡である場合は熱や剪断応力
等により気泡が破壊され、連続気泡である場合はセル壁
に座屈が生じ、外観に凹凸が生じる場合がある。また、
熱成形を行う際にも同様な現象が発生する。
種断熱材や緩衝材等として広範囲な分野で使用されてい
る。例えば、車両内装材では、天井、ドア及びインスツ
ルメントパネル等の断熱緩衝材として使用されている。
上記発泡体は、一般に、シート状に成形されており、表
皮材として軟質塩化ビニル樹脂シート等のプラスチック
シート又は布等がホットメルト接着剤等で張り合わさ
れ、真空成形及び圧縮成形等の熱成形にて所望の形状に
加工される。上記発泡体に表皮材を張り合わせる際、上
記発泡体のセルが、独立気泡である場合は熱や剪断応力
等により気泡が破壊され、連続気泡である場合はセル壁
に座屈が生じ、外観に凹凸が生じる場合がある。また、
熱成形を行う際にも同様な現象が発生する。
【0003】上記のような外観の凹凸の問題は、発泡体
の架橋度を高くしたり、発泡倍率を低くしたりして、発
泡体表層部の耐熱性及び耐圧縮性をあげることにより解
消が可能である。しかし、架橋度を高くすると発泡体の
伸び等が低下するため成形加工性が低下し、発泡倍率を
低くすると断熱性及び緩衝性が低下して、さらに軽量化
や低コスト化の面で不利になる。
の架橋度を高くしたり、発泡倍率を低くしたりして、発
泡体表層部の耐熱性及び耐圧縮性をあげることにより解
消が可能である。しかし、架橋度を高くすると発泡体の
伸び等が低下するため成形加工性が低下し、発泡倍率を
低くすると断熱性及び緩衝性が低下して、さらに軽量化
や低コスト化の面で不利になる。
【0004】上記問題を解消する方法としては、例え
ば、特開平5−214143号公報及び特開平4−50
34号公報に記載された架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
体の製造方法がある。
ば、特開平5−214143号公報及び特開平4−50
34号公報に記載された架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
体の製造方法がある。
【0005】特開平5−214143号公報では、熱分
解型発泡剤及び架橋助剤を含有するポリオレフィン系樹
脂(立体規則性触媒を用いて重合され、エチレンの含有
量が3〜7重量%で、融点が130〜145℃のエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体40〜75重量部、立
体規則性触媒を用いて重合され、エチレンの含有量が1
〜7重量%で、ブテンの含有量が1〜7重量%であり、
かつ、エチレンとブテンの含有量の合計が4〜14重量
%で、融点が120〜140℃のエチレン−プロピレン
−ブテンランダム共重合体5〜40重量部及び融点が1
05〜135℃のポリエチレン系樹脂5〜40重量部
(合計100重量部)からなる)を用いて、高温領域で
の伸びや抗張力が改善され、成形加工性に優れた架橋ポ
リオレフィン系樹脂発泡体を得ている。しかし、この方
法では、発泡体の気泡直径が小さく、気泡壁が薄くな
り、熱成形の際に外観に凹凸が生じた。
解型発泡剤及び架橋助剤を含有するポリオレフィン系樹
脂(立体規則性触媒を用いて重合され、エチレンの含有
量が3〜7重量%で、融点が130〜145℃のエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体40〜75重量部、立
体規則性触媒を用いて重合され、エチレンの含有量が1
〜7重量%で、ブテンの含有量が1〜7重量%であり、
かつ、エチレンとブテンの含有量の合計が4〜14重量
%で、融点が120〜140℃のエチレン−プロピレン
−ブテンランダム共重合体5〜40重量部及び融点が1
05〜135℃のポリエチレン系樹脂5〜40重量部
(合計100重量部)からなる)を用いて、高温領域で
の伸びや抗張力が改善され、成形加工性に優れた架橋ポ
リオレフィン系樹脂発泡体を得ている。しかし、この方
法では、発泡体の気泡直径が小さく、気泡壁が薄くな
り、熱成形の際に外観に凹凸が生じた。
【0006】また、特開平4−5034号公報では、発
泡剤及び架橋剤を含有するポリオレフィン系樹脂組成物
からなるシートの一面にオレフィン系樹脂からなるフィ
ルムを積層した後、該シートの他方の面を架橋すること
により、表皮材への熱融着性及び深絞り成形性が優れ、
かつ、外観の良好な架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体を
得ている。しかし、この方法は、同時二層押出法により
ポリオレフィン系樹脂組成物からなるシートとオレフィ
ン系樹脂からなるフィルムを積層するため、製造工程が
複雑で、製造コストが高くなるという問題があった。
泡剤及び架橋剤を含有するポリオレフィン系樹脂組成物
