JPH107046A - 自転車用サドル - Google Patents

自転車用サドル

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JPH107046A
JPH107046A JP8181677A JP18167796A JPH107046A JP H107046 A JPH107046 A JP H107046A JP 8181677 A JP8181677 A JP 8181677A JP 18167796 A JP18167796 A JP 18167796A JP H107046 A JPH107046 A JP H107046A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/005Saddles having a seating area with multiple separate weight bearing surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/007Saddles with specific anatomical adaptations

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車に長時間乗車しても、臀部近辺や会陰
部近辺等に圧迫等による痛みが発生する恐れがなく、快
適に乗車できる自転車用サドルを提供する。 【解決手段】 サドルの前方両側部がその前方中央部よ
りも自転車の進行方向の前方に向かって突出した形状に
するとともに、少なくともその突出した前方両側部を含
むサドル変位部材をサドル本体に対して可動部材により
変位可能に設けることにより、自転車の乗車者の体重
を、臀部および大腿部の広い範囲に分散して支持し、臀
部近辺や会陰部近辺等が不要に圧迫されることを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用サドルに
関し、詳細には、自転車の乗車者の快適性と自転車走行
能力の向上を図った自転車用サドルに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車は、無公害であり、かつ、適度の
人力を要する乗り物であるので、近年は、その実用的な
面からだけでなく、美容や健康維持の面からも注目され
ている乗り物である。また、最近では、自転車のロード
レースや、自転車走行をその一部に組み込んだトライア
スロンなどの自転車競技も盛んであり、自転車はますま
す注目を浴びつつある。
【0003】しかしながら、自転車に長時間乗る場合に
一番問題になるのは、サドルによる臀部の圧迫である。
【0004】例えば、図9は、従来からある自転車のサ
ドルを上から見た平面図であり、1で示されるサドル
と、αで示される乗車者の臀部との位置関係を示すもの
である。この図からも明らかなように、従来のサドル1
の受圧面積は乗車者αの臀部に比して極めて小さく、こ
れがサドル1による臀部の圧迫を大きくしている原因で
ある。
【0005】すなわち、乗車者αの体重のほとんどは、
βで示される乗車者αの尾骨部近辺と、γで示される乗
車者αの会陰部近辺との極めて小さい部分で、サドル1
に支えられており、その結果、尾骨部近辺βおよび会陰
部近辺γの圧迫は大きく、乗車時間が長くなるにつれ、
尾骨部近辺βおよび会陰部近辺γの圧迫は次第に痛みに
変わり、耐え難いものとなってくる。
【0006】特に、会陰部近辺γの圧迫は、前傾姿勢を
取る競技用自転車の乗車者の場合には深刻な問題で、会
陰部近辺γが圧迫されると、必然的に尿道も圧迫される
ことになり、尿道痛や排尿障害が生じる一因となってお
り、従来から大きな問題であった。
【0007】また、図9からも明らかなように、従来の
サドル1においては、大腿部の下には基本的に大腿部を
支える部材が存在しないので、乗車が長時間になると、
大腿部の付け根に痛みが発生するという問題もあった。
【0008】さらには、サドル1の前方中央部7が突出
しており、乗車者の股間部に位置するため、ペダルを漕
ぐ動作のたびに、乗車者の太股内側がこの突出する前方
中央部7と擦れ合い、股擦れを引き起こす原因となって
いる。
