JPH106216A - 砥石のツルーイング方法およびツルーイング工具 - Google Patents
砥石のツルーイング方法およびツルーイング工具Info
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- JPH106216A JPH106216A JP8158389A JP15838996A JPH106216A JP H106216 A JPH106216 A JP H106216A JP 8158389 A JP8158389 A JP 8158389A JP 15838996 A JP15838996 A JP 15838996A JP H106216 A JPH106216 A JP H106216A
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Abstract
る砥石に広く適用することができ、ツルーイング後の目
立てを要することなく高効率に砥石のツルーイングを達
成し得るツルーイング方法およびツルーイング工具を提
供すること。 【解決手段】 砥石の回転中において、元素周期表にお
ける4A族、5A族または6A族のいずれかに属する金
属または該金属を有効成分として含有する合金を該砥石
の砥石作業面に接触させることを特徴とするツルーイン
グ方法、および、上記金属または合金を有する接触部材
を備えるツルーイング工具。
Description
グ(振れ取り、形状修正等を目的とする砥石修正)方法
およびツルーイング工具に関する。
びに加工精度および加工能率の向上に対する要求から、
砥粒としてダイヤモンド、CBN(Cubic Boron Nitrid
e) 等を含有するいわゆる超砥粒砥石を使用する頻度が
急速に高まっている。
いては、短時間に振れ取りおよび/または形状修正が可
能であること、作業性がよく安価であること、種々の研
削盤に対応可能であること、および、インプロセスで処
理が行え、かつ、ドレッシングが同時に行えること等を
満足することが理想的である。
方法として、(1).単石ドレッサー、インプリドレッサ
ー、ブロックドレッサー等のダイヤモンド固定工具を使
用する方法、(2).GC(SiC) 、WA(Al2O3) 等の砥石ブ
ロックや回転砥石による方法、および(3).軟鋼研削法が
適用されている。
表面上の突出した砥粒を磨滅させながらツルーイングす
るため、砥粒の先端がフラットとなるとともに砥粒の突
出がなくなり砥石としての切れ味を失う結果、ツルーイ
ング処理後に長時間のドレッシング(目立て)処理が必
要となり、作業性の悪化および精度の不安定化を招く。
さらに本方法においては、ドレッサーの磨耗が激しいの
で工具寿命が短かくなり、ツルーイングコストが著しく
高くなる等の問題点もある。
は、ツルーイング能力が極めて低く、ツルーイング作業
に長時間を要するため作業効率が悪い。
ー、ダイヤモンドホイール等の回転工具を使用したブレ
ーキツルアー方式による方法、(5).遊離砥粒を用いたラ
ッピング方法、(6).円筒形状の金属を回転させながら砥
石に押し付けるクラッシュロール法、および、(7).上記
機械的方法のような接触方式とは異なり放電を利用した
非接触方式である電気的方法等が用いられる場合もある
が、いずれの方法も適用範囲に限界があり、特に超砥粒
砥石を対象とする場合にはツルーイング能率が極めて低
くなるので、種々の形状の研削盤全般(両頭研削盤やそ
の他特殊な目的の専用機等を包含する)および/または
結合様式の異なる(すなわち、配合される結合剤が異な
る)種々の超砥粒砥石に広く適用されるものではない。
術の問題点を解決するものであり、その目的とするとこ
ろは、高効率に砥石のツルーイングを達成し得るツルー
イング方法およびツルーイング工具を提供することであ
る。
る上記軟鋼研削法に注目し、当該方法におけるツルーイ
ングメカニズムを鋭意検討した。その結果、超砥粒砥石
の結合剤を効率的に除去し高能率のツルーイングを達成
するためにはツルーイング工具としての被削材と砥石に
含まれる結合剤との間において、固相−固相拡散反応
(例えば、まてりあ、第35巻第3号(1996)、2
20−224頁を参照)または何らかの化学反応を起こ
すことが重要であることを想到した。そして、元素周期
表における4A族、5A族、6A族のいずれかに属する
金属(すなわちチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニ
ウム(Hf)、バナジウム(V) 、ニオブ(Nb)、タンタル(T
a)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W) )
