JPH1067199A - 転写シート基材の剥離を容易にした転写方法 - Google Patents
転写シート基材の剥離を容易にした転写方法Info
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- JPH1067199A JPH1067199A JP24396796A JP24396796A JPH1067199A JP H1067199 A JPH1067199 A JP H1067199A JP 24396796 A JP24396796 A JP 24396796A JP 24396796 A JP24396796 A JP 24396796A JP H1067199 A JPH1067199 A JP H1067199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写シートを用いて長尺状の被転写体に転写
したとき、被転写体にバリが生じて、後工程でバリ取り
工程が必要となり、作業能率に問題が生じる。 【解決手段】 長尺状の被転写体2の幅L2 より少し広
幅の転写シート1を、被転写体の両サイドにはみ出し部
分dが生じるように、接着剤層を介して被転写体に接着
する。次に、被転写体に積層した転写シート1の両側に
押さえ治具3を押しつけて、転写シートのはみ出し部分
dを被転写体表面に対して垂直に折り曲げ、更に被転写
体2を流れ方向に移動させながら、転写シート1に被転
写体2の長手方向に折り曲げ部を形成する。上記のよう
に転写シート1に折り曲げ部を形成した後、転写シート
1の基材を剥離することにより、全くバリが発生せず、
バリ取り工程が不要になる。
したとき、被転写体にバリが生じて、後工程でバリ取り
工程が必要となり、作業能率に問題が生じる。 【解決手段】 長尺状の被転写体2の幅L2 より少し広
幅の転写シート1を、被転写体の両サイドにはみ出し部
分dが生じるように、接着剤層を介して被転写体に接着
する。次に、被転写体に積層した転写シート1の両側に
押さえ治具3を押しつけて、転写シートのはみ出し部分
dを被転写体表面に対して垂直に折り曲げ、更に被転写
体2を流れ方向に移動させながら、転写シート1に被転
写体2の長手方向に折り曲げ部を形成する。上記のよう
に転写シート1に折り曲げ部を形成した後、転写シート
1の基材を剥離することにより、全くバリが発生せず、
バリ取り工程が不要になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写シートを用い
て建材用部材等を製造する転写方法に関するもので、特
に、長尺状物への転写工程において、被転写体にバリが
生じないように、転写シート基材を容易に剥離できるよ
うにした転写方法である。
て建材用部材等を製造する転写方法に関するもので、特
に、長尺状物への転写工程において、被転写体にバリが
生じないように、転写シート基材を容易に剥離できるよ
うにした転写方法である。
【0002】
【従来の技術】従来、転写シートを用いて建材用部材等
を製造する場合、転写後の剥離性を良くするために、転
写シートの剥離層、或いは離型層中にシリコーン等の剥
離強度を低下させる剥離強度調整剤を添加していた。し
かし、この場合、転写シートの製造条件のバラツキ、即
ち、印刷速度、乾燥温度等の条件を同一に設定しても、
印刷中の微妙な条件変化、例えば、溶剤の揮発状態、乾
燥温度の変化等により、同一ロットの製品でも剥離強度
にバラツキが生じる。
を製造する場合、転写後の剥離性を良くするために、転
写シートの剥離層、或いは離型層中にシリコーン等の剥
離強度を低下させる剥離強度調整剤を添加していた。し
かし、この場合、転写シートの製造条件のバラツキ、即
ち、印刷速度、乾燥温度等の条件を同一に設定しても、
印刷中の微妙な条件変化、例えば、溶剤の揮発状態、乾
燥温度の変化等により、同一ロットの製品でも剥離強度
にバラツキが生じる。
【0003】剥離強度が低くなり過ぎると、被転写体の
転写領域の周辺に、本来であれば転写領域と非転写領域
との境界で破断し、シート基材側に残留してこれと共に
除去されるべき転写層が、一部断片的に残留し、所謂箔
バリ(以下単にバリという)を生じてしまうことが多か
った。従って、転写条件を一定にしても、被転写体にバ
リが発生しなくすることは困難であった。
転写領域の周辺に、本来であれば転写領域と非転写領域
との境界で破断し、シート基材側に残留してこれと共に
除去されるべき転写層が、一部断片的に残留し、所謂箔
バリ(以下単にバリという)を生じてしまうことが多か
った。従って、転写条件を一定にしても、被転写体にバ
リが発生しなくすることは困難であった。
【0004】或いは、転写層を脆くして、バリを出にく
くさせるため、特開平6ー179283号公報等に開示
されているように、転写層に微粒子のシリカ等を添加す
ることも試みられた。しかし、微粒子シリカの添加によ
り、インキの粘性が増加し、印刷適性が変わったり、転
写層の耐摩耗性等の表面物性が低下する等の欠点が生じ
た。
くさせるため、特開平6ー179283号公報等に開示
されているように、転写層に微粒子のシリカ等を添加す
ることも試みられた。しかし、微粒子シリカの添加によ
り、インキの粘性が増加し、印刷適性が変わったり、転
写層の耐摩耗性等の表面物性が低下する等の欠点が生じ
た。
【0005】また、転写シートの基材に用いられるポリ
エチレンテレフタレート(以下PETとする)フィルム
に設けられる剥離層中に、PET原反との剥離を重く
し、転写層の転写領域と非転写領域との境界に、基材剥
離時の剪断応力を増やし、バリを防ぐために、剥離強度
を増大させる剥離強度調整剤としてポリエステル樹脂が
添加される。この場合、剥離強度が転写時の加工温度に
より変化し、転写温度が高いと剥離が重くなり過ぎて、
転写温度によっては、PET基材と剥離層に焼き付きが
生じることがある。
エチレンテレフタレート(以下PETとする)フィルム
に設けられる剥離層中に、PET原反との剥離を重く
