JPH1067886A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
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- JPH1067886A JPH1067886A JP9125434A JP12543497A JPH1067886A JP H1067886 A JPH1067886 A JP H1067886A JP 9125434 A JP9125434 A JP 9125434A JP 12543497 A JP12543497 A JP 12543497A JP H1067886 A JPH1067886 A JP H1067886A
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Abstract
性、高硬度性を両立し得るゴム組成物を提供することで
ある。 【解決手段】 ゴム成分100重量部に対して、高密度
ポリエチレンを2〜75重量部(うち架橋可能部分を有
する高密度ポリエチレンを20重量%以上含む)配合し
たゴム組成物、及びその製造方法において、複数のステ
ージに分けて混練する場合、最終ステージより前であっ
て、少なくとも一つのステージにおいて、混練物の最高
温度が配合したポリエチレンの融点より好ましくは10
℃以上高温であるようにしたものである。
Description
等に適したゴム組成物に関する。
つとして耐カット性がある。この特性は、悪路や建設現
場等、外傷を受けやすい路面において使用される際に特
に重要である。かかるトレッドの耐カット性を改良する
方向としては、ゴムの硬度を上げ、かつ破断時の伸びを
大きくすることが良い、とされてきた。前者のゴム硬度
の増加のためには、カーボンブラックの高充填、硫黄を
増量させること等による架橋密度の向上などの手法が挙
げられる。
時の伸びを低下させ、ゴム片がタイヤから脱離する、チ
ッピングという現象がおこる。これを改良するために、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の使用等、種々の検討がな
されてきたが、他の特性、特に、耐熱性、発熱性に望ま
しい結果を得られないことが多く、必ずしも十分な効果
が得られていないのが実情であった。例えば、特開昭48
-38338号公報に見受けられるように耐カット性、発熱性
の両立は可能であったが、耐久性、耐熱性が十分ではな
かった。
熱性の両立が重要であるようなタイヤの他の部材におい
ても、その両立は極めて達成困難な課題となっている。
タイヤ以外のゴム製品においても、例えば、防振ゴム、
とくにサスペンション用ゴムへの要求特性として、高硬
度と低発熱性の両立が挙げられる。
の例として、USP 4,675,349号およびUSP 5,341,863号が
挙げられる。前者は、軟化点温度が135℃以上のポリエ
チレンをその軟化点より低い温度で配合したことを特徴
としているが、この場合、配合に際して微細なポリエチ
レン粒子を添加せざるを得ず、配合時の取り扱いが困難
であると同時に、配合物において、ポリエチレン粒子が
凝集して配合物の物性を低下させる恐れがある。また後
者は、結晶の融点が104℃から115℃の範囲にあるLDPE
(低密度ポリエチレン)を使用することを特徴としてい
る。この場合、本発明の本文中にも記載しているよう
に、高温での配合物の物性の変化が著しくゴム組成物と
して、特にタイヤ用ゴム組成物としては使用が困難と言
わざるを得ない。
DPEおよびLLDPE(線状低密度ポリエチレン)を配合した
空気入りタイヤが記載されているが、この場合も、高温
での配合物の物性の変化が著しく、ゴム組成物として、
特にタイヤ用ゴム組成物としては使用が困難と言わざる
を得ない。一般的には、低融点のポリエチレンを使用し
た場合は、上記の問題の他に、ポリエチレンのクリープ
に起因する、ゴム組成物のへたりが観られ、これは望ま
しくない。
は、破壊特性を損なうことなく低発熱性、耐熱性、高硬
度性、耐へたり特性を両立し得るゴム組成物を提供する
ことである。
発熱性、耐熱性、高硬度性、耐へたり特性を両立させる
には、配合物(本発明の場合は、ポリエチレン)に対す
る以下の4つの必須条件がある。
高いこと。これは、基本的な補強性および発熱性に影響
する。 (2)ゴムに比べて弾性率が格段に高いこと。これは、
硬度に影響する。 (3)通常の使用温度領域において、相転移、各種の化
学反応等を起こしにくいこと。これは、耐熱性に影響す
る。 (4)微弱な入力に対しては、塑性的な変形を起こさな
いこと。これは、耐へたり特性に影響する。
て各種ポリエチレン樹脂とゴムのブレンドについて鋭意
検討を重ねた結果、上記特性に適する組成物を見いだ
し、本発明を完成するに至ったのである。即ち、本発明
のゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対して、高密
度ポリエチレンを2〜75重量部(うち架橋可能部分を
有する高密度ポリエチレンを20重量%以上含む)配合
することを特徴とし、さらにそのゴム組成物を作成する
際に、複数のステージに分けて混練する場合、最終ステ
