JPH1062510A - 目標運動解析方法 - Google Patents

目標運動解析方法

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JPH1062510A
JPH1062510A JP22298296A JP22298296A JPH1062510A JP H1062510 A JPH1062510 A JP H1062510A JP 22298296 A JP22298296 A JP 22298296A JP 22298296 A JP22298296 A JP 22298296A JP H1062510 A JPH1062510 A JP H1062510A
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JP
Japan
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equation
target
covariance matrix
observation
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JP22298296A
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English (en)
Inventor
Osamu Fujimoto
治 藤本
Yoshio Okita
芳雄 沖田
Shunji Ozaki
俊二 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 推定結果の収束性を良くなり、また発散を抑
制できる目標運動解析方法を提供する。 【解決手段】 状態量の推定において、評価関数を用
い、その評価関数が最小となるように、状態量更新縮尺
係数α(i) を、0≦α(i) の範囲で調整して、(i)番
目の状態量Xtj (i) に対する(i+1)番目の状態量X
tj (i+1) を推定し、共分散行列更新縮尺係数ηを、推定
状態量X* tj/tj が確定したときの状態量更新縮尺係数
α(I) の関数として定義して、逐次推定状態量の誤差共
分散行列Ptj /tj の更新を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、移動する
目標体から放射された信号を観測体に取り付けた受波器
センサアレイで受信し、上記目標体の運動解析を行う目
標運動解析に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の目標運動解析方法が適用さ
れる観測系及び運動系を示す幾何学的説明図であり、図
において、(X,Y)は原点Oの固定座標系、21は観
測体、22は目標体、x1tは時刻tにおける観測体21
の位置ベクトル、x2tは時刻tにおける目標体22の位
置ベクトル、r(t) は時刻tにおける観測体21と目標
体22間の距離‖x2t−x1t‖である。なお、‖‖はベ
クトルのノルム(ベクトルの長さの概念)を表す。
【0003】また、θt は時刻tにおける観測体21か
ら見たY軸を基準とする目標体22の方位角、νktは時
刻tにおける目標体22の持つ信号源のk番目の周波数
k(以下、この周波数を固有周波数と呼ぶ)を観測体
21で観測したときのドップラシフトした周波数(以
下、この周波数をドップラ周波数と呼ぶ)である。
【0004】目標運動解析は、目標体22が等速直線運
動を行っていると仮定し、雑音に乱された目標信号の方
位角あるいは方位角とドップラ周波数の観測時系列か
ら、目標体22の位置と速度を推定するものである。
【0005】次に、従来の目標運動解析装置が採用して
いる目標運動解析方法の原理について説明する。ここ
で、時刻tにおける目標体22に対する観測体21から
見た相対位置ベクトルxt を(1)式により表して、観
測体21の状態量Xt を、(2)式に示すように、相対
位置ベクトルの要素、相対速度ベクトルの要素、第k周
波数の要素で定義する。
【0006】
【数12】
【0007】ただし、「T」は転置、「′」は時間での
1階微分を表すものである。このように、状態量Xt
前述の(2)式のように定めたとき、時刻t=tjから
j+1 への状態量の遷移関係は以下の(3)式で表さ
れ、時刻t=tj における状態量と観測値の関係は以下