し、転写層の転写領域と非転写領域との境界に、基材剥
離時の剪断応力を増やし、バリを防ぐために、剥離強度
を増大させる剥離強度調整剤としてポリエステル樹脂が
添加される。この場合、剥離強度が転写時の加工温度に
より変化し、転写温度が高いと剥離が重くなり過ぎて、
転写温度によっては、PET基材と剥離層に焼き付きが
生じることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】転写後に被転写体にバ
リが残る場合は、バリ取り工程が必要となり、後加工時
の障害となる。バリ取り工程において、バリが生じた端
部を擦る場合、製品自体に傷つける可能性があり、細心
の注意が必要であり、作業能率に問題が生じる。また、
バリ取り機を使用する場合は、発生したバリが脆い場合
は除去し易いが、バリが薄くて柔軟性があり、強度が強
い場合は、バリ取りブラシでも取り除くことは不可能と
なる。
リが残る場合は、バリ取り工程が必要となり、後加工時
の障害となる。バリ取り工程において、バリが生じた端
部を擦る場合、製品自体に傷つける可能性があり、細心
の注意が必要であり、作業能率に問題が生じる。また、
バリ取り機を使用する場合は、発生したバリが脆い場合
は除去し易いが、バリが薄くて柔軟性があり、強度が強
い場合は、バリ取りブラシでも取り除くことは不可能と
なる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、長尺状の被転写体への転写方法を以下のようにし
た。基材上に少なくとも装飾層を含む転写層を有する転
写シートを用いて長尺状の被転写体に転写する工程にお
いて、該長尺状の被転写体の幅より広幅の転写シート
を、長尺状の被転写体の片面又は両面に積層する工程
と、該積層体を加圧、或いは加熱と加圧により転写シー
トを被転写体に接着する工程と、被転写体に積層されて
いる転写シートの被転写体の幅より広幅の部分を、長尺
状の被転写体の長手方向に対して垂直方向に折り曲げる
工程と、その後転写シート基材を剥離する工程と、から
なることを特徴とする転写シート基材の剥離を容易にし
た転写方法とした。
め、長尺状の被転写体への転写方法を以下のようにし
た。基材上に少なくとも装飾層を含む転写層を有する転
写シートを用いて長尺状の被転写体に転写する工程にお
いて、該長尺状の被転写体の幅より広幅の転写シート
を、長尺状の被転写体の片面又は両面に積層する工程
と、該積層体を加圧、或いは加熱と加圧により転写シー
トを被転写体に接着する工程と、被転写体に積層されて
いる転写シートの被転写体の幅より広幅の部分を、長尺
状の被転写体の長手方向に対して垂直方向に折り曲げる
工程と、その後転写シート基材を剥離する工程と、から
なることを特徴とする転写シート基材の剥離を容易にし
た転写方法とした。
【0008】即ち、転写層として最低限印刷模様等の装
飾層を有する転写シートを用いて、長尺状の被転写体に
転写するする工程において、転写シートの幅を長尺状の
被転写体の幅より少し広幅にして、加圧、或いは加熱と
加圧により接着剤を介して被転写体に接着した後、被転
写体に積層されている転写シートの広幅部分を、長尺状
の被転写体の長手方向に対して垂直方向に所定の角度に
折り曲げることにより、転写層に応力が集中して折り目
がつき、転写シート基材を剥離するときに、転写層は折
り目から切れて、被転写体にバリが生じなくなるように
したものである。
飾層を有する転写シートを用いて、長尺状の被転写体に
転写するする工程において、転写シートの幅を長尺状の
被転写体の幅より少し広幅にして、加圧、或いは加熱と
加圧により接着剤を介して被転写体に接着した後、被転
写体に積層されている転写シートの広幅部分を、長尺状
の被転写体の長手方向に対して垂直方向に所定の角度に
折り曲げることにより、転写層に応力が集中して折り目
がつき、転写シート基材を剥離するときに、転写層は折
り目から切れて、被転写体にバリが生じなくなるように
したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にしながら本発
明を詳細に説明する。図1は本発明の転写方法を示す模
式平面図であり、図2は本発明の転写方法を示す模式断
面図である。図3は本発明の転写方法により、転写シー
トを被転写体の片面に転写するときの説明図である。図
4は本発明の転写方法により、転写シートを被転写体の
両面に転写するときの説明図である。
明を詳細に説明する。図1は本発明の転写方法を示す模
式平面図であり、図2は本発明の転写方法を示す模式断
面図である。図3は本発明の転写方法により、転写シー
トを被転写体の片面に転写するときの説明図である。図
4は本発明の転写方法により、転写シートを被転写体の
両面に転写するときの説明図である。
【0010】本発明は、先ず、公知の技術により転写シ
ートを作製する。例えば、図3(a)に示すように、シ
ート状の基材11に転写層として、剥離層12、装飾層
13及び接着剤層14を順次積層して転写シート1を作
製する。次に、図3(b)に示すように、前記転写シー
ト1の接着剤層14面を被転写体2に重ね合わせ、公知
の転写方法に従って、加圧、或いは加熱と加圧を行って
転写シート1を被転写体2に完全に接着させる。
ートを作製する。例えば、図3(a)に示すように、シ
ート状の基材11に転写層として、剥離層12、装飾層
13及び接着剤層14を順次積層して転写シート1を作
製する。次に、図3(b)に示すように、前記転写シー
ト1の接着剤層14面を被転写体2に重ね合わせ、公知
の転写方法に従って、加圧、或いは加熱と加圧を行って
転写シート1を被転写体2に完全に接着させる。
【0011】転写シート1を長尺状の被転写体2に接着
させる際、図1に示すように、転写シート1の幅L
1 は、被転写体2の幅L2 より少し広幅にして、被転写
体2の両サイドにはみ出し部分dが生じるようにする。
はみ出し部分dの幅は、2〜10mm程度がよく、2m
m未満では、後にこの部分を折り曲げるときに安定して