ージより前であって、少なくとも一つのステージにおい
て、混練物の最高温度が配合したポリエチレンの融点よ
り、好ましくは10℃以上高温であるように配合したこ
とを特徴とする。
は、前述のように、タイヤ、防振ゴム等の使用温度で、
ポリエチレンの結晶の融解に伴う弾性率の急激な低下
と、ヒステリシスロス(tanδ)の大幅な増大を招
き、耐熱性の低下を引き起こす。ポリエチレン樹脂の配
合量はゴム成分100重量部に対して2〜75重量部と
することが必要である。配合量が2重量部未満では、明
確な差が認められず、本発明の効果を達成できない。ま
た、75重量部を超えると、ゴム組成物としての特性が失
われ、繰り返し伸張に対する破壊寿命等の疲労特性が特
に低下してしまう。
%以上が架橋可能部分を有する高密度ポリエチレンでな
ければならない。これは、高密度ポリエチレンのみの添
加では、耐へたり特性が充分でなく、これを克服するた
めには、ポリエチレンの非晶部にある程度の架橋を施す
ことで塑性変形を抑制する必要があるためである。ゴム
組成物の物性は、すでに架橋が施された高密度ポリエチ
レンを使用しても十分向上するが、この場合、分散性を
向上させるために、あらかじめ微粒子状態にしたものを
配合添加する必要があり、作業上望ましくない。特に
は、配合においてマトリックスゴム中に充分に分散した
後に架橋する特性を有するような高密度ポリエチレンが
望ましい。
量%以上、望ましくは35〜70重量%としたのは、20重量
%より少ない場合は効果が小さく、35重量%を過ぎる領
域より、物性の改良が顕著になるためである。また70重
量%を越える領域の使用では、ポリエチレン部の結晶化
度の低下によるゴム組成物の弾性率の低下を引き起こ
し、ゴム組成物全体の物性改良としては、ほぼ飽和して
しまうためである。高密度ポリエチレンが架橋可能部分
を35〜70重量%含むとき、その効果が最も顕著である。
テージより前であって、少なくとも一つのステージにお
いて、混練物の最高温度が配合したポリエチレンの融点
より高温であることが必要であり、特には10℃以上高
温であることが好ましい。この最高温度がポリエチレン
の融点よりも低い状態で配合された場合、ポリエチレン
の粘度が高く、このためにポリエチレンの分散性および
マトリックスゴムとの親和性が十分でなく、この結果、
配合物の破壊特性の低下を招くことがある。
ム成分としては、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴ
ム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)またはスチレ
ン-ブタジエン共重合体(SBR)等のジエン系ゴム単独ま
たはこれらの混合ゴムが用いられる。天然ゴム、また
は、ポリイソプレンを含む時最も効果が大きい。尚、本
発明に係るゴム組成物には、カーボンブラック、シリカ
等の充填剤、アロマ油、スピンドル油等の軟化剤、老化
防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等、通常配
合される適当量の配合剤を適宜配合することができるの
は勿論のことである。
この発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。表1記載の各種ポリエ
チレンを使用して、表2、表3に示す配合処方にてゴム
組成物を調整し、250mlのラボプラストミル((株)東
洋精機製作所製)および3インチロールにより混練配合
を行った。配合は2つのステージからなり、第1ステー
ジで加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等、高温でゴム
マトリックスの架橋に大きな影響をあたえる薬品以外の
薬品およびゴム、ポリエチレン、カーボンブラックを添
加した。ちなみに、第二ステージでは、第一ステージに
おいて添加しなかった薬品等を添加し、第一ステージよ
り低い温度にて混練した。
種測定を下記の方法に従い行った。加硫条件は145℃、3
0分である。結果を表4に示す。 (1)ポリエチレンの特性 (a)融点(Tm)の測定 融点(Tm)はセイコー電子工業(株)製の示差熱分析装
置(DSC200)を用いて、窒素流量20ml/min.で10℃/min.の
昇温速度で20℃〜180℃について測定した。融点は吸熱
ピークが収束する温度とした。 (b)メルトフローレートの測定 JIS K6760-1981に準拠した。 (c)曲げこわさ JIS K6760-1981に準拠し、オルゼンにて測定し
た。
して、配合物の温度とした。
リング式硬さ(A型)を測定した。 (b)引張強さ JISK6301-1995に準拠し、ダンベル3号のサンプルを
用いて測定した。 (c)切断時伸び JISK6301-1995に準拠し、ダンベル3号のサンプルを
用いて測定した。
モードにおいて、毎秒12.5%の歪みスピードで、4
00%まで変形させた後、負荷を除去し、24時間後のサ
ンプルの長さを測定し、下記の式に従って、永久歪みを
測定した。この測定値の逆数を比較例1における値を1
00として指数表示した。即ち、この指数の値が高いほ
ど、永久歪みが小さいことを示す。 永久歪み(%)=(負荷除去後のサンプル長さ/負荷前の
サンプル長さ)x100
使用し、50℃にて、動的剪断歪み(振幅1.0%、周波数1
5Hz)を与えてTanδを測定し、これの逆数を比較例1に
おける値を100として指数表示した。従って、数値が大
きいほどヒステリシスロスが小さく低発熱であることを
示す。
0) B:低密度ポリエチレン(三菱化学社製、商品名:HE3
0) C:直鎖型低密度ポリエチレン(三菱化学社製、商品
名:UF340) D:シラン架橋性ポリマー(三菱化学社製、商品名:リン
クロンHF-700N)
単独もしくはブレンド *2 N-(1、3-ジメチルブチル)-N'-フェニル-p-フェニ
レンジアミン *3 ジフェニルグアニジン *4 ジベンゾチアゾリルジサルファイド
要があるが、変形途中で破断したため、測定不能となっ
た。
て用い、ポリエチレン樹脂をまったく配合しない例であ
り、物性評価のコントロールとして用いた。比較例6を
実施例1〜7と対比してみると、ポリエチレンの量が少
ないとゴム組成物の硬度および切断時伸びが低く比較例
1に対する改良効果が得られないことが分かる。又、比
較例7を実施例12と対比してみると、ポリエチレンの
量が75重量%を超えると切断時伸びの低下が著しくな
り、物性のバランス(硬度、引張強さ、切断時伸び)が
くずれる。また、本願発明の範囲であれば、架橋性ポリ
エチレンの量を変えても優れた性能が得られることがわ
かる。比較例12と実施例12は、ポリエチレンの量が
多い系であるが、ここでも架橋可能部分を有するポリエ
チレンを配合することにより物性が向上することがわか
る。
ると、ゴム種を変えても同様の傾向があることがわか
る。また、実施例10から、カーボンブラックの一部を
ポリエチレンに置換すると、引張強さと低ヒステリシス
ロス性(tanδが小さい)の両立という観点において
利点があり、実施例11から、混練りの温度が樹脂の融
点より10度以上高くないと、破壊特性に多少の影響が
あることがわかる。
エチレンを使用していない例であるが、比較例4は永久
歪みは悪くないが硬度の改善はなされず、比較例5は硬
度の改良はみられるが、この場合永久歪みが悪くなる。
そして、比較例8、9は硬度及び永久歪み共に良くな
い。
レンが配合されているが、低密度ポリエチレンも含まれ
ているため、硬度及び永久歪み共に実施例5〜7に劣
る。表4の結果からも明らかなように、本発明の要件を
満たした実施例1〜12は、破壊特性を損なうことなく
低発熱性、耐熱性、高硬度性、耐へたり特性を両立し得
るゴム組成物であることが判る。これに対して、比較例
1〜12に見られるように本発明の要件を満たしていな
いゴム組成物の場合、破壊特性、低発熱性、耐熱性、高
硬度性の中の少なくとも一つの特性を低下させているこ
とがわかる。
に対して、高密度ポリエチレンを2〜75重量部(うち
架橋可能部分を有する高密度ポリエチレンを20重量%
以上含む)配合し、配合樹脂の融点より高い温度、好ま
しくは10℃以上高い温度で混練されたゴム組成物は、
高密度ポリエチレンのゴムマトリックスへの分散を向上
させ、ポリエチレンとゴムマトリックスとの界面での物
理吸着性を高めることによって、破壊物性を低下させる
ことなく低発熱性、耐熱性、高硬度性及び耐へたり特性
の両立を可能とする。
す。
す。
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム成分100重量部に対して、高密度
ポリエチレンを2〜75重量部(うち架橋可能部分を有
する高密度ポリエチレンを20重量%以上含む)配合
し、配合樹脂の融点より高い温度で混練されたゴム組成
物。 - 【請求項2】 混練温度が配合樹脂の融点より10℃以
上高いことを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。 - 【請求項3】 高密度ポリエチレンの35〜70重量%
が架橋可能部分を有する高密度ポリエチレンであること
を特徴とする請求項1又は2に記載のゴム組成物。 - 【請求項4】 ゴム組成物を製造する際に、複数のステ
ージに分けて混練する場合、最終ステージより前であっ
て、少なくとも一つのステージにおいて、混練物の最高
温度が配合したポリエチレンの融点より高温であるよう
に混練された請求項1または請求項3に記載のゴム組成
物。
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|---|---|---|---|
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| JP12191596 | 1996-05-16 | ||
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Cited By (7)
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-
1997
- 1997-05-15 JP JP12543497A patent/JP3657389B2/ja not_active Expired - Fee Related
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