JPH1061196A - 建築物上昇工法用の水平計測装置 - Google Patents

建築物上昇工法用の水平計測装置

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JPH1061196A
JPH1061196A JP23730396A JP23730396A JPH1061196A JP H1061196 A JPH1061196 A JP H1061196A JP 23730396 A JP23730396 A JP 23730396A JP 23730396 A JP23730396 A JP 23730396A JP H1061196 A JPH1061196 A JP H1061196A
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roof
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building
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Shuji Takase
州治 高瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根部の先行組み上げ、押し上げ後に外壁材
の組み付けを行う施工方法を、デッカー車を不要にして
行う。 【解決手段】 屋根部押し上げ用のジャッキ装置及び水
平方向位置保持用の水平計測装置とワイヤー緊張装置を
設置し、そのワイヤーを屋根部に弛みの無い状態で取付
け、ジャッキ装置で屋根部Aを押し上げることに伴って
ワイヤーが繰り出される様にして、ジャッキアップ及び
倒壊防止を別々の装置、作用で、且つ複数個所で分担し
て行うことで、個々の装置を小型化する。又、水平計測
装置は屋根部Aに取付けた基準設定ワイヤー161 と検知
板のタッチスイッチ式のものと成して、小型化してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンクリ
ート基礎上で建屋の屋根部を組上げ、この屋根部をジャ
ッキ装置で押し上げた後、コンクリート基礎と屋根部の
間の空間に壁軸組や外壁材などを組み付ける建方工法に
使用され、上昇された屋根部の水平状態を検知する様に
した建築物上昇工法用の水平計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨構造住宅、木造住宅、PCコ
ンクリート住宅、プレハブ住宅などの施工方法として、
構築したコンクリート基礎上に、1階部の床材、外壁
材、2階部の床材、外壁材、天井、屋根などを下方から
順次上方に組み立てるのに際し、デッカー車(トラック
クレーン)で建築資材を吊り上げながら建屋をコンクリ
ート基礎上に組み建てる施工方法が行われていた。
【0003】しかしながら、住宅密集地や進入道路が狭
い場所ではデッカー車を使用した上記工法が行えず、即
ち、建築地の隣接道路の道幅に対してデッカー車は安定
作業のために、台車の側方に設けたアウトリガーを側方
に張り出しながら地上に着地させることにより、道路を
占拠して交通障害を発生したり、道幅の狭い生活道路の
奥方位置への建築時には、生活道路にデッカー車が入れ
ず、デッカー車を使用した上記建方工法を採用出来なか
った。
【0004】又、デッカー車はレンタル使用が一般的で
あり、常置場所と建築現場は通常離間しており、1日の
デッカー車の使用形態としては、常置場所と建築現場の
往復移動が建築現場での使用時以外にも必要であり、レ
ンタル料が高価なデッカー車を効率的に使用出来ず、コ
ストアップの原因となっていたり、デッカー車のオペレ
ーターと建築作業者である大工は別々であるために、オ
ペレーターと大工の日程調整が必要となる欠点を有して
いた。
【0005】又、コンクリート基礎上から順次、上方へ
建築を行う場合には、建築作業場所が順次高所となり、
危険であると共に高所建築作業が嫌われ人手不足に繋が
り、且つ雨天時に作業が出来ない欠点を有していた。
【0006】そこで、コンクリート基礎上で建屋の屋根
部から組み付け、仕上げた部分から建築用ジャッキ装置
で順次ジャッキアップする工法が一部で採用される様に
なってきた。
【0007】しかしながら、かかるジャッキアップ工法
にも弱点があり、例えば、建築用ジャッキ装置が大型且
つ相当な重量を有しているために、デッカー車の進入が
不可能な建築地では、デッカー車で行う建築用ジャッキ
アップ装置の設置が不可能となっていた。
【0008】又、屋根部等のジャッキアップを行う時、
コンクリート基礎と床梁又は小屋梁との間では、ジャッ
キアップ装置だけが介在した状態であるため、強風時そ
の他のアクシデント時に建屋が倒壊する危険性があり、
かかる目的で設置される倒壊防止装置もジャッキアップ
装置と同様に大型な装置となり、或いは倒壊防止作用を
兼備するジャッキアップ装置は非常に大型重厚な装置と
なり、ジャッキアップ工法は全面的な採用には到ってい
ないのが現状である。
【0009】又、屋根部のジャッキアップに際し、屋根
部を完全な水平状態で押し上げねば、屋根部の横ズレが
発生し、床染と小屋染の間に外壁材を鉛直方向に組み付
け出来ず、ジャッキアップ装置の精度、強度を格段に増
加させねばならなかったり、倒壊防止装置を活用すると
すれば、微妙な調整作業を必要とし、本来の倒壊防止の
強大な目的と性質を全く異にする作業が必要で、共用性
を付与することは不可能であった。
【0010】又、ジャッキアップ装置及び倒壊防止装置
は大型であり、且つ、建屋の完成後に建屋の内部に存在
するために、その撤去作業が非常に困難である欠点を有
していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジャッキア
ップ装置及び倒壊防止装置の採用、及びこれらの作用分
担化、小型化、分割化により、屋根部の先行組み上げ、
押し上げ後に外壁材の組み付けを行う施工方法を、デッ
カー車を不要にして大工だけで建築を可能と成し、又安
全に且つ精度保持し、建屋の構築を行うに際し、押し上
げられた屋根部の水平状態を検知し、作用分担化した倒
壊防止作用を活用して建て直しを行う様にした建築物上
昇工法用の水平計測装置を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、ジャッキアップ装置及び倒壊防止装置は大型
な装置で、依然としてデッカー車を必要とする課題、及
び押し上げられた屋根部が非水平状態の時に建て直しを
必要とする課題に鑑み、地面上等に屋根部押し上げ用の
ジャッキ装置、屋根部の水平方向位置保持用のワイヤー
緊張装置及び屋根部の水平状態を検知する水平計測装置
を夫々複数設置する。
【0013】そして、ワイヤー緊張装置のワイヤーを屋
根部にワイヤーが弛みの無い状態で取付け、ジャッキ装
置で屋根部を押し上げると共に、屋根部の上昇に伴って
ワイヤーが繰り出される様にすることによって、ジャッ
キアップ及び倒壊防止を別々の装置、作用で、且つ複数
個所で分担して行うことで、個々のジャッキアップ装置
及び倒壊防止装置を小型化する。
【0014】又、ワイヤー緊張装置による屋根部の水平
方向引張を行っても、水平方向維持が少量でも崩れた時
に、水平計測装置で屋根部の非水平状態を検知してジャ
ッキアップを停止すると共に、一部のワイヤー緊張装置
でワイヤーの繰り出し、収納操作を行って、屋根部を必
要方向に引張して、屋根部の水平状態の復活、建て直し
を行う様にして、上記課題を解決せんとしたものであ
る。
【0015】又、水平計測装置は鉛直方向の基準ワイヤ
ーと検知板の接触で感知して行い、その具体化手段とし
て、屋根部に基準ワイヤーの上端を取付けると共に、コ
ンクリート基礎(基板の支柱)上に検知板を設置し、且
つ屋根部の上下動に応じて基準ワイヤーを繰り出し、収
納し、基準ワイヤーと検知板の接触感知を電気信号化し
て倒壊防止装置におけるワイヤー緊張装置を活用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、本発明に関した建築物上昇工法(建
方工法)に使用する装置は、図1、2、3に示す様に、
天井を含む屋根部Aを垂直方向に押し上げる複数のジャ
ッキ装置1、1a…、上昇される屋根部Aの水平方向の倒
壊を防止する複数の倒壊防止装置2、2a…(ワイヤー緊
張装置4、4a…及び水平計測装置5、5a)、及び屋根部
Aの均等上昇を検出し、複数のジャッキ装置1、1a…の
作動を制御する複数の高さ検出装置3、3a…(又は第2
高さ検出装置6)で構成している。
【0017】尚、本願明細書では建築物上昇工法とし
て、建方工法について詳細に説明しているが、屋根部A
以外の適用例としては、大型、長大、例えば橋桁等の建
築物等にも適用し、即ち、建築物の完成品、部分品を上
昇させ、上昇させた建築物を下方から、或いは上昇位置
の水平方向から支持した後、ジャッキ装置1、1a…、倒
壊防止装置2、2a…及び高さ検出装置3、3a…を撤去す
るものに適用され、又ジャッキ装置1、1a…、高さ検出
装置3、3a…(又は第2高さ検出装置6)、ワイヤー緊
張装置4、4a…の具体的構成は適宜変更する。
【0018】そして、上記ジャッキ装置1、1a…、倒壊
防止装置2、2a…及び高さ検出装置3、3a…を使用した
建方工法の概略においては、図2に示す様に、地面GL
上に構築したコンクリート基礎Bの突出基礎C上で建屋
Dの屋根部Aを先行して組上げ、地面GL上又はコンク
リート基礎B上に設置した夫々複数のジャッキ装置1、
1a…、倒壊防止装置2、2a…及び高さ検出装置3、3a…
の上端、先端等を屋根部Aの所定個所に装着している。
【0019】そして、図3に示す様に、ジャッキ装置
1、1a…で屋根部Aの複数個所を下方から支承して、総
スパンTSPの高さ分を垂直上方方向に押し上げ、倒壊
防止装置2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a…及び水平
計測装置5、5aで屋根部Aの水平状態を検知すると共
に、屋根部Aを水平状態に保持し、又高さ検出装置3、
3a…で屋根部Aの複数個所の押し上げ高さを検出してい
る。
【0020】そして、ジャッキ装置1、1a…、倒壊防止
装置2、2a…及び高さ検出装置3、3a…の協働で屋根部
Aを略均等に、水平状態を保持して上昇させ、水平位置
が一致する下方のコンクリート基礎Bの突出基礎Cと上
方の屋根部Aの間に、柱を含む外壁材Eを組み付けて施
工する。
【0021】又、上記倒壊防止装置2、2a…はワイヤー
緊張装置4、4a…と水平計測装置5、5aで構成し、その
設置数は同一又は非同一で良く、ワイヤー緊張装置4、
4a…と水平計測装置5、5aの作用は、後述する様に、屋
根部Aの水平状態の確認のために水平計測装置5、5aを
使用し、屋根部Aの上昇時に、その水平状態を維持する
ためにワイヤー緊張装置4、4a…を使用し、又屋根部A
の上昇中、上昇後に、その水平度が所定量変動した時
に、屋根部Aの水平状態を復活するためにもワイヤー緊
張装置4、4a…を使用する。
【0022】尚、図2、3に示す様に、突出基礎Cと屋
根部Aの間には地組台Fを設置しているが、かかる地組
台Fは特に必要でなく、又屋根部Aは外壁材Eを介して
突出基礎Cの上方に構築する実施例を示しているが、コ
ンクリート基礎B上に外壁材Eを介して屋根部Aを設置
しても勿論良い。
【0023】又、地面GL上に構築するコンクリート基
礎B及び突出基礎Cとしては、例えば、べた基礎(総基
礎)、布基礎、独立基礎、捨てコンクリート等を含み、
一部は地面GL中に、地面GL上で平面的に、或いは地
面GL上で上方突出状と成している。
【0024】又、ジャッキ装置1、1a…、倒壊防止装置
2、2a…及び高さ検出装置3、3a…の設置場所として
は、地面GL上であったり、コンクリート基礎B上、即
ち、べた基礎のスラブ上であり、又地組台Fの設置場所
としては、梁(壁状のものを含む)、布石、これらの上
部に設けた土台、地面GLから若干上方突出させた柱で
あるが、コンクリート基礎B上に直接設置しても良い。
【0025】又、コンクリート基礎B及び突出基礎C又
は屋根部Aに対するジャッキ装置1、1a…、倒壊防止装
置2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a…及び高さ検出装
置3、3a…の設置場所としては、図1に示す様に、1部
屋の屋根部Aに対して4偶4個所、8個所を夫々設置し
ている。
【0026】そして、通常、建屋Dは複数の部屋を有す
るので、図4に示す様に、部屋数に対応してジャッキ装
置1、1a…、倒壊防止装置2、2a…のワイヤー緊張装置
4、4a…及び高さ検出装置3、3a…(図示せず)の総数
も増加させるが、倒壊防止装置2、2a…の水平計測装置
5、5aは屋根部Aに接続し、又水平計測装置5、5aの設
置個数は基本的に2基と成している。
【0027】尚、図面上では、水平計測装置5、5aの図
示を良好とするために、水平計測装置5、5aは屋根部A
の外側に設置しているが、風の影響を考慮すると、屋根
部Aの内側に設置することが好ましい。
【0028】又、ジャッキ装置1、1a…の上下端の設
置、固定例としては、下方のコンクリート基礎B及び突
出基礎Cに関しては、例えば45度傾斜させて固定され
た火打土台(図示せず)を活用したり、上方の屋根部A
に関しては、図2、3、5等に示す様に、下方の火打土
台と同様状態に固定された上方の火打梁Hを活用する。
【0029】以下、本発明に関した建築物上昇工法(建
方工法)に使用する機材について順次説明すると、図
5、6、7の全体図に示す様に、屋根部Aを複数個所で
支承して垂直上方方向に押し上げるジャッキ装置1、1a
…にあっては、モーターベース10上に作動部11の運転で
上下駆動されるジャッキテーブル12を、火打土台(火打
梁H)の方向(以下、内側方向又は内方側と称する)に
向けて上下動自在に設置すると共に、モーターベース10
上に主柱13、13a …を介してガイド固定テーブル14を上
方に水平設置している。
【0030】上記モーターベース10にあっては、地面G
L又はコンクリート基礎Bに高さ調整自在なロータリー
アジャスター16、16a …を介して、モーターベース10は
接地されると共に、アンカー20で固定されている。
【0031】そして、モーターベース10上に後方のベー
ス板19を固定すると共に、該ベース板19上にジャッキテ
ーブル12用の作動部11の駆動源11a を設置し、又モータ
ーベース10に固定した第2ベース板19a 上に作動部11に
おける軸駆動部11b を設置し、又第2ベース板19a の4
角部に脚柱22、22a …を設けて第2ベース板19a の上方
に第3ベース板19b を平行に設置している。
【0032】又、モーターベース10上に立設した2本の
主柱13、13a …奥方にジャッキテーブル12用の中空角柱
状の一対のガイドレール21、21a を上下方向に夫々固設
している。
【0033】そして、ジャッキテーブル12の作動部11を
構成する駆動源11a 及び軸駆動部11b はベース板19及び
第2ベース板19a 上に離れて夫々設置され、即ち、図7
に示す様に、ベース板19上に設置したスライドベース板
19c 上に、正逆回転するギヤードモートルの主モーター
24を連結したウォーム減速機23を載置固定し、該ウォー
ム減速機23の出力軸に伝導プーリー23b を取付けてい
る。
【0034】又、第2ベース板19a 上に設置した軸受25
に送りネジ27の下端を回転自在に支承し、その若干上方
位置に伝導プーリー23c をキーで固定し、駆動源11a の
伝導プーリー23b と軸駆動部11b の伝導プーリー23c を
無端状のベルト26で連結して、ジャッキテーブル12を上
下動させる送りネジ27を上下方向に回転自在に設置して
いる。
【0035】尚、駆動源11a を設置したスライドベース
板19c 上でスライド調整させる構成にあっては、図7に
示す様に、送りネジ軸29を回転自在に取付け、又スライ
ドベース板19c に立設固定した調整板19d に送りネジ軸
29の先端を螺入し、送りネジ軸29の後端に設けた操作ハ
ンドル29a で、送りネジ軸29を回転させてスライドベー
ス板19c をスライドさせ、駆動源11a と軸駆動部11b 間
に設けたベルト26の張り具合を調整している。
【0036】又、図6に示す様に、主柱13、13a …の上
端に固定したガイド固定テーブル14の上部に天井ベース
板32を跨設し、又図12に示す様に、一対のガイドレー
ル21、21a の上端に送りネジ27用の第2天井板32a を跨
設し、該第2天井板32a の中央部に貫設した貫通孔(図
示せず)に、作動部11で駆動されジャッキテーブル12を
上下動させる送りネジ27の上端を挿通突出させ、第2天
井板32a 上に設けた軸受34で送りネジ27の上端を回転自
在に支持している。
【0037】又、図12に示す様に、送りネジ27の上端
にプーリー131 を取付けると共に、第2天井板32a の他
側に軸受132 で回転自在に設置された検出軸133 にもプ
ーリー134 を設け、該プーリー134 を送りネジ27のプー
リー131 とベルト135 で連結し、送りネジ27の回転と同
期して検出軸133 を回転させる様に成している。
【0038】更に、検出軸133 を第2天井板32a の下面
側に突出させてエンコーダ136 に接続し、かかる構成と
することにより、送りネジ27の回転数を計測し、即ち、
ジャッキテーブル12の上昇量を計測し、かかる構成のも
のを第2高さ検出装置6と成している。
【0039】次に、モーターベース10その他の部材で支
持されたガイドレール21、21a 及び送りネジ27により上
下動するジャッキテーブル12について説明すると、図
5、6、7の全体図、及び図11の部分図に示す様に、
ジャッキテーブル12にあっては、鉛直方向のガイド板41
に対して、その内外方両側に水平方向の第1、2テーブ
ル42、43を夫々取付けている。
【0040】そして、図5、6に示す様に、ガイド板41
と上下方向のガイドレール21、21aの間で、適宜個所
で、ガイドレール21、21a に接触させた回転自在なガイ
ドローラー40、40a …を設置して、ガイドレール21、21
a に沿ってジャッキテーブル12を上下動自在に支持して
いる。
【0041】又、図11に示す様に、ジャッキテーブル
12の内方側の第1テーブル42の所定個所に送りナット49
を設けて送りネジ27と螺合させ、送りネジ27の回転によ
り、送りナット49を介してジャッキテーブル12が上下動
する様に成している。
【0042】図11に示す様に、上記の様に送りネジ27
の回転で上下動するジャッキテーブル12とモーターベー
ス10、天井ベース板32の間において、送りネジ27の周囲
に伸縮自在なジャバラ状の保護部材50、50a を設置して
いる(一部は図示せず)。
【0043】又、図11及び図10(b)、(c)に示
す様に、第2テーブル43上の所定個所(図面上では3個
所)に、中央に嵌合部53を形成したリング状の高さH1
の台座54、54a …を上方突出状態で設けると共に、該台
座54、54a …の上端線内周側を内側方向への傾斜面55を
形成し、台座54、54a …内に、後述する押し上げ支柱60
の下端を載置自在と成している。
【0044】次に、ジャッキテーブル12上に載置され、
上端に屋根部Aを固定し、ジャッキテーブル12の上昇に
応じて屋根部Aを押し上げ上昇する押し上げ支柱60につ
いて説明すると、図3に示す様に、押し上げ支柱60は、
屋根部Aの全体上昇量(総スパンTSP)を分割した分
割上昇量(スパンSP)に相当する複数の平面三角形状
の分割支柱61、61a …を、その最下端側から上方向に押
し上げる様にして、地上側で順次積み上げるものと成し
ている。
【0045】図5、6、7に示す様に、上記分割支柱6
1、61a …の上下方向には3本の夫々円筒状の支持柱6
2、62a …を設定すると共に、該支持柱62、62a …間に
位置保持バー68、68a …を上下適宜間隔で水平に取付け
ている。
【0046】又、図10に示す様に、夫々の円筒状の支
持柱62、62a …の下端部を、ジャッキテーブル12におけ
る台座54、54a …内の嵌合部53に嵌入自在と成す嵌合部
64、64a …と成している。
【0047】又、図5、6、7に示す様に、最上方に位
置される分割支柱61z にあっては、支持柱62、62a …の
上端に載置ベース65を設けると共に、送りナット65a を
取付け、該送りナット65a に下方から受承ネジ65b を調
整自在に螺入すると共に、受承ネジ65b の上端を載置ベ
ース65から突出させ、又最上方のものを除く分割支柱6
1、61a …にあっては、図10に示す様に、支持柱62、6
2a …の上端に嵌合突部66、66a …を設けている。
【0048】又、支持柱62、62a …の下端部に設定した
嵌合部64、64a …は、ジャッキテーブル12における台座
54、54a …内に嵌入自在であると共に、支持柱62、62a
…の上端に設けた嵌合突部66、66a …にも勿論、外嵌自
在と成しており、上下に位置する分割支柱61、61a …の
支持柱62、62a …相互を上下方向に連結自在と成してい
る。
【0049】又、図5、6、7に示す様に、分割支柱6
1、61a …の下端はジャッキテーブル12上に載置される
と共に、支持柱62、62a …上端に設けた載置ベース65上
に設けた受承ネジ65b は屋根部Aに設けたブラケット70
と着脱自在と成し、屋根部Aの火打梁Hを下方から支持
している。
【0050】又、図13、14に示す様に、ガイド固定
テーブル14上で、分割支柱61、61a…が挿通配置される
方向に、分割支柱61、61a …の支持柱62、62a …の外周
面に適合する案内面を有する案内ローラー82、82a …を
回動自在に取付けて、上下動する分割支柱61、61a …の
姿勢を保持している。
【0051】又、案内部80、80a …の側方にはストッパ
ー83、83a …を設けており、該ストッパー83、83a …は
揺動自在に設け、ストッパー83、83a …の先端上面に設
けた受座87、87a …で分割支柱61、61a …の位置保持バ
ー68、68a …を受承する様に成している。
【0052】尚、ガイド固定テーブル14とストッパー腕
86、86a …の間において、ストッパー83、83a …を下方
に引張するスプリング88を介在させて、ストッパー腕8
6、86a …を下方に付勢している。
【0053】かかる構成とすることにより、図8
(ロ)、(ニ)、図10(b)に示す様に、分割支柱6
1、61a …の上昇(総ストロークTS)に応じて、スト
ッパー腕86、86a …は分割支柱61、61a …の固定棒63、
63a …又は位置保持バー68、68a …で押し上げられて上
昇揺動し、位置保持バー68、68a …等の通過により、ス
プリング88の作用でストッパー腕86、86a …は降下して
原位置の水平状態に復帰する。
【0054】そして、分割支柱61、61a …の固定ストロ
ークKS分の降下時には、水平位置に復帰したストッパ
ー腕86、86a …で分割支柱61、61a …の位置保持バー6
8、68a …を受承し、分割支柱61、61a …の上昇(スト
ロークS)が完了する様に成している。
【0055】次に、屋根部Aを複数個所で位置保持し、
本発明に係る水平計測装置5、5aと一部で関連作動する
倒壊防止装置2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a…につ
いて説明すると、図15、16に示す様に、ワイヤー緊
張装置4、4a…はベース板100 上にワイヤー巻取部101
、制御BOX102 及びテンション付与部103 を夫々設
置して構成している。
【0056】そして、図22、23に示す様に、一方の
ワイヤー緊張装置4のワイヤー巻取部101 (ウインチ)
のドラム104 に巻き付けられたワイヤー105 の中間部
を、他方の対向するワイヤー緊張装置4aのテンション付
与部103 のローラー106 に掛け渡し、更にワイヤー105
の先端を屋根部Aの所定個所に固定している。
【0057】又、図15、16に示す様に、ワイヤー緊
張装置4、4a…におけるワイヤー巻取部101 にあって
は、ベース板100 上に正逆回転自在なモーター107 を配
置し、該モーター107 の回転軸107aに対して、電磁式の
ブレーキ108 及びギヤー式の減速機109 を夫々接続し、
更に減速機109 の出力側に回転自在なドラム104 を接続
している。
【0058】又、図15、16の全体図及び図17、1
8、19に示す様に、ワイヤー緊張装置4、4a…におけ
るテンション付与部103 にあっては、円筒状の調整箱11
3 内に作動体114 を調整箱113 の軸方向にスライド自在
に収納すると共に、作動体114 の作動軸114aの先端を先
端板112aから突出させている。
【0059】又、調整箱113 内における作動体114 の基
端側に大径のピストン114bを固定すると共に、該ピスト
ン114bと先端板112aの間で作動体114 (作動軸114a)に
スプリング115 を巻装して、作動体114 を基端板112 の
方向(基端側)へ付勢している。
【0060】又、調整箱113 から突出させた作動軸114a
の先端側に、平行な一対の支持板116 、116aを設けると
共に、該支持板116 、116aの間に、ワイヤー105 を掛け
るローラー106 を枢軸116bで回転自在に設置し、更にロ
ーラー106 の外周基端側に案内板117 、117aを配置して
いる。
【0061】又、図17、18の正面図、平面図及び図
19、20、21の断面図に示す様に、調整箱113 の所
定位置(基端側外周)に対して、一対の近接センサー11
8 、118aを設置し、一方のワイヤー緊張装置2の近接セ
ンサー118 、118aを対向配置した他方のワイヤー緊張装
置4aの制御BOX102 に接続し、ワイヤー緊張装置4、
4a…におけるモーター107 は制御BOX102 からの信号
で正逆回転自在と成している。
【0062】尚、ワイヤー緊張装置4、4a…のワイヤー
巻取部101 に設置したモーター107の作動は、テンショ
ン付与部103 又は全体の装置からの信号の他、後述する
水平計測装置5、5aからの信号で水平状態を復活するた
めにも作動する。
【0063】従って、ワイヤー緊張装置4、4a…におけ
るワイヤー巻取部101 のモーター107 を正回転させる
と、減速機109 で減速されてドラム104 が正回転し、適
宜長さのワイヤー105 を送り出し、テンション付与部10
3 及び制御BOX102 の信号でモーター107 を停止させ
ると共に、ブレーキ108 を作動させて、ドラム104 の回
転及びワイヤー105 の繰り出しを停止する。
【0064】又、図22、23に示し、後述する様に、
基端がワイヤー巻取部101 のドラム104 に巻き付けられ
ると共に、中間部がテンション付与部103 のローラー10
6 に掛けられたワイヤー105 の先端が屋根部Aの上昇で
引張された時に、ドラム104に送り出し方向である正回
転の外力が作用するが、ブレーキ108 の作用でドラム10
4 が回転不能であると共に、後述するテンション付与部
103 の作用でワイヤー105 は引張された状態のままで、
ワイヤー105 のドラム104 からの繰り出しは不可能と成
っている。
【0065】そして、図23(イ)に示す様に、ドラム
104 からの繰り出しが不可能なワイヤー105 に対する引
張作用に対して、ワイヤー105 の中間部を折曲状態でテ
ンション付与部103 のローラー106 に掛けていることに
より、図23(ロ)の矢印で示す様に、ワイヤー105 の
軸線方向の直交方向に対して、応力が発生し、即ち、テ
ンション付与部103 の先端方向に外力が作用する。
【0066】すると、テンション付与部103 のローラー
106 に対する外力は、図19、20に示す様に、調整箱
113 内のスプリング115 を圧縮して作動体114 を先端方
向に引っ張り出し、所定量進行した時に、近接センサー
118aが前進する作動体114 のピストン114bを検知してワ
イヤー105 の繰り出しの必要性を検知する。
【0067】そこで、図23(ハ)に示す様に、ワイヤ
ー巻取部101 におけるモーター107を正回転しワイヤー1
05 を繰り出すと、テンション付与部103 におけるスプ
リング115 の抗力で作動体114 は後退し、図19に示す
様に、近接センサー118 が後退するピストン114bを検知
し、ワイヤー105 の繰り出し完了を検知しモーター107
を停止させる。
【0068】尚、図示しないワイヤー105 の先端と屋根
部Aの間にワイヤー緊張装置4、4a…を取付けたものに
あっては、屋根部Aの上昇によるワイヤー引張力は作動
体114 の軸線方向に直接作用し、その後の作用はワイヤ
ー105 の中間部に取付けたものと同様である。
【0069】次に、屋根部Aの水平状態を確認する倒壊
防止装置2、2a…の水平計測装置5、5aについて説明す
ると、図28に示す様に、地面GLにアンカー141 、14
1aでベース板140 を水平状態で固定設置し、ベース板14
0 の一側部に四角パイプの支柱142 を鉛直上方方向に固
定すると共に、該支柱142 の上端に絶縁体143 を介して
(図32参照)、一側方突出状態で検知板144 を取付
け、該検知板144 とベース板140 の間に基準計測空間14
5 を設定している。
【0070】又、図28、29に示す様に、検知板144
の上方部における屋根部A(又は屋根部Aから延設した
治具、取付板等)の下面に取付けた基板146 に、支持板
147、枢軸148 を介してワイヤーローラー149 を回転自
在に設置している。
【0071】又、基板146 から適宜間隔離れた屋根部A
の下面に基板150 を取付け、該基板150 に軸受151 、15
1a、枢軸152 を介してワイヤー長さ調節機構153 のドラ
ム154 を回転自在に設置し、又ベース板140 上の他側方
で、ワイヤー長さ調節機構153 の下方に固定具155 を設
置している。
【0072】又、上記のワイヤー長さ調節機構153 にお
けるドラム154 は同軸で同一方向に連動回転する一対の
ドラム体156 、157 を有すると共に、該ドラム体156 、
157の夫々には円周方向に連続周回させた同径のドラム
溝158 、159 を夫々形成している。
【0073】そして、ベース板140 上の固定具155 と屋
根部Aの一方のドラム体156 間に調節ワイヤー160 を設
置すると共に、固定具155 及びドラム体156 に調節ワイ
ヤー160 を固定及び巻装して張設し、又他方のドラム体
157 に鉛直方向設定用の基準設定ワイヤー161 の基端を
巻装し、該基準設定ワイヤー161 の中間部を上方部のワ
イヤーローラー149 に巻回し、又基準設定ワイヤー161
の先端を、基準計測空間145 の方向に配置している。
【0074】尚、一対のドラム体156 、157 に巻装する
調節ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー161 は、ドラム
溝158 、159 にのみ巻装し、即ち、ドラム体156 、157
に一重巻きと成しているが、調節ワイヤー160 及び基準