の(4)式で表される。なお、下記における「″」は2
階微分、βtjは、時刻t=tj における方位角の観測
値、γktj は時刻t=tj における第kドップラ周波数
の観測値である。
【0008】
【数13】
【0009】ここで、cは信号の伝搬速度であり、ま
た、ntjは時刻t=tj における方位角及びドップラ周
波数の観測誤差であり、以下の(5)式で表される。
【0010】
【数14】
【0011】ここで、この観測誤差ntjは平均0のガウ
ス性白色雑音であると仮定する。すなわち、以下の
(6)式、(7)式に示す関係を満たすものであると仮
定する。なお、E[ ]は期待値、 (σβtj )2 は方位
角の観測値の誤差分散、 (σγkt j )2 はドップラ周波
数の観測値の誤差分散である。
【0012】
【数15】
【0013】そして、時刻t=tj の状態量Xtjを推定
する手段として、(8)式に示す評価関数を最小にする
ように推定する拡張カルマンフィルタが用いられる。
【0014】
【数16】
【0015】この拡張カルマンフィルタのアルゴリズム
は(9)式から(13)式に示すもので与えられる。
【0016】
【数17】
【0017】ここで、X* tj/tj が、時刻t=tj にお
ける状態量Xtjの推定結果となる。しかし、拡張カルマ
ンフィルタは、(4)式の非線形関数hの非線形が小さ
いという仮定の下に、(4)式をXtj/tj-1 (X
tj/tj-1 は時刻t=tj-1 までの観測値を用いて、時刻
t=tj の状態量を予測した予測状態量である)のまわ
りで展開し、高次項を無視して近似して導かれている。
【0018】このため、関数hの非線形性が強いと、高
次項を無視することができなくなり、近似が成り立たな
くなる。そこで、「Y.Bar-Shalom,T.E.Fortmann "Track
ingand Data Association" ACADEMIC PRESS,PP.119-121
」にあるような、時刻t=tj のステップ内でニュー
トン−ラフソン法による繰り返し推定を行って、解を収
束させる繰り返し拡張カルマンフィルタが提案されてい
る。
【0019】この繰り返し拡張カルマンフィルタでは、
(8)式の評価関数J(Xtj)を、以下に示すように、
tj (i) のまわりで展開する。
【0020】
【数18】
【0021】そして、(14)式を2次までの項で近似
した評価関数J1 (Xtj)を作成する。
【0022】
【数19】
【0023】そして、評価関数J1 (Xtj)を最小とす
る状態状をXtj (i+1) として、繰り返し推定するように
なっている。また、評価関数J1 (Xtj)の最小値を与
える状態量Xtj=Xtj (i+1) は、以下の(16)式の関
係から、以下の(17)式のようになる。
【0024】
【数20】
【0025】
【数21】
【0026】さらに、(19)式において、関数hのX
tjに関する2階微分の項を無視し、整理すると、(1
7)式は結局、以下の(20)式、又は(21)式とな
る。
【0027】
【数22】
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、従来の
目標運動解析方法では、上述したように、(20)式又
は(21)式で推定された状態量Xtj (i+1) は、(1
4)式における高次項を無視できるとして、(15)式
の評価関数を用いており、かつ(19)式において関数
hのXtjに関する2階微分の項を無視できるとして、こ
の項を0として近似して求めたものとなっている。
【0029】ここで、関数hが線形であれば、(15)
式で無視した高次項、及び(20)式、(21)式で無
視した2階微分の項は0となるため、(20)式、又は
(21)式で得られる状態量Xtj (i+1) は、(8)式の
評価関数を最小にする。
【0030】しかし、図4に模式的に示すように、関数
hの非線形性が強くなると、高次項及び2階微分の項を
無視できなくなり、(20)式又は(21)式で得られ
る状態量Xtj (i+1) は、(8)式の評価関数を最小とは
しないため、得られたX* tj /tj は最良な推定値とはな
らず、推定結果の収束が遅くなる、又は、場合により発
散するという問題点があった。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る目標運動解
