JPH106393A - 酸化珪素蒸着用二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

酸化珪素蒸着用二軸延伸ポリエステルフィルム

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JPH106393A
JPH106393A JP15947596A JP15947596A JPH106393A JP H106393 A JPH106393 A JP H106393A JP 15947596 A JP15947596 A JP 15947596A JP 15947596 A JP15947596 A JP 15947596A JP H106393 A JPH106393 A JP H106393A
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JP
Japan
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film
vapor deposition
stretched
siox
vapor
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Application number
JP15947596A
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English (en)
Inventor
Masami Fujita
雅巳 藤田
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化珪素蒸着皮膜の膜厚が均一で、蒸着皮膜
の構造が緻密なガスバリヤー性に優れた酸化珪素蒸着フ
ィルムを得ることのできる二軸延伸ポリエステルフィル
ムを提供する。 【解決手段】 フィルムの縦方向及び横方向の乾熱収縮
率(160 ℃×5分)が、それぞれ 1.0〜2.0 %及び 0.5
〜 1.0%である二軸延伸ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装用、特に食品包
装フィルムとして好適なガスバリヤー性に優れた酸化珪
素(SiOx)蒸着フィルムの基材として用いられる二軸延
伸ポリエステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】包装用途における、ガスバリヤー性素材
としては、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム、ポリ塩化ビ
ニリデンコートフィルムなどが用いられているが、近年
の環境問題に関する規制が広がる中で、アルミ箔のよう
な焼却残渣が発生する素材や、ポリ塩化ビニリデンのよ
うに焼却時に塩素ガスを発生する素材は使用が削減され
ている。また、アルミ箔やアルミ蒸着フィルムは内容物
が見えず、また、電子レンジによる加熱処理ができない
という問題がある。このような状況の中で、基材フィル
ムに、SiOxを真空蒸着した透明蒸着フィルムは、蒸着皮
膜が透明であり、内容物を確認することができ、また、
耐水性に優れるため、レトルト殺菌処理後におけるガス
バリヤー性能の劣化が少なく、さらに電子レンジにも適
用することができるため、包装用フィルムとしての用途
を広げつつある。
【0003】特に、ポリエチレンテレフタレート(PET
)に代表されるポリエステルフィルムは、耐熱性、寸
法安定性、厚みの均一性などに優れた性能を有し、各種
の金属蒸着用フィルムの基材フィルムとして幅広く用い
られ、SiOx蒸着用としても好適な基材フィルムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
ステルフィルムをSiOx蒸着用として用いた場合には、蒸
着フィルムのガスバリヤー性能は、必ずしも十分ではな
く、また、ガスバリヤー性能にバラツキが生じるという
問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題を解決するために鋭意検討の結果、特定の範囲の
熱収縮率を有するポリエステルフィルムを用いることに
より、蒸着機の冷却ドラム上での基材フィルムのたるみ
や、しわの発生が防止されて、蒸着皮膜の膜厚が均一に
なり、さらに、基材フィルムの適度な熱収縮により、蒸
着皮膜の構造がより緻密になり、ガスバリヤー性能が向
上することを見い出し本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、フィルムの縦
方向及び横方向の乾熱収縮率(160℃×5分)が、それ
ぞれ 1.0〜2.0 %及び 0.5〜 1.0%であるSiOx蒸着用二
軸延伸ポリエステルフィルムにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明におけるポリエステルとしては、PET が最
適であるが、本発明の効果が損ねられない範囲におい
て、他の成分を共重合したものや、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT )、ポリエチレンナフタレート(PEN
)、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
(PCT )などのポリエステルとの混合物を用いることも
できる。
【0008】本発明のポリエステルフィルムの縦方向及
び横方向の、160 ℃×5分の乾熱収縮率は、それぞれ
1.0〜2.0 %及び 0.5〜 1.0%であることが必要であ
る。熱収縮率が、上記の範囲を外れる場合には、均一な
SiOx蒸着皮膜を得ることが困難となり、蒸着フィルムの
ガスバリヤー性が低下する。
【0009】本発明のポリエステルフィルムは、公知の
製法を用いて製造することができる。たとえば、PET を
シート状に押し出した後、逐次又は同時に、長手方向及
び幅方向に延伸した後、熱固定することによって製造す
ることができる。二軸延伸ポリエステルフィルムの厚み
は、5〜 200μm 、通常9〜50μm の厚みが用いられ
る。
【0010】本発明のフィルムを用いて、透明のSiOx蒸
着フィルムを製造する場合、SiOxは、Si、SiO 、 SiO2
などから成り、その比率はガスバリヤー特性や透明性が
損なわれない範囲で用いられ、また、本発明の目的が達
せられる範囲において、酸化アルミニウム、酸化マグネ
シウムなどの他の金属酸化物を添加してもよい。
【0011】SiOx蒸着皮膜の厚みは、特に限定されない
が、50〜 1,500Åが好ましい。50Å未満の厚みでは十分
なガスバリヤー性を得ることが難しく、また、1,500 Å
を超えるとコスト的に不利なばかりか、可撓性が低下す
るので好ましくない。
【0012】SiOx蒸着皮膜の作成方法としては、真空蒸
着法、EB蒸着法、スッパタリング法やイオンプレーテ
ィング法などを適宜用いることができるが、生産性やコ
ストの点から、真空蒸着法が最も好ましい。
【0013】また、基材のポリエステルフィルムとSiOx
蒸着皮膜との密着性を向上させるために、ポリエステル
フィルムの表面を前処理しておくことが望ましい。前処
理としては、放電処理やアンカーコート剤を塗布する方
法が一般的である。
【0014】本発明のフィルムを用いたSiOx蒸着フィル
ムは、ナイロンフィルム(ON)、PET フィルムなどの他
のフィルムとラミネートしたり、ヒートシール性を付与
するために、ポリプロピレン(CPP )やポリエチレン
(PE)などをラミネートして用いることができる。この
ようなラミネートフィルムの構成例としては、蒸着フィ
ルム/PE、蒸着フィルム/ON/CPP 、PET /蒸着フィル
ム/CPP などが挙げられる。ラミネート方法としては、
特に制限はないが、ドライラミネート法、押出ラミネー
ト法などの方法が用いられる。
【0015】このようにして得られたSiOx蒸着ポリエス
テルフィルムは、ガスバリヤー性に優れているので、香
辛料、コーヒーのような保香性が要求される物品の包
装、惣菜などのレトルト食品などの食品包装や、非食品
包装、あるいは包装用途以外の用途にも用いることがで
きる。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例により、具体的に説明
する。なお、実施例に用いた評価法は、次のとおりであ
る。
【0017】(1)乾熱収縮率 巾1cm、長さ15cmの短冊状に切り出したフィルムに、長
さ方向の間隔が、10cmの標点をマーキングし、160 ℃に
加熱した熱風乾燥機中で5分間処理し、処理後の標点間
の間隔(cm)を読み取り次式により求めた。 乾熱収縮率(%)=(10−処理後の標点間長さ)×100
/10 (2)酸素透過率 ASTM D- 3985に準じて、酸素透過率測定装置(モダンコ
ントロール社製、OX-TRAN 100 型)を用いて、20℃、10
0 %RHの条件下で酸素透過率を測定した。 (3)三次元表面粗さ JIS B-0601に準じて、触針式表面粗さ計にて最大山高さ
SR ma、10点平均山高さ SR z 、平均粗さ SR a 、山の
数 SP c を測定した。
【0018】実施例1 フェノール/テトラクロロエタン=6/4混合溶媒を用
い、30℃で測定した固有粘度 0.63 の PETを 280℃でT
ダイより溶融押出しし、40℃のドラム上で冷却し、厚み
150μm の未延伸フィルムを得た。続いて、90℃にて縦
方向(MD)に 3.5倍延伸した後、引続き 110℃で横方
向(TD)に 3.5倍延伸した後、230 ℃で5秒間熱セッ
トを施して、厚み12μm の二軸延伸フィルムを得た。得
られた延伸フィルムの乾熱収縮率は、MDが 1.1%、T
Dが 0.9%であった。次に、得られた延伸フィルムを、
真空蒸着装置に供給し、5×10-5Torrの真空下、10kwの
電子ビーム加熱方式により、純度99.9%のSiOxを加熱蒸
発させて、フィルムの片面に厚み 600ÅのSiOxの透明な
皮膜が形成されたフィルムを得た。得られた蒸着フィル
ムの三次元表面粗さ、酸素透過率を測定し、結果を表1
に示した。
【0019】実施例2 熱セット温度を 235℃とした以外は実施例1と同様にし
て、厚み12μm の二軸延伸フィルムを得た。得られた延
伸フィルムの乾熱収縮率は、MDが 1.0%、TDが 0.5
%であった。実施例1と同様にして作製したSiOx蒸着フ
ィルムの性能を表1に示した。
【0020】実施例3、比較例1〜2 熱セット温度を変更した以外は実施例1と同様にして、
表1に示したように、乾熱収縮率の異なる延伸フィルム
を得た。それぞれの延伸フィルムを基材フィルムとし
て、実施例1と同様にして作製したSiOx蒸着フィルムの
性能を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】実施例4 実施例1で得られた蒸着フィルムの蒸着面に、ウレタン
系接着剤(大日本インキ化学工業社製、ディックドライ
LX-75 と KW-40を5:1の割合で配合した二成分系接着
剤)を2μm 塗工した後、厚み60μm の低密度PEフィル
ムをドライラミネート法で貼り合わせた。得られたラミ
ネートフィルムの酸素透過率とラミネート強力を測定し
た結果を表2に示した。
【0023】比較例3 比較例1で得られた蒸着フィルムを用いて、実施例4と
同様にしてラミネートフィルムを作成した。得られたラ
ミネートフィルムの酸素透過率とラミネート強力を測定
した結果を表2に示した。
【0024】比較例4 比較例2で得られた蒸着フィルムを用いて、実施例4と
同様にしてラミネートフィルムを作成した。得られたラ
ミネートフィルムの酸素透過率とラミネート強力を測定
した結果を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、蒸着機の冷却ドラム上
でのフィルムのたるみ、しわの発生が防止され、SiOx蒸
着皮膜の膜厚が均一で、蒸着皮膜の構造が緻密なガスバ
リヤー性に優れたSiOx蒸着フィルムを得ることのできる
二軸延伸ポリエステルフィルムが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの縦方向及び横方向の乾熱収縮
    率(160 ℃×5分)が、それぞれ 1.0〜2.0 %及び 0.5
    〜 1.0%である酸化珪素蒸着用二軸延伸ポリエステルフ
    ィルム。
JP15947596A 1996-06-20 1996-06-20 酸化珪素蒸着用二軸延伸ポリエステルフィルム Pending JPH106393A (ja)

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JPH106393A true JPH106393A (ja) 1998-01-13

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JP (1) JPH106393A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307598A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Toyobo Co Ltd ガスバリア性フィルム
JP2010253861A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd 透明ガスバリア性フィルム
JP2010253860A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd 透明ガスバリア性フィルム
JP2010253862A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd 透明ガスバリア性フィルム
JP2011212857A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toray Ind Inc 蒸着用二軸配向ポリエステルフィルムおよびガスバリアフィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002307598A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Toyobo Co Ltd ガスバリア性フィルム
JP2010253861A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd 透明ガスバリア性フィルム
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JP2011212857A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toray Ind Inc 蒸着用二軸配向ポリエステルフィルムおよびガスバリアフィルム

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