折り曲げることが困難となり、10mmを超えると、転
写シートが無駄になるばかりでなく、はみ出し部が不必
要に折れ曲がったりして作業性が悪くなる。
させる際、図1に示すように、転写シート1の幅L
1 は、被転写体2の幅L2 より少し広幅にして、被転写
体2の両サイドにはみ出し部分dが生じるようにする。
はみ出し部分dの幅は、2〜10mm程度がよく、2m
m未満では、後にこの部分を折り曲げるときに安定して
折り曲げることが困難となり、10mmを超えると、転
写シートが無駄になるばかりでなく、はみ出し部が不必
要に折れ曲がったりして作業性が悪くなる。
【0012】次に、図1に示すように、前記転写シート
1を積層した被転写体2の両サイドに押え治具3を押し
つけて、転写シートのはみ出し部分dを、図2に示すよ
うに、被転写体表面に対して上の方(被転写体の側面か
ら離れる方向)に垂直に折り曲げ、被転写体2を移動さ
せながら、転写シートのはみ出し部分dを被転写体2の
側面に沿って折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4
を形成する。
1を積層した被転写体2の両サイドに押え治具3を押し
つけて、転写シートのはみ出し部分dを、図2に示すよ
うに、被転写体表面に対して上の方(被転写体の側面か
ら離れる方向)に垂直に折り曲げ、被転写体2を移動さ
せながら、転写シートのはみ出し部分dを被転写体2の
側面に沿って折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4
を形成する。
【0013】押え治具3を被転写体2の側面に押しつけ
る際、転写シート1を押え治具3と被転写体2の間に挟
んで、間隙なしで押し圧されると摩擦によって転写シー
トが破断損傷してしまう。特に、押え治具3が、金属、
セラミックスのように硬質の場合、破断損傷を生じ易
い。これを防ぐために、押え治具3と被転写体2の間に
間隙Δxを設けて折り曲げ部4を形成する。その間隙Δ
xは、転写シートの厚さの2〜4倍にして行うのが好ま
しい。折り曲げ方向としては、被転写体表面に対して垂
直方向であれば、上下いずれでもよい。
る際、転写シート1を押え治具3と被転写体2の間に挟
んで、間隙なしで押し圧されると摩擦によって転写シー
トが破断損傷してしまう。特に、押え治具3が、金属、
セラミックスのように硬質の場合、破断損傷を生じ易
い。これを防ぐために、押え治具3と被転写体2の間に
間隙Δxを設けて折り曲げ部4を形成する。その間隙Δ
xは、転写シートの厚さの2〜4倍にして行うのが好ま
しい。折り曲げ方向としては、被転写体表面に対して垂
直方向であれば、上下いずれでもよい。
【0014】但し、図4(b)に示すように、はみ出し
部分dを被転写体の側面に接する方向に折り曲げたと
き、転写シート1の接着剤層14が感圧接着剤の場合、
押え治具3の押しつけ圧が強すぎると、転写シートが被
転写体のサイドに接着することになり、基材の剥離が困
難となり、本発明の目的を達成しなくなる。また、転写
シートの折り曲げ角度は、被転写体の被転写平面から測
った角度で、+45°〜+135°(転写シートを被転
写平面側へ曲げる場合)又は−45°〜−90°(転写
シートを被転写平面側から離れる方向に曲げる場合)が
好ましい。図2、図4(a)は折り曲げ角度+90°で
あり、図4(b)は折り曲げ角度−90°の例である。
部分dを被転写体の側面に接する方向に折り曲げたと
き、転写シート1の接着剤層14が感圧接着剤の場合、
押え治具3の押しつけ圧が強すぎると、転写シートが被
転写体のサイドに接着することになり、基材の剥離が困
難となり、本発明の目的を達成しなくなる。また、転写
シートの折り曲げ角度は、被転写体の被転写平面から測
った角度で、+45°〜+135°(転写シートを被転
写平面側へ曲げる場合)又は−45°〜−90°(転写
シートを被転写平面側から離れる方向に曲げる場合)が
好ましい。図2、図4(a)は折り曲げ角度+90°で
あり、図4(b)は折り曲げ角度−90°の例である。
【0015】転写シートを用いて、被転写体の両面に同
時に転写する場合も、本発明の転写方法を使用すること
ができる。即ち、図4(a)に示すように、被転写体2
の両面に転写シート1を接着し、押え治具3によって、
前述と同様に、転写シートのはみ出し部分dを、被転写
体2の側面に沿って上下(被転写体の側面から離れる方
向に)に折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4を形
成する。また、図4(b)に示すように、被転写体2の
両面に接着した転写シート1のはみ出し部分dを、押え
治具3によって、被転写体2の側面に接するように上下
に折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4を形成して
もよい。或いは、図示は略すが、被転写面のうち、一方
の面に接する転写シートを被転写面側に、そして、被転
写面のうち、他方の面に接する転写シートを被転写面か
ら遠ざかる側に折り曲げることもできる。
時に転写する場合も、本発明の転写方法を使用すること
ができる。即ち、図4(a)に示すように、被転写体2
の両面に転写シート1を接着し、押え治具3によって、
前述と同様に、転写シートのはみ出し部分dを、被転写
体2の側面に沿って上下(被転写体の側面から離れる方
向に)に折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4を形
成する。また、図4(b)に示すように、被転写体2の
両面に接着した転写シート1のはみ出し部分dを、押え
治具3によって、被転写体2の側面に接するように上下
に折り曲げて、転写シート1に折り曲げ部4を形成して
もよい。或いは、図示は略すが、被転写面のうち、一方
の面に接する転写シートを被転写面側に、そして、被転
写面のうち、他方の面に接する転写シートを被転写面か
ら遠ざかる側に折り曲げることもできる。