析方法は、目標から放射される音響又は電磁波信号を、
観測位置の運動可能な観測体に設けられた受波センサア
レイで逐次受信し、この受信信号から目標の方位角及び
周波数の時系列観測値を逐次算出し、その算出した時系
列観測値に基づいて、目標の位置、速度及び信号源固有
周波数もしくは観測周波数を状態量として推定する目標
運動解析方法において、状態量の推定において、評価関
数として、以下の(A)式を用い、
【0032】
【数23】
【0033】(A)式の評価関数が最小となるように、
以下の(B)式における状態量更新縮尺係数α(i) を、
0≦α(i) の範囲で調整して、(i)番目の状態量Xtj
(i)に対する(i+1)番目の状態量Xtj (i+1) を推定
し、
【0034】
【数24】
【0035】状態量Xtj (i) から状態量Xtj (i+1) への
変化量、又は評価関数J(Xtj)の(i)番目から(i
+1)番目への減少量が、予め設定された閾値以下にな
るか、あるいは繰り返し回数が予め設定された最大回数
になるまで、(B)式での推定を繰り返し、繰り返しを
終了した時点(i=I)での状態量Xtj (I+1) を推定状
態量X* tj/tj とし、繰り返しを終了した時点(i=
I)での状態量更新縮尺係数α(I) の関数として定義さ
れる共分散行列更新縮尺係数ηを、以下の(C)式に用
いて、逐次推定状態量の誤差共分散行列Ptj/tj の更新
を行い、目標の状態量を推定するものである。
【0036】
【数25】
【0037】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1の目標運
動解析方法を実施するための目標運動解析装置の構成を
示すブロック図である。図において、1は受波器センサ
アレイからの信号が入力される信号入力端子、2は入力
信号から目標信号の到来方位及びその誤差分散の算出を
行う方位情報算出部、3は入力信号から目標信号の周波
数成分及びその誤差分散の算出を行う周波数情報算出
部、4は自船情報入力部、5は状態量及び誤差共分散行
列の初期値を設定する初期値設定部、6は観測値である
方位角度及び周波数情報とその誤差分散を用いて目標の
状態量を推定する状態量推定部、7は同一時刻内での繰
り返し推定を終了するかどうかを判定する繰り返し終了
判定部、8は解析結果出力端子、9は推定状態量の誤差
共分散行列を算出する共分散行列更新部である。
【0038】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、入力端子1から入力される受波器センサア
レイで受信された目標信号源からの受信信号は方位情報
算出部2及び周波数情報算出部3に送られる。そして、
方位情報算出部2は、入力された信号から方位角の観測
値βtjを算出し、状態量推定部6に送ると共に、方位角
の観測値の誤差分散 (σβtj )2 を推定し、状態量推定
部6に送る。
【0039】また、周波数情報算出部3は、入力された
信号からドップラ周波数の観測値γktj (k=1…K)
を算出し、状態量推定部6に送ると共に、ドップラ周波
数の観測値の誤差分散 (σγktj ) 2 を推定し、状態量
推定部6に送る。自艦情報入力部4は、時刻t=tj
おける観測体21の加速度ベクトル (x1tj ) ″を得
て、状態量推定部6に与えており、初期値設定部5は、
解析開始時(t=t1 )のみ、予め設定された状態量の
初期値X* t0/t0 とその誤差共分散行列Pt0/t0 を状態
量推定部6に与えている。
【0040】また、状態量推定部6では、時刻t=tj
において、方位情報算出部2及び周波数情報算出部3か
ら入力された目標体22の方位角の観測値βtjとその誤
差分散 (σβtj )2 及び目標信号のドップラ周波数の観
測値γktj とその誤差分散 (σγktj )2 (k=1〜
K)から、観測値ベクトルZtjを前記(4)式に示すよ
うに、また、観測誤差共分散行列Rtjを前記(7)式に
示すように生成し、この観測値ベクトルZtjと、観測誤
差共分散行列Rtj及び時刻t=tj-1 における推定状態
量X* tj-1/tj-1 (ただし、t=t1 のときは初期値設
定部4から設定されたX* t0/t0 )と推定誤差共分散行
列Ptj-1/tj-1 (ただし、t=t1 のときは初期値設定
