JPH1064965A - 走査型容量顕微鏡を用いた試料の静電容量の測定方法 - Google Patents

走査型容量顕微鏡を用いた試料の静電容量の測定方法

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JPH1064965A
JPH1064965A JP8213588A JP21358896A JPH1064965A JP H1064965 A JPH1064965 A JP H1064965A JP 8213588 A JP8213588 A JP 8213588A JP 21358896 A JP21358896 A JP 21358896A JP H1064965 A JPH1064965 A JP H1064965A
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capacitance
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scanning
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JP8213588A
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Nobuyuki Nakagiri
伸行 中桐
Takuma Yamamoto
▲琢▼磨 山本
Hiroyuki Sugimura
博之 杉村
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Nikon Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/302Contactless testing
    • G01R31/312Contactless testing by capacitive methods

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部分的に電荷がトラップされている試料であっ
ても、走査型容量顕微鏡を用いて、試料のドーピング情
報を2次元的に、効率よく測定することのできる測定方
法を提供する。 【解決手段】表面に絶縁膜を、裏面に電極を備える半導
体試料の表面に、走査型容量顕微鏡の探針を接触させな
がら走査させ(401)、探針の先端を試料上の予め定
めた複数の計測点の各点で停止させる(402、40
3)。停止させた各計測点において、電極と探針との間
にバイアス電圧を予め定めた範囲で変化させながら印加
し、前記電極と前記探針との間の静電容量を測定する
(404、405)。これにより、試料の複数の計測点
における静電容量のバイアス電圧依存特性を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型容量顕微鏡
(SCaM:Scaning Capacitance Microscopy)や走査
型力顕微鏡(SFM:Scaning Foce Microscopy)を用い
て半導体試料の電気特性を測定し、半導体試料表面での
前記電気特性の2次元マップを得るための方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】特公平7−32177号公報には、イオ
ン注入を施したシリコンの注入原子の濃度分布、すなわ
ち、ドーピングプロファイルを、走査型容量顕微鏡によ
って2次元的に計測することが記載されている。具体的
には、ドーピングを施された半導体試料にバイアス電圧
や交流電圧を印加し、探針と試料との間の静電容量を計
測しながら、探針を試料上で2次元的に移動させる方法
が記載されている。この方法では、探針を振動させ、こ
の振動周波数や振幅が一定となるように探針と試料との
間隔を制御することにより、探針を試料に接触させない
で両者の間隔を一定に保つノンコンタクトモードで測定
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】探針により試料表面を
走査させながら探針と試料との間の静電容量の計測を行
う場合には、一般的には、試料に印加するバイアス電圧
を一定に保持した状態で測定する方法が用いられてい
る。というのは、測定途中でバイアス電圧を変化させる
と、バイアス電圧の変化によって探針が試料表面に引き
つけられる力が変化するため、ノンコンタクトモードで
は、探針と試料との間隔を制御するのが困難になるため
である。また、探針が試料表面に引きつけられる力が変
化すると、両者の間隔が変化し、静電容量も変化するた
め、測定により得られた静電容量の変化が、間隔の変化
によるものか、試料のドーピング量の変化によるものか
を解析によって分離しなければならない。そのため、信
号処理が複雑になるという問題も生じる。