【0016】上記のように、折り曲げ部4を形成した転
写シート1は、図3(c)に示すように、基材11を剥
離することにより、被転写体2に接着剤層14を介し
て、装飾層13及び剥離層12を転写することができ
る。上記のように、転写シート1に折り曲げ部4を形成
することにより、転写層の転写領域と非転写領域との境
界に応力が集中して折り目がつき、転写シート基材を剥
離するときに、転写層は折り目から完全に切れて、被転
写体にバリが生じなくなる。従って、被転写体がブライ
ンド用のアルミ板のような長尺状被転写体でも、その両
サイドにバリが生じることなく、転写層をきれいに転写
することができる。
写シート1は、図3(c)に示すように、基材11を剥
離することにより、被転写体2に接着剤層14を介し
て、装飾層13及び剥離層12を転写することができ
る。上記のように、転写シート1に折り曲げ部4を形成
することにより、転写層の転写領域と非転写領域との境
界に応力が集中して折り目がつき、転写シート基材を剥
離するときに、転写層は折り目から完全に切れて、被転
写体にバリが生じなくなる。従って、被転写体がブライ
ンド用のアルミ板のような長尺状被転写体でも、その両
サイドにバリが生じることなく、転写層をきれいに転写
することができる。
【0017】転写シートに用いられる基材としては、公
知の熱可塑性樹脂をシート(フィルム)化したものが使
用される。例えば、 ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の熱
可塑性ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル(以下PVC
とする)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン
ー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体
ケン化物等のビニル重合体、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリメタクリル酸
メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル等のアクリル樹脂、ABS等のシートが使用される。
また、これらのシートのうちから2種以上のシートをを
積層したものも使用できる。
知の熱可塑性樹脂をシート(フィルム)化したものが使
用される。例えば、 ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の熱
可塑性ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル(以下PVC
とする)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン
ー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体
ケン化物等のビニル重合体、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリメタクリル酸
メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル等のアクリル樹脂、ABS等のシートが使用される。
また、これらのシートのうちから2種以上のシートをを
積層したものも使用できる。
【0018】基材として、耐熱性、印刷適性等を考慮す
るとPETフィルム又はPPフィルムが好ましい。基材
の厚さは9〜100μmの範囲で使用されるが、16〜
50μmが好ましい。9μm未満ではフィルムの強度が
不足する場合があり、100μm以上では、ロール転写
では熱伝導び折り曲げ適性が悪くなり、転写不良の原因
となることがある。
るとPETフィルム又はPPフィルムが好ましい。基材
の厚さは9〜100μmの範囲で使用されるが、16〜
50μmが好ましい。9μm未満ではフィルムの強度が
不足する場合があり、100μm以上では、ロール転写
では熱伝導び折り曲げ適性が悪くなり、転写不良の原因
となることがある。
【0019】離型層は、使用されるシート状基材の離型
性に応じて形成される。即ち、基材の離型性が悪い時に
は形成されるが、基材自体に離型性がある場合は省略さ
れる。離型層は転写時に、転写層との界面で剥離し、基
材と共に除去される。剥離層が存在する場合は、離型層
と剥離層との界面で剥離する。離型層としては、メラミ
ン、シリコーン、アミノアルキッド、ウレタン樹脂、尿
素樹脂、エポキシ等の樹脂を用いて基材にコーティング
し、厚さは0.1〜5.0μmの範囲で形成される。
性に応じて形成される。即ち、基材の離型性が悪い時に
は形成されるが、基材自体に離型性がある場合は省略さ
れる。離型層は転写時に、転写層との界面で剥離し、基
材と共に除去される。剥離層が存在する場合は、離型層
と剥離層との界面で剥離する。離型層としては、メラミ
ン、シリコーン、アミノアルキッド、ウレタン樹脂、尿
素樹脂、エポキシ等の樹脂を用いて基材にコーティング
し、厚さは0.1〜5.0μmの範囲で形成される。
【0020】また、離型層の剥離強度を調整するため
に、コーティング樹脂組成物にシリコーン、フッ素樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン等の樹脂を添加す
る場合もある。更に、転写後の表面の艶や表面テクスチ
ュアを調整するために、シリカ等の公知のマット剤を添
加したり、或いは所望の凹凸模様をエンボスする場合も
ある。
に、コーティング樹脂組成物にシリコーン、フッ素樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン等の樹脂を添加す
る場合もある。更に、転写後の表面の艶や表面テクスチ
ュアを調整するために、シリカ等の公知のマット剤を添
加したり、或いは所望の凹凸模様をエンボスする場合も
ある。