部4から設定されたPt0/t0 )及び自船情報入力部4か
ら入力された観測体1の加速度ベクトル (x1tj )″か
ら、予測状態量X* tj/tj-1 を、以下の(22)式で算
出し、その誤差共分散行列Ptj/tj-1 を以下の(23)
式で算出する。
【0041】
【数26】
【0042】そして、以下の(24)式で状態量更新縮
尺係数α(i) をα(i) ≧0の範囲で変え、以下の(2
5)式の評価関数を最小にする状態量を求める。
【0043】
【数27】
【0044】
【数28】
【0045】そして、これをi+1番目の状態量Xtj
(i+1) として繰り返し終了判定部7に送る。そして、繰
り返し終了判定部7では、解が収束したか、あるいは、
繰り返し回数iが設定した最大回数imax に達するかの
いずれかの条件が成立したら、繰返しを終了し、終了し
た時点(i=I)での状態量Xtj (I+1) を時刻t=tj
における推定状態量X* tj/tj として解析結果出力端子
8に与えると共に、そのときの状態量更新縮尺係数α
(I) 及び(23)式で計算された誤差共分散行列P
tj/tj-1 を共分散行列更新部9に与える。さらに、次の
時刻での推定のために、推定結果X* tj/tj を状態量推
定部6に送り、蓄積する。
【0046】逆に、前記条件が成立しない場合は、Xtj
(i+1) を状態量推定部6に送り、繰り返しを継続する。
ここで、解の収束は、i番目とi+1番目での評価量の
減少量ΔJが設定した閾値ΔJth以下になり、以下の
(26)式の関係が成り立ち、かつ、状態量の各要素の
i番目からi+1番目への変化量が全て、以下の(2
7)式に示すように設定した閾値以下になったら収束し
たと判定する。
【0047】
【数29】
【0048】
【数30】
【0049】そして、共分散行列更新部9では、繰り返
し終了判定部7から入力された状態量更新縮尺係数α
(I) と誤差共分散行列Ptj/tj-1 から、以下の(28)
式で推定状態量X* tj/tj の誤差共分散行列Ptj/tj
計算し、次の時刻での推定のために、状態量推移部6に
送り、蓄積する。
【0050】
【数31】
【0051】この実施の形態では、(24)式において
状態量更新縮尺係数αを調整し、(25)式の評価関数
を最小にするように状態量を推定しているので、従来の
方法に比べて非線形特性の影響が軽減され、かつ、(2
8)式において、0≦α(I)≦1のときはη=α(I)
し、α(I) >1のときはη=1にクリッピングして推定
誤差共分散行列の更新を行うようにしているので、推定
誤差共分散行列の正定値性が保たれ、安定した推定を行
うことが可能となる。
【0052】実施の形態2.この実施の形態は、実施の
形態1の状態量推定部6で、前記(24)式における状
態量更新縮尺係数α(i) の変化させる範囲を0≦α(i)
≦2とするよう構成したものであり、他の構成は実施の
形態1と同様である。
【0053】次に、この実施の形態の動作について説明
する。ここで、信号入力端子1、方位情報算出部2、周
波数情報算出部3、自船情報入力部4、初期値設定部5
及び繰り返し終了判定部7の動作は、実施の形態1と同
様である。
【0054】また、状態量推定部6では、実施の形態1
での(24)式における状態量更新縮尺係数α(i) の変
化させる範囲を0≦α(i) ≦2とする以外の動作は、実
施の形態1と同様の動作をしている。
【0055】そして、共分散行列更新部9では、状態量
推定部6から入力された状態量更新縮尺係数α(I) から
以下の(29)式で共分散行列更新縮尺係数ηを計算
し、その共分散行列更新縮尺係数ηを用いて、以下の
(30)式で推定状態量X* tj/t j の誤差共分散行列P
tj/tj を計算し、次の時刻での推定のために、状態量推
定部6に送り、蓄積する。
【0056】
【数32】
【0057】この実施の形態では、(24)式において
状態量更新縮尺係数α(i) を調整し、0≦α(i) ≦2の
範囲で(25)式の評価関数を最小にするように状態量
を推定し、また、α(I) =1のときは高次項や2階微分
の項を無視した近似が成り立っており、α(I) が1から
離れるに従い、その近似から外れていくことを示してお
り、推定誤差共分散行列の更新においては、α(I) =1
のときは従来の拡張カルマンフィルタにおける共分散行
列の更新量と同じにし、α(I) が1から離れるに従い、
