JPH106152A - メタルベアリング組付装置 - Google Patents

メタルベアリング組付装置

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JPH106152A
JPH106152A JP15858596A JP15858596A JPH106152A JP H106152 A JPH106152 A JP H106152A JP 15858596 A JP15858596 A JP 15858596A JP 15858596 A JP15858596 A JP 15858596A JP H106152 A JPH106152 A JP H106152A
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Takuma Takeda
琢磨 武田
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Sanyo Machine Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロックやベアリングキャップの半
円形軸受部への半円形メタルベアリングの組付作業性を
改善する。 【解決手段】 多数のメタルベアリング3を保持するス
トック部23から第1部品移転機構14でメタルベアリ
ング3を選別し、これを第1仮受治具6上の所定位置に
整列配置する。この間に、第1チャック部材8でパレッ
ト13上のシリンダブロック2からベアリングキャップ
1を持ち上げて分離しておく。次に仮受治具6をベアリ
ングキャップ1の直下に移送した後、ベアリングキャッ
プ1を降下させて仮受治具6上のメタルベアリング3を
ベアリングキャップ1の軸受部mに嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのシリン
ダブロックとベアリングキャップの双方に形成された半
円形のクランク軸用軸受部に半円形メタルベアリングを
組付けるメタルベアリング組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のエンジンにおいて、シリンダ
ブロックとベアリングキャップとでクランク軸を回転自
在に支持する場合には、シリンダブロックとベアリング
キャップの双方の軸受部にそれぞれ半円形のメタルベア
リングが嵌着される。その一例を図15及び図16のエンジ
ン分解図で説明する。ベアリングキャップ1とシリンダ
ブロック2の双方の突き合せ面に複数の半円形軸受部
m,nが形成される。ベアリングキャップ1の複数の軸
受部mに複数の半円形メタルベアリング3(ロアメタ
ル)が嵌着され、シリンダブロック2の複数の軸受部n
に複数の半円形メタルベアリング4(アッパーメタル)
が嵌着されてから、シリンダブロック2とベアリングキ
ャップ1が間にクランク軸5を挾んで接合一体化され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシリンダ
ブロック2及びベアリングキャップ1へのメタルベアリ
ング3、4の組付けは、従来、以下の手順で行なわれて
いる。
【0004】先ず、エンジン組立ラインを流れるパレッ
ト上にシリンダブロックを上下逆にして位置決め搭載
し、このパレットを前段組付けステーションに搬送す
る。パレット上には、複数のロアメタルを整列状態で保
持する仮受治具が設けられており、パレットがこの組付
けステーションに到達すると、ロボットアーム等がスト
ックされた複数種のロアメタルの中から機種に適合する
複数のロアメタル、例えば4つのロアメタルを選別し、
これをパレットの仮受治具上に整列供給する。その後、
ベアリングキャップをその接合面を下に向けて仮受治具
の上に被せ、仮受治具上のロアメタルを一括してベアリ
ングキャップの軸受部に嵌め込む。
【0005】次に、パレットを後段組付けステーション
に搬送し、ロボットアーム等でストックされた複数種の
アッパーメタルの中から適合するアッパーメタルを選別
し、これを直接シリンダブロックの軸受部に嵌め込む。
【0006】しかし、このような手順では、パレットが
両組付けステーションに搬送されてから、メタルベアリ
ングの選別・供給作業とがなされるため、各ステーショ
ンでのパレットの停止時間が長くなって生産性が低下す
