JPH1066727A - 微小編み組みガイドワイヤ - Google Patents

微小編み組みガイドワイヤ

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JPH1066727A
JPH1066727A JP9200475A JP20047597A JPH1066727A JP H1066727 A JPH1066727 A JP H1066727A JP 9200475 A JP9200475 A JP 9200475A JP 20047597 A JP20047597 A JP 20047597A JP H1066727 A JPH1066727 A JP H1066727A
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superelastic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、身体内の管腔系の標的部位、特
に、末梢または軟組織の標的部位への到達が可能な複合
型編み組みガイドワイヤを提供すること。 【解決手段】 身体管腔内にカテーテルを案内するに適
切なガイドワイヤ(100)であって、以下を備えるガ
イドワイヤ: a)近位セクション(102)、中位セクション(10
6)、遠位端セクション(104)を有する細長い可撓
性のある、ワイヤコア(108); b)該遠位端セクション(104)の少なくとも1部分
を被覆し、かつ接着剤によって遠位的に該遠位端セクシ
ョン(104)に結合する、コイル(112); c)該中位セクション(106)の少なくとも1部分を
被覆し、かつ接着剤によって少なくとも2つの位置で該
ワイヤコア(108)に結合する、管状超弾性合金編み
組み;および d)少なくとも該中位セクション(106)および該遠
位端セクション(104)にわたって広がって被覆す
る、ポリマー層(116)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外科用用具に関す
る。これは、カテーテル内で使用するための複合型ガイ
ドワイヤであり、そして被験体の体内の管腔系の標的部
位に接近させるために使用される。このガイドワイヤコ
アは、ステンレス鋼または高弾性金属合金(好ましくは
Ni−Ti合金)であり得る。この複合型ガイドワイヤ
アセンブリは、末梢または軟組織の標的に接近するのに
特に有用である。本発明は、コアの少なくとも1部分に
沿って、好ましくは超弾性合金のリボン編み組み補強材
を有するマルチセクションのガイドワイヤアセンブリを
包含する。本発明のガイドワイヤの変形例はまた、好ま
しくはアセンブリ(好ましくはエポキシの様な接着剤で
組み立てられたアセンブリ)の最遠位部に対する外部ポ
リマー被覆と共にコアワイヤの外部に編み組みを備え
る。
【0002】
【従来の技術】身体の種々の管腔系、特に血管系を通っ
て接近し得るヒト体内の内的部位へ診断用および治療用
の薬剤を送達する手段として、カテーテルはますます使
用される。カテーテルガイドワイヤは、身体内で血管を
形成する、屈曲部、ループ部および分枝部を通してカテ
ーテルを案内するために用いられる。これらの管腔系の
曲がりくねった経路を通ってカテーテルを導くためにガ
イドワイヤを用いる1つの方法としては、大腿動脈など
の身体の接近点から標的部位を含む組織領域まで1つの
ユニットとして導かれるトルク伝達可能なガイドワイヤ
の使用が挙げられる。ガイドワイヤは、その遠位端でし
ばしばわずかに曲げられ、そして小さな血管経路に沿っ
てガイドワイヤを交互に回転かつ前進させることによ
り、所望の標的まで案内され得る。代表的には、ガイド
ワイヤおよびカテーテルは、以下のようにして前進させ
られる。すなわち、血管経路内の所定の距離に沿ってガ
イドワイヤを交互に動かし、ガイドワイヤを適所に保持
し、次いでカテーテルがガイドワイヤの遠位部分に近づ
くまで、ガイドワイヤの軸に沿ってカテーテルを前進さ
せる。
【0003】身体の遠隔領域、すなわち身体の末梢部ま
たは脳および肝臓のような身体内の軟組織への接近が困
難であることは明白である。カテーテルおよびそれに付
随するガイドワイヤは共に可撓性を有していなければな
らず、この組合せが組織内を通る複雑な経路について行
くことを可能とし、そして医師がカテーテル遠位端を外
部接近部位から操作し得るのに十分に堅くなければなら
ない。カテーテルは、通常、1メートルまたはそれ以上
の長さである。
【0004】ヒトの血管系を通ってカテーテルを案内す
るのに用いられるカテーテルガイドワイヤは、多数の様
々な可撓性構造を有する。例えば、米国特許第3,789,84
1号、同第4,545,390号および同第4,619,274号は、ガイ
ドワイヤの遠隔領域において高い可撓性を可能にするた
めに、ワイヤの遠位端セクションを長手方向に沿ってテ
ーパー形状にした(tapered)ガイドワイヤを示してい
る。遠位領域が非常に小さい直径の曲率を有する湾曲部
を通じて誘導されるので、遠位をテーパー形状とすると
ガイドワイヤの機能が高まる。ワイヤのテーパー状セク
ション(tapered section)は、ワイヤコイル(代表的に
は白金製)内にしばしば封入され、その領域内の可撓性
を顕著に損なうことなく、テーパー形状のセクションの
支柱強度(column strength)を増大させ、そしてさら
に、血管系を通ってガイドワイヤを微妙に操作し得るよ
うにガイドワイヤの半径方向の能力を増大させる。
【0005】別の有効なガイドワイヤの設計は、少なく
とも2つのセクションを有するガイドワイヤを示してい
る米国特許第5,095,915号に見出される。その遠位部分
は、細長いポリマースリーブに包まれており、そのスリ
ーブには、スリーブの屈曲可撓性を増大させるために、
軸方向に間隔をおいた溝が設けられている。
【0006】テーパー状コアワイヤの先端部に対して構
造支持体をさらに提供することに加えて、ポリマースリ
ーブは管腔壁とガイドワイヤとの間の接触摩擦を減少さ
せるために使用されている。Slaikeuらの米国特許第5,4
43,907号は、親水性ポリマー材料の外部層に結合した疎
水性ポリマーの内部層を含むガイドワイヤコアワイヤに
対する2層のポリマーコーティングを教示する。このよ
うな親水性ポリマーコーティングは、挿入を促進しかつ
血管の外傷を低減する滑らかな表面を提供する。
【0007】その他にも、上記の機能面での要求のいく
らかを成し遂げるための試みにおいて、種々の超弾性合
金から作製されたガイドワイヤの使用が示唆されてい
る。
【0008】Sakamotoらの米国特許第4,925,445号は、
比較的堅い本体部分と比較的可撓性のある遠位端部分と
を有する、2つの部分でなるガイドワイヤの使用を示唆
している。本体部分と遠位端部分のうち少なくとも一方
の部分は、超弾性金属材料から形成される。49%〜5
8%(原子(atm))のニッケルを含むNi−Ti合金を
包含する多数の材料が示唆されているが、この特許によ
れば、オーステナイトとマルテンサイトとの間の変態が
10℃またはそれ未満の温度で完結するNi−Ti合金
が非常に好ましい。その理由について、「ガイドワイヤ
がヒト身体内で使用可能であるために、ガイドワイヤ
は、低体温時における感覚喪失のため10℃〜20℃の
範囲でなくてはならない」と述べている。ヒト身体の体
温は代表的には約37℃である。
【0009】Ni−Ti超弾性合金と同一組成を有する
金属合金を用いたガイドワイヤを開示する別の文献とし
ては、WO91/15152号(Sahatjianら、そしてBoston Scie
ntific Corp.所有)がある。その開示内容は、Ni−T
i弾性合金に対する前駆体から作製されたガイドワイヤ
を示唆している。このタイプの超弾性合金は、代表的に
は、前駆体合金のインゴットを同時に加熱しながらそれ
を延伸することによって製造される。室温での無応力状
態では、このような超弾性材料はオーステナイト結晶相
において生じ、そしてこの材料は、応力がかけられる
と、非線形性の弾性作用を生じる応力誘発オーステナイ
ト−マルテンサイト(SIM)結晶変態を呈する。他方
では、この公開された出願に記載されたガイドワイヤ
は、延伸工程の間に加熱を受けないと言われている。ワ
イヤは低温で延伸され、多大な労力をかけて、その製造
の各段階の間、合金を300°F未満に十分維持するこ
とを確実にする。この温度制御は、ガイドワイヤを研摩
して種々のテーパー状セクションを形成する工程の間、
維持される。
【0010】米国特許第4,665,906号は、種々の異なる
医療用具における構成要素として、応力誘発マルテンサ
イト(SIM)合金の使用を示唆している。このような
用具は、カテーテルおよびカニューレを包含すると言わ
れている。
【0011】Sugitaらの米国特許第4,969,890号は、形
状記憶合金部材を取り付けた本体を有し、そして加温し
た液体を供給して、その流体により加温されると形状記
憶合金部材が元の形状に回復し得る液体注入手段を有す
る、カテーテルの製造を示唆している。
【0012】Sticeの米国特許第4,984,581号は、形状記
憶合金のコアを有するガイドワイヤを示唆している。こ
のガイドワイヤは、合金の二方向記憶特性を用いて、制
御された熱刺激に応答してガイドワイヤが先端部偏向運
動と回転運動との両方を提供する。この場合の制御され
た熱刺激は、RF交流の印加を通じて提供される。選択
された合金は、36℃と45℃との間の転移温度を有す
る合金である。36℃という温度は、ヒトの体温から選
択される。45℃は、より高温での操作により、体組
織、特にいくつかの体内タンパク質が破壊され得るので
選択される。
【0013】Amplatzらの米国特許第4,991,602号は、ニ
チノールとして知られているニッケル−チタン合金のよ
うな形状記憶合金から製造された可撓性のあるガイドワ
イヤを示唆している。このガイドワイヤは、その中間経
路を通じて直径が単一であり、各端部に向かってテーパ
ー形状になっており、そしてそれら端部の各々にビーズ
またはボールを有するガイドワイヤである。ビーズまた
はボールは、カテーテルを通って血管系内へ容易に動か
し得るように選択される。医師がガイドワイヤのどちら
の端をカテーテル内に挿入するか決める際に間違った選
択をし得ないように、ガイドワイヤは対称形である。こ
の特許は、ガイドワイヤ先端部に巻かれたワイヤコイル
が望ましくないことを示唆している。さらに、この特許
は、ポリマー製コーティング(PTFE)および抗凝固剤の
使用を示唆している。この特許は、特定のタイプの形状
記憶合金、またはこれら合金の特定の化学的もしくは物
理的な変形例が、ある方法において有利であることを示
唆していない。
【0014】Ni−Ti合金の例は、米国特許第3,174,
851号;同第3,351,463号;および同第3,753,700号に開
示されている。
【0015】Ni−Ti合金を用いた別のカテーテルガ
イドワイヤが、Yamauchiらの米国特許第5,069,226号に
記載されている。Yamauchiらは、ある量の鉄をさらに含
有するNi−Ti合金を用いたカテーテルガイドワイヤ
を記載している。しかし、この合金は、代表的には、約
37℃の温度で疑似弾性を示し、そして約80℃未満で
