JPH1061505A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
内燃機関の空燃比制御装置Info
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Abstract
ションの悪化を抑制する。 【解決手段】燃料タンク11には蒸発燃料を吸着するキ
ャニスタ11が接続され、同キャニスタ11と内燃機関
1の吸気管2とを連通する放出通路15にはパージデュ
ーティVSV(流量制御弁)14が配設されている。E
CU16は、排気ガス中の酸素濃度に応じた空燃比フィ
ードバック制御や、ISC弁20によるアイドル回転数
制御や、パージデューティVSV14によるパージ制御
を実行する。また、ECU16は、パージ実行に伴いキ
ャニスタ11より放出される蒸発ガスのパージ量がその
時々に許容される限界値としてのパージ限界になるか否
かを、パージ非実行時に予測し、該予測結果からパージ
限界となる旨が予測された場合、前記パージ実行を禁止
する。このとき、パージ限界は、内燃機関1の運転に支
障を来すおそれのある領域のパージ流量に基づいて設定
されている。
Description
する蒸発燃料を一時的に蓄えるキャニスタを備え、当該
キャニスタに蓄えられた蒸発燃料を空気と共に内燃機関
の吸気系に放出するようにした内燃機関の空燃比制御装
置に関するものである。
は、燃料タンクにて発生する蒸発燃料を一時的に蓄える
キャニスタが設けられており、このキャニスタは放出通
路を介して内燃機関の吸気側に接続されている。放出通
路の途中には、例えば電磁弁からなる流量制御弁が配設
され、この流量制御弁の開度に応じてキャニスタに蓄え
られた蒸発燃料が空気と共に放出通路を介して内燃機関
に放出されるようになっていた。
公平7−3211号公報にて開示された「燃料蒸発ガス
排出抑止装置」が知られている。この公報の装置では、
排気ガス中の残存酸素濃度を検出し、その検出結果から
空燃比を補正するためのフィードバック補正量を算出す
る。そして、内燃機関に放出する蒸発燃料により生じる
フィードバック補正量のズレ量が所定値以上となった時
に、キャニスタからの蒸発燃料及び空気(蒸発ガス)の
パージ流量を減量し、濃い蒸発ガスが導入されても所定
の空燃比に制御することを可能とするものである。
術では以下に示す問題が生ずる。つまり、高温環境下或
いは揮発性の高い燃料を燃料タンク内に保有している場
合等、濃い濃度の蒸発ガスがキャニスタに導入される場
合には、パージ非実行状態からパージ実行状態への移行
後においてそのパージ実行に伴い蒸発ガス中の多量の燃
料が内燃機関に導入されるため(パージ燃料が過多にな
るため)、その移行後、直ちにパージ流量が減量される
可能性がある。かかる場合、パージ非実行からパージ実
行への移行時にはパージ流量が所定量に制御されても、
その直後にはパージ中止によりパージ流量が「0」にな
り、さらにその後、再びパージ流量が所定量に制御され
る。即ち、「パージ流量>0」→「パージ流量=0」→
「パージ流量>0」→・・・となるようにパージの実行
/非実行が繰り返されることとなる。その結果、空燃比
が大きく乱れるようにして変動し、排気エミッションが
悪化するなどの問題を招く。
のであって、その目的とするところは、空燃比を変動な
く制御し、ひいては排気エミッションの悪化を抑制する
ことができる内燃機関の空燃比制御装置を提供すること
である。
に、請求項1に記載の発明では、蒸発燃料を含む空気の
パージ量を変化させる流量制御弁を備え、内燃機関の運
転状態に基づいて前記流量制御弁による蒸発燃料及び空
気のパージを実行する(パージ実行手段)。また、パー
ジ実行に伴い前記キャニスタより前記内燃機関の吸気系
に放出される蒸発燃料及び空気のパージ量がその時々に
許容される限界値としてのパージ限界になるか否かを、
パージ非実行時に予測し(パージ限界予測手段)、該パ
ージ限界予測結果からパージ限界となる旨が予測された
場合、前記パージ実行を禁止するようにしている(パー
ジ禁止手段)。
実行する場合において、そのパージ実行後に当該パージ
が直ちに中断され、さらにその直後にパージが再開され
るようなことがあると(パージの開始と停止とが繰り返
されるような場合)、空燃比が乱れるという問題が生じ
る。こうした問題は、パージ実行に伴いキャニスタより
内燃機関の吸気系に放出される蒸発燃料及び空気のパー
ジ量が、その時々に許容される限界値に達する際に生じ
ると考えられる。そこで、本発明では、上記許容される
パージ量の限界値を「パージ限界」と定義すると共に、
そのパージ限界であるか否かをパージ非実行時に予測
し、当該パージ限界と予測される際にはパージ実行を禁
止するようにした。かかる場合、パージの開始と停止と
が繰り返されるような事態が回避できる。その結果、空
燃比を変動なく制御し、ひいては排気エミッションの悪
化を抑制することができるという優れた効果が得られ
る。
ジ限界を予測するタイミングは、少なくともパージ非実
行状態からパージ実行状態への移行時とするのが望まし
い。こうした非パージからパージへの移行時を判定する
方法としては、パージ実行を許可するフラグが操作され
たことから判定すればよい。
