JPH1065935A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

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JPH1065935A
JPH1065935A JP8220096A JP22009696A JPH1065935A JP H1065935 A JPH1065935 A JP H1065935A JP 8220096 A JP8220096 A JP 8220096A JP 22009696 A JP22009696 A JP 22009696A JP H1065935 A JPH1065935 A JP H1065935A
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JP
Japan
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coefficient
signal
video camera
frequency
supplied
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JP8220096A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Sudo
文彦 須藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラ装置等に用いる輪郭強調回路内
のデジタルフィルタから取り出す輪郭信号の波形を歪ま
せることなく、パルス幅を連続的に可変可能に抽出す
る。 【解決手段】 輪郭強調回路6内の水平用BPF48の
乗算器52,53,54‥‥55に供給する係数を係数
発生器57に格納した係数テーブル58から取り出し、
この係数テーブル58の係数を任意の間隔で選択して、
水平用BPF48の輪郭信号を歪みなく連続的に可変可
能に取り出すことが出来るビデオカメラ装置を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカメラ装置に
用いて好適な輪郭強調回路内のデジタルフィルタの改良
に係わり、特に輪郭信号の波形の周波数特性を歪ませず
パルス幅又は通過帯域の中心周波数を連続可変出来る様
に成したビデオカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からDSP(Digital Signal Proce
sser)を用いたビデオカメラ装置として図10に示す様
に構成されていたものが知られている。
【0003】図10のビデオカメラ装置1に於いて、R
(赤),G(緑),B(青)の3枚のCCD(Charge C
oupled Device )2R,2G,2Bから成る夫々の撮像
素子の撮像出力はビデオアンプ3R,3G,3Bにて所
定のレベルまで増幅され、白/黒バランスがとられて、
アナログ−デジタル変換器(以下ADCと記す)4R,
4G,4Bに供給される。
【0004】ADC4R,4G,4BにてR,G,Bの
夫々の撮像信号はデジタル信号に変換されて1H(1水
平期間)のラインメモリ5R1 ,5R2 ,5G1 ,5G
2 ,5B1 ,5B2 に供給され、現時点の撮像信号(0
H)及び1H,2H遅延させた出力が夫々得られる。
R,G,Bの夫々の0H,1H,2H遅延出力は輪郭強
調回路(Image Enhancer:以下IEと記す)6に入力さ
れる。
【0005】IE回路6では画面の輪郭強調用の水平、
垂直の高域成分である輪郭信号(以下ディテール信号:
DTL信号と記す)が生成される。本願発明は、このI
E回路6の構成にかかるものである。
【0006】ラインメモリ5R1 ,5G1 ,5B1 から
のR,G,Bの1H遅延出力はリニヤマトリックス回路
7に供給されて、色相、飽和度等の補正が成される。
【0007】リニヤマトリックス回路7からのR,G,
Bの出力は加算器8R,8G,8Bに入力され、IE回
路からのDTL信号は夫々の加算器8R,8G,8Bに
供給されて、DTL信号が加算される。
【0008】R,G,B加算器8R,8G,8Bからの
加算出力はニー/ガンマ回路9R,9G,9Bに供給さ
れて、非線形処理を受ける。即ち、ニー回路は高輝度部
分を圧縮し、見掛け上のダイナミックレンジを拡大させ
るものであり、ガンマ回路は陰極線管の電圧−輝度特性
に対して逆特性を持たせる様な処理が施される。