る。各パレットに仮受治具を設けねばならず、パレット
の製造コストが高騰する。
【0007】そこで、本発明は、シリンダブロックとベ
アリングキャップの双方にメタルベアリングを組付ける
際に、組付工程の作業能率を改善すると共に、パレット
の構造を簡素化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明装置は、エンジン構成部材のシリンダブロックとベ
アリングキャップの両突き合せ部分に形成された複数の
半円形軸受部の各々に半円形のメタルベアリングを組付
ける装置であって、ベアリングキャップを組付けたシリ
ンダブロックを上下逆にしてパレット上に支持し、これ
を所定方向に搬送するエンジン搬送ユニットと、エンジ
ン搬送ユニットで定位置にパレットと共に搬入されたシ
リンダブロックからベアリングキャップを持ち上げて保
持する第1チャック部材と、ベアリングキャップ下面の
複数の軸受部に嵌着されるメタルベアリングを整列状態
で保持する第1仮受治具と、第1チャック部材の下方か
ら側方に離隔した定位置で第1仮受治具に複数のメタル
ベアリングを選別供給する第1部品移転機構と、第1仮
受治具を第1部品移転機構でメタルベアリングが供給さ
れる位置と第1チャック部材に保持されたベアリングキ
ャップの真下の位置の間で往復移動させる第1治具移送
機構とを有し、第1チャック部材で持ち上げられたシリ
ンダブロックの真下にメタルベアリングを保持した第1
仮受治具が移動すると、ベアリングキャップと第1仮受
治具とを接近させて第1仮受治具上のメタルベアリング
をベアリングキャップ下面の軸受部に一括して嵌め込ん
でから、第1チャック部材でベアリングキャップをパレ
ット上に載せる前段組付ユニットと、エンジン搬送ユニ
ットで前段組付ユニットから後段の定位置にパレットと
共に搬入されたシリンダブロックの上面の複数の軸受部
に嵌着されるメタルベアリングを整列させて保持する第
2仮受治具と、シリンダブロックの側方の定位置で第2
仮受治具に複数のメタルベアリングを選別供給する第2
部品移転機構と、第2仮受治具を第2部品移転機構でメ
タルベアリングが供給される位置とシリンダブロック真
上の位置の間で往復移動させる第2治具移送機構と、シ
リンダブロックの真上で上下動可能に配置されて、シリ
ンダブロックの真上にメタルベアリング保持の第2仮受
治具が移動すると第2仮受治具上の複数のメタルベアリ
ングを保持して2仮受治具から持ち上げる第2チャック
部材とを有し、第2チャック部材がメタルベアリングを
保持すると、第2仮受治具をシリンダブロック真上から
退避させて第2チャック部材を下降させ、第2チャック
部材に保持した複数のメタルベアリングをシリンダブロ
ックの軸受部に一括して嵌め込むようにした後段組付ユ
ニットとを具備するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図14を参照して説明する。
【0010】図1に本発明方法を実施するメタルベアリ
ング組付装置全体の概略的な平面図を、図2に図1装置
の各組付ステーションS1 、S2 での組付動作時での部
分正面図を示す。同図のメタルベアリング組付装置は、
エンジン構成部材のシリンダブロック2とベアリングキ
ャップ1をパレット13に搭載してエンジン組立ライン
Lを搬送するエンジン搬送ユニット10と、ベアリング
キャップ1に対応する複数の半円形メタルベアリング3
(ロアメタル)を一括して自動的に組付ける前段組付ユ
ニット11と、シリンダブロック2に対応する複数の半
円形メタルベアリング4(アッパーメタル)を一括して
自動的に組付ける後段組付ユニット12を備える。
【0011】エンジン搬送ユニット10は、水平なベル
トコンベヤ等の搬送体20でパレット13を水平に支持
し、このパレット13を前段組付ステーションS1 から
後段組付ステーションS2 へと水平なX方向に搬送す
る。パレット13上には、上下逆にしたシリンダブロッ
ク2が位置決め搭載されるブロック受け台21と、その
横に、上下逆にしたベアリングキャップ1が位置決め搭
載されるキャップ受け台22が設置される。
【0012】前段組付ステーションS1 に搬送されるパ
レット13上には、図2に示すように、ベアリングキャ
ップ1を組込んだ状態で、上下逆にしたシリンダブロッ
ク2が位置決め搭載される。このパレット13が前段組