可塑性を示す端部セクションを提供するように、約40
0℃〜500℃の温度で熱処理される。変形例では、末
端部分のみが80℃未満の温度で可塑性を有する。
【0016】Sagaeらの米国特許第5,171,383号は、超弾
性合金から製造され、次いで、近位部分から遠位端部分
へ連続的に可撓性が増大するように熱処理されるガイド
ワイヤを示している。熱可塑性コーティングまたはコイ
ルスプリングが、ワイヤ材料の遠位部分上に配置され得
る。一般的に言えば、ガイドワイヤの近位端部分は、比
較的高い剛性を維持し、そして最遠位端部分は非常に可
撓性に富む。請求の範囲では、近位端セクションは約5
kg/mm2〜7kg/mm2の降伏応力(yield stress)を有すると
言われており、ガイドワイヤの中間部分は約11kg/mm2
〜12kg/mm2の降伏応力を有すると請求の範囲に示され
ている。
【0017】欧州特許公開公報第0,515,201-A1号もま
た、少なくとも一部分が超弾性合金から製造されたガイ
ドワイヤを開示している。この公報は、外科的手法に使
用する直前に、医師が最遠位部分を所望の形状に屈曲ま
たはカーブさせ得るガイドワイヤを記載している。ガイ
ドワイヤのガイド先端部の近位部は、超弾性合金でな
る。
【0018】欧州特許公開公報第0,519,604-A2号も同様
に、ニチノールのような超弾性材料から製造され得るガ
イドワイヤを開示している。ガイドワイヤコアはプラス
チック製のジャケットでコーティングされ、その一部分
は親水性であり得、そして他の一部分は親水性ではな
い。
【0019】Cookらの米国特許第5,213,111号は、複合
型ガイドワイヤコアを用いて作製されたガイドワイヤを
開示する。このガイドワイヤコアは、形状記憶合金(例
えば、Ni−Ti合金)層で周囲を覆われたテーパー形
状のステンレス鋼からなる。この複合型ガイドワイヤコ
アは、その構成材料の特性を兼ね備える。
【0020】欧州特許EP0359549号は、金属製コイルの
全長にわたってぴったりと編み下げられ、次いでコイル
端にて溶接または接着剤によって固定された編み組みワ
イヤからなる可撓性ケーブルを開示する。この特許は、
この編み組まれたコイル構造物を外科用デバイスのワイ
ヤガイドに使用することを示唆する。
【0021】PCT出願WO092014508号は、テーパー状コア
ワイヤとコアワイヤのテーパー状遠位部分の周囲に巻き
付けた1つ以上のコイル状ワイヤとを合わせたガイドワ
イヤを開示する。記載された1つの実施態様において、
コイル状ワイヤはコイルワイヤ周囲に編み組まれ、ガイ
ドワイヤにねじれ安定性を付与する。
【0022】上記の開示内容はいずれも、以下に記載の
ガイドワイヤの形状を示唆していない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、身体内の管
腔系の標的部位、(特に、末梢または軟組織の標的部
位)への到達が可能な複合型編み組みガイドワイヤを提
供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、身体管腔内に
カテーテルを案内するに適切なガイドワイヤであって、
a)近位セクション、中位セクション、遠位端セクショ
ンを有する細長い可撓性のあるワイヤコア、b)該遠位
端セクションの少なくとも1部分を被覆し、かつ接着剤
によって遠位的に該遠位端セクションに結合するコイ
ル、c)該中位セクションの少なくとも1部分を被覆
し、かつ接着剤によって少なくとも2つの位置で該ワイ
ヤコアに結合する管状超弾性合金編み組み、およびd)
少なくとも該中位セクションおよび該遠位端セクション
にわたって広がって被覆するポリマー層、を備えるガイ
ドワイヤに関する。
【0025】好適な実施態様では、上記ワイヤコアは超
弾性合金を含む。
【0026】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0027】好適な実施態様では、上記ワイヤコアはス
テンレス鋼を含む。
【0028】好適な実施態様では、上記中位セクション
は超弾性合金を含む。
【0029】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0030】好適な実施態様では、少なくとも上記中位
セクションはステンレス鋼を含む。
【0031】好適な実施態様では、少なくとも上記遠位
端セクションは超弾性合金を含む。
【0032】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0033】好適な実施態様では、少なくとも上記遠位
端セクションはステンレス鋼を含む。
【0034】好適な実施態様では、上記コイルは超弾性
合金を含む。
【0035】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0036】好適な実施態様では、上記コイルはステン
レス鋼を含む。
【0037】好適な実施態様では、上記超弾性管状編み
組みはニッケルとチタンとの合金を含む。
【0038】好適な実施態様では、上記接着剤はエポキ
シを含む。
【0039】好適な実施態様では、上記ポリマー層は、
NYLON、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、
およびポリエチレンテレフタレートの少なくとも1つを
含む。
【0040】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リエチレンテレフタレートまたはポリウレタンを含む。
【0041】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リウレタンである。
【0042】好適な実施態様では、上記ポリマー層の少
なくとも1部分は潤滑性ポリマー材料でコーティングさ
れる。
【0043】好適な実施態様では、上記潤滑性ポリマー
材料は少なくとも1つの親水性ポリマーを含む。
【0044】好適な実施態様では、上記ポリマー層はさ
らに、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、
タングステンおよびタンタルから選択される、放射線不
透過性材料を含む。
【0045】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤは
さらに、エポキシを含む無外傷性遠位先端部を備える。
【0046】好適な実施態様では、上記エポキシは高温
のビス-Aエピクロヒドリンエポキシド樹脂およびポリ
アミン-ポリアミド硬化剤を含む。
【0047】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤは
さらにカテーテルシースを備える。
【0048】本発明はさらに、コアワイヤに適合させる
ために、管状超弾性合金編み組みの大きさを合わせる方
法であって、a)該管状超弾性合金編み組み内に該コア
ワイヤを配置する工程、b)該超弾性合金編み組みを該
コアワイヤに強制的に適合させて、アセンブリを形成す
る工程、c)該アセンブリを華氏650度を上回る温度ま
で加熱する工程、d)該アセンブリを室温まで冷却する
工程、およびe)該適合力を解放する工程、を包含する
方法に関する。
【0049】本発明はまた、特定の寸法を有するコアワ
イヤに適合させるために、管状超弾性合金編み組みの大
きさを合わせる方法であって、a)室温でコアワイヤと
同じ寸法を有するマンドレルを覆って該管状超弾性合金
編み組みを配置する工程、b)該マンドレルに該超弾性
合金を強制的に適合させて、アセンブリを形成する工
程、c)該アセンブリを華氏650度を上回る温度まで加
熱する工程、d)該アセンブリを室温まで冷却する工
程、e)該適合力を解放する工程、f)該超弾性合金編
み組みを該マンドレルから取り除く工程、およびg)該
超弾性合金編み組みを該コアワイヤ上に強制的に配置し
て、アセンブリを形成する工程、を包含する方法に関す
る。
【0050】本発明はまた、カテーテルを身体管腔に案
内するに適切なガイドワイヤであって、a)近位セクシ
ョン、中位セクション、遠位端セクションを有する、細
長い可撓性のあるワイヤコア、b)該遠位端セクション
の少なくとも1部分を被覆し、かつ接着剤によって遠位
的に該遠位端セクションに結合するコイル、c)該中位
セクションの少なくとも1部分を被覆し、かつ接着剤に
よって不完全な界面結合によって該ワイヤコアに固定さ
れる管状超弾性合金編み組み、およびd)少なくとも該
中位セクションおよび該遠位端セクションにわたって広
がって被覆するポリマー層、を備えるガイドワイヤに関
する。
【0051】好適な実施態様では、上記ワイヤコアは超
弾性合金を含む。
【0052】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0053】好適な実施態様では、上記ワイヤコアはス
テンレス鋼を含む。
【0054】好適な実施態様では、少なくとも上記中位
セクションは超弾性合金を含む。
【0055】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0056】好適な実施態様では、少なくとも上記中位
セクションはステンレス鋼を含む。
【0057】好適な実施態様では、少なくとも上記遠位
端セクションが超弾性合金を含む。
【0058】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0059】好適な実施態様では、少なくとも上記遠位
端セクションはステンレス鋼を含む。
【0060】好適な実施態様では、上記コイルは超弾性
合金を含む。
【0061】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルおよびチタンを含む。
【0062】好適な実施態様では、上記コイルはステン
レス鋼を含む。
【0063】好適な実施態様では、上記超弾性管状編み
組みはニッケルとチタンとの合金を含む。
【0064】好適な実施態様では、上記接着剤はエポキ
シを含む。
【0065】好適な実施態様では、上記ポリマー層は、
NYLON、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタンお
よびポリエチレンテレフタレートの少なくとも1つを含
む。
【0066】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リエチレンテレフタレートまたはポリウレタンを含む。
【0067】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リウレタンである。
【0068】好適な実施態様では、上記ポリマー層の少
なくとも1部分は潤滑性ポリマー材料でコーティングさ
れる。
【0069】好適な実施態様では、上記潤滑性ポリマー
材料は少なくとも1つの親水性ポリマーを含む。
【0070】好適な実施態様では、上記ポリマー層はさ
らに、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、
タングステンおよびタンタルから選択される放射線不透
過性材料を含む。
【0071】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤは
さらに、エポキシを含む無外傷性遠位先端部を備える。
【0072】好適な実施態様では、上記エポキシは、高
温のビス-Aエピクロロヒドリンエポキシド樹脂および
ポリアミン-ポリアミド硬化剤を含む。
【0073】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤ
は、さらにカテーテルシースを備える。
【0074】本発明はまた、カテーテルを身体管腔内に
案内するに適切なガイドワイヤであって、a)細長い可
撓性のあるワイヤコア、b)該ワイヤコアの少なくとも
1部分を被覆し、かつ接着剤によって不完全な界面結合
によって該ワイヤコアに固定される管状超弾性合金編み
組み、およびc)少なくとも該管状超弾性合金編み組み
にわたって広がって被覆するポリマー層、を備えるガイ
ドワイヤに関する。
【0075】好適な実施態様では、上記ワイヤコアは超
弾性合金を含む。
【0076】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0077】好適な実施態様では、上記ワイヤコアはス
テンレス鋼を含む。
【0078】好適な実施態様では、上記超弾性管状編み
組みはニッケルとチタンとの合金を含む。
【0079】好適な実施態様では、上記接着剤はエポキ
シを含む。
【0080】好適な実施態様では、上記ポリマー層は、
NYLON、ポリエチレン、ポリスチレンポリウレタンおよ
びポリエチレンテレフタレートの少なくとも1つを含
む。
【0081】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リエチレンテレフタレートまたはポリウレタンを含む。
【0082】好適な実施態様では、上記ポリマー層はポ
リウレタンである。
【0083】好適な実施態様では、上記ポリマー層の少
なくとも1部分は、潤滑性ポリマー層でコーティングさ
れる。
【0084】好適な実施態様では、上記潤滑性ポリマー
材料は少なくとも1つの親水性ポリマーを含む。
【0085】好適な実施態様では、上記ポリマー層はさ
らに、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、
タングステンおよびタンタルから選択される放射線不透
過性材料を含む。
【0086】好適な実施態様では、上記エポキシは、高
温のビス-Aエピクロロヒドリンエポキシド樹脂およ
び、ポリアミン−ポリアミド硬化剤を含む。
【0087】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤは
さらにカテーテルシースを備える。
【0088】好適な実施態様では、上記ワイヤコアはス
テンレス鋼と超弾性合金との複合体を含む。
【0089】好適な実施態様では、上記超弾性合金はニ
ッケルとチタンとの合金を含む。
【0090】好適な実施態様では、上記ガイドワイヤは
さらにエポキシを含む無外傷性の遠位先端部を備える。
【0091】以下に発明を詳細に説明する。本発明は、
ガイドワイヤに関し、好ましくは、脳の血管系内への導
入に適切なガイドワイヤおよびその使用方法に関する。
ガイドワイヤは、望ましくは、4つの特定の構成要素で
なり、他のものを含み得る。第1の構成要素は、超弾性
合金、ステンレス鋼または両者の複合物のいずれかでな
るコアワイヤである。第2の構成要素は、可撓性コアワ
イヤ部分を囲み、そしてデバイスの機械的特性を変化さ
せる、超弾性リボン編み組みである。第3の構成要素
は、必要に応じて、柔らかく、そして遠位に配置され、
一般的には接着性ビーズで終結する放射線不透過性材料
のコイルである。第4の構成要素は、組み立てられた金
属製成分の一部または全部にわたって配置されたポリマ
ー層であり、この層はさらなる潤滑性ポリマー製コーテ
ィングで被覆され得る。
【0092】望ましい超弾性合金のクラスとしては、
Ni−Ti合金、および特に、特定の物理的特性を有す
るNi−Ti合金が挙げられる。例えば、応力−ひずみ
の関係が6%のひずみまで測定される場合、応力−ひず
みの上方プラトー(upper plateu)が約75±10ksi
であり、そして応力−ひずみの下方プラトー(lower pl
ateau)が25±7.5ksi(各々3%のひずみで測定)
である。
【0093】本発明のコアワイヤの非常に望ましい変形
例は、近位セクション、中位セクションおよび遠位端セ
クションを有する長いワイヤを備える。遠位端セクショ
ンは、代表的には、最も可撓性のあるセクションであ
り、そしてしばしば、少なくとも約3cmの長さを有す
る。可撓性のある遠位端セクションは、部分的にテーパ
ー形状であり得、そしてコイルアセンブリによって被覆
され得る。コイルアセンブリは、ガイドワイヤの遠位端
にその遠位先端部にて、例えばエポキシ接着剤で連結さ
れている。
【0094】コアとして使用するための1つの望ましい
複合体は、超弾性合金遠位端セクションおよび別の材料
または形態(例えば、ステンレス鋼のワイヤまたはロッ
ド、ステンレス鋼のハイポチューブ (hypotube)、超
弾性合金チューブなど)の、より近位セクションを備え
る。
【0095】編み組み被覆および遠位コイルを備えたガ
イドワイヤは、ポリマー層でコーティングされるか、ま
たは被覆され得る。この層は、そのまま用いられ得る
か、あるいは「結合(tie)」層として供され得、カテ
ーテルが管腔を移動する能力を高め得る。潤滑性ポリマ
ーは、結合層の上に直接配置され得る。結合層は、収縮
被覆された管またはプラズマ堆積物であり得るか、もし
くは、適切な材料の浸漬コーティング、スプレーコーテ
ィングまたは溶融スプレーコーティングであり得る。結
合層もまた、放射線不透過性であり得る。
【0096】理想的には、ガイドワイヤ上に(例えば、
その遠位先端部に、および潜在的には中位セクションの
長手方向に沿って)、1つまたはそれ以上の放射線不透
過性マーカーが配置される。これらのマーカーは、ガイ
ドワイヤの放射線不透過性を高めること、および所望の
可撓性を維持したままで、近位端から遠位端へのトルク
伝達能力を高めることの両方に使用され得る。
【0097】本発明はまた、ガイドワイヤコアと、所望
の部位に配置するためのガイドワイヤに沿って血管系を
通って前進するように設計された、壁の薄いカテーテル
とから形成されるカテーテル装置を包含する。
【0098】
【発明の実施の形態】図1は、本発明により製造された
ガイドワイヤの拡大側面図である。ガイドワイヤ(10
0)は、可撓性のあるトルク可能なワイヤフィラメント
材料から形成されるワイヤコアから構成され、そしてそ
の全長は、代表的には約50cmと300cmとの間であ
る。ワイヤコアの近位セクション(102)は、好まし
くは、(その長手方向に沿って)約0.010インチか
ら0.025インチ、好ましくは0.010インチから
0.018インチの均一な直径を有する。比較的より可
撓性のある遠位端セクション(104)が、ガイドワイ
ヤ(100)の遠位端の3cmから30cmまたはそれ以上
にわたって伸びている。中位セクション(106)は、
この中位セクションに隣接するワイヤの2つの部分の直
径の間の中間の直径を有し得る。中位セクション(10
6)は、連続的なテーパー形状であってもよく、多数の
テーパー状セクションもしくは直径の異なるセクション
を有してもよく、その長手方向に沿って均一な直径から
構成されてもよい。中位セクション(106)がほぼ均
一な直径でなる場合、コアワイヤは、(108)に見ら
れるように直径が狭められている。コアワイヤの遠位端
セクション(104)は代表的には、無外傷性遠位先端
部(110)、細いワイヤコイル(112)、および少
なくとも1つの接着性接合部(114)を有する。細い
ワイヤコイル(112)は放射線不透過性であり得、そ
してそれに限定されるわけではないが、白金およびその
合金を含む材料から製造される。無外傷性遠位先端部
(110)は放射線不透過性であり得、カテーテルを挿
入し、そして血管系を通じてガイドワイヤを通過させる
工程の間にコイル(112)の位置がわかり得る。
【0099】コアワイヤの少なくともある部分(好まし
くは、中位セクション(106))が、その上に編み組
みを備える。この編み組みは、図1には見られないが、
以下により詳細に説明される。編み組みは、多数の超弾
性リボンから構成される。
【0100】ガイドワイヤ(100)の全部または一部
は、1つ以上のポリマー製コーティングの薄層(11
6)でコーティングされる。ポリマー層をそのままか、
あるいは他のポリマーのための層として使用し、ガイド
ワイヤの可撓性または形状性に不利に影響することなく
アセンブリの潤滑性を向上させ得る。本発明は、以下に
記載の上記ポリマー層、および必要に応じて、滑りやす
い(例えば、親水性の)ポリマー製コーティングをその
上に有する、上記ガイドワイヤの部分またはセクション
を備える。最内部のポリマー層は「結合層」と称され
得、一方で最外部のポリマー層は「外部層コーティン
グ」と称され得る。ガイドワイヤの機械的特性は、ガイ
ドワイヤの異なるセクションに沿って異なる結合層コー
ティングを塗布することによって変化し得る。一方、変
化した外部層コーティングをガイドワイヤのセクション
に沿って配置し、機能特性を制御し得る。
【0101】図2は、コアワイヤ(130)、支持リボ
ン編み組み(132)、およびポリマー製被覆(13
4)を示す、本発明のガイドワイヤの中位セクション
(106)の部分切取図である。非常に薄い層であるの
で、ポリマー製被覆(134)の外側に必要に応じて付
与されるポリマー製(しばしば親水性ポリマー製)外部
層コーティングは、図2に示されていない。他に記載の
ように、単一または複数のポリマー層は、最終的なガイ
ドワイヤアセンブリの任意の部分上に配置され得る。
【0102】<ガイドワイヤコア>本発明のガイドワイ
ヤアセンブリは、代表的には、近位端および遠位端を有
する細長い管状部材から構成されるカテーテルにおいて
使用される。カテーテルの長さは、約50cm〜300cm
であり、代表的には、約100cmと200cmとの間であ
る。しばしば、カテーテルの管状部材は、カテーテルの
長手方向の主要部分に沿って伸びる比較的堅い近位セク
ションと、1つまたはそれ以上の比較的可撓性のある遠
位セクションとを有する。遠位セクションにより、カテ
ーテルが血管系内に見出される曲がりくねった経路を通
って前進させられるときに直面する鋭い屈曲部や曲がり
目を通ってガイドワイヤを追跡するカテーテルのより大
きな能力が提供される。長手方向に沿って異なる可撓性
を有する適切なカテーテルアセンブリの構造が、米国特
許第4,739,768号に記載されている。
【0103】本発明のガイドワイヤに使用される材料
は、超弾性/疑似弾性の形状回復特性を示す合金であ
る。これらの合金は公知である。例えば、米国特許第3,
174,851号、および同第3,351,463号、ならびに同第3,75
3,700号を参照のこと。米国特許第3,753,700号は、鉄の
含有量の増量に起因する材料の高モジュラスを有する材
料を記載している。これらの金属は、オーステナイト結
晶構造から応力誘発マルテンサイト(SIM)構造へ特
定の温度で転移され、そして、応力が除かれたときに弾
性的にオーステナイト構造に戻るという能力により特徴