【0004】一方、上述のような一定のバイアス電圧に
よる測定方法は、理想的な試料の場合には、試料のドー
プピングプロファイルを測定することが可能であるが、
試料表面や試料内部や試料内の界面に、電荷がトラップ
されている領域が存在する場合には、ドーピングプロフ
ァイルを測定することが困難である。その理由は、電荷
がトラップされている領域の静電容量のバイアス電圧依
存曲線は、図2のように電荷のトラップの有無により、
バイアス電圧軸に平行にシフトするためである。そのた
め、測定結果から、電荷のトラップによる静電容量の変
化と、ドーピング量の変化による静電容量の変化とを分
離する必要があるが、両者を分離するのは非常に困難で
ある。
【0005】本発明は、部分的に電荷がトラップされて
いる試料であっても、走査型容量顕微鏡を用いて、試料
のドーピング情報を2次元的に、効率よく測定すること
のできる測定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような測定方法が提供され
る。
【0007】すなわち、表面に絶縁膜を、裏面に電極を
備えた半導体試料の表面に、導電性の探針を接触させ、
前記試料と前記探針との間の力を一定に保ちながら、前
記探針の先端を前記試料上の予め定めた複数の計測点の
一つまで相対的に走査させ、前記計測点上に前記探針を
停止させ、前記電極と前記探針との間に、バイアス電圧
を予め定めた範囲で変化させながら印加し、その間の前
記電極と前記探針との間の静電容量を測定することによ
り、前記静電容量のバイアス電圧依存特性を計測し、再
び前記試料と前記探針との間の力を一定に保ちながら、
前記探針の先端を前記試料上の予め定めた複数の計測点
のうちの次の計測点まで相対的に走査させて停止させ、
前記電極と前記探針との間に、バイアス電圧を予め定め
た範囲で変化させながら印加し、前記電極と前記探針と
の間の静電容量を測定することを繰り返し行うことによ
り、前記試料上の予め定めた複数の計測点において静電
容量のバイアス電圧依存特性を計測する走査型容量顕微
鏡を用いた静電容量の測定方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を用いて説明する。
【0009】まず、本実施の形態の測定に用いた走査型
容量顕微鏡の構成について、図3を用いて説明する。
【0010】試料102は、図1のように表面に酸化シ
リコン膜11を備えたシリコン12である。シリコン1
2の裏面側には、電極膜13が形成されている。試料1
02は、図3のように試料台103により支持される。
試料台103には、試料102をXYZ方向に駆動する
ためのピエゾアクチュエータ104が取り付けられてい
る。ピエゾアクチュエータ104には、スキャナー駆動
用アンプ401が接続されている。
【0011】また、導電性の探針14付きのカンチレバ
ー101は、図1のように探針14の先端が試料102
に接するように配置される。これは、探針14の先端を
試料102の表面に接触させるコンタクトモードにより
測定を行うためである。カンチレバー101の上部に
は、図3のように半導体レーザ201と2分割ホトダイ
オード203が配置されている。半導体レーザ201に
は、レーザ用電源202が接続されている。2分割ホト
ダイオード203には、信号処理装置204が接続され
ている。また、カンチレバー101には、キャパシタン
スセンサー302が接続されている。キャパシタンスセ
ンサー302の出力は、ロックインアンプ303に入力
される。
【0012】試料102の電極膜13には、交流・直流
電圧供給源301が接続される。交流・直流電圧供給源
301は、キャパシタンスセンサー302にも接続さ
れ、参照信号を入力する。
【0013】レーザ用電源202、信号処理装置20
4、スキャナー駆動用アンプ104、交流・直流電圧供
給源301、および、ロックインアンプ303は、A/
D・D/A変換ボード503を介して、制御装置501
に接続されている。また、制御装置501には、CRT
502が接続されている。
【0014】制御装置501は、内蔵する記憶装置内の
プログラムに従って、図4のフローチャートに示す手順
で各部の動作を制御しながら、測定された信号を処理す
る。これにより、試料102上の予め定めた各点の静電
容量を計測し、ドーピングプロファイルを作成し、CR
T502に表示させる。
【0015】これを以下、図4のフローチャートに沿っ
て説明する。
【0016】まず、制御装置501は、半導体レーザ2
01を点灯するために、レーザ用電源201に電圧を供
給するように指示する制御信号を出力する。これによ
り、半導体レーザ201に電圧が供給されて(図5
(b))、レーザ光が出射される。半導体レーザ201
から出射した光は、カンチレバー101に照射され、反
射光が2分割ホトダイオード203により受光される。