付ステーションS1 に搬入されると、前段組付ステーシ
ョンS1 に設置された前段組付ユニット11でもってシ
リンダブロック2からベアリングキャップ1が持ち上げ
られてキャップ受け台22に移され、この移送の間に上
下逆のベアリングキャップ1の下面のアーチ状半円形軸
受部mにロアメタル3が組付けられる。
【0013】前段組付ステーションS1 のパレット13
が後段組付ステーションS2 に搬入されると、後段組付
ステーションS2 の側方に設置された後段組付ユニット
12でもって上下逆のシリンダブロック2の上面の逆ア
ーチ状半円形軸受部nに逆アーチ状半円形をなすアッパ
ーメタル4が組付けられる。
【0014】前段組付ユニット11は、前段組付ステー
ションS1 にパレット13と共に搬入されたシリンダブ
ロック2からベアリングキャップ1を持ち上げてX方向
移動及び上下移動させる第1チャック部材8と、ベアリ
ングキャップ1に所定数のロアメタル3を組付ける第1
仮受治具6を有する。また、前段組付ユニット11は、
ロアメタル3の多数を整列させて保管するストック部2
3と、ストック部23から第1仮受治具6に所定数のロ
アメタル3を受け渡し供給する第1部品移転機構14
と、第1仮受治具6をX方向と直交する水平なY方向に
往復移動させるサーボモータ等の第1治具移送機構16
を有する。
【0015】ストック部23は、ベアリングキャップ1
に組付けられる複数種類のロアメタル3を種別毎(ター
ボチャージャーの有無、排気量の相違等)に複列状態で
保管するもので、前段組付ステーションS1 の側方の定
位置に設置される。ストック部23は、例えば図1及び
図3、図4に示すように、Y方向に平行な複数条のベル
トコンベア等の水平コンベア25を並設して構成され、
各水平コンベア25上に種別毎に複数のロアメタル3が
その開放両端をエンジン組立ライン側に向けた横置きの
状態で整列され、エンジン組立ライン側に整送される。
水平コンベア25を図4の矢印のY方向に駆動させる
と、最前列のロアメタル3の両端が固定ストッパー26
に当接して静止する。各水平コンベア25へのロアメタ
ル3の補給は、手動、或いは、自動で行われる。
【0016】ストック部23の各水平コンベア25の先
端部上方に第1部品移転機構14がX方向に往復移動可
能に配置される。第1部品移転機構14は、コンピュー
タ制御されるロボットアーム等で、各水平コンベア25
上の最前列のロアメタル3を1個ずつ選別して取出し、
これを開放両端が下に向くよう上下に90゜旋回させて
第1仮受治具6に供給する。第1仮受治具6はストック
部23に沿ってY方向に移動可能に設置され、これの上
面の複数箇所には、図3及び図5に示すようにロアメタ
ル3を位置決め保持する凸状の仮受部27が設けられ
る。図6に示すように、ロアメタル3は、各仮受部27
にその開放両端を下向きにしたアーチ状の縦姿勢で嵌合
して保持される。
【0017】第1部品移転機構14の具体例を図4及び
図5に示すと、これはロボットチャック28を備えたも
ので、次の動作をする。ロボットチャック28は、前段
組付ステーションS1 に搬入されるパレット13に搭載
された識別手段(ICカード等)からのエンジン形式の
検出信号に基づいて、ストック部23の各水平コンベア
25の先端部上方でX方向及び上下方向に移動して、所
望の水平コンベア25の最前列のロアメタル3を選別し
て第1仮受治具6に1個ずつ供給する。即ち、図4に示
すように、ロボットチャック28は1つの水平コンベア
25の真上に移動してから降下して、水平コンベア25
の最前列のロアメタル3の中央部を挾持し、次いで上昇
してロアメタル3を水平コンベア25から持ち上げる。
次にロボットチャック28は、図5に示すように右方向
上方に90゜旋回して、挾持したロアメタル3をその開
放両端が下向きになるアーチ状縦姿勢に姿勢変更させ
る。この姿勢変更の間にロボットチャック28は第1仮
受治具6の真上に移動してから降下し、挾持した縦姿勢
のロアメタル3を第1仮受治具6の1つの仮受部27に
嵌め込む。以上のロボットチャック28の動作と連動し
て、第1治具移送機構16が第1仮受治具6をY方向に
間欠移動させて、最終的に第1仮受治具6の複数の仮受
部27の全てに1個ずつのロアメタル3が位置決め保持
される。
【0018】ロボットチャック28でロアメタル3が供
