JPH1067953A - 組成物、方法および使用 - Google Patents

組成物、方法および使用

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JPH1067953A
JPH1067953A JP10888197A JP10888197A JPH1067953A JP H1067953 A JPH1067953 A JP H1067953A JP 10888197 A JP10888197 A JP 10888197A JP 10888197 A JP10888197 A JP 10888197A JP H1067953 A JPH1067953 A JP H1067953A
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dye
formula
ink composition
ink
mixture
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JP10888197A
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Peter Gregory
ピーター・グレゴリー
Thomas Leaver Alain
アラン・トーマス・リーヴァー
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Syngenta Ltd
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Zeneca Ltd
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Publication date
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/30Ink jet printing
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐水性、耐光性および光学濃度をもつ
鮮明な画像を形成し、被印刷物に速やかに固着し、かつ
ノズルの目詰まりを起こさないインキ組成物を提供す
る。 【解決手段】 下記を含むインキ組成物: (i)低融点固体、有機溶剤、または水と1種もしくは
それ以上の水溶性有機溶剤との混合物を含む媒質;およ
び(ii)インキ組成物の全重量に対して0.5〜20
%の、式(1)の色素、式(2)の色素および式(3)
の色素から選択される少なくとも1種の色素、またはそ
の混合物: 【化1】 【化2】 【化3】 (これらの式中、RおよびR1はそれぞれ独立してアル
キレン基を表し;そしてR2およびR3はそれぞれ独立し
てアルキル基を表す)。またこれらのインキを用いて繊
維材料をインキジェットプリンティングする方法、式
(1)、(2)もしくは(3)の色素、またはその混合
物を含有するインキおよびトナー樹脂組成物を用いて被
印刷物をインキジェットプリンティングする方法も開示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷法および画像
形成法に用いるのに適した組成物およびその溶液、特に
紙、プラスチック、繊維、金属およびガラスなどの被印
刷物をインキジェットプリンティングなどの印刷法で着
色するのに適したもの、ならびに電子写真法に用いるの
に適したもの、たとえばトナーに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】インキジェットプリン
ティングは、インキ滴を連続的に、または要求に応じ
て、細いノズルから紙、プラスチック、繊維、金属また
はガラスなどの被印刷物上に直接に、熱または振動して
いるピエゾ結晶の作用により射出することによる、ノン
インパクト型印刷法である。インキは水性、溶剤型また
はホットメルト型のいずれであってもよく、良好な耐水
性、耐光性および光学濃度をもつ鮮明な、フェザリング
のない画像を形成し、被印刷物に速やかに固着し、かつ
ノズルの目詰まりを起こさないことが要求される。
【0003】電子写真法による複写機または印刷機は、
一般に有機光導電体(OPC)および現像剤またはトナ
ーを用いる。OPCは一般に導電性支持体、電荷発生層
および電荷輸送層からなる。導電性支持体は金属ドラ
ム、一般にアルミニウムドラム、または金属化ポリマー
フィルム、一般にアルミニウム化ポリエステルである。
電荷発生層は電荷発生材料(charge gener
ating material:CGM)、および結合
剤樹脂、一般にポリカーボネートからなる。電荷輸送層
は電荷輸送材料(charge transport
material:CTM)、および結合剤樹脂、一般
にポリカーボネートからなる。現像剤またはトナーは、
トナー樹脂、着色剤および所望により電荷制御剤(ch
argecontrol agent:CCA)からな
る。トナー樹脂は一般にスチレンもしくは置換スチレン
のポリマー、またはスチレン−ブタジエンコポリマーで
ある。着色剤は一般に色素もしくは顔料またはその混合
物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様によれ
ば、(i)低融点固体、有機溶剤、または水と1種もし
くはそれ以上の水溶性有機溶剤との混合物を含む媒質;
ならびに(ii)インキの全重量に対して0.5〜20
%の、式(1)の色素、式(2)の色素および式(3)
の色素から選択される少なくとも1種の色素、またはそ
の混合物:
【化4】
【化5】
【化6】 (これらの式中、RおよびR1はそれぞれ独立してアル
キレン基を表し;そしてR2およびR3はそれぞれ独立し
てアルキル基を表す)を含むインキ組成物が提供され
る。
【0005】RおよびR1が表すアルキレン基は、好ま
しくは独立してC1-8−アルキレン基、より好ましくは
1-6−アルキレン基、特にC1-4−アルキレン基であ
る。Rがメチレンであり、かつR1がメチレンまたはエ
チレンであることが特に好ましい。
【0006】R2およびR3が表すアルキル基は、好まし
くはC1-8−アルキル基、より好ましくはC1-6−アルキ
ル基、特にC1-4−アルキルである。R2がメチルまたは
エチルであり、かつR3がプロピル、特にn−プロピル
であることが特に好ましい。
【0007】インキ中に式(1)〜(3)の色素の混合
物が存在する場合、混合物は好ましくは重量基準で5〜
70%の式(1)の色素、5〜70%の式(2)の色素
および0〜40%の式(3)の色素を含む。色素混合物
は、より好ましくは5〜70重量%、特に10〜30重
量%の式(1)の色素、5〜70重量%、特に40〜6
0重量%の式(2)の色素、および5〜40重量%、特
に10〜35重量%の式(3)の色素を含む。
【0008】特に好ましい色素混合物は、16〜21重
量%の式(1)の色素、50〜55重量%の式(2)の
色素、および26〜31重量%の式(3)の色素を含
む。
【0009】特に好ましい色素混合物は、Rが−CH2
−であり、R1が−C24−であり、かつR2が−C25
である式(1)の色素、Rが−CH2−であり、R1が−
24−であり、R2が−C25であり、かつR3がn−
プロピルである式(2)の色素、およびR3がn−プロ
ピルである式(3)の色素を含む。
【0010】色素混合物は単純な物理的混合物であって
もよく、またはたとえば同時結晶化もしくは同時合成に
より形成される混合結晶であってもよい。式(1)、
(2)および(3)の化合物の種々の結晶形態が存在
し、本発明の定義には、熱処理、溶剤処理、再結晶また
は播種などの確立した処理法により生成する可能性のあ
る結晶形態が包含されるものとする。
【0011】式(1)、(2)および(3)の色素は他
の類似のベンゾジフラノン化合物の技術分野で記載され
たものと同様な方法、たとえば欧州特許第003358
3号および欧州特許第0146269号に記載された方
法で製造できる。
【0012】本発明のインキ組成物は、インキの全重量
に対して0.5〜20%、好ましくは0.5〜15%、
特に1〜3%(重量)の式(1)、(2)もしくは
(3)の色素、またはその混合物を含有する。
【0013】式(1)、(2)もしくは(3)の色素、
またはその混合物は、好ましくは媒質中に微細に分散す
るか、またはより好ましくは完全に溶解して溶液を形成
する。
【0014】液体媒質が水と1種またはそれ以上の水溶
性有機溶剤との混合物である場合、水と水溶性有機溶剤
の重量比は好ましくは98:2〜2:98、より好まし
くは98:2〜50:50、特に95:5〜80:20
である。
【0015】水溶性有機溶剤は好ましくは下記のものか
ら選択される:C1-4−アルカノール、たとえばメタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノ
ールおよびイソブタノール;環状アルカノール、たとえ
ばシクロヘキサノールおよびシクロペンタノール;アミ
ド、たとえばジメチルホルムアミドおよびジメチルアセ
トアミド;ケトンもしくはケトンアルコール、たとえば
アセトンおよびジアセトンアルコール;エーテル、たと
えばテトラヒドロフランもしくはジキサン;オリゴ−も
しくはポリ−アルキレングリコール、たとえばジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールおよびポリプロピレングリコール;C2-6
アルキレン基を含むアルキレングリコールもしくはチオ
グリコール、たとえばエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、およびチオジグリコール;
ポリオール、たとえばグリセリンもしくは1,2,6−
ヘキサントリオール;多価アルコールのC1-4−アルキ
ルエーテル、たとえば2−メトキシエタノール、2−
(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エト
キシエトキシ)エタノール、2−[2−(2−メトキシ
エトキシ)エトキシ]エタノールおよび2−[2−(2
−エトキシエトキシ)エトキシ]エタノール;複素環式
ケトン、たとえば2−ピロリドンおよびN−メチル−2
−ピロリドン;または上記の水溶性有機溶剤2種以上を
含有する混合物、たとえばチオジグリコールと第2のグ
リコール、またはジエチレングリコールと2−ピロリド
ン。
【0016】好ましい水溶性有機溶剤は、2−ピロリド
ン;N−メチル−2−ピロリドン;アルキレン−および
オリゴアルキレン−グリコール、たとえばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル;多価アルコールの低級アルキルエーテル、たとえば
2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノー
ル;ならびに最高500の分子量をもつポリエチレング
リコールである。好ましい具体的な溶剤混合物は、水と
ジエチレングリコールおよび/または2−ピロリドンも
しくはN−メチルピロリドンの、それぞれ75〜95:
25〜5および60〜80:0〜20:0〜20の二成
分または三成分混合物である。
【0017】媒質が水と1種またはそれ以上の水溶性有
機溶剤との混合物である場合、それは水の蒸発を阻止す
るための保湿剤、かつ真菌、細菌および/または藻類が
溶液中で増殖するのを阻止するための防腐剤をも含有す
ることが好ましい。好適な保湿剤の例は、プロパン−
1,2−ジオール、ブタン−1,2−ジオール、ブタン
−2,3−ジオールおよびブタン−1,3−ジオール、
尿素、カプロラクタムおよびポリエチレングリコールで
ある。
【0018】媒質が水および1種またはそれ以上の水溶
性有機溶剤を含む場合、インキ組成物は好ましくは分散
剤および脱泡剤を含有する。
【0019】好適な分散剤には、たとえばリグノスルホ
ネート、ナフタリンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合
物、およびフェノール/クレゾール/スルファニル酸/
ホルムアルデヒド縮合物が含まれる。分散剤は好ましく
はインキ組成物の全重量に対して0.25〜20%、よ
り好ましくは0.5〜20%存在する。
【0020】好適な脱泡剤には、たとえばノナノールお
よびケイ素系鉱油が含まれる。脱泡剤は、好ましくはイ
ンキ組成物の全重量に対して0.05〜2%存在する。
【0021】以上の好ましいものからみて、好ましいイ
ンキ組成物は: (a)0.5〜20部の式(1)、(2)もしくは
(3)の色素、またはその混合物; (b)2〜60部の水溶性有機溶剤(1種またはそれ以
上); (c)1〜15部の水; (d)0.5〜20部の分散剤;および (e)0.05〜2部の脱泡剤 を含み、(a)+(b)+(c)+(d)+(e)=1
00部である。
【0022】成分(a)〜(e)のほかに、上記のイン
キはインキジェット用インキ配合物に一般に用いられる
他の成分、たとえば生物致死薬、界面活性剤、粘度調整
剤、腐食防止剤およびコゲーション(kogatio
n)低下用添加物を含有できる。
【0023】他の好適なインキ媒質は米国特許第4,9
63,189号、米国特許第4,703,113号、米
国特許第4,626,284号、欧州特許第425,1
50号に示され、これらは本明細書に参考として含まれ
る。
【0024】液体媒質が有機溶剤である場合、溶剤は好
ましくはケトン類、アルカノール、脂肪族炭化水素、エ
ステル、エーテル類、アミドまたはその混合物から選択
される。脂肪族炭化水素を溶剤として用いる場合、極性
溶剤、たとえばアルコール類、エステル、エーテル類ま
たはアミドを添加することが好ましい。好ましい溶剤に
は、ケトン類、特にメチルエチルケトン、およびアルカ
ノール、特にエタノールおよびn−プロパノールが含ま
れる。
【0025】液体媒質が有機溶剤である場合、より希薄
なインキを調製するために使用できる濃縮物を調製しう
るために、またインキの使用中に液体媒質が蒸発した場
合に色素が沈殿する機会を最小限に抑えるために、色素
は約10%以上の溶解度をもつことが好ましい。
【0026】有機溶剤型インキ組成物は、迅速な乾燥時
間が要求される場合、また特に疎水性被印刷物、たとえ
ばプラスチック、金属またはガラス上に印刷する場合に
用いられる。
【0027】インキ組成物の媒質が低融点固体である場
合、その固体の融点は好ましくは60〜125℃であ
る。好適な低融点固体には、長鎖脂肪酸およびアルコー
ル類、好ましくはC18-24鎖をもつもの、またはスルホ
ンアミドが含まれる。式(1)、(2)もしくは(3)
の色素、またはその混合物を低融点固体中に溶解させて
もよく、または微細に分散させてもよい。
【0028】媒質は水と1種またはそれ以上の水溶性有
機溶剤との混合物を含むことが好ましい。
【0029】インキ組成物のpHは好ましくは7未満、
より好ましくは2〜6.5、特に4〜6である。
【0030】本発明の第2態様によれば、インキ組成物
が本発明の第1態様につき定めたものであることを特徴
とする、インキジェットプリンターを用いてインキ組成
物で被印刷物に印刷する方法が提供される。
【0031】前記のインキ組成物を付与するのに適した
方法は、インキを溜めから小さなオリフィスを通して射
出することによって小さなインキ滴となし、これらのイ
ンキ滴が被印刷物の方へ向かうようにすることよりな
る。この方法は、一般にインキジェットプリンティング
と呼ばれ、本発明のインキに好ましいインキジェットプ
リンティングは圧電式インキジェットプリンティングお
よびサーマルインキジェットプリンティングである。サ
ーマルインキジェットプリンティングの場合、オリフィ
スに隣接した抵抗器により、被印刷物と溜めの間を相対
移動する際に、プログラミングされたパルス状の熱が溜
め内のインキに付与される。
【0032】インキジェットプリンティング法に用いら
れる被印刷物は、好ましくは紙、プラスチック、繊維材
料、金属またはガラスであり、より好ましくは紙、プラ
スチックまたは繊維材料である。
【0033】好ましい繊維材料は、天然、半合成または
合成材料である。天然繊維材料の例には、羊毛、絹、毛
髪およびセルロース材料、特に木綿、ジュート、大麻、
亜麻およびリネンが含まれる。合成および半合成材料の
例には、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニト
リルおよびポリウレタンが含まれる。
【0034】好ましい紙は普通紙および処理紙であり、
酸性、アルカリ性または中性のいずれであってもよい。
【0035】特に好ましい被印刷物には、オーバーヘッ
ドプロジェクター用スライド、普通紙および処理紙、な
らびに合成または半合成材料、たとえばポリエステルが
含まれる。
【0036】本方法に用いられる好ましいインキ組成物
は前記に述べたものである。
【0037】本発明の第3態様によれば、本発明の第1
態様によるインキ組成物で、または本発明の第2態様の
方法により印刷した紙、オーバーヘッドプロジェクター
用スライドまたは繊維材料が提供される。
【0038】本発明の第4態様によれば、本発明の第1
態様によるインキ組成物で繊維材料を着色する方法であ
って: i)インキ組成物をインキジェットプリンティングによ
り繊維材料に付与し、そして ii)繊維材料を50〜250℃の温度に加熱して色素
を材料に固着させる工程を含む方法が提供される。
【0039】インキジェットプリンティングによる繊維
材料の着色法は、好ましくは水溶性の酸および増粘剤を
含む前処理用の水性組成物で前処理したのち、前処理し
た繊維材料から水を除去して乾燥した前処理繊維材料と
なし、これを前記の工程i)でインキジェットプリンテ
ィングすることを含む。
【0040】増粘剤は、通常のセルロース反応性色素印
刷用の印刷ペーストの調製に用いるのに適したいかなる
増粘剤であってもよい。好適な増粘剤には、アルギナー
ト、特にアルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、モノ
ガラクタム系増粘剤、多糖類およびセルロース系増粘剤
が含まれる。増粘剤の量は、濃度と粘度の関係に応じて
広い範囲に及びうる。しかし10〜1000mPa・
s、好ましくは10〜100mPa・sの粘度(ブルッ
クフィールドRVF粘度計で測定)を与えるのに十分な
増粘剤が好ましい。アルギナート系増粘剤については、
この範囲は前処理用組成物の全重量に対して10〜20
重量%を用いることにより得られる。
【0041】酸は、布帛の表面に7未満のpH、好まし
くは2〜6のpHを与えるために前処理用組成物中に存
在する。布帛表面の酸性媒質は、pHが7を越えた場合
に起こりうるように着色過程で色素の発色団が分解する
ことがないのを保証する。酸は好ましくは不揮発性の
酸、より好ましくは不揮発性の有機酸、たとえばクエン
