JPH1060651A - 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 - Google Patents
薄膜形成方法及び薄膜形成装置Info
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- JPH1060651A JPH1060651A JP21725696A JP21725696A JPH1060651A JP H1060651 A JPH1060651 A JP H1060651A JP 21725696 A JP21725696 A JP 21725696A JP 21725696 A JP21725696 A JP 21725696A JP H1060651 A JPH1060651 A JP H1060651A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反応管内の圧力を制御し、膜厚分布が均一化
される薄膜形成方法及び薄膜形成装置を提供する。 【解決手段】 電極10を備えた反応管9内に原料ガス
を供給しながらプラズマ化学気相成長法により基体5表
面に薄膜を形成するに際して、反応管9内の圧力を測定
し、反応管9を移動させることにより反応管9と基体5
とのギャップを調整し、反応管9内の圧力を一定に保つ
ことを特徴とする。
される薄膜形成方法及び薄膜形成装置を提供する。 【解決手段】 電極10を備えた反応管9内に原料ガス
を供給しながらプラズマ化学気相成長法により基体5表
面に薄膜を形成するに際して、反応管9内の圧力を測定
し、反応管9を移動させることにより反応管9と基体5
とのギャップを調整し、反応管9内の圧力を一定に保つ
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマCVD法
により薄膜を形成する薄膜形成方法及び薄膜形成装置に
関するものである。
により薄膜を形成する薄膜形成方法及び薄膜形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜形成方法としては、スパッタリング
法やプラズマCVD法等が挙げられる。このうち、スパ
ッタリング法では、Ar等のスパッタガスを電磁や磁場
を利用して電離し、加速することでターゲット表面に衝
突させる。そして、プラズマ粒子が衝突したターゲット
からターゲット原子がはじき出され、このはじき出され
た原子が被成膜体上に堆積することで、スパッタ膜が形
成される。しかし、このスパッタ法でカーボン膜を成膜
する場合には、成膜速度が一般に遅く、工業的見地から
みたときに生産性に劣っている。
法やプラズマCVD法等が挙げられる。このうち、スパ
ッタリング法では、Ar等のスパッタガスを電磁や磁場
を利用して電離し、加速することでターゲット表面に衝
突させる。そして、プラズマ粒子が衝突したターゲット
からターゲット原子がはじき出され、このはじき出され
た原子が被成膜体上に堆積することで、スパッタ膜が形
成される。しかし、このスパッタ法でカーボン膜を成膜
する場合には、成膜速度が一般に遅く、工業的見地から
みたときに生産性に劣っている。
【0003】一方、プラズマCVD法では、薄膜の原料
となる原料ガスを、電場で発生したプラズマのエネルギ
ーによって電離或いは合成等の化学反応を起こさせる。
この化学反応の結果生成された反応物が被成膜体上に堆
積することで、CVD膜が形成される。このプラズマC
VD法は、スパッタリング法に比べて成膜速度が速く、
特にカーボン膜の成膜手段として期待されるものであ
る。
となる原料ガスを、電場で発生したプラズマのエネルギ
ーによって電離或いは合成等の化学反応を起こさせる。
この化学反応の結果生成された反応物が被成膜体上に堆
積することで、CVD膜が形成される。このプラズマC
VD法は、スパッタリング法に比べて成膜速度が速く、
特にカーボン膜の成膜手段として期待されるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ラズマCVD法において、膜厚分布を均一化して薄膜を
形成するためには、プラズマ雰囲気中の反応管内の圧力
を一定にすることが重要である。
ラズマCVD法において、膜厚分布を均一化して薄膜を
形成するためには、プラズマ雰囲気中の反応管内の圧力
を一定にすることが重要である。
【0005】一般に、プラズマCVD装置では、反応管
内部でプラズマを発生させるため、図5に示すように、
反応管内部の温度は成膜時間が経過するとともに上昇
し、それに伴って原料ガスが膨張して反応管内の圧力が
上昇してしまう。そのため、反応管内の圧力が一定せ
ず、膜厚が不均一になる虞があった。
内部でプラズマを発生させるため、図5に示すように、