給される第1仮受治具6の位置は、前段組付ステーショ
ンS1 から離れた位置にある。この位置は、図7(A)
の鎖線で示される後方位置P1 に相当する。また、ロボ
ットチャック28が第1仮受治具6に所定数のロアメタ
ル3を供給する間に、前段組付ステーションS1 へのパ
レット13の搬入、第1チャック部材8によるシリンダ
ブロック2からのベアリングキャップ1の持ち上げ、持
ち上げたベアリングキャップ1のX方向のスライド移動
の一連の動作が行われる。
【0019】即ち、図8(A)に示すように、第1チャ
ック部材8はシリンダブロック2上のベアリングキャッ
プ1を挾持して持ち上げるとX方向にスライド移動し
て、ベアリングキャップ1をキャップ受け台22の真上
の定位置に移動させる。この定位置は第1仮受治具6よ
り高い位置に在り、かつ、後方位置P1 の第1仮受治具
6の前方の定位置に在る。
【0020】第1チャック部材8がベアリングキャップ
1をキャップ受け台22の真上の定位置まで移動させる
と、所定数のロアメタル3を保持して後方位置P1 で待
機した第1仮受治具6が、図7(A)の実線で示すよう
に前方位置P2 まで前進移動して静止する。この後、第
1チャック部材8とベアリングキャップ1が真下に降下
して、ベアリングキャップ1の下面の複数のアーチ状半
円形軸受部mが第1仮受治具6上の対応する複数のロア
メタル3に嵌め込まれる。軸受部mはロアメタル3に嵌
め込まれると、ロアメタル3をワンタッチでロックして
支持する構造である。従って、第1チャック部材8でベ
アリングキャップ1を降下させてから元の高さ位置まで
上昇させると、図8(B)に示すように、ロアメタル3
が第1仮受治具6からベアリングキャップ1に移転し
て、第1仮受治具6が空の状態となる。
【0021】空の第1仮受治具6はベアリングキャップ
1が上昇すると、図7(B)に示すように後方位置P1
へと後退移動して、次のメタルベアリング受給動作に待
機する。この第1仮受治具6の後退を待って、第1チャ
ック部材8とベアリングキャップ1が再降下してベアリ
ングキャップ1がキャップ受け台22に載置され、この
後、図8(C)に示すように第1チャック部材8がベア
リングキャップ1から離れて上昇してから横スライドし
て元の位置に戻り、次のエンジン搬入に待機する。
【0022】以上のようにして前段組付ユニット11の
一連の動作で、1つのベアリングキャップ1に複数のロ
アメタル3が一括して短時間で自動組付けされる。即
ち、前段組付ステーションS1 におけるエンジン移動と
分解作業の間に第1仮受治具6へのメタルベアリング自
動供給が並行して行われ、前段組付ステーションS1
のエンジン移動のすぐ後でベアリングキャップ1へのメ
タルベアリング供給が短時間で実行される。また、ベア
リングキャップ1に複数のロアメタル3を直接に供給す
る第1仮受治具6をエンジン搬送用パレット13から独
立させて単独に動作させることにより、複数のエンジン
車種に共通の仮受治具が使用できて設備投資上有利とな
る。
【0023】次に、後段組付ユニット12を説明する
と、これは前段組付ユニット11のストック部23と同
様なストック部24と、前段組付ユニット11と形態の
異なる第2部品移転機構15、第2仮受治具7を備え、
第2仮受治具7をY方向に往復移動させるサーボモータ
等の第2治具移送機構17を備える。ストック部24
は、シリンダブロック2に組付けられる複数種類のメタ
ルベアリング4(アッパーメタル)を種別毎に複数保管
するもので、例えばY方向に平行な複数条のベルトコン
ベア等の水平コンベア29を並設して構成される。水平
コンベア29は後段組付ステーションS2 の側方定位置
に設置されて、各水平コンベア29上に種別毎に複数の
アッパーメタル4がその開放両端をエンジン組立ライン
側に向けた横置きの状態で整列され、エンジン組立ライ
ン側に整送される。
【0024】第2部品移転機構15は、図9及び図10
に示すようなロボットチャック30を有する。このロボ
ットチャック30は、前段組付ユニット11のロボット
チャック28と概ね同様な動作をして、各水平コンベア
29上の最前列のアッパーメタル4を1個ずつ選別して
取出し、これを上下に90゜旋回させて第2仮受治具7
に供給する。この場合のロボットチャック30は、アッ
パーメタル4を挾持して持ち上げると、図10に示すよ
