JPH107006A - 車両前部の車体構造 - Google Patents

車両前部の車体構造

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JPH107006A
JPH107006A JP8161239A JP16123996A JPH107006A JP H107006 A JPH107006 A JP H107006A JP 8161239 A JP8161239 A JP 8161239A JP 16123996 A JP16123996 A JP 16123996A JP H107006 A JPH107006 A JP H107006A
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body structure
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Daisuke Tada
大輔 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントバンパーに軽度の荷重がかかった場
合に、パワステ配管が変形しない車両前部の車体構造を
提供する。 【解決手段】 車幅方向に配設したファーストクロスメ
ンバー4と、該ファーストクロスメンバー4の車両前方
にパワーステアリング配管6を支持する配管クランプ5
と、該パワーステアリング配管6の車両前方に配設した
バンパーインナー7と、該バンパーインナー7から車両
後方に向かって突出した補強部材8とを備えた車両前部
の車体構造において、上記補強部材8の後面に、車両前
方に向かってへこんだ逃げ部10を設け、上記配管クラ
ンプ5に剛性を有するストッパー12を上記パワステ配
管6よりも車両前方に設けるとともに、上記逃げ部10
をこの配管クランプ5と対向させたことによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両前部の車体構
造に関する。さらに詳しくは、車両前部に配設したバン
パーインナーの補強部材および配管クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両前部には、フロントバンパー
の内側にバンパーインナーを配設している。この状態を
図7を用いて説明する。車両の両側部に、車両前後方向
に沿ってフレームaを設けている。また、円柱形状のフ
ァーストクロスメンバーb(以下、「メンバー」とい
う。)を、左右のフレームa,aを連結するように車幅
方向に設けており、このメンバーbの前方に、配管クラ
ンプcによってパワーステアリング配管d(以下、「パ
ワステ配管」という。)を支持している。さらに、上記
フレームaの前端部に、金属製のバンパーインナーeを
側面からボルト締結している。このバンパーインナーe
のボルト締結部fは、両端部分の2ケ所のみであり、荷
重がかかった場合に該バンパーインナーeの車幅中央部
が特に変形しやすいため、この車幅中央部に補強部材g
を溶接している。
【0003】この補強部材の斜視図を図8に、また図8
のIX−IX線による横断面図を図9に示す。これらの
図からわかるように、補強部材gは、板材を曲げて断面
コ字状に形成したものである。また、その後部hは金属
板を切断したままの形状である。このため、後部hに
は、鋭利なバリが残っている場合があり、金属板の板厚
分(2.0mm程度)の幅しかない。なお、車両が前面
衝突をすると、フロントバンパー(図示せず)に荷重が
かかり、フロントバンパーとともにバンパーインナーe
が変形し、上記補強部材gの後部hがパワステ配管dに
当たることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両前部の車体構造においては、以下の問題点があ
った。 (1) 車両の前面衝突等によりフロントバンパーに荷
重が加わると、その荷重が軽度の場合でも、バンパーイ
ンナーeが変形し、補強部材gがパワステ配管dに当た
り、該パワステ配管dも変形することがあった。このた
め、パワーステアリング機能の低下により、ハンドル操
作性が悪化する場合があった。 (2) また、上記前面衝突等を起こした車両を修理す
る場合、フロントバンパー、バンパーインナーeとあわ
せてパワステ配管dも交換しなければならなかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、フロントバンパーに軽度の荷重がかかった場合に、
パワステ配管が変形しない車両前部の車体構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、車幅方
向に配設したメンバーと、該メンバーの車両前方にパワ
ステ配管を支持する配管クランプと、該パワステ配管の
車両前方に配設したバンパーインナーと、該バンパーイ
ンナーから車両後方に向かって突出した補強部材とを備
えた車両前部の車体構造において、上記補強部材の後面
に、車両前方に向かってへこんだ逃げ部を設け、上記配
管クランプに剛性を有するストッパーを上記パワステ配
管よりも車両前方に設けるとともに、上記逃げ部をこの
配管クランプと対向させたことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る車両前部の車体構造を詳細に説明する。図1
は、車両全体1を示す斜視図である。車両前部には、フ
ロントバンパー2を配設している。また、図2は、車両
前部の内部を拡大した斜視図である。車両1の両側部に
前後方向に沿ってフレーム3を配設しており、このフレ
ーム3の前端部に車幅方向に沿って円柱状のメンバー4
を設けている。また、配管クランプ5を用いて、パワス
テ配管6をメンバー4の車両前方に固定している。
【0008】このパワステ配管6をメンバー4の車両前
方に配設した理由は、以下の2点である。まず、メンバ
ー4の車両後方側には、ステアリングギアボックスやエ
アコンのコンデンサ等(図示せず)が配置されているた
め、パワステ配管6を通すスペースがない。また、上昇
したパワステ油温を冷却する場合、メンバー4の車両前
方の方が風を受け易いため、パワステ配管6を冷却する
のに適しているからである。
【0009】次いで、上記フレーム前端部の側面に、バ
ンパーインナー7をボルト締結している。該バンパーイ
ンナー裏側の車幅方向略中央部に、断面コ字状の補強部
材8を車両後方に突出した状態で固定している。この補
強部材8と上記配管クランプ5は、車幅方向で同一位置
になるように配設する。さらに、バンパー(図示せず)
を上記バンパーインナー7の車両前方に取り付けてい
る。上記補強部材8を図3および図4を用いて説明す
る。
【0010】図3は上記補強部材8の斜視図、図4は図
3のIV−IV線による横断面図である。該補強部材8
の後部に、フランジ9を設けている。このフランジ9の
略中央部は、車両前方に向かってへこんだ逃げ部10を
形成している。該フランジ9は、車両1の前面衝突等に
より、バンパーインナー7が変形して上記補強部材8の
後面がパワステ配管6に当たるとき、その衝撃荷重を軽
減させるために、該パワステ配管6との接触面積を増や
す目的で設けたものである。
【0011】なお、図5は上記配管クランプ5の斜視
図、図6は図5のVI−VI線による縦断面図である。
該配管クランプ5は、略コ字状の形状を成し、パワステ
配管6の挿通孔11を2個有している。この挿通孔1
1,11にパワステ配管6を通す方法は、次の通りであ
る。挿通孔11,11から外方へ向かって設けられた、
外方側が大きく挿通孔11,11側が小さい、テーパ状
の切欠き部を通してパワステ配管6は挿通孔11,11
内に支持される。
【0012】そして、荷重が加わったときに配管クラン
プ5が変形しないように、上記挿通孔11,11の間
で、かつ、パワステ配管6よりも車両前方の部位に剛性
を有するストッパー12を埋め込んでいる。そして、該
配管クランプ5の両端には脚部13,13を設けてお
り、この脚部13,13で挟み込むことによって、配管
クランプ5をメンバー4に固定している。また、該配管
クランプ5の材質は、PP(ポリプロピレン)樹脂等の
合成樹脂が好ましい。この理由は、成形が容易で、振動
や多少の外力への耐久性および耐水性に優れ、組付時は
挿通孔11,11に隣接する切欠き部がたわむので作業
性がよく、安価であるからである。
【0013】この配管クランプ5と補強部材8は、車幅
方向で同一位置に配置しており、かつ、補強部材8の逃
げ部10と配管クランプ5の高さ位置も同一になってい
る。車両1の前面衝突等によりフロントバンパー2に荷
重が加わったときは、上記補強部材8と配管クランプ5
の両方の効果により、パワステ配管6の変形を防止する
ことができる。
【0014】実施の他の形態 配管クランプ5にストッパー12を埋め込む部位は、上
述したようにパワステ配管6の挿通孔11の間に限定し
ない。例えば、該挿通孔11の周囲にリング状に埋め込
んでもよい。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る車両前部
の車体構造によれば、 (1) 車両の前面衝突等によりフロントバンパーに荷
重が加えられても、軽度な場合なら、上記補強部材およ
び配管クランプによって、パワステ配管は変形しない。
よって、事故直後でもパワーステアリングの機能は正常
に保たれる。 (2) 上記事故による車両を修理する場合、部品交換
をする部位はフロントバンパーおよびバンパーインナー
のみでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両全体を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る車両前部を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る補強部材を示す斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線による横断面図である。
【図5】本発明に係る配管クランプを示す斜視図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線による縦断面図である。
【図7】従来の車両前部を示す斜視図である。
【図8】従来の補強部材を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線による縦断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 フロントバンパー 3 フレーム 4 ファーストクロスメンバー 5 配管クランプ 6 パワーステアリング配管 7 バンパーインナー 8 補強部材 9 フランジ 10 逃げ部 11 挿通孔 12 ストッパー 13 脚部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に配設したファーストクロスメ
    ンバーと、該ファーストクロスメンバーの車両前方にパ
    ワーステアリング配管を支持する配管クランプと、該パ
    ワーステアリング配管の車両前方に配設したバンパーイ
    ンナーと、該バンパーインナーから車両後方に向かって
    突出した補強部材とを備えた車両前部の車体構造におい
    て、 上記補強部材の後面に、車両前方に向かってへこんだ逃
    げ部を設け、この逃げ部を上記パワーステアリング配管
    と対向させたことを特徴とする車両前部の車体構造。
  2. 【請求項2】 車幅方向に配設したファーストクロスメ
    ンバーと、該ファーストクロスメンバーの車両前方にパ
    ワーステアリング配管を支持する配管クランプと、該パ
    ワーステアリング配管の車両前方に配設したバンパーイ
    ンナーと、該バンパーインナーから車両後方に向かって
    突出した補強部材とを備えた車両前部の車体構造におい
    て、 上記配管クランプに剛性を有するストッパーを上記パワ
    ーステアリング配管よりも車両前方に設けたことを特徴
    とする車両前部の車体構造。
  3. 【請求項3】 車幅方向に配設したファーストクロスメ
    ンバーと、該ファーストクロスメンバーの車両前方にパ
    ワーステアリング配管を支持する配管クランプと、該パ
    ワーステアリング配管の車両前方に配設したバンパーイ
    ンナーと、該バンパーインナーから車両後方に向かって
    突出した補強部材とを備えた車両前部の車体構造におい
    て、 上記補強部材の後面に、車両前方に向かってへこんだ逃
    げ部を設け、上記配管クランプに剛性を有するストッパ
    ーを上記パワーステアリング配管よりも車両前方に設け
    るとともに、上記逃げ部をこの配管クランプと対向させ
    たことを特徴とする車両前部の車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010012961A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Suzuki Motor Corp 燃料電池車両の冷却装置

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