酸または酒石酸である。酸は前処理用組成物中に、2〜
6のpHを与えるのに十分な濃度で存在する。酸がクエ
ン酸または酒石酸である場合、前処理用組成物の全重量
に対して1〜5%の酸を用いるのが好都合である。
【0042】前処理用組成物の残部は好ましくは水であ
るが、繊維材料への色素の固着を補助するために、また
は色素が固着前に着色領域から非着色領域へ拡散(移
染)するのを阻止することにより印刷の鮮明度を高める
ために、他の成分を添加してもよい。
【0043】固着促進剤の例は、カチオン性ポリマー、
たとえばジシアンアミド/フェノールホルムアルデヒド
/塩化アンモニウム縮合物、たとえばMATEXIL
(商標)FC−PN(ICIから入手できる)の50%
水溶液であり、これは繊維材料および色素に対する強い
親和性をもつ。
【0044】移染防止剤の例は、低分子量アクリル樹
脂、たとえばポリアクリレート、たとえばポリ(アクリ
ル酸)およびポリ(酢酸ビニル)である。
【0045】本発明方法の前処理段階で、前処理用組成
物を繊維材料に均一に付与することが好ましい。深く浸
透した印刷または濃色が要求される場合、前処理用組成
物が材料全体に均一に分散するように、好ましくはバジ
ングまたはこれに類する方法で付与する。しかし表面的
な印刷が必要であるにすぎない場合には、前処理用組成
物を印刷法、たとえばスクリーン印刷もしくはローラー
印刷、インキジェットプリンティングまたはバー塗布法
(bar application)により繊維材料の
表面に付与できる。
【0046】本発明方法の前処理段階において、いずれ
か好適な乾燥法で、好ましくは材料の温度が100℃を
越えないように、たとえば熱風暴露により、または直接
加熱、たとえば赤外線照射またはマイクロ波照射によ
り、前処理繊維材料から水を除去してもよい。
【0047】繊維材料へのインキ組成物の付与、すなわ
ち本発明方法の工程(i)は、要求に応じた滴下(dr
op on demand,DOD)または連続流のい
ずれのインキジェットプリンティングによっても行うこ
とができる。インキジェットプリンティング法がインキ
滴の帯電および電気的に制御された屈折を伴う場合、イ
ンキ滴に付与される電荷を増強および安定化するため
に、組成物は好ましくは導電性材料、たとえばイオン化
した塩をも含有する。この目的に適した塩類は、鉱酸の
アルカリ金属塩である。
【0048】インキ組成物を付与したのち、色素を繊維
材料に固着するために熱をかける前に、印刷した繊維材
料から比較的低い温度(<100℃)で水を除去するこ
とが一般に望ましい。これにより色素が印刷領域から非
印刷領域へ拡散するのは最小限に抑えられることが認め
られたからである。前処理した繊維材料については、水
の除去は好ましくは熱により、たとえば熱風または赤外
線もしくはマイクロ波に暴露することにより行われる。
【0049】本発明方法の工程(ii)では、好ましく
は低温乾燥により水を除去したのち、色素を繊維材料に
固着させるために、印刷した繊維材料を乾熱または蒸気
熱に最高20分間暴露することにより100〜200℃
の温度で短期間の熱処理を施す。蒸気(湿)熱処理を採
用する場合は印刷した材料を100〜105℃に5〜1
5分間保持するのが好ましく、これに対し乾熱処理を採
用する場合は印刷した材料を140〜160℃に2〜8
分間保持するのが好ましい。
【0050】繊維材料を放冷したのち、繊維材料を乾燥
させる前に、固着していない色素、または前処理用組成
物および着色用組成物の他の成分を、水中および界面活
性剤水溶液中での一連の高温および低温洗浄を伴う洗浄
操作により繊維材料から除去できる。
【0051】本発明の第4態様による方法に用いるのに
好ましい繊維材料は、本発明の第2態様につき前記に定
めたものである。
【0052】本発明の第5態様によれば、本発明の第4
態様による方法で着色した繊維材料、特に合成または半
合成繊維材料が提供される。
【0053】本発明の第6態様によれば、色素が前記に
定めた式(1)、(2)および(3)の色素、またはそ
の混合物であることを特徴とする、トナー樹脂および色
素を含むトナー樹脂組成物が提供される。
【0054】トナー樹脂は、好ましくは熱可塑性樹脂、
たとえばスチレンまたは置換スチレンのポリマーまたは
コポリマー、たとえばポリスチレンまたはスチレン−ブ
タジエンコポリマー、特にスチレン−アクリルコポリマ
ー、たとえばスチレン−メタクリル酸ブチルコポリマー
である。他の好適なトナー樹脂には、ポリエステル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアルケン、ポリ塩化ビニル、ポリウ
レタン、ポリアミド、シリコーン、エポキシ樹脂および
フェノール樹脂が含まれる。トナー樹脂の例は、R.
M.ScharfertによるElectrophot
ography(フォーカル・プレス)、米国特許第5
143809号、英国特許第2090008号、米国特
許第4206064号および米国特許第4407928
号に示され、これらは本明細書に参考として含まれる。
【0055】トナー樹脂組成物は、好ましくはトナー樹
脂組成物の全重量に対して0.1〜20%、より好まし
くは3〜10%の色素混合物を含有する。
【0056】トナー樹脂組成物は、当技術分野で既知の
いずれかの方法で調製できる。それは一般にトナー樹脂
を、電荷制御剤(CCA)(任意成分)、および式
(1)、(2)もしくは(3)の色素、またはその混合
物と混合することを伴うものであり、ボールミル内で樹
脂の融点より高い温度において混練することにより行わ
れる。一般にこれは、CCA(任意成分)と色素をトナ
ー樹脂全体に均一に分散させるために、溶融したトナー
樹脂組成物を120〜200℃の温度で数時間混合する
ことを伴う。次いでトナー樹脂を冷却し、破砕し、粒子
の平均直径が好ましくは20μm未満、高分解エレクト
ロリプログラフィー用としてはより好ましくは1〜10
μmになるまで微粉砕する。こうして得た粉末状トナー
樹脂組成物をそのまま使用してもよく、またはたとえば
好適なブレンディング機内での混合によって不活性固体
希釈剤、たとえば微細シリカで希釈してもよい。
【0057】CCAは、所望によりトナー中にトナーの
全重量に対して0.1〜5%存在する。
【0058】CCAはいずれかの既知の陽電荷または陰
電荷制御剤であってよい。陰電荷制御剤の例には、アゾ
色素の金属錯体、好ましくはクロム(III)、コバル
ト(III)および鉄(III)との2:1錯体が含ま
れる。好ましいアゾ色素は1−フェニルアゾ−2−ナフ
トール色素である。陽電荷制御剤の例には、ニグロシン
色素、フェナジン、トリフェニルメタン色素、芳香族オ
ルトヒドロキシカルボン酸の2:1クロム錯体、たとえ
ばBONTRON(商標)E81およびBONTRON
(商標)E82(オリエント・ケミカル・インダストリ
ーズから入手できる)、ならびにハロゲン化アルキルピ
リジニウム、たとえば塩化セチルピリジニウムが含まれ
る。トナーの色がCCAの存在によって著しくは影響さ
れないように、トナー中に用いるCCAは無色である
か、または実質的に無色であることが好ましい。
【0059】CCAの他の好適な例は国際特許出願公開
第WO 94/23344号に記載されており、これは
本明細書に参考として含まれる。
【0060】本発明を以下の実施例によってさらに説明
する。実施例中のすべての部および%は別途明記しない
限り重量による。
【0061】
【実施例】
実施例1 色素(1)〜(3)は、欧州特許第0,033,583
号および欧州特許第0,146,269号に記載された
ものと同様な方法で製造できる:
【化7】
【化8】
【化9】 実施例2 次式の色素2部:
【化10】 およびポリエステル樹脂(T−500、イメージ・ポリ
マーズから)98部を含む着色トナーを調製した。
【0062】色素と樹脂を互いに混合し、次いで150
〜200℃の温度で加熱撹拌した。得られた着色トナー
を放冷し、次いで微細な粉末に粉砕した。これを分類し
て、8ミクロン以下の粒子50%の粒度分布をもつトナ
ーを得た(コールター・カウンター粒度分析器、コール
ター・エレクトロニクスから入手できる)。
【0063】次いでこのトナーをレーザープリンターに
より普通紙に印刷した。
【0064】このトナーのガラス転移温度は、樹脂単独
の54.3℃と比較して55.2℃であった。これは、
色素がトナーの物理的特性に著しい影響を与えず、した
がってトナー中に用いるのに特に適していることを示
す。樹脂に色素を添加するとガラス転移温度が著しく低
下することが多く、これは印刷した被印刷物上で得られ
る解像性が低く、色間のブリードを生じる可能性があ
る。
【0065】CIEラボ・システム(CIE Lab
System)を用いてプリント上の色間隔測定を行
い、下記の色間隔座標を得た: L=45.7,a=57.2,b=−9.3,c=5
7.9,H=350.8 実施例3 実施例1に記載した色素を含有する以下のインキ組成物
を、表1に示す配合に従って調製できる。表中の数字は
インキ組成物の全重量に対する重量部を表す。
【0066】表1において配合物AおよびBは以下のイ
ンキ媒質を表す。部はインキ組成物の全重量に対する重
量部である。
【0067】配合物A グリセリン 10.0部; 2−ピロリドン 5.0部; ノナノール(脱泡剤) 0.5部; リグノスルホネート(分散剤) 5.0部;および プロキセル(Proxel、商標)GXL 0.1部; (ゼネカ社から入手できる生物致死薬)配合物B エチレングリコール 10.0部; N−メチルピロリドン 5.0部; ディスパーゾル(Dispersol)ナトリウム 5.0部; (ゼネカ社から入手できる分散剤) プロキセルGXL(ゼネカ社から入手できる生物致死薬) 0.1部;および ノナノール 0.5部; 表1に示す各インキ組成物は100部であり、残部は水
である(すなわち100−色素部数−配合物部数)。
【0068】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/09 B41J 3/04 101Y // C07D 493/04 101 G03G 9/08 361

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記を含むインキ組成物: (i)低融点固体、有機溶剤、または水と1種もしくは
    それ以上の水溶性有機溶剤との混合物を含む媒質;なら
    びに(ii)インキ組成物の全重量に対して0.5〜2
    0%の、式(1)の色素、式(2)の色素および式
    (3)の色素から選択される少なくとも1種の色素、ま
    たはその混合物: 【化1】 【化2】 【化3】 (これらの式中、 RおよびR1はそれぞれ独立してアルキレン基を表し;
    そしてR2およびR3はそれぞれ独立してアルキル基を表
    す)。
  2. 【請求項2】 媒質、ならびに重量基準で5〜70%の
    式(1)の色素、5〜70%の式(2)の色素および0
    〜40%の式(3)の色素を含む、インキ組成物の全重
    量に対して0.5〜20%の色素混合物を含み、その際
    式(1)、(2)および(3)の色素、ならびに媒質が
    請求項1記載のものであるインキ組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のインキ組成物で
    あって: (a)0.5〜20部の、式(1)、(2)もしくは
    (3)の色素またはその混合物; (b)2〜60部の水溶性有機溶剤(1種またはそれ以
    上); (c)1〜15部の水; (d)0.5〜20部の分散剤;および (e)0.05〜2部の脱泡剤 を含み、(a)+(b)+(c)+(d)+(e)=1
    00部である組成物。
  4. 【請求項4】 インキ組成物が7未満のpHを有する、
    請求項1〜3のいずれか1項記載のインキ組成物。
  5. 【請求項5】 インキ組成物が請求項1〜4のいずれか
    1項記載のものであることを特徴とする、インキジェッ
    トプリンターを用いてインキ組成物で被印刷物に印刷す
    る方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項記載のイン
    キ組成物で繊維材料を着色する方法であって: i)インキ組成物をインキジェットプリンティングによ
    り繊維材料に付与し、そして ii)繊維材料を50〜250℃の温度に加熱して色素
    を材料に固着させる工程を含む方法。
  7. 【請求項7】 色素が式(1)の色素、式(2)の色素
    および式(3)の色素、またはその混合物から選択さ
    れ、それらの色素が請求項1記載のものであることを特
    徴とする、トナー樹脂および色素を含むトナー樹脂組成
    物。
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