JPH1067042A - 肉厚成形体の押出成形方法および押出成形装置 - Google Patents

肉厚成形体の押出成形方法および押出成形装置

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JPH1067042A
JPH1067042A JP8228670A JP22867096A JPH1067042A JP H1067042 A JPH1067042 A JP H1067042A JP 8228670 A JP8228670 A JP 8228670A JP 22867096 A JP22867096 A JP 22867096A JP H1067042 A JPH1067042 A JP H1067042A
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JP
Japan
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sizing die
head
thermoplastic polyimide
extrusion molding
molded body
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Pending
Application number
JP8228670A
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English (en)
Inventor
Fumio Oshino
富美雄 押野
Eisuke Yamaki
英輔 山木
Takuya Hagiwara
▲琢▼也 萩原
Shigeru Yano
滋 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性ポリイミドの肉厚成形品を得る押出
成形方法およびこれに用いる押出成形装置を提供する。 【解決手段】 溶融した熱可塑性ポリイミドを押出機5
より吐出した後、冷却、賦形を行なう際に、押出成形用
ダイ装置6のサイジングダイ9を0〜50℃に保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉厚成形体の押出
成形方法およびこれに用いる押出成形装置に関する。詳
しくは、熱可塑性ポリイミドの肉厚成形体、例えば丸
棒、平板、パイプ等の押出成形方法およびこれに用いる
押出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、肉厚の大きい樹脂成形体の押
出成形には、ホッパーから押出機に供給された樹脂を、
押出機の先端部に設けたヘッドと該ヘッドに直接連結さ
れた冷却ゾーンを備えたサイジングダイによって成形
し、成形体を引取機で押さえてブレーキをかけ、加圧し
た状態で賦形を行う方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、耐熱性が優れ、
加工温度の高いスーパーエンジニアリングプラスチック
により肉厚の大きい樹脂成形体を押出成形する場合は、
該樹脂成形体に大きな熱ひずみを残さないため、ヘッド
に直接連結されたサイジングダイは一般に100℃以上
に保たれる。しかし、熱可塑性ポリイミドの場合、加工
温度が350℃以上と高く、サイジングダイを100℃
以上に保って徐冷すると、サイジングダイ内部に該樹脂
が付着しやすくなるため、成形体の表面の荒れがひどく
なる場合が多く、品質の良い成形体を得ることが難しか
った。また、肉厚の厚いものは、特に難しく、厚みが4
0mm以上になると成形体表面の荒れがひどくなるばか
りでなく、成形体内部に割れが発生することが多かっ
た。
【0004】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その課題とするところは、表面状
態が平滑であり、かつ内部に割れが存在しない熱可塑性
ポリイミドの肉厚成形体を得ることのできる押出成形方
法およびこれに用いる押出成形装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した課
題を解決するために鋭意検討した結果、押出機より吐出
される溶融した熱可塑性ポリイミドまたは熱可塑性ポリ
イミドを基材とした材料の冷却、賦形を行う際に、押出
機の先端部に設けたヘッドに連結されたサイジングダイ
を50℃以下に保つこと、およびサイジングダイとヘッ
ドを断熱材を介して連結すれば、表面が荒れることなく
良好な肉厚成形体を得ることを見いだした。
【0006】また、肉厚成形体の厚さが40mm以上の
場合、330℃における半結晶化時間が5分以上である
熱可塑性ポリイミドあるいは熱可塑性ポリイミドを基材
とした材料を用いると、成形体全体が非晶状態に保たれ
るため、内部割れを生じること無く良好な肉厚成形体を
得ることを見いだした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0008】図1は、樹脂成形体の押出成形装置を示す
全体概略断面図であり、図2は図1に示す押出成形用ダ
イ装置の断面図である。
【0009】図1および図2に示すように、樹脂成形体
の押出成形装置は、外周壁にホッパー1と加熱装置2を
備えたシリンダー3と該シリンダー3内に回転可能に挿
入されホッパー1から供給される樹脂を溶融混練するス
クリュー4とを有する押出機5と、該押出機5の先端部
に連結される押出成形用ダイ装置6と、該押出成形用ダ
イ装置6の前方に設けられ成形体を押さえてブレーキを
かけ、加圧した状態で賦形を行う引取ロール7などの引
取機とから構成されている。
【0010】前記押出成形用ダイ装置6は、押出機1の
先端部を構成し溶融樹脂を供給するヘツド8に連結され
該ヘッド8からの溶融樹脂を冷却するサイジングダイ9
と、該サイジングダイ9と前記ヘッド8の間に設けられ
ている断熱材10とから構成される。
【0011】必要に応じて、サイジングダイ9の下流側
に、外部に冷却装置13を有し、内部に成形体の樹脂通
路14を有する他の冷却ダイ15を連結して成形体の冷
却を強化することもできる。
【0012】前記サイジングダイ9は筒状体で、その内
部に成形体の樹脂通路11を有し、該樹脂通路11の周
囲には水冷ジャケットなどの冷却ゾーン12を有してい
る。断熱材10としては、熱伝導度が0.01〜1kc
al/m・hr・℃(0.01〜1.16W/m・
K)、好ましくは0.03〜0.3kcal/m・hr
・℃(0.03〜0.35W/m・K)のものがよい。
具体的には石綿、ロックウール、セラミックファイバー
等の耐熱性の高い材料を基材としてシートの形状に成形
したものが好ましい。シートの厚みは通常0.1〜5m
mである。
【0013】次に、上述した押出成形装置の作用につい
て説明する。
【0014】ホッパー1から押出機5に熱可塑性ポリイ
ミドまたは熱可塑性ポリイミドを基材とした材料を供給
する。押出機5の先端部に連結されたヘッド8から押し
出された溶融樹脂は冷却されたサイジングダイ9の内面
に触れることによって急冷され固化する。この場合、結
晶化速度が比較的遅い結晶性樹脂では冷却速度が速すぎ
るため、その一部または全部が非晶状態のままであった
り、場所によって結晶化度が異なったりしている。
【0015】成形体の成形条件は通常、押出機5のシリ
ンダー末端で390〜450℃、サイジングダイ9で0
〜50℃である。ヘッド8は通常300℃以上で温度調
節する。上述したように、ヘッド8とサイジングダイ9
とは断熱材10を介して連結されているので、サイジン
グダイ9の温度が下がってもへッド8の温度が下がらな
い。断熱材10がない場合、サイジングダイ9の温度が
下がることによってへッド8の温度が成形中の樹脂の固
化温度以下に下がり、該樹脂がヘッド壁面に付着して、
成形が困難になる。
【0016】サイジングダイ9の冷却ゾーン12の内部
には通常0〜50℃に保たれた水や油等の冷媒が流れて
いるため、ヘッド8から吐出された溶融樹脂はサイジン
グダイ壁面に付着することなく、固化され、表面が荒れ
ることなく、成形することができる。
【0017】成形体の肉厚が40mm以上になると、サ
イジングダイ9を50℃以下に冷却しても、成形体内部
の冷却に長い時間を要する。成形体の肉厚は通常60m
mまで可能である。
【0018】成形体の厚さが40mm以上の場合、33
0℃における半結晶化時間が5分未満の熱可塑性ポリイ
ミドあるいは熱可塑性ポリイミドを基材とした材料を用
いると、成形体表面は非晶状態であるにもかかわらず、
成形体内部のみが結晶化してしまい、表面と内部の収縮
率の違いから、内部に割れを生ずる。これに対して、3
30℃における半結晶化時間が5分以上である熱可塑性
ポリイミドあるいは熱可塑性ポリイミドを基材とした材
料を用いると、成形体全体が非晶状態に保たれるため、
内部割れを生じること無く良好な肉厚成形体を得ること
ができる。
【0019】なお、サイジングダイ9の下流側に加熱を
目的とした結晶化ダイ(図示していない)を取りつけれ
ば、以上のようにして得られた非晶状態の成形体を結晶
化させることができる。
【0020】ここで330℃における半結晶化時間の測
定手順は次のとおりである。 (1)試料約10mgを秤量して、室温(R.T.)か
ら410℃まで160℃/minで昇温する。雰囲気は
窒素気流(20cc/min)とする。 (2)試料を410℃で10min保持し、試料を完全
溶解させる。 (3)試料を160℃/minで330℃まで冷却す
る。結晶化が始まると、発熱現象が観察される。330
℃になってから発熱量が最高値に達するまでの時間を半
結晶化時間と見なす。使用する機器はパーキン・エルマ
ー社(PERKIN-ELMER)DSC−2C型装置である。
【0021】熱可塑性ポリイミドは、例えば三井東圧化
学(株)製のポリイミドおよびポリイミドを基材とした
材料を指す。熱可塑性ポリイミドを基材とした材料と
は、熱可塑性ポリイミドに、炭素繊椎、炭素粉末等の各
種充填剤、各種エンジニアリングプラスチック、可塑
剤、滑剤等の各種添加剤を押出機等でブレンドした材料
を指す。
【0022】
【実施例】次に本発明による押出成形装置を用いた実施
例を以下に示す。
【0023】(実施例1)直径25mm、L/D=25
のスクリュー4を有する押出機5の先端部に設けたヘッ
ド8にサイジングダイ9(樹脂通路の内径50mm、長
さ5cm)を断熱材10を介して連結し、サイジングダ
イ9の内面が20℃になるように冷却水を流し、押出成
形用ダイ装置6の前方に引取ロール7を配置した。断熱
材10としては、石綿を基材としたニチアス(株)製の
シート(製品名:ジョイントシート1000)を用い
た。ホッパー1より熱可塑性ポリイミドペレット(三井
東圧化学社製 製品名:オーラム グレードPL50
0、半結晶化時間6分)を供給した。表1に示す押出条
件で、この押出成形用ダイ装置6を用いて直径50mm
の丸棒を押し出した。結果を表2に示す。
【0024】(実施例2)実施例1と同じ設備を用い、
材料に熱可塑性ポリイミドの炭素繊維強化品(三井東圧
化学社製 製品名:オーラム グレードJCN403
0、半結晶化時間6分)を用いて、実施例1と同じ条件
で、同様の押出を行った。結果を表2に示す。
【0025】(実施例3)実施例1とサイジングダイ9
のサイズのみを変えた(樹脂通路の内径30mm、長さ
5cm)設備を用いた。材料に半結晶化時問の短い熱可
塑性ポリイミドの炭素繊維強化品(三井東圧化学社製
製品名:オーラム グレードJCN3030、半結晶化
時間4分)を用いて、表1の条件で同様の押出を行い、
直径30mmの丸棒を押し出した。結果を表2に示す。
【0026】(比較例1)実施例1と同じ設備を用い、
サイジングダイ9に150℃に温度調節した油を流した
以外は実施例1と同じ条件で同じ材料を用いて、同様の
押出を行った。結果を表2に示す。
【0027】(比較例2)ヘッド8とサイジングダイ9
間に断熱材10を設けないこと以外は、実施例1と同じ
設備を用い、実施例1と同じ材料を用いて、実施例1と
同じ押出条件で同様の押出を行った。結果を表2に示
す。
【0028】(比較例3)実施例1と同じ設備を用い、
材料に半結晶化時間の短い熱可塑性ポリイミドの炭素繊
維強化品(三井東圧株式会社製 製品名:オーラム グ
レードJCN3030、半結晶化時間4分)を用いて、
実施例1と同じ条件で同様の押出を行った。結果を表2
に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】 注)平 滑:表面突起の平均高さ 0.5mm以下 でこぼこ:表面突起の平均高さ 5.0mm以上 割れあり:縦断面、横断面とも目視で割れが確認され
る。 割れなし:縦断面、横断面とも目視で割れが確認されな
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、押出機より吐出される溶
融した熱可塑性ポリイミドの冷却、賦形を行う際に、押
出機の先端部に設けたヘッドに連結されたサイジングダ
イを50℃以下に保つことによって熱可塑性ポリイミ
ド、あるいは熱可塑性ポリイミドを基材とした材料から
品質の良好な肉厚成形品を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂成形体の押出成形装置を示す
全体概略図である。
【図2】図1に示す押出成形用ダイ装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 加熱装置 3 シリンダー 4 スクリュー 5 押出機 6 押出成形用ダイ装置 7 引取ロール(引取機) 8 ヘッド 9 サイジングダイ 10 断熱材 11、15 樹脂通路 12 冷却ゾーン 13 冷却装置 14 樹脂通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 滋 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形用ダイ装置から熱可塑性ポリイ
    ミドまたは熱可塑性ポリイミドを基材とした材料を押し
    だして肉厚成形体を成形する押出成形方法において、押
    出成形用ダイ装置のサイジングダイを0〜50℃の範囲
    に保って成形することを特徴とする肉厚成形体の押出成
    形方法。
  2. 【請求項2】 肉厚成形体の厚さが40mm以上の場
    合、330℃における半結晶化時間が5分以上である熱
    可塑性ポリイミドまたは熱可塑性ポリイミドを基材とし
    た材料を用いることを特徴とする請求項1に記載の肉厚
    成形体の押出成形方法。
  3. 【請求項3】 押出成形用ダイ装置から熱可塑性ポリイ
    ミドまたは熱可塑性ポリイミドを基材とした材料を押し
    だして肉厚成形体を成形する押出成形装置において、押
    出成形用ダイ装置が押出機の先端部を構成するヘッドに
    連結され0〜50℃の範囲に保って成形するサイジング
    ダイからなることを特徴とする肉厚成形体の押出成形装
    置。
  4. 【請求項4】 サイジングダイとへッドが断熱材を介し
    て連結されることを特徴とする請求項3に記載の肉厚成
    形体の押出成形装置。
  5. 【請求項5】 断熱材の熱伝導度が0.01〜1kca
    l/m・hr・℃であることを特徴とする請求項4に記
    載の肉厚成形体の押出成形装置。
JP8228670A 1996-08-29 1996-08-29 肉厚成形体の押出成形方法および押出成形装置 Pending JPH1067042A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009000166A1 (fr) * 2007-06-28 2008-12-31 Guangzhou Baiyun Chemical Industry Co., Ltd. Machine et procédé de production continue d'une bande d'isolation thermique
JP6788130B1 (ja) * 2019-04-10 2020-11-18 日本碍子株式会社 押出成形機、及びセラミックス成形体の製造方法

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WO2009000166A1 (fr) * 2007-06-28 2008-12-31 Guangzhou Baiyun Chemical Industry Co., Ltd. Machine et procédé de production continue d'une bande d'isolation thermique
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