反応管内部の温度は成膜時間が経過するとともに上昇
し、それに伴って原料ガスが膨張して反応管内の圧力が
上昇してしまう。そのため、反応管内の圧力が一定せ
ず、膜厚が不均一になる虞があった。
【0006】さらに、反応管内の圧力を調べるために取
り付けられた真空計は、金属部(導通部)が導電部とな
って異常放電を誘発し、破損してしまう虞があった。
り付けられた真空計は、金属部(導通部)が導電部とな
って異常放電を誘発し、破損してしまう虞があった。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するために提案されたものであり、反応管内の圧力を制
御し、膜厚分布が均一化される薄膜形成方法を提供する
ことを目的とするものである。
するために提案されたものであり、反応管内の圧力を制
御し、膜厚分布が均一化される薄膜形成方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】また、本発明は、真空計が破損する等の不
都合な点を解消し、反応管内の圧力を制御することによ
って、膜厚分布が均一化される薄膜形成装置を提供する
ことを目的とする。
都合な点を解消し、反応管内の圧力を制御することによ
って、膜厚分布が均一化される薄膜形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜形成方
法は、電極を備えた反応管内に原料ガスを供給しながら
プラズマ化学気相成長法により基体表面に薄膜を形成す
るに際して、反応管内の圧力を測定し、反応管を移動さ
せることにより反応管と基体とのギャップを調整し、反
応管内の圧力を一定に保つことを特徴とする。
法は、電極を備えた反応管内に原料ガスを供給しながら
プラズマ化学気相成長法により基体表面に薄膜を形成す
るに際して、反応管内の圧力を測定し、反応管を移動さ
せることにより反応管と基体とのギャップを調整し、反
応管内の圧力を一定に保つことを特徴とする。
【0010】本発明に係る薄膜形成装置は、電極を備え
た反応管内に原料ガスを供給しながらプラズマ化学気相
成長法により基体上に薄膜を形成する薄膜形成装置にお
いて、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶縁樹
脂製真空計用チューブで接続され、電源が絶縁化される
ことによって電気的に中性状態とされた真空計によって
反応管内の圧力を測定する圧力測定機構と、上記反応管
を一軸パルスステージに取り付け、ギャップ調整用モー
ターにて駆動することによって、反応管と基体とのギャ
ップを調整可能とした反応管位置調整機構とを備えてい
ることを特徴とする。
た反応管内に原料ガスを供給しながらプラズマ化学気相
成長法により基体上に薄膜を形成する薄膜形成装置にお
いて、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶縁樹
脂製真空計用チューブで接続され、電源が絶縁化される
ことによって電気的に中性状態とされた真空計によって
反応管内の圧力を測定する圧力測定機構と、上記反応管
を一軸パルスステージに取り付け、ギャップ調整用モー
ターにて駆動することによって、反応管と基体とのギャ
ップを調整可能とした反応管位置調整機構とを備えてい
ることを特徴とする。
【0011】本発明に係る薄膜形成方法においては、反
応管内の圧力を測定し、基体と反応管とのギャップを調
整することにより、反応管内の圧力が一定に保たれ、膜
厚分布が均一化される。
応管内の圧力を測定し、基体と反応管とのギャップを調
整することにより、反応管内の圧力が一定に保たれ、膜
厚分布が均一化される。
【0012】また、本発明に係る薄膜形成装置において
は、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶縁樹脂
製真空計用チューブで接続され、真空計が電気的に中性
状態になるようにした圧力測定機構を備えていることか
ら、成膜中に異常放電を発生して真空計を破損する等の
不都合な点が解消され、プラズマ雰囲気中の反応管内の
圧力を測定することができる。
は、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶縁樹脂
製真空計用チューブで接続され、真空計が電気的に中性
状態になるようにした圧力測定機構を備えていることか
ら、成膜中に異常放電を発生して真空計を破損する等の
不都合な点が解消され、プラズマ雰囲気中の反応管内の
圧力を測定することができる。
【0013】また、この薄膜形成装置においては、上記
反応管をギャップ調整用モーターにて駆動する一軸パル
スステージに取り付けることによって、反応管を移動操
作できるようにした反応管位置調整機構を備えているこ
とから、上記圧力測定機構による測定結果をもとに、反