記パージ限界予測手段は、前記蒸発燃料及び空気のパー
ジ量が前記内燃機関の運転に支障を来す領域をパージ限
界として予測するようにしている。このとき、内燃機関
の運転に支障を来す領域とは、既述したようにパージの
実行と停止とが繰り返され、結果として空燃比の乱れを
生じさせるような領域を指し、かかる場合においてパー
ジ限界は請求項4〜6に記載したように設定される。
タが燃料噴射量を制御できる最小通電時間を基に設定さ
れる。 ・請求項5において、パージ限界は、アイドル回転数制
御弁が負担空気量を制御できる最小制御値を基に設定さ
れる。 ・請求項6において、パージ限界は、前記蒸発燃料及び
空気のパージ量が気筒分配時に気筒間誤差を生じうるレ
ベルを基に設定される。
の形態を図面を用いて説明する。本実施の形態における
空燃比制御装置は、周知のマイクロコンピュータ等から
なる電子制御装置(Electronic Control Unit ;以下、
ECUという)を中心に構成され、排気ガス中の残存酸
素濃度に応じて空燃比フィードバック制御を実施する。
またそれに加え、アイドル時における内燃機関への補助
空気量を調整するアイドル回転数制御(ISC)機能
や、燃料タンクにて発生する蒸発燃料(エバポガス)を
機関吸気系に放出するパージ制御機能を備える。以下に
は、その空燃比制御装置の構成及び作用について順を追
って説明する。
複数のシリンダを有する多気筒ガソリン噴射式内燃機関
として構成され、同内燃機関には吸気管2が接続されて
いる。吸気管2にはサージタンク2aが設けられてお
り、同サージタンク2aには吸気管2内の圧力である吸
気圧PMを検出する吸気圧センサ3が配設されている。
サージタンク2aの上流側には、運転者によるアクセル
ペダル(図示略)の踏み込み操作に連動するスロットル
弁4が配設され、同スロットル弁4の開度(スロットル
開度TA)はスロットルセンサ5により検出されるよう
になっている。また、吸気管2の最下流側には電磁駆動
式のインジェクタ6が配設され、同吸気管2の最上流側
にはエアフィルタ7が配設されている。インジェクタ6
はECU16からの出力信号に基づき駆動され、内燃機
関1に供給される燃料量を調整する。
回する空気の量を調節するためのISC弁20が配設さ
れている。このISC弁20はECU16からの指令信
号により開閉制御され、アイドル時のエンジン回転数が
所望の目標値(例えば、700rpm程度)となるよう
にISC弁20による負担空気量(ISC流量)を調整
する。
管8には、排気ガス中の酸素濃度に応じてリッチ/リー
ンのいずれかの電圧信号を出力する酸素(O2)センサ
9が配設されている。
リン)を保有する燃料タンク10には、タンクポート通
路12を介してキャニスタ11が接続されており、この
キャニスタ11には燃料タンク10内で発生する蒸発燃
料を吸着する吸着剤としての活性炭が収納されている。
キャニスタ11には外気を導入するための大気ポート通
路13が設けられている。また、キャニスタ11と吸気
管2内のスロットル弁4の下流側(サージタンク2a)
との間は、放出通路15により接続されており、キャニ
スタ11から給送される蒸発ガスは吸気管2の集合部
(図示しないインテークマニホールドの上流部)に放出
されるようになっている。
御する流量制御弁としてのパージデューティVSV(Va
cuum Switching Valve)14が配設されている。パージ
デューティVSV14は、スプリング14bにより常時
閉側に付勢された可動鉄片からなる弁体14cを有し、
コイル14aが励磁されることによりスプリング14b
の付勢力に抗して弁体14cが開位置に移動する。つま
り、コイル励磁時には、弁体14cが当該コイル14a
に吸引され、負圧通路である放出通路15が閉から開へ
と切換えられるようになっている。
14にECU16から制御信号を供給し、それによりキ
ャニスタ11と前記吸気管2とが放出通路15を介して
連通されるようにしてやれば、大気中から新気が大気ポ
ート通路13を介して導入される。こうして新気がキャ
ニスタ11内を換気して内燃機関1の吸気管2内に送り
込まれることにより、キャニスタ11の吸着機能が回復
されることになる。このときの新気の導入量に基づくパ
ージ流量Qp(リットル/min)は、ECU16から
パージデューティVSV14に供給されるパルス信号の
デューティ比を変えることにより調整される。つまり、
パージデューティVSV14は、ECU16からのパル
ス幅変調に基づくデューティ比信号により開度調整さ
れ、キャニスタ11からの蒸発燃料を含む空気のパージ
流量Qpを調整する。
路、出力信号回路(駆動回路)及び電源回路等から構成
されており、前記吸気圧センサ3、スロットルセンサ5
及び酸素センサ9による検出信号を逐次入力する。ま
た、内燃機関1の運転状態を検出するその他のセンサ群
として、ディストリビュータ17には内燃機関1のエン
ジン回転数NEを検出するための回転数センサ18が設
けられると共に、シリンダブロック1aにはシリンダ内
を循環する冷却水の温度(冷却水温THW)を検出する
ための水温センサ19が設けられ、これらセンサ18,
19による検出信号も併せてECU16に入力される。
なお、この他にもエアフィルタ7から吸入される空気温