または当該金属をツルーイングのための有効成分として
含有する合金が、超砥粒砥石に対して極めて高いツルー
イング効果を発揮することを見出し、本発明を完成する
に至った。
めに、元素周期表における4A族、5A族または6A族
のいずれかに属する金属または有効成分として当該金属
を含有して成る合金を砥石の回転中において該砥石の砥
石作業面に接触させることを特徴とする、砥石のツルー
イング方法(以下、本発明のツルーイング方法とい
う。)を提供する。
金属または有効成分として当該金属を含む合金を回転作
動中の砥石における砥石作業面(すなわち、表層に多数
の砥粒(切れ刃)を有している面)に接触させることに
よって、上記金属または合金の切り粉が砥石に含まれる
結合剤を機械的に除去すると同時に、当該接触部位にお
いて高温の摩擦熱を発生させて当該金属または合金と当
該砥石における結合剤との間で固相−固相拡散反応およ
び/または何らかの化学反応が起こり、その結果、上記
結合剤本来の靱性を欠いた脆弱な化合物を生じさせ得
る。
ば上記化合物の生成によって上記結合剤の磨耗および砥
石作業面からの排出が促進されるため、従来のツルーイ
ング方法(例えばダイヤモンドドレッサーによる方法)
におけるような砥粒の機械的破壊磨耗によって砥石の切
れ味を損なうことなく、種々の超砥粒砥石を包含する砥
石のツルーイングが達成される。
おいて研磨材(砥粒)を結合させるための配合物の総称
であり、特別に限定した薬剤を意味しない。例えば、ダ
イヤモンド砥石等において一般的に用いられる所謂メタ
ルボンド、レジンボンド、ビトリファイドボンド等は上
記結合剤に包含される。
様は、砥石の回転中において、当該砥石の砥石作業面に
上記金属または合金を一定の圧力または速度で押し付け
ることによって当該金属または合金と当該砥石作業面と
の接触が実現されることを特徴とする。本態様のツルー
イング方法によれば、従来のツルーイング法に使用され
るツルーイング装置および治工具を利用することがで
き、上記金属または合金をこれら装置類に適合させて用
いることができる。
態様は、超砥粒砥石を備える研削盤の工作物保持部に取
り付けられた上記金属または合金を当該超砥粒砥石にお
ける砥石作業面で研削することによって当該金属または
合金と当該砥石作業面との接触が実現されることを特徴
とする。本態様のツルーイング方法によれば、種々の研
削盤において通常の被研削物を研削するのと同様の操作
により簡便に超砥粒砥石のツルーイングを実施すること
ができる。なお、本明細書において「工作物保持部」と
は、各種研削盤における工作物(被研削物)取付け部分
の総称であり、種々の研削盤におけるセンタ、テーブ
ル、チャック等を包含する用語である。
他の態様は、砥石のツルーイング工具であって、元素周
期表における4A族、5A族または6A族のいずれかに
属する金属または有効成分として該金属を含有する合金
を有する接触部材を備えることを特徴とするツルーイン
グ工具(以下、本発明のツルーイング工具という。)を
提供することである。本発明のツルーイング工具によれ
ば当該接触部材を回転中の超砥粒砥石の砥石作業面に接
触させることによって上述の超砥粒砥石の迅速なツルー
イングが実現される。本発明のツルーイング工具によっ
て本発明のツルーイング方法を好適に実施することがで
きる。
様は、上記接触部材を研削盤に装着させるための取付け
部材をさらに備えていることを特徴とする。本態様のツ
ルーイング工具によれば、当該取付け部材によって研削
盤の工作物保持部に上記接触部材を容易に装着すること
ができる。
ような形態で実施され得る。
を装備した種々のタイプの研削盤に広く適用され得るも
のである。本発明のツルーイング方法においては、元素
周期表における4A族、5A族または6A族のいずれか
に属する金属または当該金属を有効成分として含有する
合金(以下、これらを単に「本金属または合金」とい
う。)と上記砥石作業面とを接触させることを達成すれ
ばよく、その他の一般的なツルーイング処理工程は従来
技法に準じて行ない得る。例えば、一般的な軟鋼の代わ
りに4A族、5A族または6A族のいずれかに属する金
属の単体または当該金属の1種類若しくは2種類以上の
組み合わせを主成分として含有する合金を用いて従来の
軟鋼研削法に準じた処理を行なうことによって本発明の
ツルーイング方法が好適に実施され得る。
と超砥粒砥石の被ツルーイング面(すなわち砥石作業
面)との接触の態様は、適用される研削装置の型式、ツ
ルーイング工具の形状およびツルーイングを施す砥石の
形状等に応じて適宜変更され得るが、典型的には、(1).