応管と基体とのギャップを調整することができるため、
反応管内の圧力が一定に保たれ、膜厚分布が均一化され
る。
反応管をギャップ調整用モーターにて駆動する一軸パル
スステージに取り付けることによって、反応管を移動操
作できるようにした反応管位置調整機構を備えているこ
とから、上記圧力測定機構による測定結果をもとに、反
応管と基体とのギャップを調整することができるため、
反応管内の圧力が一定に保たれ、膜厚分布が均一化され
る。
【0014】なお、上記絶縁樹脂製真空計用チューブの
長さは、1500mm以上が好ましい。絶縁樹脂製真空
計用チューブの長さが1500mm未満になると、上述
した絶縁効果が低くなり、真空計が破損してしまう虞が
生じる。
長さは、1500mm以上が好ましい。絶縁樹脂製真空
計用チューブの長さが1500mm未満になると、上述
した絶縁効果が低くなり、真空計が破損してしまう虞が
生じる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る薄膜形成方法は、プ
ラズマ化学気相成長法(以下、プラズマCVD法と称
す。)により薄膜を形成するに際して、反応管内の圧力
を測定し、反応管を移動させて反応管と基体とのギャッ
プを調整し、反応管内の圧力を一定に保つことにより、
成膜された薄膜の膜厚を均一化しようとするものであ
る。
ラズマ化学気相成長法(以下、プラズマCVD法と称
す。)により薄膜を形成するに際して、反応管内の圧力
を測定し、反応管を移動させて反応管と基体とのギャッ
プを調整し、反応管内の圧力を一定に保つことにより、
成膜された薄膜の膜厚を均一化しようとするものであ
る。
【0016】反応管内の圧力は、上述したように、反応
管内部の温度の上昇とともに上昇してしまう。そのた
め、この反応管内の圧力を測定し、この測定結果によ
り、反応管と被成膜体との距離を調整して、反応管内の
圧力を一定に保つ。これにより、被成膜体には、膜厚分
布が均一化された薄膜が形成される。
管内部の温度の上昇とともに上昇してしまう。そのた
め、この反応管内の圧力を測定し、この測定結果によ
り、反応管と被成膜体との距離を調整して、反応管内の
圧力を一定に保つ。これにより、被成膜体には、膜厚分
布が均一化された薄膜が形成される。
【0017】具体的には、反応管内の圧力を測定するた
めに、真空計を反応官に取り付ける。しかしながら、真
空計の金属部が導電部となって異常放電を誘発するた
め、真空計を電気的に中性状態にする必要がある。
めに、真空計を反応官に取り付ける。しかしながら、真
空計の金属部が導電部となって異常放電を誘発するた
め、真空計を電気的に中性状態にする必要がある。
【0018】本発明に係る薄膜形成装置は、真空計を電
気的に中性状態に保つために、真空計と反応管の絶縁樹
脂製接続部とが絶縁樹脂製真空計用チューブで接続され
ている。この薄膜形成装置においては、真空計に所定の
長さを有する絶縁樹脂製真空計用チューブが接続されて
いるので、反応管内のプラズマが真空計まで届く心配が
ない。なお、この時、真空計の電源は、絶縁トランスで
大地から浮かされている。
気的に中性状態に保つために、真空計と反応管の絶縁樹
脂製接続部とが絶縁樹脂製真空計用チューブで接続され
ている。この薄膜形成装置においては、真空計に所定の
長さを有する絶縁樹脂製真空計用チューブが接続されて
いるので、反応管内のプラズマが真空計まで届く心配が
ない。なお、この時、真空計の電源は、絶縁トランスで
大地から浮かされている。
【0019】また、この薄膜装置においては、上記反応
管をギャップ調整用モーターにて駆動する一軸パルスス
テージに取り付けることによって、反応管を移動操作で
きるようにした反応管位置調整機構を備えている。
管をギャップ調整用モーターにて駆動する一軸パルスス
テージに取り付けることによって、反応管を移動操作で
きるようにした反応管位置調整機構を備えている。
【0020】したがって、この薄膜形成装置は、成膜中
に異常放電を発生することなく、プラズマ雰囲気中の反
応管内の圧力を測定でき、上記圧力測定機構による測定
結果をもとに、反応管と基体とのギャップを調整するこ
とができるため、反応管内の圧力を一定に保つことがで
きる。
に異常放電を発生することなく、プラズマ雰囲気中の反
応管内の圧力を測定でき、上記圧力測定機構による測定
結果をもとに、反応管と基体とのギャップを調整するこ
とができるため、反応管内の圧力を一定に保つことがで
きる。
【0021】なお、上記絶縁製真空計用チューブの長さ
は、1500mm以上が好ましい。絶縁製真空計用チュ
ーブの長さは1500mm未満になると、絶縁効果が小
さく実用的でない。
は、1500mm以上が好ましい。絶縁製真空計用チュ
ーブの長さは1500mm未満になると、絶縁効果が小