度を検出する吸気温センサ等を必要に応じて配設し、そ
の検出信号をECU16に入力するようにしてもよい。
らの電圧信号に基づく混合気のリッチ/リーン判定によ
りフィードバック補正係数FAFを求め、このFAF値
を用いて空燃比フィードバック制御を実施する。さら
に、ECU16は機関運転状態により基本噴射時間TP
を求めると共に、基本噴射時間TPに対しFAF値等に
よる補正を行って最終噴射時間TAUを求め、このTA
U値を用い所定の噴射タイミングで前記インジェクタ6
により燃料噴射を行わせる。
燃比制御装置の作用を説明する。本実施の形態では、E
CU16内の複数の演算プログラムを操作することによ
り、下記の空燃比フィードバック制御、エバポ濃度演
算、燃料噴射制御、アイドル回転数制御及びデューティ
VSV制御を行うこととしており、以下、各演算プログ
ラムを個々に説明する。
ードバック制御ルーチンを図2のフローチャートに基づ
いて説明する。なお、この空燃比フィードバック制御ル
ーチンは約4msec(ミリ秒)毎にECU16にて実
行される。
ECU16は、先ずステップ101でフィードバック
(F/B)制御条件が成立しているか否かを判定する。
このF/B条件は、主として以下に示す条件を全て満足
した場合に成立する。 (1)始動時でないこと。 (2)燃料カット中でないこと。 (3)冷却水温THWが所定温度以上であること。 (4)酸素センサ9が活性状態であること。 (5)高負荷及び高回転状態でないこと。
はステップ102に進む。そして、ECU16は、ステ
ップ102で酸素センサ9の電圧信号と所定判定レベル
とを比較し、それぞれ遅延時間H,I(msec)にて
空燃比フラグXOXRを操作する。このとき、酸素セン
サ9の電圧信号が空燃比リッチを示すものであれば、空
燃比フラグXOXRに「1」がセットされ、電圧信号が
空燃比リーンを示すものであれば空燃比フラグXOXR
が「0」にクリアされる。
み、空燃比フラグXOXRに基づいてFAF値を操作す
る。即ち、空燃比フラグXOXRが「0」→「1」、又
は「1」→「0」に変化した時、FAF値を所定量変化
(スキップ)させ、空燃比フラグXOXRが「1」又は
「0」を継続中の時はFAF値を積分制御する(徐々に
増減させる)。その後、ECU16は、ステップ104
でFAF値の上下限チェックをした後ステップ105に
進み、上記の如く決定したFAF値を基にしてスキップ
毎又は所定時間毎になまし(平滑化)処理を行い、FA
F値の平均値であるFAFAV値を算出する。その一例
として、FAFAV値は次の(1)式にて算出される。
値であることを示し、符号nは、なまし度合を決定する
ための定数である。
しない時には、ECU16はステップ106に進み、F
AF値を「1.0」とする。そして、ECU16は、本
ルーチンを一旦終了する。因みに、FAF値は理論空燃
比(14.7)からどれだけ外れているかを示す指標で
ある。
であるエバポ濃度を算出するためのエバポ濃度演算ルー
チンを図3のフローチャートに基づいて説明する。な
お、このエバポ濃度演算ルーチンは約16msec毎に
ECU16にて実行される。
は、先ずステップ201でパージ実行許可フラグXPR
G=「1」であり、且つパージデューティVSV14が
出力中であるか否かを判別する。ここで、パージ実行許
可フラグXPRGは、パージ実行を許可するか否かを表
すフラグであって、XPRG=1はパージ実行を許可す
る旨を表し、XPRG=0はパージ実行を許可しない旨
を表す。また、パージデューティVSV14が出力中で
あることは、当該VSV14が駆動され、蒸発ガスのパ
ージが実際に行われていることを意味する。
ば、即ちパージ非実行中であれば、ECU16はそのま
まルーチンを終了する。また、ステップ201が肯定判
別されれば、即ちパージ実行中であれば、ECU16
は、ステップ202でFAF値のなまし値であるFAF
AV値からFAF値の基準値(=1)を減算した値(=
FAFAV−1)を求め、その後、ステップ203〜2
07で(FAFAV−1)値に応じてエバポ濃度FGP
Gを演算する。
で(FAFAV−1)>2%であるか否か、即ち空燃比
がリーン寄りであるか否かを判別する。また、ECU1
6は、ステップ204で(FAFAV−1)<−2%で
あるか否か、即ち空燃比がリッチ寄りであるか否かを判
別する。そして、(FAFAV−1)>2%であれば、
即ち空燃比がリーン寄りであれば、ECU16は現在の
FGPG値よりも実際のFGPG値は薄いと判断し、ス
テップ205でFGPG値を所定量(本実施の形態で
は、0.2%)だけ減少させる。(FAFAV−1)<
−2%であれば、即ち空燃比がリッチ寄りであれば、E
CU16は現在のFGPG値よりも実際のFGPG値は
濃いと判断し、ステップ206でFGPG値を所定量
(本実施の形態では、0.2%)だけ増加させる。ま
た、−2%≦(FAFAV−1)≦2%であれば、EC
U16は現在のFGPG値がほぼ実際値に合致すると判
断し、ステップ207でFGPG値をその時の値にホー
ルドする。
ップ208にてFGPG値が上下限値である0〜25%
以内であるか否かをチェックし、その後本ルーチンを終
了する。
図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、この
燃料噴射制御ルーチンも約4msec毎にECU16に
て実行され、本ルーチンによりインジェクタ6の駆動が
制御されるようになっている。
プ301でエンジン回転数NEとエンジン負荷(例え
ば、吸気圧PM)とに基づいてインジェクタ6の基本噴
射時間TPを算出し、続くステップ302で前記TP値
に対して各種基本補正(冷却水温、始動後吸気温等によ
る補正)を実行する。次に、ECU16はステップ30
3に進み、前記図3のルーチンにより算出したエバポ濃
度FGPGと、後述する図6及び図7のルーチンにより
算出されるパージ率PGRとを乗算してパージ補正係数
FPGを算出する(FPG=FGPG・PGR)。
FAF値、FPG値を次式、 1+(FAF−1)+FPG に代入してこれを補正係数として算出し、その補正係数
をインジェクタ6による最終噴射時間TAUに反映させ
る。
転数制御ルーチンを図5のフローチャートに基づいて説
明する。なお、このアイドル回転数制御ルーチンは約1
6msec毎にECU16にて実行され、本ルーチンに
よりISC弁20の駆動が制御されるようになってい
る。
プ401でエンジン冷却水温THWに基づいてISC弁
20による基本負担空気量GBを算出する。さらに、E
CU16は、続くステップ402で前記GB値に対して
各種基本補正(大気圧、吸気温等による補正)を行い、
それにより基本ISC流量QBを算出する。このとき、
前記ステップ401にて算出されたGB値が質量空気量
であるのに対し、前記ステップ402にて算出されたQ
B値は体積空気量となっている。
記算出した基本ISC流量QBから後述する図6及び図
7のルーチンにより算出されるパージ流量Qpを減算し
てISC流量Qiを算出する(Qi=QB−Qp)。
図11に示すISC流量Qi(リットル/min)とデ
ューティ比(%)との関係を示すマップを用い、ISC
負担空気量(Qi)に対応するISC弁20の駆動デュ
ーティ比を算出する。そして、該算出した駆動デューテ
ィ比によりISC弁20を駆動させる。なお、図11の
マップは、ISC弁20の駆動周波数(Hz)をパラメ
ータとして実験的に求められるようになっている。
ィ比が略20%を越える領域では、ISC流量Qiとデ
ューティ比との関係が直線的に安定するが、デューティ
比が略20%以下の領域ではQi値とデューティ比との
関係が安定しないことが分かる。ここで、Qi値とデュ
ーティ比との関係が不安定になるQi値が、ISC弁2
0の最小制御流量QiMIN となっている。
形態の要旨であるところのデューティVSV制御ルーチ
ンについて、図6及び図7を用いて説明する。このデュ
ーティVSV制御ルーチンは100msec毎の時間割
り込みによりECU16にて実行され、本ルーチンによ
り蒸発ガスのパージを実行するためのパージデューティ
VSV14が駆動されるようになっている。
チンでは、蒸発ガスのパージが機関運転状態に支障を来
たすおそれのある領域を「パージ限界」として定義し、
機関運転状態がパージ限界に突入しているか否かに応じ
てパージ率PGRを増減させるようにしている。また他
方で、非パージ状態からパージ状態に移行するに際し、
パージ以後の運転状態がパージ限界に突入する可能性が
あるのか否かを予測するようにしている。
においてパージ限界である旨が判断されると、パージ率
PGRを減少させてパージ量を少なくし、パージ限界で
ない旨が判断されると、パージ率PGRを増加させてパ
ージ量を多くする。また、非パージ状態において、パー
ジの実行に伴いパージ限界に突入する可能性があるかど
うかを予測し、パージ限界に突入する可能性がある場合
には直ぐにパージを実行せず、パージ限界に突入する可
能性が無くなってからパージを実行するようにしてい
る。
(ハ)に示す各点をパージ限界点として予め設定してお
り、それを基準にパージ限界か否かを判断、又は予測す
るようにしている。
御可能な最小値(TAUMIN )付近となる点をパージ限
界点とする。そして、インジェクタ6による燃料噴射時
間TAUが最小通電時間TAUMIN に安全を見込んだ余
裕値A(但し、A=0でも可)を加算した値よりも小さ
い場合に(即ち、TAU<TAUMIN +Aの場合に)、
パージ限界であると判断、又は予測する。この場合、最
小通電時間TAUMINは、図10に示すインジェクタ6
の燃料噴射特性を基に設定されるものであって、同図に
よればTAU値がTAUMIN 以下では直線的な噴射量特
性が得られないことが分かる。なお、図中のTvはイン
ジェクタ6の無効噴射時間を表す。
能な最小値(QiMIN )付近となる点をパージ限界点と
する。そして、ISC流量Qiが最小制御流量QiMIN
に安全を見込んだ余裕値B(但し、B=0でも可)を加
算した値よりも小さい場合に(即ち、Qi<QiMIN +
Bの場合に)、パージ限界であると判断、又は予測す
る。この場合、最小制御流量QiMIN は、図11に示す
ISC特性を基に設定されるものであって、同図によれ
ばQi値がQiMIN 以下では直線的なISC特性が得ら
れないことが分かる。
量が多いか又はその濃度が濃く、蒸発ガスの気筒分配時
に気筒間でパージ量(蒸発ガスの吸入量)に差を生じる
レベルとなる点をパージ限界点とする。具体的には、パ
ージ補正係数FPGが所定値FK以上となる場合に、パ
ージ限界であると判断する。この場合、所定値FKは、
事前に実施された実験値により設定されるようになって
いる。
提として、図6及び図7のデューティVSV制御ルーチ
ンを説明する。さて、本ルーチンがスタートすると、E
CU16は、先ずステップ501で機関運転状態を読み
込む。具体的には回転数センサ18による検出信号から
求められたエンジン回転数NEと、吸気圧センサ3によ
る検出信号から求められた吸気圧PMとを読み込む。併
せて、ECU16は、前記吸気圧PMに基づいて内燃機
関1に供給される混合気の吸入空気量Qaを算出する。
定のパージ条件が成立しているか否かを判別する。ここ
で、パージ条件とは、前記ステップ501で読み込んだ
機関運転状態に基づくものであって、エンジン回転数N
Eが所定回転数以上であり、且つ吸入空気量Qaが所定
量以上である場合に成立する。そして、パージ条件が不
成立であれば、ECU16はステップ501に戻り同様
の処理を繰り返し実行する。
ていれば、ECU16はステップ503に進み、パージ
率PGRの初期値として運転状態に影響を与えない程度
のα%(例えば、0又は0.1%程度の小さな値)を設
定する。次に、ECU16は、ステップ504でその時
のパージ率PGRと吸入空気量Qaとを乗算してパージ
流量Qpを算出する(Qp=PGR・Qa)。さらに、
ECU16は、続くステップ505で図9に示すマップ
に基づいてパージ流量Qp(リットル/min)に対応
するパージデューティVSV14の駆動デューテイ比
(%)を算出する。なお、図9のマップは、パージデュ
ーティVSV14が配設された放出通路15の前後差圧
(mmHg)とパージデューティVSV14の駆動周波
数(Hz)とをパラメータとして実験的に求められるよ
うになている。また、図9のマップにおいて、デューテ
ィ比が略15〜20%内の所定値γ(QpMIN に相当す
るデューティ比)を越えると、パージ流量Qpとデュー
ティ比とが直線的に安定して増減するが、デューティ比
が所定値γ以下の領域ではQp値とデューティ比との関
係が安定しないことが分かる。
記算出したデューティ比が前記図9の所定値γに対して
それ以上であるか否かを判別する。そして、ステップ5
06でデューティ比がγ未満である旨が判別されると、
ECU16は、蒸発ガスのパージ実行が内燃機関1の挙
動に悪影響を与える可能性があるとみなし、ステップ5
07に進んでパージ実行許可フラグXPRGを「0」に
クリアする。例えば機関始動当初には、ステップ506
が否定判別され、かかる場合には、パージデューテイV
SV14を駆動するためのパルス信号を出力することな
く、後述するステップ508〜510が実行される。
6は、今現在のパージ実行状態がパージ限界に達してい
るか否かを判別する。ここで、ステップ508では前記
(イ)〜(ハ)の判断基準を用い、その時の最終噴射時
間TAU、ISC流量Qi、パージ補正係数FPG等に
基づいてパージ限界に突入しているか否かが判断され
る。即ち、 ・TAU<TAUMIN +A、又は、 ・Qi<QiMIN +B、又は、 ・FPG>FK が成立する場合には、パージ限界である旨が判別され
る。
が判別されれば、ECU16はステップ509に進み、
パージ率PGRを所定値β(%)だけ増加させる。ま
た、パージ限界に突入している旨が判別されれば、EC
U16はステップ510に進み、パージ率PGRを所定
値β(%)だけ減少させる。こうしたパージ率PGRの
設定後、ECU16はステップ504に戻り、既述した
処理を繰り返し実行する。
ティ比がγ以上である旨が判別されると、ECU16
は、ステップ511でパージ実行許可フラグXPRGに
「1」をセットする。即ち、パージデューティVSV1
4が安定領域で駆動できるとみなされ(図9において、
デューティ比≧γの領域)、パージ実行が許可される。
パージ実行許可フラグXPRGのセット後、ECU16
は図7のステップ512に進む。
そのタイミングが非パージ状態からパージ状態に移行し
たタイミングであるか否かを判別する。具体的には、パ
ージ実行許可フラグXPRGが「0」から「1」に操作
されたタイミングであるか否かを判別する。
ければ(パージ継続状態である場合)、ECU16はス
テップ512を否定判別してステップ513に進み、前
記算出したデューティ比に対応するパルス信号をパージ
デューティVSV14に出力する。即ち、蒸発ガスのパ
ージを実行する。
機関運転条件(NE,PM等)を読み込むと共に、続く
ステップ515でパージ実行条件が成立しているか否か
を判別する(既述したステップ501,502に同
じ)。この場合、パージ条件が成立していれば、ECU
16は前記図6のステップ508に進み、ステップ50
8〜510でパージ率PGRの更新処理を実行する。つ
まり、ステップ506が肯定判別され、且つステップ5
12が否定判別された場合には、通常のパージ処理が実
行されることとなる。なお、パージ条件が不成立であれ
ば図6のステップ501に戻る。
ージの移行時である旨が判別されれば(XPRGの
「0」→「1」操作時)、ECU16はステップ530