2分割ホトダイオード203の出力信号は、信号処理装
置204で処理され、A/D・D/A変換ボード503
によりA/D変換されて、制御装置501に入力され
る。これにより、カンチレバー101のたわみ量が、光
てこ法により検出される。制御装置501は、カンチレ
バー101のたわみ量を一定に保つように、試料102
の高さ(Z方向)を調節するための電圧信号を形成し、
A/D・D/A変換ボード503でD/A変化して、ス
キャナー駆動用アンプ401に出力する。スキャナー駆
動用アンプ401は、この電圧信号を所定の倍率に増幅
した後、ピエゾアクチュエータ104に印加することに
より、試料102をZ方向に変位させる。これにより、
カンチレバー101の探針14と試料102との間の力
が一定に保たれる。
【0017】このようにカンチレバー101の探針14
と試料102との間の力を一定に保った状態で、制御装
置501は、試料102上の予め定めた複数の計測位置
のうちの一つの位置Aまで、カンチレバー101の探針
14を走査させる。このために、制御装置501は、試
料102をX、Y軸方向に走査させるための電圧信号を
形成し、A/D・D/A変換ボード503でD/A変換
して、スキャナー駆動用アンプ401に供給する。スキ
ャナー駆動用アンプ401は、この電圧信号を所定の倍
率に増幅した後、ピエゾアクチュエータ104に印加す
る(図5(a))。これにより、カンチレバー101の
探針14の先端は、試料102上の位置Aに達する。制
御装置501は、スキャナー駆動用アンプ401に、ピ
エゾアクチュエータ104のX、Y軸方向の走査のため
の電圧を保持させることにより、カンチレバー101の
探針14の先端を位置Aに停止させる(図4のステップ
401)。
【0018】所定の位置Aに達した時刻t1で、制御装
置501は、レーザ用電源202に電圧供給の停止を指
示する制御信号を出力する。これにより、半導体レーザ
201は消灯する(ステップ402)。また、制御装置
501は、スキャナー駆動用アンプ401に、試料10
2をZ方向に変位させるための電圧を時刻t1の時点の
電圧にホールドさせる(ステップ403)。これによ
り、カンチレバー101と試料102とのZ方向の位置
関係がホールドされる。
【0019】つぎに、制御装置501は、バイアス電圧
と交流電圧とを出力するよう交流・直流電圧供給源30
1に指示する。このとき、制御装置501は、バイアス
電圧値として、最小値V1を設定し、これを予め定めた
時間の間に、最大値V2まで直線的に変化させるように
指示する。交流電圧の振幅および周波数は、予め定めた
一定値とする。これにより、図5(c)のように時間t
からt1’の間に最小値V1から最大値V2まで変化す
るバイアス電圧と、一定の周波数および振幅の交流電圧
とが、試料102の裏面側の電極膜13に印加される
(ステップ404、405)。なお、最小値V1および
最大値V2は、図2の試料のC−V特性曲線のCの最大
値と最小値とが測定できるように、予め定めた値であ
る。ただし、V1、V2は、電荷のトラップによってC
−V特性がシフトした場合にも、Cの最小値と最大値と
が測定できるように、シフト量を考慮して定めている。
【0020】試料102の裏面側の電極膜13に電圧が
印加されると、試料102と探針14とは、探針14を
ゲート電極、電極膜13をオーミック電極としたMOS
構造を成す。例えば、電極膜13に−の電圧を印加する
と、シリコン12がp型の場合、探針14直下のシリコ
ン12に空乏層15が生じ、探針14と電極膜13との
間の静電容量が減少する。この静電容量と印加電圧との
関係、すなわちC−V特性は、酸化シリコン膜11の膜
厚やシリコン12のドーピング密度に依存する。具体的
には、ドーピング密度が高くなると、静電容量の最大値
と最小値との差、すなわち静電容量の変化量は小さくな
る。このC−V特性のドーピング依存性を利用すると、
試料102の計測位置でのドーピング密度が得られる。
【0021】ステップ404、405で試料102の電
極膜13に、最小値V1から最大値V2まで変化するバ
イアス電圧、および、交流電圧とが印加されている間、
キャパシタンスセンサー302は、探針104と電極膜
13との静電容量を検出する。ロックインアンプ303
は、交流・直流電圧供給源301からの参照信号を用い
て、キャパシタンスセンサー302が検出した静電容量
のうち、試料102に印加された交流電圧と同じ周波数
の信号の振幅を検出する。ロックインアンプ303の出
力信号は、dC/dV−V特性を表している。ロックイ
ンアンプ303の出力信号は、A/D・D/A変換ボー
ド503によりA/D変換されて制御装置501に取り
込まれ、試料102上の計測位置Aと対応して記憶され
る。
【0022】制御装置501は、バイアス電圧が最大値
V2に達した時間t1’において、交流・直流電圧供給