砥石で本金属または合金を研削するやり方;あるいは、
(2).本金属または合金を備えたツルーイング工具を上記
被ツルーイング面に押し付けるやり方;によるものが、
上記拡散反応および/または何らかの化学反応を容易に
発生させ得るために好適である。
工具(研削材として本金属または合金を含む)は研削盤
の型式に応じて予め被研削物(ワーク)と同形状に成形
しておき、当該研削盤において被研削物と同様にツルー
イング用研削材として本金属または合金を研削すればよ
い。また、上記(2).の場合においては、従来のツルーイ
ング法に使用される装置または治工具の取扱いに準じて
ツルーイング操作を実施すればよい。
金属または合金としては、4A族、5A族または6A族
に属する金属の単体、あるいは当該金属をツルーイング
のための有効成分として含むもの(例えば、上記金属の
1種類若しくは2種類以上の組み合わせを主成分として
含有する合金)であればよく特に限定されないが、5A
族のバナジウム(V) 、ニオブ(Nb)および/またはタンタ
ル(Ta)を含むツルーイング工具が上記拡散反応および化
学反応を容易に発生させ得るために特に好適である。例
えば、本発明のツルーイング工具としてバナジウム(V)
、ニオブ(Nb)および/またはタンタル(Ta)またはそれ
らを有効成分として含有する合金を有する接触部材を備
えたものは、上記結合剤としてブロンズ(銅と錫との合
金;Cu-Sn合金)のような上記各金属元素と化合物を生
成し得る元素(例えばSn、Ga、Si、Al等)を含
む結合剤を有する超砥粒砥石を上記(1).の態様でツルー
イングする場合に特に好適である。
粒砥石に対して接触部材にNbを含む本態様のツルーイ
ング工具を適用した場合、本ツルーイング工具と超砥粒
砥石の被ツルーイング面との接触部において、本接触部
材に含有されるNbとブロンズ中のSnとが700℃前
後の高温研削熱によって上記拡散およびそれに関連する
化学反応を引き起し、被ツルーイング面の結合剤表面に
金属間化合物「Nb3Sn」が形成される。そして、当該金
属間化合物はその靱性を欠き極めて脆弱な性質によって
Nbと接触して直ちに脱落もしくは磨耗して除去され得
るため、上記超砥粒砥石における結合剤はNbを研削す
る工程中に速やかに磨滅し、砥粒の適度な突出が達成さ
れるからである。
の被ツルーイング面に接触させるための接触部材として
本金属または合金を有する部材を備えておればよく、特
に限定した形状を要求されない。
ては上記接触部材として、4A族、5A族または6A族
のいずれかの金属からなる単体構造、あるいは1または
複数種類の当該金属を有効成分とする合金からなる単体
構造のものが好適に使用されるがこれに限定されるもの
ではなく、図4に示すような、本金属または合金1とG
C(SiC) 、WA(Al2O3) 等の砥石材料、セラミック材料
等の粒子若しくは他の金属(軟鋼等)またはそれらの合
金(以下、これらを総称して一般砥石類その他金属類と
いう)2とを分散して含む微視的複合構造を有するもの
であってもよい。
に示すような、本金属または合金部分3と、一般砥石類
その他金属類部分4とを組み合わせて成る巨視的複合構
造を有するものであってもよい。このような巨視的構造
の成形手段は当該分野における周知技術である。
への取付け手段に対応して(1).磁力によって吸引固定さ
れるタイプ、および(2).チャック、ネジ止め、はめ込み
等によって機械的に固定されるタイプに概ね大別される
が特に限定されるものではなく、適用される研削装置の
形状に応じて種々変更され得る。そしてこのこと自体は
当業者の自明な設計事項に過ぎず、本願特許請求の範囲
を逸脱するものではない。以下、本発明のツルーイング
工具における好適な種々の形状を例示する。
ルーイング工具としては例えば図6、図7および図8に
示すような角形ブロック形状の上記巨視的構造を有する
もの(すなわち、本金属または合金部分5と一般砥石類
その他金属類部分6とからなるもの)が好適である。こ
こで本金属または合金部分5と一般砥石類その他金属類
部分6とは、例えばロー付け、ネジ止め、はめ込み、溶
接、接着剤等の一般的接着方法によって接合し得る。本
形状においては一般砥石類その他金属類部分6は本発明
のツルーイング工具の上記取付け部材としても機能し得
るものであり、一般砥石類その他金属類部分6を鉄鋼等
の強磁性材料で構成することにより磁力によって研削盤
に固定装着することができる。さらに、図4および図5
に示すような構造の接触部材を有するツルーイング工具
であって当該接触部材自体が強磁性を有するツルーイン
グ工具においては、別途取付け部材を必要とせずに上記
研削盤に磁力で固定装着され得る。
グ工具としては例えば図9に示すような円柱形状の上記
巨視的構造を有するものが好適である。本形状において
は一般砥石類その他金属類部分6は本発明のツルーイン
グ工具の上記取付け部材としても機能し得るものであり
一般的には鋼材等で構成され得るが特に限定されず、非
磁性体のものあるいは本金属または合金部分5と同一材
質のものでもよい。本形状のツルーイング工具の上記研
削盤への装着は当該取付け部材の機械的チャッキングに
よって容易に行なうことができる。
しては例えば図10に示すような本金属または合金部分
5と一般砥石類その他金属類部分6とからなる板形状を
有するものが好ましい。さらにまた、薄型砥石を使用す
る切断機やプロファイル(成形)研削盤用として用いら
れるツルーイング工具としては例えば図11および図1
2に示されるような円盤形状あるいはカップ形状を有す
るものが好ましい。
ッサー(インプリドレッサー、ロータリードレッサー
等)形状のものであって、本金属または合金を有する接
触部材を備えたものも本発明のツルーイング工具として
好ましい。例えば、従来のブレーキツルアーの砥石の代
わりに本発明のツルーイング工具を使用する場合には当
該砥石と同形状の円盤状のもの、また、従来のダイヤモ
ンドドレッサー(単石ドレッサー、インプリドレッサー
を含む)の代わりに本発明のツルーイング工具を使用す
る場合には棒(丸棒もしくは角棒)形状の取付け部材お
よび接触部材からなるツルーイング工具が好適に使用さ
れる。
して本発明のツルーイング工具を適用する場合には、上
記接触部材として図11に示すような本金属または合金
部分5と板形状の一般砥石類その他金属類部分6とを嵌
合した円盤形状のもの、あるいは、図13に示すような
パイプ状一般砥石類その他金属類部分6に本金属または
合金部分5をはめ込んだ円柱形状のもの等が好適であ
る。これらは例えば鋼製のドレッサー治具にセットした
状態で研削盤マグネットチャックに吸着させるか、ある
いは、研削盤に備えつけられたツルーイング装置従来品
にセットして使用され得る。さらに、軸付き砥石の砥石
部分を本金属または合金を有する接触部材と置換したも
のも本発明のツルーイング工具として好ましい。
シングツール同様、マグネットまたはボルト穴によるク
ランプ(締めつけ)によって従来のツルーイング装置に
容易に装着され得る。図14および図15はプロファイ
ル研削盤等に使用されるコンタリング加工(すなわち、
先端R付き砥石を使用する形状成形加工)用の超砥粒砥
石の振れ取りやノーズRの修正に使用するツルーイング
装置20、30におけるクランプ部21、31に本発明
のツルーイング工具10、11を装着したものを模式的
に示したものである。また、図16は平面研削盤40の
ドレッサー装置41に本発明のツルーイング工具12を
移動可能(図中の両矢印)に取り付けたものを模式的に
示したものである。本態様においてはインプロセスで砥
石42のドレッシングを実施できるドレッシング装置と
して機能し得る。
を除きいずれも超砥粒砥石を備えるCNC平面研削盤に
おいて各種の金属をプランジ研削することによって当該
砥石をツルーイングした結果を示すものである。使用し
た砥石は外径200mm、巾10mmのストレート砥石
である。研削条件は周速1700m/分、切り込み2μ
m/パスとし、被削材は巾5mm、長さ50mm、総切
り込み量は2.0mmとした。そして、次式:ツルーイング比:X=砥石磨耗量(mm3) /被削材除去量
(mm3) に基づいて計測したツルーイング比を指標にして本発明
におけるツルーイングと従来のツルーイングとを比較し
た。なお、砥石磨耗量(mm3) は被削材を研削後の砥石形
状をカーボン製の板材に転写して測定した。
400を使用して元素周期表における4A族、5A族、
6A族に属する9種の金属およびそれらの合金(計37
種)を上記条件に従って研削した。比較例として従来の
軟鋼材およびWA砥石についても同様に研削した。これ
らの研削結果を以下の表1および表2に示す。なお、表
2中の工具材質(合金)の数値は重量%を示す。
から明らかなように本金属または合金を研削した場合、
従来のWA砥石や軟鋼を研削した場合と比較して少なく
とも2〜4倍の高いツルーイング比を示した。特に、5
A族に属する金属(すなわち、V、Nb、Ta)および
これらを含む合金を研削した場合のツルーイング効果が
顕著であり、従来の軟鋼およびWA砥石に対してVの場
合はそれぞれ約6倍および約22倍、Taの場合はそれ
ぞれ約18倍および約64倍、そしてNbの場合はそれ
ぞれ23倍および78倍の高いツルーイング比を示した
(表1)。また、表2に示した各種合金を用いたツルー
イング結果から明らかなように、これら金属は、鉄(F
e)、コバルト(Co)等の4A族、5A族および6A族以外
の金属を含有する合金の構成部分としてツルーイングに
適用された場合にも極めて有効である。
来得られなかった高効率の超砥粒砥石ツルーイングを達
成することができる。
170を使用してNbおよびNb(50%)とTi(50
%)との合金(50Nb-50Ti) を上記条件に従って研削し
た。比較例として従来の軟鋼についても同様に研削し
た。これらの研削結果を以下の表3に示す。
なように、Nbおよび50Nb−50Ti合金を研削した場合、
従来の軟鋼を研削した場合と比較してそれぞれ約69倍
および約22倍もの高いツルーイング比が認められた。
以上のとおり、本発明の実施によればダイヤモンド超砥
粒砥石においても高効率のツルーイングを達成すること
ができる。
(レジンボンドCBN)および集中度が異なる複数の超
砥粒砥石(レジンボンドCBN400)を用い、上記条
件に従ってNbを研削して当該砥石のツルーイングに及
ぼす砥粒の粒度および集中度の影響を調べた。結果を粒
度については図1、集中度については図2に示す。
番の3種の砥石を用いた結果、何れの粒度を有する砥石
においても高いツルーイング効果が認められた。さらに
図1から明らかなように、粒度400番におけるツルー
イング比は粒度270番のツルーイング比の約2.3倍
そして粒度170番のツルーイング比の約3.5倍であ
った。このことから本発明の実施においては粒度が細か
いほどツルーイング効果が高まることが認められた。
て70、100および125の砥石を用いた結果、何れ
の集中度を有する砥石においても高いツルーイング効果
が認められた。さらに図2から明らかなように、集中度
75におけるツルーイング比は集中度100のツルーイ
ング比の約1.3倍そして集中度125のツルーイング
比の約1.5倍であり、本発明の実施においては集中度
が低いほどツルーイング効果が高まることが認められ
た。
ビトリファイドボンド、メタルボンド)を含有する砥粒
粒度400のCBN砥石(CBN400)3種を用い、上記条件