に進んで後述するパージ限界予測ルーチン(図8)を実
行し、パージデューティVSV14によるパージ実行に
伴い、パージ限界に突入する可能性があるか否かを予測
する。このステップ530の処理では、パージ補正係数
FPG、燃料噴射時間TAU、パージ流量Qp、ISC
流量Qi等の情報からパージ限界に突入しているか否か
が予測され、その予測結果に応じてパージ限界予測フラ
グが「1」又は「0」に操作される。このとき、パージ
限界予測フラグ=1は、パージを実行するとパージ限界
に突入する可能性があることを表し、パージ限界予測フ
ラグ=0は、パージを実行してもパージ限界に突入する
可能性がないことを表す。
パージ限界予測フラグが「1」であるか否かを判別す
る。そして、パージ限界予測フラグ=0の時、即ちパー
ジを実行してもパージ限界に突入する可能性がないと予
測された場合、ECU16はステップ513に進み、パ
ージデューティVSV14を駆動させてパージを実行す
る。そして、それ以降、既述したようにステップ513
→514→515→…の処理を実行する。
測フラグ=1の時、即ちパージを実行するとパージ限界
に突入する可能性があると予測された場合、ECU16
はステップ522に進み、機関運転状態(NE,PM
等)を読み込む。さらに、ECU16は、ステップ52
3でパージ流量Qpを算出すると共に、続くステップ5
24でパージ流量Qpに応じたデューティ比を算出する
(前記図6のステップ504,505に同じ)。その
後、ECU16は、ステップ525でパージ条件が成立
しているか否かを判別する(前記ステップ502に同
じ)。このとき、パージ条件が成立していれば、ECU
16はステップ530に戻って前述と同様の処理を繰り
返し、パージ条件が不成立であれば図6のステップ50
1に戻って前述と同様の処理を繰り返す。
れた際には、パージ限界突入の可能性がないと予測され
た場合にのみ(パージ限界予測フラグ=0の場合の
み)、ステップ513に進むことが許可され、パージデ
ューティVSV14による蒸発ガスのパージが実行され
ることになる。
図6のステップ512が肯定判別された以降に)実行さ
れるステップ530のパージ限界予測ルーチンについ
て、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本
予測ルーチンにおいて、パージ限界の予測は、既述した
(イ)〜(ハ)の判断基準を前提として行われる。図8
のルーチンを大別すると、同図のステップ531〜53
5がインジェクタ6の燃料噴射特性に基づくパージ限界
の予測処理に、ステップ536〜538がISC特性に
基づくパージ限界の予測処理に、また、ステップ539
〜541がパージ補正係数FPGに基づくパージ限界の
予測処理に、それぞれ相当する。
ECU16は、先ずステップ531で非パージ時におけ
るインジェクタ6の燃料噴射時間TAU1を算出する。
このとき、燃料噴射時間TAU1は、パージによる燃料
加増がないものとして(パージ補正係数FPG=0とし
て)、 TAU1=TP・{1+(FAF−1)} といった形態で算出される。
でパージ実行により加増されると想定される燃料噴射時
間TAU2を算出する。このとき、燃料噴射時間TAU
2は、その時のエパポ濃度FGPGとパージ率PGRと
に応じたパージ補正係数FPG(=FGPG・PGR)
を用いて、 TAU2=TP・FPG といった形態で算出される。
前記燃料噴射時間TAU1とTAU2との加算値がイン
ジェクタ6による制御可能な最小値(図10の最小通電
時間TAUMIN )よりも大きいか否かを判別する。そし
て、TAU1+TAU2>TAUMIN であれば、ECU
16は、ステップ534でパージ限界予測フラグとして
のXF1を「0」とし、TAU1+TAU2≦TAUMI
N であれば、ステップ535で同XF1を「1」とす
る。
の時のISC流量Qiからパージ流量Qpを減算した値
が、ISC特性上で安定した直線域を確保するための最
小値(図11の最小制御流量QiMIN )よりも大きいか
否かを判別する。そして、Qi−Qp>QiMIN であれ
ば、ECU16は、ステップ537でパージ限界予測フ
ラグとしてのXF2を「0」とし、Qi−Qp≦QiMI
N であれば、ステップ538で同XF2を「1」とす
る。
その時のパージ補正係数FPGが所定値FKよりも大き
いか否かを判別する。そして、FPG>FKであれば、
ECU16は、ステップ540でパージ限界予測フラグ
としてのXF3を「0」とし、FPG≦FKであれば、
ステップ541で同XF3を「1」とする。
ップ533,536,539の3つの判定条件によりパ
ージ限界予測フラグXF1,XF2,XF3が操作され
る。そして、既述した図7のステップ521では、上記
パージ限界予測フラグXF1,XF2,XF3の全てが
「0」であれば同ステップが否定判別され、パージデュ
ーティVSV14によるパージが開始される。また、X
F1,XF2,XF3が1つでも「1」であれば同ステ
ップが肯定判別され、パージ限界の予測処理が繰り返し
実行される。つまり、パージ非実行状態になり、且つパ
ージ限界である旨が予測される場合には、パージ限界に
なる条件が解除されるまで(XF1,XF2,XF3が
全てクリアされるまで)、パージの実行が禁止されるこ
とになる。
ップ508→509(510)→512→513→…と
いった流れの処理が請求項記載のパージ実行手段に、ス
テップ530(図8)が請求項記載のパージ限界予測手
段に、また、ステップ530→521→522→…とい
った流れの処理(フラグXF1,XF2,XF3の操作
及び判定処理)が請求項記載のパージ禁止手段に、それ
ぞれ相当する。
を示すタイムチャートであり、以下には同図を用いて本
実施の形態のパージ制御をより具体的に説明する。な
お、図12中、時間t1,t4が前記図7のステップ5
12で言う「非パージ→パージの移行時」に相当し、こ
の時間t1,t4で前記図7のステップ530の処理
(図8のパージ限界予測処理)が実行される。但し、時
間t1ではパージ限界突入の条件が成立しないが、時間
t4ではパージ限界突入の条件が成立するものとしてい
る(即ち、時間t1ではパージ限界予測フラグ=0、時
間t4ではパージ限界予測フラグ=1となっている)。
上昇し(前記図6のステップ509による)、それに伴
なって時間t1でパージデューティ比が所定値γを超え
ると、パージ実行許可フラグXPRGに「1」がセット
され(図6のステップ511)、パージ実行が許可され
る。この時間t1では、パージを実行してもパージ限界
突入の可能性がないため(パージ限界予測フラグ=
0)、XPRGの操作に従いパージデューティVSV1
4の駆動によるパージ処理が実行される。
突入した旨が判別され、パージ率PGRが徐々に下降す
る(図6のステップ510)。パージ率PGRの下降に
伴ってパージデューティ比が所定値γを下回る時間t3
では、パージ実行許可フラグXPRGが「0」にクリア
され、パージデューティVSV14によるパージ処理が
非実行状態となる。
上昇し、同デューティ比が所定値γを超える時間t4で
は、パージ実行許可フラグXPRGに「1」がセットさ
れる。また、この時間t4では、パージの実行によりパ
ージ限界突入の可能性があるため(パージ限界予測フラ
グに「1」がセットされる)、パージ実行許可フラグX
PRGがセット状態のまま保持されていてもパージデュ
ーティVSV14によるパージ処理が実施されることは
ない。
入の可能性がないと判断される時間t5になると、パー
ジ限界予測フラグが「0」にクリアされ、この時間t5
でパージデューティVSV14の駆動によるパージ処理
が再開される。
は、パージ限界予測処理を実施するようにしたため、パ
ージ実行によりパージ限界に突入すると思われる状態下
(時間t4〜t5)ではパージ処理が中断される。これ
に対して、パージ限界予測処理を実施しない従来装置の
推移を比較例として破線で示すと、時間t4〜t5にお
いてパージの実行と非実行とが繰り返され、結果として
空燃比が乱れ、排気エミッションの悪化を招くことが分
かる。
ば、以下に示す効果が得られる。 (a)本実施の形態では、パージ実行に伴いキャニスタ
11より機関吸気系に放出される蒸発ガスのパージ量が
パージ限界(その時々に許容される限界値)に突入する
か否かを、パージ非実行時に予測し、該パージ限界に突
入する旨が予測された場合、前記パージ実行を禁止する
ようにした。上記構成によれば、非パージからパージへ
の移行後において、パージの開始と停止とが繰り返され
るような従来装置の問題が回避できる。その結果、空燃
比を変動なく制御し、ひいては排気エミッションの悪化
を抑制することができる。
ば、非パージの場合にのみ、パージ限界を予測し、その
予測に応じてパージ実行の可否を判断するようにした。
そのため、パージ実行中に強制的にパージを中断する
等、パージを必要以上に停止させることはなく、パージ
効率を悪化させるなどの問題を招くこともない。
スのパージ量が内燃機関1の運転に支障を来す領域をパ
ージ限界として予測するようにした。このとき、内燃機
関の運転に支障を来す領域とは、既述したようにパージ
の実行と停止とが繰り返され、結果として空燃比の乱れ
を生じさせるような以下の領域に設定した。
間TAUMIN に基づいて設定された領域(図10参
照)、 ・ISC弁20が負担空気量を制御できる最小制御値Q
iMIN を基に設定された領域(図11参照)、 ・蒸発ガスのパージ量が気筒分配時に気筒間の差を生じ
うるレベルに基づいて設定された領域(FPG>FKの
領域)、をパージ限界とした。
パージ限界である旨を好適且つ容易に予測することがで
き、上記パージ限界領域でのパージ開始を確実に行なわ
せないようにすることができる。
の形態にて実現できる。 (1)上記実施の形態では、パージ流量を調整するため
にパージデューティVSV14を用いたが、本発明を実
施する場合には上記構成に限定されるものではなく、他
の構成に変更してもよい。要は、放出通路15の経路中
に配設され、蒸発燃料を含む空気のパージ率を変化させ
るものであれば任意に用いることができる。
の電圧出力と所定判定レベルとを比較することにより空
燃比フィードバック制御を実現したが、本発明を実施す
る場合には上記構成に限定されるものではなく、他の構
成に変更してもよい。例えば排気ガス中の酸素濃度をリ
ニアに検出する空燃比センサを用いたり、排気ガス中の
HC濃度を検出するHCセンサを用いたりして、空燃比
フィードバック制御を実現してもよい。要は、内燃機関
より排出される排気エミッションを抑制すべく空燃比を
フィードバック制御するものであれば任意に具体化でき
る。
限界予測ルーチンにおいて、インジェクタ6の燃料噴射
特性に応じたパージ限界の予測処理(ステップ531〜
535)と、ISC特性に応じたパージ限界の予測処理
(ステップ536〜538)と、パージ補正係数FPG
に応じたパージ限界の予測処理(ステップ539〜54
1)とを、各々独立して実施し、個々にパージ限界予測
フラグを操作していたがこれを変更してもよい。例え
ば、上記3通りの処理のうち、いずれかでパージ限界予
測フラグに「1」がセットされると、他の処理は実施し
ないようにしてもよい。
ジ限界の予測処理は、蒸発ガスのパージ量が気筒分配時
に誤差を生じうるレベルを基に設定されるものである
が、その判定にはパージ補正係数FPGに代えてパージ
流量Qpやパージ率PGRを用いるようにしてもよい。
可フラグXPRGが「0」から「1」へ操作されるタイ
ミングでパージ限界予測処理(図8の処理)を実行し、
パージ限界突入の旨が予測された後には、パージ限界予
測フラグが「0」にクリアされるまで同処理を繰り返し
実行するようにしていたが、この構成を変更してもよ
い。例えばパージ限界突入の旨が予測された後に、所定
時間間隔で図8の処理を実施してパージ限界突入の状態
が回避されたかどうかを判別するようにしてもよい。要
は、パージ非実行時にパージ限界を予測する構成であれ
ば任意に変更できる。
テップ508〜510のパージ率演算処理において、パ
ージ限界に突入したか否かに応じてパージ率PGRを増
減させていたが、これを変更してもよい。例えばFAF
AV値の偏差ΔFAF(=|FAFAV−1|)をパラ
メータとし、ΔFAF値が所定値(例えば5%)以下の
場合にPGR値を増加させると共に、ΔFAF値が所定
値(例えば10%)以上の場合にPGR値を減少させる
ように構成してもよい。要は、機関運転状態に応じてP
GR値を設定する構成であれば任意に変更できる。
ーチンのステップ105でFAF値の平均値FAFAV
をなまし処理(平滑化処理)により算出したが、これに
代えて、他の平均化処理によりFAFAV値を算出する
ようにしてもよい。
御装置の概要を示す構成図。
ーチャート。
ト。
ート。
ャート。
示すフローチャート。
ト。
プ。
プ。
ップ。
するためのタイムチャート。
燃料タンク、11…キャニスタ、14…流量制御弁とし
てのパージデューティVSV、15…放出通路、16…
パージ実行手段,パージ限界予測手段,パージ禁止手段
を構成するECU(電子制御装置)、20…ISC弁。
Claims (6)
- 【請求項1】燃料タンクにて発生する蒸発燃料をキャニ
スタに蓄え、該キャニスタに蓄えられた蒸発燃料を空気
と共にキャニスタから内燃機関の吸気側に接続された放
出通路を介して放出するようにした内燃機関の空燃比制
御装置において、 前記放出通路の経路途中に配設され、前記蒸発燃料を含
む空気のパージ量を変化させる流量制御弁と、 前記内燃機関の運転状態に基づいて前記流量制御弁によ
る蒸発燃料及び空気のパージを実行するパージ実行手段
と、 パージ実行に伴い前記キャニスタより前記内燃機関の吸
気系に放出される蒸発燃料及び空気のパージ量がその時
々に許容される限界値としてのパージ限界になるか否か
を、パージ非実行時に予測するパージ限界予測手段と、 該パージ限界予測手段による予測結果からパージ限界と
なる旨が予測された場合、前記パージ実行を禁止するパ
ージ禁止手段とを具備することを特徴とする内燃機関の
空燃比制御装置。 - 【請求項2】前記パージ限界予測手段は、少なくともパ
ージ非実行状態からパージ実行状態へ移行するタイミン
グで前記パージ限界の予測を実行するものである請求項
1に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項3】前記パージ限界予測手段は、前記蒸発燃料
及び空気のパージ量が前記内燃機関の運転に支障を来す
領域をパージ限界として予測する請求項1又は2に記載
の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項4】前記パージ限界は、電磁式インジェクタが
燃料噴射量を制御できる最小通電時間を基に設定される
請求項3に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項5】前記パージ限界は、アイドル回転数制御弁
が負担空気量を制御できる最小制御値を基に設定される
請求項3に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項6】多気筒内燃機関に適用され、各気筒に接続
された吸気管の集合部に前記蒸発燃料及び空気を放出す
る内燃機関の空燃比制御装置において、 前記パージ限界は、前記蒸発燃料及び空気のパージ量が
気筒分配時に気筒間誤差を生じうるレベルを基に設定さ
れる請求項3に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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