源301にバイアス電圧値ゼロを設定する(ステップ4
06)。そして、レーザ用電源202に図5(b)のよ
うに、再び電圧供給を指示し、半導体レーザ201を点
灯させる。また、スキャナー駆動用アンプ401に、Z
方向の位置のホールドを解除する。そして、信号処理装
置204から得たカンチレバー101のたわみを表す信
号から、試料102のZ方向に変位させるべき量を演算
し、スキャナー駆動用アンプ401に出力する。これに
より、カンチレバー101のたわみ量を一定に保つフィ
ードバックが復活し、カンチレバー101と試料102
との間の力を一定に保持することができる(ステップ4
08)以降、ステップ401〜408に戻り、制御装置
501は、探針14の先端を、試料102上の予め定め
た次の計測位置に移動させ、探針14の位置をホールド
し、バイアス電圧を最小値から最大値まで変化させなが
ら、dC/dV−V特性を測定するルーチンを繰り返
す。これにより、試料102上の複数の計測位置の各位
置でのdC/dV−V特性のデータが得られる。
【0023】制御装置501は、計測が終了した後、予
め定めた各計測位置でのdC/dV−V特性データを積
分することにより、各計測位置のC−V特性(図2)を
求め、得られた静電容量の最大値と最小値との差を求め
ることにより、静電容量の変化量を求める。制御装置5
01は、各計測位置の静電容量の変化量と、試料102
上の計測位置とを対応させることにより、静電容量の変
位量の試料102上での分布を表す2次元画像を作成
し、CRT502に表示させる。なお、試料102上の
計測位置は、スキャナー駆動用アンプ401へ出力した
XY軸方向への走査量から求める。
【0024】この静電容量の変化量は、試料102の計
測位置でのドーピング密度に依存しているため、静電容
量の変位量の分布画像により、ユーザは、試料上102
上のドーピング密度の分布を知ることができる。
【0025】さらに、制御装置501は、スキャナー駆
動用アンプ401へ出力したXY軸方向の走査量と、Z
軸方向の変位量とを対応させることにより、試料102
表面の凹凸画像を作成し、CRT502に表示させる。
【0026】本実施の形態の測定方法では、試料102
上の各点で探針14を停止させてから、図2に示すよう
に、広い範囲でバイアス電圧を変化させながらC−V特
性を測定しているため、得られた静電容量の変化量は、
電荷のトラップによるC−V特性のシフトの影響をうけ
ておらず、試料102のドーピング密度のみに依存して
いる。したがって、試料102に電荷がトラップされて
いる領域が存在している場合にも、この影響を受けるこ
となく、試料のドーピング密度の分布を精度よく検出す
ることができる。
【0027】また、本実施の形態の測定方法では、試料
上の計測点で探針を停止させている間、半導体レーザ2
01を消灯している。これにより、半導体レーザ201
のレーザ光の一部が試料102に照射されることによ
り、試料102に電荷が生じる等の測定条件の変化を回
避することができる。よって、より精度よく、静電容量
の変化量を測定することができる。
【0028】また、本実施の形態の測定方法では、カン
チレバー101の探針14の先端を、試料102の表面
に接触させるコンタクトモードで測定を行っているた
め、バイアス電圧を変化させても、ノンコンタクトモー
ドのように探針14と試料102との間隔が変化しな
い。したがって、探針14と試料102との間隔の変化
に伴う静電容量の変化を考慮する必要がなく、ロックイ
ンアンプ303の出力をそのまま積分するだけの簡単な
信号処理で、ドーピング密度を検出することができる。
しかも、本実施の形態では、同時に、コンスタントフォ
ースモードによるSFM(走査型力顕微鏡)による試料
表面形状を得ることができる。
【0029】このように、本実施の形態の測定方法で
は、コンタクトモードで探針を走査しながら、試料の各
点で一旦停止させ、各点でバイアス電圧を変化させてd
C/dV−V特性を測定する方法を用いることにより、
部分的に電荷がトラップされている試料であっても、試
料のドーピング密度分布を、高精度に、簡単な信号処理
で、効率よく測定することができる。
【0030】なお、本実施の形態では、dC/dV−V
特性を測定している間、半導体レーザ201を消灯する
ことにより、試料102へのレーザ光の一部が照射によ
る計測条件の変化を防止しているが、半導体レーザ20
1を消灯する代わりに、シャッターを半導体レーザ20
1と試料102との間の光路に配置する等の手段によ
り、レーザ光を遮る方法を用いることも可能である。
【0031】また、本実施の形態では、試料上の各計測
点で、バイアス電圧を最小値から最大値まで複数回変化
させることにより、C−V特性を複数回計測し、静電容
量の変化量の平均値を求める構成にすることも可能であ
る。これにより、さらに精度よく、静電容量の変化量を
求めることができる。この場合、平均値を求めるために
ボックスカー回路を用いることができる。
【0032】なお、バイアス電圧を変化させる方向は、
最小値から最大値へ変化させる方向に限らず、最大値か
ら最小値まで変化させることもできる。
【0033】また、本実施の形態では、制御装置501
が、測定されたdC/dV−V特性を積分することによ
り、C−V特性を求め、このC−V特性から静電容量の
変化量をさらに求め、この分布を2次元画像としてCR
T502に表示しているが、表示する物理量としては、
静電容量の変化量に限らず、dC/dV−V特性のピー
ク値等の別の物理量を表示することもできる。この場
合、計測時にdC/dV−V特性の全体を計測しない
で、ピーク値のみを計測することもできる。
【0034】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
走査型容量顕微鏡を用いて、部分的に電荷がトラップさ
れている試料のドーピング情報を2次元的に、効率よく
測定することのできる測定方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査型容量顕微鏡を用いた静電容量の
測定方法における探針14と試料102が構成するMO
S構造を示す断面図。
【図2】試料の静電容量のバイアス電圧曲線が、試料の
電荷のトラップによりシフトすることを示すグラフ。
【図3】本発明の一実施の形態の測定方法で用いた走査
型容量顕微鏡の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の一実施の形態の測定方法において制御
装置の制御手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の一実施の形態の測定方法において、
(a)ピエゾアクチュエータ104に印加される走査信
号を示すグラフ、(b)半導体レーザへの供給電圧を示
すグラフ、(c)試料102に印加されるバイアス電圧
を示すグラフ。
【符号の説明】
11・・・酸化シリコン膜、12・・・シリコン、13
・・・電極膜、14・・・探針、101・・・カンチレ
バー、102・・・試料、103・・・試料台、104
・・・ピエゾアクチュエータ、201・・・半導体レー
ザ、202・・・レーザ用電源、203・・・2分割ホ
トダイオード、204・・・信号処理装置、301・・
・交流・直流電圧供給源、302・・・キャパシタンス
センサー、303・・・ロックインアンプ、401・・
・スキャナー駆動用アンプ、501・・・制御装置、5
02・・・CRT、503・・A/D・D/A変換ボー
ド。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に絶縁膜を、裏面に電極を備えた半導
    体試料の表面に、導電性の探針を接触させ、前記試料と
    前記探針との間の力を一定に保ちながら、前記探針の先
    端を前記試料上の予め定めた複数の計測点の一つまで相
    対的に走査させ、 前記計測点上に前記探針を停止させ、 前記電極と前記探針との間に、バイアス電圧を予め定め
    た範囲で変化させながら印加し、その間の前記電極と前
    記探針との間の静電容量を測定することにより、前記静
    電容量のバイアス電圧依存特性を計測し、 再び前記試料と前記探針との間の力を一定に保ちなが
    ら、前記探針の先端を前記試料上の予め定めた複数の計
    測点のうちの次の計測点まで相対的に走査させて停止さ
    せ、前記電極と前記探針との間に、バイアス電圧を予め
    定めた範囲で変化させながら印加し、前記電極と前記探
    針との間の静電容量を測定することを繰り返し行うこと
    により、前記試料上の予め定めた複数の計測点において
    静電容量のバイアス電圧依存特性を計測することを特徴
    とする走査型容量顕微鏡を用いた静電容量の測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各計測点につい
    て、静電容量の最大値と最小値との差を前記静電容量の
    バイアス電圧依存特性から求め、求めた差と前記各計測
    点の位置とを対応させることにより、前記試料上での前
    記差の分布を表す2次元画像を作成し、表示させること
    を特徴とする走査型容量顕微鏡を用いた静電容量の測定
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記静電容量のバイア
    ス電圧依存特性を計測するために、前記バイアス電圧と
    ともに、予め定めた周波数の交流電圧を前記電極と前記
    探針との間に印加し、前記電極と前記探針との間の静電
    容量の、前記周波数と同じ周波数成分の変化量を検出す
    ることにより、dC/dV(ただし、Cは前記静電容
    量、Vは、前記バイアス電圧を表す)のバイアス電圧依
    存特性を計測し、これを積分することにより静電容量の
    バイアス電圧依存特性を得ることを特徴とする走査型容
    量顕微鏡を用いた静電容量の測定方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記試料と前記探針と
    の間の力を一定に保つために、前記探針に加わる力を測
    定し、前記力が一定になるように前記試料を前記探針に
    対して相対的に上下方向に移動させることを特徴とする
    走査型容量顕微鏡を用いた静電容量の測定方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記試料の上下方向の
    移動量と、前記探針の先端の走査量とを対応させること
    により、前記試料表面の形状を表す2次元画像を作成
    し、表示させることを特徴とする走査型容量顕微鏡を用
    いた静電容量の測定方法。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記探針に加わる力を
    測定するために、前記探針としてカンチレバー付きのも
    のを用い、前記カンチレバーに光を照射して反射光を検
    出することにより、前記カンチレバーのたわみ量を検出
    することを特徴とする走査型容量顕微鏡を用いた静電容
    量の測定方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記電極と前記探針と
    の間の静電容量を測定する間、前記カンチレバーへの光
    の照射を停止することを特徴とする走査型容量顕微鏡を
    用いた静電容量の測定方法。
  8. 【請求項8】表面に絶縁膜を、裏面に電極を備える半導
    体試料の表面に、走査型容量顕微鏡の探針を接触させな
    がら走査させ、前記探針の先端を試料上の予め定めた複
    数の計測点の各点で停止させ、 停止させた各計測点において、前記電極と前記探針との
    間にバイアス電圧を予め定めた範囲で変化させながら印
    加し、前記電極と前記探針との間の静電容量を測定する
    ことにより、前記試料の複数の計測点における静電容量
    のバイアス電圧依存特性を計測することを特徴とする走
    査型容量顕微鏡を用いた静電容量の測定方法。
  9. 【請求項9】試料を搭載するための試料台と、導電性の
    探針と、前記探針を前記試料に対して相対的に走査させ
    る走査手段、前記探針と前記試料との間の力を検出し、
    前記力を一定に保つために前記試料を前記探針に対して
    上下方向に相対的に移動させる力保持手段と、前記探針
    と試料との間にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
    加手段と、前記探針と試料との間の静電容量を測定する
    静電容量測定手段と、制御手段とを有し、 前記制御手段は、 前記力保持手段に、前記試料と前記探針との間の力を一
    定に保持させながら、前記走査手段に、前記探針の先端
    を前記試料上の予め定めた複数の計測点の一つまで相対
    的に走査させて、探針の先端を前記計測点上に停止させ
    るよう指示し、前記バイアス電圧印加手段に、前記電極
    と前記探針との間にバイアス電圧を予め定めた範囲で変
    化させながら印加させ、その間の前記電極と前記探針と
    の間の静電容量を前記静電容量測定手段に測定させるこ
    とにより、前記静電容量のバイアス電圧依存特性を計測
    させることを繰り返し指示することにより、前記試料上
    の予め定めた複数の計測点について静電容量のバイアス
    電圧依存特性を計測させることを特徴とする走査型容量
    顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888135B2 (en) 2000-10-18 2005-05-03 Nec Corporation Scanning probe microscope with probe formed by single conductive material
JP2016188817A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社日立ハイテクサイエンス 広がり抵抗測定方法及び広がり抵抗顕微鏡
CN106093472A (zh) * 2016-08-02 2016-11-09 河南师范大学 一种适用于扫描探针显微镜的抗变质防短路覆膜样品

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