からなるシートの一面にオレフィン系樹脂からなるフィ
ルムを積層した後、該シートの他方の面を架橋すること
により、表皮材への熱融着性及び深絞り成形性が優れ、
かつ、外観の良好な架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体を
得ている。しかし、この方法は、同時二層押出法により
ポリオレフィン系樹脂組成物からなるシートとオレフィ
ン系樹脂からなるフィルムを積層するため、製造工程が
複雑で、製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外観
に凹凸が無く、熱成形性に優れた架橋ポリオレフィン系
樹脂発泡体の、製造工程が簡単な製造方法を提供するこ
とにある。
に凹凸が無く、熱成形性に優れた架橋ポリオレフィン系
樹脂発泡体の、製造工程が簡単な製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明で使用される発泡
性ポリオレフィン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂40
〜100重量%及びポリエチレン系樹脂60〜0重量%
からなるポリオレフィン系樹脂に、熱分解型発泡剤及び
架橋助剤を添加したものである。
性ポリオレフィン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂40
〜100重量%及びポリエチレン系樹脂60〜0重量%
からなるポリオレフィン系樹脂に、熱分解型発泡剤及び
架橋助剤を添加したものである。
【0009】上記ポリプロピレン系樹脂は、プロピレン
の単独重合体、プロピレン部分を85重量%以上含有す
るプロピレン−α−オレフィン共重合体又はこれらの混
合物のいずれでもよい。α−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが挙げ
られる。上記ポリプロピレン系樹脂のメルトインデック
ス(以下MIと記す)は0.4〜8の範囲にあるのが好
ましい。0.4未満ではシート化した際に外観性が低下
し、8を超えると耐熱性が低下する。
の単独重合体、プロピレン部分を85重量%以上含有す
るプロピレン−α−オレフィン共重合体又はこれらの混
合物のいずれでもよい。α−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが挙げ
られる。上記ポリプロピレン系樹脂のメルトインデック
ス(以下MIと記す)は0.4〜8の範囲にあるのが好
ましい。0.4未満ではシート化した際に外観性が低下
し、8を超えると耐熱性が低下する。
【0010】上記ポリエチレン系樹脂は、エチレンの単
独重合体、エチレンを主成分とする共重合体又はこれら
の混合物のいずれでもよいが、中でも直鎖状低密度ポリ
エチレンが好ましい。エチレンを主成分とする共重合体
としては、例えば、エチレン部分を80重量%以上含有
するエチレン−α−オレフィン共重合体及びエチレン−
酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、α−オレフィンとし
ては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが
挙げられる。上記ポリエチレン系樹脂のMIは1〜20
の範囲にあるのが好ましい。1未満ではシート化した際
に外観性が低下し、20を超えると耐熱性が低下する。
独重合体、エチレンを主成分とする共重合体又はこれら
の混合物のいずれでもよいが、中でも直鎖状低密度ポリ
エチレンが好ましい。エチレンを主成分とする共重合体
としては、例えば、エチレン部分を80重量%以上含有
するエチレン−α−オレフィン共重合体及びエチレン−
酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、α−オレフィンとし
ては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが
挙げられる。上記ポリエチレン系樹脂のMIは1〜20
の範囲にあるのが好ましい。1未満ではシート化した際
に外観性が低下し、20を超えると耐熱性が低下する。
【0011】上記ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレ
ン系樹脂のMIはJIS K 7210に準拠して測定
した値である。その試験温度は、ポリプロピレン系樹脂
が230℃、ポリエチレン系樹脂が190℃であり、試
験荷重はいずれも2.16kgfである。
ン系樹脂のMIはJIS K 7210に準拠して測定
した値である。その試験温度は、ポリプロピレン系樹脂
が230℃、ポリエチレン系樹脂が190℃であり、試
験荷重はいずれも2.16kgfである。
【0012】上記ポリプロピレン系樹脂が40重量%未
満又はポリエチレン系樹脂が60重量%を超えると高温
での耐熱性及び剛性が不十分となり、熱成形性が低下す
る。そのため、上記ポリプロピレン系樹脂の配合量は4
0〜100重量%、上記ポリエチレン系樹脂の配合量は
60〜0重量%である。
満又はポリエチレン系樹脂が60重量%を超えると高温
での耐熱性及び剛性が不十分となり、熱成形性が低下す
る。そのため、上記ポリプロピレン系樹脂の配合量は4
0〜100重量%、上記ポリエチレン系樹脂の配合量は
60〜0重量%である。
【0013】上記熱分解型発泡剤としては、一般に、分
解温度が180〜270℃のものが使用される。例え
ば、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン及びp−トルエンスルホニルセミ
カルバジド等が挙げられる。これらは単独で使用されて
も、2種以上混合して使用されてもよい。熱分解型発泡
剤の添加量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
し、一般に5〜30重量部であり、所望の発泡倍率に応
じて調整される。
解温度が180〜270℃のものが使用される。例え
ば、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン及びp−トルエンスルホニルセミ
カルバジド等が挙げられる。これらは単独で使用されて
も、2種以上混合して使用されてもよい。熱分解型発泡
剤の添加量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
し、一般に5〜30重量部であり、所望の発泡倍率に応
じて調整される。
【0014】発泡倍率は、見掛けの比体積で10〜35
cc/gに調整されるのが好ましい。10cc/g未満
では断熱性及び緩衝性が低下する。35cc/gを超え
ると高温での伸びが不足するため熱成形性が低下し、ま
た柔らかくなるため緩衝性が低下する。
cc/gに調整されるのが好ましい。10cc/g未満
では断熱性及び緩衝性が低下する。35cc/gを超え
ると高温での伸びが不足するため熱成形性が低下し、ま
た柔らかくなるため緩衝性が低下する。
【0015】上記架橋助剤としては、例えば、ジビニル
ベンゼン、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリアリルトリメリテート及び1,9−ノナンジオ
ールジメタクリレート等が挙げられる。これらは単独で
使用されても、2種以上混合して使用されてもよい。架
橋助剤の添加量は、上記ポリオレフィン系樹脂100重
量部に対し、一般に0.3〜10重量部であり、所望の
架橋度に応じて調整される。
ベンゼン、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリアリルトリメリテート及び1,9−ノナンジオ
ールジメタクリレート等が挙げられる。これらは単独で
使用されても、2種以上混合して使用されてもよい。架
橋助剤の添加量は、上記ポリオレフィン系樹脂100重
量部に対し、一般に0.3〜10重量部であり、所望の
架橋度に応じて調整される。
【0016】上記発泡性ポリオレフィン系樹脂は、一般
にシート状に成形され架橋される。シート成形は、熱分
解型発泡剤及び架橋助剤を、熱分解型発泡剤が分解しな
い温度で押出機やロール等の汎用の混練装置にて溶融混
練して成形される。
にシート状に成形され架橋される。シート成形は、熱分
解型発泡剤及び架橋助剤を、熱分解型発泡剤が分解しな
い温度で押出機やロール等の汎用の混練装置にて溶融混
練して成形される。
【0017】なお、上記発泡性ポリオレフィン系樹脂
に、発泡剤の分解促進剤、気泡核調整剤、酸化防止剤、
熱安定剤、着色剤、難燃剤、帯電防止剤及び無機充填剤
等が必要に応じて添加されてもよい。
に、発泡剤の分解促進剤、気泡核調整剤、酸化防止剤、
熱安定剤、着色剤、難燃剤、帯電防止剤及び無機充填剤
等が必要に応じて添加されてもよい。
【0018】得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂シー
トの架橋方法としては、電離性放射線を照射させる方法
又は有機過酸化物を上記発泡性ポリオレフィン系樹脂を
成形する際に添加しておき、該発泡性ポリオレフィン系
樹脂シートを加熱することにより有機過酸化物を分解さ
せる方法等が挙げられる。
トの架橋方法としては、電離性放射線を照射させる方法
又は有機過酸化物を上記発泡性ポリオレフィン系樹脂を
成形する際に添加しておき、該発泡性ポリオレフィン系
樹脂シートを加熱することにより有機過酸化物を分解さ
せる方法等が挙げられる。
【0019】上記電離性放射線としては、例えば、電子
線、α線、β線及びγ線等が挙げられる。電離性放射線