さく実用的でない。
【0022】以下、本発明を適用したプラズマCVD装
置、及びこれを用いて例えば非磁性支持体上に金属磁性
膜が成膜されたフィルム上に保護膜としてカーボン膜を
成膜する方法について、図面を参照しながら詳細に説明
する。
置、及びこれを用いて例えば非磁性支持体上に金属磁性
膜が成膜されたフィルム上に保護膜としてカーボン膜を
成膜する方法について、図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0023】なお、本実施の形態においては、フィルム
状の基体に成膜を行うプラズマCVD装置、及びカーボ
ン膜の成膜方法について述べるが、本発明においては、
これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で形状、材料等を任意に変更することが可能で
あることは言うまでもない。
状の基体に成膜を行うプラズマCVD装置、及びカーボ
ン膜の成膜方法について述べるが、本発明においては、
これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で形状、材料等を任意に変更することが可能で
あることは言うまでもない。
【0024】先ず始めに、このプラズマCVD装置1に
ついて説明する。このプラズマCVD装置1は、図1に
示すように、図示しない排気系によって排気されて内部
が真空状態となされた真空槽2内に、送りロール3,巻
き取りロール4とが配設されており、これら送りロール
3から巻き取りロール4に向かって、ポリエチレンテレ
フタレートからなるフィルム5が順次走行されるように
なされている。
ついて説明する。このプラズマCVD装置1は、図1に
示すように、図示しない排気系によって排気されて内部
が真空状態となされた真空槽2内に、送りロール3,巻
き取りロール4とが配設されており、これら送りロール
3から巻き取りロール4に向かって、ポリエチレンテレ
フタレートからなるフィルム5が順次走行されるように
なされている。
【0025】これら送りロール3から巻き取りロール4
側に上記フィルム5が走行する中途部には、上記各ロー
ル3,4よりも大径となされた円筒キャン6が配設され
ている。
側に上記フィルム5が走行する中途部には、上記各ロー
ル3,4よりも大径となされた円筒キャン6が配設され
ている。
【0026】したがって、上記フィルム5は、上記送り
ロール3から順次送り出され、上記円筒キャン6の周面
に沿って移動走行され、更に上記巻き取りロール4に順
次巻き取られることとなる。
ロール3から順次送り出され、上記円筒キャン6の周面
に沿って移動走行され、更に上記巻き取りロール4に順
次巻き取られることとなる。
【0027】また、上記送りロール3と上記円筒キャン
6との間、及び該円筒キャン6と上記巻き取りロール4
との間には、各ロール3、4より小径のガイドロール
7、8がそれぞれ配設され、上記送りロール3から上記
円筒キャン6、該円筒キャン6から上記巻き取りロール
4に亘って走行する上記フィルム5に所定のテンション
をかけ、該フィルム5が円滑に走行するようになされて
いる。
6との間、及び該円筒キャン6と上記巻き取りロール4
との間には、各ロール3、4より小径のガイドロール
7、8がそれぞれ配設され、上記送りロール3から上記
円筒キャン6、該円筒キャン6から上記巻き取りロール
4に亘って走行する上記フィルム5に所定のテンション
をかけ、該フィルム5が円滑に走行するようになされて
いる。
【0028】上記円筒キャン6の下方には、図1及び図
2に示すように、成膜面に対して開口する箱型の反応管
9が設けられる。後述するように、反応管9は、成膜面
に対して、ギャップG(図3に示す。)が一定になるよ
うに、該円筒キャン6の周面に略平行となるように曲面
化された開口部を有する。
2に示すように、成膜面に対して開口する箱型の反応管
9が設けられる。後述するように、反応管9は、成膜面
に対して、ギャップG(図3に示す。)が一定になるよ
うに、該円筒キャン6の周面に略平行となるように曲面
化された開口部を有する。
【0029】反応管9には、この内部に炭化水素系の化
合物を主成分とした原料ガスを供給するガス供給管11
が接続され、供給された原料ガスを反応管9内に均一に
分散させるガス分散板12が設けられる。この反応管9
内のガス分散板12の前方には、複数の空孔を有し、メ
ッシュ状に形成された電極10が配されている。そし
て、ガス供給官11より導入された原料ガスは、直流電
源により放電電圧が印加された電極10を通過するとき
プラズマ状態となり、反応官9内で所定の反応を起こ
す。この時の分解生成物が、円筒キャン6の周面を走行
するフィルム5の表面に連続的に被着し、カーボン膜が
成膜される。
合物を主成分とした原料ガスを供給するガス供給管11
