JPH1088355A - プラズマcvd装置 - Google Patents
プラズマcvd装置Info
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- JPH1088355A JPH1088355A JP24220596A JP24220596A JPH1088355A JP H1088355 A JPH1088355 A JP H1088355A JP 24220596 A JP24220596 A JP 24220596A JP 24220596 A JP24220596 A JP 24220596A JP H1088355 A JPH1088355 A JP H1088355A
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- cvd apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基体に成膜される薄膜の膜厚分布が均一にな
るように制御することができるプラズマCVD装置の提
供を目的とする。 【解決手段】 排気系を備えた真空槽2内に、原料ガス
を導入するガス導入口11と、原料ガスに放電電圧を印
加するための電極とを備え、開口部9bが所定の間隔を
もって基体5表面に対向するように近接して配置される
反応管9が設置されてなり、プラズマ化学気相成長法に
より薄膜を形成するプラズマCVD装置において、電極
とガス導入口11との間には、複数の空孔を均一に配置
したガス分散板12が配置され、上記反応管9が当該反
応管9の加熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持機
構により支持され、熱膨張による反応管の変位量を検出
する変位量測定機構が設けられる。
るように制御することができるプラズマCVD装置の提
供を目的とする。 【解決手段】 排気系を備えた真空槽2内に、原料ガス
を導入するガス導入口11と、原料ガスに放電電圧を印
加するための電極とを備え、開口部9bが所定の間隔を
もって基体5表面に対向するように近接して配置される
反応管9が設置されてなり、プラズマ化学気相成長法に
より薄膜を形成するプラズマCVD装置において、電極
とガス導入口11との間には、複数の空孔を均一に配置
したガス分散板12が配置され、上記反応管9が当該反
応管9の加熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持機
構により支持され、熱膨張による反応管の変位量を検出
する変位量測定機構が設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体表面にプラズ
マ気相成長法により薄膜を形成するプラズマCVD装置
に関するものである。
マ気相成長法により薄膜を形成するプラズマCVD装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜形成方法としては、スパッタリング
法やプラズマCVD法等が挙げられる。このうち、スパ
ッタリング法では、Ar等のスパッタガスを電場や磁場
を利用して電離(プラズマ化)し、加速することでター
ゲット表面に衝突させる。そして、プラズマ粒子が衝突
したターゲットからターゲット原子がはじき出され、こ
のはじき出された原子が被成膜体上に堆積することで、
スパッタ膜が形成される。しかし、このスパッタ法でカ
ーボン膜を成膜する場合には、成膜速度が一般に遅く、
工業的見地からみたときに生産性に劣っている。
法やプラズマCVD法等が挙げられる。このうち、スパ
ッタリング法では、Ar等のスパッタガスを電場や磁場
を利用して電離(プラズマ化)し、加速することでター
ゲット表面に衝突させる。そして、プラズマ粒子が衝突
したターゲットからターゲット原子がはじき出され、こ
のはじき出された原子が被成膜体上に堆積することで、
スパッタ膜が形成される。しかし、このスパッタ法でカ
ーボン膜を成膜する場合には、成膜速度が一般に遅く、
工業的見地からみたときに生産性に劣っている。
【0003】一方、プラズマCVD法では、薄膜の原料
となる原料ガスを、電場で発生したプラズマのエネルギ
ーによって分解或いは合成等の化学反応を起こさせる。
この化学反応の結果生成された反応物が被成膜体上に堆
積することで、CVD膜が形成される。このプラズマC
VD法は、スパッタリング法に比べて成膜速度が速く、
カーボン膜の成膜手段として期待されるものである。
となる原料ガスを、電場で発生したプラズマのエネルギ
ーによって分解或いは合成等の化学反応を起こさせる。
この化学反応の結果生成された反応物が被成膜体上に堆
積することで、CVD膜が形成される。このプラズマC
VD法は、スパッタリング法に比べて成膜速度が速く、
カーボン膜の成膜手段として期待されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ラズマCVD法において、膜厚分布を均一化して薄膜を