うに左方向上方に90゜回転して、アッパーメタル4を
その開放両端が上向きになる逆アーチ状の縦姿勢に姿勢
変更する。
【0025】第2仮受治具7は、後段組付ステーション
2 に搬入されたパレット13上のシリンダブロック2
の真上の前方位置Q2 (図13参照)とストック部24
に沿う後方位置Q1 の間でY方向に移動可能に設置され
る。第2仮受治具7の上面の複数箇所には、図11乃至
図13に示すようにアッパーメタル4を位置決め保持す
る凹状の仮受部31が設置される。第2仮受治具7が図
13(A)の鎖線で示す後方位置Q1 に在るときに、ロ
ボットチャック30で複数の仮受部31の全てに逆アー
チ状縦姿勢のアッパーメタル4が供給されて保持され
る。各アッパーメタル4は、その開放両端部を仮受部3
1から上に突出させて仮受部31に保持される。
【0026】第2チャック部材9は、前方位置Q2 に前
進した第2仮受治具7の真上の定位置とシリンダブロッ
ク2の間で上下動可能に設置される。第2チャック部材
9は下面に複数のチャック爪32を備え、このチャック
爪32で第2仮受治具7の複数のアッパーメタル4を一
括して挾持して持ち上げ、そのまま降下してシリンダブ
ロック2の軸受部nに一括して組付ける。以上の組付要
領が図14(A)〜(C)に示される。
【0027】図14(A)のように後段組付ステーショ
ンS2 にパレット13が搬入されると、シリンダブロッ
ク2と上限位置に在る第2チャック部材9の間に、図1
3に示すように後方位置Q1 の第2仮受治具7が前進移
動する。この第2仮受治具7上には、後段組付ステーシ
ョンS2 にパレット13が搬入される間に所定数のアッ
パーメタル4が逆アーチ状に保持されている。第2仮受
治具7が前進して前方位置Q2 で静止すると、上限位置
の第2チャック部材9が下降し、図12の鎖線で示すよ
うにチャック爪32が閉じて第2仮受治具7の複数のア
ッパーメタル4の開放両端部を挾持すると、そのまま第
2チャック部材9が上限位置まで上昇する。この上昇で
第2仮受治具7から全数のアッパーメタル4が分離され
て第2仮受治具7が空の状態となり、上昇した第2チャ
ック部材9下に逆アーチ状に吊下保持される。
【0028】第2チャック部材9が上昇すると、図13
(B)と図14(B)に示すように空の第2仮受治具7
が後方位置Q1 まで後退して次のメタルベアリング受給
に待機する。第2仮受治具7の後退を待って第2チャッ
ク部材9が再下降して、保持した複数のアッパーメタル
4をシリンダブロック2の対応する軸受部nに一括して
嵌め込むと、図14(C)に示すように再度上限位置ま
で上昇して、次のエンジン搬入に待機する。
【0029】
【発明の効果】本発明装置によれば、シリンダブロック
とベアリングキャップに複数のメタルベアリングを一括
して供給する仮受治具をエンジン組立ラインを流れるパ
レットから独立させて配置したので、エンジン組立ライ
ン上での作業と別作業で仮受治具へのメタルベアリング
供給が実施でき、メタルベアリングの組付けに要する作
業時間を短縮化することが可能となる。特に、従来で
は、ベアリングキャップへのメタルベアリング組付け前
に、ベアリングキャップのシリンダヘッドからの分離作
業を別途行なっていたためタイムロスも多かなる傾向に
あったが、本発明では、これら一連の作業が同時に行な
えるので、時間短縮効果もより顕著なものとなる。ま
た、エンジン搬送用パレットから仮受治具を独立させる
ことにより、仮受治具をエンジンの複数機種に共用化す
ることができるので、設備投資額も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明組付方法を説明するためのメタルベアリ
ング組付装置の概略を示す平面図である。
【図2】図1装置の各組付場所での組付動作を説明する
ための部分正面図である。
【図3】図1装置における前段組付ステーションS1
のストック部と仮受治具の部分平面図である。
【図4】図3のストック部と部品移転機構の概略を示す
側面図である。
【図5】図3の仮受治具と部品移転機構の側面図であ
る。
【図6】図5の仮受治具の部分拡大断面図である。
【図7】(A)及び(B)は図1装置における前段組付
ステーションS1 での各組付動作を示す側面図である。
【図8】(A)及び(B)及び(C)は図1装置におけ
