JPH1065152A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1065152A
JPH1065152A JP21564496A JP21564496A JPH1065152A JP H1065152 A JPH1065152 A JP H1065152A JP 21564496 A JP21564496 A JP 21564496A JP 21564496 A JP21564496 A JP 21564496A JP H1065152 A JPH1065152 A JP H1065152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面チャネル型微細化された半導体素子の拡
散層の形成方法に関し、p+ ゲートからのボロンの突き
抜けを抑制し、しきい値の安定化を図る。 【解決手段】 ゲート電極となるポリシリコン膜4の形
成時に酸素リーク層5を設け、BF2 を酸素リーク層よ
り浅い位置にピークがくるように注入し、ポリシリコン
膜中に導入された弗素を、この酸素リーク層に偏析させ
ることにより、ゲート酸化膜中の弗素濃度を減少させ
る。これにより、ゲート酸化膜中での弗素によるボロン
拡散の促進を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に表面チャネル型MOSトランジスタの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSFETの微細化に伴い短チャネル
効果の抑制および駆動力の向上を考慮した場合、表面チ
ャネル型MOS構造が有利とされている。従って、不純
物のドーピング方法としては、ゲート電極とソース/ド
レイン拡散層へイオン注入により同時にドーピングする
方法が一般的である。またゲート酸化膜の膜厚もできる
限り薄く形成することが現在のトレンドであり、特にp
MOSへのイオン注入時にボロンを用いると、チャネリ
ングにより拡散層が深く形成されることの他、ゲート電
極およびゲート酸化膜を突き抜けてチャネル領域までボ
ロンが注入され、しきい値の変動等を起こすことが問題
となっている。このため、分子イオンであるBF2 イオ
ンを用いチャネリングを抑制し、これらの問題を防ぐ方
法が一般的に用いられている。
【0003】ところが、BF2 イオン注入時にはボロン
と同時に弗素が導入され、この弗素は熱拡散により酸化
膜中や結晶欠陥に捕獲されやすいという性質がある。ま
た、この弗素イオンが酸化膜中に存在すると、酸化膜中
でのボロンの拡散を促進する作用が現れることが知られ
ている。従って、pMOS形成時のBF2 注入後、活性
化熱処理を行った時に弗素がゲート酸化膜中に大量に存
在すると、ゲート電極中のボロンがゲート酸化膜を通り
抜けてしまう。
【0004】この問題を抑制する施策として、特開平5
−102067号公報に、ゲート酸化膜中に塩素を導入
することにより、BF2 イオン注入によってドーピング
されたゲート電極中からのボロンの拡散を抑制する方法
が提案されている。この方法では、ゲート酸化膜中での
弗素結合を減らすために塩素を導入し、弗素のボロン拡
散促進を抑制することを目的としている。
【0005】また、特開平7−122746号公報に
は、BF2 イオン注入時のゲート電極への弗素の侵入を
防ぐために、図5に示すようにイオン注入前にゲート電
極3上に酸化膜8を堆積しておいて、この酸化膜8中に
BF2 イオンの投影飛程をもってくることによって、ゲ
ートポリシリコン3に注入される弗素の濃度を減らすこ
とができる。従って、活性化熱処理時にゲート電極に弗
素が入るのを抑え、しきい値電圧を安定化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
5−102067号公報に示された方法では、ゲート酸
化膜中に塩素を導入しているため塩素自身の固定電荷の
影響により、しきい値の不安定性やゲート酸化膜の信頼
性に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0007】また、特開平7−122746号公報に示
された方法では、弗素の注入量が減少すると同時にBの
導入量も減少するため、ゲート電極中のボロン濃度が低
くなり、層抵抗の上昇およびゲート電極の空乏化による
駆動力の低下の問題が生じる。また、この問題を回避す
るためにポリシリコンを堆積した直後に、NMOS領域
にはリンを、PMOS領域にはボロンを、それぞれレジ
ストをマスクにしてイオン注入を行うことにより、p+
ゲートへの弗素の侵入を防止すると同時にゲート電極へ
のドーピングを十分に行い低抵抗化を行う手段も述べら
れているが、この低抵抗化注入時のボロンの突き抜けに
関しては述べられていないし、工程数の増加が著しい。
【0008】LSIの高速化および低消費電力化を実現
するためには、半導体素子の高性能化が必要となり、M
OS型トランジスタの微細化に伴う短チャネル効果の抑
制のために、表面チャネル型MOSFETを形成しなけ
ればならない。
【0009】従って、本発明の目的は、p+ ゲート電極
からのボロンの突き抜けを抑制し、動作の安定性や信頼
性を向上させるための、MOS型トランジスタのゲート
電極の形成技術を確立した方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、半導体素子