形成するためには、基板上の成膜面に対してプラズマ密
度を均一にすることが重要である。
ラズマCVD法において、膜厚分布を均一化して薄膜を
形成するためには、基板上の成膜面に対してプラズマ密
度を均一にすることが重要である。
【0005】しかしながら、これまでのプラズマCVD
装置では、原料ガスの分散が悪く、反応管内部でプラズ
マ密度が不均一になって、均一な膜厚分布が得られない
ことがあった。また、これまでのプラズマCVD装置で
は、プラズマ熱や電極加熱により反応管内部の温度が上
昇し、反応管が膨張して変形してしまうことがあった。
そのため、基体と反応管とのギャップが不均一となっ
て、すなわち基体上に成膜される際のプラズマ密度が成
膜面幅方向に対して不均一となって、均一な膜厚分布が
得られない等の問題があった。
装置では、原料ガスの分散が悪く、反応管内部でプラズ
マ密度が不均一になって、均一な膜厚分布が得られない
ことがあった。また、これまでのプラズマCVD装置で
は、プラズマ熱や電極加熱により反応管内部の温度が上
昇し、反応管が膨張して変形してしまうことがあった。
そのため、基体と反応管とのギャップが不均一となっ
て、すなわち基体上に成膜される際のプラズマ密度が成
膜面幅方向に対して不均一となって、均一な膜厚分布が
得られない等の問題があった。
【0006】本発明は、上述のような問題点を解決する
ために提案されたものであり、基体に成膜される薄膜の
膜厚分布が均一になるように制御することができるプラ
ズマCVD装置の提供を目的とするものである。
ために提案されたものであり、基体に成膜される薄膜の
膜厚分布が均一になるように制御することができるプラ
ズマCVD装置の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマC
VD装置は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導
入するガス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するた
めの電極とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表
面に対向するように近接して配置される反応管が設置さ
れてなり、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成す
るプラズマCVD装置において、電極とガス導入口との
間には、複数の空孔を均一に配置したガス分散板が配置
されることを特徴とする。
VD装置は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導
入するガス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するた
めの電極とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表
面に対向するように近接して配置される反応管が設置さ
れてなり、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成す
るプラズマCVD装置において、電極とガス導入口との
間には、複数の空孔を均一に配置したガス分散板が配置
されることを特徴とする。
【0008】このプラズマCVD装置によれば、ガス導
入口と電極との間に、複数の空孔を均一に配置したガス
分散板が配置されてなることから、原料ガスが均一に分
散されて、プラズマ密度が均一化されることによって、
薄膜の膜厚分布の均一化を図ることができる。
入口と電極との間に、複数の空孔を均一に配置したガス
分散板が配置されてなることから、原料ガスが均一に分
散されて、プラズマ密度が均一化されることによって、
薄膜の膜厚分布の均一化を図ることができる。
【0009】また、本発明に係るプラズマCVD装置
は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導入するガ
ス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するための電極
とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表面に対向
するように近接して配置される反応管が設置されてな
り、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成するプラ
ズマCVD装置において、上記反応管が当該反応管の加
熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持機構により支
持されていることを特徴とする。
は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導入するガ
ス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するための電極
とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表面に対向
するように近接して配置される反応管が設置されてな
り、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成するプラ
ズマCVD装置において、上記反応管が当該反応管の加
熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持機構により支
持されていることを特徴とする。
【0010】このプラズマCVD装置によれば、上記支
持機構が設けられてなることにより、反応管の膨張・収
縮が吸収され、反応管が不均一に歪むことがない。した
がって、このプラズマCVD装置では、反応管が歪んで
基体と反応管とのギャップが不均一になることが防止さ
れ、薄膜の膜厚分布の均一化を図ることができる。
持機構が設けられてなることにより、反応管の膨張・収
縮が吸収され、反応管が不均一に歪むことがない。した
がって、このプラズマCVD装置では、反応管が歪んで
基体と反応管とのギャップが不均一になることが防止さ
れ、薄膜の膜厚分布の均一化を図ることができる。
【0011】さらに、本発明に係るプラズマCVD装置
は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導入するガ
ス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するための電極
とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表面に対向
するように近接して配置される反応管が設置されてな
り、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成するプラ
ズマCVD装置において、熱膨張による反応管の変位量
を検出する変位量測定機構が設けられていることを特徴
とする。
は、排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを導入するガ
ス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加するための電極
とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体表面に対向
するように近接して配置される反応管が設置されてな
り、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成するプラ
ズマCVD装置において、熱膨張による反応管の変位量
を検出する変位量測定機構が設けられていることを特徴
とする。
【0012】このプラズマCVD装置によれば、上記変
位量測定機構が設けられてなることにより、たとえ反応
管に歪みが発生してもその変位量を検出することがで
き、直ちにこれに対する対応策を講じることが可能とな
る。
位量測定機構が設けられてなることにより、たとえ反応
管に歪みが発生してもその変位量を検出することがで
き、直ちにこれに対する対応策を講じることが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したプラズマ
CVD装置、及びこれを用いて例えば非磁性支持体上に
金属磁性膜が成膜されたフィルム上に保護膜としてカー
ボン膜を成膜する薄膜形成方法について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。
CVD装置、及びこれを用いて例えば非磁性支持体上に
金属磁性膜が成膜されたフィルム上に保護膜としてカー
ボン膜を成膜する薄膜形成方法について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0014】なお、本実施の形態においては、フィルム
状の基体に成膜を行うプラズマCVD装置、及びカーボ
ン膜の形成方法について述べるが、本発明においては、
これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で形状、材料等を任意に変更することが可能で
あることは言うまでもない。
状の基体に成膜を行うプラズマCVD装置、及びカーボ
ン膜の形成方法について述べるが、本発明においては、
これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で形状、材料等を任意に変更することが可能で
あることは言うまでもない。
【0015】先ず始めに、このプラズマCVD装置1に
ついて説明する。このプラズマCVD装置1は、図1に
示すように、排気系(図示せず)によって排気されて内
部が真空状態となされた真空槽2内に、送りロール3,
巻き取りロール4とが配設されており、これら送りロー
ル3から巻き取りロール4に向かって、ポリエチレンテ
レフタレート又はポリイミド等からなるフィルム5が順
次走行されるようになされている。
ついて説明する。このプラズマCVD装置1は、図1に
示すように、排気系(図示せず)によって排気されて内
部が真空状態となされた真空槽2内に、送りロール3,
巻き取りロール4とが配設されており、これら送りロー
ル3から巻き取りロール4に向かって、ポリエチレンテ
レフタレート又はポリイミド等からなるフィルム5が順
次走行されるようになされている。
【0016】これら送りロール3から巻き取りロール4
側に上記フィルム5が走行する中途部には、上記各ロー
ル3,4よりも大径となされた円筒キャン6が配設され
ている。
側に上記フィルム5が走行する中途部には、上記各ロー
ル3,4よりも大径となされた円筒キャン6が配設され
ている。
【0017】したがって、上記フィルム5は、上記送り
ロール3から順次送り出され、上記円筒キャン6の周面
に沿って移動走行され、更に上記巻き取りロール4に順
次巻き取られることとなる。
ロール3から順次送り出され、上記円筒キャン6の周面
に沿って移動走行され、更に上記巻き取りロール4に順
次巻き取られることとなる。
【0018】また、上記送りロール3と上記円筒キャン
6との間、及び該円筒キャン6と上記巻き取りロール4
との間には、各ロール3,4より小径のガイドロール
7、8がそれぞれ配設され、上記送りロール3から上記
円筒キャン6、該円筒キャン6から上記巻き取りロール
4に亘って走行する上記フィルム5に所定のテンション
をかけ、該フィルム5が円滑に走行するようになされて
いる。
6との間、及び該円筒キャン6と上記巻き取りロール4
との間には、各ロール3,4より小径のガイドロール
7、8がそれぞれ配設され、上記送りロール3から上記
円筒キャン6、該円筒キャン6から上記巻き取りロール
4に亘って走行する上記フィルム5に所定のテンション
をかけ、該フィルム5が円滑に走行するようになされて
いる。
【0019】上記円筒キャン6の下方には、図1及び図
2に示すように、反応管9が円筒キャン6に巻回された
フィルム5の表面に対向するようにして近接して配設さ
れる。反応管9は、電極10を収納する反応管胴部9a
と、該円筒キャン6の周面に略平行となるように曲面化
された開口部9bとから構成される。上記開口部9b
は、反応管胴部9aとの断面積比が1.5倍以上とする
ことが好ましい。
2に示すように、反応管9が円筒キャン6に巻回された
フィルム5の表面に対向するようにして近接して配設さ
れる。反応管9は、電極10を収納する反応管胴部9a
と、該円筒キャン6の周面に略平行となるように曲面化
された開口部9bとから構成される。上記開口部9b
は、反応管胴部9aとの断面積比が1.5倍以上とする
ことが好ましい。
【0020】上記反応管9には、この内部に炭化水素系
の化合物を主成分とした原料ガスを供給するガス供給管
11が接続され、そのガス供給管11の前方にガス分散
板12が設けられる。さらに、この反応管9内のガス分
散板12の前方には、複数の空孔を有し、メッシュ状に
形成された電極10が配されている。そして、ガス供給
管11より導入された原料ガスは、直流電源により放電
電圧が印加された電極10を通過するときプラズマ状態
となり、反応管9内で所定の反応を起こす。この時の分
解生成物が、円筒キャン6の周面を走行するフィルム5
の表面に連続的に被着し、カーボン膜が成膜される。
の化合物を主成分とした原料ガスを供給するガス供給管
11が接続され、そのガス供給管11の前方にガス分散
板12が設けられる。さらに、この反応管9内のガス分
散板12の前方には、複数の空孔を有し、メッシュ状に
形成された電極10が配されている。そして、ガス供給
管11より導入された原料ガスは、直流電源により放電
電圧が印加された電極10を通過するときプラズマ状態
となり、反応管9内で所定の反応を起こす。この時の分
解生成物が、円筒キャン6の周面を走行するフィルム5
の表面に連続的に被着し、カーボン膜が成膜される。
【0021】ところで、図4に示すように、ガス導入管
11は、ガス導入継手14によりポリカーボネイト製の
ガス導入フランジ15を介して反応管底板13に所定の
間隔を有して複数接続されている。また、ガス分散板1
2は、図3及び図4に示すように、複数の空孔12aが
均一に形成され、上記反応管底板13に近接するように
して配置されている。
11は、ガス導入継手14によりポリカーボネイト製の
ガス導入フランジ15を介して反応管底板13に所定の
間隔を有して複数接続されている。また、ガス分散板1
2は、図3及び図4に示すように、複数の空孔12aが
均一に形成され、上記反応管底板13に近接するように
して配置されている。
【0022】上記ガス分散板12は、複数の空孔12a
が均一に形成されているので、ガス導入管11より導入
された原料ガスを反応管9内に均一に分散させることが
できる。また、ガス導入管11が複数設けられることに
より、より原料ガスが分散しやすくなっている。このよ
うに、ガス分散板12を備えたプラズマCVD装置1
は、原料ガスが均一に分散されてプラズマ密度が均一と
なり、膜厚分布の均一な薄膜を得ることができる。
が均一に形成されているので、ガス導入管11より導入
された原料ガスを反応管9内に均一に分散させることが
できる。また、ガス導入管11が複数設けられることに
より、より原料ガスが分散しやすくなっている。このよ
うに、ガス分散板12を備えたプラズマCVD装置1
は、原料ガスが均一に分散されてプラズマ密度が均一と
なり、膜厚分布の均一な薄膜を得ることができる。
【0023】さらに、反応管9は、図5及び図6に示す
ように、反応管胴部9aの両側面にそれぞれ第1の支持
軸18、20、及び第2の支持軸19、19が植立さ
れ、第1の支持軸18、20、及び第2の支持軸19、
19が各側面に対向して配置される反応管置台21に係
止されてなる。反応管置台21は、支持板21aを介し
てギャップ調整用1軸スライドステージ25に固定され
ている。このように、反応管置台21が取り付けられた
反応管胴部9aは、ギャップ調整用1軸スライドステー
ジ25により矢印B方向(図5に示す。)にスライドで
きるようになっている。
ように、反応管胴部9aの両側面にそれぞれ第1の支持
軸18、20、及び第2の支持軸19、19が植立さ
れ、第1の支持軸18、20、及び第2の支持軸19、
19が各側面に対向して配置される反応管置台21に係
止されてなる。反応管置台21は、支持板21aを介し
てギャップ調整用1軸スライドステージ25に固定され
ている。このように、反応管置台21が取り付けられた
反応管胴部9aは、ギャップ調整用1軸スライドステー
ジ25により矢印B方向(図5に示す。)にスライドで
きるようになっている。
【0024】ところで、上記第1の支持軸18は、その
一方が弾性手段(バネ)17により軸心方向に付勢さ
れ、ボールブッシュを介して上記反応管置台21に対し
て挿脱自在とされ、反応管胴部9aの膨張時、矢印B方
向の歪みを吸収する。また、上記第2の支持軸19は、
いずれも上記反応管置台21に設けられた切り欠き部2
2に挿脱自在に挿入され、反応管胴部9aの膨張時、矢
印B方向への歪みを吸収する。なお、ここでは、第1の
支持軸20には、弾性手段を介さない構造としたが、片
側を基点とした為であり、左右の構成が入れ替わっても
差し支えない。
一方が弾性手段(バネ)17により軸心方向に付勢さ
れ、ボールブッシュを介して上記反応管置台21に対し
て挿脱自在とされ、反応管胴部9aの膨張時、矢印B方
向の歪みを吸収する。また、上記第2の支持軸19は、
いずれも上記反応管置台21に設けられた切り欠き部2
2に挿脱自在に挿入され、反応管胴部9aの膨張時、矢
印B方向への歪みを吸収する。なお、ここでは、第1の
支持軸20には、弾性手段を介さない構造としたが、片
側を基点とした為であり、左右の構成が入れ替わっても
差し支えない。
【0025】したがって、第1の支持軸18、第2の支
持軸19、及び反応管置台21に支持された反応管9
は、加熱により膨張しても、上記第1の支持軸18に備
えられた弾性手段17により、成膜面に対して水平方向
すなわち矢印A方向(図6に示す。)の膨張が吸収され
る。同時に、反応管9は、上記反応管置台21に設けら
れた切り欠き部22により、成膜面に対して垂直方向す
なわち矢印B方向の膨張が逃がされる。また、同様に、
加熱により膨張した反応管9が冷却されて収縮する際に
は、反応管9の収縮が第1の支持軸18及び第2の支持
軸19により吸収される。
持軸19、及び反応管置台21に支持された反応管9
は、加熱により膨張しても、上記第1の支持軸18に備
えられた弾性手段17により、成膜面に対して水平方向
すなわち矢印A方向(図6に示す。)の膨張が吸収され
る。同時に、反応管9は、上記反応管置台21に設けら
れた切り欠き部22により、成膜面に対して垂直方向す
なわち矢印B方向の膨張が逃がされる。また、同様に、
加熱により膨張した反応管9が冷却されて収縮する際に
は、反応管9の収縮が第1の支持軸18及び第2の支持
軸19により吸収される。
【0026】従来の反応管は、直接支持軸により真空槽
に固定されていたため、膨張が抑えられて不均一な歪み
が生じ、成膜不能となっていたが、このように、上記反
応管9は、加熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持
機構を備えているので、不均一に歪みの発生を防止す
る。したがって、この支持機構を備えたプラズマCVD
装置1は、フィルム5の成膜面と反応管開口部9bとの
ギャップGを均一に保つことができるので、膜厚分布の
均一な薄膜を得ることができる。
に固定されていたため、膨張が抑えられて不均一な歪み
が生じ、成膜不能となっていたが、このように、上記反
応管9は、加熱・冷却による膨張・収縮を吸収する支持
機構を備えているので、不均一に歪みの発生を防止す
る。したがって、この支持機構を備えたプラズマCVD
装置1は、フィルム5の成膜面と反応管開口部9bとの
ギャップGを均一に保つことができるので、膜厚分布の
均一な薄膜を得ることができる。
【0027】また、反応管開口部9bの四隅には、図7
〜図9に示すように、成膜中の反応管開口部9bの変位