設定ワイヤー161 の繰り出し量が同一となればこれに限
らない。
【0075】又、図28、30に示す様に、検知板144
の先端部に検知孔162 を開口し、該検知孔162 内に基準
設定ワイヤー161 を挿通させて、円形の検知孔162 で全
方位の横ズレを検知可能と成し、且つ基準計測空間145
に到達させた基準設定ワイヤー161 の下端に重量を有し
た円錐状の設定分銅164 を設け、該設定分銅164 に対し
て、下方側から対向するベース板140 上で検知板144 の
検知孔162 の直下位置に円錐状の基準分銅163 を固定
し、上下対向の一対の基準分銅163 と設定分銅164 の一
致により、検知板144 の検知孔162 内を挿通させた基準
設定ワイヤー161を鉛直方向に設定(確認)している。
【0076】そして、基板146 に取付けたワイヤーロー
ラー149 及び検知板144 に設けた検知孔162 (基準設定
ワイヤー161 の設定分銅164 )、基準分銅163 の水平方
向位置は同一と成し、更に固定具155 とドラム体156 に
巻装した調節ワイヤー160 も同様状態と成し、各種部材
で保持された調節ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー16
1 を鉛直方向に張設している。
【0077】又、図30に示す様に、ワイヤー長さ調節
機構153 における枢軸152 に対して、ブレーキ165 を設
置しており、基板150 上に若干揺動自在な一対の制動板
166、166aを、枢軸152 を中心に配置して、対向状態で
設置すると共に、制動板166、166aの上端にスプリング1
66bを設けて、対向一対の制動板166 、166aで枢軸152
を挟み、その回転を制御している。
【0078】又、図29に示す様に、枢軸152 の先端に
ウインチ操作棒166cを取付けており、又固定具155 に対
する調節ワイヤー160 の取付けは取付位置調整自在なピ
ン差込方式と成し、更に基準設定ワイヤー161 に対する
設定分銅164 の取付位置は調整自在と成している。
【0079】又、図28、31に示す様に、ベース板14
0 上にワイヤー緊張装置4、4a…の制御BOX102 に接
続した水平計測装置5、5aの制御BOX167 を設置し、
該制御BOX167 の入力端子168 、168aに接続した配線
169 、169aを、固定具155 が設置されたベース板140 及
び検知板144 に夫々接続して制御回路170 を構成してい
る。
【0080】上記制御回路170 (タッチスイッチ)の構
成及び作用としては、入力端子168、168aをスイッチン
グ回路171 に接続し、基準設定ワイヤー161 と検知板14
4 の接触により配線169 、169a及び入力端子168 、168a
を介してスイッチング回路171 に電流が流れた時に、ブ
ザー172 を鳴動させたり、ジャッキ装置1、1a…への停
止信号又はワイヤー緊張装置4、4a…の作動信号を出力
させる様に成している。
【0081】そして、水平計測装置5、5aの操作として
は、先ず、図示しない水準器を使用して、ベース板140
を地面GLで水平状態で固定し、次にウインチ操作棒16
6cを操作してドラム154 のドラム体156 、157 に調節ワ
イヤー160 及び基準設定ワイヤー161 を巻き取る。
【0082】そして、屋根部Aの降下状態において、一
対の基準分銅163 と設定分銅164 を非接触近接状態と成
る様に、固定具155 に調節ワイヤー160 の下端を取付け
ると共に、基準設定ワイヤー161 に対する設定分銅164
の取付位置を設定し、基準分銅163 と設定分銅164 を対
向一致状態と成し、設定分銅164 の重量で基準設定ワイ
ヤー161 を鉛直方向に調整張設する。
【0083】そして、鉛直方向に張設された基準設定ワ
イヤー161 と検知板144 において、基準設定ワイヤー16
1 を取付けた屋根部Aが上昇した時に、その水平状態が
維持されず、横ズレした時に、検知板144 の検知孔162
に挿通した基準設定ワイヤー161 は検知板144 と接触
し、制御BOX167 に対して電流が流れた時に制御回路
170 が作動して、その他の装置に信号を送出する。
【0084】尚、かかる屋根部Aの水平状態が崩れた時
には、検知板144 に基準設定ワイヤー161 が接触すると
共に、基準分銅163 と設定分銅164 の対向状態も同時に
崩れ、屋根部Aの横ズレ方向を確認することが出来る。
【0085】又、上下動する屋根部Aに基準設定ワイヤ
ー161 及び調節ワイヤー160 をワイヤー長さ調節機構15
3 を介して取付けたことにより、屋根部Aの上昇時に調
節ワイヤー160 の下端は固定具155 に取付けられている
ために、ワイヤー長さ調節機構153 におけるドラム154
(ドラム体156 、157 )も回転し、基準設定ワイヤー16
1 の先端に重い設定分銅164 が取付けられているため
に、一方のドラム体156からの調節ワイヤー160 の繰り
出し量と同一量の基準設定ワイヤー161 が他方のドラム
体157 から繰り出され、基準分銅163 と設定分銅164 の
近接対向状態は維持される。
【0086】尚、図33に示す様に、ベース板140 の下
面に複数のロータリーアジャスター173 、173aを取付け
て、地面GL上で水平状態を調整自在と成る様にベース
板140 を設置すれば更に良い。
【0087】次に、高さ検出装置3、3a…について説明
すると、図24、25に示す様に、121 はベース板120
上に設置したワイヤー収納体であり、該ワイヤー収納体
121 内にセンサーワイヤー122 を巻き取るドラム123 を
回転自在に内蔵すると共に、該ドラム123 にセンサーワ
イヤー122 を巻き取る方向の回転力を付与すると共に、
ワイヤー収納体121 内にセンサーワイヤー122 の引き出
し量を検出するエンコーダ124 を内蔵している。
【0088】又、図24、25、27に示す様に、ベー
ス板120 上に設置した保持板125 に案内ローラー126 を
回転自在に取付け、ワイヤー収納体121 内から引き出さ
れるセンサーワイヤー122 の先端を、案内ローラー126
を介して折曲し、上方に指向させて屋根部Aの適宜個所
に取付けると共に、ジャッキ装置1、1a…の近傍に高さ
検出装置3、3a…を設置している。
【0089】尚、ワイヤー収納体121 と案内ローラー12
6 の間には、センサーワイヤー122の巻取調整部材127
を設置しており、その詳細としては、図26に示す様
に、保持板125 と平行で、保持板125 との間にセンサー
ワイヤー122 を挿通配置する位置に第2保持板128 を設
け、該第2保持板128 に固定したナット129 にネジ部を
有して進退自在と成した固定部材130 を保持板125 の対
向位置に取付け、保持板125 と固定部材130 でセンサー
ワイヤー122 の中間を挾持自在と成している。
【0090】尚、ジャッキ装置1、1a…、倒壊防止装置
2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a…と水平計測装置
5、5a、及び高さ検出装置3、3a…において、夫々の作
動、作用は連繋させ、図示した制御BOX、検出機構以
外に全体の制御装置で、全体を管理する様に成してい
る。
【0091】次に本発明に係る建築物上昇工法(建方工
法)について説明すると、先ず、図8(イ)に示す様
に、ジャッキ装置1、1a…において、ジャッキテーブル
12を最下端位置と成し、ジャッキテーブル12上の台座5
4、54a …上に押し上げ支柱60における最上位の分割支
柱61z を配置する。
【0092】又、倒壊防止装置2、2a…のワイヤー緊張
装置4、4a…において、図2に示す様に、モーター107
を正回転させてワイヤー105 を繰り出して、その先端を
押し上げ支柱60に固定し、その後モーター107 を逆回転
させてワイヤー105 の自重で垂れ下がらない、即ち、弛
みのない状態で直線状と成したワイヤー105 を傾斜状に
張る。
【0093】又、倒壊防止装置2、2a…の水平計測装置
5、5aにおいて、図28に示す様に、検知板144 の検知
孔162 内に挿通した調節ワイヤー160 の上端をワイヤー
長さ調節機構153 と共に屋根部Aに取付けて、屋根部A
の水平状態の確認準備を行う。
【0094】又、高さ検出装置3、3a…において、図2
に示す様に、センサーワイヤー122を引き出して、その
先端を屋根部Aの適宜位置に取付け、ジャッキ装置1、
1a…、倒壊防止装置2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a
…、水平計測装置5、5a及び高さ検出装置3、3a…(又
は第2高さ検出装置6)の制御を連動状態に設定する。
【0095】そして、全てのジャッキ装置1、1a…にお
ける主モーター24を始動させると、ウォーム減速機23を
介して送りネジ27は減速定速回転し、該送りネジ27にジ
ャッキテーブル12の送りナット49が噛合されているた
め、ジャッキテーブル12は定速で上昇し、最上位の分割
支柱61z は押し上げられ、該分割支柱61z 上の受承ネジ
65b は屋根部A下面のブラケット70を介して屋根部Aは
若干量定速上昇する。
【0096】屋根部Aの定速上昇中において、図34に
示す様に、分割支柱61z の固定棒63、63a …及び位置保
持バー68、68a …の上昇による接触により、ストッパー
腕86、86a …は上昇揺動し、固定棒63、63a …及び位置
保持バー68、68a …の上昇通過後にストッパー腕86、86
a …は下方揺動し、位置保持バー68、68a …の通過後
に、図8(ロ)及び図10(a)に示す総ストロークT
Sの最上昇位置でジャッキテーブル12の上昇を停止す
る。
【0097】逆に、図8(ロ)から(ハ)及び図10
(a)から(b)に示す固定ストロークKSの所定量だ
けジャッキテーブル12を降下させると、ストッパー腕8
6、86a…は原水平位置に復帰(図14参照)しているた
めに、該ストッパー腕86、86a…で押し上げ支柱60を図
8(ハ)及び図10(b)の位置で保持する(図14参
照)。
【0098】押し上げ支柱60の降下停止後も引き続い
て、図8(ハ)及び図10(b)に示す様に、ジャッキ
テーブル12を降下させて、初期の最下端位置まで降下さ
せ、ジャッキテーブル12を停止して最上位の分割支柱61
z の上昇設置を終了する。
【0099】尚、ジャッキテーブル12の上下動における
総ストロークTSは分割支柱61のストロークSと固定ス
トロークKSを合計したもの、又ストロークSは分割支
柱61のスパンSP、台座54、54a …の高さH1、嵌合突
部66、66a …の高さH2及び余裕αの間隔を合計したも
のである。
【0100】そして、最初の分割支柱61を配置し、上述
の作業と同様に、ジャッキ装置1、1a…における主モー
ター24の作動により、ジャッキテーブル12を上昇させ
て、図10(d)に示す様に、下方の分割支柱61は上方
の分割支柱61z に連結し、即ち、分割支柱61の嵌合部6
4、64a …に分割支柱61z の嵌合突部66、66a …が嵌合
して連結する。
【0101】以下、上記と同様に、ジャッキテーブル12
の上下動等により、第2、3…スパン用の分割支柱61、
61a …を設置、上昇させ、図3に示す様に、必要な上昇
量(総スパンTSP)だけ屋根部Aを上昇させた時に、
外壁材Eを突出基礎Cと屋根部Aの間に取付ける。
【0102】又、2階建以上の建屋Dにあっては、突出
基礎Cに設置した外壁材Eに対して、1階の外壁材Eと
略同様手順でハウスアップ作業を行う。
【0103】一方、ジャッキ装置1、1a…による屋根部
Aの持ち上げに際して、倒壊防止装置2、2a…のワイヤ
ー緊張装置4、4a…及び水平計測装置5、5aは次の様な
作用を発生し、持ち上げ上昇される屋根部Aの水平方向
の倒壊防止を行う。
【0104】即ち、地面GL上に設置したワイヤー緊張
装置4、4a…の多数のワイヤー105の先端を屋根部Aに
固定し、一部の瞬間的に緊張状態設定中のものを除い
て、図23(イ)に示す様に、ワイヤー105 を弛みの無
い状態の直線状、傾斜状に張設すると共に、屋根部Aは
少量ずつ定速度で上昇し、非回転状態のドラム104 に巻
き付けられ繰り出し不能状態で、且つテンション付与部
103 でテンションを付与されたワイヤー105 により、屋
根部Aは複数の水平方向に引張され、屋根部Aは倒壊を
阻止される。
【0105】そして、図23(ロ)に示す様に、屋根部
Aの上昇により、弛みの無い状態のワイヤー105 に引張
作用が継続して作用することにより、ワイヤー105 の中
間部はテンション付与部103 におけるローラー106 で折
曲状態と成っていると共に、スプリング115 で引張され
ていて、屋根部Aの上昇によりローラー106 が前進し、
屋根部Aに対する引張作用は継続維持される。
【0106】上記スプリング115 の作用によるワイヤー
105 の引張り状態において、複数のワイヤー緊張装置
4、4a…を順次作動させ、即ち、ワイヤー緊張装置4、
4a…のモーター107 を正回転させて、ワイヤー105 の最
大引張り状態(作動体114 の前進状態)を解消すると共
に、ワイヤー105 の最小引張り状態(作動体114 の後退
状態)を設定して弛みの無い状態を維持する。
【0107】尚、1個のジャッキ装置1、1a…に対して
2個のワイヤー緊張装置4、4a…を設置し、1個の区画
に対して夫々4個所を設置していることにより、ジャッ
キ装置1、1a…は常時定速で屋根部Aを上昇させること
に対して、ワイヤー緊張装置4、4a…は適宜ローテーシ
ョンで行う。
【0108】又、ジャッキ装置1、1a…及びワイヤー緊
張装置4、4a…の作動に対して、水平計測装置5、5a及
び高さ検出装置3、3a…(又は第2高さ検出装置6)は
屋根部Aの水平状態及び均等上昇状態を夫々検知、制御
する。
【0109】即ち、水平計測装置5、5aの作動にあって
は、屋根部Aの上昇中又は上昇完了時に、屋根部Aが鉛
直方向に上昇せず、所定量又は若干量の横ズレ、非水平
状態で屋根部Aが上昇した時に、屋根部Aの水平状態を
補正、復活、修正する。
【0110】例えば、屋根部Aの上昇中又は上昇完了時
にあっては、高さ検出装置3、3a…及びワイヤー緊張装
置4、4a…を活用しながらジャッキ装置1、1a…で屋根
部Aを鉛直方向に上昇させるが、複数のジャッキ装置
1、1a…が同期状態であるとしても屋根部Aを4ヵ所で
上昇させているために、又は風などの外的要因により、
又は分割上昇であるために、完全な水平状態を維持する
ことが困難であった。
【0111】即ち、微妙な非水平状態でも風圧等による
倒壊危険が存在したり、3〜5mの屋根部Aの上昇に対
し、屋根部Aと地組台Fの間に外壁材Eを設置するため
に、完全な(数mm以下の)鉛直方向の一致が必要なこ
とには対応が困難であった。
【0112】そこで、水平計測装置5、5aの設置により
基準設定ワイヤー161 と検知板144が接触した時に、例
えば検知板144 の検知孔162 の半径(図示のものでは5
0mm)以上の横ズレが発生した時に、タッチスイッチ
式のスイッチング回路171 の感応でジャッキ装置1、1a
…の作動を停止させる。
【0113】そして、2基設置した水平計測装置5、5a
において、基準設定ワイヤー161 と検知板144 の検知孔
162 の位置関係、或いは近接対向状態の基準分銅163 と
設定分銅164 の位置関係により、検知板144 に対する基
準設定ワイヤー161 、即ち、屋根部Aの横ズレ方向を確
認し、必要な方向のワイヤー緊張装置4、4a…を作動さ
せて、横ズレを修正、補正し(建て直し)、上昇再開又
は外壁材Eの設置を行う。
【0114】又、高さ検出装置3、3a…又は第2高さ検
出装置6の作動にあっては、例えば、何らかの原因で屋
根部Aの均等上昇が行われなかった場合に、高さ検出装
置3、3a…のエンコーダ124 又は第2高さ検出装置6の
エンコーダ136 で異常上昇を検出し、上昇量が少ない個
所に対して、ジャッキ装置1、1a…及びワイヤー緊張装
置4、4a…の作動を促したり、その他のものの作動を一
時的に停止して、屋根部Aの均等上昇を行う。
【0115】次に、屋根部Aの上昇完了後、外壁材Eを
構築した後に、押し上げ支柱60上端のブラケット70の固
定を解除した後におけるジャッキ装置1、1a…、倒壊防
止装置2、2a…のワイヤー緊張装置4、4a…、水平計測
装置5、5a及び高さ検出装置3、3a…の取り外しを説明
する。
【0116】ジャッキ装置1、1a…にあっては、図14
に示す様に、2個のもののストッパー腕86、86a …を、
例えば上方側に退避させて最上端まで上昇揺動させ、1
個のストッパー83、83a …のストッパー腕86、86a …を
一旦退避状態と成すと共に、分割支柱61、61a …を降下
させてストッパー腕86、86a …を復帰し、分割支柱61、
61a …の最下降時に上方側の分割支柱61、61a …を保持
する。
【0117】そして、分割支柱61、61a …の連結と逆の
順序で、ジャッキテーブル12と上方の分割支柱61、61a
…の間に配置されている下方の分割支柱61、61a …を取
り外し、その後、上記手順で順次下方に降ろす。
【0118】尚、分割支柱61、61a …の上昇時は屋根部
Aを持ち上げるために、2個のストッパー83、83a …を
使用するが、分割支柱61、61a …の降下時には、分割支
柱61、61a …の自重だけであるため、1個のストッパー
83、83a …だけで荷重に耐えることが出来る。
【0119】又、倒壊防止装置2、2a…のワイヤー緊張
装置4、4a…にあっては、モーター107 の作動でワイヤ
ー105 を巻き取り、又水平計測装置5、5aにあっては、
ウインチ操作棒166cの回動操作で調節ワイヤー160 及び
基準設定ワイヤー161 を巻き取り、又高さ検出装置3、
3a…にあっては、巻取調整部材127 でセンサーワイヤー
122 を固定した後、センサーワイヤー122 の先端を取り
外し、地上に全てのセンサーワイヤー122 を落下させた
後、巻取調整部材127 の調整を行いながらセンサーワイ
ヤー122 をドラム123 に整然と巻き取る。
【0120】尚、上記実施例の他、建築物上昇工法にお
ける建方工法の変更例を説明すると、先ず、ジャッキ装
置1、1a…にあっては、その作動源を主モーター24と成
しているが、電気作動式以外の作動源でも良く、例え
ば、油圧式、空圧式、シリンダー式その他のものでも良
く、電気作動式とすることにより、通常の建築現場で
は、電源は存在するために、ジャッキ装置1、1a…の設
置、作動を容易にすることが出来ると云う利点がある。
【0121】又、ジャッキ装置1、1a…における上昇量
設定を分割したものと成しているが、かかる形式にも限
定されず、一度に全体上昇量を上昇させるものでも良
く、又送りネジ27と送りナット49によりジャッキテーブ
ル12を上昇させているが、これらの変更も勿論可能であ
り、パンタグラフ式その他の形式でも良い。
【0122】
【発明の効果】要するに本発明は、ベース板140 上に支
柱142 を垂直に立設すると共に、該支柱142 の上方部
に、基準設定ワイヤー161 に対する水平位置を計測する
検知板144 を設置したので、屋根部Aの上昇中はワイヤ
ー緊張装置4、4a…の作用で、建て直し必要の検知は水
平計測装置5、5aの作用で、又建て直し必要時はワイヤ
ー緊張装置4、4a…の作用で夫々行って、安全に屋根部
Aのジャッキアップを行うことが出来、又水平計測装置
5、5aの基本は、屋根部Aに取付ける基準設定ワイヤー
161 とベース板140 に取付ける検知板144 だけで構成す
ることにより、簡易な装置で屋根部Aの上昇時における
水平状態の検知を行って安全な作業を行うことが出来
る。
【0123】又、検知板144 の下方部でベース板140 上
に基準分銅163 を設置すると共に、基準設定ワイヤー16
1 の先端に基準分銅163 と近接対向状態となる設定分銅
164を取付けたので、簡易な基準分銅163 と設定分銅164
の部材で鉛直方向の設定を行うことが出来る。
【0124】又、ベース板140 上に固定具155 を取付
け、該固定具155 及び基準分銅163 の上部で上下動する
屋根部A下面にワイヤー長さ調節機構153 及びワイヤー
ローラー149 を夫々取付け、ワイヤー長さ調節機構153
は制動付与状態であると共に、連動回転する一対のドラ
ム体156 、157 で構成し、固定具155 と一方のドラム体
156 の間に調節ワイヤー160 を夫々固定及び巻装して張
設すると共に、他方のドラム体157 に巻き付けた基準設
定ワイヤー161 をワイヤーローラー149 を介して検知板
144 の近接位置に配置したので、屋根部Aの上昇により
調節ワイヤー160及び基準設定ワイヤー161 の上端も上
昇することに対して、ワイヤー長さ調節機構153 から調
節ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー161 が繰り出さ
れ、ベース板140 上に取付けた基準分銅163 に近接状態
で対向する設定分銅164 の高さ位置維持をワイヤー長さ
調節機構153 で自動的に行うことが出来る。
【0125】又、一対のドラム体156 、157 に同径のド
ラム溝158 、159 を設けると共に、該ドラム溝158 、15
9 にのみ調節ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー161 を
夫々巻装する様にしたので、屋根部Aの上昇により一対
のドラム体156 、157 から繰り出される調節ワイヤー16
0 及び基準設定ワイヤー161 の長さは常時同一となり、
基準分銅163 と設定分銅164 の近接対向状態を確実に維
持することが出来る。
【0126】又、ベース板140 の下にロータリーアジャ
スター173 、173a及びアンカー141、141aを設置して、
ベース板140 の水平度調整を自在と成すと共に、地面G
Lに固定する様にしたので、調節ワイヤー160 及び基準
設定ワイヤー161 の鉛直方向の基本設定をロータリーア
ジャスター173 、173aで簡易に行うことが出来ると共
に、屋根部Aが上昇してもベース板140 は地面GLに固
定され、固定具155 で下端を固定された調節ワイヤー16
0 の繰り出しを行うことが出来る。
【0127】又、基準設定ワイヤー161 に対する検知板
144 の位置検知に際し、基準設定ワイヤー161 と検知板
144 の接触で電流が通電する接触感知型のものと成した
ので、簡易なタッチスイッチで屋根部Aの非水平状態を
感知することが出来、又検知結果により即座に電気信号
として制御装置に連絡することが出来る。
【0128】又、検知板144 に検知孔162 を設けると共
に、検知孔162 内に基準設定ワイヤー161 を挿通配置
し、基準設定ワイヤー161 の横方向移動で検知板144 に
接触した時に電流が通電するものと成したので、屋根部
Aの移動方向は水平面での全方向を検知することが出来
る。
【0129】又、固定具155 に対する調節ワイヤー160
の取付位置を調整自在と成すと共に、基準設定ワイヤー
161 に対する設定分銅164 の取付位置を調整自在と成し
たので、屋根部Aの上昇準備として、ワイヤー長さ調節
機構153 から適宜繰り出された調節ワイヤー160 及び基
準設定ワイヤー161 の適宜位置に固定具155 及び設定分
銅164 を夫々固定又は取付けることにより、基準分銅16
3 と設定分銅164 の近接対向状態及び張設状態を容易に
設定することが出来る。
【0130】又、ワイヤー長さ調節機構153 におけるド
ラム体156 、157 の枢軸152 を同軸のものと成すと共
に、枢軸152 にウインチ操作棒166cを取付けたので、ワ
イヤー長さ調節機構153 に夫々の一端が巻装された調節
ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー161 の繰り出し長さ
を適宜設定することにより、固定具155 及び基準分銅16
3 に対する調節ワイヤー160 及び基準設定ワイヤー161
の設定を容易に行うことが出来る。
【0131】従って、本発明の水平計測装置5、5aを建
築物上昇工法に採用することにより、ジャッキ装置1、
1a…で屋根部Aを押し上げる時に高さ検出装置3、3a…
で水平状態を維持しても、その作用には限界が生じ、屋
根部Aが非水平状態と成ったことを水平計測装置5、5a
で検知して屋根部Aの押し上げを安全に行うことが出来
ると共に、水平計測装置5、5aの横ズレ検知後、ワイヤ
ー緊張装置4、4a…の作動で屋根部Aを建て直して安全
な作業を続行することが出来る。
【0132】尚、実施例の様に、検知板144 に対する基
準設定ワイヤー161 の水平方向位置を計測し、その計測
結果でワイヤー緊張装置4、4a…のワイヤー巻取部101
を制御する制御BOX167 を設けることにより、ワイヤ
ー緊張装置4、4a…及び水平計測装置5、5aの接続で、
建て直し必要な検知と同時にジャッキ装置1、1a…を停
止後、ワイヤー緊張装置4、4a…を作動させて安全性、
鉛直方向の一致性を向上させることが出来る。
【0133】又、実施例の様に、ジャッキ装置1、1a…
を継ぎ足し型とすれば、ジャッキ装置1、1a…の鉛直方
向は堅固な状態でないために、屋根部Aの水平状態の復
活を容易に行うことが出来、逆にジャッキ装置1、1a…
が堅固なものの場合でも、4〜5mのジャッキアップ後
に、外壁材Eの組付を行う場合には、微少な誤差しか許
容されないため、堅固なジャッキ装置1、1a…での水平
維持は相当な困難が予想されることに対して、本発明の
実施例による場合は実用作業面での優位性が存在する等
その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築物上昇工法中、建方工法を説
明する施工平面図である。
【図2】図1の施工側面図である。
【図3】屋根部上昇時の施工側面図である。
【図4】建屋全体を示す概略施工平面図である。
【図5】ジャッキ装置の正面図である。
【図6】ジャッキ装置の側面図である。
【図7】図5のAーA断面図である。
【図8】ジャッキ装置における工程図である。
【図9】図8に続くジャッキ装置における工程図であ
る。
【図10】ジャッキ装置における分割支柱の接続を示す
説明図である。
【図11】ジャッキテーブルの要部断面図である。
【図12】第2高さ検出装置を示す断面図である。
【図13】分割支柱の案内及び保持状態を示す要部拡大
平面図である。
【図14】ストッパーの一連の動作状態を示す要部拡大
図である。
【図15】ワイヤー緊張装置の平面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】図15におけるテンション付与部の正面図で
ある。
【図18】テンション付与部の要部平面図である。
【図19】図18の部分断面正面図である。
【図20】図19の動作図である。
【図21】図18のGーG断面図である。
【図22】テンション付与状態を示す全体模式図であ
る。
【図23】テンション付与状態、過程を示す要部模式図
である。
【図24】高さ検出装置の正面図である。
【図25】図24の平面図である。
【図26】図24のHーH断面図である。
【図27】図24のIーI断面図である。
【図28】水平計測装置の正面図である。
【図29】図28のJーJ拡大矢視図である。
【図30】図29におけるブレーキの拡大正面図であ
る。
【図31】水平計測装置の制御回路図である。
【図32】図28のNーN拡大断面図及びその正面拡大
断面図である。
【図33】水平度を調整自在と成した水平計測装置の要
部正面図である。
【符号の説明】
140 ベース板 141 、141a アンカー 142 支柱 144 検知板 145 基準計測空間 146 基板 149 ワイヤーローラー 150 基板 152 枢軸 153 ワイヤー長さ調節機構 155 固定具 156 ドラム体 157 ドラム体 158 ドラム溝 159 ドラム溝 160 調節ワイヤー 161 基準設定ワイヤー 162 検知孔 163 基準分銅 164 設定分銅 166c ウインチ操作棒 173 、173a ロータリーアジャスター A 屋根部 GL 地面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板上に支柱を垂直に立設すると共
    に、該支柱の上方部に、基準設定ワイヤーに対する水平
    位置を計測する検知板を設置し、 該検知板の下方部でベース板上に基準分銅を設置すると
    共に、他側部のベース板上に固定具を取付け、該固定具
    及び基準分銅の上部で上下動する屋根部下面にワイヤー
    長さ調節機構及びワイヤーローラーを夫々取付け、 ワイヤー長さ調節機構は制動付与状態であると共に、連
    動回転する一対のドラム体で構成し、 固定具と一方のドラム体の間に調節ワイヤーを夫々固定
    及び巻装して張設すると共に、他方のドラム体に巻き付
    けた基準設定ワイヤーをワイヤーローラーを介して検知
    板の近接位置に配置し、基準設定ワイヤーの先端に基準
    分銅と近接対向状態となる設定分銅を取付けたことを特
    徴とする建築物上昇工法用の水平計測装置。
  2. 【請求項2】 一対のドラム体に同径のドラム溝を設け
    ると共に、該ドラム溝にのみ調節ワイヤー及び基準設定
    ワイヤーを夫々巻装する様にしたことを特徴とする請求
    項1の建築物上昇工法用の水平計測装置。
  3. 【請求項3】 ベース板の下にロータリーアジャスター
    及びアンカーを設置して、ベース板の水平度調整を自在
    と成すと共に、地面に固定する様にしたことを特徴とす
    る請求項1又は2の建築物上昇工法用の水平計測装置。
  4. 【請求項4】 基準設定ワイヤーに対する検知板の位置
    検知に際し、基準設定ワイヤーと検知板の接触で電流が
    通電する接触感知型のものと成したことを特徴とする請
    求項1、2又は3の建築物上昇工法用の水平計測装置。
  5. 【請求項5】 検知板に検知孔を設けると共に、検知孔
    内に基準設定ワイヤーを挿通配置し、基準設定ワイヤー
    の横方向移動で検知板に接触した時に電流が通電するも
    のと成したことを特徴とする請求項4の建築物上昇工法
    用の水平計測装置。
  6. 【請求項6】 固定具に対する調節ワイヤーの取付位置
    を調整自在と成すと共に、基準設定ワイヤーに対する設
    定分銅の取付位置を調整自在と成したことを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5の建築物上昇工法用の水平
    計測装置。
  7. 【請求項7】 ワイヤー長さ調節機構におけるドラム体
    の枢軸を同軸のものと成すと共に、枢軸にウインチ操作
    棒を取付けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5又は6の建築物上昇工法用の水平計測装置。
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