の製造方法において、半導体基板上に、ゲート酸化膜を
介してゲート電極となるポリシリコンを形成し、BF2
をイオン注入した後の活性化熱処理時に、ゲート酸化膜
中に偏析する弗素の濃度を1E14cm-2以下に抑える
とボロンの突き抜けを低減し、しきい値の変動を抑制で
きることを見出した。以下に課題を解決するための手段
について工程を追って説明する。
【0011】シリコン半導体を熱酸化してSiO2 膜を
形成する工程と、該SiO2 膜の上にポリシリコン膜を
堆積する工程と、前記ポリシリコン膜中に酸素リーク層
を設ける工程と、前記ポリシリコン膜中にBF2 イオン
を注入する工程と、活性化熱処理によりS/Dおよびゲ
ート電極に注入された該BF2 のボロン活性化を行うこ
とによりpMOSが完成される。前記工程において、B
F2 注入時の弗素のピークを、酸素リーク層の位置より
も浅く形成する工程と、導入した不純物の活性化熱処理
時に、この酸素リーク層および非晶質化層/ポリシリコ
ン界面に形成される結晶欠陥に弗素を偏析させること
で、ゲート酸化膜中に取り込まれる弗素を低く抑える工
程を含んでなる半導体装置の製造方法である。
【0012】本発明では、ゲート酸化膜中に偏析する弗
素原子を減らすことによって、弗素が原因となるボロン
の拡散促進の影響が低減され、ボロンの突き抜けを抑制
することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を用いて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示すプロセス断
面図である。図1(a)は、シリコン基板1の表面に、
選択的にフィールド酸化膜2を形成した後、この基板の
素子形成領域の表面にゲート酸化膜3を形成した構造を
示す。図1(b)はゲート酸化膜上にノンドープのポリ
シリコンからなるゲート電極4を形成するにあたり、ポ
リシリコン膜中に酸素リーク層5を設ける。これはポリ
シリコンの成長中に、酸素ガスを混入させ5nm〜10
nm程度の薄い酸化膜層をポリシリコン膜中に形成させ
る。
【0015】図1(c)では、レジストをマスクとして
パターニングを行いゲート電極6を形成し、ゲート側壁
に絶縁膜7を配置した一般的なMOS型構造を示す。こ
のゲート電極をマスクとして、ソース・ドレイン領域お
よびゲート電極へのドーピングのためにBF2 を20k
eV程度のエネルギーで3×1015cm-2注入する
(d)。このとき、BF2 注入時の弗素のピークを酸素
リーク層よりも浅い領域に位置することが重要なため、
予めポリシリコンの成長時に酸素リーク層の位置を規定
しておく。
【0016】注入した不純物の活性化熱処理は、ランプ
アニールにより高温短時間処理を施す。BF2 イオン注
入直後、および活性化熱処理後のポリシリコン膜中のボ
ロンと弗素のプロファイルを図2(a)(b)にそれぞ
れ示す。イオン注入直後には弗素のピーク(Rp:投影
飛程)は酸素リーク層より表面側に位置し、且つボロン
はイオン注入時のチャネリングを考慮してもゲート酸化
膜を突き抜けないようにポリシリコンの膜厚を150n
mとする。活性化熱処理時には、弗素は酸化膜や結晶欠
陥に捕獲され易いという特性があり、酸素リーク層に大
部分の弗素が偏析され、これより深い位置にあるゲート
酸化膜まで拡散していく弗素原子が減少する。また、酸
化膜中に捕獲された弗素はボロンの拡散を促進する特性
があるため、ボロンは図2(b)に示したようにポリシ
リコン中に一様に分布し、ゲート電極の空乏化は生じな
い。
【0017】図3には、ゲート酸化膜中の弗素濃度とフ
ラットバンド電圧(Vfb)のシフト量(ゲートポリシリ
コンに弗素が導入されていないサンプルに対してのシフ
ト量)を示した。この図からゲート酸化膜中の弗素濃度
が1×1014cm-2以下であると、Vfbのシフトはほと
んど起こらないことが分かる。従って本発明ではゲート
酸化膜中の弗素濃度を1×1014cm-2以下に抑えられ
るため、しきい値電圧は安定でばらつきが小さい。
【0018】第2の実施例について図4を用いて説明す
る。図4は、シリコン基板1の表面に、選択的にフィー
ルド酸化膜2を形成した後、この基板の素子形成領域の
表面にゲート酸化膜3、およびノンドープのポリシリコ
ンからなるゲート電極6を形成した一般的なMOS型構
造を示し、このゲート電極をマスクとして、BF2 を2
0keVのエネルギーで1×1015cm-2イオン注入を
行う。
【0019】次に、ポリシリコン中に注入された弗素濃
度を減らす目的で、600℃程度で5時間の熱処理を行
うことにより、拡散層に注入されたボロンが増速拡散せ
ず、且つ注入された弗素は外方拡散する。この熱処理時
には、ゲートポリシリコンの表面は膜で覆われていない
ことが条件である。前記工程により、弗素濃度は注入直
後の1/3以下に減少する。続けて活性化アニールとし
て、ランプアニールにより高温短時間アニールを行う。
このときポリシリコン膜中での弗素濃度が減少している
ため、ゲート酸化膜付近に偏析する弗素の濃度が1×1
014cm-2以下に減少し、ゲート酸化膜中でのボロンの
増速拡散が促進されることがなく、ボロンの突き抜けを
抑制できる。
【0020】第3の実施例は第2の実施例と同様に、シ
リコン基板1の表面に、選択的にフィールド酸化膜2を
形成した後、この基板の素子形成領域の表面にゲート酸
化膜3、およびノンドープのポリシリコンからなるゲー
ト電極4を形成した一般的なMOS型構造を形成する。
このゲート電極をマスクとして、BF2 を5keV以下
のエネルギーで3×1015cm-2イオン注入を行う。イ
オン注入時の拡散層とゲートポリシリコンの表面の保護
酸化膜は被覆せず、注入後にキャップとなるシリコン酸
化膜あるいは窒化膜で表面を覆う。これは、活性化熱処
理時にボロンの外方拡散を防ぐためのもので、注入エネ
ルギーが低い場合、不純物は大部分が最表面に分布して
おり、注入欠陥も小さく表面部分にしか形成されないた
め、キャップ膜がないと外方拡散が生じやすい。ボロン
が外方拡散してしまうと、拡散層およびゲートポリシリ
コンの不純物濃度が減少し、層抵抗が上昇し駆動力の低
下が生じる。ゲートポリシリコン中の弗素は、表面の酸
化膜部分にその大半が偏析し、ゲート酸化膜中に偏析す
る弗素を1×1014cm-2以下に低減できるため、ボロ
ンの突き抜けが抑制される。本実施例においては、ゲー
ト酸化膜のボロンの突き抜けが抑制されると同時に、ソ
ース・ドレイン拡散層が極めて浅く形成できるため、短
チャネル効果が抑制された高性能なpMOSが形成でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上のような製造方法で作製したトラン
ジスタは、ゲート酸化膜近傍に偏析する弗素の濃度をコ
ントロールし、ゲート酸化膜中でのボロンの増速拡散を
抑制することができるため、しきい値の変動を防ぎ安定
したデバイス動作が得られるのに加え、長期信頼性に関
しても効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す工程断面図。
【図2】図1のp型ポリシリコンゲートのボロンと弗素
の深さ方向の濃度プロファイル。
【図3】図1のゲート酸化膜中の弗素濃度とMOS容量
特性との関係図。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図5】従来例の工程断面図。
【符号の説明】
1 Si基板、 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン膜 5 酸素リーク層 6 ゲート電極 7 ゲート側壁 8 BF2 注入領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、ゲート酸化膜を介して
    ゲート電極を形成し、前記ゲート電極にBF2 のイオン
    を注入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲート絶縁膜中の弗素濃度が1×1
    014cm-2以下であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極をポリシリコンで構成
    し、このポリシリコンの形成時に酸素リーク層を設ける
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極としてのポリシリコンへ
    のドーピングのためのBF2 イオンの注入時に、弗素の
    ピーク位置を前記酸素リーク層よりも浅く形成すること
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記BF2 イオンの注入後の活性化熱処
    理時に、前記酸素リーク層に弗素を捕獲させることによ
    り、前記ゲート酸化膜への弗素の拡散を防ぐことを特徴
    とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極に前記BF2 イオンを注
    入した後、熱処理工程を600〜700℃の低温長時間
    アニールで行い弗素を外方拡散させ、続けて高温短時間
    アニールによる不純物活性化時に前記ゲート絶縁膜中に
    偏析する弗素濃度を減少させることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11163345A (ja) * 1997-09-29 1999-06-18 Matsushita Electron Corp 半導体装置の製造方法
JP2004311585A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
KR100587050B1 (ko) * 2000-06-29 2006-06-07 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조방법
JP2008515240A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ゲート・スタック

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USRE43521E1 (en) 2003-04-03 2012-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for manufacturing semiconductor device, including multiple heat treatment
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