が接続され、供給された原料ガスを反応管9内に均一に
分散させるガス分散板12が設けられる。この反応管9
内のガス分散板12の前方には、複数の空孔を有し、メ
ッシュ状に形成された電極10が配されている。そし
て、ガス供給官11より導入された原料ガスは、直流電
源により放電電圧が印加された電極10を通過するとき
プラズマ状態となり、反応官9内で所定の反応を起こ
す。この時の分解生成物が、円筒キャン6の周面を走行
するフィルム5の表面に連続的に被着し、カーボン膜が
成膜される。
【0030】また、プラズマ雰囲気中の反応管9内の圧
力を測定する圧力測定機構として、図1及び図3に示す
ように、真空槽2の側壁2aには、金属製取付フランジ
13を介して真空計14が取付けられる。この真空計1
4は、テフロン製真空計用チューブ16、ポリカーボネ
イト製取付フランジ15を介して反応管9と接続され、
電気的に中性状態とされる。なお、真空計14の入力電
源は、アーク電流が流れ込んで破壊することがないよう
に、絶縁トランスで大地から浮かされている。
力を測定する圧力測定機構として、図1及び図3に示す
ように、真空槽2の側壁2aには、金属製取付フランジ
13を介して真空計14が取付けられる。この真空計1
4は、テフロン製真空計用チューブ16、ポリカーボネ
イト製取付フランジ15を介して反応管9と接続され、
電気的に中性状態とされる。なお、真空計14の入力電
源は、アーク電流が流れ込んで破壊することがないよう
に、絶縁トランスで大地から浮かされている。
【0031】また、反応管位置調整機構として、図1に
示すように、反応管9は、一軸パルスステージ17に取
り付けられ、矢印A方向に可動自在となっている。ここ
で、一軸パルスステージ17は、反応管9の幅より小と
された矩形の2枚の支持板17aにより反応官9を固定
支持し、支持板17aの一端が矢印A方向の溝に可動自
在に支持されて、反応官9が矢印A方向にスライド出来
るような構成になっている。また、一軸パルスステージ
17は、水冷ギャップ調整用モーター18により駆動さ
れる。
示すように、反応管9は、一軸パルスステージ17に取
り付けられ、矢印A方向に可動自在となっている。ここ
で、一軸パルスステージ17は、反応管9の幅より小と
された矩形の2枚の支持板17aにより反応官9を固定
支持し、支持板17aの一端が矢印A方向の溝に可動自
在に支持されて、反応官9が矢印A方向にスライド出来
るような構成になっている。また、一軸パルスステージ
17は、水冷ギャップ調整用モーター18により駆動さ
れる。
【0032】したがって、この反応管位置調整機構にお
いては、真空計14による測定結果を基にして、一軸パ
ルスステージ17により反応管9を矢印A方向に移動操
作させ、反応管9の開口部と成膜面とのギャップGを調
整することによって、反応官9内の圧力が一定に保たれ
る。
いては、真空計14による測定結果を基にして、一軸パ
ルスステージ17により反応管9を矢印A方向に移動操
作させ、反応管9の開口部と成膜面とのギャップGを調
整することによって、反応官9内の圧力が一定に保たれ
る。
【0033】以下、上述したプラズマCVD装置を用い
て、カーボン膜を成膜する際の薄膜形成方法について説
明する。
て、カーボン膜を成膜する際の薄膜形成方法について説
明する。
【0034】先ず、原料ガスをガス供給管11により反
応官9内に導入し、ガス分散板12、電極10を通過さ
せる。原料ガスは、所定の直流電圧が印加された電極1
0を通過する時、プラズマ状態となり、反応管9内で所
定の反応を起こす。この時の分解生成物が円筒キャン6
の周面を走行するフィルム5の表面に連続的に被着し
て、カーボン膜が成膜される。
応官9内に導入し、ガス分散板12、電極10を通過さ
せる。原料ガスは、所定の直流電圧が印加された電極1
0を通過する時、プラズマ状態となり、反応管9内で所
定の反応を起こす。この時の分解生成物が円筒キャン6
の周面を走行するフィルム5の表面に連続的に被着し
て、カーボン膜が成膜される。
【0035】この時の成膜中の反応管9内の圧力を真空
計14によって測定する。この時、真空計14は、上述
したように、ポリカーボネイト製取付フランジ15に取
り付けられたポリフッ化エチレン樹脂製真空計用チュー
ブ16で反応管9と接続され、その電源は、絶縁トラン
スを経由していることによって電気的に中性状態とされ
ている。したがって、取付フランジ15が導電部になっ
て異常放電を発生し、反応管9内のプラズマが真空計1
4に届く心配もなく、真空計14が破損されることがな
い。
計14によって測定する。この時、真空計14は、上述
したように、ポリカーボネイト製取付フランジ15に取
り付けられたポリフッ化エチレン樹脂製真空計用チュー
ブ16で反応管9と接続され、その電源は、絶縁トラン