【0021】転写層は、基材或いは離型層上に形成され
る。転写層は通常、基材に近い側から順に剥離層、装飾
層、接着剤層となるが、これらのうち最小限必要なもの
は装飾層であり、その他の層は状況に応じて省略しても
よい。
る。転写層は通常、基材に近い側から順に剥離層、装飾
層、接着剤層となるが、これらのうち最小限必要なもの
は装飾層であり、その他の層は状況に応じて省略しても
よい。
【0022】剥離層としては、転写シートに用いられる
公知の樹脂が使用され、例えば、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合体、ブチラール樹脂等が使用され
る。剥離層には、転写後の表面滑性を出現させるため
に、添加剤として、ポリエチレンワックス、テフロンワ
ックス、カルバナワックス、パラフィンワックス等を添
加することがある。剥離層は、グラビアコート、ロール
コート、スクリーン印刷等公知のコーティング方法によ
り形成される。剥離層の厚さは通常1〜10μm程度で
ある。剥離層は転写層が基材(或いは離型層)からの剥
離性が十分であり、又、敢えて転写後の装飾層の表面に
保護層が不要の場合は省略できる。
公知の樹脂が使用され、例えば、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合体、ブチラール樹脂等が使用され
る。剥離層には、転写後の表面滑性を出現させるため
に、添加剤として、ポリエチレンワックス、テフロンワ
ックス、カルバナワックス、パラフィンワックス等を添
加することがある。剥離層は、グラビアコート、ロール
コート、スクリーン印刷等公知のコーティング方法によ
り形成される。剥離層の厚さは通常1〜10μm程度で
ある。剥離層は転写層が基材(或いは離型層)からの剥
離性が十分であり、又、敢えて転写後の装飾層の表面に
保護層が不要の場合は省略できる。
【0023】装飾層は、代表的には公知のバインダー樹
脂、顔料又は染料からなる着色剤、添加剤等で作られた
インキを使用して、用途に適合した絵柄模様を印刷によ
って形成される。インキのバインダーとしては、アクリ
ル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂より1種
又は2種以上の樹脂が選定される。印刷方法は特に限定
されず、従来のグラビア印刷、シルクスクリーン印刷、
オフセットグラビア印刷等が使用できるが、木目柄の印
刷にはグラビア印刷方式が好適である。印刷以外に装飾
層を形成する方法として、真空蒸着やスパッタリング等
による金属薄膜の形成等がある。また、装飾層の他に、
帯電防止層、赤外線遮断層、紫外線吸収層を設ける場合
がある。
脂、顔料又は染料からなる着色剤、添加剤等で作られた
インキを使用して、用途に適合した絵柄模様を印刷によ
って形成される。インキのバインダーとしては、アクリ
ル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂より1種
又は2種以上の樹脂が選定される。印刷方法は特に限定
されず、従来のグラビア印刷、シルクスクリーン印刷、
オフセットグラビア印刷等が使用できるが、木目柄の印
刷にはグラビア印刷方式が好適である。印刷以外に装飾
層を形成する方法として、真空蒸着やスパッタリング等
による金属薄膜の形成等がある。また、装飾層の他に、
帯電防止層、赤外線遮断層、紫外線吸収層を設ける場合
がある。
【0024】接着剤層としては、感熱接着剤或いは感圧
接着剤が使用され、感熱接着剤層としては、アクリル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹
脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴム等の熱可塑性樹
脂を用いた熱融着型のもの、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた熱硬化型
のものがある。
接着剤が使用され、感熱接着剤層としては、アクリル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹
脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴム等の熱可塑性樹
脂を用いた熱融着型のもの、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた熱硬化型
のものがある。
【0025】また、感圧接着剤としては、ゴム系樹脂、
アクリル系樹脂等を用いた粘着剤或いはマイクロカプセ
ル型接着剤が用いられる。上記接着剤の中より、被転写
体の材質や転写製品の用途等に応じて一種又は二種以上
の樹脂が選定される。これらの接着剤の塗工方法として
は、グラビアコーティング、ロールコーティング、コン
マコーティング、スクリーン印刷等公知のコーティング
方法が使用できる。但し、装飾層自体に十分な接着性が
ある場合、或いは、被転写体側に接着剤層を形成する場
合は転写層中の接着剤層は省略してもよい。
アクリル系樹脂等を用いた粘着剤或いはマイクロカプセ
ル型接着剤が用いられる。上記接着剤の中より、被転写
体の材質や転写製品の用途等に応じて一種又は二種以上
の樹脂が選定される。これらの接着剤の塗工方法として
は、グラビアコーティング、ロールコーティング、コン
マコーティング、スクリーン印刷等公知のコーティング
方法が使用できる。但し、装飾層自体に十分な接着性が
ある場合、或いは、被転写体側に接着剤層を形成する場
合は転写層中の接着剤層は省略してもよい。
【0026】被転写体としては、アルミニウム、鉄、チ
タン、銅等の金属板、ポリエステル、ABS、ポリ塩化
ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノ
ール樹脂等のプラスチックシート又はプラスチック板、
ガラス、陶磁器等のセラミック板、木材板(合板又は単
板)、突板、FRP板等の長尺の帯状物が使用される。