【0009】ニー/ガンマ回路9R,9G,9Bで非線
形処理が施されたR,G,B信号はマトリックス回路1
0で輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yに変換され
る。この輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yは並列
−直列変換回路11を介してシリアルコンポーネントデ
ジタルデータとして、又DAC12,13,14によっ
てアナログ信号に変換され、輝度信号Y及び色差信号R
−Y,B−Yのアナログコンポーネント出力として利用
される。更に、エンコーダ15でエンコードしてデジタ
ルコンポジット信号に変換されたり、この出力を更にD
AC16に供給し、アナログ用のVBS(Video Burst
and Syncsignal)出力として利用される。
【0010】上述の例ではR,G,Bのすべてのライン
にラインメモリ5R1 ,5G1 ,5B1 及び5R2 ,5
2 ,5B2 を設けたものを説明したが、ラインメモリ
は大きな回路で高価なので廉価なビデオカメラ装置では
省略されることがあり、例えば中程度のビデオカメラ装
置ではB用のラインメモリ5B1 ,5B2 は省略され、
更に廉価なビデオカメラ装置ではR/B用のラインメモ
リを省略する場合もある。この優先順位は輝度信号(Y
=0.299R+0.587G+0.114B)の比率
の大きさによって決められている。それは、DTL信号
が、輪郭強調を目的としたもので、色信号には関係な
く、輝度信号のみに関与する為である。
【0011】上述の様にビデオカメラ装置1内のIE回
路6は、一般には光学系や撮像素子の空間周波数の高域
成分の特性の不充分さを補うために、水平、垂直方向の
輪郭信号(DTL信号)を抽出して元の信号に加算し
て、鮮鋭度の改善を図る様に成したものであり、IE回
路6はワーク用のROM19やRAM20等の記憶手段
を有し、操作部18で操作可能なビデオカメラ装置1と
は別構成のリモートコントローラ内のマイクロコンピュ
ータ(CPU)17で制御される様に成されている。
【0012】従来のIE回路6の水平ディテール生成用
のBPFの具体的な系統図を図11に示す。即ち、従来
のIE回路6は特性の異なる例えば2つの固定係数型の
デジタル帯域通過濾波器(BPF1 及びBPF2 )6a
及び6bの出力を減算器6c及び加算器6bに供給し、
CPU17から混合比kを乗算器6dに供給して、混合
比kを変えてDTL信号のパルス幅等を変化させて輪郭
補償を行なっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上述のIE回
路6の第1のBPF1 6aの帯域中心周波数f2 が高
く、図12のA1 の様な周波数特性を有し、第2のBP
2 6bの帯域中心周波数f1 が低く、f2 >f1 であ
ったとし、図12のB1 の様な周波数特性を有するもの
とすると、これら第1及び第2のBPF1 6a及び第2
のBPF2 6bのステップ応答波形は図12のA2 及び
2 の波形21及び22、インパルス応答波形は図12
のA3 及びB3 の波形23及び24の様になる。
【0014】今、第1及び第2のBPF1 6a及びBP
2 6bの出力x及びyを加減算して混合比kで混合し
たときのDTL信号は(1−k)x+kyとなり、混合
時の周波数特性は図12C1 又はD1 の様になって通過
帯域の中心周波数は第1及び第2のBPF1 6a及びB
PF2 6bの中間の周波数に変化するがステップ応答波
形は図12のC2 又はD2 に示す波形25及び27の様
に歪み25a及び27aを生ずる。又、インパルス応答
波形も図12C3 又はD3 波形26又は28の様にリギ
ンク26a及び28aを発生する問題があった。
【0015】本発明は叙上の問題点を解消するためにビ
デオカメラ装置に用いるIE回路6内のデジタルフィル
タの係数発生器にインパルス応答の詳細なディテールの
係数をメモリしたテーブルを設け、このテーブルから任
意の間隔でデータを抜きとって水平信号生成用可変デジ
タルフィルタの係数として、インパルス応答波形が歪等
がなく相似形のままパルス幅を連続的に可変出来る様に
成したビデオカメラ装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ装
置はその例が図1に示されている様に、撮像素子で撮像
した映像信号の鮮鋭度を補償するための輪郭強調手段6
を有するビデオカメラ装置に於いて、輪郭強調手段6内
に設けられた輪郭信号抽出用のデジタル濾波手段48
と、このデジタル濾波手段48の係数を発生させる記憶
部58を含む係数発生手段57とを具備し、係数発生手
段57内の記憶部58にインパルス応答値テーブルを格
納し、該インパルス応答値テーブルから任意の間隔のデ
ータを抜きとってデジタル濾波手段48の係数とし、上
記デジタル濾波手段48を可変型と成したものである。
【0017】本発明のビデオカメラ装置によれば輪郭強
調回路6内の有限長応答型等のデジタルフィルタを可変
型となし、輪郭信号のパルス波形や周波数特性を歪ませ
ることなくパルス幅や通過中心周波数を連続的に可変出
来て、輪郭補償時の輪郭の太さを自由に可変可能なもの
が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のビデオカメラ装置
の一実施例を図1乃至図9によって説明する。
【0019】従来の図10で示すビデオカメラ装置1で
はR,G,Bの撮像出力側に夫々ラインメモリ5R1
5R2 ,5G1 ,5G2 ,5B1 ,5B2 を設けて、遅
延させないR,G,Bの映像信号R0H,G0H,B0
H、1ライン遅延した映像信号R1H,G1H,B1H
並びに2ライン遅延した映像信号R2H,G2H,B2
HをIE回路6に供給している。
【0020】この様な映像信号の供給されるIE回路6
の詳細な系統図を図1に示す。図1でR,G,Bの現在
の映像信号及び遅延された映像信号R0H,R1H,R
2H:G0H,G1H,G2H:B0H,B1H,B2
Hは夫々垂直用高域通過濾波器(以下V−HPFと記
す)30R,30G,30Bに供給されると共に、垂直
用低域通過濾波器(以下V−LPFと記す)31R,3
1G,31Bに供給される。
【0021】R,G,B用V−HPF30R,30G,
30B並びにV−LPF31R,31G,31Bは3タ
ップの固定係数で構成した略々同一のデジタルフィルタ
であるのでR用のV−HPF30R及びV−LPF31
Rの構成のみを説明する。
【0022】RのV−HPF30RにはR0H信号及び
R2H信号が−1/2係数の乗算器32及び34に供給
され、R1H信号は係数1の乗算器33に供給され、こ
れら乗算器32,33,34の夫々の出力は加算器35
で加算されて垂直の高域成分信号RVHが出力されて混
合器40に供給される。
【0023】R用の垂直の高域成分信号RVHと同様の
出力信号GVHがG用のV−HPF30Gから出力され
て混合器40に供給される。B用の垂直の高域成分信号
BVHも垂直用HPF30Bから出力されて混合器40
に供給される。
【0024】RのV−LPF31RにはR0H信号及び
R2H信号が1/4係数の乗算器36及び38に供給さ
れ、R1H信号は1/2係数の乗算器37に供給され
る。これら乗算器の夫々の出力は加算器39で加算され
て、垂直の低域成分信号RVLが出力されて混合器41
に供給される。
【0025】R用の垂直の低域成分信号RVLと同様の
出力信号GVLがG用のV−LPF31Gから出力され
て混合器41に供給される。B用の垂直の低域成分信号
BVLもV−LPF31Bから出力されて混合器41に
供給される。
【0026】混合器40及び41は供給信号が垂直の高
域成分信号RVH,GVH,BVHであるか垂直の低域
成分信号RVL,GVL,BVLかの差のみで同一の構
成であるので以下、混合器40の構成のみ説明する。
【0027】R及びBの垂直の高域(低域)成分信号R
VH及びBVH(RVL及びBVL)は減算器42及び
43に入力され、Gの垂直の高域(低域)成分信号GV
Hは減算器42及び43並びに加算器46に供給され、
減算器42及び43の減算出力は乗算器44及び45に
供給され、乗算器44及び45の夫々の乗算出力は加算
器46に供給される。乗算器44及び45にCPU17
内の記憶手段(ROM19,RAM20等のレジスタ)
からの混合比k(1〜0)の乗算係数が供給されてい
る。
【0028】上述の混合器40及び41は混合比kの総
和が1なので本来は3個の乗算器を必要とするところを
2個の乗算器44及び45で済ましている。
【0029】混合比は、ユーザの好み、撮像している画
像の特徴によって変えられる。例えば、青っぽい絵を取
るときは、Bの比率を多くする。然し、G,R,Bの順
番にS/N比が悪くなり、輝度への影響も減るので、通
常は、Gの混合比を大きめに、Bの混合比を小さめに設
計している。
【0030】又、撮像素子のR,G,B用空間フィルタ
で空間画素ずらしをしている場合は、折り返し歪みを打
ち消し合わせるために混合器40及び41の混合比を
G:(R+B)=1:1にしている。
【0031】更に、V−HPF30R,30G,30B
の出力は交流成分であるので、単なる混合でなくR,
G,Bの垂直の高域成分信号データRVH,GVH,B
VHのうちで振幅の最も大きなものを順次比較選択する
様な混合法を採る場合もある。
【0032】混合器40の加算器46からは混合データ
VHが出力されて水平用LPF47(以下H−LPFと
記す)に供給される。垂直の高域成分の混合出力データ
VHはH−LPF47で水平方向に帯域制限され、垂直
方向のDTL信号データVHHLとなる。
【0033】H−LPF47はデジタルフィルタ構成で
混合出力データVHが供給される直列接続された遅延器
49,50‥‥51、並列接続した係数乗算器52,5
3,54‥‥55並びに乗算器52,53,54‥‥5
5の出力が加算される加算器56で構成される。H−L
PF47の係数(coef)はCPU17から与えら
れ、この係数は標本化周波数、色信号副搬送波周波数に
よって変えられる。例えば標本化周波数が36MHz
で、色信号副搬送波周波数3.58MHz付近で−40
dB、4MHz以上が−20dBのH−LPF47は、
15タップで、(8,5,5,8,8,12,11,1
4,11,12,8,8,5,5,8)/128で構成
される。
【0034】この様にH−LPF47の前段で垂直の低
域成分を帯域制限するのは、斜め方向の輪郭はそれほど
強調する必要がなく、雑音成分は無相関であることか
ら、S/N比を良くする為と、NTSCの色信号副搬送
波の周波数が斜め成分に当たるため、この部分を強調す
るとエンコーダ時のクロスカラーが増大するのを防ぐた
めである。
【0035】混合器41の加算器46からも垂直の低域
成分の混合出力のデータVLが水平用帯域通過濾波器
(以下H−BPFと記す)48に供給される。H−BP
F48では水平方向の高域成分を抽出し、水平のDTL
信号を出力する。予め、垂直方向にV−LPF31R,
31G,31Bで帯域制限しているのは、前述の様に斜
め成分を抑圧し、S/N比を稼ぐと共にクロスカラーを
抑えるためである。
【0036】垂直の低域成分の混合出力データVLが供
給されるH−BPF48は有限長インパルス応答型(Fi
nite Inpulse Response :FIR)デジタルフィルタで
あり、遅延器49,50‥‥51,係数乗算器52,5
3,54‥‥55並びに加算器56より成る可変係数フ
ィルタと成されている。
【0037】乗算器52,53,54‥‥55には係数
発生器57から係数が供給される。この係数生成法につ
いては後述する。
【0038】H−BPF48の加算器56からは水平方
向のDTL信号VLHHが出力される。この水平方向の
DTL信号VLHHとH−LPF47からの垂直方向の
DTL信号VHHLは混合器61で混合される。この混
合器61も混合器40及び41と同様に減算器62及び
加算器63並びに乗算器64で構成され、混合比kの総
和は1であるので1つの乗算器64のみで済ませてい
る。混合比kはCPU17から与えられ、この混合比は
撮像画像の特徴とユーザの好みで変えられる様に成され
ている。
【0039】混合器61の混合出力はDTL信号の利得
を決める乗算器65に供給され、乗算器65にはCPU
17からDTL信号の所定レベルが乗算される。このレ
ベルも撮像される画像の特性とユーザの好みでリモート
コントロール、即ちCPU17側の操作部18側でコン
トロールされる。
【0040】又、H−BPF48の乗算器52,53,
54‥‥55に供給する係数を発生させるための係数発
生器57には後述する様に係数テーブル58と、この係
数テーブル58から抜き出した係数をサンプリングする
サンプリング回路59と、このサンプリング回路59か
ら直流利得を零にする様なトリミング回路60を有し、
このトリミング回路60の出力を乗算器52,53,5
4‥‥55の可変係数として供給し、可変型のデジタル
フィルタを構成している。
【0041】以下、係数発生器57内の係数テーブル5
8を詳述する前にフィルタ係数の生成法の理論的な説明
を図2について詳記する。
【0042】図2のA1 及び図2のA2 は入力側のステ
ップ応答に対するインパルス応答波形を示し、図2のB
1 及び図2のB2 は出力側の同様の波形を示している。
【0043】DTL信号は映像信号の輪郭強調や補償に
用いられるものであるからステップ応答は図2のA1
は図2のB1 の波形の様に上下にひげが1つづつの形で
なくてはならず、従って、インパルス応答は図2のA2
又は図2のB2 の様な波形である必要がある。
【0044】この様なインパルス応答の出力波形を図3
に拡大して示す。図3で縦軸は振幅を横軸は角度(時間
・αt)を示している。このインパルス応答波形は下記
の(1)式で表すことが出来る。 I(t)=0.5cos(αt)+0.5cos(2αt)(−π≦αt≦π)‥‥(1)
【0045】この様な1式でディテールのパルス幅はα
の値によって可変される。この1式を選択した理由は、 (イ)積分値が零、即ち、直流値が零であるので、HP
F(実際には図1の様にBPF48)になること。 (ロ)波形の両端が滑らかに零になっている(微分値も
零)こと。 (ハ)波形が左右対称であること。 を満足するためである。
【0046】非巡回型のFIRデジタルフィルタの係数
はインパルス応答と等しくなる。従って1式のαの値を
所望のディテールのパルス幅になる様に決めて、サンプ
リング回路59等で図4の様に標本化すればその値がそ
のまま係数となる。
【0047】この標本化の際に重要なことは図4のサン
プリング点66を中心に左右対称となる様に標本化する
ことであり、又、余り輪郭信号のパルス幅を狭くした
り、係数の語長を小さく量子化すると、零点の位置がず
れ、直流が漏れて輪郭強調用のIE回路6に用いるH−
BPF48としては適当ではなくなるので、注意が必要
である。
【0048】上述の様な条件に基づいて設計された係数
発生器57は実際にはビデオカメラ装置内に組み込まれ
たCPUのソフトウエア処理と成されているが、この様
な組み込み型の小型のCPUによって固定小数点演算で
1式のcos演算させるには能力不足であるので、CP
U内には下記2式の係数テーブル58を不揮発性の記憶
手段内に格納している。 y=0.5cos(x)+0.5cos(2x)(0≦x≦π)‥‥(2)
【0049】2式では図3で示したインパルス応答波形
では0°を中心に左右対称であるので、インパルス応答
波形の半分の0〜πまでのy(量子化数)及びx(サン
プリング数)を格納している。ここで、xがπ/256
刻み、yが1/128刻みで8ビットのテーブルは表1
の様に成る。
【0050】
【表1】
【0051】この様な表1のテーブルであれば256バ
イトであり小容量の記憶手段に容易に組み込める。
【0052】次に、この係数テーブル58から、いくつ
かおきに係数を抜き取る。例えば、H−BPF48のタ
ップ数が19タップで、50おきに抜き取ったとする
と、次の表2の様に成る。
【0053】
【表2】
【0054】ここで、H−BPF48のタップ数が前述
の条件で19であるから19タップ中の真中のタップが
1番目の係数=126と成る。次に50おきに抜き取る
とするとテーブル51番目の係数の73が8タップ目、
及び10タップ目となり、次にテーブル101番目の係
数の−26が7タップ目及び11タップ目となる。この
様に順次50おきに抜きとって行き256番目以降はテ
ーブルがないので係数は零とする。
【0055】この様にディテールのパルス幅は、抜き取
った間隔にほぼ反比例し、通過帯域の中心周波数は、抜
き取った間隔にほぼ比例する。従って、100おきに抜
き取ると、50おきの場合と比べて、ディテールのパル
ス幅は約1/2になり、通過帯域の中心周波数は約2倍
になる。この、抜き取る間隔を変えることにより、ディ
テールのパルス幅と通過帯域の中心周波数を可変にする
ことが図1のサンプリング回路59で行なえる。この場
合、上述のパルス幅は図10で示したビデオカメラ装置
1外に設けられたリモートコントローラ内のCPU17
の操作部18等から供給される。
【0056】次にトリミング回路60内で行なうトリミ
ング動作を以下説明する。
【0057】先に表2で係数テーブル57から50おき
に抜きとった係数の総和を採ると10となる。この総和
が0にならないと、直流の利得が零にならないのでトリ
ミング動作で総和が零になる様な調整をソフトウエアで
行なう様に調整する。H−BPF48の中心のタップの
係数は必ずテーブルの1番目になるので126は固定と
なり、トリミング時には中心タップ以外の係数を微妙に
増減させて、総和を零とする様にする。
【0058】下記の表3に上述の50おきに係数テーブ
ルから抜きとった係数をトリミングした結果を示す。即
ち、1番目の係数は不変で、51番目に1が減算され、
72となり、101番目に1が加算されて−27とな
り、151番目及び201番目並びに251番目に夫々
1が加算されて−71及び−36並びに−1となる様に
図3のインパルス応答波形の0を中心とする左右対称波
形について夫々トリミングすることで総和が0と成る様
に成される。
【0059】
【表3】
【0060】図5は上述の様なトリミング回路60内で
のプログラムドロジックの流れ図を示すものである。
【0061】図5で第1ステップST1 ではH−BPF
48のタップの数iを0にし、係数の総和をJとする初
期化が行われる。
【0062】第2ステップST2 では係数の総和J(以
下単にJと記す)が0か否かをCPU(図示されていな
い係数発生器内のCPU)がみて、0であればエンドに
至るが0でなければ第3ステップST3 に至る。
【0063】第3ステップST3 ではJが0より小さい
か否かをみる。Jが0より大きい正数であれば第4ステ
ップST4 に、小さい負の数であれば第8ステップST
8 に進む。
【0064】第4ステップST4 及び第8ステップST
8 では共にタップ数i+1とされ、図4の波形でみれば
インパルス応答波形の中心のサンプリング点66から左
右方向に1サンプリング分の1タップづつ移動した位置
に成される。
【0065】第4ステップST4 でJはJ−2とされ、
第8ステップST8 でJはJ+2とされる。
【0066】次に第4及び第8ステップST4 及びST
8 終了後に夫々第5及び第9ステップST5 及びST9
に進み、これら両ステップST5 及びST9 ではタップ
数iがタップ数の半分より大きいかをみて、H−BPF
48のタップ数、上述の例では19タップの半分の9を
越えている“YES”の場合は夫々第6及び第10ステ
ップST6 及びST10に進め、ここでi=1として第6
ステップST6 からは第7ステップST6 に進め、第1
0ステップST10からは第11ステップST11に進め
る。
【0067】第5ステップST5 でiがタップ数の半分
以内である“NO”の場合は第7ステップST7 に進め
る。
【0068】第7ステップST7 では中心+i番目の係
数を1減らし、且つ中心−i番目の係数を1減らして、
第2ステップST2 に戻され、所定回数繰り返される。
【0069】第9ステップST9 が“NO”の場合は第
11ステップST11に進められ、第11ステップST11
では中心+i番目の係数を1増やし、且つ、中心−i番
目の係数を1増やすことで、第2ステップST2 に戻さ
れ、所定回数が繰り返されて表3で説明した様なトリミ
ング操作が完成する。
【0070】上述の様なトリミング処理を36MHZで
標本化した時のトリミング前後の周波数特性を図6に、
ステップ応答特性を図7に示す。
【0071】図6及び図7で実線はトリミング後を破線
はトリミング前を示している。図6に示す周波数特性曲
線では利得0近傍67ではトリミングによって直流の利
得が零になっている以外は全体の特性は殆ど変わってい
ないが、図7に示すステップ応答波形ではトリミング前
の破線で示す波形では立ち上がり及び立ち下がりの前後
でdで示す段差がついているが実線で示すトリミング後
の波形ではこの段差dがとれていることが解る。
【0072】図8及び図9は標本化時のサンプリング周
波数が36MHZで係数テーブル57から係数を抜き取
る間隔を夫々128,85,51,43,37,32の
7種類に選択した場合のH−BPF48の周波数特性曲
線とステップ対応曲線である。
【0073】この場合、タップの係数は下記の表4の如
きものである。
【0074】
【表4】
【0075】図8の周波数特性曲線で波形70,71,
72,73,74,75,76の順に抜き取り間隔が1
28,85,64,51,43,37,32おきにとっ
たものであり、図9のステップ応答曲線で波形80,8
1,82,83,84,85,86の順に抜き取り間隔
が128,85,64,51,43,37,32おきに
とったものであり、周波数特性曲線70〜76では、抜
き取る間隔が狭くなるほど、中心周波数が低くなり、通
過帯域の幅が狭くなり、中心周波数での利得が大きくな
っている。ステップ応答曲線では、抜き取る間隔が狭く
なるほど、幅が広くなり、振幅も大きくなっている。
【0076】従って、抜き取る係数の間隔を変えたとき
は、水平ディテールの振幅が変わるので図1の系統図に
於ける水平方向のDTL信号データVLHHと垂直方向
のDTL信号データVHHLの混合器61での混合比及
び乗算器65での全体の利得、即ちDTLレベルを再調
整する必要がある。これは、インパルス応答の波形が相
似形で、振幅が不変になるように設計しているためで、
全タップの係数を、全タップの係数の絶対値の総和で除
してやれば、ステップ応答の振幅が不変になる為であ
る。然し、実際ビデオカメラ装置の信号波形では、レン
ズ、光学LPF、ADC前のフィルタ、そのほかで、高
域の振幅がかなり落ちているので、逆に、高周波ほど振
幅を上げてやるような処理が必要になる。
【0077】本発明のビデオカメラ装置は上述の様に構
成したので図8及び図9の周波数特性曲線及びステップ
応答曲線に示す様にIE回路の輪郭強調用の線幅を変え
ても波形を歪ませることなく、パルス幅或は通過中心周
波数を係数テーブルから所定の間隔で選択することで連
続的に簡単に可変可能なものが得られる。
【0078】
【発明の効果】本発明のビデオカメラ装置によれば、輪
郭強調用のDTL信号のパルス波形、周波数特性を歪ま
せることなく、パルス幅若しくはBPFの通過帯域の中
心周波数を連続的に容易に変化させることが出来るもの
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラ装置に用いるイメージエ
ンハンサの系統図である。
【図2】本発明の説明に供するステップ応答及びそのイ
ンパルス応答波形図である。
【図3】本発明に用いるインパルス応答波形の説明図で
ある。
【図4】本発明に用いるインパルス応答波形のサンプリ
ング波形図である。
【図5】本発明のイメージエンハンサに用いるフィルタ
の係数発生器のトリミング時の流れ図である。
【図6】本発明のトリミングを操作時のトリミング前後
の周波数特性曲線図である。
【図7】本発明のトリミング操作時のトリミング前後の
ステップ応答曲線図である。
【図8】本発明の係数発生器の係数テーブルの係数を複
数種類の間隔で選択した時の周波数特性曲線図である。
【図9】本発明の係数発生器の係数テーブルの係数を複
数種類の間隔で選択した時のステップ応答曲線図であ
る。
【図10】従来のDPSビデオカメラ装置の系統図であ
る。
【図11】従来のイメージエンハンサ回路の説明図であ
る。
【図12】従来の周波数特性に対するステップ及びイン
パルス応答波形説明図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ装置、6 IE回路、17 CPU、
48 H−BPF、57 係数発生器、58 係数テー
ブル、59 サンプリング回路、60 トリミング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子で撮像した映像信号の鮮鋭度を
    補償するための輪郭強調手段を有するビデオカメラ装置
    に於いて、 上記輪郭強調手段内に設けられた輪郭信号抽出用のデジ
    タル濾波手段と、 上記デジタル濾波手段の係数を発生させる記憶部を含む
    係数発生手段とを具備し、 上記係数発生手段内の上記記憶部にインパルス応答値テ
    ーブルを格納し、該インパルス応答値テーブルから任意
    の間隔のデータを抜きとって上記デジタル濾波手段の係
    数とし、上記デジタル濾波手段を可変型と成したことを
    特徴とするビデオカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部のインパルス応答値テーブル
    から任意に抜き取ったデータの中心以外の係数を増減さ
    せて直流利得を零になす様にトリミングを行なうことを
    特徴とする請求項1記載のビデオカメラ装置。
JP8220096A 1996-08-21 1996-08-21 ビデオカメラ装置 Abandoned JPH1065935A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065196A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Sony Corp フィルタ、信号処理装置、信号処理方法、記録媒体及びプログラム
US7430021B2 (en) 2004-06-24 2008-09-30 Hitachi, Ltd. Video display apparatus having contour correction function
JP2009189031A (ja) * 2009-03-27 2009-08-20 Sony Corp 画像信号処理装置、ビューファインダ、表示装置、画像信号処理方法、記録媒体及びプログラム

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