る前段組付ステーションS1 での各組付動作を示す正面
図である。
【図9】図1装置における後段組付ステーションS2
のストック部と部品移転機構の側面図である。
【図10】図1装置における後段組付ステーションS2
での部品移転機構と仮受治具の側面図である。
【図11】図10の仮受治具の部分拡大断面図である。
【図12】図10の仮受治具とチャック部材の部分拡大
正面図である。
【図13】(A)及び(B)は図1装置における後段組
付ステーションS2 での各組付動作を示す側面図であ
る。
【図14】(A)及び(B)及び(C)は図1装置にお
ける後段組付ステーションS2 での各組付動作を示す正
面図である。
【図15】エンジン構成部材のシリンダブロックとベア
リングキャップの分解正面図である。
【図16】図15のシリンダブロックとベアリングキャ
ップの分解側面図である。
【符号の説明】 1 ベアリングキャップ(エンジン構成部材) 2 シリンダブロック(エンジン構成部材) m,n 軸受部 3、4 メタルベアリング 6 第1仮受治具 7 第2仮受治具 8 第1チャック部材 9 第2チャック部材 10 エンジン搬送ユニット 11 前段組付ユニット 12 後段組付ユニット 13 パレット 14 第1部品移転機構 15 第2部品移転機構 16 第1治具移送機構 17 第2治具移送機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン構成部材のシリンダブロックと
    ベアリングキャップの両突き合せ部分に形成された複数
    の半円形軸受部の各々に半円形のメタルベアリングを組
    付ける装置であって、 ベアリングキャップを組付けたシリンダブロックを上下
    逆にしてパレット上に支持し、これを所定方向に搬送す
    るエンジン搬送ユニットと、 エンジン搬送ユニットで定位置にパレットと共に搬入さ
    れたシリンダブロックからベアリングキャップを持ち上
    げて保持する第1チャック部材と、ベアリングキャップ
    下面の複数の軸受部に嵌着されるメタルベアリングを整
    列状態で保持する第1仮受治具と、第1チャック部材の
    下方から側方に離隔した定位置で第1仮受治具に複数の
    メタルベアリングを選別供給する第1部品移転機構と、
    第1仮受治具を第1部品移転機構でメタルベアリングが
    供給される位置と第1チャック部材に保持されたベアリ
    ングキャップの真下の位置の間で往復移動させる第1治
    具移送機構とを有し、第1チャック部材で持ち上げられ
    たシリンダブロックの真下にメタルベアリングを保持し
    た第1仮受治具が移動すると、ベアリングキャップと第
    1仮受治具とを接近させて第1仮受治具上のメタルベア
    リングをベアリングキャップ下面の軸受部に一括して嵌
    め込んでから、第1チャック部材でベアリングキャップ
    をパレット上に載せる前段組付ユニットと、 エンジン搬送ユニットで前段組付ユニットから後段の定
    位置にパレットと共に搬入されたシリンダブロックの上
    面の複数の軸受部に嵌着されるメタルベアリングを整列
    させて保持する第2仮受治具と、シリンダブロックの側
    方の定位置で第2仮受治具に複数のメタルベアリングを
    選別供給する第2部品移転機構と、第2仮受治具を第2
    部品移転機構でメタルベアリングが供給される位置とシ
    リンダブロック真上の位置の間で往復移動させる第2治
    具移送機構と、シリンダブロックの真上で上下動可能に
    配置されて、シリンダブロックの真上にメタルベアリン
    グ保持の第2仮受治具が移動すると第2仮受治具上の複
    数のメタルベアリングを保持して2仮受治具から持ち上
    げる第2チャック部材とを有し、第2チャック部材がメ
    タルベアリングを保持すると、第2仮受治具をシリンダ
    ブロック真上から退避させて第2チャック部材を下降さ
    せ、第2チャック部材に保持した複数のメタルベアリン
    グをシリンダブロックの軸受部に一括して嵌め込むよう
    にした後段組付ユニットと、 を具備することを特徴とするメタルベアリング組付装
    置。
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