タン、銅等の金属板、ポリエステル、ABS、ポリ塩化
ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノ
ール樹脂等のプラスチックシート又はプラスチック板、
ガラス、陶磁器等のセラミック板、木材板(合板又は単
板)、突板、FRP板等の長尺の帯状物が使用される。
【0027】押え治具3は、金属、セラミックス、ゴ
ム、合成樹脂、木材等が用いられる。或いは、金属、セ
ラミックス、木材等の硬質材料の表面に紙、不織布、合
成樹脂シート等の軟質材料を被覆したものでもよい。転
写工程は、シリコーンゴムロール等で転写シートを加圧
することにより行う。感圧接着剤を用いる場合は加圧の
みで十分であるが、感熱接着剤を用いる場合は、シリコ
ーンゴムロールを加熱して押し圧するか、被転写体や転
写シートを余熱した後、ロールで加圧して、被転写体に
接着する。
ム、合成樹脂、木材等が用いられる。或いは、金属、セ
ラミックス、木材等の硬質材料の表面に紙、不織布、合
成樹脂シート等の軟質材料を被覆したものでもよい。転
写工程は、シリコーンゴムロール等で転写シートを加圧
することにより行う。感圧接着剤を用いる場合は加圧の
みで十分であるが、感熱接着剤を用いる場合は、シリコ
ーンゴムロールを加熱して押し圧するか、被転写体や転
写シートを余熱した後、ロールで加圧して、被転写体に
接着する。
【0028】
【実施例】以下、実施例に基づいて、更に本発明を詳細
に説明する。 (実施例1)図3(a)に示すように、基材11として
厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(東レ(株)製)を用い、このフィルムの片面
に、シリコーン剥離剤を含有するアクリル樹脂インキ
(昭和インク工業(株)製)を用いてグラビア印刷に
て、乾物として塗布量が1.0g/m2 になるようにし
て剥離層12を形成した。その剥離層12の上に、アク
リル樹脂と塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体の混合物を
バインダーとしたグラビアインキ(昭和インク工業
(株)製「BCT」)を用いて、木目柄をグラビア印刷
して装飾層13を形成した。更に、装飾層13の上に、
塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体系の接着剤(昭和イン
ク工業(株)製)を用いて、グラビアコート法にて乾燥
後の塗布量が1.0g/m2 になるように接着剤層14
を形成して、転写シート1を作製した。
に説明する。 (実施例1)図3(a)に示すように、基材11として
厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(東レ(株)製)を用い、このフィルムの片面
に、シリコーン剥離剤を含有するアクリル樹脂インキ
(昭和インク工業(株)製)を用いてグラビア印刷に
て、乾物として塗布量が1.0g/m2 になるようにし
て剥離層12を形成した。その剥離層12の上に、アク
リル樹脂と塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体の混合物を
バインダーとしたグラビアインキ(昭和インク工業
(株)製「BCT」)を用いて、木目柄をグラビア印刷
して装飾層13を形成した。更に、装飾層13の上に、
塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体系の接着剤(昭和イン
ク工業(株)製)を用いて、グラビアコート法にて乾燥
後の塗布量が1.0g/m2 になるように接着剤層14
を形成して、転写シート1を作製した。
【0029】次に、上記転写シートを用いて、下記のブ
ラインド用アルミ板に転写した。ブラインド用アルミ板
としては、厚さ:0.1mm、幅:75mm、長さ:1
000mmのサイズのものを使用した。先ず、図3
(b)に示すように、転写シート1を被転写体2のアル
ミ板に接着剤層14面を重ね合わせ、転写シート1の基
材11面より、加熱したシリコーンゴムロールによって
加熱及び加圧し、而る後に室温に冷却することにより、
転写シート1をアルミ板2に接着させた。転写シート1
をアルミ板2に接着させる際、図1に示すように、転写
シート1の幅L1 は、アルミ板の幅L2 (75mm)よ
り6mm大きい81mmとし、転写シートがアルミ板の
両サイドからはみ出した部分dを、それぞれ3mmとし
た。また、押え治具3と被転写体の間隙Δxは両側と
も、120μm(転写シートの総厚の4倍)とした。
ラインド用アルミ板に転写した。ブラインド用アルミ板
としては、厚さ:0.1mm、幅:75mm、長さ:1
000mmのサイズのものを使用した。先ず、図3
(b)に示すように、転写シート1を被転写体2のアル
ミ板に接着剤層14面を重ね合わせ、転写シート1の基
材11面より、加熱したシリコーンゴムロールによって
加熱及び加圧し、而る後に室温に冷却することにより、
転写シート1をアルミ板2に接着させた。転写シート1
をアルミ板2に接着させる際、図1に示すように、転写
シート1の幅L1 は、アルミ板の幅L2 (75mm)よ
り6mm大きい81mmとし、転写シートがアルミ板の
両サイドからはみ出した部分dを、それぞれ3mmとし
た。また、押え治具3と被転写体の間隙Δxは両側と
も、120μm(転写シートの総厚の4倍)とした。
【0030】次に、図1に示すように、被転写体に積層
した転写シート1の両側に押さえ治具3を押しつけて、
転写シートのはみ出し部分dを、被転写体の被転写面に
近づく方向に被転写体の被転写面と+90°の角度に折
り曲げ、転写シートを積層した被転写体2を図1に示す
ように、流れ方向に移動させながら、図2に示すよう
に、転写シートのはみ出し部分dを押え治具3によりア
ルミ板2の長手方向に折り曲げて、転写シート1に折り
曲げ部4を形成した。押え治具3としては、表面にフッ
素樹脂被膜した鉄製のものを使用した。転写シート1に