【0009】ところが、従来は、自転車本体の軽量化や
変速機構の改良などは盛んに試みられてきたが、サドル
に関しては旧態依然の形状が、無意識に踏襲されている
のが実状である。そのため、自転車の乗車者、特に、競
技用自転車の乗車者のように長時間乗車する者は、現状
のサドルには不満を抱きながらも、仕方がないものと諦
めて、尾骨部近辺や会陰部近辺の痛み、さらには股擦れ
や大腿部の痛みを我慢し、尿道痛や排尿障害になる危険
性を被りながら、長時間の乗車や競技に臨んでいるのが
実状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これまで試
みられることがなかった自転車用サドルの形状並びに構
造を根本的に改善し、自転車の乗車者、特に、競技用自
転車の乗車者のように長時間自転車に乗車する者にとっ
ても、尾骨部近辺や会陰部近辺等の痛みがなく、快適
で、しかも、結果として、自転車の走行能力を高めるこ
とができる自転車用サドルを提供することを課題とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、自転車用サドルを、サドルの前方両側部
が、その前方中央部よりも自転車の進行方向の前方に向
かって突出した形状とすると共に、少なくともその突出
している前方両側部を含むサドル変位部材をサドル本体
に対し可動部材を介して変位可能に設けることによっ
て、上記課題を解決した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の自転車用サドルは、サド
ルの前方両側部がその前方中央部よりも自転車の進行方
向の前方に向かって突出した形状を有しており、その突
出した前方両側部を含むサドル変位部材およびサドル本
体で、その自転車の乗車者の大腿部および臀部の広い範
囲を受け止めるようにしたので、自転車の乗車者の体重
は、広範囲に分散され、臀部、特に尾骨部近辺が部分的
に強い圧迫を受けることがない。
【0013】なお、本明細書において、「サドル本体」
とは、特に断らない限り、サドルのサドル支柱に固定さ
れている部分をいう。
【0014】また、従来のサドルにあった前方に突出し
ていた前方中央部がないので、会陰部近辺を圧迫するこ
とがない。
【0015】しかも、左右の大腿部を受け止めるサドル
変位部材が、サドル本体に対して可動部材により変位可
能となっているので、ペダルを漕ぐ大腿部の運動が妨げ
られることがない。
【0016】上記左右のサドル変位部材は、それぞれ左
右両側部の突出部分だけから構成されても良いし、左右
両側部の突出部分をそれぞれ含むさらに広い部分から構
成されても良い。
【0017】左右のサドル変位部材を、左右両側部の突
出部分をそれぞれ含む広い部分で構成するときには、左
右のサドル変位部材を互いに変位可能な複数のサドル変
位部材に分割しておくことができる。この場合は、サド
ルの全体の形状を大腿部および臀部の動きによりフィッ
トさせる上で、有利である。その際、ペダルを漕ぐ動作
が支障なく行えるよう、少なくとも、左右のサドル変位
部材の全体か、あるいは、複数に分割されたサドル変位
部材の何れかが、大腿部の動きに追従して軽やかに変位
可能とされていることが必要である。左右のサドル変位
部材と分割された複数のサドル変位部材のいずれか、あ
るいは、分割された複数のサドル変位部材が互いに協同
して、大腿部の動きに追従し、軽やかに変位可能となる
よう構成しても良い。
【0018】左右のサドル変位部材をサドル本体に対し
て変位可能にするには、あるいは、分割された複数のサ
ドル変位部材を相互に変位可能にするには、サドル変位
部材とサドル本体、または分割された複数のサドル変位
部材の相互を、可動部材を用いて、相互に変位可能に連
結すればよい。例えば、回転軸を用いて、相互に回転可
能に連結しても良いし、蝶番等を用いても良い。さらに
は、棒バネ、板バネ等の弾性力のある可撓性部材で、サ
ドル変位部材とサドル本体とを、または分割されたサド
ル変位部材の相互を、連結しても良いし、サドル変位部
材とサドル本体との間、もしくは、分割されたサドル変
位部材の相互の間に、弾性力のある可撓性部材を設ける
ようにしても良い。
【0019】左右のサドル変位部材、および、分割され