更新量を小さくするようになっているので、従来の方法
に比べて非線形特性の影響が軽減され、安定した推定を
行うことが可能となる。
【0058】実施の形態3.図2は、本発明の実施の形
態3の目標運動解析方法を実施するための目標運動解析
装置の構成を示すブロック図である。図において、1は
受波器センサアレイからの信号が入力される信号入力端
子、2は入力信号から目標信号の到来方位及びその誤差
分散の算出を行う方位情報算出部、3は入力信号から目
標信号の周波数成分及びその誤差分散の算出を行う周波
数情報算出部、4は自船情報入力部、5は状態量及び誤
差共分散行列の初期値を設定する初期値設定部、10は
観測値である方位角及び周波数情報とその誤差分散を用
いて目標の状態量を推定する状態量推定部、8は解析結
果出力端子、11は推定状態量の誤差共分散行列を算出
する共分散行列更新部、12は同一時刻内での繰り返し
推定を終了するかどうかを判定する繰り返し終了判定部
である。なお、実施の形態1の目標運動解析装置と同じ
動作をする部分については、同一符号を付している。
【0059】次に、この実施の形態の動作について説明
する。ここで、信号入力端子1、方位情報算出部2、周
波数情報算出部3、自船情報入力部4及び初期値設定部
5の動作は、実施の形態1と同様である。
【0060】まず、状態量推定部10では、時刻t=t
j において、方位情報算出部2及び周波数情報算出部3
から入力された目標体2の方位角の観測値βtjとその誤
差分散 (σβtj )2 及び目標信号のドップラ周波数の観
測値γktj とその誤差分散 (σγktj )2 (k=1〜
K)から、観測値ベクトルZtjを前記(4)式に示すよ
うに、また、観測誤差共分散行列Rtjを前記(7)式に
示すように生成し、この観測値ベクトルZtjと、観測誤
差共分散行列Rtj及び時刻t=tj-1 における推定状態
量X* tj-1/tj-1 (ただし、t=t1 のときは初期値設
定部4から設定されたX* t0/t0 )と推定誤差共分散行
列Ptj-1/tj-1 (ただし、t=t1 のときは初期値設定
部4から設定されたPt0/t0 )及び自船情報入力部4か
ら入力された観測体21の加速度ペクトルx″1tj
ら、予測状態X* tj/tj-1 を前記(22)式で算出し、
その誤差共分散行列Ptj/tj-1 を前記(23)式で算出
する。
【0061】さらに、共分散行列更新部11で算出され
た共分散行列Ptj (i) から、以下の(31)式で係数α
(i) をα(i) ≧0の範囲で変え、以下の(32)式の評
価関数を最小にする状態量を求める。
【0062】
【数33】
【0063】
【数34】
【0064】これをi+1番目の状態量Xtj (i+1) とし
て共分散行列更新部11に送る。そして、共分散行列更
新部11では入力された状態量Xtj (i+1) の誤差共分散
行列を以下の(33)式で計算し、繰り返し終了判定部
12に送る。
【0065】
【数35】
【0066】そして、繰り返し終了判定部12では、解
が収束したか、あるいは、繰り返し回数iが設定した最
大回数imax に達するかのいずれかの条件が成立した
ら、繰り返しを終了し、終了した時点(i=I)での状
態量Xtj (I+1) を時刻t=tjにおける推定状態量X*
tj/tj として解析結果出力端子8に与える。さらに、状
態量Xtj (I+1) の誤差共分散行列Ptj (I+1) を時刻t=
j における推定状態量X* tj/tj の誤差共分散行列P
tj/tj として、X* tj/tj と共に、次の時刻での推定の
ために、状態量推定部10に送り、蓄積する。
【0067】逆に、前記条件が成立しない場合は、Xtj
(i+1) を状態量推定部10に送り、繰り返しを継続す
る。ここで、解の収束の判定方法は、実施の形態1と同
様に判定する。
【0068】この実施の形態では、(31)式において
状態量更新縮尺係数α(i) (α(i)≧0)を調整し、
(32)式の評価関数を最小にするようにi+1番目の
状態量を推定し、繰り返し収束させるようにしているの
で、従来の方法に比べて非線形特性の影響が軽減され、
かつ、得られた推定状態量X* tj/tj を用いて、非線形
関数hを展開して、推定誤差共分散行列を更新している
ので、安定した推定を行うことが可能となる。
【0069】なお、実施形態1〜3において、目標から