に従ってNbを研削してツルーイング比を測定した。結
果を図3に示す。
場合のツルーイング比は従来の軟鋼を研削した場合のツ
ルーイング比と比較してレジンボンドCBN400では
約23倍、ビトリファイドボンドCBN400では約2
0倍、そしてメタルボンドCBN400では約55倍も
の高いツルーイング効果が認められた。このことから本
発明の実施においてはいずれの結合剤を含有する超砥粒
砥石においても高効率のツルーイングを達成することが
できる。
軟鋼とから成る複合構造物(図6参照)を接触部材とし
て有する本発明のツルーイング工具によってレジンボン
ド超砥粒砥石(CBN400)をツルーイングし、当該
砥石のツルーイング後の切れ味(研削能力)を一般的な
ダイヤモンドドレッサー(♯60、電着ブロックドレッ
サー)によってツルーイングした同砥石の切れ味と比較
した。
記ダイヤモンドドレッサーを用いる場合、砥石の周速1
700m/分、前後送り速度500mm/分にて、切り
込み2μm/往復、さらにツルーイング後にドレッシン
グを行なう場合にはWAスティックで30秒間手作業に
て処理した。他方、本発明のツルーイング工具を用いる
場合は、砥石回転数2700rpm、左右送り速度14
m/分、切り込み2μm/往復、および前後送り速度4
00mm/分とした。切れ味の比較は、特殊鋼被削材と
して厚さ4.7mm×長さ50mmの高速度工具鋼SK
H51の熱処理品(HRC63)を用い、当該被削材を
回転数2700rpm、左右送り速度12m/分、切り
込み2μmの条件下でプランジ研削を行なった。そし
て、当該研削に伴って変化する砥石モーターの負荷電流
値を測定し、上記各条件によるツルーイング後の砥石の
切れ味を比較した。結果を表4に示す。
レッサーによってツルーイングしたままの状態の砥石で
は研削初期より砥石モーターの負荷が大きく、僅か0.
02mm程度を研削した時点でアンメータが振り切れて
研削加工不能となった。この結果はダイヤモンドドレッ
サーによるツルーイングでは砥石砥粒の目が磨滅し、か
つ、砥粒の突出がなくなることによって砥石の切れ味が
失われることを示すものである。一般的に砥石はダイヤ
モンドドレッサーでツルーイングしたままでは研削でき
ないので、通常、ツルーイング後にWA砥石等で研削し
ドレッシングを行なう。しかしながら、本研削結果から
明らかなように、ダイヤモンドドレッサーによるツルー
イング後にWAスティックでドレッシング処理した場合
(表4中の区分2参照)であっても、ドレッシング直後
の砥石モーター負荷電流は5.0Aと高く、切り込みを
続けても2.5Aを下回ることはなかった。
ツルーイングを行なった場合の砥石は切れ味がよく、ツ
ルーイング直後の研削初期においても砥石モーターの負
荷電流値は極めて低く、接触部材としてNb単体構造を
使用した場合で2.3A、Nb+軟鋼複合構造を使用し
た場合では2.0Aにすぎなかった。そして、別途ドレ
ッシング処理を行なっていないにもかかわらず研削工程
中良好な切れ味を保持していた(表4中の区分3および
4参照)。さらに上記被削材を2mm研削加工した時点
の当該被削材表面粗さを表面粗さ計によって測定した
(表4中の右端カラムの各データ参照)。一般に砥石の
切れ味が良い場合は、被削材の表面粗さは粗くなるた
め、本結果からも本発明のツルーイング工具によってツ
ルーイングした後の砥石の切れ味のよいことが支持され
た。
発明のツルーイング方法においてはNbが砥石の結合剤
と反応して速やかにそれを砥石作業面から脱落させる一
方、砥石砥粒をほとんど損傷させることがないので、結
果、ツルーイング工程中に砥粒が常に適度に砥石作業面
に突出した状態に保たれること、すなわち、ツルーイン
グと同時にドレッシングが達成されることを示すもので
ある。
ング工具の接触部材としてNb+軟鋼複合構造を使用し
た場合において、研削初期から砥石の切れ味が安定して
良好であった(表4中の区分4参照)。このことは、N
b等の元素周期表における4A族、5A族または6A族
のいずれかに属する金属単体のみでなく当該金属を有効
成分として含有する合金も本発明のツルーイング工具の
接触部材として特に有効であることを示すものである。
明のツルーイング方法は結合剤の種類を問わずいかなる
タイプの砥石に対しても極めて有効なツルーイングを施
すことができる。以下の表5は、従来の各ツルーイング
およびドレッシング方法と本発明のツルーイング方法を
種々の観点から比較したものである。
イング方法および工具は、従来のツルーイングおよびド
レッシング手段に関する欠点であった多工程、砥石適用
範囲の限定、低能率、コスト高、粉塵問題等の環境面を
含む作業性の悪さ等を改善し、研削加工生産性の向上に
貢献することができる。
ることができ、さらにツルーイング後の目立てを要する
ことなく高効率に超砥粒砥石のツルーイングを達成する
ことができるツルーイング方法およびツルーイング工具
が提供される。
結合剤の磨耗および砥石作業面からの脱落が容易となる
ため、別途ドレッシングを行うことなく超砥粒砥石砥粒
の切れ味を保持することができる。
属または合金を含む上記接触部材を被研削物(ワーク)
と同形状に作製できるため、種々の研削盤において上記
優れた効果を有する本発明のツルーイング方法を実施す
ることができる。
比を示したグラフである。
グ比を示したグラフである。
示したグラフである。
構造の一例を示した模式図である。
構造の一例を示した模式図である。
した模式図である。
した模式図である。
した模式図である。
した模式図である。
示した模式図である。
示した模式図である。
示した模式図である。
示した模式図である。
置従来品への一装着例を模式的に示した図である。
置従来品への一装着例を模式的に示した図である。
品への一装着例を模式的に示した図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 砥石のツルーイング方法であって、 砥石の回転中において、元素周期表における4A族、5
A族または6A族のいずれかに属する金属または該金属
を有効成分として含有する合金を該砥石の砥石作業面に
接触させることを特徴とするツルーイング方法。 - 【請求項2】 砥石の回転中において、該砥石の砥石作
業面に前記金属または前記合金を一定の圧力または速度
で押し付けることによって、前記接触させることが実現
されることを特徴とする請求項1に記載のツルーイング
方法。 - 【請求項3】 超砥粒砥石を備える研削盤の工作物保持
部に取り付けられた前記金属または前記合金を該砥石に
おける砥石作業面で研削することによって、前記接触さ
せることが実現されることを特徴とする請求項1に記載
のツルーイング方法。 - 【請求項4】 砥石のツルーイング工具であって、 元素周期表における4A族、5A族または6A族のいず
れかに属する金属または該金属を有効成分として含有す
る合金を有する接触部材を備えており、 該接触部材を回転中の砥石の砥石作業面に接触させるこ
とによって該砥石のツルーイングが実現されることを特
徴とするツルーイング工具。 - 【請求項5】 研削盤に前記接触部材を装着するための
取付け部材をさらに備えていることを特徴とする、請求
項4に記載のツルーイング工具。
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- 1997-06-18 KR KR1019970025305A patent/KR980000765A/ko not_active Withdrawn
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