量を測定するレーザー変位センサー23(23a、23
b、23c、23d)がそれぞれ円筒キャン6と対向す
るように設置される。そして、測定ブロック24(24
a、24b、24c、24d)が、円筒キャン支持プレ
ート(図示せず)に固定されレーザー変位センサー23
から出射されるレーザ光の光軸に対して直交するように
それぞれ対向配置されている。したがって、レーザー変
位センサー23と、測定ブロック24との距離(反射光
量)により、反応管開口部9bの変位量、すなわち円筒
キャン6の周面と反応管開口部9bとのギャップGの変
位量が測定される。例えば、2μmの分解能で反応管の
変位量を測定することができる。
〜図9に示すように、成膜中の反応管開口部9bの変位
量を測定するレーザー変位センサー23(23a、23
b、23c、23d)がそれぞれ円筒キャン6と対向す
るように設置される。そして、測定ブロック24(24
a、24b、24c、24d)が、円筒キャン支持プレ
ート(図示せず)に固定されレーザー変位センサー23
から出射されるレーザ光の光軸に対して直交するように
それぞれ対向配置されている。したがって、レーザー変
位センサー23と、測定ブロック24との距離(反射光
量)により、反応管開口部9bの変位量、すなわち円筒
キャン6の周面と反応管開口部9bとのギャップGの変
位量が測定される。例えば、2μmの分解能で反応管の
変位量を測定することができる。
【0028】このように、上記変位量測定機構が備えら
れたプラズマCVD装置1においては、たとえ反応管9
に歪みが発生してもその変位量を検出することができ、
直ちにこれに対する対応策を講じることが可能となる。
れたプラズマCVD装置1においては、たとえ反応管9
に歪みが発生してもその変位量を検出することができ、
直ちにこれに対する対応策を講じることが可能となる。
【0029】ここで、上述したプラズマCVD装置1を
用いて、カーボン膜を成膜した時の反応管9内の圧力
と、反応管9の外面温度と、各レーザー変位センサー
(商品名:Z4M−40、オムロン社製)23a、23
b、23c、23dの変位量を測定した時の結果を図1
1に示す。
用いて、カーボン膜を成膜した時の反応管9内の圧力
と、反応管9の外面温度と、各レーザー変位センサー
(商品名:Z4M−40、オムロン社製)23a、23
b、23c、23dの変位量を測定した時の結果を図1
1に示す。
【0030】図11の結果から、温度上昇とともに圧力
上昇が生じるが、反応管9の変位量は、±0.2mm以
下であった。これは、上記支持機構をもたない従来の反
応管の変位量の10分の1以下である。つまり、円筒キ
ャン6の周面と反応管開口部9aとのギャップGは、均
一に保たれていた。また、この時の成膜面幅方向の膜厚
分布は、設定膜厚に対して±10%以下に制御すること
ができた。
上昇が生じるが、反応管9の変位量は、±0.2mm以
下であった。これは、上記支持機構をもたない従来の反
応管の変位量の10分の1以下である。つまり、円筒キ
ャン6の周面と反応管開口部9aとのギャップGは、均
一に保たれていた。また、この時の成膜面幅方向の膜厚
分布は、設定膜厚に対して±10%以下に制御すること
ができた。
【0031】これらの結果からもわかるように、本発明
が適用されるプラズマCVD装置1は、電極10の後方
に分散板12を備え、反応管9が当該反応管9の膨張・
収縮を吸収する支持機構を備えた反応管置台21により
支持され、変位量測定機構(変位センサー23、測定ブ
ロック24)を備えていることから、反応管9内で原料
ガスが均一に分散され、熱によって反応管9が膨張して
も歪むことがなく基体5と反応管開口部9bとのギャッ
プGが均一に保たれることから、プラズマ密度が均一な
状態で成膜を行うことができる。したがって、このプラ
ズマCVD装置1においては、均一なプラズマ密度が得
られることから、カーボン膜の膜厚分布を均一に制御す
ることができる。
が適用されるプラズマCVD装置1は、電極10の後方
に分散板12を備え、反応管9が当該反応管9の膨張・
収縮を吸収する支持機構を備えた反応管置台21により
支持され、変位量測定機構(変位センサー23、測定ブ
ロック24)を備えていることから、反応管9内で原料
ガスが均一に分散され、熱によって反応管9が膨張して
も歪むことがなく基体5と反応管開口部9bとのギャッ
プGが均一に保たれることから、プラズマ密度が均一な
状態で成膜を行うことができる。したがって、このプラ
ズマCVD装置1においては、均一なプラズマ密度が得
られることから、カーボン膜の膜厚分布を均一に制御す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るプラズマCVD装置は、電極とガス導入口との
間に、複数の空孔を均一に配置したガス分散板が配置さ
れることから、原料ガスが均一に分散されて、プラズマ
密度が均一化されることによって、薄膜の膜厚分布の均
一化を図ることができる。
明に係るプラズマCVD装置は、電極とガス導入口との
間に、複数の空孔を均一に配置したガス分散板が配置さ
れることから、原料ガスが均一に分散されて、プラズマ
密度が均一化されることによって、薄膜の膜厚分布の均
一化を図ることができる。
【0033】また、本発明に係るプラズマCVD装置
は、反応管が当該反応管の加熱・冷却による膨張・収縮
を吸収する支持機構により支持されていることから、反
応管が歪んで基体と反応管とのギャップが不均一になる
ことを防止し、薄膜の膜厚分布の均一化を図ることがで
きる。
は、反応管が当該反応管の加熱・冷却による膨張・収縮
を吸収する支持機構により支持されていることから、反
応管が歪んで基体と反応管とのギャップが不均一になる
ことを防止し、薄膜の膜厚分布の均一化を図ることがで
きる。
【0034】また、本発明に係るプラズマCVD装置
は、熱膨張による反応管の変位量を検出する変位量測定
機構が備えられていることから、反応管9に歪みが発生
してもその変位量を検出することができ、直ちにこれに
対する対向策を講じることができる。
は、熱膨張による反応管の変位量を検出する変位量測定
機構が備えられていることから、反応管9に歪みが発生
してもその変位量を検出することができ、直ちにこれに
対する対向策を講じることができる。
【0035】このように、原料ガスを均一に分散する分
散板や、反応管の膨張・収縮を吸収する支持機構や、熱
膨張による反応管の変位量を検出する変位量測定機構が
設けられたプラズマCVD装置は、基体表面と反応管開
口部とのギャップを均一に保ち、薄膜の膜厚分布を均一
に制御することができる。
散板や、反応管の膨張・収縮を吸収する支持機構や、熱
膨張による反応管の変位量を検出する変位量測定機構が
設けられたプラズマCVD装置は、基体表面と反応管開
口部とのギャップを均一に保ち、薄膜の膜厚分布を均一
に制御することができる。
【図1】本発明を適用したプラズマCVD装置の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】同プラズマCVD装置の反応管の構成を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図3】同プラズマCVD装置の分散板の平面図であ
る。
る。
【図4】同プラズマCVD装置のガス導入口と分散板の
正面図である。
正面図である。
【図5】同プラズマCVD装置の反応管と膨張対策機構
の正面図である。
の正面図である。
【図6】図5における反応管と膨張対策機構のX−X線
に沿う断面図である。
に沿う断面図である。
【図7】同プラズマCVD装置の反応管とレーザー変位
センサーと測定ブロックとを示す平面図である。
センサーと測定ブロックとを示す平面図である。
【図8】同プラズマCVD装置の反応管とレーザー変位
センサーと測定ブロックとを示す正面図である。
センサーと測定ブロックとを示す正面図である。
【図9】同プラズマCVD装置の反応管とレーザー変位
センサーと測定ブロックとを示す斜視図である。
センサーと測定ブロックとを示す斜視図である。
【図10】図9の反応管とレーザー変位センサーと測定
ブロックとを拡大した斜視図である。
ブロックとを拡大した斜視図である。
【図11】同プラズマCVDを用いて成膜した際の成膜
時間と、反応管内の圧力、温度、反応管の変位量との関
係を示した図である。
時間と、反応管内の圧力、温度、反応管の変位量との関
係を示した図である。
1 プラズマCVD装置、2 真空槽、5 フィルム、
6 円筒キャン、9 反応管、10 電極、11 ガス
供給管、12 ガス分散板、17 スプリング、18
第1の支持軸、19 第2の支持軸、20 第1の支持
軸、21 反応管置台、22 切り欠き部、23 レー
ザー変位センサー、24 測定ブロック
6 円筒キャン、9 反応管、10 電極、11 ガス
供給管、12 ガス分散板、17 スプリング、18
第1の支持軸、19 第2の支持軸、20 第1の支持
軸、21 反応管置台、22 切り欠き部、23 レー
ザー変位センサー、24 測定ブロック
Claims (5)
- 【請求項1】 排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを
導入するガス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加する
ための電極とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体
表面に対向するように近接して配置される反応管が設置
されてなり、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成
するプラズマCVD装置において、 電極とガス導入口との間には、複数の空孔を均一に配置
したガス分散板が配置されることを特徴とするプラズマ
CVD装置。 - 【請求項2】 排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを
導入するガス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加する
ための電極とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体
表面に対向するように近接して配置される反応管が設置
されてなり、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成
するプラズマCVD装置において、 上記反応管が当該反応管の加熱・冷却による膨張・収縮
を吸収する支持機構により支持されていることを特徴と
するプラズマCVD装置。 - 【請求項3】 上記反応管の両側面にそれぞれ第1の支
持軸及び第2の支持軸が植立されるとともに、これら支
持軸が各側面と対向して配置される反応管置台に係止さ
れてなり、 上記第1の支持軸のうち少なくとも一方は、弾性手段に
より軸心方向に付勢され、上記反応管置台に対して挿脱
自在とされ、 上記第2の支持軸は、いずれも上記反応管置台に設けら
れた切り欠きに挿脱自在に挿入され、上記第1の支持軸
を中心とする回動が規制されていることを特徴とする請
求項2記載のプラズマCVD装置。 - 【請求項4】 排気系を備えた真空槽内に、原料ガスを
導入するガス導入口と、原料ガスに放電電圧を印加する
ための電極とを備え、開口部が所定の間隔をもって基体
表面に対向するように近接して配置される反応管が設置
されてなり、プラズマ化学気相成長法により薄膜を形成
するプラズマCVD装置において、 熱膨張による反応管の変位量を検出する変位量測定機構
が設けられていることを特徴とするプラズマCVD装
置。 - 【請求項5】 変位量測定機構が、反応管の開口部に設
けられたレーザ変位計と、真空槽に固定されレーザ変位
計のレーザ光の光軸に対して直交するように対向配置さ
れる測定ブロックとからなることを特徴とする請求項4
記載のプラズマCVD装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24220596A JPH1088355A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | プラズマcvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24220596A JPH1088355A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | プラズマcvd装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088355A true JPH1088355A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17085825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24220596A Withdrawn JPH1088355A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | プラズマcvd装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1088355A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007026545A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | プラズマ放電処理装置及びガスバリア性フィルムの製造方法 |
| JP2013209679A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fujifilm Corp | 成膜装置 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24220596A patent/JPH1088355A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007026545A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Konica Minolta Holdings, Inc. | プラズマ放電処理装置及びガスバリア性フィルムの製造方法 |
| JPWO2007026545A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2009-03-05 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | プラズマ放電処理装置及びガスバリア性フィルムの製造方法 |
| JP2013209679A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fujifilm Corp | 成膜装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |