JPH1063261A - 電子弦楽器 - Google Patents
電子弦楽器Info
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- JPH1063261A JPH1063261A JP8231294A JP23129496A JPH1063261A JP H1063261 A JPH1063261 A JP H1063261A JP 8231294 A JP8231294 A JP 8231294A JP 23129496 A JP23129496 A JP 23129496A JP H1063261 A JPH1063261 A JP H1063261A
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- Japan
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- pick
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピック演奏であるか又は手弾き演奏であるか
を判別して、演奏に応じた発音の違いを表現できるよう
にする。 【解決手段】 音高検出部12は指板部の押下されたフ
レット位置を検出する。第1発音トリガー検出部13は
弾弦された弦の弦番号及び弾弦の状態を表す弾弦情報を
生成する。第2発音トリガー検出部14は圧電センサー
を有するピックの変位情報を生成する。CPU11は、
押下されたフレット位置によって音高データを設定し、
弾弦情報によってタッチデータを設定し、変位情報によ
りその弾弦がピックによるものであるか否かを判別す
る。ピックによるものであると判別したときは、ピック
演奏の音色データを楽音発生部17に送信し、ピックに
よるものでないと判別したときは、手弾き演奏の音色デ
ータを楽音発生部17に送信する。
を判別して、演奏に応じた発音の違いを表現できるよう
にする。 【解決手段】 音高検出部12は指板部の押下されたフ
レット位置を検出する。第1発音トリガー検出部13は
弾弦された弦の弦番号及び弾弦の状態を表す弾弦情報を
生成する。第2発音トリガー検出部14は圧電センサー
を有するピックの変位情報を生成する。CPU11は、
押下されたフレット位置によって音高データを設定し、
弾弦情報によってタッチデータを設定し、変位情報によ
りその弾弦がピックによるものであるか否かを判別す
る。ピックによるものであると判別したときは、ピック
演奏の音色データを楽音発生部17に送信し、ピックに
よるものでないと判別したときは、手弾き演奏の音色デ
ータを楽音発生部17に送信する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電子ギターや電
子ベース等の電子弦楽器に関する。
子ベース等の電子弦楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年普及している電子ギターは、指板部
には実際の弦が張られておらず、弾弦操作をする部分の
みに複数の弦が張られている。この弦の近傍には弾弦の
有無を検出するためのセンサーである発音トリガー検出
部が設けられている。そして、弦の振動における波高値
がタッチデータとされる。一方、指板部には各弦及び各
フレット位置に対応して、弦数とフレット数でマトリッ
クス状に配列されたスイッチで構成される音高検出部が
設けられており、任意の位置のフレットの押圧によって
音高データが指定される。
には実際の弦が張られておらず、弾弦操作をする部分の
みに複数の弦が張られている。この弦の近傍には弾弦の
有無を検出するためのセンサーである発音トリガー検出
部が設けられている。そして、弦の振動における波高値
がタッチデータとされる。一方、指板部には各弦及び各
フレット位置に対応して、弦数とフレット数でマトリッ
クス状に配列されたスイッチで構成される音高検出部が
設けられており、任意の位置のフレットの押圧によって
音高データが指定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の電子ギターでは、弦の振動における波高値がタ
ッチデータとされるので、その弦の振動がピックによる
ものか又は手弾きによるものかを区別することは困難で
あり、同一の音色で発音処理がなされていた。このた
め、ピック演奏と手弾き演奏との発音の違いを表現する
ことができないという問題があった。この発明の課題
は、ピック演奏であるか又は手弾き演奏であるかを判別
して、演奏に応じた発音の違いを表現できるようにする
ことである。
な従来の電子ギターでは、弦の振動における波高値がタ
ッチデータとされるので、その弦の振動がピックによる
ものか又は手弾きによるものかを区別することは困難で
あり、同一の音色で発音処理がなされていた。このた
め、ピック演奏と手弾き演奏との発音の違いを表現する
ことができないという問題があった。この発明の課題
は、ピック演奏であるか又は手弾き演奏であるかを判別
して、演奏に応じた発音の違いを表現できるようにする
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、弾弦部及び
複数のフレットからなる指板部を有する本体の少なくと
も弾弦部に設けられた複数の弦と、各弦が振動したこと
を検出して弾弦情報を生成する第1検出手段と、弦その
他の対象物とピックとの接触を検出して接触によるピッ
クの変位に応じた変位情報を生成する第2検出手段と、
弾弦情報及び変位情報を入力して、変位情報によりピッ
クが弾弦情報に係る弦を弾弦したか否かを判別し、判別
結果に応じた発音処理を行う制御手段と、を備えた構成
になっている。
複数のフレットからなる指板部を有する本体の少なくと
も弾弦部に設けられた複数の弦と、各弦が振動したこと
を検出して弾弦情報を生成する第1検出手段と、弦その
他の対象物とピックとの接触を検出して接触によるピッ
クの変位に応じた変位情報を生成する第2検出手段と、
弾弦情報及び変位情報を入力して、変位情報によりピッ
クが弾弦情報に係る弦を弾弦したか否かを判別し、判別
結果に応じた発音処理を行う制御手段と、を備えた構成
になっている。
【0005】この発明によれば、第1検出手段からの弾
弦情報により弾弦された弦を判別し、第2検出手段から
の変位情報によりその弾弦がピックによるものであるこ
とを判別すると、ピック演奏の音色データで発音処理を
行う。一方、第1検出手段からの弾弦情報により弾弦さ
れた弦を判別し、第2検出手段からの変位情報によりそ
の弾弦がピックによるものではないことを判別すると、
手弾き演奏の音色データで発音処理を行う。
弦情報により弾弦された弦を判別し、第2検出手段から
の変位情報によりその弾弦がピックによるものであるこ
とを判別すると、ピック演奏の音色データで発音処理を
行う。一方、第1検出手段からの弾弦情報により弾弦さ
れた弦を判別し、第2検出手段からの変位情報によりそ
の弾弦がピックによるものではないことを判別すると、
手弾き演奏の音色データで発音処理を行う。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、電子弦楽器として電子ギタ
ーを例に採り、図1〜図10を参照してこの発明の第1
〜第4実施形態を説明する。第1実施形態における電子
ギターは、図1に示すように、本体1に指板部2が取り
付けられ、指板部2の本体1側の端部3と本体1の中央
部に設けられたテールピース4との間に6本の弦5が張
られている。そして、指板部2の表面にはフレット番号
F1〜F15の15個のフレットが形成されている。指
板部2には実際の弦に似せた6本の線状部材6が弾性材
によって形成され、実際の弦と同じように押圧によって
撓む構造になっている。さらに、この線状部材6の下側
の指板部2内部には、各弦及び各フレットに対応して6
×15のマトリックス状の90個のスイッチからなる音
高検出部が設けられている。また、本体1の内部にはス
ピーカ7が取り付けられ、本体1の操作面にはスピーカ
7からの音量を設定する音量制御部(ボリューム)8が
設けられている。
ーを例に採り、図1〜図10を参照してこの発明の第1
〜第4実施形態を説明する。第1実施形態における電子
ギターは、図1に示すように、本体1に指板部2が取り
付けられ、指板部2の本体1側の端部3と本体1の中央
部に設けられたテールピース4との間に6本の弦5が張
られている。そして、指板部2の表面にはフレット番号
F1〜F15の15個のフレットが形成されている。指
板部2には実際の弦に似せた6本の線状部材6が弾性材
によって形成され、実際の弦と同じように押圧によって
撓む構造になっている。さらに、この線状部材6の下側
の指板部2内部には、各弦及び各フレットに対応して6
×15のマトリックス状の90個のスイッチからなる音
高検出部が設けられている。また、本体1の内部にはス
ピーカ7が取り付けられ、本体1の操作面にはスピーカ
7からの音量を設定する音量制御部(ボリューム)8が
設けられている。
【0007】本体1の操作面には、音色の設定や自動伴
奏の設定等を入力するためマトリックス走査を利用した
操作子9、及び、弾弦のための専用の圧電ピック10が
設けられている。圧電ピック10は、内部に圧電フィル
ム10aが埋設されており、リード線10bによって本
体1の内部に設けられた回路ブロックに接続されてい
る。なお、この圧電フィルム10aは焦電効果を有して
おり、人間が圧電ピック10をもっているだけで、体温
付近の波長をもつ赤外線に反応して、低電圧ではあるが
周期的な低周波の波形成分を出力する。したがって、こ
の周期的な低周波の波形成分を抽出することにより、演
奏者がピック10をもっていることを判別することがで
きる。
奏の設定等を入力するためマトリックス走査を利用した
操作子9、及び、弾弦のための専用の圧電ピック10が
設けられている。圧電ピック10は、内部に圧電フィル
ム10aが埋設されており、リード線10bによって本
体1の内部に設けられた回路ブロックに接続されてい
る。なお、この圧電フィルム10aは焦電効果を有して
おり、人間が圧電ピック10をもっているだけで、体温
付近の波長をもつ赤外線に反応して、低電圧ではあるが
周期的な低周波の波形成分を出力する。したがって、こ
の周期的な低周波の波形成分を抽出することにより、演
奏者がピック10をもっていることを判別することがで
きる。
【0008】電子ギターの回路ブロックは、図2に示す
ように、制御手段であるCPU11を中核とする回路で
ある。CPU11の入力ポートには、操作子9、音高検
出部12、第1発音トリガー検出部(第1検出手段)1
3、第2発音トリガー検出部(第2検出手段)14が接
続されている。CPU11のマトリックス走査により、
操作子9は音色の設定データを入力し、音高検出部12
は押下されたフレット位置を入力する。第1発音トリガ
ー検出部13は、各弦5に巻き付けられた円柱状の反射
物(図示せず)の真下に設けられた反射型フォトセンサ
ー、A/D変換回路(いずれも図示せず)等で構成さ
れ、各弦5の振動を検出してCPU11にタッチデータ
として入力する。
ように、制御手段であるCPU11を中核とする回路で
ある。CPU11の入力ポートには、操作子9、音高検
出部12、第1発音トリガー検出部(第1検出手段)1
3、第2発音トリガー検出部(第2検出手段)14が接
続されている。CPU11のマトリックス走査により、
操作子9は音色の設定データを入力し、音高検出部12
は押下されたフレット位置を入力する。第1発音トリガ
ー検出部13は、各弦5に巻き付けられた円柱状の反射
物(図示せず)の真下に設けられた反射型フォトセンサ
ー、A/D変換回路(いずれも図示せず)等で構成さ
れ、各弦5の振動を検出してCPU11にタッチデータ
として入力する。
【0009】第2発音トリガー検出部14は、圧電ピッ
ク10の圧電フィルム10a、A/D変換回路(図示せ
ず)等で構成され、圧電ピック10が弦5や本体1等の
対象物と接触したことを検出して、その接触による変位
に応じた変位情報をCPU11にイベントデータとして
入力する。図には示さないが、この第2発音トリガー検
出部14には、上記した圧電ピック10の低周波の波形
成分と、その他の直流及び低周波の背景雑音からなる雑
音成分とを除去するために、直流成分除去回路及びロー
パスフィルタ回路が設けられている。さらに、圧電フィ
ルム10aから発生される信号波形の電圧をA/D変換
回路の入力レベルに合わせ込むレベル変換回路が設けら
れている。
ク10の圧電フィルム10a、A/D変換回路(図示せ
ず)等で構成され、圧電ピック10が弦5や本体1等の
対象物と接触したことを検出して、その接触による変位
に応じた変位情報をCPU11にイベントデータとして
入力する。図には示さないが、この第2発音トリガー検
出部14には、上記した圧電ピック10の低周波の波形
成分と、その他の直流及び低周波の背景雑音からなる雑
音成分とを除去するために、直流成分除去回路及びロー
パスフィルタ回路が設けられている。さらに、圧電フィ
ルム10aから発生される信号波形の電圧をA/D変換
回路の入力レベルに合わせ込むレベル変換回路が設けら
れている。
【0010】CPU11のバスには、ROM15、RA
M16、楽音発生部17、デジタルフィルタ18が接続
されている。また、デジタルフィルタ18には楽音発生
部17及びD/A変換回路19が接続されている。さら
に、D/A変換回路19にはAMP20を介してスピー
カ7が接続され、AMP20には音量制御部8が接続さ
れている。
M16、楽音発生部17、デジタルフィルタ18が接続
されている。また、デジタルフィルタ18には楽音発生
部17及びD/A変換回路19が接続されている。さら
に、D/A変換回路19にはAMP20を介してスピー
カ7が接続され、AMP20には音量制御部8が接続さ
れている。
【0011】ROM15は、CPU11の動作プログラ
ムを記憶しているとともに、基準の音色の楽音波形デー
タ、楽音パラメータ、デジタルフィルタ18のパラメー
タ等を記憶している。RAM16は、CPU11に入力
されたイベントデータ及びタッチデータ、楽音処理のた
めにROM15から読み出されたデータやパラメータ等
を一時的に記憶する。楽音発生部17は、入力された楽
音波形データに基づいてデジタル音響データを出力す
る。デジタルフィルタ18は、CPU11から与えられ
たパラメータに基づいて、楽音発生部17から入力され
たデジタル音響データに対してフィルタ処理を施して、
D/A変換回路19に入力する。D/A変換回路19
は、デジタル音響データをアナログ音響信号に変換し
て、AMP20を介してスピーカ7に供給する。音量制
御部8は、AMP20の増幅率を操作に応じて変更して
スピーカ7から出力される音量を制御する。
ムを記憶しているとともに、基準の音色の楽音波形デー
タ、楽音パラメータ、デジタルフィルタ18のパラメー
タ等を記憶している。RAM16は、CPU11に入力
されたイベントデータ及びタッチデータ、楽音処理のた
めにROM15から読み出されたデータやパラメータ等
を一時的に記憶する。楽音発生部17は、入力された楽
音波形データに基づいてデジタル音響データを出力す
る。デジタルフィルタ18は、CPU11から与えられ
たパラメータに基づいて、楽音発生部17から入力され
たデジタル音響データに対してフィルタ処理を施して、
D/A変換回路19に入力する。D/A変換回路19
は、デジタル音響データをアナログ音響信号に変換し
て、AMP20を介してスピーカ7に供給する。音量制
御部8は、AMP20の増幅率を操作に応じて変更して
スピーカ7から出力される音量を制御する。
【0012】次に、圧電ピック10で弦5を弾弦したと
きの圧電フィルム10aの出力(ピック出力)の波形に
ついて説明する。圧電フィルム10aから出力される信
号は、圧電ピック10の撓み(変位)量の微分値(変化
率)である変位状態を示す。圧電ピック10で弦5を弾
弦すると、図3に示すような信号波形が圧電フィルム1
0aから出力される。圧電ピック10がA点で弦5に接
触して、弦5を押圧すると撓み量の微分値が大きくな
り、T1期間後のB点で最大の波高値W1となり、その
後は次第に撓み量の微分値が小さくなり、T2期間後の
C点で弦5が弾かれて圧電ピック10が弦5から離れ
る。この結果、圧電ピック10はC点でT1及びT2の
期間の場合とは反対方向に瞬時に撓むため、弦5から離
れた直後のD点でで最大の波高値W2となり、その後は
急激に撓み量の微分値が小さくなって「0」(静止状
態)に収束する。圧電ピック10がすでに振動している
(発音している)弦5を弾弦した場合には、その弦5に
接触した時圧電ピック10も僅かに振動するので、図4
に示すように、信号波形の最初に特有なノイズ音の波形
Nが表れる。
きの圧電フィルム10aの出力(ピック出力)の波形に
ついて説明する。圧電フィルム10aから出力される信
号は、圧電ピック10の撓み(変位)量の微分値(変化
率)である変位状態を示す。圧電ピック10で弦5を弾
弦すると、図3に示すような信号波形が圧電フィルム1
0aから出力される。圧電ピック10がA点で弦5に接
触して、弦5を押圧すると撓み量の微分値が大きくな
り、T1期間後のB点で最大の波高値W1となり、その
後は次第に撓み量の微分値が小さくなり、T2期間後の
C点で弦5が弾かれて圧電ピック10が弦5から離れ
る。この結果、圧電ピック10はC点でT1及びT2の
期間の場合とは反対方向に瞬時に撓むため、弦5から離
れた直後のD点でで最大の波高値W2となり、その後は
急激に撓み量の微分値が小さくなって「0」(静止状
態)に収束する。圧電ピック10がすでに振動している
(発音している)弦5を弾弦した場合には、その弦5に
接触した時圧電ピック10も僅かに振動するので、図4
に示すように、信号波形の最初に特有なノイズ音の波形
Nが表れる。
【0013】図5に示す2つの信号波形は、ともに同じ
位のピッキングの強さでピッキングダウンの弾弦をした
ものであるが、信号波形aは弦5をゆっくり弾いた場合
であり、信号波形bは弦5を素早く弾いた場合である。
この図から明らかなように、素早く弾いた信号波形bの
T1+T2は、ゆっくり弾いた信号波形aのT1+T2
より短い。また、素早く弾いた場合には撓み量の微分値
(変化率)が大きいので、信号波形bのW1の値が信号
波形aのW1より大きくなっている。また、ともに同じ
位のピッキングの強さで弾弦しているので、W2の値は
ほぼ同じ値になっている。
位のピッキングの強さでピッキングダウンの弾弦をした
ものであるが、信号波形aは弦5をゆっくり弾いた場合
であり、信号波形bは弦5を素早く弾いた場合である。
この図から明らかなように、素早く弾いた信号波形bの
T1+T2は、ゆっくり弾いた信号波形aのT1+T2
より短い。また、素早く弾いた場合には撓み量の微分値
(変化率)が大きいので、信号波形bのW1の値が信号
波形aのW1より大きくなっている。また、ともに同じ
位のピッキングの強さで弾弦しているので、W2の値は
ほぼ同じ値になっている。
【0014】圧電ピック10の撓み量の微分値を表す信
号波形は、変位情報として第2発音トリガー部14から
CPU11に入力される。CPU11は、この変位情報
を取り込んで3つのパラメータ、T1+T2、W1/T
1、及びNの有無を解析する。すなわち、第2発音トリ
ガー部14からのデータの取り込みにおいて、A点から
時間の測定及び撓み量の微分値の測定を開始して、撓み
量の微分値の方向性が反転したポイントをB点として、
その時間T1及び撓み量の微分値W1をRAM16に記
憶する。また、撓み量の微分値が急激に変化するポイン
トをC点として、B点からその時間までの時間T2をR
AM16に記憶する。
号波形は、変位情報として第2発音トリガー部14から
CPU11に入力される。CPU11は、この変位情報
を取り込んで3つのパラメータ、T1+T2、W1/T
1、及びNの有無を解析する。すなわち、第2発音トリ
ガー部14からのデータの取り込みにおいて、A点から
時間の測定及び撓み量の微分値の測定を開始して、撓み
量の微分値の方向性が反転したポイントをB点として、
その時間T1及び撓み量の微分値W1をRAM16に記
憶する。また、撓み量の微分値が急激に変化するポイン
トをC点として、B点からその時間までの時間T2をR
AM16に記憶する。
【0015】一方、第1発音トリガー検出部13の反射
型フォトセンサーからは、弦5が弾弦されると図6に示
す信号波形が出力される。CPU11は、第1発音トリ
ガー検出部13からデジタルデータに変換されたこの信
号波形を取り込むと、信号波形が所定範囲(−α〜+