放射される信号は、従来技術の例で説明した音響信号に
限定されるものではなく、電磁波信号である、マイクロ
波等の電波や、レーザ等の光学的信号も含まれるもので
ある。例えば、マイクロ波等の電波を受信する場合は、
複数の受波素子をアレイ状に配設したフェイズ・アレイ
・アンテナ等を使用することにより、目標電波の到来す
る方位角とその周波数の時系列観測値を得ることができ
る。従って本発明は、音響信号又は電磁波信号のいずれ
かの信号に対しても適用が可能である。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、状態量の
推定において、評価関数として、以下の(A)式を用
い、
【0071】
【数36】
【0072】(A)式の評価関数が最小となるように、
以下の(B)式における状態量更新縮尺係数α(i) を、
0≦α(i) の範囲で調整して、(i)番目の状態量Xtj
(i)に対する(i+1)番目の状態量Xtj (i+1) を推定
し、
【0073】
【数37】
【0074】また、以下の(C)式における共分散行列
更新縮尺係数ηを、推定状態量X* tj/tj が確定したと
きの状態量更新縮尺係数α(I) の関数として定義して、
逐次推定状態量の誤差共分散行列Ptj/tj の更新を行う
ようになっているので、非線形特性の影響が軽減され、
かつ、推定誤差共分散行列の正定値性が保たれ、安定し
た推定を行うことができるという効果を有する。
【0075】
【数38】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2の目標運動解析装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態3の目標運動解析装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】従来の目標運動解析方法が適用される観測系及
び運動系を示す幾何学的説明図である。
【図4】従来の問題点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 信号入力端子 2 方位情報算出部 3 周波数情報算出部 4 自船情報入力部 5 初期値設定部 6 状態量推定部 7 繰り返し終了判定部 8 解析結果出力端子 9 共分散行列更新部 10 状態量推定部 11 共分散行列更新部 12 繰り返し終了判定部 21 観測体 22 目標体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標から放射される音響又は電磁波信号
    を、観測位置の運動可能な観測体に設けられた受波セン
    サアレイで逐次受信し、この受信信号から前記目標の方
    位角及び周波数の時系列観測値を逐次算出し、その算出
    した時系列観測値に基づいて、前記目標の位置、速度及
    び信号源固有周波数もしくは観測周波数を状態量として
    推定する目標運動解析方法において、 前記状態量の推定において、評価関数として、以下の
    (A)式を用い、 【数1】 前記(A)式の評価関数が最小となるように、以下の
    (B)式における状態量更新縮尺係数α(i) を、0≦α
    (i) の範囲で調整して、(i)番目の状態量Xtj (i)
    対する(i+1)番目の状態量Xtj (i+1) を推定し、 【数2】 前記状態量Xtj (i) から状態量Xtj (i+1) への変化量、
    又は前記評価関数J(Xtj)の(i)番目から(i+
    1)番目への減少量が、予め設定された閾値以下になる
    か、あるいは繰り返し回数が予め設定された最大回数に
    なるまで、前記(B)式での推定を繰り返し、繰り返し
    を終了した時点(i=I)での状態量Xtj (I+1) を推定
    状態量X* tj/tj とし、 前記繰り返しを終了した時点(i=I)での状態量更新
    縮尺係数α(I) の関数として定義される共分散行列更新
    縮尺係数ηを、以下の(C)式に用いて、逐次推定状態
    量の誤差共分散行列Ptj/tj の更新を行い、前記目標の
    状態量を推定することを特徴とする目標運動解析方法。 【数3】
  2. 【請求項2】 前記共分散行列更新縮尺係数ηを、以下
    の(C)式で定義することを特徴とする請求項1記載の
    目標運動解析方法。 【数4】
  3. 【請求項3】 目標から放射される音響又は電磁波信号
    を、観測位置の運動可能な観測体に設けられた受波セン
    サアレイで逐次受信し、この受信信号から前記目標の方
    位角及び周波数の時系列観測値を逐次算出し、その算出
    した時系列観測値に基づいて、前記目標の位置、速度及
    び信号源固有周波数もしくは観測周波数を状態量として
    推定する目標運動解析方法において、 前記状態量の推定において、評価関数として、以下の
    (E)式を用い、 【数5】 前記(E)式の評価関数が最小となるように、以下の
    (F)式における状態量更新縮尺係数α(i) を、0≦α
    (i) ≦2の範囲で調整して、(i)番目の状態量Xtj
    (i) に対する(i+1)番目の状態量Xtj (i+1) を推定
    し、 【数6】 前記状態量Xtj (i) から状態量Xtj (i+1) への変化量、
    又は前記評価関数J(Xtj)の(i)番目から(i+
    1)番目への減少量が、予め設定された閾値以下になる
    か、あるいは繰り返し回数が予め設定された最大回数に
    なるまで、前記(F)式での推定を繰り返し、繰り返し
    を終了した時点(i=I)での状態量Xtj (I+1) を推定
    状態量X* tj/tj とし、 前記繰り返しを終了した時点(i=I)での状態量更新
    縮尺係数α(I) の関数として定義される共分散行列更新
    縮尺係数ηを、以下の(G)式に用いて、推定状態量の
    誤差共分散行列Ptj/tj の更新を行い、前記目標の状態
    量を推定することを特徴とする目標運動解析方法。 【数7】
  4. 【請求項4】 前記共分散行列更新縮尺係数ηを、以下
    の(H)式で定義することを特徴とする請求項3記載の
    目標運動解析方法。 【数8】
  5. 【請求項5】 目標から放射される音響又は電磁波信号
    を、観測位置の運動可能な観測体に設けられた受波セン
    サアレイで逐次受信し、この受信信号から前記目標の方
    位角及び周波数の時系列観測値を逐次算出し、その算出
    した時系列観測値に基づいて、前記目標の位置、速度及
    び信号源固有周波数もしくは観測周波数を状態量として
    推定する目標運動解析方法において、 前記状態量の推定において、評価関数として、以下の
    (I)式を用い、 【数9】 以下の(J)式を用いて、i番目の状態量Xtj (i) の誤
    差共分散行列Ptj (i)を算出し、 【数10】 前記(I)式の評価関数が最小となるように、以下の
    (K)式における状態量更新縮尺係数α(i) を、0≦α
    (i) の範囲で調整して、(i)番目の状態量Xtj (i)
    対する(i+1)番目の状態量Xtj (i+1) を推定し、 【数11】 前記状態量Xtj (i) から状態量Xtj (i+1) への変化量、
    又は前記評価関数J(Xtj)の(i)番目から(i+
    1)番目への減少量が、予め設定された閾値以下になる
    か、あるいは繰り返し回数が予め設定された最大回数に
    なるまで、前記(K)式での推定を繰り返し、繰り返し
    を終了した時点(i=I)での状態量Xtj (I+1) 及びそ
    の誤差共分散行列Ptj (i+1) をそれぞれ、推定状態量X
    * tj/tj 及びその推定状態量X* tj/tj の誤差共分散行
    列Ptj/tj として、前記目標の状態量を推定することを
    特徴とする目標運動解析方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071600A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nec Corp 航跡生成システム、その誤差共分散行列初期値設定装置、航跡生成方法およびその誤差共分散行列初期値設定方法
CN119780702A (zh) * 2024-12-24 2025-04-08 中南大学 分布式电推进系统增升电机参数识别方法、设备及介质

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