スを経由していることによって電気的に中性状態とされ
ている。したがって、取付フランジ15が導電部になっ
て異常放電を発生し、反応管9内のプラズマが真空計1
4に届く心配もなく、真空計14が破損されることがな
い。
【0036】次に、この測定結果を基にして、一軸パル
スステージ17及び水冷ギャップ調整用モーター18に
より反応管9を矢印A方向に移動調整して、反応管9の
開口部と成膜面とのギャップGを調整し、反応管9内の
圧力を一定且つ均一に保つ。
スステージ17及び水冷ギャップ調整用モーター18に
より反応管9を矢印A方向に移動調整して、反応管9の
開口部と成膜面とのギャップGを調整し、反応管9内の
圧力を一定且つ均一に保つ。
【0037】このような薄膜形成方法によれば、反応管
9内の圧力を一定に保つことができることから、良好な
状態でカーボン膜を成膜し、薄膜の膜厚分布を均一化す
ることができる。
9内の圧力を一定に保つことができることから、良好な
状態でカーボン膜を成膜し、薄膜の膜厚分布を均一化す
ることができる。
【0038】なお、ここでは、反応管位置調整機構によ
って、反応管9とフィルム5表面とのギャップを2μm
精度で位置決めできる機構とした。これによって、反応
管9内の圧力を設定値の±1Pa以内に制御でき、長手
方向の膜厚を設定値の±10%以内に制御することがで
きた。
って、反応管9とフィルム5表面とのギャップを2μm
精度で位置決めできる機構とした。これによって、反応
管9内の圧力を設定値の±1Pa以内に制御でき、長手
方向の膜厚を設定値の±10%以内に制御することがで
きた。
【0039】また、真空計14には、市販のピラニーゲ
ージ、サーモカップルゲージ、ペニングゲージ等を使用
することができる。真空計14は、図4に示すように、
1つのプラズマ装置に2つ設けてもよく、その種類や個
数を特に限定するものではない。
ージ、サーモカップルゲージ、ペニングゲージ等を使用
することができる。真空計14は、図4に示すように、
1つのプラズマ装置に2つ設けてもよく、その種類や個
数を特に限定するものではない。
【0040】反応管9の取付フランジ15及び真空計用
チューブ16には、絶縁性、耐熱性を有したポリカーボ
ネイト、ポリフッ化エチレン樹脂、デルリン等の絶縁材
が使用でき、特に限定されるものではない。
チューブ16には、絶縁性、耐熱性を有したポリカーボ
ネイト、ポリフッ化エチレン樹脂、デルリン等の絶縁材
が使用でき、特に限定されるものではない。
【0041】ところで、上述したプラズマCVD装置の
真空計用チューブ16の長さを変えて、カーボン膜の成
膜を行った。そして、成膜時間70分間における異常放
電発生の回数を調べた。その結果を表1に示す。
真空計用チューブ16の長さを変えて、カーボン膜の成
膜を行った。そして、成膜時間70分間における異常放
電発生の回数を調べた。その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果から、真空計用チューブ16の
長さは1500mm以上が好ましいことがわかる。真空
計用チューブ16の長さが1500mm未満になると、
真空計用チューブ16の中に原料ガスが回って真空計1
4において異常放電が発生しやすくなる。また、真空計
用チューブ16の長さが100mm以下になると、上述
した効果が少なく、真空計14が破損しやすくなってし
まう。
長さは1500mm以上が好ましいことがわかる。真空
計用チューブ16の長さが1500mm未満になると、
真空計用チューブ16の中に原料ガスが回って真空計1
4において異常放電が発生しやすくなる。また、真空計
用チューブ16の長さが100mm以下になると、上述
した効果が少なく、真空計14が破損しやすくなってし
まう。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る薄膜形成方法においては、反応管内の圧力を測
定し、反応管が移動して反応管と基体とのギャップを調
整することから、反応管内の圧力が一定に保たれて膜厚
分布が均一化される。
明に係る薄膜形成方法においては、反応管内の圧力を測
定し、反応管が移動して反応管と基体とのギャップを調
整することから、反応管内の圧力が一定に保たれて膜厚
分布が均一化される。
【0045】また、本発明に係るプラズマCVD装置に
おいては、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶
縁樹脂製真空計用チューブで接続され、真空計が電気的
に中性状態になるようにした圧力測定機構とを備えてい
ることから、成膜中に異常放電を発生して真空計を破損
する等の不都合な点を解消し、プラズマ雰囲気中の反応
管内の圧力を測定することができる。