た複数のサドル変位部材は、外力のない状態では、少な
くとも元の位置に戻る復元力を有していることが望まし
い。しかしながら、大腿部を受ける左右に突出するサド
ル変位部材が、余りに強い復元力で元の位置に戻るよう
にしてしまうと、自転車のペダルを漕ぐ際に、障害とな
る恐れがある。したがって、左右に突出するサドル変位
部材が大腿部の動きに応じた軽やかな変位を保証するた
めのサドル変位部材、もしくは、分割されたサドル変位
部材の復元力は、それらサドル変位部材の自重に打ち勝
つ程度であることが好ましい。一方、それ以外のサドル
変位部材、もしくは、分割されたサドル変位部材は、通
常は臀部を支え、停車時等に臀部および大腿部が大きな
動きをする時に追従できれば良いので、比較的強い復元
力を有していることが望ましい。
【0020】また、本発明の自転車用サドルは、サドル
後部に背を設けることも可能であり、サドル後部に背を
設けた時には、自転車のペダルを漕ぐ時に、脚が受ける
反力をサドル後部の背で受けることができ、サドル後部
を支点にして、漕ぐ力を有効にペダルに伝えることがで
きる。そのとき、サドル本体を、自転車の進行方向に直
行する左右方向に延びる水平軸の回りに揺動可能に軸架
しておけば、ペダルを漕ぐ時に、脚が受ける反力をより
有効に受けることができる。
【0021】本発明の自転車用サドルの材質は、特に問
わないが、硬質の塩化ビニルや、あるいは、ポリカーボ
ネート、ABS、ポリエステル、ポリアミドなどの耐衝
撃性に優れた硬質プラスチック、ガラス繊維や炭素繊維
などの繊維補強材で補強した複合材料、さらには、アル
ミニウムやチタン合金などの金属材料によっても形成す
ることができる。なお、硬質材料の上に塩化ビニルやナ
イロン、さらにはゴムや皮等の軟質の材料を積層して表
面に弾力性を持たせても良い。
【0022】また、サドル表面を、臀部や大腿部の形状
に合わせた凹凸を持った形に形成することにより、サド
ルを自転車の乗車者の臀部や大腿部によりフィットさせ
るようにしても良い。
【0023】
【実施例】次に、図面を用いて、本発明を説明する。
【0024】図1は、本発明の自転車用サドルの一例を
示すもので、サドルを下側から見た底面図である。
【0025】図において、符号1はサドルであって、サ
ドル本体2と、可動部材3a、3bによって変位可能に
支持されている左右のサドル変位部材4a、4bとによ
って構成されており、サドル本体2の下側部に設けられ
た取付部材5によって、自転車本体におけるサドル支柱
6に取り付けられている。
【0026】図示実施例におけるサドル変位部材4a、
4bの可動部材3a、3bは、それぞれ回転軸と、その
軸受部とによって回動自在に構成したものを示してお
り、その可動部材3a、3bの取付け位置は、サドル本
体2の前方中央部7よりも自転車の進行方向の後方に位
置して設けられている。また、これら可動部材3a、3
bの回転軸には、その周囲を巻回するコイルバネが設け
られており、可動部材3a、3bに支持されるサドル変
位部材4a、4bに外力が働かない状態の時には、その
サドル変位部材4a、4bが、常に水平位置に保持され
るよう復元力が与えられている。この復元力を与える手
段としては、コイルバネに限らず板バネであってもよ
い。
【0027】また、図示実施例に示す左右のサドル変位
部材4a、4bは、サドル本体2の前方中央部7よりも
自転車の進行方向の前方に向かって突出する前方両側部
8a、8bを、それぞれ含む形状に形成してある。
【0028】サドル本体2の取付部材5と自転車本体の
サドル支柱6との取付は、従来の取付手段、例えば、螺
合などの手段を採用すればよい。
【0029】図1と図9とを比べると明らかなように、
本発明の自転車用サドルは、従来の自転車用サドルに比
べて、自転車の乗車者αの臀部および大腿部をより広い
範囲の面積で支えるものであることが分かる。このた
め、本発明の自転車用サドルにおいては、自転車の乗車
者αの体重は、臀部および大腿部のより広い面積に分散
してサドル1によって受け止められるため、尾骨部近辺
が部分的に強く圧迫されることがない。しかも、図9に
示す従来におけるサドルの前方中央部7の突出部がな
く、乗車者αの会陰部近辺が不要に圧迫されることもな
い。
【0030】図2は、図1のサドルを横から見た側面図