の照射量は、一般に、1〜20Mradであり、所望の
架橋度に応じて調整される。
線、α線、β線及びγ線等が挙げられる。電離性放射線
の照射量は、一般に、1〜20Mradであり、所望の
架橋度に応じて調整される。
【0020】上記有機過酸化物としては、例えば、ジク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド及
びメチルエチルケトンパーオキサイド等が挙げられる。
有機過酸化物の添加量は、ポリオレフィン系樹脂100
重量部に対し、一般に0.3〜5重量部であり、所望の
架橋度に応じて調整される。
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド及
びメチルエチルケトンパーオキサイド等が挙げられる。
有機過酸化物の添加量は、ポリオレフィン系樹脂100
重量部に対し、一般に0.3〜5重量部であり、所望の
架橋度に応じて調整される。
【0021】次に、架橋された上記発泡性ポリオレフィ
ン系樹脂シートを、上記熱分解型発泡剤の分解開始温度
よりも20〜50℃、好ましくは30〜40℃高い温度
に加熱して発泡させることにより、架橋ポリオレフィン
系樹脂発泡体が得られる。発泡温度が、熱分解型発泡剤
の分解開始温度+20℃未満では発泡せず、熱分解型発
泡剤の分解開始温度+50℃を超えると熱分解型発泡剤
が一気に分解し、気泡が互いに吸収されないため気泡直
径が小さく、気泡壁厚が薄くなり、また、ガス発生量が
多くなるため気泡が破壊し易く、独立気泡率が低下す
る。熱分解型発泡剤の分解開始温度よりも20〜50℃
高い温度に加熱して発泡させると、熱分解型発泡剤が徐
々に分解し、先に発泡した気泡に後から発泡した気泡が
吸収されるので気泡直径が大きくなり、気泡壁厚が厚く
なる。
ン系樹脂シートを、上記熱分解型発泡剤の分解開始温度
よりも20〜50℃、好ましくは30〜40℃高い温度
に加熱して発泡させることにより、架橋ポリオレフィン
系樹脂発泡体が得られる。発泡温度が、熱分解型発泡剤
の分解開始温度+20℃未満では発泡せず、熱分解型発
泡剤の分解開始温度+50℃を超えると熱分解型発泡剤
が一気に分解し、気泡が互いに吸収されないため気泡直
径が小さく、気泡壁厚が薄くなり、また、ガス発生量が
多くなるため気泡が破壊し易く、独立気泡率が低下す
る。熱分解型発泡剤の分解開始温度よりも20〜50℃
高い温度に加熱して発泡させると、熱分解型発泡剤が徐
々に分解し、先に発泡した気泡に後から発泡した気泡が
吸収されるので気泡直径が大きくなり、気泡壁厚が厚く
なる。
【0022】上記熱分解型発泡剤の分解開始温度は、示
差熱分析装置を用いて分解温度測定した際に得られたピ
ークの開始温度である。上記加熱方法としては、例え
ば、熱風、赤外線、メタルバス及びオイルバス等による
方法が挙げられる。
差熱分析装置を用いて分解温度測定した際に得られたピ
ークの開始温度である。上記加熱方法としては、例え
ば、熱風、赤外線、メタルバス及びオイルバス等による
方法が挙げられる。
【0023】上記気泡直径は500〜700μm、上記
気泡壁厚は12〜20μmが好ましい。気泡直径が50
0μm未満又は気泡壁厚が12μm未満では、外観に凹
凸が生じ、耐熱性が低下する。気泡直径が700μmを
超える又は気泡壁厚が20μmを超えると、緩衝性が低
下する。上記独立気泡率が80%未満では、表皮材を張
り合わる際や熱成形の際、外観に凹凸が生じてくる。独
立気泡率は、JIS K 7112に準拠して測定した
密度より算出した値である。尚、上記架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体がシート状の場合、その厚さは、一般
に、1〜10mmが好ましい。
気泡壁厚は12〜20μmが好ましい。気泡直径が50
0μm未満又は気泡壁厚が12μm未満では、外観に凹
凸が生じ、耐熱性が低下する。気泡直径が700μmを
超える又は気泡壁厚が20μmを超えると、緩衝性が低
下する。上記独立気泡率が80%未満では、表皮材を張
り合わる際や熱成形の際、外観に凹凸が生じてくる。独
立気泡率は、JIS K 7112に準拠して測定した
密度より算出した値である。尚、上記架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体がシート状の場合、その厚さは、一般
に、1〜10mmが好ましい。
【0024】
【作用】本発明の製造方法で得られる架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体は、従来のものより気泡直径が大きく、
気泡壁厚が厚く、また、従来の製造方法では80%未満
であった独立気泡率が90%以上と高くなったため、表
皮材の張り合わせや熱成形の際に生じる外観の凹凸が確
実に防止できる。