おいては、真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶
縁樹脂製真空計用チューブで接続され、真空計が電気的
に中性状態になるようにした圧力測定機構とを備えてい
ることから、成膜中に異常放電を発生して真空計を破損
する等の不都合な点を解消し、プラズマ雰囲気中の反応
管内の圧力を測定することができる。
【0046】さらに、本発明に係るプラズマCVD装置
は、上記反応管をギャップ調整用モーターにて駆動する
一軸パルスステージに取り付けることによって、反応管
を移動操作できるようにした反応管位置調整機構を備え
ていることから、上記圧力測定機構による測定結果をも
とに、反応管と基体とのギャップを調整することができ
るため、反応管内の圧力が一定に保たれて膜厚分布が均
一化される。
は、上記反応管をギャップ調整用モーターにて駆動する
一軸パルスステージに取り付けることによって、反応管
を移動操作できるようにした反応管位置調整機構を備え
ていることから、上記圧力測定機構による測定結果をも
とに、反応管と基体とのギャップを調整することができ
るため、反応管内の圧力が一定に保たれて膜厚分布が均
一化される。
【図1】本発明を適用したプラズマCVD装置の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】同プラズマCVD装置の反応管の構成を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図3】同プラズマCVD装置の反応管と真空計の接続
状態を示す要部構成図である。
状態を示す要部構成図である。
【図4】別のプラズマCVD装置の反応管と真空計の接
続状態を示す要部構成図である。
続状態を示す要部構成図である。
【図5】成膜時間と、反応管内の温度変化及び圧力変化
とのを示す特性図である。
とのを示す特性図である。
1 プラズマCVD装置、2 真空槽、5 フィルム、
6 円筒キャン、9 反応管、10 電極、11 ガス
供給管、13 取付フランジ、14 真空計、15 取
付フランジ、16 真空計用チューブ、17 一軸パル
スステージ、18ギャップ調整用モーター
6 円筒キャン、9 反応管、10 電極、11 ガス
供給管、13 取付フランジ、14 真空計、15 取
付フランジ、16 真空計用チューブ、17 一軸パル
スステージ、18ギャップ調整用モーター
Claims (3)
- 【請求項1】 電極を備えた反応管内に原料ガスを供給
しながらプラズマ化学気相成長法により基体表面に薄膜
を形成するに際して、 反応管内の圧力を測定し、 反応管を移動させることにより反応管と基体とのギャッ
プを調整し、 反応管内の圧力を一定に保つことを特徴とする薄膜形成
方法。 - 【請求項2】 電極を備えた反応管内に原料ガスを供給
しながらプラズマ化学気相成長法により基体上に薄膜を
形成する薄膜形成装置において、 真空計と、反応管の絶縁樹脂製接続部とが絶縁樹脂製真
空計用チューブで接続され、電源が絶縁化されることに
よって電気的に中性状態とされた真空計によって、反応
管内の圧力を測定する圧力測定機構と、 上記反応管を一軸パルスステージに取り付け、ギャップ
調整用モーターにて駆動することによって、反応管と基
体とのギャップを調整可能とした反応管位置調整機構
と、 を備えていることを特徴とする薄膜成形装置。 - 【請求項3】 上記絶縁樹脂製真空計用チューブの長さ
を1500mm以上とすることを特徴とする請求項2記
載の薄膜形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21725696A JPH1060651A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21725696A JPH1060651A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060651A true JPH1060651A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16701301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21725696A Withdrawn JPH1060651A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060651A (ja) |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP21725696A patent/JPH1060651A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |