JPH1060871A - ダムの更新工法 - Google Patents

ダムの更新工法

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JPH1060871A
JPH1060871A JP23860896A JP23860896A JPH1060871A JP H1060871 A JPH1060871 A JP H1060871A JP 23860896 A JP23860896 A JP 23860896A JP 23860896 A JP23860896 A JP 23860896A JP H1060871 A JPH1060871 A JP H1060871A
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JP
Japan
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dam
temporary
water
hole
sediment
Prior art date
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Pending
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JP23860896A
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English (en)
Inventor
Takumi Eguchi
口 工 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koken Boring Machine Co Ltd filed Critical Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダム底部に堆積した土砂等の堆積物を放出
し、ダムの機能回復を図るダムの更新工法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ダムの堰堤の内側に仮堰体を設け、堰堤
との間で囲いを形成し、この仮堰体で囲まれた範囲の水
を排除し、この囲まれた範囲を大気中と同じ状態とし、
一方、ダムの堰堤の外側に掘削装置を据えつけ、該掘削
装置により前記堰堤に貫通孔を形成し、該貫通孔よりダ
ム底部の堆積物を水と共に放出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明では、ダムの堰堤の外
側から堰堤に貫通孔を削孔し、ダム底部に堆積した堆積
物(土砂)を放出(排出)するダムの更新工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダムは、ダム完成からの年月の経過と共
にダムの底に堆積物(主に土砂)が堆積するため、ダム
の底位が次第に上昇し、それに伴ってダムに貯水される
水の容量が次第に減少し、ダムとしての機能を失う。そ
こで、最近は貯水された水を放出すると同時にダム底部
に堆積した土砂を、ダムの外に放出することができるよ
うに、ダムの建設時に堰堤に排出口を設け、水を定期的
に排出することによってダム底部に堆積した土砂を放出
する方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
堆積土砂の上部の部分、すなわち、堆積土砂の数パーセ
ントしか放出することができないという課題がある。
【0004】また、古い排出口を設けていないダムにお
いては、ダム底面が土砂の堆積で次第に上昇して、ダム
に貯水される水の容量が次第に減少し、ダムとしての機
能を失い、遂にはその老朽化したダムを廃棄せざるを得
ないという事態が多数発生している。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み老朽化し
て使用不可能あるいは機能劣化状態のダムにおける底部
に堆積した土砂等の堆積物を放出し、機能回復のダムに
蘇生するダムの更新工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明にかかるダムの更新工法は、ダムの
堰堤の内側に仮堰体を設け、堰堤との間で囲いを形成
し、この仮堰体で囲まれた範囲の水を排除し、この囲ま
れた範囲を大気中と同じ状態とし、一方、ダムの堰堤の
外側に掘削装置を据えつけ、該掘削装置により前記堰堤
に00孔を形成し、該貫通孔よりダム底部の堆積物を水
と共に放出することを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明にかかるダムの更新
工法は、前記仮堰体は、矢板または鋼管矢板で形成され
ていることを特徴とする。
【0008】また、請求項3の発明にかかるダムの更新
工法は、前記仮堰体は、矢板または鋼管矢板で二重の壁
を形成し、この二重の壁の間にグラウトまたは砂が充填
されて構成されていることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項4の発明にかかるダムの更
新工法は、前記貫通孔の流入側の開口部に開閉自在のゲ
ートを設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図と
共に説明する。図1は本発明の実施の形態を示す断面
図、図2は本発明の実施の形態を示す平面図、図3は本
発明の工法での完成状態を示す断面図である。
【0011】本発明にかかるダムの更新工法は、ダム1
の堰堤2の内側に仮堰体3を設け、堰堤2との間に囲い
を形成し、この仮堰体3で囲まれた範囲4の水を排除
し、大気中と同様の状態(乾燥状態)とし、一方、ダム
1の堰堤2の外側に掘削装置5を据えつけ、該掘削装置
5により前記堰堤に貫通孔6を形成し、該貫通孔6より
ダム底部1aの堆積物7を水放流と共に放出することを
特徴とする。
【0012】このダムの更新工法を実施するに当って
は、まずダム1の深さ、土砂等の堆積物7の堆積状況等
の必要な調査を実施する。これは堰堤2のどこに貫通孔
を削孔するか、掘削装置5をどこに設置するのか、等に
おいて必要だからである。
【0013】例えば、掘削装置5の据付けに際しては、
据付ける位置を決めるため、ダム水面8からの深さおよ
び堆積物7の堆積状況を測定し、堰堤2のどの位置に土
砂を排出する貫通孔6を削孔するか決定する。また、貫
通孔6は、水平だけでなく土砂の排出をよくするため傾
斜させる場合もある。従って、前記掘削装置5の据付け
位置は、貫通孔6の設け方をも考慮して決定する。
【0014】掘削装置5の据付け位置が決定したら、堰
堤2の外側の該当位置にやぐら等を組み立て、掘削装置
5を据付ける。この掘削装置5は従来公知のものでよ
く、特に水平掘削装置が有効である。一例として、ロッ
クモール工法等に使用される掘削装置を挙げることがで
きる。
【0015】一方、前記貫通孔6を削孔するに際して
は、削孔到達位置付近の堰堤2内側は、貯水の排除を行
い、大気中と同様の状態(乾燥状態)にしておく必要が
ある。
【0016】そこで、削孔到達位置付近の堰堤2の内側
に仮堰体3を構築する。この仮堰体3は、堰堤2との間
に囲い4を形成し、囲い4の内には水が流入しないよう
に堰止めるものであって、これにより囲い4内の水を排
出することによって、削孔到達位置付近の堰堤2の内側
を大気中と同じ状態にすることができる。この囲い4内
の排水は、堰堤2の排水孔やポンプ等を使用して行う。
【0017】前記仮堰体3の構築は、矢板、鋼管矢板等
で構成する。図示の実施の形態では矢板また鋼管矢板3
aで二重の壁10を形成し、この二重の壁10,10間
にグラウトまたは砂が充填されて形成される。この二重
の壁10,10間にはタイロッド11を架設し、強度の
向上を図ってもよいし、壁10に堰堤2との間に支持フ
レーム12を設けてもよい。
【0018】前記実施の形態は仮堰体3にかかる貯水の
水圧が大きい場合の例であるが、矢板または鋼管矢板3
aだけで充分の場合は、それだけで形成してもよい。す
なわち、削孔到達付近の堰堤2内側に、矢板または鋼管
矢板を設置して囲み、この囲み内の貯水を排水するもの
である。前記図示の実施の形態は、深い貯水池、大きい
貯水池等で一重に矢板または鋼管矢板を打っただけで
は、貯水の水圧に耐えることができない場合であって、
例えば、最初に打った矢板または鋼管矢板の列の内側
に、更に一列矢板または鋼管矢板を打ち、壁10,10
を形成し、この壁10,10間の水を排水し、排水した
空間部をグラウトして、貯水池の水圧に充分耐える仮堰
体3とする例である。
【0019】このようにして削孔到達付近の堰堤2の内
側は大気中と同じ状態(乾燥状態)にでき、作業が安全
にできる作業空間が形成される。
【0020】しかして、掘削装置5により堰堤2をダム
内側に向って削孔し貫通孔6を形成する。この時、削孔
到達付近の堰堤2の内側は、大気と同じ状態となってい
るので削孔が貫通して堰堤の内側に開口が形成されて
も、貯水が流出することなく、作業員および掘削装置5
の安全を確保することができる。
【0021】なお、貫通孔6は、1つでも不充分の場合
は複数個設ける。図2では3ケ所に設けた例を示してい
る。複数個設ける場合には、図2に示すように堰堤2の
内側の全巾にわたって仮堰体3を設けるのが有効であ
る。もちろん図4に示すように削孔到達付近だけを囲う
ようにしてもよい。
【0022】次に、前記貫通孔6の貯水側の内側開口部
のそれぞれには、図2および図3に示すようにゲート9
を設ける。このゲート9は、貫通孔6から一端堆積物7
を水と共に排出したら開口を閉じるものである。また、
経年と共に再び堆積物が沈積した場合、再び開口しこれ
らを再度排出することができる。
【0023】前記ゲート9は、堰堤2の壁面にガイド
(図示省略)を設け、このガイドに沿って移動(昇降)
可能とし、かつこのゲート9にはウインチ13のケーブ
ル14を連結し、このウインチ13で昇降可能としてい
る。従って、ウインチ13によってゲート9を昇降さ
せ、開口を開閉することができる。このゲート9にかえ
て鋼管パイルで止水するようにしてもよい。
【0024】このゲート9の設置が完了したら、最終的
に前記仮堰体3を取り除き完了する。なお、本工法を実
施するにあたって、足場を形成し、作業性の向上、作業
の安全等を図ることはいうまでもない。
【0025】さらに、ダム底に堆積物(主に土砂)が堆
積したら、堰堤の上に堰堤を更に継ぎ足し堰堤を高くし
たり、周囲に盛土したりして、ダムの更新を図ってもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明は、ダ
ムの堰堤の内側に仮堰体を設け、堰堤との間で囲いを形
成し、この仮堰体で囲まれた範囲の水を排除し、この囲
まれた範囲を大気中と同じ状態とし、一方、ダムの堰堤
の外側に掘削装置を据え付け、該掘削装置により前記堰
堤に貫通孔を形成し、該貫通孔よりダム底部の堆積物を
水と共に放出するようにしたので、ダム底部に土砂等の
堆積物が堆積し、ダムの使用が不可能あるいは機能劣化
状態になっても、ダム底部に堆積した土砂等の堆積物を
放出し、ダムの更新を図り必要な貯水量を確保すること
ができる。
【0027】特に、本発明は、排出口のない古いダムに
対しても適用して更新を図ることができるので、古いダ
ムを更新することによる経済的効果は、非常に大きいも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図3】本発明の工法での完成状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ダム 2 堰堤 3 仮堰体 3a 矢板または鋼管矢板 4 堰堤と仮堰体で囲まれた範囲 5 掘削装置 6 貫通孔 7 堆積物 9 ゲート 10 壁 13 ウインチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダムの堰堤の内側に仮堰体を設け、堰堤
    との間で囲いを形成し、この仮堰体で囲まれた範囲の水
    を排除し、この囲まれた範囲を大気中と同じ状態とし、 一方、ダムの堰堤の外側に掘削装置を据えつけ、該掘削
    装置により前記堰堤に貫通孔を形成し、該貫通孔よりダ
    ム底部の堆積物を水と共に放出することを特徴とするダ
    ムの更新工法。
  2. 【請求項2】 前記仮堰体は、矢板または鋼管矢板で形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のダムの更
    新工法。
  3. 【請求項3】 前記仮堰体は、矢板または鋼管矢板で二
    重の壁を形成し、この二重の壁の間にグラウトまたは砂
    が充填されて構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のダムの更新工法。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔の流入側の開口部に開閉自在
    のゲートを設けたことを特徴とする請求項1記載のダム
    の更新工法。
JP23860896A 1996-08-21 1996-08-21 ダムの更新工法 Pending JPH1060871A (ja)

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