ン系樹脂発泡体は、従来のものより気泡直径が大きく、
気泡壁厚が厚く、また、従来の製造方法では80%未満
であった独立気泡率が90%以上と高くなったため、表
皮材の張り合わせや熱成形の際に生じる外観の凹凸が確
実に防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明の実
施の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施
例のみに限定されるものではない。
施の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施
例のみに限定されるものではない。
【0026】
(実施例1、比較例1〜3)2軸押出機に、表1記載の
所定量のプロピレン−エチレンランダム共重合体(MI
=0.5、プロピレン含有量96.8重量%)、直鎖状
低密度ポリエチレン(MI=8.0、密度0.92g/
cm3 )、アゾジカルボンアミド(分解開始温度190
℃)、トリメチロールプロパントリメタクリレート及び
1,9−ノナンジオールジメタクリレートを投入し、ア
ゾジカルボンアミドの分解開始温度未満で溶融混練した
後、シート状に押出成形し、厚さ1.5mmの発泡性ポ
リオレフィン系樹脂シートを得た。
所定量のプロピレン−エチレンランダム共重合体(MI
=0.5、プロピレン含有量96.8重量%)、直鎖状
低密度ポリエチレン(MI=8.0、密度0.92g/
cm3 )、アゾジカルボンアミド(分解開始温度190
℃)、トリメチロールプロパントリメタクリレート及び
1,9−ノナンジオールジメタクリレートを投入し、ア
ゾジカルボンアミドの分解開始温度未満で溶融混練した
後、シート状に押出成形し、厚さ1.5mmの発泡性ポ
リオレフィン系樹脂シートを得た。
【0027】得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂シー
トに2.0Mradの電子線を照射して架橋させ、次に
熱風式縦型発泡炉にて表1記載の所定の発泡温度に加熱
して発泡させて、表1記載の所定の見掛けの比体積(発
泡倍率)の、厚さ3mmの架橋ポリオレフィン系樹脂発
泡シートを得た。
トに2.0Mradの電子線を照射して架橋させ、次に
熱風式縦型発泡炉にて表1記載の所定の発泡温度に加熱
して発泡させて、表1記載の所定の見掛けの比体積(発
泡倍率)の、厚さ3mmの架橋ポリオレフィン系樹脂発
泡シートを得た。
【0028】また、得られた架橋ポリオレフィン系樹脂
発泡シートの一面に、厚さ0.4mmの軟質塩化ビニル
シートをウレタン系ホットメルト接着剤にて熱融着し、
表皮材付き発泡シートを得た。
発泡シートの一面に、厚さ0.4mmの軟質塩化ビニル
シートをウレタン系ホットメルト接着剤にて熱融着し、
表皮材付き発泡シートを得た。
【0029】(平均気泡直径)得られた架橋ポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートを切断し、切断表面を、電子顕微
鏡にて5ヵ所程度を観察し、その気泡直径の平均値を算
出した。
ィン系樹脂発泡シートを切断し、切断表面を、電子顕微
鏡にて5ヵ所程度を観察し、その気泡直径の平均値を算
出した。
【0030】(平均気泡壁厚)上記平均気泡直径と同様
の方法で、気泡壁厚の平均値を算出した。
の方法で、気泡壁厚の平均値を算出した。
【0031】(熱成形性)10×20cmの上記表皮材
付き発泡シートを、図1に示したように、クランプ30
にて水平に保持し、試験用金型10の上型11により表
皮材付き発泡シート20の表皮材21の表面を150℃
に、下型12により20の発泡シート22の表面を19
0℃に加熱した後、15cm/sの速さで20を圧縮成
形した。圧縮成形は、上型11と下型12のクリアラン
ス40が、1.0mm、1.5mm及び2.0mmにな
るまで行った。その際の熱成形性を以下のように評価
し、その結果を表1に示した。 ○:外観に凹凸が見られなかった △:外観に凹凸が見られ、凹凸が見られた部分が全体の
5%未満であった ×:外観に凹凸が見られた部分が全体の5%以上であっ
た
付き発泡シートを、図1に示したように、クランプ30
にて水平に保持し、試験用金型10の上型11により表
皮材付き発泡シート20の表皮材21の表面を150℃
に、下型12により20の発泡シート22の表面を19
0℃に加熱した後、15cm/sの速さで20を圧縮成
形した。圧縮成形は、上型11と下型12のクリアラン
ス40が、1.0mm、1.5mm及び2.0mmにな
るまで行った。その際の熱成形性を以下のように評価
し、その結果を表1に示した。 ○:外観に凹凸が見られなかった △:外観に凹凸が見られ、凹凸が見られた部分が全体の
5%未満であった ×:外観に凹凸が見られた部分が全体の5%以上であっ
た
