JPH106420A - 防錆防湿段ボールシートおよびその製造方法 - Google Patents

防錆防湿段ボールシートおよびその製造方法

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JPH106420A
JPH106420A JP16572496A JP16572496A JPH106420A JP H106420 A JPH106420 A JP H106420A JP 16572496 A JP16572496 A JP 16572496A JP 16572496 A JP16572496 A JP 16572496A JP H106420 A JPH106420 A JP H106420A
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JP
Japan
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rust
coated
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moisture
paper
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JP16572496A
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Hidetomo Yamada
英智 山田
Tokumaro Kamata
徳麿 鎌田
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Nippon Kakoh Seishi KK
Miyako Inc
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Nippon Kakoh Seishi KK
Miyako Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防錆および防湿特性を保持し、外面に印字お
よび印刷が容易で、使用後は段ボール古紙として再利用
できる。 【解決手段】 波形付けした中芯紙1の一方の面に、防
錆剤塗料2を片面に塗被したライナー紙3の非塗被面
を、中芯紙1の他方の面に、防湿剤塗料5を片面に塗被
したライナー紙6の非塗被面を接着剤4でそれぞれ貼着
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品、資材および
機器等の包装および梱包に用いる防錆防湿段ボールシー
トおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種部品や資材および機器等
の防錆防湿用の梱包は、それぞれ個々に、防錆紙や防湿
紙に包んで防錆防湿の対策を講じてから段ボール箱や木
箱等に入れて梱包し輸送または保管に供していた。しか
し、これでは防錆紙や防湿紙に包む労力や手間が掛かり
コスト高となったり、梱包の自動化に対しても工程が複
雑となって設備費が嵩んだりして、省力自動化への対応
が遅れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまでにも防錆を目
的として防錆剤を塗被した防錆段ボールシートや、防湿
を目的としてプラスチックフイルムをラミネートまたは
耐水樹脂で処理した防湿段ボールシートや、防錆および
防湿の双方の効果を期待した段ボールシートは個々に存
在していた。
【0004】しかし、防錆段ボールシートでは、長期間
に渡って安定した防錆効果を保持したものがなかった
り、段ボールシートの通気性や吸湿性から保管や輸送条
件に左右されて満足した防錆効果が得られなかった。ま
た、防湿段ボールシートでは被包装体と接する内面にプ
ラスチックフイルムの防湿加工がなされている場合に
は、使用の条件によっては内部の水分が結露して錆の発
生原因となったり、外面にプラスチックフイルムによっ
て防湿加工されているものでは、通常の段ボール印刷用
のインキではインキの定着が不十分となったり、さら
に、プラスチックフイルムを防湿材として使用したもの
では、使用後に古紙としての離解処理において繊維とプ
ラスチックフイルムとを効果的に分離することができず
再利用ができなかった。また、防錆防湿段ボールシート
では、防錆および防湿の双方の特性を効果的に保持し、
使用後に段ボール古紙として再利用できるものはなかっ
た。
【0005】本発明の目的は前記の従来例の不都合を解
消し、防錆および防湿の双方の特性を効果的に保持し、
外面に印字および印刷が容易で、使用後は段ボール古紙
として再利用ができる防錆防湿段ボールシートおよびそ
の製造方法を容易に安価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、第1に、波形付けした中芯紙の一方の面に、防
錆剤塗料を片面に塗被したライナー紙の非塗被面を、中
芯紙の他方の面に、防湿剤塗料を片面に塗被したライナ
ー紙の非塗被面を接着剤でそれぞれ貼着したこと、第2
に、防錆剤塗料を塗被するライナー紙に含む塩素イオン
濃度が10〜100PPM、硫酸イオン濃度が100 〜500PPMであ
ること、第3に、塩素イオン濃度を10〜100PPM、硫酸イ
オン濃度を100 〜500PPMに含有規制したライナー紙の片
面に防錆剤塗料を塗被して乾燥し、別のライナー紙の片
面に防湿剤塗料を塗被して乾燥した各ライナー紙の非塗
被面を、段ボールシート製造マシンによって波形付けし
た中芯紙の表裏に接着剤で貼合し、温度90〜120 ℃で貼
着処理したことを要旨とするものである。
【0007】請求項1記載の本発明によれば、包装内部
に結露現象を起こすことなく防錆と防湿の双方の効果を
保持した段ボールシートが得られ、包装や梱包が簡素化
されて自動化への対応が容易となり、外面に印字および
印刷が容易で、使用後は古紙として容易に離解ができ再
利用ができるので資源の節約となる。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、基材のラ
イナー紙に含む錆を促進させる塩素イオンおよび硫酸イ
オンの濃度を規制したので、段ボールシートに長期間に
渡って安定した防錆効果が付与できる。
【0009】請求項3記載の本発明によれば、防錆防湿
段ボールシート製造時の貼着の処理温度を制限したの
で、高温度による防錆剤の気化が抑えられ防錆効果の低
下が起きない、防錆と防湿の双方の特性を効果的に保持
し、外面に印字および印刷が容易で、使用後は古紙とし
て再利用ができる防錆防湿段ボールシートを容易に安価
に製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の防錆防湿段ボール
シートおよびその製造方法について実施の形態により説
明する。図1は本発明の防錆防湿段ボールシートの縦断
側面図である。
【0011】本発明の防錆防湿段ボールシートは、波形
付けした中芯紙1の一方の面に防錆剤塗料2を片面に塗
被したライナー紙3の非塗被面を波形の段の各段頂に塗
被した接着剤4によって貼合し、波形付けした中芯紙1
の他方の面には防湿剤塗料5を片面に塗被したライナー
紙6の非塗被面を波形の段の各段頂に塗被した接着剤4
によって貼合し、固着して一体とした図1に示す7層体
構造である。
【0012】中芯紙1の原紙としては、JIS−P−3
904に規定した坪量が115 〜180g/m2 のものが好
ましく用いられ、防錆防湿段ボールシートとしての波形
の段の数はJISーZ−1516に規定する34±2 段/
30cm幅〜50±2 段/30cm幅のいずれのタイプとしてもよ
い。
【0013】防錆剤塗料2の防錆剤としては、尿素等の
有機アマイド、亜硝酸アルカリ金属塩、芳香族アルカリ
金属塩、芳香族カルボン酸金属塩、脂肪族アミン塩等
が、また、気化性防錆剤であって鉄および鉄合金用とし
ては、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ジ
シクロヘキシルアンモニウムカプリレート、シクロヘキ
シルアンモニウムカーボネート、シクロヘキシルアンモ
ニウムラウレート、ジイソプロピルアンモニウムナイト
ライト、ニトロナフタリンアンモニウムナイトライト等
であり、銅および銅合金用としては、ベンゾトリアゾー
ル、アルキルベンゾトリアゾール等であり、亜鉛および
亜鉛合金用としては、3.5-ジメチルピラゾールを代表例
とするピラゾール類や3-メチル-5ピラゾロン、1-ベンゾ
イル-5ピラゾロン、3-メチル-4- アミノ-5ピラゾロン等
のピラゾロン誘導体等が用いられる。
【0014】防錆剤塗料2の結着剤としては、分散剤を
兼ねてカゼイン等が用いられ、その他に浸透性を良くさ
せる各種界面活性剤等も用いられる。また、防錆剤塗料
2の塗被量としては、通常2〜40g/m2 程度塗被し、
110 〜140 ℃で50〜120 秒間乾燥して防錆層を形成す
る。
【0015】ライナー紙3およびライナー紙6の原紙と
しては、JIS−P−3902に規定した強度がAA級
〜A級〜B級〜C級であって、坪量が160 〜340 g/m
2 のものが好ましく用いられ、特に防錆剤塗料を塗被す
るライナー紙3には、該ライナー紙3に含まれる塩素イ
オン濃度を10〜100PPM、硫酸イオン濃度を100 〜500PPM
に制限することによって、錆の促進が阻止され安定した
防錆効果を付与することができる。ここでそれぞれのイ
オン濃度が、その上限を越える場合には長期間の防錆効
果を維持することができず、また、下限より以下の場合
には防錆効果の面からは極めて好ましいが、各イオン除
去に対する処理コストが増大して採算的に合わないもの
となる。
【0016】接着剤4としては、澱粉系の糊や酢酸ビニ
ル等の合成樹脂エマルジョン糊等が用いられる。
【0017】防湿剤塗料5の防湿剤としては、天然炭化
水素系ワックスエマルジョン、合成炭化水素系ワックス
エマルジョン、スチレン系エマルジョン、アクリル系エ
マルジョン、スチレンーアクリル酸共重合体エマルジョ
ン、ポリビニルアルコール等が用いられ、結着剤として
は、スチレン・ブタジエン系ラテックス、メチルメタク
リレート・ブタジエン系ラテックス等が好ましく用いら
れる。ここで防湿剤処理がプラスチックフイルムによる
被覆ではないので、使用後に温水またはアルカリ性温水
によって離解が容易でプラスチックフイルム等の異物の
混入がないので段ボール古紙として再利用ができ、防湿
処理面への印字や印刷も容易となる。
【0018】防湿剤塗料5の塗被量としては、通常5〜
30g/m2 程度塗被し、110 〜150℃で50〜120 秒間乾
燥して防湿層を形成する。
【0019】本発明の防錆防湿段ボールシートの製造方
法は、初めに、次の3つの巻き取りロールを用意する。
第1の巻き取りロールとしては塩素イオン濃度および硫
酸イオン濃度を規制したライナー紙3の一方の面に塗工
機で防錆剤塗料2を塗被し乾燥しておく、第2の巻き取
りロールとしてはライナー紙6の一方の面に塗工機で防
湿剤塗料5を塗被し乾燥しておく、そして第3の巻き取
りロールとしては中芯紙1となる巻きロールをそれぞれ
用意する。
【0020】防錆防湿段ボールシートの製造には、通常
に知られている段ボールシート製造マシン(コルゲート
マシン)を用いる。初めに、前記第3の巻き取りロール
の中芯紙1を波形付け部で、波状の凹凸を付けた2本の
加熱した段ロールのニップ間に送り込み、中芯紙1を波
形に成形した後、波形の段の一方の面の各段頂にアプリ
ケーターロールによって接着剤4を塗被し、前記第1の
巻き取りロールのライナー紙3の非塗被面とを貼合して
段ボールシートとなる片面を形成し、次いで、波形の段
の他方の面の各段頂に別のアプリケーターロールによっ
て接着剤4を塗被し、前記第2の巻き取りロールのライ
ナー紙6の非塗被面とを貼合して段ボールシートを形成
し、該段ボールシートを加熱貼着部に送りキャンバスで
押さえながら熱盤で加熱圧着処理して中芯紙1とライナ
ー紙3および6とを強固に貼着する。その後、乾燥冷却
部において乾燥冷却し、断裁して本発明の防錆防湿段ボ
ールシートは得られる。また、必要により強度を持たせ
た積層した多層の段ボールシートとしてもよい。
【0021】貼着処理としては、キャンバスで押さえな
がら熱盤で90〜120 ℃に加熱圧着処理して強固に貼着し
て一体とする。これより処理温度が高いと防錆剤の気化
が不必要に進み得られた防錆防湿段ボールシートの防錆
効果が減少することになり、処理温度が低いと貼着の効
果が不十分となる。
【0022】次に本発明の製造方法によって得た防錆防
湿段ボールシートの性能品質については次の項目および
試験方法により確認した。 (1) <ライナー紙に含む塩素イオンおよび硫酸イオンの
定量分析試験> ライナー紙100 gを50℃の温水で抽出し、イオンクロマ
トグラフィー(日本ダイオネクス社製)によって抽出液
中の塩素イオンおよび硫酸イオンの定量分析を行う。測
定濃度の単位はppm である。
【0023】(2) <防錆試験> (イ)気化性試験法 JIS−Z−1535.5.4による気化性さび止め性
試験に準ずる。 (ロ)接触試験法 JIS−Z−1535.5.6による接触さび止め性試
験に準じ、これを当社で改定した次の試験方法による。
有機溶剤のアセトンによって表面を清浄にした冷延鋼板
(40mm×60mm×3.2mm)1枚を各試料によって密着した
状態で包装し、これを次の環境条件のもとに暴露して接
触防錆力を試験し、視覚により各冷延鋼板の表面の変化
を判定する。 〔環境条件〕5℃, 相対湿度90%3時間→60℃, 相対湿
度90%3時間→5℃, 相対湿度90%2時間→60℃, 相対
湿度90%16時間を1サイクルとして4サイクル繰り返し
環境を変化させる。 〔視覚判定〕各冷延鋼板の表面の変化を目視で判定し表
現する。
【0024】(3) <防湿試験> JIS−Z−0208による防湿包装材料の透湿度試験
方法(カップ法)に準ずる。各試料の防湿面が外側にな
るように設定して、温度40℃、相対湿度90%の条件で重
量変化を測定する。測定の透湿量の単位はg/m2 ・24
h である。
【0025】(4) <印字および印刷試験> 段ボール用ライナー紙の一方の面に防湿剤塗料を塗被し
た各試料の塗被面を一同に並べ、RI印刷適性試験機
(明製作所製)によって墨インキを転写し、各試料に対
する墨インキの乗りを視覚によって次の判定基準により
判定する。 〔判定基準〕 ◎・・・綺麗に乗っている。 ○・・・乗っている。 △・・・まだらであるが乗っている。 ×・・・乗っていない。 ××・・全く乗っていない。
【0026】(5) <古紙の離解試験> TAPPI式標準離解機に常温のカセイソーダによるア
ルカリ性水溶液(約1%濃度)を入れ、この中に各試料
を2重量%の濃度となるように入れて60分間攪拌し、各
試料の離解状態を視覚により次の判定基準で行う。 〔判定基準〕 ◎・・・完全に離解している。 ○・・・離解している。 △・・・未離解があるがほぼ離解している。 ×・・・離解していない。 ××・・全く離解していない。
【0027】
【実施例】次に、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明するが、これは本発明の効果を具体的に説明
するためのものであって、これによって本発明が限定さ
れるものではない。
【0028】<実施例1>塩素イオン濃度90PPM 、硫酸
イオン濃度450PPMに規制した坪量340 g/m2 の段ボー
ル用ライナー紙の一方の面に、下記の防錆剤塗料組成物
−1をエアーナイフコーターで15g/m2 塗被し、130
℃で1分間乾燥して防錆層を形成し、別に用意した坪量
340 g/m2 の段ボール用ライナー紙の一方の面には下
記の防湿剤塗料組成物−1をメイヤーバーコーターで18
g/m2 塗被し、120 ℃で1分間乾燥して防湿層を形成
し、コルゲートマシンによって前記各ライナー紙の非塗
被面を坪量160 g/m2 の段ボール用中芯紙の表裏に澱
粉系接着剤を用いて貼合し、110 ℃で1分間圧着処理し
て強固に貼着させた後冷却し、断裁して本発明の防錆防
湿段ボールシートを得た。
【0029】〔防錆剤塗料組成物−1〕 モノエタノールアミン 100重量部 ジエタノールアミンラウリン酸アマイド 55重量部 亜硝酸ソーダ 160重量部 安息香酸 150重量部 水 580重量部 上記配合で濃度を44%とする。 〔防湿剤塗料組成物−1〕 スチレンアクリル系共重合樹脂 (ブライトーン FC-102 サカタインクス社製) 100重量部 消泡シリコーン(TSA-7341 東芝シリコーン社製)0.1重量部 上記配合で濃度を40%とする。
【0030】<実施例2>塩素イオン濃度80PPM 、硫酸
イオン濃度230PPMに規制した坪量320 g/m2 の段ボー
ル用ライナー紙の一方の面に、下記の防錆剤塗料組成物
−2をエアーナイフコーターで18g/m2 塗被し、130
℃で1分間乾燥して防錆層を形成し、別に用意した坪量
320 g/m2 の段ボール用ライナー紙の一方の面には下
記の防湿剤塗料組成物−2をメイヤーバーコーターで20
g/m2 塗被し、120 ℃で1分間乾燥して防湿層を形成
し、コルゲートマシンによって前記各ライナー紙の非塗
被面を坪量125 g/m2 の段ボール用中芯紙の表裏に澱
粉系接着剤を用いて貼合し、110 ℃で1分間圧着処理し
て強固に貼着させた後冷却し、断裁して本発明の防錆防
湿段ボールシートを得た。
【0031】〔防錆剤塗料組成物−2〕 ジイソプロピルアミン 30重量部 ラウリン酸 45重量部 安息香酸ソーダ 200重量部 ベンゾトリアゾール 150重量部 水 640重量部 上記配合で濃度を40%とする。 〔防湿剤塗料組成物−2〕 スチレンアクリル系共重合樹脂 (ブライトーン FC-103 サカタインクス社製) 100重量部 消泡シリコーン(TSA-7341 東芝シリコーン社製)0.1重量部 上記配合で濃度を40%とする。
【0032】<実施例3>塩素イオン濃度15PPM 、硫酸
イオン濃度110PPMに規制した坪量300 g/m2 の段ボー
ル用ライナー紙の一方の面に、下記の防錆剤塗料組成物
−3をエアーナイフコーターで18g/m2 塗被し、130
℃で1分間乾燥して防錆層を形成し、別に用意した坪量
300 g/m2 の段ボール用ライナー紙の一方の面には下
記の防湿剤塗料組成物−3をメイヤーバーコーターで18
g/m2 塗被し、120 ℃で1分間乾燥して防湿層を形成
し、コルゲートマシンによって前記各ライナー紙の非塗
被面を坪量125 g/m2 の段ボール用中芯紙の表裏に澱
粉系接着剤を用いて貼合し、110 ℃で1分間圧着処理し
て強固に貼着させた後冷却し、断裁して本発明の防錆防
湿段ボールシートを得た。
【0033】〔防錆剤塗料組成物−3〕 ジシクロヘキシルアミン 360重量部 りん酸 100重量部 亜硝酸ソーダ 140重量部 水 1200重量部 上記配合で濃度を33%とする。 〔防湿剤塗料組成物−3〕 変性SBR樹脂 (パテラコール HB-504 大日本インキ化学工業社製)100重量部 消泡シリコーン(TSA-7341 東芝シリコーン社製) 0.1重量部 上記配合で濃度を42%とする。
【0034】<比較例1>塩素イオン濃度150PPM、硫酸
イオン濃度780PPMである坪量340 g/m2 の段ボール用
ライナー紙の一方の面に、前記防錆剤塗料組成物−1を
エアーナイフコーターで15g/m2 塗被し、130 ℃で1
分間乾燥して防錆層を形成し、別に用意した坪量340 g
/m2 の段ボール用ライナー紙の一方の面にはポリエチ
レン樹脂を17μmの厚さにラミネートして防湿層を形成
し、コルゲートマシンによって前記各ライナー紙の非処
理面を坪量160 g/m2 の段ボール用中芯紙の表裏に澱
粉系接着剤を用いて貼合し、110 ℃で1分間圧着処理し
て強固に貼着させた後冷却し、断裁して比較用の防錆防
湿段ボールシートを得た。
【0035】<比較例2>塩素イオン濃度250PPM、硫酸
イオン濃度1030PPM である坪量300 g/m2 の段ボール
用ライナー紙の一方の面に、前記防錆剤塗料組成物−2
をエアーナイフコーターで18g/m2 塗被し、130 ℃で
1分間乾燥して防錆層を形成し、別に用意した坪量300
g/m2 の段ボール用ライナー紙の一方の面にはポリエ
チレン樹脂を20μmの厚さにラミネートして防湿層を形
成し、コルゲートマシンによって前記各ライナー紙の非
処理面を坪量125 g/m2 の段ボール用中芯紙の表裏に
澱粉系接着剤を用いて貼合し、110 ℃で1分間圧着処理
して強固に貼着させた後冷却し、断裁して比較用の防錆
防湿段ボールシートを得た。
【0036】<試験の結果>前記実施例1〜3および比
較例1〜2によって得た各試料を用いて、前記試験項目
および試験方法によって測定した試験結果を表1にまと
めた。
【0037】
【表1】 各項の試験のデーターから判読できるように実施例1〜
3は比較例1〜2に比較して優れた結果が得られてい
る。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明の防錆防湿段ボ
ールシートは、包装内部に結露現象を起こすことなく防
錆と防湿の双方の効果を長期間保持できるので、包装お
よび梱包が簡素化されて自動化への対応が容易にでき
る。
【0039】また、本発明の防錆防湿段ボールシート
は、外面に印字および印刷が容易で、使用後は段ボール
古紙として容易に離解でき再利用ができるので資源の節
約となる。
【0040】さらに、本発明の防錆防湿段ボールシート
の製造方法によれば、前記効果を保持した防錆防湿段ボ
ールシートを容易に安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防錆防湿段ボールシートの縦断側面図
である。
【符号の説明】
1…中芯紙 2…防錆剤塗料 3…ライナー紙(防錆剤塗料塗被) 4…接着剤 5…防湿剤塗料 6…ライナー紙
(防湿剤塗料塗被)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/26 B65D 81/26 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形付けした中芯紙の一方の面に、防錆
    剤塗料を片面に塗被したライナー紙の非塗被面を、中芯
    紙の他方の面に、防湿剤塗料を片面に塗被したライナー
    紙の非塗被面を接着剤でそれぞれ貼着したことを特徴と
    する防錆防湿段ボールシート。
  2. 【請求項2】 防錆剤塗料を塗被するライナー紙に含有
    する塩素イオン濃度が10〜100PPM、硫酸イオン濃度が10
    0 〜500PPMであることを特徴とする請求項1記載の防錆
    防湿段ボールシート。
  3. 【請求項3】 塩素イオン濃度を10〜100PPM、硫酸イオ
    ン濃度を100 〜500PPMに含有規制したライナー紙の片面
    に防錆剤塗料を塗被して乾燥し、別のライナー紙の片面
    に防湿剤塗料を塗被して乾燥した各ライナー紙の非塗被
    面を、段ボールシート製造マシンによって波形付けした
    中芯紙の表裏に接着剤で貼合し、温度90〜120 ℃で貼着
    処理したことを特徴とする防錆防湿段ボールシートの製
    造方法。
JP16572496A 1996-06-26 1996-06-26 防錆防湿段ボールシートおよびその製造方法 Pending JPH106420A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4882262A (en) * 1987-09-28 1989-11-21 Honeywell Inc. Self-aligning aperture
KR101154555B1 (ko) 2010-04-05 2012-06-08 이성 포장용 방청 패드
JP2012111124A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Oji Paper Co Ltd 段ボール製包装容器及び包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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