付けられる。これらの交互の結晶構造は、合金に超弾性
特性を提供する。このような周知の合金の一つであるニ
チノールは、ニッケル−チタン合金である。それは、市
販により容易に入手可能であり、そして−20℃と30
℃との間の様々な温度範囲において、オーステナイト−
SIM−オーステナイト変態を受ける。
【0104】これらの合金は、一旦応力が取り除かれる
と、ほとんど完全に初期の形態に弾性的に回復する能力
を有するため、特に適切である。代表的には、たとえ比
較的高いひずみにおいてさえも、ほとんど塑性変形がな
い。これにより、ガイドワイヤは、身体の血管系を通過
する際に実質的に屈曲するようになり、しかも、一旦屈
曲部を通過すると、ねじれ(kink)または屈曲の影響を保
持することなく、元の形状に戻り得る。それにも関わら
ず、類似のステンレス鋼製ガイドワイヤに比べると、血
管内の所望の経路に沿って本発明のガイドワイヤを変形
させるために、血管内壁に対して働かす力はあまり必要
としない。そのため、血管の内部に対する外傷を減ら
し、そして同軸方向のカテーテルに対する摩擦を軽減さ
せる。
【0105】医師が使用中のフィードバックを可能にす
る間でさえ、高い強度および強められた制御性のこれら
の結果を達成するためには、合金の以下の物理的パラメ
ータが適切であることを見出した。図3に見出されるよ
うな応力−ひずみ図に示される応力−ひずみ試験におい
て、(例えば、試験の終点が約6%ひずみである場合、
約3%ひずみのところで測定される)上方プラトー(U
P)の中間点において見出される応力は、75ksi(1
平方インチ当り1000ポンド)±10ksiの範囲、よ
り好ましくは、75ksi±5ksiの範囲にあるべきであ
る。さらに、この材料は、下方プラトー (LP)の中間
点において測定された、25ksi±7.5ksi、より好ま
しくは、20ksi±2.5ksiの下方プラトーを示すべき
である。この材料は、好ましくは約0.25%以下の残
留ひずみ(RS)を有し(6%ひずみまで応力をかけ、
戻した場合)、より好ましくは約0.15%以下のRS
を有する。
【0106】この好適な材料においては、名目上、5
0.6%±0.2%がNiであり、残りはTiである。合
金は、O、C、またはNのいずれかの100万個当り約
500部以下を含有するべきである。これらの合金はし
ばしば、例えば、Fe、Cr、Coなどの金属の鉄族の
1つまたはそれ以上のメンバーを約7%まで含有する。
代表的には、このような市販の材料は、連続して混合、
キャスト、成形され、そして別々に30%〜40%まで
冷間加工され、焼きなまされ、そして延伸される。
【0107】さらに説明すると、図3は、上記の種々の
パラメータを示す定式化された応力−ひずみ図と、その
図におけるそれらの測定値を示している。応力が初期に
材料のサンプルにかけられる場合、オーステナイトから
マルテンサイトへの相変化が(b)で始まるまで、ひず
みは最初、(a)にて比例している。上方プラトー(U
P)では、かけられた応力と共に導入されたエネルギー
は、準安定マルテンサイト相または応力誘発マルテンサ
イト(SIM)の形成の間に蓄えられる。相変化が実質
的に完了すると、応力−ひずみの関係は(c)にて再び
比例関係に近づく。ひずみが6%に達すると、応力はも
はやかけられない。測定値(UP)は、0%ひずみと6
%ひずみとの間の中間点、すなわち3%ひずみのところ
で見出される。ひずみの別の最終状態が選択される場合
(例えば、7%の場合)、(UP)および(LP)の測
定値は、3.5%にて見出される。
【0108】UP値の高い材料は、非常に強度があり、
そして格別のトルク伝達を可能にするガイドワイヤを作
り出すが、得られたガイドワイヤの「真直性(straight
ness)」については妥協的になる。高いLP値と共に高
いUP値を有するガイドワイヤは真直ではないことを見
出した。これらのガイドワイヤは、回転させられると、
「はねる」傾向があるために使いにくい。さらに、すな
わち、ガイドワイヤは、回転させられると、1ひねりの
間のエネルギーを蓄えて、そしてそれを素早く放出す
る。明らかに、このようなはねるガイドワイヤの使用は
困難である。上記のようなUP値を有する材料がガイド
ワイヤとして適切である。
【0109】さらに、その上高いLP値を有する材料は
真直とはならない。LP値を下げることにより、ガイド
ワイヤのトルクを伝達する能力は低下するが、真直なガ
イドワイヤを製造し得る容易さが向上する。しかし、L
P値を下げ過ぎると、丸みはあるが触覚反応(tactile r
esponse)に乏しいガイドワイヤが得られる。これは、使
用中に幾分「漠然(vague)」とした「スープのような(so
upy)」感触を与える。上記で提供されるLP値により、
優れたトルク伝達性、真直性、および有用な触覚反応が
得られる。
【0110】上記の残留ひずみの値により、ガイドワイ
ヤとして使用される間、応力がかけられた後にねじれな
い、さもなければ「配置(set)」または形態を保持する
材料が規定される。
【0111】超弾性合金から形成されるコアワイヤに加
えて、本発明は、種々のステンレス鋼を含むガイドワイ
ヤコアもまた被覆する。適切なステンレス鋼としては、
代表的には、医療用具に使用されるステンレス鋼(例え
ば、304SS、306SS、312SS、および31
6SS)が挙げられる。最も好ましいのは、304SS
および316SSである。超弾性合金から形成されるガ
イドワイヤコアと比較して、それに匹敵するステンレス
鋼のコアはトルクをより伝達し得、代表的にはより堅
い。その代わりに、ステンレス鋼は、超弾性合金の弾性
に対して劣るようである。
【0112】コアは、図4および図5に示されるような
コンポーネントのアセンブリまたは複合体であり得る。
これらの図は、本発明において意図される種々の配置の
ほんの数例を示す。図4は、超弾性合金の近位部分(1
42)およびステンレス鋼の遠位セクション(144)
から形成される2成分複合型コアを有するガイドワイヤ
アセンブリ(140)を示す。超弾性編み組み(14
6)は、超弾性コアワイヤ部分(142)に制御された
機械的支持体を提供する。放射線不透過性の遠位のコイ
ル(148)およびポリマー製被覆(150)もまた、
図に見られる。金属製コンポーネントと複合型コアワイ
ヤとの組み合わせは、以下の利点を有する:小さなステ
ンレス鋼の遠位セクション(144)が、用具を使用す
る医師によって、容易に形成され得;放射線不透過性コ
イル(148)が、小さなステンレス鋼の遠位セクショ
ン(144)を含むガイドワイヤセクションのねじれを
防止し、そして位置情報を提供し;超弾性編み込みセク
ション(146)が、ガイドワイヤを標的部位に誘導す
るのに必要な操作中にねじれない。
【0113】複合型コアワイヤ(152)の別の望まし
い変形例を図5に示す。この変形例においては、近位の
堅さを提供するために、コアワイヤの近位セクション
(154)がステンレス鋼である。管状部材が示されて
いるが、ある規定と共に、中身の詰まった(solid)コア
部材が、隣接する超弾性合金セクション(156)への
接合部に使用され得る。外部編み組み(158)もまた
複合型コアワイヤ(152)の示された部分にわたって
示される。その編み組みは、ねじり耐性のために、(特
に接合部領域(160)内で)超弾性合金で作製され、
そして身体内を通過する間、ガイドワイヤの観察を可能
とするために、放射線不透過性であってもよい。ポリマ
ー製被覆(159)もまたこの図に示される。
【0114】本発明は、大部分において個々の合金の様
々な物理的パラメータの最適な特性の融合を包含し、そ
の結果、より大きな全体的な有効性を備えたガイドワイ
ヤアセンブリになる。
【0115】図6のAおよびBは一緒になって、本発明
の好適な実施態様を示す。それは、様々な合金のセクシ
ョンを有する複合型コアを含むガイドワイヤである。複
合型コアワイヤを取り囲むのは、遠位端部セクション
(172)を覆うコイル(188)、中位セクション
(174)を覆う超弾性編み組み、ならびに遠位端部セ
クション(172)および中位セクション(174)の
両方を被覆する2層のポリマー製コーティング(18
4)である。
【0116】特に、示された複合型コアワイヤはステン
レス鋼の遠位端部セクション(172)、超弾性合金中
位セクション(174)、およびステンレス鋼近位セク
ション(176)からなる。ステンレス鋼遠位端セクシ
ョン(172)は、使用者によってその先端部が容易に
形状化され得る。中位セクション(174)は、手順の
間に、最も曲がりくねったかなりの長さの血管系を通過
する。従って、これは、その超弾性合金を使用する最も
重要な候補である。最近位セクション(176)は、主
に押し出しおよび近位端と遠位端との間のねじれ(「ト
ルク」)運動の伝達に使用される。その結果、より近位
の端部(176)における材料には、しばしばステンレ
ス鋼が選択される。血管系において、より可撓性のある
経路に到達する場合には、より近位の端部(176)の
ための材料には、超弾性合金が選択され得る。
【0117】図6のAおよびBにおける好適な実施態様
にも示されているように、リボン編み組み部材(17
8)は、中位セクション(174)および中位セクショ
ン部分(176)おけるコアワイヤの回りに同心状に配
置されている。編み組み(178)は、増強した機械的
特性を必要とする部分のみが編み組み構造により提供さ
れるので、コアの全長を被覆する必要はない。
【0118】図6のAおよびBに示されるコアアセンブ
リは、脳の血管系における標的に接近するために使用さ
れる代表的なガイドワイヤである。しかし、これは単に
「代表的」なものであって、本発明の重要な部分を構成
するものではない。コアワイヤは、2つのテーパー状に
された領域(180、182)を有し、コアの様々な領
域間の移行を助ける。コアワイヤは、かなりの領域また
は短い距離にわたって、テーパー状になり得る。このよ
うな決定は、ガイドワイヤの設計者の範囲内である。同
様に、ポリマー製コーティング(184)の選択も、設
計者の選択事項である。無外傷性遠位先端部(186)
および放射線不透過性コイル(188)は、現在のガイ
ドワイヤにおいて比較的一般的な特徴である。
【0119】<編み組み>本発明に使用される編み組み
は、ガイドワイヤコア表面の外側にあり、様々なタイプ
の特定の物理的強度(例えば、ねじり剛性、堅さ、ねじ
り耐性、複合弾性など)を提供するために使用される。
編み組みは、ワイヤコア上に直接配置され、そしてコア
ワイヤ本体に少なくとも2つの位置で(好ましくは、複
数の位置で周延的に)接着剤によって直接結合させられ
る。
【0120】コアワイヤのシリンダー状外部表面と周囲
編み組みの管状内部表面との間の不完全または分布的
(disutribute)な界面結合は、表面に沿って界面接触
が可能な全ての点で完全に結合したガイドワイヤより可
撓性に富んだガイドワイヤを生成する。不完全な界面結
合の見解の例示のように、誰もが木製の空洞のあるシリ
ンダーによって取り囲まれた鉛のシャフトを備える普通
の鉛筆デバイスの類似体を使用し得る。完全な界面結合
を有する鉛筆は、接着剤で鉛を完全にコーティングし、
そして木製シリンダーの内部に配置することによって組
み立てられ得る;不完全な界面結合を有する鉛筆は鉛の