α)を連続して所定回数超えたと判別したときその弦番
号のタッチデータをRAM16に記憶する。このとき、
CPU11が所定回数超えたと判別するまでに所定時間
を要するため、弦5からのタッチデータよりも圧電ピッ
ク10からのイベントデータの方が先に決定される。タ
ッチデータをRAM16に記憶するとき、音高検出部1
2から入力したその弦5の押下されたフレット位置(フ
レット番号)もRAM16に記憶する。そして、RAM
16に記憶した弦番号及びフレット番号によって定まる
音高データ、並びに、第1発音トリガー検出部13から
のタッチデータを楽音発生部17に出力して発音を開始
する。振動している弦5を弾弦した場合には、該当する
音高がないのでノイズ音色の音高データを楽音発生部1
7に出力して発音を開始する。
型フォトセンサーからは、弦5が弾弦されると図6に示
す信号波形が出力される。CPU11は、第1発音トリ
ガー検出部13からデジタルデータに変換されたこの信
号波形を取り込むと、信号波形が所定範囲(−α〜+
α)を連続して所定回数超えたと判別したときその弦番
号のタッチデータをRAM16に記憶する。このとき、
CPU11が所定回数超えたと判別するまでに所定時間
を要するため、弦5からのタッチデータよりも圧電ピッ
ク10からのイベントデータの方が先に決定される。タ
ッチデータをRAM16に記憶するとき、音高検出部1
2から入力したその弦5の押下されたフレット位置(フ
レット番号)もRAM16に記憶する。そして、RAM
16に記憶した弦番号及びフレット番号によって定まる
音高データ、並びに、第1発音トリガー検出部13から
のタッチデータを楽音発生部17に出力して発音を開始
する。振動している弦5を弾弦した場合には、該当する
音高がないのでノイズ音色の音高データを楽音発生部1
7に出力して発音を開始する。
【0016】CPU11は、上記発音開始に際して、R
AM16に記憶されているT1+T2及びW1の相関性
から所定のパラメータをデータデジタルフィルタ18に
出力する。例えば、T1+T2が小さい程硬い音色にな
るようなパラメータを出力し、W1/T1が大きい程硬
い音色になるようなパラメータを出力する。また、連続
して弦を弾いたときには、振動している弦5に圧電ピッ
ク10が接触して、図4に示すノイズ音の波形Nを第1
発音トリガー部13が検出するので、このときのリリー
ス中の楽音波形に対して、デジタルフィルタ18に所定
のビビリ音効果のパラメータを出力する。
AM16に記憶されているT1+T2及びW1の相関性
から所定のパラメータをデータデジタルフィルタ18に
出力する。例えば、T1+T2が小さい程硬い音色にな
るようなパラメータを出力し、W1/T1が大きい程硬
い音色になるようなパラメータを出力する。また、連続
して弦を弾いたときには、振動している弦5に圧電ピッ
ク10が接触して、図4に示すノイズ音の波形Nを第1
発音トリガー部13が検出するので、このときのリリー
ス中の楽音波形に対して、デジタルフィルタ18に所定
のビビリ音効果のパラメータを出力する。
【0017】このように、上記第1実施形態によれば、
圧電ピック10に設けた圧電フィルム10aから出力さ
れる弾弦時の信号波形を取り込んで解析し、弦5と圧電
ピック10とが接触するときの圧電ピック10の変位量
の微分値、変位量が所定値に達した時間の計測結果に応
じて、硬い音色、柔らかい音色、ビビリ音効果の音色の
エンベロープ波形を再生し、生ギターにおけるピック演
奏特有の音色を得ることができる。
圧電ピック10に設けた圧電フィルム10aから出力さ
れる弾弦時の信号波形を取り込んで解析し、弦5と圧電
ピック10とが接触するときの圧電ピック10の変位量
の微分値、変位量が所定値に達した時間の計測結果に応
じて、硬い音色、柔らかい音色、ビビリ音効果の音色の
エンベロープ波形を再生し、生ギターにおけるピック演
奏特有の音色を得ることができる。
【0018】なお、上記第1実施形態では、第1発音ト
リガー検出部13によって6本の弦5のうちどの弦が弾
弦されたかを検出したが、圧電ピック10の先端及び弦
5を導体で構成することにより、圧電ピック10と弦5
との接触を検出するようにしてもよい。この場合には、
第1発音トリガー検出部13を構成する各弦5に巻き付
けられた円柱状の反射物、その真下に設けられた反射型
フォトセンサー、及びA/D変換回路等が不要となり、
弾弦検出手段の構造が簡単になるので、製品のコストダ
ウンを図ることができる。
リガー検出部13によって6本の弦5のうちどの弦が弾
弦されたかを検出したが、圧電ピック10の先端及び弦
5を導体で構成することにより、圧電ピック10と弦5
との接触を検出するようにしてもよい。この場合には、
第1発音トリガー検出部13を構成する各弦5に巻き付
けられた円柱状の反射物、その真下に設けられた反射型
フォトセンサー、及びA/D変換回路等が不要となり、
弾弦検出手段の構造が簡単になるので、製品のコストダ
ウンを図ることができる。
【0019】以下、この発明の第2〜第4実施形態につ
いて順に説明するが、電子ギターの外観図及びブロック
図は第1実施形態と同じであるので、図1及び図2を援
用して説明する。まず、図7及び図8を参照してこの発
明の第2実施形態について説明する。弦5をピッキング
するときの圧電ピック10は、ダウンストローク(ピッ
キングダウン)のときは図5(A)に示すように撓んで
変形し、アップストローク(ピッキングアップ)のとき
は図5(B)に示すように撓んで変形し、ストロークの
方向によって変形する方向が異なる。すなわち、アップ
ストロークの場合は、ダウンストロークの信号波形を反
転した信号波形となる。この結果、第2発音トリガー検
出部14からCPU11に入力される信号波形もストロ
ークの方向によって異なるので、この信号波形を解析す
ることにより、ダウンストロークであるか又はアップス
トロークであるかを判別することができる。
いて順に説明するが、電子ギターの外観図及びブロック
図は第1実施形態と同じであるので、図1及び図2を援
用して説明する。まず、図7及び図8を参照してこの発
明の第2実施形態について説明する。弦5をピッキング
するときの圧電ピック10は、ダウンストローク(ピッ
キングダウン)のときは図5(A)に示すように撓んで
変形し、アップストローク(ピッキングアップ)のとき
は図5(B)に示すように撓んで変形し、ストロークの
方向によって変形する方向が異なる。すなわち、アップ
ストロークの場合は、ダウンストロークの信号波形を反
転した信号波形となる。この結果、第2発音トリガー検
出部14からCPU11に入力される信号波形もストロ
ークの方向によって異なるので、この信号波形を解析す
ることにより、ダウンストロークであるか又はアップス
トロークであるかを判別することができる。
【0020】図8は、同じ弦5についてダウンストロー
クからアップストロークに連続して移行した場合の信号
波形を示している。ダウンストロークで弦5が振動して
いるので、図に示すように、アップストロークの最初に
ノイズ音の波形Nが発生している。CPU11はこの信
号波形を解析して、W2の方向性から音色のパラメータ
を決定し、W2の振幅量からピック演奏の効果のパラメ
ータを決定して、デジタルフィルタ18にその決定した
パラメータデータを出力する。
クからアップストロークに連続して移行した場合の信号
波形を示している。ダウンストロークで弦5が振動して
いるので、図に示すように、アップストロークの最初に
ノイズ音の波形Nが発生している。CPU11はこの信
号波形を解析して、W2の方向性から音色のパラメータ
を決定し、W2の振幅量からピック演奏の効果のパラメ
ータを決定して、デジタルフィルタ18にその決定した
パラメータデータを出力する。
【0021】このように、上記第2実施形態によれば、
弦5と圧電ピック10とが接触するときのピッキングの
方向性を判断して楽音のパラメータとするので、ピッキ
ングの方向によって音色が異なる生ギターのピック演奏
により一層近づけることができる。
弦5と圧電ピック10とが接触するときのピッキングの
方向性を判断して楽音のパラメータとするので、ピッキ
ングの方向によって音色が異なる生ギターのピック演奏
により一層近づけることができる。
【0022】次に、図9を参照してこの発明の第3実施
形態について説明する。図9は、第1発音トリガー検出
部13及び第2発音トリガー検出部14から入力される
信号波形をもとに、CPU11が実行するフローチャー
トである。このフローチャートにおいては、以下の英文
字を定義する。w2eventは、圧電ピック10が弦
5を弾弦したか又はギター本体その他の何かを叩いたと
きに生じるパルス的な波形であると判断され、有効なW
2のデータであると認識されたときに「1」となるイベ
ントデータを表す。したがって、w2eventが
「0」のときはイベントデータがないことになる。st
rtouchnumは、タッチデータが新しく発生した
ときに設定され、タッチデータが発生した弦5の弦番号
(0〜5)を表す。strtouchnumが「FF」
のときは無効であり、対象となる弦番号がなく発音処理
は行わない。
形態について説明する。図9は、第1発音トリガー検出
部13及び第2発音トリガー検出部14から入力される
信号波形をもとに、CPU11が実行するフローチャー
トである。このフローチャートにおいては、以下の英文
字を定義する。w2eventは、圧電ピック10が弦
5を弾弦したか又はギター本体その他の何かを叩いたと
きに生じるパルス的な波形であると判断され、有効なW
2のデータであると認識されたときに「1」となるイベ
ントデータを表す。したがって、w2eventが
「0」のときはイベントデータがないことになる。st
rtouchnumは、タッチデータが新しく発生した
ときに設定され、タッチデータが発生した弦5の弦番号
(0〜5)を表す。strtouchnumが「FF」
のときは無効であり、対象となる弦番号がなく発音処理
は行わない。
【0023】strtouch[strtouchnu
m]は、strtouchnumで表される弦番号の弦
のタッチデータであり、第1発音トリガー検出部13か
ら取り込まれる。strnumber[strtouc
hnum]は、strtouchnumの弦番号の弦の
音高データであり、音高検出部12から取り込まれる。
w2countは、新たにw2eventが発生したと
きに「0」にクリアされ、CPU11内の一定時間毎の
タイマー割り込みによってインクリメントされ、「F
F」で飽和するカウンタである。すなわち、w2cou
ntはイベント発生からの経過時間を表す。w2val
ueは、弦5からのタッチデータではなく、圧電ピック
10より出力された波形に基づいて決定されたW2のタ
ッチデータである。w2OVERは、予め設定されたw
2countの定数値であり、CPU11内の処理にお
いて、弦5からのタッチデータよりも圧電ピック10か
らのタッチデータw2valueの方が先に決定される
ため、弦5からのタッチデータが生成されるまでの最大
待ち時間である。
m]は、strtouchnumで表される弦番号の弦
のタッチデータであり、第1発音トリガー検出部13か
ら取り込まれる。strnumber[strtouc
hnum]は、strtouchnumの弦番号の弦の
音高データであり、音高検出部12から取り込まれる。
w2countは、新たにw2eventが発生したと
きに「0」にクリアされ、CPU11内の一定時間毎の
タイマー割り込みによってインクリメントされ、「F
F」で飽和するカウンタである。すなわち、w2cou
ntはイベント発生からの経過時間を表す。w2val
ueは、弦5からのタッチデータではなく、圧電ピック
10より出力された波形に基づいて決定されたW2のタ
ッチデータである。w2OVERは、予め設定されたw
2countの定数値であり、CPU11内の処理にお
いて、弦5からのタッチデータよりも圧電ピック10か
らのタッチデータw2valueの方が先に決定される
ため、弦5からのタッチデータが生成されるまでの最大
待ち時間である。
【0024】図9において、w2eventが「0」か
否かを判別し(ステップS1)、「0」である場合すな
わち第2発音トリガー検出部14からイベントデータの
入力がない場合にはこのフローを終了する。w2eve
ntが「0」でない場合には、イベントデータが入力さ
れた場合であり、弾弦された弦の番号であるstrto
uchnumが「FF」であるか否かを判別する(ステ
ップS2)。「FF」でなく「0」〜「5」のどれかで
ある場合には、圧電ピック10がその弦番号の弦を弾い
た場合であり、strtouch[strtouchn
um]を発音処理すべき新たなタッチデータとする(ス
テップS3)。また、strnumber[strto
uchnum]を発音処理すべき新たな音高データとす
る(ステップS4)。そして、発音処理すべきデータを
決定したのでstrtouchnumを無効にすべく
「FF」の値に書き換える。次に、タッチデータ及び音
高データをもとに楽音発生部17に対して発音命令を送
信する(ステップS9)。この後、w2eventを
「0」にセットして(ステップS10)、このフローを
終了する。
否かを判別し(ステップS1)、「0」である場合すな
わち第2発音トリガー検出部14からイベントデータの
入力がない場合にはこのフローを終了する。w2eve
ntが「0」でない場合には、イベントデータが入力さ
れた場合であり、弾弦された弦の番号であるstrto
uchnumが「FF」であるか否かを判別する(ステ
ップS2)。「FF」でなく「0」〜「5」のどれかで
ある場合には、圧電ピック10がその弦番号の弦を弾い
た場合であり、strtouch[strtouchn
um]を発音処理すべき新たなタッチデータとする(ス
テップS3)。また、strnumber[strto
uchnum]を発音処理すべき新たな音高データとす
る(ステップS4)。そして、発音処理すべきデータを
決定したのでstrtouchnumを無効にすべく
「FF」の値に書き換える。次に、タッチデータ及び音
高データをもとに楽音発生部17に対して発音命令を送
信する(ステップS9)。この後、w2eventを
「0」にセットして(ステップS10)、このフローを
終了する。
【0025】ステップS2において、strtouch
numが「FF」である場合には、w2countの値
が最大待ち時間w2OVERの値を超えているか否かを
判別する(ステップS6)。超えていない場合には、w
2eventを「0」にセットすることなく一旦このフ
ローを終了し、このフローに入るたびにw2event
が「1」である限りステップS2においてstrtou
chnumの値を判別する。そして、最大待ち時間以内
にstrtouchnumの値が「FF」でなくなった
ときは、ステップS3に移行する。ステップS6におい
て、w2countの値がw2OVERの値を超えた場
合には、弦5からのタッチデータが生成できないので、
圧電ピック10がギター本体1のボディ等を叩いたと判
断する。この場合には、w2valueをタッチデータ
とし(ステップS7)、ROM15からのハンドクラッ
プ音のデータを読み出して音高データとする(ステップ
S8)。そして、タッチデータ及び音高データをもとに
楽音発生部17に対して発音命令を送信する(ステップ
S9)。この後、w2eventを「0」にセットして
(ステップS10)、このフローを終了する。
numが「FF」である場合には、w2countの値
が最大待ち時間w2OVERの値を超えているか否かを
判別する(ステップS6)。超えていない場合には、w
2eventを「0」にセットすることなく一旦このフ
ローを終了し、このフローに入るたびにw2event
が「1」である限りステップS2においてstrtou
chnumの値を判別する。そして、最大待ち時間以内
にstrtouchnumの値が「FF」でなくなった
ときは、ステップS3に移行する。ステップS6におい
て、w2countの値がw2OVERの値を超えた場
合には、弦5からのタッチデータが生成できないので、
圧電ピック10がギター本体1のボディ等を叩いたと判
断する。この場合には、w2valueをタッチデータ
とし(ステップS7)、ROM15からのハンドクラッ
プ音のデータを読み出して音高データとする(ステップ
S8)。そして、タッチデータ及び音高データをもとに
楽音発生部17に対して発音命令を送信する(ステップ
S9)。この後、w2eventを「0」にセットして
(ステップS10)、このフローを終了する。
【0026】このように、上記第3実施形態によれば、
圧電ピック10からの発音トリガーの信号波形が第2発
音トリガー検出部14から入力されたとき、弦5からの
発音トリガーの信号波形の有無を判断しているので、圧
電ピック10によって弦5以外のギター本体1のボディ
等を叩いたことによるひずみパルスの検出ができ、その
場合のハンドクラップ音の発音を発音することができ
る。さらに、この場合には、ギター本体1にハンドクラ
ップ音を発生させるためのパッド等を設ける必要がな
い。
圧電ピック10からの発音トリガーの信号波形が第2発
音トリガー検出部14から入力されたとき、弦5からの
発音トリガーの信号波形の有無を判断しているので、圧
電ピック10によって弦5以外のギター本体1のボディ
等を叩いたことによるひずみパルスの検出ができ、その
場合のハンドクラップ音の発音を発音することができ
る。さらに、この場合には、ギター本体1にハンドクラ
ップ音を発生させるためのパッド等を設ける必要がな
い。
【0027】なお、上記第3実施形態では、ステップS
6において、w2countの値がw2OVERの値を
超えている場合には、ハンドクラップ音を発音するよう
にしたが、ハンドクラップ音の発音の代わりに、自動伴
奏におけるメロディラインの空白部分等を修飾するフィ
ルイン効果、メロディやリズムの動きを一時的に停止す
るブレイク等を行うための制御信号のトリガーを出力し
てもよい。
6において、w2countの値がw2OVERの値を
超えている場合には、ハンドクラップ音を発音するよう
にしたが、ハンドクラップ音の発音の代わりに、自動伴
奏におけるメロディラインの空白部分等を修飾するフィ
ルイン効果、メロディやリズムの動きを一時的に停止す
るブレイク等を行うための制御信号のトリガーを出力し
てもよい。
【0028】次に、図10を参照してこの発明の第4実
施形態について説明する。図10も、図9と同様に、第
1発音トリガー検出部13及び第2発音トリガー検出部
14から入力される信号波形をもとに、CPU11が実
行するフローチャートである。また、図9と同じ名称の
英文字の定義も第3実施形態と同じである。図10にお
いては、まず、弦番号(0〜5)を表すstrtouc
hnumが「FF」すなわち無効であるか否かを判別し
(ステップS11)、「FF」である場合にはこのフロ
ーを終了する。strtouchnumが「FF」でな
い場合には、w2eventが「0」であるか否かを判
別する(ステップS12)。w2eventが「0」で
ない場合、すなわち圧電ピック10からのイベントデー
タが入力された場合には、音色番号で表される音色デー
タにROM15から読み出したTONE1(ピック演奏
波形)のデータを設定する(ステップS13)。そし
て、圧電ピック10より出力された信号波形に基づいて
決定されたW2のタッチデータであるw2value
を、ROM15内のFILTERTABLE(フィルタ
データのテーブル)のアドレス検索変数として、対応す
るフィルタデータを読み出す(ステップS14)。この
後、w2eventを「0」にセットする(ステップS
15)。
施形態について説明する。図10も、図9と同様に、第
1発音トリガー検出部13及び第2発音トリガー検出部
14から入力される信号波形をもとに、CPU11が実
行するフローチャートである。また、図9と同じ名称の
英文字の定義も第3実施形態と同じである。図10にお
いては、まず、弦番号(0〜5)を表すstrtouc
hnumが「FF」すなわち無効であるか否かを判別し
(ステップS11)、「FF」である場合にはこのフロ
ーを終了する。strtouchnumが「FF」でな
い場合には、w2eventが「0」であるか否かを判
別する(ステップS12)。w2eventが「0」で
ない場合、すなわち圧電ピック10からのイベントデー
タが入力された場合には、音色番号で表される音色デー
タにROM15から読み出したTONE1(ピック演奏
波形)のデータを設定する(ステップS13)。そし
て、圧電ピック10より出力された信号波形に基づいて
決定されたW2のタッチデータであるw2value
を、ROM15内のFILTERTABLE(フィルタ
データのテーブル)のアドレス検索変数として、対応す
るフィルタデータを読み出す(ステップS14)。この
後、w2eventを「0」にセットする(ステップS
15)。
【0029】次に、設定された音色データをもとに楽音
発生部17に対して音色設定の制御を行うとともに(ス
テップS16)、読み出したフィルタデータをデジタル
フィルタ18に送信して、アタック部分にあたる初期デ
ータの設定を行う(ステップS17)。次に、第1発音
トリガー検出部13から取り込まれるstrtouch
[strtouchnum]をタッチデータに設定し
(ステップS18)、音高検出部12から取り込まれる
strnumber[strtouchnum]を音高
データに設定する(ステップS19)。そして、そのタ
ッチデータ及び音高データをもとに楽音発生部17に対
して発音命令を送信して(ステップS20)、このフロ
ーを終了する。
発生部17に対して音色設定の制御を行うとともに(ス
テップS16)、読み出したフィルタデータをデジタル
フィルタ18に送信して、アタック部分にあたる初期デ
ータの設定を行う(ステップS17)。次に、第1発音
トリガー検出部13から取り込まれるstrtouch
[strtouchnum]をタッチデータに設定し
(ステップS18)、音高検出部12から取り込まれる
strnumber[strtouchnum]を音高
データに設定する(ステップS19)。そして、そのタ
ッチデータ及び音高データをもとに楽音発生部17に対
して発音命令を送信して(ステップS20)、このフロ
ーを終了する。
【0030】一方、ステップS11においてstrto
uchnumが「FF」でなく有効であるにもかかわら
ず、ステップS12においてw2eventが「0」で
圧電ピック10からのイベントデータがない場合には、
手の弾弦による演奏と判断する。この場合には、音色番
号で表される音色データにROM15から読み出したT
ONE2(手弾き演奏波形)のデータを設定する(ステ
ップS21)。そして、フィルタデータを無効にするデ
ータNOPをROM15から読み出す(ステップS2
2)。
uchnumが「FF」でなく有効であるにもかかわら
ず、ステップS12においてw2eventが「0」で
圧電ピック10からのイベントデータがない場合には、
手の弾弦による演奏と判断する。この場合には、音色番
号で表される音色データにROM15から読み出したT
ONE2(手弾き演奏波形)のデータを設定する(ステ
ップS21)。そして、フィルタデータを無効にするデ
ータNOPをROM15から読み出す(ステップS2
2)。
【0031】次に、設定された音色データをもとに楽音
発生部17に対して音色設定の制御を行うとともに(ス
テップS16)、読み出したフィルタデータをデジタル
フィルタ18に送信して、アタック部分にあたる初期デ
ータの設定を行う(ステップS17)。次に、strt
ouch[strtouchnum]をタッチデータに
設定し(ステップS18)、strnumber[st
rtouchnum]を音高データに設定する(ステッ
プS19)。そして、そのタッチデータ及び音高データ
をもとに楽音発生部17に対して発音命令を送信して
(ステップS20)、このフローを終了する。
発生部17に対して音色設定の制御を行うとともに(ス
テップS16)、読み出したフィルタデータをデジタル
フィルタ18に送信して、アタック部分にあたる初期デ
ータの設定を行う(ステップS17)。次に、strt
ouch[strtouchnum]をタッチデータに
設定し(ステップS18)、strnumber[st
rtouchnum]を音高データに設定する(ステッ
プS19)。そして、そのタッチデータ及び音高データ
をもとに楽音発生部17に対して発音命令を送信して
(ステップS20)、このフローを終了する。
【0032】このように、上記実施形態4によれば、弦
5に対して弾弦操作がなされた場合に、圧電ピック10
からのイベントデータの有無を検出することにより、ピ
ック演奏の音色で発音するか又は手弾き演奏の音色で発
音するかを決定する。したがって、生ギターにおけるピ
ック演奏特有の音色及び手弾き演奏の音色で発音するこ
とができる。
5に対して弾弦操作がなされた場合に、圧電ピック10
からのイベントデータの有無を検出することにより、ピ
ック演奏の音色で発音するか又は手弾き演奏の音色で発
音するかを決定する。したがって、生ギターにおけるピ
ック演奏特有の音色及び手弾き演奏の音色で発音するこ
とができる。
【0033】なお、この第4実施形態では、圧電ピック
10からのイベントデータが得られないときは、手弾き
演奏の音色で発音するようにしたが、イベントデータの
有無に応じて弾弦音に別の音を付加するか否かを決定す
るようにしてもよい。例えばソロ演奏の場合に、イベン
トデータが無い場合には圧電センサーをもたない通常の
ピックによるメロディラインの発音処理をし、イベント
データが有る場合にはメロディラインにバッキング(コ
ードストローク)の楽音データを付加した発音処理をす
る。
10からのイベントデータが得られないときは、手弾き
演奏の音色で発音するようにしたが、イベントデータの
有無に応じて弾弦音に別の音を付加するか否かを決定す
るようにしてもよい。例えばソロ演奏の場合に、イベン
トデータが無い場合には圧電センサーをもたない通常の
ピックによるメロディラインの発音処理をし、イベント
データが有る場合にはメロディラインにバッキング(コ
ードストローク)の楽音データを付加した発音処理をす
る。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、第1検出手段からの
弾弦情報により弾弦された弦を判別し、第2検出手段か
らの変位情報によりその弾弦がピックによるものである
ことを判別すると、ピック演奏の音色データで発音処理
を行う。一方、第1検出手段からの弾弦情報により弾弦
された弦を判別し、第2検出手段からの変位情報により
その弾弦がピックによるものではないことを判別する
と、手弾き演奏の音色データで発音処理を行う。したが
って、ピック演奏であるか又は手弾き演奏であるかを判
別して、演奏に応じた発音の違いを表現することができ
る。
弾弦情報により弾弦された弦を判別し、第2検出手段か
らの変位情報によりその弾弦がピックによるものである
ことを判別すると、ピック演奏の音色データで発音処理
を行う。一方、第1検出手段からの弾弦情報により弾弦
された弦を判別し、第2検出手段からの変位情報により
その弾弦がピックによるものではないことを判別する
と、手弾き演奏の音色データで発音処理を行う。したが
って、ピック演奏であるか又は手弾き演奏であるかを判
別して、演奏に応じた発音の違いを表現することができ
る。
【図1】この発明の各実施形態における電子ギターの外
観を示す平面図。
観を示す平面図。
【図2】各実施形態における電子ギターのシステムを示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】圧電ピックの出力波形を示す図。
【図4】振動している弦に接触したときの圧電ピックの
出力波形を示す図。
出力波形を示す図。
【図5】ピッキングの強さの違いによる圧電ピックの出
力波形を示す図。
力波形を示す図。
【図6】弦の振動を検出した第1トリガー検出部のフォ
トダイオードの出力波形図。
トダイオードの出力波形図。
【図7】弦に接触した圧電ピックの変形の様子を示す断
面図。
面図。
【図8】ダウンストロークからアップストロークに移行
した圧電ピックの出力波形図。
した圧電ピックの出力波形図。
【図9】この発明の第3実施形態の動作を示すCPUの
フローチャート。
フローチャート。
【図10】この発明の第4実施形態の動作を示すCPU
のフローチャート。
のフローチャート。
11 CPU 12 音高検出部 13 第1発音トリガー検出部 14 第2発音トリガー検出部 17 楽音発生部
Claims (9)
- 【請求項1】 弾弦部及び複数のフレットからなる指板
部を有する本体の少なくとも前記弾弦部に設けられた複
数の弦と、 各弦が振動したことを検出して弾弦情報を生成する第1
検出手段と、 前記弦その他の対象物とピックとの接触を検出して当該
接触による前記ピックの変位状態に応じた変位情報を生
成する第2検出手段と、 前記弾弦情報及び前記変位情報を入力して、当該変位情
報により前記ピックが当該弾弦情報に係る弦を弾弦した
か否かを判別し、当該判別結果に応じた発音処理を行う
制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子弦楽器。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記変位情報により前
記ピックが前記弦に接触したときから離弦するまでの時
間及び変位の変化率を分析し、当該分析結果に応じた音
色データで前記発音処理を行うことを特徴とする請求項
1記載の電子弦楽器。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記変位情報により前
記ピックが振動中の弦に接触したことを判別したとき
は、固有のノイズ音を含む音色データで前記発音処理を
行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電子弦楽
器。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記変位情報により前
記弾弦情報に係る弦の弾弦のストローク方向を判別し、
当該判別結果に応じた音色データで前記発音処理を行う
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子
弦楽器。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記変位情報を入力し
たにもかかわらず前記弦を弾弦した弾弦情報の入力がな
い場合には、特殊音の音色データで前記発音処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の電子弦楽器。 - 【請求項6】 前記特殊音は、前記ピックで前記弦以外
の前記本体の一部を叩いた際に発生する打撃音を擬似し
た音であることを特徴とする請求項5記載の電子弦楽
器。 - 【請求項7】 前記特殊音は、自動伴奏における効果音
発生の開始及び終了を示すトリガー信号であることを特
徴とする請求項5記載の電子弦楽器。 - 【請求項8】 前記弦は所定の電位が印加され前記ピッ
クの接触により当該電位が変化する導体で構成され、 前記第1検出手段は、前記弦の振動を検出する代わり
に、前記弦に印加された電位の変化を検出して前記弾弦
情報を生成することを特徴とする請求項1〜7のいずれ
かに記載の電子弦楽器。 - 【請求項9】 前記制御手段は、前記弾弦情報を入力し
たにもかかわらず前記変位情報の入力がない場合には手
弾き演奏の音色データで前記発音処理を行うことを特徴
とする請求項1記載の電子弦楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8231294A JPH1063261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 電子弦楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8231294A JPH1063261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 電子弦楽器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1063261A true JPH1063261A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16921363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8231294A Pending JPH1063261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 電子弦楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1063261A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220068249A1 (en) * | 2020-09-01 | 2022-03-03 | Joseph Goldberg | Control Device and Method for a Musical Instrument |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP8231294A patent/JPH1063261A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220068249A1 (en) * | 2020-09-01 | 2022-03-03 | Joseph Goldberg | Control Device and Method for a Musical Instrument |
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| JPH03174590A (ja) | 電子楽器 | |
| JPH01160498U (ja) | ||
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