であり、自転車本体の部分的模式図と共に示すものであ
る。
【0031】サドル変位部材4a−1、4a−2、4a
−3は、サドル変位部材4aが可動部材3aを中心にサ
ドル本体2に対して回転変位した位置を仮想的に示すも
のであり、サドル変位部材4aが、自転車の乗車者αが
ペダルを漕ぐ時の大腿部の動きに対して支障にならない
ことが分かる。
【0032】なお、符号10はペダル9の回転軌跡を示
す。
【0033】図3は、図1および図2に示された本発明
の自転車用サドルの斜視図である。
【0034】この図の場合、サドル変位部材4a、4
b、およびサドル本体2の表面は平板状であるが、当接
する臀部や大腿部の形状に合った凹部や凸部を有する曲
面としても良い。
【0035】なお、符号11は、サドル1の後部に設け
られた背を示している。
【0036】図4は、背11を付けた場合の本発明の自
転車用サドルを、自転車本体並びに乗車者αと共に示す
ものである。
【0037】図から明らかなように、乗車者αがペダル
9を漕ぐ力は、矢印Xの方向に作用し、乗車者αは当然
に矢印Xとは反対方向に反力を受ける訳であるが、従来
は、自転車のハンドル12を握る両手に力を込め、腕の
力と上体の力によって上体位置を動かないように保持し
て反力を受け止めていた。したがって、ペダル9を漕ぐ
脚に力を加えるたびに、両腕並びに上体は緊張し、疲労
の大きな一因であった。
【0038】ところが、図4に示すように、サドル1に
背11があると、脚が受ける反力の一部、すなわち、矢
印Yで示される方向に作用する水平分力は、背11によ
って有効に受け止められる。その結果、もはや、上体や
腕に余分の力を加える必要がなく、乗車者αの疲労は格
段に減少するものである。
【0039】また、サドル1の全体を自転車の進行方向
に直交する左右方向に延びる水平軸13の回りに、矢印
Bで示すように、揺動自在に支持しておくと、ペダル9
に矢印X方向の力が加えられた場合には、サドル1が二
点鎖線で示される位置に揺動し、乗車者αが受ける反力
のより大きな部分を背11によって有効に受け止めるこ
とができる。
【0040】図5は、本発明の自転車用サドルの他の例
を示し、サドルを下側から見た底面図である。
【0041】この実施例に示す、取付部材5によってサ
ドル支柱6に取付け固定されるサドル本体2は、極端な
までに小さくされており、その周囲をサドル変位部材4
a、4bによって取り囲まれている。サドル変位部材4
a、4bは、それぞれ、回転軸14a、14bとして例
示されている可動部材3a、3bによって、サドル本体
2に対して回転変位可能に取り付けられている。符号1
5a、15bは、それぞれ回転軸14a、14bを回転
可能に保持する軸受であり、符号16a、16bは、サ
ドル本体2に取り付けられた、回転軸14a、14bの
保持部材である。勿論、保持部材16a、16bの方を
軸受として構成し、軸受15a、15bを保持部材とし
て構成しても良い。
【0042】符号17a、17b、18a、18bは、
弾性力のある可撓性部材によって構成された可動部材で
あって、この可動部材17aと18a、および可動部材
17bと18bとによって、サドル変位部材4a、4b
は、それぞれ3つの相互に変位可能なサドル変位部材4
a−1、4a−2、4a−3およびサドル変位部材4b
−1、4b−2、4b−3に分割されている。
【0043】この各々3つのサドル変位部材4a−1、
4a−2、4a−3と、サドル変位部材4b−1、4b
−2、4b−3、および、サドル変位部材4a、4bの
相互の動きは、図6を見れば容易に理解される。
【0044】すなわち、図6は、図5の自転車用サドル
を横から見た側面図である。
【0045】図6から明らかなように、自転車の乗車者
αのペダル9を漕ぐ大腿部の動きは、サドル変位部材4
aのサドル本体2に対する回転変位と、サドル変位部材
4aを分割したサドル変位部材4a−1のサドル変位部
材4a−2に対する相互変位の協同作用によって、障害
なく追従されている。サドル変位部材4a−3とサドル
変位部材4a−2との相互変位は、サドル変位部材4a
のサドル本体2に対する回転変位によってサドル変位部
材4aの後部が不必要に持ち上げられることを有効に防
止している。
【0046】なお、図5、図6の例の場合、サドル変位
部材4a、4bは耐衝撃性のある硬質プラスチックで作
られており、可動部材17a、17b、18a、18b
を構成する可撓性部材は、サドル変位部材4a、4bを
構成している硬質プラスチックと一体的に結合している
軟質で弾力性のあるプラスチックで構成されている。分
割されたサドル変位部材4a−1、4a−2、4a−
3、および、サドル変位部材4b−1、4b−2、4b
−3を相互に変位可能にする手段としては、これに限ら
ず、切れ込みや溝を入れることによっても可能である。
また、軟質で弾力性のあるプラスチックだけや単なる溝
や切れ込みだけでは復元力が不足する場合には、バネな
どの補助手段を用いても良い。
【0047】図7は、本発明の自転車用サドルの他の例
を示し、やはり、サドルを下側から見た底面図である。
【0048】この実施例におけるサドル変位部材4a、
4bは、比較的硬く復元力の強い可撓性部材により構成
された可動部材3a、3bによって、サドル本体2に変
位可能に結合されており、かつ、弾力性のある比較的柔
らかな可撓性部材により構成された可動部材19a、1
9bによって、それぞれ2つのサドル変位部材4a−
1、4a−2、および、サドル変位部材4b−1、4b
−2に分割されている。自転車の乗車者αのペダル9を
漕ぐ大腿部の運動は、サドル変位部材4a−1、およ
び、サドル変位部材4b−1の軽やかな変位によって基
本的に保証されている。
【0049】可撓性部材により構成されている可動部材
3a、3bは、自転車の進行方向にほぼ平行であるが、
可撓性部材により構成されている可動部材19a、19
bは、自転車の進行方向に対して垂直な方向からややず
れており、図から明らかなように、サドルの両サイド側
が、自転車の進行方向の後方に傾いている。このように
可動部材19a、19bに角度を付けることによって、
サドル変位部材4a−1、および、サドル変位部材4b
−1における外側部分の回転変位量が内側よりも大きく
なり、自転車の乗車者αの大腿部の外側部分に対する運
動の妨げが、可動部材19a、19bが自転車の進行方
向に対して単に垂直である場合よりも、より緩和され
る。しかも、可撓性部材によって構成される可動部材3
a、3bによって、サドル変位部材4a、4bの全体
が、サドル本体2に対して変位すると、サドル変位部材
4a−1、および、サドル変位部材4b−1の外側部分
の回転変位量が内側よりもさらに大きくなり、自転車の
乗車者αの大腿部の外側部分に対する運動の妨げが、一
層、緩和される。
【0050】また、この例における可動部材3a、3b
を構成する比較的硬く復元力の強い可撓性部材は、通常
の乗車時にはほとんど変位せず、自転車の乗車者αの体
重を支えるのに有効であるが、停車時等に大腿部が普段
よりも大きく下がる時には、その動きに追従し、動きを
妨げることがない。
【0051】図8は、本発明の自転車用サドルのさらに
他の例で、同じく、サドルを下側から見た底面図であ
る。
【0052】この実施例におけるサドル変位部材4a、
4bは、比較的柔らかな可撓性部材によって構成された
可動部材20a、20bにより、それぞれサドル変位部
材4a−1、4a−2、および、サドル変位部材4b−
1、4b−2に分割されており、自転車の進行方向に対
して角度を持った比較的硬く復元力の強い可撓性部材に
より構成された可動部材3a、3bによって、サドル本
体2に対して変位可能に結合されている。
【0053】このように可動部材3a、3bを構成する
可撓性部材は、比較的硬く強い復元力を持っているの
で、通常の自転車の乗車時には、乗車者αの体重を支え
るのに有効であり、一方、自転車の進行方向に対して角
度を持たせて設けてあるので、停車時や自転車を漕ぐ時
に、大腿部を大きく下げるような場合でも、よくその動
きに追従して、動きを妨げることがない。
【0054】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明の自転車用
サドルは、サドルの前方両側部が、その前方中央部より
も自転車の進行方向の前方に向かって突出した形状を有
するとともに、少なくともその突出した前方両側部を含
むサドル変位部材が、サドル本体に対して可動部材によ
り変位可能に設けてあるので、自転車の乗車者の体重