両端のみを接着剤でコーティングし、そして鉛シャフト
に接着剤のついていない他の任意の表面領域を残して組
み立てられ得る。工学機械の一般原理は、シャフトの曲
げおよびねじれによるひずみは、負荷の下での断面積の
有効半径に反比例することを教示する。周囲の編み組み
と完全に結合したコアを有するガイドワイヤは、完全な
結合によって生じる界面のひずみを制限されることによ
って、ガイドワイヤコアおよび編み組みの不完全な結合
より、より大きな直径を有する一体化したシャフトをよ
り好ましく機能化する。従って、不連続に結合したガイ
ドワイヤコアおよび編み組みは、曲げおよびねじれによ
るゆがみにより小さな程度で耐える。そして結果とし
て、この不連続に結合したガイドワイヤコアおよび編み
組みは、より低い程度での曲げまたはねじれによるひず
みに耐え、完全な界面結合で組み立てられた同じ成分よ
り、ねじれまたは曲げ負荷の下でより大きな全体の可撓
性を有する。
【0121】最も望ましい編み組み(132)は図2に
示され、そして単一サイズのリボンを有するが、この編
み組みをそのように限定する必要はない:所望であれ
ば、複数のサイズのリボンが用いられ得る。主に限定さ
れるのは、単に、最終的に構築された編み組み全体のサ
イズ(例えば、直径)、およびガイドワイヤに加えられ
るべき所望の堅さである。
【0122】本発明において代表的に有用な編み組み
は、偶数個のリボンを含む:リボンの半分の一方は一方
向に巻かれており(すなわち、時計回り)、そして残り
は別方向に巻かれている。代表的な編み組みは、8個か
ら16個のリボンでなり得る。編み組みは、単一のピッ
チ、編み組みの軸に対して測定された構成要素であるリ
ボンの角度を有してもよく、編み組みは、編み組みの軸
に沿って変化するピッチを有していてもよい。
【0123】好ましい超弾性合金としては、ニチノール
(the U.S. Navy Ordnance Laboratoryによって発見さ
れた合金)として知られるチタン/ニッケル材料のクラ
スが挙げられる。これらの材料は、Buehlerらの米国特
許第3,174,851号、Roznerらの米国特許第3,351,463号、
およびHarrisonらの米国特許第3,753,700号にて詳細に
論議されている。1つまたはそれ以上の鉄族の他のメン
バー(例えば、Fe、Cr、Co)を約8%まで含む市
販の合金は、この使用(service)に適切な超弾性Ni/
Ti合金のクラス内に包含されると考えられている。
【0124】本発明の使用に適切な金属製リボンにおい
ては、望ましくは、厚みが0.25ミルと3.5ミルと
の間であり、そして幅が2.5ミルと12.0ミルとの
間である。「リボン」という用語は、細長い形状と、正
方形または円形ではなく、かつ代表的には、長方形、楕
円形、または半楕円形であり得る断面とを含むことを意
図する。これらは、少なくとも0.5のアスペクト比
(厚み/幅)を有するべきである。とにかく、超弾性合
金(特にニチノール)については、厚みおよび幅は幾分
薄く、例えば、それぞれ0.25ミルおよび1.0ミル
にまで薄くなり得る。現在入手可能なリボンとしては、
1ミル×3ミル、1ミル×4ミル、2ミル×6ミル、お
よび2ミル×8ミルのサイズが挙げられる。
【0125】図2に示される編み組み(132)を構成
するリボン(206)もまた、少量の非超弾性材料を含
み得る。金属製リボンが、その強度と重量との比ゆえ
に、補助材料として好ましいが、繊維状材料(合成およ
び天然の両方)もまた使用され得る。費用、強度、およ
び容易な入手性のため、ステンレス鋼(SS304、S
S306,SS316など)およびタングステン合金が
好ましい。特定の用途(特により小さな直径のカテーテ
ルセクション)においては、より展性のある金属および
合金(例えば、金、白金、パラジウム、ロジウムなど)
が使用され得る。数パーセントのタングステンを含む白
金合金が、その放射線不透過性ゆえに部分的には好まし
い。
【0126】適切な非金属製リボンとしては、ポリアラ
ミド(例えば、KEVLAR)および炭素繊維から形成
される材料のような高性能材料が挙げられる。
【0127】本発明で用いられる編み組みは、市販の管
状編み組み機を使用して製造され得る。本明細書中で、
「編み組み」という用語が使用される場合はいつでも、
管状の構成要素であって、この構成要素を形成するリボ
ンが、交差して単一の管腔を規定する管状部材を形成す
るように、内と外とに交互の様式(in-and-out fashio
n)で織られる、構成要素を意味する。編み組みは、適切
な数のリボン(代表的には6個またはそれ以上)から形
成され得る。市販の編み組み機での製造の容易さによ
り、代表的には、8個または16個のリボンを有する編
み組みが得られる。
【0128】図2に示される編み組みは、45°の見掛
けのピッチ角を有する。明らかに本発明は、そのように
限定されない。20°から60°の他の編み組み角もま
た適切である。本発明の重要な変形例は、編み組みが織
られる時点、あるいは編み組みが1つまたはそれ以上の
ガイドワイヤセクションに含まれる時点のいずれかに、
編み組みのピッチ角が変化する能力である。
【0129】編み組み(132)は、被覆されないか、
またはさらに加工されなければ、触わるとざらざらし得
る。ローリング(rolling) 、サンディング(sanding)、
または研摩のような手順が、所望であれば、編み組みの
表面を滑らかにするために用いられ得る。任意の生成微
粒子の除去ももちろん必要である。
【0130】このプロセスの後、所望の許容誤差の範囲
内で本発明のコアワイヤ(130)部分を囲むために、
管状編み組み(132)を幾何学的に分けなければなら
ない。超弾性合金を使用する場合、形削り工程もまた、
編み組みジオメトリーの完全性を保つために所望され得
る。例えば、1×4ミルのリボンに巻かれ、そして16
−メンバーの編み組みへ形態化されるCr含有Ni−T
i超弾性合金を用いて、編み組み構造のジオメトリーお
よび物理的特性を維持するために、特定の熱処理が所望
される。管状編み組み(132)を所定の大きさとし、
コアワイヤを合わせ、そして編み組みのジオメトリーを
保つ方法は、本発明の重要な局面である。本発明者ら
は、管状編み組み(132)とコアワイヤ(130)と
の間の締りばめを行う、熱および印加された応力を用い
る2つの効果的な方法を見出した。
【0131】第1の締りばめ方法は、管状編み組み内に
コアワイヤを配置してアセンブリを形成する工程、編み
組みにコアワイヤの長手方向軸に沿って引張力をかけ、
編み組みをコアワイヤのジオメトリーに適合させる工
程、このアセンブリを華氏650度を上回る温度まで加
熱し、構成要素のリボンをできるだけ(しかし必ずでは
ない)アニールする工程、アセンブリを室温まで冷却す
る工程、および適合させる引張力を解放して締りばめを
有するアセンブリを作製する工程を包含する。
【0132】第2の締りばめ方法は、管状編み組み内に
同じジオメトリーのコアワイヤを有するマンドレルを配
置してアセンブリを形成する工程、編み組みにコアワイ
ヤの長手方向軸に沿って引張力をかけ、編み組みをマン
ドレルのジオメトリーに適合させる工程、このアセンブ
リを華氏650度を上回る温度まで加熱し、構成要素の
リボンをできるだけ(しかし必ずではない)アニールす
る工程、アセンブリを室温まで冷却する工程、適合させ
る引張力を解放する工程、所定の寸法にされた編み組み
をマンドレルから取り除く工程、長手方向軸に沿って編
み組みに圧縮力をかける工程、圧縮された管状編み組み
内にコアワイヤを配置し、アセンブリを形成する工程、
および圧縮力を解放して所望の締りばめを作製する工程
を包含する。この締りばめ方法は、所望の寸法にするプ
ロセスの間、コアワイヤを加熱変態および冷却変態の可
能性にさらさないという利点を有する。
【0133】編み組み(132)の外部表面が、滑らか
であろうとなかろうと、編み組みの外側にポリマーの外
部層を配置することが非常に望ましい。図2は、結合層
(134)としての外部管層の使用を示す。これは、本
明細書中の他の箇所で説明される。親水性ポリマー製層
の薄層は結合層(134)の外側に配置される。親水性
ポリマー層は、この層が代表的には薄すぎて見えないの
で、図面上には示されていない。結合層(134)およ
びその関連の親水性ポリマー層は、得られるガイドワイ
ヤアセンブリ全体にわたって、同一の構成からなり得る
(が、同一である必要はない)。
【0134】<接着剤>本発明の重要な目的は、ガイド
ワイヤアセンブリの構築において接着剤を使用して、管
状編み組み(132)をコアワイヤ(130)に接着
し、かつ本発明のガイドワイヤアセンブリの最遠位端部
分上に無外傷性先端部(110)を形成することの両方
である。このようなエポキシ接着剤の使用は、他の金属
の固定方法(例えば、ハンダ付けまたは溶接)より重要
な2つの利点を提供する。
【0135】第1に、エポキシ接着剤は、構成要素の局
部的な加熱によって固化させる必要がない。構成要素上
にてハンダ付けまたは溶接される固定領域は、溶接また
はハンダ付け材料の流動性を促進するために、しばしば
非常に高温に到達させる必要がある。このような高温
は、構成要素の材料特性およびひずみパターンに局部的
な変化を生じ得、この結果は、本発明の用具は全く望ま
しくない物理的特性を呈する。エポキシ接着剤を使用す
る本発明のガイドワイヤアセンブリの構築は、エポキシ
樹脂と硬化剤とを混合する工程、そしてこの混合物を2
つの構成要素間の小さな接着表面に塗布してこれらを固
定する工程を包含する。この固定工程は、室温にてか、
または形状化される構成要素(例えば、管状編み組み)
に望まれ得る高温にて行われ得る。第2に、エポキシ接
着剤は、ハンダ付けまたは溶接接合部に見られるような
隠れた溶剤残留物(behind flux residue)を残さな
い;このような残留物は生体適合性の問題であり得る。
【0136】全ての利用可能なエポキシ接着剤に関し
て、生体適合性であり、かつガイドワイヤアセンブリ構
成要素の種々の材料に接着性を有するものが好ましい。
本発明者らは、ビス−Aエピクロロヒドリン樹脂とポリ
アミン−ポリアミド硬化剤とを含有するエポキシ樹脂
(例えば、Tra-Bond FDA-2(Tra-Con,Inc,Medford,Mass
achusetts))が本発明のガイドワイヤの適合性および
構造上の要求を有効に満たすことを見出した。
【0137】<ガイドワイヤコアコーティング>ガイド
ワイヤコアおよび編み組みの全部または一部は、ポリマ
ー製材料の1つまたはそれ以上の層で被覆またはコーテ
ィングされ得る。コーティングは、代表的には、ガイド
ワイヤアセンブリがカテーテル管腔または血管壁を通過
する間のその機械的特性または潤滑性を向上させるため
に付与される。上記のように、機械的特性および摩擦特
性の両方は、金属製ガイドワイヤアセンブリに塗布され
得る内部および外部層コーティング物質を変化させるこ
とにより制御され得る。
【0138】<外部層コーティング材料>上記のよう
に、ガイドワイヤコアおよび編み組みの少なくとも一部
分は、ポリスルホン;ポリフルオロカーボン(例えば、
TEFLON);ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリ
オレフィン、ポリエステル(ナイロン類およびポリエチ
レンテレフタレートのようなポリアミドを含む)、およ
びポリウレタン;それらのブレンドならびにポリエーテ
ルブロックアミド(例えば、PEBAX)のようなそれらの
コポリマーのような材料で、浸漬法またはスプレー法に
より、あるいは同様の方法により簡単にコーティングさ
れ得る。
【0139】ガイドワイヤコアおよび編み組みはまた、
エチレンオキサイドおよびそのより高級な同族体;2-ビ
ニルピリジン;N-ビニルピロリドン;モノメトキシトリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、モノメ
トキシテトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トを包含するモノアルコキシポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートのようなポリエチレングリコー
ルアクリレート;2-ヒドロキシエチルメタクリレート、
グリセリルメタクリレートのような他の親水性アクリレ
ート;アクリル酸およびその塩;アクリルアミドおよび
アクリロニトリル;アクリルアミドメチルプロパンスル
ホン酸およびその塩のようなモノマーから生成されるポ
リマー、セルロース、セルロース誘導体(例えば、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、シアノエチルセルロース、セルロースアセテ
ート)、多糖(例えば、アミロース、ペクチン、アミロ
ペクチン、アルギン酸、および架橋ヘパリン);無水マ
レイン酸のようなモノマーから生成されるポリマー;ア
ルデヒドのようなモノマーから生成されるポリマー、を
包含する他の親水性ポリマーで少なくとも部分的に被覆
され得る。これらのモノマーは、ホモポリマーまたはブ
ロックコポリマーもしくはランダムコポリマーに形成さ
れ得る。あるいは、これらのモノマーのオリゴマーをガ
イドワイヤのコーティングに用いてさらに重合させても
よい。好ましい前駆体としては、エチレンオキサイド;
2-ビニルピリジン;N-ビニルピロリドンならびにアクリ
ル酸およびその塩;アクリルアミドおよびアクリロニト
リルが挙げられ、それらは、ホモポリマーに、またはラ
ンダムコポリマーもしくはブロックコポリマーに(実質
的に架橋して、または架橋しないで)重合される。
【0140】さらに、得られたコポリマーの親水性が、
実質的に相殺されない場合、疎水性モノマーは、得られ
るコポリマーの約30重量%までの量でコーティングポ
リマー材料に含まれ得る。適切なモノマーとしては、エ
チレン、プロピレン、スチレン、スチレン誘導体、アル
キルメタクリレート、ビニルクロライド、ビニリデンク
ロライド、メタクリロニトリル、およびビニルアセテー
トが挙げられる。エチレン、プロピレン、スチレン、お
よびスチレン誘導体が好ましい。
【0141】ポリマー製コーティングは、種々の技術を
用いて、例えば、紫外線のような光、熱、もしくは電離
放射線により、または過酸化アセチル、過酸化クミル、
過酸化プロピオニル、過酸化ベンゾイルなどの過酸化物
またはアゾ化合物により架橋され得る。ジビニルベンゼ
ン、エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリトリトールジ−(またはトリ
−もしくはテトラ−)メタクリレート、ジエチレングリ
コール、またはポリエチレングリコールジメタクリレー
トのような多官能性モノマー、およびモノマーと上記の
ポリマーとを結合し得る同様の多重官能性モノマー。
【0142】下記の手順を用いて適用されるポリマーま
たはオリゴマーは、光学活性基または放射活性基によっ
て活性化または官能化されて、ポリマーまたはオリゴマ
ーと、基礎となるポリマー製表面とを反応させる。適切
な活性化基としては、ベンゾフェノン、チオキサントン
など;アセトフェノンおよび以下のように規定されるそ
の誘導体が挙げられる:
【0143】
【化1】
【0144】ここで、R1はHであり、R2はOHであ
り、R3はPhである;またはR1はHであり、R2は−
OCH3、−OC23を包含するアルコキシ基であり、
3はPhである;またはR1=R2=アルコキシ基であ
り、R3はPhである;またはR1=R2=アルコキシ基
であり、R3はHである;またはR1=R2=Clであ
り、R3はHまたはClである。
【0145】他の公知の活性化剤も適切である。
【0146】次いで、ポリマー製コーティングは、選択
される活性化剤に基づいて選択される公知かつ適切な技
術を用いて、例えば、紫外線、熱または電離放射線によ
り基材に結合され得る。上記ポリマーまたはオリゴマー
との架橋は、過酸化アセチル、過酸化クミル、過酸化プ
ロピオニル、過酸化ベンゾイルなどの過酸化物またはア
ゾ化合物を用いることによって成し遂げられ得る。ジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトールジ−
(またはトリ−もしくはテトラ−)メタクリレート、ジ
エチレングリコール、またはポリエチレングリコールジ
メタクリレートのような多官能性モノマー、および上記
のポリマーおよびオリゴマーを結合し得る同様の多重官
能性モノマーもまた本発明に適切である。
【0147】外部層ポリマー製コーティングは、任意の
種々の方法、例えば、ポリマー、またはモノマーのオリ
ゴマーの溶液もしくは懸濁液をガイドワイヤコア上にス
プレーすることにより、またはガイドワイヤコアをこの
ような溶液または懸濁液に浸漬させることにより、ガイ
ドワイヤに付与され得る。開始剤は、溶液中に含有させ
得るか、または個別の工程において付与され得る。ポリ
マーまたはオリゴマーをガイドワイヤに付与し、架橋さ
せた後、ガイドワイヤは、連続してまたは同時に乾燥さ
れ、溶媒が除去され得る。
【0148】ポリマーの非常に薄い層のみが付与される
べきなので、溶液または懸濁液は、非常に希薄であるべ
きである。溶媒中で0.25重量%と5.0重量%との
間、好ましくは0.5重量%〜2.0重量%の量のオリゴ
マーまたはポリマーが、薄くかつ完全な被覆を有するポ
リマーを得るのに優れていることを見出した。好ましい
ポリマーおよび手順を用いる場合、この手順に対して好
ましい溶媒は、水、低分子量アルコール、およびエーテ
ルであり、特に、メタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、エタノール、およびそれらの混合物である。
他の水混和性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、メチ
レンジクロライド、メチルエチルケトン、ジメチルアセ
テート、エチルアセテートなど)が、上記ポリマーに適
切であり、そしてポリマーの特徴に応じて選択されなけ
ればならない。ポリマーおよびオリゴマーが親水性を有
するので、これらの溶媒は極性を有するべきであるが、
これらの材料の末端基が反応性を有するために、酸素、
水酸基などにより引き起こされる公知のクエンチング効
果を、ポリマーおよび溶媒系を選択する際に、このプロ
セスを行う使用者が認識しなければならない。
【0149】ポリエチレンオキサイド;ポリ2-ビニルピ
リジン;ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリ
アクリルアミド、およびポリアクリロニトリルのうち少
なくとも1つのホモオリゴマーの物理的混合物が、本明
細書中で議論されたガイドワイヤコアのコーティングと
して特に好ましい。カテーテル本体または基材を、好ま
しくは、スプレーまたは浸漬し、乾燥し、そして照射す
ることにより、重合かつ架橋した上記のオリゴマーのポ
リマー製皮膜(skin)が形成される。
【0150】潤滑性親水性コーティングは、好ましく
は、溶媒除去と架橋操作とをほぼ同時に用いることによ
って形成される。コーティングは、溶液が「シート状に
なり」得るような速度(例えば、「たるみ(runs)」が
なく、視覚的に滑らかな層を形成するような速度)で付
与される。下記のものを含む大抵のポリマー製基材と共
に用いられる浸漬操作において、最適なコーティング速
度は、0.25インチ/秒と2.0インチ/秒との間、好
ましくは0.5インチ/秒と1.0インチ/秒との間の線
形性の除去速度が見出される。
【0151】溶媒の蒸発操作は、25℃と、基礎となる
基材のガラス転移温度(Tg)との間の温度で表面を維
持するに適切な加熱チャンバーを用いて行われ得る。好
ましい温度は、50℃から125℃である。上記かつ好
ましい溶媒系に対して最も好ましくは、75℃から11
0℃の範囲である。
【0152】ポリマー前駆体を基材に架橋させるため
に、紫外線源が用いられ得る。50mW/cm2〜300mW/c
m2(好ましくは、150mW/cm2〜250mW/cm2)の照射
密度を有する、90nm〜375nm(好ましくは、300
nm〜350nm)の紫外線源を有する照射チャンバー中を
3秒間から7秒間移動させることが、望ましい。3イン
チから9インチの長さを有するチャンバーにおいて、ガ
イドワイヤコアを0.25インチ/秒から2.0インチ/
秒(0.5インチ/秒から1.0インチ/秒)の速度でチ
ャンバー中を通過させることが適切である。電離放射線
を用いる場合は、1kRads/cm2から100kRads/cm2(好
ましくは、20kRads/cm2から50kRads/cm2)の放射密
度が、ポリマー製基材上の溶液または懸濁液にかけられ
得る。
【0153】得られたコーティングの優れた耐久性は、
浸漬/溶媒除去/照射の工程を5回まで繰り返すことに
よって得られる。2回から4回繰り返すことが好まし
い。
【0154】本発明者らは、機能的特性が、異なる外部
コーティング層を有する複合型ガイドワイヤの表面全体
にわたって、これらを付与する基材に依存して充分に制
御され得ることを見出した。1つの好ましい外部コーテ
ィング層の実施態様は、ポリウレタン基材を覆う親水性
外部コーティング層、および他の全ての基材を覆うTEFL
ON外部コーティング層を含む。
【0155】<結合層>本発明者らは、外部潤滑性ポリ
マー表面とガイドワイヤアセンブリとの全体的な接着性
を高めるために、「結合」層としてコアまたは編み組み
に隣接するポリマー層を用いることがしばしば望ましい
ことを見出した。勿論、これらの材料は、他の製造工程
の間、ガイドワイヤおよびそのコンポーネントが配置さ
れる種々の他の溶媒、洗浄剤、滅菌手順などに耐え得る
ものでなければならない。
【0156】図2は、金属製コア(130)、編み組み
(132)、および潤滑性コーティングが配置されるポリ
マー製結合層(134)を有する、本発明により製造さ
れた代表的なガイドワイヤコアセクション(100)を示
す。このような結合層の材料の選択は、それらの機能性
によって決定される。特に、材料は、外部ポリマーの潤
滑性または親水性のコーティングに対する親和性または
靭性について選択される。明らかに、結合層材料は可撓
性と強度とを有していなければならない。結合層は、種
々の方法でガイドワイヤの中心に配置され得る。ポリマ
ー製材料は、押出し成形可能であり得、加熱によってガ
イドワイヤ上に取り付けるための収縮可能な管に成形さ
れ得る。これは、浸漬、スプレー、ポリマー製の管の収
縮被覆、または他の手順によって、ガイドワイヤコア上
に配置され得る。非常に望ましい1つの手順は、融着可
能なポリマー(例えば、ポリウレタン)のポリマー製の
管をガイドワイヤコア上に配置し、そして次に、ポリエ
チレンのような熱収縮性の管で被覆する工程を包含す
る。外側の管は収縮し、そして内側の管はガイドワイヤ
コア上に融着して、結合層を形成する。結合層は、好ま
しくは、0.0004インチから0.003インチの厚み
を有する。結合層ポリマーの溶融温度は、望ましくは、
外側の管の熱収縮温度で融着するように適切に選択され
る。次いで、外側の収縮管は容易に剥離され、潤滑性コ
ーティングとの処理のために結合層を露出したままにす
る。
【0157】種々のナイロン類、ポリエチレン、ポリス
チレン、ポリウレタン、およびポリエチレンテレフタレ
ート(PET)が、優れた結合層を形成することを見出し
た。ポリウレタン(Shore 80A〜55D)およびPETが好まし
い。最も好ましくは、ポリウレタンである。異なる硬度
を有する多数のポリウレタンのセクションを用いること
もさらに望ましい。例えば、遠位セクションは、Shore
80Aポリウレタンの結合層を有し得、近位シャフトはSho
re D55ポリウレタンであり得る。
【0158】1つの好ましい結合層の実施態様は、編み
組みセクションを覆う高デュロメーター(40D〜75
D)のポリウレタン、およびより遠位のセクション(遠
位先端部に至るまで)を被覆する低デュロメーター(6
0A〜90A)の弾性グレードのポリウレタンを含む。
この結合層の実施態様は、以下のテーパー状コアワイヤ
と組合わせて、ガイドワイヤの長さ方向に沿った可撓性
を増加させる所望の累積(graduation)を提供する。
【0159】これらのポリマー製結合層材料を、調合す
るか、または放射線不透過性物質(例えば、硫酸バリウ
ム、二酸化ビスマス、炭酸ビスマス、タングステン、タ
ンタルなど)に混合してもよい。
【0160】上記のように、結合層を付与する別の方法
は、編み組み上に管を熱収縮させることによるものであ
る。ガイドワイヤコアおよびその外部の編み組みは、適
切なサイズの管内に単に挿入される。この管は、いずれ
か一方の端部に少量の「コーキング(caulking)」をし
ばしば有し、管を密閉する。管は、長さに対して切断さ
れ、そして十分に小さいサイズになるまで加熱される。
得られた管結合層は、望ましくは、約0.0005イン
チと0.015インチとの間の厚みを有する。より薄い
層は、代表的には、ポリウレタンまたはPETから製造さ
れる。次いで、潤滑性ポリマーの層が、収縮した管の外
表面に配置される。
【0161】ポリマー、好ましくは潤滑性、生体適合
性、および親水性を有するポリマーをその後コーティン
グする前にガイドワイヤを調製または前処理するための
別の手順は、プラズマ流を用いて炭化水素またはフルオ
ロカーボン残基を堆積(deposit)させることである。こ
の手順は、以下のようにして行われる:ガイドワイヤコ
アおよび編み組みが、プラズマチャンバー内に配置さ
れ、そして酸素プラズマエッチングを用いて洗浄され
る。次いで、これは炭化水素プラズマに曝され、プラズ
マ重合した結合層をガイドワイヤコア上に堆積させて前
処理を完了する。炭化水素プラズマは、メタン、エタ
ン、プロパン、イソブタン、ブタンなどの低分子量(ま
たは気体の)アルカン;エテン、プロペン、イソブテ
ン、ブテンなどの低分子量アルケン;テトラフルオロメ
タン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン、トリフルオロクロロメタン、テトラフルオロエ
チレン、トリクロロフルオロエチレン、ジクロロジフル
オロエチレン、トリフルオロクロロエチレンのような気
体状フルオロカーボンおよび他のこのような材料を包含
し得る。これらの材料の混合物もまた受容可能である。
結合層は、明らかに、外部親水性ポリマーコーティング
に対するその後の共有結合のためのC−C結合を提供す
る。炭化水素のプラズマチャンバーへの好ましい流速
は、500c.c./分から2000c.c./分の範囲であ
り、そしてチャンバー内でガイドワイヤを保持する時間
は、選択された炭化水素およびプラズマチャンバー操作
パラメータに依存して、1分〜20分の範囲である。プ
ラズマチャンバーにセットする電力は、好ましくは20
0Wから1500Wの範囲である。
【0162】10μオーダーの厚みを有するプラズマ生
成炭化水素残基の結合層は、編み組みとコーティングと
の間に堆積される。この方法により、代表的には、厚み
が約1000μ未満、そしてより代表的には約100μ
未満の炭化水素残基の層が形成される。結合層は、ガイ
ドワイヤの大きさをほんの少し増加させながら、外部層
をガイドワイヤコアに効果的に結合させる。従って、本
発明によって製造されるガイドワイヤにより、従来技術
のガイドワイヤが有するサイズおよび操作性の問題が避
けられる。
【0163】前処理されたガイドワイヤは、上記のよう
な手順を用いてポリマーによりコーティングされ得る。
例えば、前処理されたガイドワイヤは、光学活性親水性
ポリマー系、すなわち、親水性ポリマーに共有結合した
潜在性光反応性結合基の溶液中に浸漬され得る。乾燥
後、コーティングされたガイドワイヤは、UV光に曝す
ことによって硬化される。UV光は、光学活性ポリマー
系内の潜在性反応性基を活性化して、炭化水素残基の結
合層内の架橋C−C結合と共有結合を形成する。浸漬お
よび硬化の工程は、好ましくはしばしば十分に(代表的
には2回)繰り返され、適切な厚みの親水性コーティン
グ層が達成される。
【0164】本発明の非常に好ましい変形例の1つは、
好ましくは直径0.010インチから0.025インチの
ステンレス鋼または高弾性合金(例えば、ニチノール)
の金属コアおよびステンレス鋼または高弾性合金の編み
組みを有するガイドワイヤを含む。
【0165】ガイドワイヤは、酸素プラズマエッチング
の代わりにアルゴンプラズマエッチングを用いて洗浄さ
れ得る。プラズマ重合した結合層の厚みはまた、本発明
の範囲を逸脱することなく変化し得る。
【0166】本発明の好ましい実施態様を記載したが、
様々な変更、適応、および改変が、本発明の精神および
上記特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得るこ
とを理解するべきである。
【0167】
【発明の効果】本発明によれば、身体内の管腔系の標的
部位に到達させるに有用な複合型ガイドワイヤアセンブ
リが提供される。本発明の複合型編み組みガイドワイヤ
は、特に末梢または軟組織の標的への到達を行うに有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤの主要な構成要素を示す
略側面図(縮尺は一定せず)を示す。
【図2】コアワイヤおよびポリマー製外部層の中位セク
ション部分にわたる編み組み被覆を示す、本発明のガイ
ドワイヤの部分切取側面図を示す。
【図3】本発明のガイドワイヤのための合金を選択する
際の客観的基準を示すNi−Ti合金の代表的な応力−
ひずみ図を示す。
【図4】本発明により製造された様々なガイドワイヤ形
態を示す部分切取側面図である。
【図5】本発明により製造された様々なガイドワイヤ形
態を示す部分切取側面図である。
【図6】AおよびBは一緒になって、本発明の好適な実
施態様の部分切取側面図を示す。
【符号の説明】
100 ガイドワイヤ 102、154 近位セクション 104、144 遠位セクション 106、174 中位セクション 110 無外傷性先端部 112 細いワイヤコイル 116 薄層 130 コアワイヤ 132、146、178 編み組み 134 ポリマー製被覆 142 超弾性合金部 148 放射線不透過性コイル 152 複合型コアワイヤ 158 外部編み組み 160 接合部領域 172 遠位端セクション 176 最近位セクション 180、182 テーパー状にされた領域 184 ポリマー製コーティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジーン サムソン アメリカ合衆国 カリフォルニア 95035, ミルピタス, バソナ ストリート 645 (72)発明者 キム ヌグエン アメリカ合衆国 カリフォルニア 95131, サン ホセ, ファーゲイト サークル 1193

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体管腔内にカテーテルを案内するに適
    切なガイドワイヤであって、以下を備えるガイドワイ
    ヤ: a)近位セクション、中位セクション、遠位端セクショ
    ンを有する細長い可撓性のある、ワイヤコア; b)該遠位端セクションの少なくとも1部分を被覆し、
    かつ接着剤によって遠位的に該遠位端セクションに結合
    する、コイル; c)該中位セクションの少なくとも1部分を被覆し、か
    つ接着剤によって少なくとも2つの位置で該ワイヤコア
    に結合する、管状超弾性合金編み組み;および d)少なくとも該中位セクションおよび該遠位端セクシ
    ョンにわたって広がって被覆する、ポリマー層。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤコアが超弾性合金を含む、請
    求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 【請求項3】 前記超弾性合金がニッケルとチタンとの
    合金を含む、請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤコアがステンレス鋼を含む、
    請求項1に記載のガイドワイヤ。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記中位セクションが超弾性
    合金を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  6. 【請求項6】 前記超弾性合金がニッケルとチタンとの
    合金を含む、請求項5に記載のガイドワイヤ。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記中位セクションがステン
    レス鋼を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記遠位端セクションが超弾
    性合金を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  9. 【請求項9】 前記超弾性合金がニッケルとチタンとの
    合金を含む、請求項8に記載のガイドワイヤ。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記遠位端セクションがス
    テンレス鋼を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  11. 【請求項11】 前記コイルが超弾性合金を含む、請求
    項1に記載のガイドワイヤ。
  12. 【請求項12】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む、請求項11に記載のガイドワイヤ。
  13. 【請求項13】 前記コイルがステンレス鋼を含む、請
    求項1に記載のガイドワイヤ。
  14. 【請求項14】 前記超弾性管状編み組みがニッケルと
    チタンとの合金を含む、請求項1に記載のガイドワイ
    ヤ。
  15. 【請求項15】 前記接着剤がエポキシを含む、請求項
    1に記載のガイドワイヤ。
  16. 【請求項16】 前記ポリマー層が、NYLON、ポリエチ
    レン、ポリスチレン、ポリウレタン、およびポリエチレ
    ンテレフタレートの少なくとも1つを含む、請求項1に
    記載のガイドワイヤ。
  17. 【請求項17】 前記ポリマー層がポリエチレンテレフ
    タレートまたはポリウレタンを含む、請求項16に記載
    のガイドワイヤ。
  18. 【請求項18】 前記ポリマー層がポリウレタンであ
    る、請求項17に記載のガイドワイヤ。
  19. 【請求項19】 前記ポリマー層の少なくとも1部分が
    潤滑性ポリマー材料でコーティングされる、請求項16
    に記載のガイドワイヤ。
  20. 【請求項20】 前記潤滑性ポリマー材料が少なくとも
    1つの親水性ポリマーを含む、請求項19に記載のガイ
    ドワイヤ。
  21. 【請求項21】 前記ポリマー層がさらに、硫酸バリウ
    ム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、タングステンおよ
    びタンタルから選択される、放射線不透過性材料を含
    む、請求項16に記載のガイドワイヤ。
  22. 【請求項22】 前記ガイドワイヤがさらに、エポキシ
    を含む無外傷性遠位先端部を備える、請求項1に記載の
    ガイドワイヤ。
  23. 【請求項23】 前記エポキシが高温のビス-Aエピク
    ロロヒドリンエポキシド樹脂およびポリアミン-ポリア
    ミド硬化剤を含む、請求項15に記載のガイドワイヤ。
  24. 【請求項24】 さらにカテーテルシースを備える、請
    求項1に記載のガイドワイヤ。
  25. 【請求項25】 コアワイヤに適合させるために、管状
    超弾性合金編み組みの大きさを合わせる方法であって、
    以下の工程を包含する、方法: a)該管状超弾性合金編み組み内に該コアワイヤを配置
    する工程; b)該超弾性合金編み組みを該コアワイヤに強制的に適
    合させて、アセンブリを形成する工程; c)該アセンブリを華氏650度を上回る温度まで加熱す
    る工程; d)該アセンブリを室温まで冷却する工程;および e)該適合力を解放する工程。
  26. 【請求項26】 特定の寸法を有するコアワイヤに適合
    させるために、管状超弾性合金編み組みの大きさを合わ
    せる方法であって、以下の工程を包含する、方法: a)室温でコアワイヤと同じ寸法を有するマンドレルを
    覆って該管状超弾性合金編み組みを配置する工程; b)該マンドレルに該超弾性合金を強制的に適合させ
    て、アセンブリを形成する工程; c)該アセンブリを華氏650度を上回る温度まで加熱す
    る工程; d)該アセンブリを室温まで冷却する工程; e)該適合力を解放する工程; f)該超弾性合金編み組みを該マンドレルから取り除く
    工程;および g)該超弾性合金編み組みを該コアワイヤ上に強制的に
    配置して、アセンブリを形成する工程。
  27. 【請求項27】 カテーテルを身体管腔に案内するに適
    切なガイドワイヤであって、以下を備えるガイドワイ
    ヤ: a)近位セクション、中位セクション、遠位端セクショ
    ンを有する、細長い可撓性のあるワイヤコア; b)該遠位端セクションの少なくとも1部分を被覆し、
    かつ接着剤によって遠位的に該遠位端セクションに結合
    する、コイル; c)該中位セクションの少なくとも1部分を被覆し、か
    つ接着剤によって不完全な界面結合によって該ワイヤコ
    アに固定される、管状超弾性合金編み組み;および d)少なくとも該中位セクションおよび該遠位端セクシ
    ョンにわたって広がって被覆する、ポリマー層。
  28. 【請求項28】 前記ワイヤコアが超弾性合金を含む、
    請求項27に記載のガイドワイヤ。
  29. 【請求項29】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む、請求項28に記載ののガイドワイヤ。
  30. 【請求項30】 前記ワイヤコアがステンレス鋼を含
    む、請求項27に記載のガイドワイヤ。
  31. 【請求項31】 少なくとも前記中位セクションが超弾
    性合金を含む、請求項27に記載のガイドワイヤ。
  32. 【請求項32】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む請求項31に記載のガイドワイヤ。
  33. 【請求項33】 少なくとも前記中位セクションがステ
    ンレス鋼を含む、請求項27に記載のガイドワイヤ。
  34. 【請求項34】 少なくとも前記遠位端セクションが超
    弾性合金を含む、請求項27に記載のガイドワイヤ。
  35. 【請求項35】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む、請求項34に記載のガイドワイヤ。
  36. 【請求項36】 少なくとも前記遠位端セクションがス
    テンレス鋼を含む、請求項27に記載のガイドワイヤ。
  37. 【請求項37】 前記コイルが超弾性合金を含む、請求
    項27に記載のガイドワイヤ。
  38. 【請求項38】 前記超弾性合金がニッケルおよびチタ
    ンを含む、請求項37に記載のガイドワイヤ。
  39. 【請求項39】 前記コイルがステンレス鋼を含む、請
    求項27に記載のガイドワイヤ。
  40. 【請求項40】 前記超弾性管状編み組みがニッケルと
    チタンとの合金を含む、請求項27に記載のガイドワイ
    ヤ。
  41. 【請求項41】 前記接着剤がエポキシを含む、請求項
    27に記載のガイドワイヤ。
  42. 【請求項42】 前記ポリマー層が、NYLON、ポリエチ
    レン、ポリスチレン、ポリウレタンおよびポリエチレン
    テレフタレートの少なくとも1つを含む、請求項27に
    記載のガイドワイヤ。
  43. 【請求項43】 前記ポリマー層がポリエチレンテレフ
    タレートまたはポリウレタンを含む、請求項42に記載
    のガイドワイヤ。
  44. 【請求項44】 前記ポリマー層がポリウレタンであ
    る、請求項43に記載のガイドワイヤ。
  45. 【請求項45】 前記ポリマー層の少なくとも1部分が
    潤滑性ポリマー材料でコーティングされる、請求項42
    に記載のガイドワイヤ。
  46. 【請求項46】 前記潤滑性ポリマー材料が少なくとも
    1つの親水性ポリマーを含む、請求項45に記載のガイ
    ドワイヤ。
  47. 【請求項47】 前記ポリマー層がさらに、硫酸バリウ
    ム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、タングステンおよ
    びタンタルから選択される放射線不透過性材料を含む、
    請求項42に記載のガイドワイヤ。
  48. 【請求項48】 前記ガイドワイヤがさらに、エポキシ
    を含む無外傷性遠位先端部を備える、請求項27に記載
    のガイドワイヤ。
  49. 【請求項49】 前記エポキシが、高温のビス-Aエピ
    クロロヒドリンエポキシド樹脂およびポリアミン-ポリ
    アミド硬化剤を含む、請求項41に記載のガイドワイ
    ヤ。
  50. 【請求項50】 さらにカテーテルシースを備える、請
    求項27に記載のガイドワイヤ。
  51. 【請求項51】 カテーテルを身体管腔内に案内するに
    適切なガイドワイヤであって、以下を備えるガイドワイ
    ヤ: a)細長い可撓性のあるワイヤコア; b)該ワイヤコアの少なくとも1部分を被覆し、かつ接
    着剤によって不完全な界面結合によって該ワイヤコアに
    固定される、管状超弾性合金編み組み;および c)少なくとも該管状超弾性合金編み組みにわたって広
    がって被覆する、ポリマー層。
  52. 【請求項52】 前記ワイヤコアが超弾性合金を含む、
    請求項51に記載のガイドワイヤ。
  53. 【請求項53】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む、請求項52に記載のガイドワイヤ。
  54. 【請求項54】 前記ワイヤコアがステンレス鋼を含
    む、請求項51に記載のガイドワイヤ。
  55. 【請求項55】 前記超弾性管状編み組みがニッケルと
    チタンとの合金を含む、請求項51に記載のガイドワイ
    ヤ。
  56. 【請求項56】 前記接着剤がエポキシを含む、請求項
    51に記載のガイドワイヤ。
  57. 【請求項57】 前記ポリマー層が、NYLON、ポリエチ
    レン、ポリスチレンポリウレタンおよびポリエチレンテ
    レフタレートの少なくとも1つを含む、請求項51に記
    載のガイドワイヤ。
  58. 【請求項58】 前記ポリマー層がポリエチレンテレフ
    タレートまたはポリウレタンを含む、請求項57に記載
    のガイドワイヤ。
  59. 【請求項59】 前記ポリマー層がポリウレタンであ
    る、請求項58に記載のガイドワイヤ。
  60. 【請求項60】 前記ポリマー層の少なくとも1部分
    が、潤滑性ポリマー層でコーティングされる、請求項5
    1に記載のガイドワイヤ。
  61. 【請求項61】 前記潤滑性ポリマー材料が少なくとも
    1つの親水性ポリマーを含む、請求項60に記載のガイ
    ドワイヤ。
  62. 【請求項62】 前記ポリマー層がさらに、硫酸バリウ
    ム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、タングステンおよ
    びタンタルから選択される放射線不透過性材料を含む、
    請求項57に記載のガイドワイヤ。
  63. 【請求項63】 前記エポキシが、高温のビス-Aエピ
    クロロヒドリンエポキシド樹脂および、ポリアミン−ポ
    リアミド硬化剤を含む、請求項56に記載のガイドワイ
    ヤ。
  64. 【請求項64】 さらにカテーテルシースを備える、請
    求項51に記載のガイドワイヤ。
  65. 【請求項65】 前記ワイヤコアがステンレス鋼と超弾
    性合金との複合体を含む、請求項51に記載のガイドワ
    イヤ。
  66. 【請求項66】 前記超弾性合金がニッケルとチタンと
    の合金を含む、請求項65に記載のガイドワイヤ。
  67. 【請求項67】 前記ガイドワイヤがさらにエポキシを
    含む無外傷性の遠位先端部を備える、請求項51に記載
    のガイドワイヤ。
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