【0032】(絞り比)上記表皮材付き発泡シートを、
両面の温度が160〜170℃になるように遠赤外線ヒ
ーターにて加熱し、直径Dが100mmの円筒状の凹型
金型を用いて真空成形を行った。その際、良好な成形品
が得られた凹型金型の最大の深さをHとし、絞り比(H
/D)を表1に示した。
両面の温度が160〜170℃になるように遠赤外線ヒ
ーターにて加熱し、直径Dが100mmの円筒状の凹型
金型を用いて真空成形を行った。その際、良好な成形品
が得られた凹型金型の最大の深さをHとし、絞り比(H
/D)を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
体の製造方法は、叙上の如く構成されているので製造工
程が簡単であり、得られた発泡体は、気泡直径が大き
く、気泡壁厚が厚くなるので、外観に凹凸が無く、熱成
形性に優れている。
体の製造方法は、叙上の如く構成されているので製造工
程が簡単であり、得られた発泡体は、気泡直径が大き
く、気泡壁厚が厚くなるので、外観に凹凸が無く、熱成
形性に優れている。
【図1】表皮材付き発泡シートの熱成形性の試験方法を
説明した図である。
説明した図である。
10 試験用金型 11 上型 12 下型 20 表皮材付き発泡シート 21 表皮材 22 発泡シート 30 クランプ 40 クリアランス
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂40〜100重量
%及びポリエチレン系樹脂60〜0重量%からなり、か
つ、熱分解型発泡剤及び架橋助剤を含有する発泡性ポリ
オレフィン系樹脂を架橋させた後、熱分解型発泡剤の分
解開始温度よりも20〜50℃高い温度にて加熱発泡さ
せることを特徴とする架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22403196A JPH1060145A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22403196A JPH1060145A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060145A true JPH1060145A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16807515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22403196A Pending JPH1060145A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060145A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005074771A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Jsp Corp | ポリオレフィン系樹脂発泡シート |
| KR100493549B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2005-06-10 | 주식회사 효성 | 발포성이 우수한 변성 폴리프로필렌 수지 조성물 및 그를이용하여 제조된 발포체 |
| JP2020050751A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 架橋ポリオレフィン樹脂発泡体及び成形体 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22403196A patent/JPH1060145A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100493549B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2005-06-10 | 주식회사 효성 | 발포성이 우수한 변성 폴리프로필렌 수지 조성물 및 그를이용하여 제조된 발포체 |
| JP2005074771A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Jsp Corp | ポリオレフィン系樹脂発泡シート |
| JP2020050751A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 架橋ポリオレフィン樹脂発泡体及び成形体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050105 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |