JPH1061060A - 防音パネル - Google Patents
防音パネルInfo
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- JPH1061060A JPH1061060A JP8224062A JP22406296A JPH1061060A JP H1061060 A JPH1061060 A JP H1061060A JP 8224062 A JP8224062 A JP 8224062A JP 22406296 A JP22406296 A JP 22406296A JP H1061060 A JPH1061060 A JP H1061060A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄型、かつ、軽量でありながら、低周波の騒
音を充分に低減することができる防音パネルを提供する
ことにある。 【解決手段】 対向させた2枚の表面板1、2と、前記
2枚の表面板1、2を連結する枠3とから構成される二
重の防音パネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2
の間の空間で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置
するとともに、この粉体層5の表面に質量体10を積層
配設し、もう一方の表面板1と質量体10の間の空間に
空隙7を設けた。
音を充分に低減することができる防音パネルを提供する
ことにある。 【解決手段】 対向させた2枚の表面板1、2と、前記
2枚の表面板1、2を連結する枠3とから構成される二
重の防音パネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2
の間の空間で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置
するとともに、この粉体層5の表面に質量体10を積層
配設し、もう一方の表面板1と質量体10の間の空間に
空隙7を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音パネルに関
し、具体的には、住宅の天井、床、壁などの界壁に使用
されたり、音および振動を伴う設備機器から放射される
騒音を低減するのに有用な防音パネルに関するものであ
る。
し、具体的には、住宅の天井、床、壁などの界壁に使用
されたり、音および振動を伴う設備機器から放射される
騒音を低減するのに有用な防音パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、防音特性が要求される部位で
は二重パネル構造を採用することが多かった。この種の
二重パネル構造の防音パネルとしては、例えば、図9に
示すような枠3に取り付けられた二枚の表面板1、2の
間に、グラスウ−ルもしくはウレタンフォ−ムなどの多
孔質吸音材を吸音層4として設置したものが知られてい
た。
は二重パネル構造を採用することが多かった。この種の
二重パネル構造の防音パネルとしては、例えば、図9に
示すような枠3に取り付けられた二枚の表面板1、2の
間に、グラスウ−ルもしくはウレタンフォ−ムなどの多
孔質吸音材を吸音層4として設置したものが知られてい
た。
【0003】また、図10に示すような枠3に取り付け
られた二枚の表面板1、2の間に、軟質系塩ビシート1
3を貼設した二重構造の防音パネルも知られており、こ
のような多孔質吸音材を用いた二重パネルは、多孔性を
利用した吸音材の吸音作用により二重パネル内部を伝搬
する音波を減衰して騒音を低減していたものであった。
られた二枚の表面板1、2の間に、軟質系塩ビシート1
3を貼設した二重構造の防音パネルも知られており、こ
のような多孔質吸音材を用いた二重パネルは、多孔性を
利用した吸音材の吸音作用により二重パネル内部を伝搬
する音波を減衰して騒音を低減していたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
ごとき防音パネルにおいては、多孔質吸音材の吸音機構
は、音波がグラスウ−ル、ウレタンフォ−ムの連通した
気泡や孔の中に入射すると、連通した気泡や孔は複雑な
断面形状をした連続気泡であるため、音波の伝搬の過程
で気泡壁面との粘性摩擦等によって音圧が低下し、その
結果、音波エネルギーが吸音層4中で吸収されるものと
考えられる。しかし、多孔質吸音材の吸音率は、低周波
域の音波に対しては小さいため、多孔質吸音材を用いた
防音パネルは、低周波の遮音性能が低かった。
ごとき防音パネルにおいては、多孔質吸音材の吸音機構
は、音波がグラスウ−ル、ウレタンフォ−ムの連通した
気泡や孔の中に入射すると、連通した気泡や孔は複雑な
断面形状をした連続気泡であるため、音波の伝搬の過程
で気泡壁面との粘性摩擦等によって音圧が低下し、その
結果、音波エネルギーが吸音層4中で吸収されるものと
考えられる。しかし、多孔質吸音材の吸音率は、低周波
域の音波に対しては小さいため、多孔質吸音材を用いた
防音パネルは、低周波の遮音性能が低かった。
【0005】また、図10に示すごとき防音パネルにお
いては、軟質系塩ビシート13の内部摩擦と質量の効果
により防音パネルの振動を低減して騒音を低減するもの
の、低周波の振動を低減するには高重量の軟質系塩ビシ
ート13が必要であるため、防音パネル自体の重量が重
くなり、結果として、取り扱い性に問題が生じることと
なった。
いては、軟質系塩ビシート13の内部摩擦と質量の効果
により防音パネルの振動を低減して騒音を低減するもの
の、低周波の振動を低減するには高重量の軟質系塩ビシ
ート13が必要であるため、防音パネル自体の重量が重
くなり、結果として、取り扱い性に問題が生じることと
なった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、薄型、かつ、
軽量でありながら、低周波の騒音を充分に低減すること
ができる防音パネルを提供することにある。
ものであって、その目的とするところは、薄型、かつ、
軽量でありながら、低周波の騒音を充分に低減すること
ができる防音パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
防音パネルは、対向させた2枚の表面板1、2と、前記
2枚の表面板1、2を連結する枠3とから構成される二
重の防音パネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2
の間の空間で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置
するとともに、この粉体層5の表面に質量体10を積層
配設し、もう一方の表面板1と質量体10の間の空間に
空隙7を設けたことを特徴とする。
防音パネルは、対向させた2枚の表面板1、2と、前記
2枚の表面板1、2を連結する枠3とから構成される二
重の防音パネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2
の間の空間で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置
するとともに、この粉体層5の表面に質量体10を積層
配設し、もう一方の表面板1と質量体10の間の空間に
空隙7を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る防音パネルは、前
記質量体10が、質量シート6であることを特徴とす
る。
記質量体10が、質量シート6であることを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項3に係る防音パネルは、前
記質量体10が、多孔質材8であることを特徴とする。
記質量体10が、多孔質材8であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る防音パネルは、前
記質量体10が、粉体が振動可能な範囲で音響的に透明
な表面シート11で閉塞された粉体含有シート状物9で
あることを特徴とする。
記質量体10が、粉体が振動可能な範囲で音響的に透明
な表面シート11で閉塞された粉体含有シート状物9で
あることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら詳しく説明する。
参照しながら詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る防音パ
ネルにおける構成を表した概略図である。図2は、本発
明の一実施形態に係る防音パネルにおける構成を模式的
に表した概略図である。図3は、本発明の他の一実施形
態に係る防音パネルにおける構成を表した概略図であ
る。図4は、本発明の他の一実施形態に係る防音パネル
における構成を模式的に表した概略図である。図5は、
本発明のさらに他の一実施形態に係る防音パネルにおけ
る構成を表した概略図である。図6は、本発明のさらに
他の一実施形態に係る防音パネルにおける構成を模式的
に表した概略図である。図7は、本発明の防音パネルに
用いられる一実施形態に係る粉体含有シート状物の断面
構造を表した概略図である。図8は、本発明の防音パネ
ルに用いられる他の一実施形態に係る粉体含有シート状
物の断面構造を表した概略図である。
ネルにおける構成を表した概略図である。図2は、本発
明の一実施形態に係る防音パネルにおける構成を模式的
に表した概略図である。図3は、本発明の他の一実施形
態に係る防音パネルにおける構成を表した概略図であ
る。図4は、本発明の他の一実施形態に係る防音パネル
における構成を模式的に表した概略図である。図5は、
本発明のさらに他の一実施形態に係る防音パネルにおけ
る構成を表した概略図である。図6は、本発明のさらに
他の一実施形態に係る防音パネルにおける構成を模式的
に表した概略図である。図7は、本発明の防音パネルに
用いられる一実施形態に係る粉体含有シート状物の断面
構造を表した概略図である。図8は、本発明の防音パネ
ルに用いられる他の一実施形態に係る粉体含有シート状
物の断面構造を表した概略図である。
【0013】本発明の防音パネルは、図1に示すごと
く、対向させた2枚の表面板1、2と、前記2枚の表面
板1、2を連結する枠3とから構成される二重の防音パ
ネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2の間の空間
で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置するととも
に、この粉体層5の表面に質量体10を積層配設し、も
う一方の表面板1と質量体10の間の空間に空隙7を設
けているものである。
く、対向させた2枚の表面板1、2と、前記2枚の表面
板1、2を連結する枠3とから構成される二重の防音パ
ネルにおいて、対向する2枚の表面板1、2の間の空間
で、一方の表面板2の表面に粉体層5を設置するととも
に、この粉体層5の表面に質量体10を積層配設し、も
う一方の表面板1と質量体10の間の空間に空隙7を設
けているものである。
【0014】このような二重の防音パネルの任意の位置
に固体加振や音波加振を受け、振動伝搬によって、防音
パネルが周波数fにおいて大きく振動し、音響放射して
いる場合、粉体層5と質量体10の積層構造の共振周波
数f1 を防音パネルの振動周波数f付近にもってくるこ
とで、動吸振機構により防音パネルの振動を抑制し、そ
の結果、f付近での遮音性を改善することが可能となる
ものである。
に固体加振や音波加振を受け、振動伝搬によって、防音
パネルが周波数fにおいて大きく振動し、音響放射して
いる場合、粉体層5と質量体10の積層構造の共振周波
数f1 を防音パネルの振動周波数f付近にもってくるこ
とで、動吸振機構により防音パネルの振動を抑制し、そ
の結果、f付近での遮音性を改善することが可能となる
ものである。
【0015】また、図1に示すごとく、前記質量体10
が、質量シート6であることで、二重の防音パネルの任
意の位置に固体加振や音波加振を受け、振動伝搬によっ
て、防音パネルが周波数fにおいて大きく振動し、音響
放射している場合、粉体層5と質量シート6の積層構造
の共振周波数f1 を防音パネルの振動周波数f付近にも
ってくることで、動吸振機構により防音パネルの振動を
確実に抑制し、その結果、f付近での遮音性を確実に改
善することが可能となるものである。
が、質量シート6であることで、二重の防音パネルの任
意の位置に固体加振や音波加振を受け、振動伝搬によっ
て、防音パネルが周波数fにおいて大きく振動し、音響
放射している場合、粉体層5と質量シート6の積層構造
の共振周波数f1 を防音パネルの振動周波数f付近にも
ってくることで、動吸振機構により防音パネルの振動を
確実に抑制し、その結果、f付近での遮音性を確実に改
善することが可能となるものである。
【0016】モデル的には図2のように示される。この
図2において粉体層5(厚み;t1、ヤング率;E1 )
と質量シート6(面重量;M1 )は防音パネル部分を構
成する表面板(面重量;m)にバネ−マス系の新しい共
振系(共振周波数f1 )として設置されている。粉体層
5と質量シート6構造による共振周波数f1 は下記の
(数1)式で表される。単位面積当たりの粉体層5のバ
ネ定数をK1 (N/ m/m2 )、質量シート6の面重量
をM1 とすれば、
図2において粉体層5(厚み;t1、ヤング率;E1 )
と質量シート6(面重量;M1 )は防音パネル部分を構
成する表面板(面重量;m)にバネ−マス系の新しい共
振系(共振周波数f1 )として設置されている。粉体層
5と質量シート6構造による共振周波数f1 は下記の
(数1)式で表される。単位面積当たりの粉体層5のバ
ネ定数をK1 (N/ m/m2 )、質量シート6の面重量
をM1 とすれば、
【0017】
【数1】
【0018】また、K1 は下記の(数2)式で表され
る。粉体層5のヤング率をE1 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt1 (m)とすると、
る。粉体層5のヤング率をE1 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt1 (m)とすると、
【0019】
【数2】
【0020】すなわち、表面板2に設置する粉体層5と
質量シート6の厚み、ヤング率、面重量等を選んで、共
振周波数f1 を二重パネル構造の振動周波数f付近にも
ってくることが必要となる。
質量シート6の厚み、ヤング率、面重量等を選んで、共
振周波数f1 を二重パネル構造の振動周波数f付近にも
ってくることが必要となる。
【0021】また、質量シート6としても、0. 1kg
/m2 から3. 0kg/m2 の面密度を有しており、バ
ネ- マス系の共振系においてマス(質量) としての働き
をするものであれば特に限定されず、表面板が音波によ
って加振された際に新たな共振系(共振周波数f1 )の
働きをするものであれば良いものである。
/m2 から3. 0kg/m2 の面密度を有しており、バ
ネ- マス系の共振系においてマス(質量) としての働き
をするものであれば特に限定されず、表面板が音波によ
って加振された際に新たな共振系(共振周波数f1 )の
働きをするものであれば良いものである。
【0022】また、本発明に示すように二重パネル内部
を伝搬する音波は、粉体による吸音作用で低減されるも
のである。防音パネル内部の粉体層5に音波が入射され
た際に、粉体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エ
ネルギーに変換されて、その音が吸収されるのである。
粉体層5の厚みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層
5のかさ密度をρとすると、吸音のピーク周波数frは
下記の(数3)式で表される。
を伝搬する音波は、粉体による吸音作用で低減されるも
のである。防音パネル内部の粉体層5に音波が入射され
た際に、粉体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エ
ネルギーに変換されて、その音が吸収されるのである。
粉体層5の厚みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層
5のかさ密度をρとすると、吸音のピーク周波数frは
下記の(数3)式で表される。
【0023】
【数3】
【0024】質量シート6が音波を反射する場合は、粉
体の吸音ピーク周波数は上記の(数3)式で計算される
frの2倍の周波数になる。この(数3)から粉体層5
のかさ密度、ヤング率を、低減したい騒音の周波数に粉
体の吸音のピーク周波数に一致させるように粉体を選択
すれば、防音パネル内部を伝搬する音波を低減できるも
のである。
体の吸音ピーク周波数は上記の(数3)式で計算される
frの2倍の周波数になる。この(数3)から粉体層5
のかさ密度、ヤング率を、低減したい騒音の周波数に粉
体の吸音のピーク周波数に一致させるように粉体を選択
すれば、防音パネル内部を伝搬する音波を低減できるも
のである。
【0025】さらに、本発明に示すように、バネ−マス
系の共振系においてマス( 質量) として質量シート6を
用いていることで、防音パネル内部において、粉体層5
と質量シート6により膜振動型吸音材を構成することに
なる。そのため、防音パネルに音波が入射した際に、表
面板2に設置した粉体層5と質量シート6構造によって
防音パネルの振動を抑制し、また粉体層5による吸音作
用だけでなく、防音パネル内部に設置した膜振動型吸音
材の吸音作用により防音パネルの遮音性をさらに向上さ
せることが可能となる。
系の共振系においてマス( 質量) として質量シート6を
用いていることで、防音パネル内部において、粉体層5
と質量シート6により膜振動型吸音材を構成することに
なる。そのため、防音パネルに音波が入射した際に、表
面板2に設置した粉体層5と質量シート6構造によって
防音パネルの振動を抑制し、また粉体層5による吸音作
用だけでなく、防音パネル内部に設置した膜振動型吸音
材の吸音作用により防音パネルの遮音性をさらに向上さ
せることが可能となる。
【0026】したがって、粉体のかさ密度、ヤング率、
粉体層5の厚さ、質量シート6の質量を制御することに
より、500Hz以下の低周波騒音に対しても吸音・吸
振効果のあるように設計することができるものである。
粉体層5の厚さ、質量シート6の質量を制御することに
より、500Hz以下の低周波騒音に対しても吸音・吸
振効果のあるように設計することができるものである。
【0027】また、前記質量体10が、多孔質材8であ
る防音パネルの具体的な構造としては、図3に示すよう
に、対向させた2枚の表面板1、2と枠3からなるパネ
ル構造において、一方の表面板2の表面に粉体層5を設
置するとともに、その粉体層5の表面に多孔質材8を積
層し、もう一方の表面板1と多孔質材8の間の空間に空
隙7を設けた構成としているものである。
る防音パネルの具体的な構造としては、図3に示すよう
に、対向させた2枚の表面板1、2と枠3からなるパネ
ル構造において、一方の表面板2の表面に粉体層5を設
置するとともに、その粉体層5の表面に多孔質材8を積
層し、もう一方の表面板1と多孔質材8の間の空間に空
隙7を設けた構成としているものである。
【0028】この場合は、図1に示す場合と同様に、粉
体層5と多孔質材8の積層構造の共振周波数f2 を防音
パネルの振動周波数f付近にもってくることで、動吸振
機構により防音パネルの振動を抑制し、その結果、f付
近での遮音性を改善することが可能となる。
体層5と多孔質材8の積層構造の共振周波数f2 を防音
パネルの振動周波数f付近にもってくることで、動吸振
機構により防音パネルの振動を抑制し、その結果、f付
近での遮音性を改善することが可能となる。
【0029】モデル的には図4のように示される。この
図4において、粉体層5(厚み;t 2 、ヤング率;
E2 )と多孔質材8(面重量;M2 )は防音パネル部分
を構成する表面板(面重量;m)にバネ−マス系の新し
い共振系(共振周波数f2 )として設置されている。粉
体層5と多孔質材8構造による共振周波数f2 は下記の
(数4)式で表される。単位面積当たりの粉体層のバネ
定数をK2 (N/ m/ m2)、多孔質材8の面重量をM
2 とすれば、
図4において、粉体層5(厚み;t 2 、ヤング率;
E2 )と多孔質材8(面重量;M2 )は防音パネル部分
を構成する表面板(面重量;m)にバネ−マス系の新し
い共振系(共振周波数f2 )として設置されている。粉
体層5と多孔質材8構造による共振周波数f2 は下記の
(数4)式で表される。単位面積当たりの粉体層のバネ
定数をK2 (N/ m/ m2)、多孔質材8の面重量をM
2 とすれば、
【0030】
【数4】
【0031】また、K2 は下記の(数5)式で表され
る。粉体層5のヤング率をE2 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt2 (m)とすると
る。粉体層5のヤング率をE2 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt2 (m)とすると
【0032】
【数5】
【0033】すなわち、表面板2に設置する粉体層5と
多孔質材8の厚み、ヤング率、面重量等を選んで、共振
周波数f2 を二重パネル構造の振動周波数f付近にもっ
てくることが必要となる。
多孔質材8の厚み、ヤング率、面重量等を選んで、共振
周波数f2 を二重パネル構造の振動周波数f付近にもっ
てくることが必要となる。
【0034】また、多孔質材8としても、バネ−マス系
の共振系においてマス(質量) としての働きをするもの
であれば特に限定されず、表面板が音波によって加振さ
れた際に新たな共振系(共振周波数f2 )の働きをする
ものであれば良いものである。
の共振系においてマス(質量) としての働きをするもの
であれば特に限定されず、表面板が音波によって加振さ
れた際に新たな共振系(共振周波数f2 )の働きをする
ものであれば良いものである。
【0035】また、本発明に示すように二重パネル内部
の音波は粉体による吸音作用で低減されるものである。
防音パネル内部の粉体層5に音波が入射された際に、粉
体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エネルギーに
変換されてその音が吸収されるのである。粉体層5の厚
みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層5のかさ密度
をρとすると、吸音のピーク周波数frは下記の(数
6)式で表される。
の音波は粉体による吸音作用で低減されるものである。
防音パネル内部の粉体層5に音波が入射された際に、粉
体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エネルギーに
変換されてその音が吸収されるのである。粉体層5の厚
みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層5のかさ密度
をρとすると、吸音のピーク周波数frは下記の(数
6)式で表される。
【0036】
【数6】
【0037】粉体層5のかさ密度、ヤング率を、低減し
たい騒音の周波数に粉体の吸音のピーク周波数に一致さ
せように粉体を選択すれば、防音パネル内部を伝搬する
音波が低減されるものである。
たい騒音の周波数に粉体の吸音のピーク周波数に一致さ
せように粉体を選択すれば、防音パネル内部を伝搬する
音波が低減されるものである。
【0038】本発明に示す防音パネルは、騒音が入射し
た際に、表面板2に設置した粉体層5と多孔質材8構造
によって防音パネルの振動を抑制するとともに、粉体層
5と多孔質材8による吸音機構を合わせ持ち、防音パネ
ルとしての遮音性をさらに向上させることが可能とな
る。
た際に、表面板2に設置した粉体層5と多孔質材8構造
によって防音パネルの振動を抑制するとともに、粉体層
5と多孔質材8による吸音機構を合わせ持ち、防音パネ
ルとしての遮音性をさらに向上させることが可能とな
る。
【0039】したがって、粉体のかさ密度、ヤング率、
粉体層5の厚さ、多孔質材8の質量、厚さを制御するこ
とにより、500Hz以下の低周波騒音に対しても吸音
・吸振効果のあるように設計することができる。
粉体層5の厚さ、多孔質材8の質量、厚さを制御するこ
とにより、500Hz以下の低周波騒音に対しても吸音
・吸振効果のあるように設計することができる。
【0040】前記質量体10が、粉体が振動可能な範囲
で音響的に透明な表面シート11で閉塞された粉体含有
シート状物9である防音パネルの具体的な構造として
は、図5に示すように、対向させた2枚の表面板1、2
と枠3からなるパネル構造において、一方の表面板2の
表面に粉体層5を設置するとともに、その粉体層5の表
面に粉体含有シート状物9を積層し、もう一方の表面板
1と粉体含有シート状物9の間の空間に空隙7を設けた
構成としているものである。
で音響的に透明な表面シート11で閉塞された粉体含有
シート状物9である防音パネルの具体的な構造として
は、図5に示すように、対向させた2枚の表面板1、2
と枠3からなるパネル構造において、一方の表面板2の
表面に粉体層5を設置するとともに、その粉体層5の表
面に粉体含有シート状物9を積層し、もう一方の表面板
1と粉体含有シート状物9の間の空間に空隙7を設けた
構成としているものである。
【0041】この場合は、図1に示す場合と同様に、粉
体層5と粉体含有シート状物9による共振周波数f3 を
防音パネルの振動周波数f付近にもってくることで、動
吸振機構により防音パネルの振動を抑制し、その結果、
f付近での遮音性を改善することが可能となる。
体層5と粉体含有シート状物9による共振周波数f3 を
防音パネルの振動周波数f付近にもってくることで、動
吸振機構により防音パネルの振動を抑制し、その結果、
f付近での遮音性を改善することが可能となる。
【0042】モデル的には図6のように示される。この
図6において粉体層5(厚み;t3、ヤング率;E3 )
と粉体含有シート状物9(面重量;M3 )は防音パネル
部分を構成する表面板(面重量;m)にバネ- マス系の
新しい共振系(共振周波数f 3 )として設置されている
ものである。粉体層5と粉体含有シート状物9構造によ
る共振周波数f3 は下記の(数7)式で表される。単位
面積当たりの粉体層5のバネ定数をK3 (N/ m/
m2 )、粉体含有シート状物9の面重量をM3 とすれ
ば、
図6において粉体層5(厚み;t3、ヤング率;E3 )
と粉体含有シート状物9(面重量;M3 )は防音パネル
部分を構成する表面板(面重量;m)にバネ- マス系の
新しい共振系(共振周波数f 3 )として設置されている
ものである。粉体層5と粉体含有シート状物9構造によ
る共振周波数f3 は下記の(数7)式で表される。単位
面積当たりの粉体層5のバネ定数をK3 (N/ m/
m2 )、粉体含有シート状物9の面重量をM3 とすれ
ば、
【0043】
【数7】
【0044】また、K3 は下記の(数8)式で表され
る。粉体層5のヤング率をE3 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt3 (m)とすると、
る。粉体層5のヤング率をE3 (N/m2 )、粉体層5
の厚みをt3 (m)とすると、
【0045】
【数8】
【0046】すなわち、表面板2に設置する粉体層5と
粉体含有シート状物9の厚み、ヤング率、面重量等を選
んで、共振周波数f3 を防音パネルの振動周波数f付近
にもってくることが必要となる。
粉体含有シート状物9の厚み、ヤング率、面重量等を選
んで、共振周波数f3 を防音パネルの振動周波数f付近
にもってくることが必要となる。
【0047】また、粉体含有シート状物9は、吸音作用
を発現する粉体が音響的に透明な表面シート11で閉塞
されてシート状になったものであれば特に限定はされ
ず、バネ- マス系の共振系においてマス(質量) として
の働きをするものであれば良いものである。しかし、粉
体層5との積層構造において、表面板1、2が音波によ
って加振された際に新たな共振系(共振周波数f3 )の
働きをすることが必要であり、また共振周波数f3 を防
音パネルの振動周波数f付近に設計できるように、粉体
層5と粉体含有シート状物9の物性を適宜選択する必要
がある。
を発現する粉体が音響的に透明な表面シート11で閉塞
されてシート状になったものであれば特に限定はされ
ず、バネ- マス系の共振系においてマス(質量) として
の働きをするものであれば良いものである。しかし、粉
体層5との積層構造において、表面板1、2が音波によ
って加振された際に新たな共振系(共振周波数f3 )の
働きをすることが必要であり、また共振周波数f3 を防
音パネルの振動周波数f付近に設計できるように、粉体
層5と粉体含有シート状物9の物性を適宜選択する必要
がある。
【0048】ここで、粉体含有シート状物9は、例え
ば、図7および図8に示すような構造を有するものであ
る。図7に示した粉体含有シート状物9は、粒子の振動
により吸音作用を発現する粉体層5が、音響的に透明な
表面シート11により閉塞された構造である。図8に示
した粉体含有シート状物9は、前記粉体層5が不織布や
グラスウール、ロックウール等の繊維状構造体12内部
に充填され、音響的に透明な表面シート11で閉塞され
た構造を有したものである。
ば、図7および図8に示すような構造を有するものであ
る。図7に示した粉体含有シート状物9は、粒子の振動
により吸音作用を発現する粉体層5が、音響的に透明な
表面シート11により閉塞された構造である。図8に示
した粉体含有シート状物9は、前記粉体層5が不織布や
グラスウール、ロックウール等の繊維状構造体12内部
に充填され、音響的に透明な表面シート11で閉塞され
た構造を有したものである。
【0049】防音パネル構造における粉体層5に積層す
る粉体含有シート状物9部分に用いられる粉体として
は、以下に示すものが挙げられる。すなわち、通常、粒
径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約0. 1g
/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範囲であ
り、音波入射の際に、特定の周波数以上で略一定の吸音
率を有するか或は吸音率の周波数特性においてピークを
有する粉体であるか、或はまた、粒状体からなる粉体と
バネ定数が1×102N/m以下の微小繊維体からなる
粉体との混合、あるいは、微小繊維体を付着させた粉体
が挙げられるものである。
る粉体含有シート状物9部分に用いられる粉体として
は、以下に示すものが挙げられる。すなわち、通常、粒
径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約0. 1g
/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範囲であ
り、音波入射の際に、特定の周波数以上で略一定の吸音
率を有するか或は吸音率の周波数特性においてピークを
有する粉体であるか、或はまた、粒状体からなる粉体と
バネ定数が1×102N/m以下の微小繊維体からなる
粉体との混合、あるいは、微小繊維体を付着させた粉体
が挙げられるものである。
【0050】また、音響的に透明な表面シート11につ
いても、粉体が通過しないような目開きのものであれば
特に限定はされないものである。例えば、通気性のある
ペーパー、織物、不織布シート、ガラスクロス等、ある
いは厚みが概ね50μm以下のポリエステルシート、ポ
リエチレンシート、ビニルシート等の高分子シートやア
ルミフォイル等の金属箔などが挙げられるものである。
これらのシートは用いる粉体の粒径、粉体の充填量によ
って任意に選択されるものである。
いても、粉体が通過しないような目開きのものであれば
特に限定はされないものである。例えば、通気性のある
ペーパー、織物、不織布シート、ガラスクロス等、ある
いは厚みが概ね50μm以下のポリエステルシート、ポ
リエチレンシート、ビニルシート等の高分子シートやア
ルミフォイル等の金属箔などが挙げられるものである。
これらのシートは用いる粉体の粒径、粉体の充填量によ
って任意に選択されるものである。
【0051】また、本発明に示すように二重パネル内部
の音波は粉体による吸音作用よって低減されるものであ
る。防音パネル内部の粉体層5に音波が入射された際
に、粉体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エネル
ギーに変換されてその音が吸収されるのである。粉体層
5の厚みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層5のか
さ密度をρとすると、吸音のピーク周波数frは下記の
(数9)式で表される。
の音波は粉体による吸音作用よって低減されるものであ
る。防音パネル内部の粉体層5に音波が入射された際
に、粉体の共振現象がおこり、音エネルギーが熱エネル
ギーに変換されてその音が吸収されるのである。粉体層
5の厚みをt、粉体層5のヤング率をE、粉体層5のか
さ密度をρとすると、吸音のピーク周波数frは下記の
(数9)式で表される。
【0052】
【数9】
【0053】粉体層5のかさ密度、ヤング率を、低減し
たい騒音の周波数に粉体の吸音のピーク周波数に一致さ
せように粉体を選択すれば、防音パネル内部を伝搬する
音波が低減されるものである。
たい騒音の周波数に粉体の吸音のピーク周波数に一致さ
せように粉体を選択すれば、防音パネル内部を伝搬する
音波が低減されるものである。
【0054】したがって、本発明に示すように、バネ−
マス系の共振系においてマス( 質量) として粉体含有シ
- ト状物9を用いていることで、防音パネル内部におい
て、粉体層と粉体含有シ- ト状物9を積層した吸音機構
も同時に有しているものである。そのため、防音パネル
に音波が入射した際に、表面板に設置した粉体層と粉体
含有シート状物構造によって防音パネルの振動を抑制す
る以外に、粉体層と粉体含有シート状物構造における吸
音作用により、防音パネルの遮音性をさらに向上させる
ことが可能となるものである。
マス系の共振系においてマス( 質量) として粉体含有シ
- ト状物9を用いていることで、防音パネル内部におい
て、粉体層と粉体含有シ- ト状物9を積層した吸音機構
も同時に有しているものである。そのため、防音パネル
に音波が入射した際に、表面板に設置した粉体層と粉体
含有シート状物構造によって防音パネルの振動を抑制す
る以外に、粉体層と粉体含有シート状物構造における吸
音作用により、防音パネルの遮音性をさらに向上させる
ことが可能となるものである。
【0055】したがって、粉体のかさ密度、ヤング率、
粉体層の厚さを制御することにより、500Hz以下の
低周波騒音に対しても吸音・吸振効果のあるように設計
することができる。
粉体層の厚さを制御することにより、500Hz以下の
低周波騒音に対しても吸音・吸振効果のあるように設計
することができる。
【0056】なお、本発明に使われる粉体としては、通
常、粒径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約
0. 1g/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範
囲の粉体が挙げられるものである。
常、粒径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約
0. 1g/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範
囲の粉体が挙げられるものである。
【0057】本発明の防音パネルは、このような構成を
とることにより、粉体の優れた吸音作用により、防音パ
ネル内部を伝搬する低周波域の音波を低減できるもので
ある。さらに、防音パネルから大きく音響放射されるも
ととなる低周波域の防音パネル振動を、粉体とシート状
材料積層構造による動吸振効果で吸収することが可能と
なるものである。したがって、充分な遮音性能が確保さ
れるようになるものである。
とることにより、粉体の優れた吸音作用により、防音パ
ネル内部を伝搬する低周波域の音波を低減できるもので
ある。さらに、防音パネルから大きく音響放射されるも
ととなる低周波域の防音パネル振動を、粉体とシート状
材料積層構造による動吸振効果で吸収することが可能と
なるものである。したがって、充分な遮音性能が確保さ
れるようになるものである。
【0058】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げる。
【0059】(実施例1)実施例1における防音パネル
は図1に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく質量シート6である厚さが
0.5mmの面重量0.5kg/m2 の塩化ビニルシ−
トを設置し、一方の表面板2と塩化ビニルシ−トの間に
粒径200μm、かさ密度が0. 1g/cm3 のカープ
レックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、もう一
方の表面板1の内側表面と質量シート6の間には空隙7
を有している構成となっている。上記の構成により防音
パネル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は280H
z、粉体層5と質量シート6との積層構造による動吸振
効果は440Hzに発現した。
は図1に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく質量シート6である厚さが
0.5mmの面重量0.5kg/m2 の塩化ビニルシ−
トを設置し、一方の表面板2と塩化ビニルシ−トの間に
粒径200μm、かさ密度が0. 1g/cm3 のカープ
レックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、もう一
方の表面板1の内側表面と質量シート6の間には空隙7
を有している構成となっている。上記の構成により防音
パネル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は280H
z、粉体層5と質量シート6との積層構造による動吸振
効果は440Hzに発現した。
【0060】(実施例2)実施例2における防音パネル
は図1に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく質量シート6である厚さが
4.0mmの面重量4.0kg/m2 の塩化ビニルシ−
トを設置し、一方の表面板2と塩化ビニルシ−トの間に
粒径200μm、かさ密度が0. 1g/cm3 のパーラ
イトを充填した厚さ30mmの粉体層5と、もう一方の
表面板1の内側表面と質量シート6の間には空隙7を有
している構成となっている。上記の構成により防音パネ
ル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は420Hz、粉
体層5と質量シート6との積層構造による動吸振効果は
230Hzに発現した。
は図1に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく質量シート6である厚さが
4.0mmの面重量4.0kg/m2 の塩化ビニルシ−
トを設置し、一方の表面板2と塩化ビニルシ−トの間に
粒径200μm、かさ密度が0. 1g/cm3 のパーラ
イトを充填した厚さ30mmの粉体層5と、もう一方の
表面板1の内側表面と質量シート6の間には空隙7を有
している構成となっている。上記の構成により防音パネ
ル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は420Hz、粉
体層5と質量シート6との積層構造による動吸振効果は
230Hzに発現した。
【0061】(実施例3)実施例3における防音パネル
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが3
5mmのウレタンを設置し、一方の表面板2とウレタン
の間に粒径300μm、かさ密度が0. 1g/cm3 の
カープレックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、
もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間には空
隙7を有している構成となっている。ウレタンは密度が
16kg/m3 、ヤング率1. 0×104N/m2 であ
る。上記の構成により防音パネル内部の粉体層5の吸音
ピーク周波数は280Hz、粉体層5と多孔質材8との
積層構造による動吸振効果は420Hzに発現した。
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが3
5mmのウレタンを設置し、一方の表面板2とウレタン
の間に粒径300μm、かさ密度が0. 1g/cm3 の
カープレックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、
もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間には空
隙7を有している構成となっている。ウレタンは密度が
16kg/m3 、ヤング率1. 0×104N/m2 であ
る。上記の構成により防音パネル内部の粉体層5の吸音
ピーク周波数は280Hz、粉体層5と多孔質材8との
積層構造による動吸振効果は420Hzに発現した。
【0062】(実施例4)実施例4における防音パネル
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが2
0mmのロックウールを設置し、一方の表面板2とロッ
クウールの間に粒径150μm、かさ密度が0. 15g
/cm3 のトクシールを充填した厚さ30mmの粉体層
5と、もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間
には空隙7を有している構成となっている。ロックウー
ルは密度が24kg/m3 、ヤング率1. 0×104N
/m2 である。上記の構成により防音パネル内部の粉体
層5の吸音ピーク周波数は230Hz、粉体層5と多孔
質材8との積層構造による動吸振効果は450Hzに発
現した。
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが2
0mmのロックウールを設置し、一方の表面板2とロッ
クウールの間に粒径150μm、かさ密度が0. 15g
/cm3 のトクシールを充填した厚さ30mmの粉体層
5と、もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間
には空隙7を有している構成となっている。ロックウー
ルは密度が24kg/m3 、ヤング率1. 0×104N
/m2 である。上記の構成により防音パネル内部の粉体
層5の吸音ピーク周波数は230Hz、粉体層5と多孔
質材8との積層構造による動吸振効果は450Hzに発
現した。
【0063】(実施例5)実施例5における防音パネル
は図5に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1の間の空間に
表面板に接することなく図7の構造を有する厚み5mm
の粉体含有シ- ト状物9を設置し、一方の表面板2と粉
体含有シート状物9の間に粉体を充填した厚さ30mm
の粉体層5として粒径300μm、かさ密度が0. 1g
/cm3 のカープレックスと、もう一方の表面板1の内
側表面と粉体含有シート状物9の間には空隙7を有して
いる構成となっている。この粉体含有シ- ト状物9は、
図7に示すように、平均粒径150μm のシリカ粉体粒
子を音響的に透明なポリエステルフィルムにより表面を
覆いシート状に成形したものである。上記の構成により
防音パネル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は280
Hz、粉体層5と多孔質材8との積層構造による動吸振
効果は約400Hzに発現した。
は図5に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1の間の空間に
表面板に接することなく図7の構造を有する厚み5mm
の粉体含有シ- ト状物9を設置し、一方の表面板2と粉
体含有シート状物9の間に粉体を充填した厚さ30mm
の粉体層5として粒径300μm、かさ密度が0. 1g
/cm3 のカープレックスと、もう一方の表面板1の内
側表面と粉体含有シート状物9の間には空隙7を有して
いる構成となっている。この粉体含有シ- ト状物9は、
図7に示すように、平均粒径150μm のシリカ粉体粒
子を音響的に透明なポリエステルフィルムにより表面を
覆いシート状に成形したものである。上記の構成により
防音パネル内部の粉体層5の吸音ピーク周波数は280
Hz、粉体層5と多孔質材8との積層構造による動吸振
効果は約400Hzに発現した。
【0064】この実施例1〜5の構成の防音パネルの遮
音性能を調べる実験として、大きさ750mm×750
mm×t75mmの二重パネルの一方の表面板中央を加
振器で500Hz以下のホワイトノイズで加振して、他
方の表面板中央から30cm離れた位置での放射音レベ
ルを測定する実験を行った。二重パネルの内部に粉体と
同じ厚み30mmのグラスウールを入れたケースとの遮
音性能を比較すると、加振力を1N与えた実験では、グ
ラスウールを入れたケースと比較して、実施例1〜5で
は、オールパスで5〜10dB透過損失が向上している
ことを確認することができた。
音性能を調べる実験として、大きさ750mm×750
mm×t75mmの二重パネルの一方の表面板中央を加
振器で500Hz以下のホワイトノイズで加振して、他
方の表面板中央から30cm離れた位置での放射音レベ
ルを測定する実験を行った。二重パネルの内部に粉体と
同じ厚み30mmのグラスウールを入れたケースとの遮
音性能を比較すると、加振力を1N与えた実験では、グ
ラスウールを入れたケースと比較して、実施例1〜5で
は、オールパスで5〜10dB透過損失が向上している
ことを確認することができた。
【0065】
【発明の効果】本発明の防音パネルによると、粉体の優
れた吸音作用により、防音パネル内部を伝搬する低周波
域の音波を低減できるものである。さらに、防音パネル
から大きく音響放射されるもととなる低周波の防音パネ
ルの振動を、粉体とシート状材料積層構造による動吸振
効果で吸収することが可能であるものである。したがっ
て、低周波騒音に対して充分な遮音性を有するだけでな
く、薄型化できるとともに、軽量化するのに適してお
り、非常に実用性が高いものである。
れた吸音作用により、防音パネル内部を伝搬する低周波
域の音波を低減できるものである。さらに、防音パネル
から大きく音響放射されるもととなる低周波の防音パネ
ルの振動を、粉体とシート状材料積層構造による動吸振
効果で吸収することが可能であるものである。したがっ
て、低周波騒音に対して充分な遮音性を有するだけでな
く、薄型化できるとともに、軽量化するのに適してお
り、非常に実用性が高いものである。
【図1】本発明の一実施形態に係る防音パネルにおける
構成および実施例1、2を表した概略図である。
構成および実施例1、2を表した概略図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る防音パネルにおける
構成を模式的に表した概略図である。
構成を模式的に表した概略図である。
【図3】本発明の他の一実施形態に係る防音パネルにお
ける構成および実施例3、4を表した概略図である。
ける構成および実施例3、4を表した概略図である。
【図4】本発明の他の一実施形態に係る防音パネルにお
ける構成を模式的に表した概略図である。
ける構成を模式的に表した概略図である。
【図5】本発明のさらに他の一実施形態に係る防音パネ
ルにおける構成および実施例5を表した概略図である。
ルにおける構成および実施例5を表した概略図である。
【図6】本発明のさらに他の一実施形態に係る防音パネ
ルにおける構成を模式的に表した概略図である。
ルにおける構成を模式的に表した概略図である。
【図7】本発明の防音パネルに用いられる一実施形態に
係る粉体含有シート状物の断面構造を表した概略図であ
る。
係る粉体含有シート状物の断面構造を表した概略図であ
る。
【図8】本発明の防音パネルに用いられる他の一実施形
態に係る粉体含有シート状物の断面構造を表した概略図
である。
態に係る粉体含有シート状物の断面構造を表した概略図
である。
【図9】一従来例に係る防音パネルの概略図である。
【図10】他の一従来例に係る防音パネルの概略図であ
る。
る。
1 表面板 2 表面板 3 枠 5 粉体層 6 質量シート 7 空隙 8 多孔質材 9 粉体含有シート状物 10 質量体 11 表面シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】防音パネル構造における粉体層5に積層す
る粉体含有シート状物9部分に用いられる粉体として
は、以下に示すものが挙げられる。すなわち、通常、粒
径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約0. 1g
/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範囲であ
り、音波入射の際に、特定の周波数以上で略一定の吸音
率を有するか或は吸音率の周波数特性においてピークを
有する粉体であるか、或はまた、粒状体からなる粉体と
バネ定数が1×102 N/m以下の微小繊維体からなる
粉体との混合、あるいは、微小繊維体を付着させた粉体
が挙げられるものである。
る粉体含有シート状物9部分に用いられる粉体として
は、以下に示すものが挙げられる。すなわち、通常、粒
径が0. 1〜1000μm程度、かさ密度が約0. 1g
/cm3 前後から約1. 5g/cm3 前後の範囲であ
り、音波入射の際に、特定の周波数以上で略一定の吸音
率を有するか或は吸音率の周波数特性においてピークを
有する粉体であるか、或はまた、粒状体からなる粉体と
バネ定数が1×102 N/m以下の微小繊維体からなる
粉体との混合、あるいは、微小繊維体を付着させた粉体
が挙げられるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】(実施例3)実施例3における防音パネル
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが3
5mmのウレタンを設置し、一方の表面板2とウレタン
の間に粒径300μm、かさ密度が0. 1g/cm3 の
カープレックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、
もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間には空
隙7を有している構成となっている。ウレタンは密度が
16kg/m3 、ヤング率1. 0×104 N/m2 であ
る。上記の構成により防音パネル内部の粉体層5の吸音
ピーク周波数は280Hz、粉体層5と多孔質材8との
積層構造による動吸振効果は420Hzに発現した。
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが3
5mmのウレタンを設置し、一方の表面板2とウレタン
の間に粒径300μm、かさ密度が0. 1g/cm3 の
カープレックスを充填した厚さ30mmの粉体層5と、
もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間には空
隙7を有している構成となっている。ウレタンは密度が
16kg/m3 、ヤング率1. 0×104 N/m2 であ
る。上記の構成により防音パネル内部の粉体層5の吸音
ピーク周波数は280Hz、粉体層5と多孔質材8との
積層構造による動吸振効果は420Hzに発現した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】(実施例4)実施例4における防音パネル
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが2
0mmのロックウールを設置し、一方の表面板2とロッ
クウールの間に粒径150μm、かさ密度が0. 15g
/cm3 のトクシールを充填した厚さ30mmの粉体層
5と、もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間
には空隙7を有している構成となっている。ロックウー
ルは密度が24kg/m3 、ヤング率1. 0×104 N
/m2 である。上記の構成により防音パネル内部の粉体
層5の吸音ピーク周波数は230Hz、粉体層5と多孔
質材8との積層構造による動吸振効果は450Hzに発
現した。
は図3に示した構造を有する。防音パネルの表面板1、
2として厚さ3mmのラワン合板が設けられており、こ
のラワン材と枠3からなる防音パネルにおいて、75m
mの距離を置いて対向する2枚の表面板1、2の間の空
間に表面板に接することなく多孔質材8である厚さが2
0mmのロックウールを設置し、一方の表面板2とロッ
クウールの間に粒径150μm、かさ密度が0. 15g
/cm3 のトクシールを充填した厚さ30mmの粉体層
5と、もう一方の表面板1の内側表面と多孔質材8の間
には空隙7を有している構成となっている。ロックウー
ルは密度が24kg/m3 、ヤング率1. 0×104 N
/m2 である。上記の構成により防音パネル内部の粉体
層5の吸音ピーク周波数は230Hz、粉体層5と多孔
質材8との積層構造による動吸振効果は450Hzに発
現した。
Claims (4)
- 【請求項1】 対向させた2枚の表面板と、前記2枚の
表面板を連結する枠とから構成される二重の防音パネル
において、対向する2枚の表面板の間の空間で、一方の
表面板の表面に粉体層を設置するとともに、この粉体層
の表面に質量体を積層配設し、もう一方の表面板と質量
体の間の空間に空隙を設けたことを特徴とする防音パネ
ル。 - 【請求項2】 前記質量体が、質量シートであることを
特徴とする請求項1記載の防音パネル。 - 【請求項3】 前記質量体が、多孔質材であることを特
徴とする請求項1記載の防音パネル。 - 【請求項4】 前記質量体が、粉体が振動可能な範囲で
音響的に透明な表面シートで閉塞された粉体含有シート
状物であることを特徴とする請求項1記載の防音パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224062A JPH1061060A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224062A JPH1061060A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 防音パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061060A true JPH1061060A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16807981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8224062A Pending JPH1061060A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 防音パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1061060A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2780081A1 (fr) * | 1998-06-22 | 1999-12-24 | Rockwool Isolation Sa | Element de construction ayant des proprietes acoustiques ameliorees |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP8224062A patent/JPH1061060A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2780081A1 (fr) * | 1998-06-22 | 1999-12-24 | Rockwool Isolation Sa | Element de construction ayant des proprietes acoustiques ameliorees |
| WO1999067474A1 (fr) * | 1998-06-22 | 1999-12-29 | Rockwool Isolation S.A. | Element de construction ayant des proprietes acoustiques ameliorees |
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