を、臀部および大腿部の広い範囲に分散して支持するこ
とができるので、臀部、特に尾骨部近辺が部分的に圧迫
を強く受けることがない。しかも、従来のサドルのよう
に前方中央部に突出部がないので、股擦れがなく、会陰
部近辺が不要に圧迫されることもない。したがって、本
発明の自転車用サドルは、自転車に長時間乗車しても臀
部近辺や会陰部近辺等に痛みを生じることがなく、快適
に乗車できるという優れた効果を奏するものである。
【0055】また、本発明の自転車用サドルにはサドル
の後部に背があるので、ペダルを漕ぐ時に脚が受ける反
力を有効に受け止めることができ、その分、力を有効に
ペダルに伝えることができるので、優れた走行能力を発
揮することができるという格別の効果を奏するものであ
る。
【0056】本発明の自転車用サドルは、自転車の乗車
者を従来不可避と思われていた臀部近辺等の痛みから解
放し、より快適な自転車走行を可能にし、ひいては一段
の走行能力の向上をもたらす画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自転車用サドルを下側から見た底面図
である。
【図2】本発明の自転車用サドルを横から見た側面図で
ある。
【図3】本発明の自転車用サドルの斜視図である。
【図4】本発明の自転車用サドルと反力の関係を示す概
念図である。
【図5】本発明の自転車用サドルの他の例を下側から見
た底面図である。
【図6】本発明の自転車用サドルを横から見た側面図で
ある。
【図7】本発明の自転車用サドルのさらに他の例を下側
から見た底面図である。
【図8】本発明の自転車用サドルのさらに他の例を下側
から見た底面図である。
【図9】従来の自転車用サドルを上側から見た平面図で
ある。
【符号の説明】
1 サドル 2 サドル本体 3a、3b 可動部材 4a、4b サドル変位部材 5 取付部材 6 サドル支柱 7 サドルの前方中央部 8a、8b サドルの前方両側部 9 ペダル 10 ペダルの回転軌跡 11 背 12 ハンドル 13 水平軸 14a、14b 回転軸 15a、15b 軸受 16a、16b 回転軸の保持部材 17a、17b 可動部材 18a、18b 可動部材 19a、19b 可動部材 20a、20b 可動部材 α 自転車の乗車者 β 尾骨部近辺 γ 会陰部近辺

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドルの前方両側部が、その前方中央部
    よりも自転車の進行方向の前方に向かって突出した形状
    を有するとともに、少なくともその突出した前方両側部
    を含むサドル変位部材がサドル本体に対して可動部材に
    より変位可能に連結されていることを特徴とする自転車
    用サドル。
  2. 【請求項2】 突出した前方両側部を含むサドル変位部
    材が、サドルの前方中央部よりも、自転車の進行方向の
    後方位置において、サドル本体に対し変位可能とされて
    いることを特徴とする請求項1記載の自転車用サドル。
  3. 【請求項3】 突出した前方両側部を含むサドル変位部
    材が、互いに変位可能な複数のサドル変位部材に分割さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の自転
    車用サドル。
  4. 【請求項4】 突出した前方両側部を含むサドル変位部
    材および/またはその分割されたサドル変位部材が、少
    なくとももとの位置に戻る復元力を有するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2または3記載の
    自転車用サドル。
  5. 【請求項5】 復元力が、突出した前方両側部を含むサ
    ドル変位部材およびその分割されたサドル変位部材ごと
    に異なることを特徴とする請求項4記載の自転車用サド
    ル。
  6. 【請求項6】 サドルが、その後部に、背を有すること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の自転
    車用サドル。
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