JPH1068037A - 押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金 - Google Patents
押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金Info
- Publication number
- JPH1068037A JPH1068037A JP24571096A JP24571096A JPH1068037A JP H1068037 A JPH1068037 A JP H1068037A JP 24571096 A JP24571096 A JP 24571096A JP 24571096 A JP24571096 A JP 24571096A JP H1068037 A JPH1068037 A JP H1068037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- ingot
- strength
- hardenability
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910001148 Al-Li alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 13
- 239000001989 lithium alloy Substances 0.000 title description 2
- JFBZPFYRPYOZCQ-UHFFFAOYSA-N [Li].[Al] Chemical compound [Li].[Al] JFBZPFYRPYOZCQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 title 1
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 7
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 claims abstract 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract description 30
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 29
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 9
- 230000032683 aging Effects 0.000 abstract description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 5
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 abstract description 5
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract description 5
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract description 4
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 abstract description 3
- 238000007670 refining Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 abstract description 2
- 238000002791 soaking Methods 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 17
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 7
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 7
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 229910018571 Al—Zn—Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017082 Fe-Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017133 Fe—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910019064 Mg-Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910019406 Mg—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 1
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄道車輌構体等に適する高比強度Al−Li
系合金で、特に優れた押出し性および焼入れ性を有する
合金を提供する。 【解決手段】 重量%で(以下、同じ)、Li1.5〜
3.0%、Mg0.3〜1.0%と、Zr0.05〜
0.3%、Cr0.05〜0.3%、Mn0.05〜
1.5%、V0.05〜0.3%、Ti0.005〜
0.1%のうちの1種もしくは2種以上を含み、残部は
不可避的不純物とAlからなる合金。
系合金で、特に優れた押出し性および焼入れ性を有する
合金を提供する。 【解決手段】 重量%で(以下、同じ)、Li1.5〜
3.0%、Mg0.3〜1.0%と、Zr0.05〜
0.3%、Cr0.05〜0.3%、Mn0.05〜
1.5%、V0.05〜0.3%、Ti0.005〜
0.1%のうちの1種もしくは2種以上を含み、残部は
不可避的不純物とAlからなる合金。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Al−Li系合金に係
わり、特に優れた押出し性、焼入れ性および高い比強度
を有するAl−Li系合金に関する。
わり、特に優れた押出し性、焼入れ性および高い比強度
を有するAl−Li系合金に関する。
【0002】
【従来の技術】Al合金は、Fe,Cu等の合金に比し
て押出し加工性がきわめて優れているため、従来より構
造用押出し材として広く使われている。特に押出し性お
よび焼入れ性を向上させたJIS6N01合金(Al−
Mg−Si系)は中強度合金として、またJIS7N0
1合金(Al−Zn−Mg系)は、高強度溶接構造用合
金として、鉄道車輌構体への適用に実績を重ねてきてい
る。
て押出し加工性がきわめて優れているため、従来より構
造用押出し材として広く使われている。特に押出し性お
よび焼入れ性を向上させたJIS6N01合金(Al−
Mg−Si系)は中強度合金として、またJIS7N0
1合金(Al−Zn−Mg系)は、高強度溶接構造用合
金として、鉄道車輌構体への適用に実績を重ねてきてい
る。
【0003】しかし、近年鉄道車輌の更に一層の高速
化、そのための軽量化が要求され、この種の低密度、高
強度構造材の研究開発が急がれている。一方、従来の汎
用Al合金より低密度であるために、航空宇宙用構造材
料として活発に研究開発が進められてきているAl−L
i系合金があるが,鉄道車輌構体を対象とする実用化の
検討はまだ遅れている。
化、そのための軽量化が要求され、この種の低密度、高
強度構造材の研究開発が急がれている。一方、従来の汎
用Al合金より低密度であるために、航空宇宙用構造材
料として活発に研究開発が進められてきているAl−L
i系合金があるが,鉄道車輌構体を対象とする実用化の
検討はまだ遅れている。
【0004】鉄道車輌構体の軽量化を図るためには、材
料の密度を低下することは勿論重要であるが、使用する
押出し材の単位面積当たりの重量を低減させる、すなわ
ち薄肉化を達成するためには、材料強度を向上させると
同時に、押出し加工性を向上させることが不可欠であ
る。
料の密度を低下することは勿論重要であるが、使用する
押出し材の単位面積当たりの重量を低減させる、すなわ
ち薄肉化を達成するためには、材料強度を向上させると
同時に、押出し加工性を向上させることが不可欠であ
る。
【0005】また押出し材は、押出し後の溶体化及び焼
入れ処理を省略するため、プレス焼入れを行い、その後
焼き戻しのみのT5調質処理を行うことにより製造され
る。このため押出し材は、焼入れ性が優れていることが
重要である。しかしながら、前記構体に押出し材でT5
調質用のAl−Li系合金を適用した実績はほとんど無
く、この材料特性に関して、合金組成およびその製造条
件などの影響について報告されたものも少ない。
入れ処理を省略するため、プレス焼入れを行い、その後
焼き戻しのみのT5調質処理を行うことにより製造され
る。このため押出し材は、焼入れ性が優れていることが
重要である。しかしながら、前記構体に押出し材でT5
調質用のAl−Li系合金を適用した実績はほとんど無
く、この材料特性に関して、合金組成およびその製造条
件などの影響について報告されたものも少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
にかんがみてなされたもので、鉄道車輌構体等に適する
Al−Li系高比強度押出し用合金を開発することを企
図するものであり、特に優れた押出し性および焼入れ性
を有するAl−Li系合金材を提供することを目的とす
る。
にかんがみてなされたもので、鉄道車輌構体等に適する
Al−Li系高比強度押出し用合金を開発することを企
図するものであり、特に優れた押出し性および焼入れ性
を有するAl−Li系合金材を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するため種々実験、検討を重ねた結果、従来の
Al−Li系合金における強度発揮の骨格成分であるC
uを構成から外した新たな成分構成の合金を見出し、こ
の発明をなすに至った。
的を達成するため種々実験、検討を重ねた結果、従来の
Al−Li系合金における強度発揮の骨格成分であるC
uを構成から外した新たな成分構成の合金を見出し、こ
の発明をなすに至った。
【0008】具体的には、本発明の押出し性及び焼入れ
性に優れたAl−Li系合金は、重量%で(以下、同
じ)、Li1.5〜3.0%、Mg0.3〜1.0%
と、Zr0.05〜0.3%、Cr0.05〜0.3
%、Mn0.05〜1.5%、V0.05〜0.3%、
Ti0.005〜0.1%のうちの1種もしくは2種以
上を含み、残部は不可避的不純物とAlからなることを
特徴とするものである。
性に優れたAl−Li系合金は、重量%で(以下、同
じ)、Li1.5〜3.0%、Mg0.3〜1.0%
と、Zr0.05〜0.3%、Cr0.05〜0.3
%、Mn0.05〜1.5%、V0.05〜0.3%、
Ti0.005〜0.1%のうちの1種もしくは2種以
上を含み、残部は不可避的不純物とAlからなることを
特徴とするものである。
【0009】本発明によるAl−Li系合金の成分元素
の意義と限定理由は次のとおりである。Li:合金の低
密度化、強度の向上のために不可欠な元素である。合金
製造時の最終熱処理時の時効処理過程において、Liは
Alと結合してδ´相(Al3Li)として析出し、強
度向上に貢献する。このLiによる焼入れ性向上の機構
は未だ十分明らかになっていないが、これまでの研究の
知見からは、Liは焼入れ時の凍結原子空孔をトラップ
する作用が大きいため、Liの存在により他の溶質原子
の拡散が妨げられて、焼入れ処理中の析出の進行が抑制
され、焼入れ性の向上に寄与すると考えられる。Liの
含有量が1.5%未満では低密度化、高強度化の効果が
小さく、3.0%を超えると延性および靭性が大きく低
下する。
の意義と限定理由は次のとおりである。Li:合金の低
密度化、強度の向上のために不可欠な元素である。合金
製造時の最終熱処理時の時効処理過程において、Liは
Alと結合してδ´相(Al3Li)として析出し、強
度向上に貢献する。このLiによる焼入れ性向上の機構
は未だ十分明らかになっていないが、これまでの研究の
知見からは、Liは焼入れ時の凍結原子空孔をトラップ
する作用が大きいため、Liの存在により他の溶質原子
の拡散が妨げられて、焼入れ処理中の析出の進行が抑制
され、焼入れ性の向上に寄与すると考えられる。Liの
含有量が1.5%未満では低密度化、高強度化の効果が
小さく、3.0%を超えると延性および靭性が大きく低
下する。
【0010】Mg:合金の強度の向上に効果がある元素
である。すなわち、母相内にMg元素が固溶して、いわ
ゆる固溶強化により合金の強度が向上する。またMgは
Liの固溶限を減少させることにより、δ´相の析出を
促進させて、合金の強度を向上する作用もある。Mgの
含有量が0.3%未満の場合は、強度向上及び密度低減
の効果が不十分であり、1.0%を超えると、熱間にお
ける変形抵抗が著しく増大し、押出し加工性が大きく低
下する。
である。すなわち、母相内にMg元素が固溶して、いわ
ゆる固溶強化により合金の強度が向上する。またMgは
Liの固溶限を減少させることにより、δ´相の析出を
促進させて、合金の強度を向上する作用もある。Mgの
含有量が0.3%未満の場合は、強度向上及び密度低減
の効果が不十分であり、1.0%を超えると、熱間にお
ける変形抵抗が著しく増大し、押出し加工性が大きく低
下する。
【0011】Zr:最終熱処理後のミクロ組織におい
て、再結晶化を抑制する効果を有する。このため、Zr
は合金の強度および延性の向上に寄与する元素である。
その含有量が0.05%未満では再結晶化が生じてミク
ロ組織が大きくなるため、強度の低下はそれほど認めら
れないが、延性が著しく低下する。0.3%を超えると
添加の効果は飽和するとともに、Zrを含む巨大な晶出
物が生じ、強度および靭性の低下をもたらす。
て、再結晶化を抑制する効果を有する。このため、Zr
は合金の強度および延性の向上に寄与する元素である。
その含有量が0.05%未満では再結晶化が生じてミク
ロ組織が大きくなるため、強度の低下はそれほど認めら
れないが、延性が著しく低下する。0.3%を超えると
添加の効果は飽和するとともに、Zrを含む巨大な晶出
物が生じ、強度および靭性の低下をもたらす。
【0012】Cr、Mn、V:Zrと同様に、最終熱処
理後のミクロ組織において、再結晶化を抑制することに
より、強度および延性の向上に寄与する元素である。C
r、Mn、Vは、それぞれ含有量が0.05%未満の場
合は、再結晶化が起こり、ミクロ組織が大きくなるため
合金の延性が低下する。Crが0.3%、Mnが1.5
%、Vが0.3%を超えて含有されると、その効果は飽
和し、それ以上の添加は無駄になる。
理後のミクロ組織において、再結晶化を抑制することに
より、強度および延性の向上に寄与する元素である。C
r、Mn、Vは、それぞれ含有量が0.05%未満の場
合は、再結晶化が起こり、ミクロ組織が大きくなるため
合金の延性が低下する。Crが0.3%、Mnが1.5
%、Vが0.3%を超えて含有されると、その効果は飽
和し、それ以上の添加は無駄になる。
【0013】Tiは、合金鋳塊のミクロ組織の微細化に
寄与する元素である。しかしその含有量が0.005%
未満では微細化効果は不十分であり、0.1%を超える
と晶出物が増加して延性および靭性が低下する。
寄与する元素である。しかしその含有量が0.005%
未満では微細化効果は不十分であり、0.1%を超える
と晶出物が増加して延性および靭性が低下する。
【0014】鋳塊中に通常不純物として含有されるF
e、Siは、その量が各0.25%を超えると、Al−
Fe−Si系晶出物が増加し、最終製品の延性および靭
性が低下する。従ってFe、Siの含有量は各0.25
%以下に規制することが必要である。
e、Siは、その量が各0.25%を超えると、Al−
Fe−Si系晶出物が増加し、最終製品の延性および靭
性が低下する。従ってFe、Siの含有量は各0.25
%以下に規制することが必要である。
【0015】次に合金材の製造方法について説明する。
上述の成分の合金を常法によりAr気圏中で溶製し、直
冷半連続鋳造法により結晶粒の微細な鋳塊を得る。この
鋳塊中の結晶粒径は3mm以上になると、粒界に存在す
る晶出物のサイズおよび分布が粗大不均一となるため、
最終製品の延性および靭性が低下する。
上述の成分の合金を常法によりAr気圏中で溶製し、直
冷半連続鋳造法により結晶粒の微細な鋳塊を得る。この
鋳塊中の結晶粒径は3mm以上になると、粒界に存在す
る晶出物のサイズおよび分布が粗大不均一となるため、
最終製品の延性および靭性が低下する。
【0016】上記鋳塊は、400〜550℃において均
熱化処理する。この処理により、Li、Mg等の元素を
十分に固溶させることができると共に晶出物を部分的に
固溶させて小さくすることができる。次いで鋳塊を35
0〜500℃の温度で押出し加工する。鋳塊の凝固組織
を壊して均一なものとするには押出し比は10以上とす
ることが望ましい。
熱化処理する。この処理により、Li、Mg等の元素を
十分に固溶させることができると共に晶出物を部分的に
固溶させて小さくすることができる。次いで鋳塊を35
0〜500℃の温度で押出し加工する。鋳塊の凝固組織
を壊して均一なものとするには押出し比は10以上とす
ることが望ましい。
【0017】最後に所定の製品特性を付与するために調
質処理を行う。本発明の合金は、焼入れ性が優れている
ため、押出し時の空冷過程でも焼きが入る。その後、必
要に応じて、冷間加工を実施し、人工時効処理を行う。
なお、時効処理に先立って、溶体化および焼入れ処理を
別工程で行うことにより、更に高強度の型材製品を得る
ことができる。
質処理を行う。本発明の合金は、焼入れ性が優れている
ため、押出し時の空冷過程でも焼きが入る。その後、必
要に応じて、冷間加工を実施し、人工時効処理を行う。
なお、時効処理に先立って、溶体化および焼入れ処理を
別工程で行うことにより、更に高強度の型材製品を得る
ことができる。
【0018】
【実施例】表1(本発明合金)および表2(比較例合
金)に示す成分の合金を常法により溶製し、半連続鋳造
法により直径150mmの押出し用ビレットに鋳造し
た。鋳塊の均熱処理は450℃、ついで520℃の2段
階で行った。こののち、鋳塊を420℃に加熱し、ラム
速度4インチ/分で熱間押出しを行い、厚さが4.0m
mの押出材試片を製造した。押出し時の冷却は、ファン
空冷として焼入れを伴うものとした。
金)に示す成分の合金を常法により溶製し、半連続鋳造
法により直径150mmの押出し用ビレットに鋳造し
た。鋳塊の均熱処理は450℃、ついで520℃の2段
階で行った。こののち、鋳塊を420℃に加熱し、ラム
速度4インチ/分で熱間押出しを行い、厚さが4.0m
mの押出材試片を製造した。押出し時の冷却は、ファン
空冷として焼入れを伴うものとした。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】上記の押出し材を520℃のAr気圏炉中
で30分溶体化加熱を行った後、2種類の冷却条件すな
わち(1)水冷(約1000℃/秒)、(2)空冷(約
2℃/秒)により焼入れを行った。最後にピーク時効条
件で人工時効処理を施した。押出し加工性の判定は、測
定した押出し圧力を指標として行った。また、引張試験
により強度ならびに延性を評価した。
で30分溶体化加熱を行った後、2種類の冷却条件すな
わち(1)水冷(約1000℃/秒)、(2)空冷(約
2℃/秒)により焼入れを行った。最後にピーク時効条
件で人工時効処理を施した。押出し加工性の判定は、測
定した押出し圧力を指標として行った。また、引張試験
により強度ならびに延性を評価した。
【0022】表3(本発明合金)および表4(比較例合
金)に各合金の押出し圧力(GPa)、引張り強さ(σ
B;MPa)、伸び(%)および密度(g/cm3)を
示す。表2の結果から明らかなように、本発明の実施例
の合金No.1〜10では、押出し圧力が100GPa
以下になり、比較例のJIS7N01合金より優れた押
出し性が認められ、水冷焼入れ材において引張り強さが
380MPa以上の高強度が得られ、密度も2.56g
/cm3以下と小さいためきわめて高い比強度を有する
ことが認められた。
金)に各合金の押出し圧力(GPa)、引張り強さ(σ
B;MPa)、伸び(%)および密度(g/cm3)を
示す。表2の結果から明らかなように、本発明の実施例
の合金No.1〜10では、押出し圧力が100GPa
以下になり、比較例のJIS7N01合金より優れた押
出し性が認められ、水冷焼入れ材において引張り強さが
380MPa以上の高強度が得られ、密度も2.56g
/cm3以下と小さいためきわめて高い比強度を有する
ことが認められた。
【0023】これに対して、表4の比較例の合金No.
11は、Li含有量が少ないため密度が大きく、かつ焼
入れ性も劣る。またNo.13は、Mg量が少ないため
強度が十分でない。No.14は、Mg量が多いため押
出し性が著しく低下し、No.15では、巨大晶出物が
生成し、強度が不十分である。
11は、Li含有量が少ないため密度が大きく、かつ焼
入れ性も劣る。またNo.13は、Mg量が少ないため
強度が十分でない。No.14は、Mg量が多いため押
出し性が著しく低下し、No.15では、巨大晶出物が
生成し、強度が不十分である。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【発明の効果】この発明のAl−Li系合金によれば、
押出し性ならびに焼入れ性に優れるため、溶体化後の焼
入れが空冷程度の緩冷却でも時効処理後高強度が得ら
れ、高比強度の押出し材が容易に製造できる。従って、
例えば鉄道車輌等の軽量化用構造材料等に求められてい
る特性を具備した押出し材であり、この分野への貢献は
大きい。
押出し性ならびに焼入れ性に優れるため、溶体化後の焼
入れが空冷程度の緩冷却でも時効処理後高強度が得ら
れ、高比強度の押出し材が容易に製造できる。従って、
例えば鉄道車輌等の軽量化用構造材料等に求められてい
る特性を具備した押出し材であり、この分野への貢献は
大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で(以下、同じ)、Li1.5〜
3.0%、Mg0.3〜1.0%と、Zr0.05〜
0.3%、Cr0.05〜0.3%、Mn0.05〜
1.5%、V0.05〜0.3%、Ti0.005〜
0.1%のうちの1種もしくは2種以上を含み、残部は
不可避的不純物とAlからなることを特徴とする押出し
性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24571096A JPH1068037A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24571096A JPH1068037A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1068037A true JPH1068037A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17137661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24571096A Pending JPH1068037A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1068037A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2889541A1 (fr) * | 2005-08-04 | 2007-02-09 | Pechiney Rhenalu Sa | Procede de recyclage de scrap d'alliages de type aluminium-lithium |
| CN103168110A (zh) * | 2010-09-08 | 2013-06-19 | 美铝公司 | 改进的铝-锂合金及其生产方法 |
| CN114480922A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-13 | 郑州轻研合金科技有限公司 | 一种超轻铝锂合金及其制备方法和应用 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP24571096A patent/JPH1068037A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2889541A1 (fr) * | 2005-08-04 | 2007-02-09 | Pechiney Rhenalu Sa | Procede de recyclage de scrap d'alliages de type aluminium-lithium |
| WO2007015013A3 (fr) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Alcan Rhenalu | Procédé de recyclage de scrap d'alliages de type aluminium-lithium |
| US7550028B2 (en) * | 2005-08-04 | 2009-06-23 | Alcan Rhenalu | Method for recycling aluminum-lithium-type alloy scrap |
| CN103168110A (zh) * | 2010-09-08 | 2013-06-19 | 美铝公司 | 改进的铝-锂合金及其生产方法 |
| CN114480922A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-13 | 郑州轻研合金科技有限公司 | 一种超轻铝锂合金及其制备方法和应用 |
| CN114480922B (zh) * | 2022-01-25 | 2023-04-07 | 郑州轻研合金科技有限公司 | 一种超轻铝锂合金及其制备方法和应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN110669964B (zh) | 一种高性能稀土Al-Mg-Si铝合金挤压材料及其制备方法 | |
| JP3194742B2 (ja) | 改良リチウムアルミニウム合金系 | |
| JPH07145441A (ja) | 超塑性アルミニウム合金およびその製造方法 | |
| KR100540234B1 (ko) | 알루미늄 기초 합금 및 알루미늄 기초 합금의 열처리 방법 | |
| JP7318274B2 (ja) | Al-Mg-Si系アルミニウム合金冷延板及びその製造方法並びに成形用Al-Mg-Si系アルミニウム合金冷延板及びその製造方法 | |
| CN104975209A (zh) | 一种高自然时效稳定性6000系铝合金材料、铝合金板及其制造方法 | |
| CN111118419A (zh) | 7000系铝合金型材及其制备工艺 | |
| JPH027386B2 (ja) | ||
| CN107964615A (zh) | 一种挤压型材用高强7xxx系铝合金及其制备方法 | |
| CN115011846A (zh) | 一种高强度、高稳定性Al-Mg-Si-Cu-Sc铝合金及其制备方法 | |
| JP5004032B2 (ja) | 高温強度に優れ、低熱膨張性を有するアルミニウム基合金およびその製造方法 | |
| JPH04341546A (ja) | 高強度アルミニウム合金押出形材の製造方法 | |
| JPS6050864B2 (ja) | 曲げ加工性に優れた成形加工用アルミニウム合金材料およびその製造法 | |
| JPH04353A (ja) | 加工用Al―Cu系アルミニウム合金鋳塊の熱処理法およびこれを用いた押出材の製造法 | |
| JPS61259828A (ja) | 高強度アルミニウム合金押出材の製造法 | |
| JPH1068037A (ja) | 押出し性および焼入れ性に優れたAl−Li系合金 | |
| CN118745542A (zh) | 一种高屈强比的高比强铝稀土合金及其制备方法 | |
| JPH0447019B2 (ja) | ||
| CN117845109A (zh) | 一种铝合金材料及其制备方法与应用 | |
| JPH0366387B2 (ja) | ||
| JPS61166938A (ja) | 展伸用Al−Li系合金およびその製造方法 | |
| JP3983454B2 (ja) | 高強度高成形性アルミニウム合金板の製造方法および該製造方法により得られるアルミニウム合金板 | |
| JPS61227157A (ja) | 展伸用Al−Li系合金の製造方法 | |
| JPH0418019B2 (ja) | ||
| JPH0259859B2 (ja) |