折り曲げ部4を形成した後、図3(c)に示すように、
上記被転写体に積層した転写シート1の基材11を剥離
した結果、全くバリを発生することなく剥離するとがで
き、バリ取り工程が不要になった。
した転写シート1の両側に押さえ治具3を押しつけて、
転写シートのはみ出し部分dを、被転写体の被転写面に
近づく方向に被転写体の被転写面と+90°の角度に折
り曲げ、転写シートを積層した被転写体2を図1に示す
ように、流れ方向に移動させながら、図2に示すよう
に、転写シートのはみ出し部分dを押え治具3によりア
ルミ板2の長手方向に折り曲げて、転写シート1に折り
曲げ部4を形成した。押え治具3としては、表面にフッ
素樹脂被膜した鉄製のものを使用した。転写シート1に
折り曲げ部4を形成した後、図3(c)に示すように、
上記被転写体に積層した転写シート1の基材11を剥離
した結果、全くバリを発生することなく剥離するとがで
き、バリ取り工程が不要になった。
【0031】(実施例2)実施例1と同様に転写シート
1を作製した。この転写シートを実施例1で使用したア
ルミ板2の両面に、実施例1と同様に、はみ出し部分d
を設けて接着した。次に、転写シート1のはみ出し部分
dを押せ治具3で押さえつけ、図4(b)に示すよう
に、はみ出し部分dをアルミ板2の側面に接するよう
に、上下に折り曲げて、転写シート1にアルミ板2の長
手方向に沿って折り曲げ部4を形成した。その後、実施
例1と同様に、転写シート1の基材11を剥離した結
果、全くバリを発生することなく剥離するとができ、バ
リ取り工程が不要になった。
1を作製した。この転写シートを実施例1で使用したア
ルミ板2の両面に、実施例1と同様に、はみ出し部分d
を設けて接着した。次に、転写シート1のはみ出し部分
dを押せ治具3で押さえつけ、図4(b)に示すよう
に、はみ出し部分dをアルミ板2の側面に接するよう
に、上下に折り曲げて、転写シート1にアルミ板2の長
手方向に沿って折り曲げ部4を形成した。その後、実施
例1と同様に、転写シート1の基材11を剥離した結
果、全くバリを発生することなく剥離するとができ、バ
リ取り工程が不要になった。
【0032】(比較例1)実施例1と同様に、転写シー
トを作製して、シリコーンゴムで加熱及び加圧してアル
ミ板に転写し、転写層を冷却後、はみ出し部分dの折り
曲げを行うことなく、従来の方法で転写シート1の基材
11を剥離したところ、アルミ板の転写面の両側面に著
しくバリが生じて、後工程としてバリ取り工程を必要と
した。
トを作製して、シリコーンゴムで加熱及び加圧してアル
ミ板に転写し、転写層を冷却後、はみ出し部分dの折り
曲げを行うことなく、従来の方法で転写シート1の基材
11を剥離したところ、アルミ板の転写面の両側面に著
しくバリが生じて、後工程としてバリ取り工程を必要と
した。
【0033】(比較例2)転写シートを作製する際、剥
離層にポリエステル系添加剤を添加した以外は、実施例
1と同様に、転写シート1を作製し、アルミ板2に転写
し、従来の方法で転写シートの基材11を剥離した。そ
の結果、転写温度や転写速度等の転写条件によって、バ
リの発生状態は異なり、バリが発生しない安定した転写
条件を得ることはできなかった。そのため、後工程とし
てバリ取り工程が必要であった。
離層にポリエステル系添加剤を添加した以外は、実施例
1と同様に、転写シート1を作製し、アルミ板2に転写
し、従来の方法で転写シートの基材11を剥離した。そ
の結果、転写温度や転写速度等の転写条件によって、バ
リの発生状態は異なり、バリが発生しない安定した転写
条件を得ることはできなかった。そのため、後工程とし
てバリ取り工程が必要であった。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷模様等の装飾層を有する転写シートを用いて、ブラ
インド用アルミ板のような長尺状の被転写体に転写する
場合、被転写体にバリが生じなくなる。即ち、転写シー
トの幅を長尺状の被転写体の幅より少し広幅にし、被転
写体の両サイドに転写シートのはみ出し部分が残るよう
に貼り合わせ、加熱、加圧により転写シートを接着剤を
介して被転写体に十分接着した後、被転写体に積層され
ている転写シートのはみ出し部分を、長尺状の被転写体
の表面に対して垂直に折り曲げることにより、転写層に
折り目がつき、転写シート基材を剥離するときに、転写
層は折り目から切れて、被転写体が長尺状の場合でもバ
リが生じなくなる。
印刷模様等の装飾層を有する転写シートを用いて、ブラ
インド用アルミ板のような長尺状の被転写体に転写する
場合、被転写体にバリが生じなくなる。即ち、転写シー
トの幅を長尺状の被転写体の幅より少し広幅にし、被転
写体の両サイドに転写シートのはみ出し部分が残るよう
に貼り合わせ、加熱、加圧により転写シートを接着剤を
介して被転写体に十分接着した後、被転写体に積層され
ている転写シートのはみ出し部分を、長尺状の被転写体
の表面に対して垂直に折り曲げることにより、転写層に
折り目がつき、転写シート基材を剥離するときに、転写
層は折り目から切れて、被転写体が長尺状の場合でもバ
リが生じなくなる。
【0035】また、ブラインド用アルミ板のような板状
の長尺状被転写体の場合は、長尺状被転写体の両面に転
写シートを接着し、前述と同様にして、転写シートのは
み出し部分を被転写体の側面に沿って上又は下に折り曲
げることにより、被転写体表裏の転写層に折り目がつ
き、転写シート基材を剥離するときに、転写層は折り目
から切れるので、バリを生じることなく、アルミ板の両
面に転写層をきれいに転写することができる。
の長尺状被転写体の場合は、長尺状被転写体の両面に転
写シートを接着し、前述と同様にして、転写シートのは
み出し部分を被転写体の側面に沿って上又は下に折り曲
げることにより、被転写体表裏の転写層に折り目がつ
き、転写シート基材を剥離するときに、転写層は折り目
から切れるので、バリを生じることなく、アルミ板の両
面に転写層をきれいに転写することができる。
【0036】そのため、転写後の後工程において、バリ
取り工程が必要でなくなるので、作業工程が短縮され、
生産能率の向上を図ることができる。また、転写層に添
加剤を添加する必要もないため、添加剤による転写層の
耐摩耗性物性の低下を起こすこともない。
取り工程が必要でなくなるので、作業工程が短縮され、
生産能率の向上を図ることができる。また、転写層に添
加剤を添加する必要もないため、添加剤による転写層の
耐摩耗性物性の低下を起こすこともない。
【図1】本発明の転写方法を示す模式平面図である。
【図2】本発明の転写方法を示す模式断面図である。
【図3】本発明の転写方法により転写シートを被転写体
の片面に転写するときの説明図であり、 (a) 転写シートの模式断面図である。 (b) 転写シートを被転写体に接着したときの模式断
面図である。 (c) 転写シートを被転写体に接着後、シート基材を
剥離するときの模式断面図である。
の片面に転写するときの説明図であり、 (a) 転写シートの模式断面図である。 (b) 転写シートを被転写体に接着したときの模式断
面図である。 (c) 転写シートを被転写体に接着後、シート基材を
剥離するときの模式断面図である。
【図4】本発明の転写方法により転写シートを被転写体
の両面に転写するときの説明図であり、 (a) 転写シートのはみ出し部分を被転写体の側面に
接しないように折り曲げて折り曲げ部を形成した図であ
る。 (b) 転写シートのはみ出し部分を被転写体の側面に
接するように折り曲げて折り曲げ部を形成した図であ
る。
の両面に転写するときの説明図であり、 (a) 転写シートのはみ出し部分を被転写体の側面に
接しないように折り曲げて折り曲げ部を形成した図であ
る。 (b) 転写シートのはみ出し部分を被転写体の側面に
接するように折り曲げて折り曲げ部を形成した図であ
る。
1 転写シート 2 被転写体(アルミ板) 3 押え治具 4 折り曲げ部 11 基材 12 剥離層 13 装飾層 14 接着剤層 L1 転写シートの幅 L2 被転写体の幅 d はみ出し部分 Δx 押え治具と被転写体の間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 基材上に少なくとも装飾層を含む転写層
を有する転写シートを用いて長尺状の被転写体に転写す
る工程において、該長尺状の被転写体の幅より広幅の転
写シートを、長尺状の被転写体の片面又は両面に積層す
る工程と、該積層体を加圧、或いは加熱と加圧により転
写シートを被転写体に接着する工程と、被転写体に積層
されている転写シートの被転写体の幅より広幅の部分
を、長尺状の被転写体の長手方向に対して垂直方向に折
り曲げる工程と、その後転写シート基材を剥離する工程
と、からなることを特徴とする転写シート基材の剥離を
容易にした転写方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24396796A JPH1067199A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写シート基材の剥離を容易にした転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24396796A JPH1067199A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写シート基材の剥離を容易にした転写方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1067199A true JPH1067199A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17111719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24396796A Withdrawn JPH1067199A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写シート基材の剥離を容易にした転写方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1067199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008116484A1 (de) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Demaxz Ag | Vorrichtung und verfahren zum aufbringen von auf einem film haftenden dekor auf ein mehrdimensionales objekt |
| KR20210074319A (ko) | 2018-12-26 | 2021-06-21 | 후지필름 가부시키가이샤 | 적층체 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP24396796A patent/JPH1067199A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008116484A1 (de) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Demaxz Ag | Vorrichtung und verfahren zum aufbringen von auf einem film haftenden dekor auf ein mehrdimensionales objekt |
| KR20210074319A (ko) | 2018-12-26 | 2021-06-21 | 후지필름 가부시키가이샤 | 적층체 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |