JPH1070520A - 受信装置の同期捕捉方式 - Google Patents
受信装置の同期捕捉方式Info
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- JPH1070520A JPH1070520A JP8245634A JP24563496A JPH1070520A JP H1070520 A JPH1070520 A JP H1070520A JP 8245634 A JP8245634 A JP 8245634A JP 24563496 A JP24563496 A JP 24563496A JP H1070520 A JPH1070520 A JP H1070520A
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 abstract description 3
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
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Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送波をデジタル変調させた入力信号を受信
処理する受信装置において迅速に同期捕捉を達成する。 【解決手段】 入力信号をフーリエ変換器21でフーリ
エ変換し、同期捕捉用信号発生器22から供給されるフ
ーリエ変換した相関をとるべき符号信号と当該入力信号
とを畳み込み演算器23で複数の周波数領域で畳み込み
演算する。畳み込み演算された信号を自乗器24で2乗
処理した後に積分器25で加算演算し、得られた信号レ
ベルを比較器26において所定値と比較して、所定値以
上の信号レベルを得た場合には、その時点での位相と周
波数とを入力信号の受信処理用として選択する一方、信
号レベルが所定値未満の場合には、制御回路27が同期
捕捉用信号発生器22から供給する相関をとるべき符号
信号の位相を変更させ、上記の処理を繰り返し行う。こ
れによって、従来のように周波数を変更させた繰り返し
処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周波数偏差
及びタイミング位相が検出できる。
処理する受信装置において迅速に同期捕捉を達成する。 【解決手段】 入力信号をフーリエ変換器21でフーリ
エ変換し、同期捕捉用信号発生器22から供給されるフ
ーリエ変換した相関をとるべき符号信号と当該入力信号
とを畳み込み演算器23で複数の周波数領域で畳み込み
演算する。畳み込み演算された信号を自乗器24で2乗
処理した後に積分器25で加算演算し、得られた信号レ
ベルを比較器26において所定値と比較して、所定値以
上の信号レベルを得た場合には、その時点での位相と周
波数とを入力信号の受信処理用として選択する一方、信
号レベルが所定値未満の場合には、制御回路27が同期
捕捉用信号発生器22から供給する相関をとるべき符号
信号の位相を変更させ、上記の処理を繰り返し行う。こ
れによって、従来のように周波数を変更させた繰り返し
処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周波数偏差
及びタイミング位相が検出できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送波を用いるデ
ジタル変調方式の受信装置に関し、特に、入力した受信
信号と受信装置の同期捕捉用信号との相関をとることに
よって同期捕捉を行う方式に関する。
ジタル変調方式の受信装置に関し、特に、入力した受信
信号と受信装置の同期捕捉用信号との相関をとることに
よって同期捕捉を行う方式に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル変調方式の受信装置は、移動体
通信機の受信部等として用いられており、入力した受信
信号と同期捕捉用信号との相関をとることによって初期
同期の捕捉を行っている。デジタル変調方式の受信装置
には種々な方式があるが、例えばスペクトラム拡散通信
方式の受信装置では、同期捕捉用信号として拡散符号を
用いて同期捕捉を行っている。スペクトラム拡散通信方
式の受信装置における同期捕捉には、シリアルサーチ、
パラレルサーチ等の方式があり、更に、シリアルサーチ
方式には能動的な方式と受動的な方式とがある。
通信機の受信部等として用いられており、入力した受信
信号と同期捕捉用信号との相関をとることによって初期
同期の捕捉を行っている。デジタル変調方式の受信装置
には種々な方式があるが、例えばスペクトラム拡散通信
方式の受信装置では、同期捕捉用信号として拡散符号を
用いて同期捕捉を行っている。スペクトラム拡散通信方
式の受信装置における同期捕捉には、シリアルサーチ、
パラレルサーチ等の方式があり、更に、シリアルサーチ
方式には能動的な方式と受動的な方式とがある。
【0003】図4には能動的なシリアルサーチ方式で同
期捕捉を行う同期捕捉回路の構成を示してある。この能
動方式は、入力された受信信号との相関をとるための拡
散符号(一般的には、疑似ランダム(PN)符号)の位
相を送信側の拡散符号と同様に動かすものであり、同期
捕捉用信号発生器1からの拡散符号と入力された受信信
号とを乗算器2で乗算し、更に、非線形回路の検波器3
で包絡線検波若しくは2乗検波等して、積分器4で一定
時間間隔の積分を行い、積分器4で得られた信号レベル
を比較器5において所定の一定値と比較する。
期捕捉を行う同期捕捉回路の構成を示してある。この能
動方式は、入力された受信信号との相関をとるための拡
散符号(一般的には、疑似ランダム(PN)符号)の位
相を送信側の拡散符号と同様に動かすものであり、同期
捕捉用信号発生器1からの拡散符号と入力された受信信
号とを乗算器2で乗算し、更に、非線形回路の検波器3
で包絡線検波若しくは2乗検波等して、積分器4で一定
時間間隔の積分を行い、積分器4で得られた信号レベル
を比較器5において所定の一定値と比較する。
【0004】この結果、信号レベルが当該一定値に満た
ない場合には、制御回路6が同期捕捉用信号発生器1を
制御して、拡散符号の位相を所定間隔(例えば、拡散符
号の1チップ時間間隔の半分)のステップで進めさせ、
当該位相を変更した拡散符号によって上記の処理を繰り
返し行わせる。このような繰り返し処理によって、信号
レベルが前記一定値以上となったことを比較器5におい
て検知した場合には、制御回路6による拡散符号の位相
制御を停止し、当該拡散符号の位相が正しい初期同期の
位置であるとし、この同期捕捉された状態を保持するた
めの動作に移行する。なお、図4に示す同期捕捉回路で
は、乗算器2と検波器3との間に帯域通過フィルタ(B
PF)7を設けて中間周波数帯での処理を行っている
が、ベースバンド信号の領域で処理を行う場合にはこの
帯域通過フィルタ7は省略可能である。
ない場合には、制御回路6が同期捕捉用信号発生器1を
制御して、拡散符号の位相を所定間隔(例えば、拡散符
号の1チップ時間間隔の半分)のステップで進めさせ、
当該位相を変更した拡散符号によって上記の処理を繰り
返し行わせる。このような繰り返し処理によって、信号
レベルが前記一定値以上となったことを比較器5におい
て検知した場合には、制御回路6による拡散符号の位相
制御を停止し、当該拡散符号の位相が正しい初期同期の
位置であるとし、この同期捕捉された状態を保持するた
めの動作に移行する。なお、図4に示す同期捕捉回路で
は、乗算器2と検波器3との間に帯域通過フィルタ(B
PF)7を設けて中間周波数帯での処理を行っている
が、ベースバンド信号の領域で処理を行う場合にはこの
帯域通過フィルタ7は省略可能である。
【0005】なお、受動的なシリアルサーチ方式で同期
捕捉を行う場合には、例えば整合フィルタ(マッチドフ
ィルタ)を用いて受信側の同期捕捉用信号のタイミング
位相を静止させて処理を行う。すなわち、入力された受
信信号をシフトレジスタ等に一旦格納し、一定の遅延時
間毎の受信信号の各チップ時間間隔の出力と、予め記憶
されている拡散符号系列の信号とを、各チップで同時に
相関をとることにより、同期捕捉を行う。
捕捉を行う場合には、例えば整合フィルタ(マッチドフ
ィルタ)を用いて受信側の同期捕捉用信号のタイミング
位相を静止させて処理を行う。すなわち、入力された受
信信号をシフトレジスタ等に一旦格納し、一定の遅延時
間毎の受信信号の各チップ時間間隔の出力と、予め記憶
されている拡散符号系列の信号とを、各チップで同時に
相関をとることにより、同期捕捉を行う。
【0006】また、図5にはパラレルサーチ方式で同期
捕捉を行う同期捕捉回路の構成を示してある。このパラ
レルサーチ方式は、或る一定時間(位相)τずつずらし
た拡散符号(PN符号)と入力された受信信号とを乗算
し、最も大きな相関値(信号レベル)が得られた拡散信
号を位相を受信信号の拡散符号の位相と判定するもので
ある。すなわち、同期捕捉用信号発生器1から供給され
た拡散符号を(n−1)個の遅延回路10で位相τずつ
遅延させ、それぞれの拡散符号をn個の乗算器2で入力
された受信信号に乗算する。そして、各乗算器2からの
出力信号をn個の検波器3で検波し、更に、n個の積分
器4で一定時間間隔の積分を行ってn入力の比較器15
に入力する。比較器15では、入力された各信号のレベ
ルを比較して、最も大きな信号レベルを得た信号につい
ての拡散符号を受信信号の拡散符号の位相と判定する。
捕捉を行う同期捕捉回路の構成を示してある。このパラ
レルサーチ方式は、或る一定時間(位相)τずつずらし
た拡散符号(PN符号)と入力された受信信号とを乗算
し、最も大きな相関値(信号レベル)が得られた拡散信
号を位相を受信信号の拡散符号の位相と判定するもので
ある。すなわち、同期捕捉用信号発生器1から供給され
た拡散符号を(n−1)個の遅延回路10で位相τずつ
遅延させ、それぞれの拡散符号をn個の乗算器2で入力
された受信信号に乗算する。そして、各乗算器2からの
出力信号をn個の検波器3で検波し、更に、n個の積分
器4で一定時間間隔の積分を行ってn入力の比較器15
に入力する。比較器15では、入力された各信号のレベ
ルを比較して、最も大きな信号レベルを得た信号につい
ての拡散符号を受信信号の拡散符号の位相と判定する。
【0007】ここで、受信したスペクトラム拡散信号拡
散信号について上記のような同期を精度良く獲得するた
めには、受信信号に加えられている拡散信号との位相の
一致点を検出してタイミング位相の偏差を所定の範囲内
に抑制する”時間同期”を図るとともに、周波数の不確
定領域を追跡して同調を正しく行う”周波数同期”を図
る必要がある。このため、従来においては同期捕捉回路
を図6或いは図7に示すように構成し、周波数同期をも
実現していた。
散信号について上記のような同期を精度良く獲得するた
めには、受信信号に加えられている拡散信号との位相の
一致点を検出してタイミング位相の偏差を所定の範囲内
に抑制する”時間同期”を図るとともに、周波数の不確
定領域を追跡して同調を正しく行う”周波数同期”を図
る必要がある。このため、従来においては同期捕捉回路
を図6或いは図7に示すように構成し、周波数同期をも
実現していた。
【0008】図6に示す同期捕捉回路は図4に示したシ
リアルサーチ方式の同期捕捉回路に改良を加えたもので
あり、同期捕捉用信号発生器1の他に電圧制御局部搬送
波発振器11を設けるとともに、これら同期捕捉用信号
発生器1と電圧制御局部搬送波発振器11とを制御回路
16で制御し、電圧制御局部搬送波発振器11からの搬
送波と同期捕捉用信号発生器1からの拡散符号とを乗算
器12で乗算して、乗算器2へ入力するようにしてい
る。
リアルサーチ方式の同期捕捉回路に改良を加えたもので
あり、同期捕捉用信号発生器1の他に電圧制御局部搬送
波発振器11を設けるとともに、これら同期捕捉用信号
発生器1と電圧制御局部搬送波発振器11とを制御回路
16で制御し、電圧制御局部搬送波発振器11からの搬
送波と同期捕捉用信号発生器1からの拡散符号とを乗算
器12で乗算して、乗算器2へ入力するようにしてい
る。
【0009】すなわち、例えば電圧制御発振器(VC
O:Voltage Controlled Oscillator)から構成される
電圧制御局部搬送波発振器11を制御回路16が制御し
て或る一定周波数の搬送波(例えば、正弦波)を発生さ
せるとともに、同期捕捉用信号発生器1も制御回路16
が制御して或る一定位相の拡散符号を発生させる。そし
て、これら搬送波と拡散符号とを乗算器12で乗算して
拡散復調用信号とし、当該拡散復調用信号をスペクトラ
ム拡散された受信信号に乗算器2で乗算させる。そし
て、乗算器2からの出力信号に帯域通過フィルタ7、検
波器3、積分器5で上記と同様な処理を順次施し、当該
信号のレベルを比較器5において予め設定した一定値と
比較する。
O:Voltage Controlled Oscillator)から構成される
電圧制御局部搬送波発振器11を制御回路16が制御し
て或る一定周波数の搬送波(例えば、正弦波)を発生さ
せるとともに、同期捕捉用信号発生器1も制御回路16
が制御して或る一定位相の拡散符号を発生させる。そし
て、これら搬送波と拡散符号とを乗算器12で乗算して
拡散復調用信号とし、当該拡散復調用信号をスペクトラ
ム拡散された受信信号に乗算器2で乗算させる。そし
て、乗算器2からの出力信号に帯域通過フィルタ7、検
波器3、積分器5で上記と同様な処理を順次施し、当該
信号のレベルを比較器5において予め設定した一定値と
比較する。
【0010】この結果、信号レベルが当該一定値に満た
ない場合には、制御回路16が同期捕捉用信号発生器1
を制御して、拡散符号の位相を所定間隔のステップで進
めさせ、当該位相を変更した拡散符号によって上記の処
理を繰り返し行わせる。そして、このような繰り返し処
理によっても信号レベルが前記の一定値に満たない場合
には、制御回路16が電圧制御局部搬送波発振器11を
制御して、発振周波数を所定の周波数幅(例えば、帯域
通過フィルタ7の帯域幅の半分)だけ変更させ、当該周
波数において上記のように拡散符号の位相を変更させた
繰り返し処理を信号レベルが前記一定値以上となるまで
行わせる。上記のように位相及び周波数を変更させた繰
り返し処理によって、信号レベルが前記一定値以上とな
ったことを比較器5において検知した場合には、制御回
路16による拡散符号の位相制御を停止し、当該拡散符
号の位相が正しい初期同期の位置であるとし、この同期
捕捉された状態を保持するための動作に移行する。
ない場合には、制御回路16が同期捕捉用信号発生器1
を制御して、拡散符号の位相を所定間隔のステップで進
めさせ、当該位相を変更した拡散符号によって上記の処
理を繰り返し行わせる。そして、このような繰り返し処
理によっても信号レベルが前記の一定値に満たない場合
には、制御回路16が電圧制御局部搬送波発振器11を
制御して、発振周波数を所定の周波数幅(例えば、帯域
通過フィルタ7の帯域幅の半分)だけ変更させ、当該周
波数において上記のように拡散符号の位相を変更させた
繰り返し処理を信号レベルが前記一定値以上となるまで
行わせる。上記のように位相及び周波数を変更させた繰
り返し処理によって、信号レベルが前記一定値以上とな
ったことを比較器5において検知した場合には、制御回
路16による拡散符号の位相制御を停止し、当該拡散符
号の位相が正しい初期同期の位置であるとし、この同期
捕捉された状態を保持するための動作に移行する。
【0011】図7に示す同期捕捉回路は図5に示したパ
ラレルサーチ方式の同期捕捉回路に改良を加えたもので
あり、同期捕捉用信号発生器1の他に電圧制御局部搬送
波発振器11を設けるとともに、これら同期捕捉用信号
発生器1と電圧制御局部搬送波発振器11とを制御回路
16で制御し、電圧制御局部搬送波発振器11からの搬
送波と同期捕捉用信号発生器1からの拡散符号とを乗算
器12で乗算して、1段目の乗算器2及びそれぞれの遅
延回路10へ入力するようにしている。
ラレルサーチ方式の同期捕捉回路に改良を加えたもので
あり、同期捕捉用信号発生器1の他に電圧制御局部搬送
波発振器11を設けるとともに、これら同期捕捉用信号
発生器1と電圧制御局部搬送波発振器11とを制御回路
16で制御し、電圧制御局部搬送波発振器11からの搬
送波と同期捕捉用信号発生器1からの拡散符号とを乗算
器12で乗算して、1段目の乗算器2及びそれぞれの遅
延回路10へ入力するようにしている。
【0012】この同期捕捉回路においては、搬送波と拡
散符号とを乗算器12で乗算した拡散復調用信号を、遅
延回路10で位相τずつ遅延させて、乗算器2で入力さ
れたスペクトラム拡散受信信号に乗算する。そして、各
乗算器2からの出力信号に帯域通過フィルタ7、検波器
3、積分器4でと同様な処理を順次施し、当該信号のレ
ベルを比較器15において予め設定した一定値と比較す
る。この結果、信号レベルが当該一定値に満たない場合
には、上記と同様に信号レベルが当該一定値以上となる
(すなわち、初期同期が得られる)まで、制御回路16
が同期捕捉用信号発生器1及び電圧制御局部搬送波発振
器11を制御し、拡散符号の位相及び発振周波数を変更
させた繰り返し処理を行わせる。
散符号とを乗算器12で乗算した拡散復調用信号を、遅
延回路10で位相τずつ遅延させて、乗算器2で入力さ
れたスペクトラム拡散受信信号に乗算する。そして、各
乗算器2からの出力信号に帯域通過フィルタ7、検波器
3、積分器4でと同様な処理を順次施し、当該信号のレ
ベルを比較器15において予め設定した一定値と比較す
る。この結果、信号レベルが当該一定値に満たない場合
には、上記と同様に信号レベルが当該一定値以上となる
(すなわち、初期同期が得られる)まで、制御回路16
が同期捕捉用信号発生器1及び電圧制御局部搬送波発振
器11を制御し、拡散符号の位相及び発振周波数を変更
させた繰り返し処理を行わせる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の同期捕捉回路においては、同期捕捉用信号発生
器1から供給される拡散符号の位相を変更するばかり
か、電圧制御局部搬送波発振器11から供給される搬送
波の周波数も変更して、繰り返し処理を行っていること
から、迅速に同期捕捉を達成することが困難であるとい
う問題があった。特に、ドップラシフト等によって搬送
波に大きな周波数偏差が生じている場合には、同期捕捉
を達成するまでには相当な時間を要することとなる。
た従来の同期捕捉回路においては、同期捕捉用信号発生
器1から供給される拡散符号の位相を変更するばかり
か、電圧制御局部搬送波発振器11から供給される搬送
波の周波数も変更して、繰り返し処理を行っていること
から、迅速に同期捕捉を達成することが困難であるとい
う問題があった。特に、ドップラシフト等によって搬送
波に大きな周波数偏差が生じている場合には、同期捕捉
を達成するまでには相当な時間を要することとなる。
【0014】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、迅速に同期捕捉を達成することができる受信装置
の同期捕捉方式を提供することを目的とする。
ので、迅速に同期捕捉を達成することができる受信装置
の同期捕捉方式を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る同期捕捉方式は、搬送波をデジタル変
調させた入力信号を受信処理する受信装置において、入
力信号をフーリエ変換するフーリエ変換器と、フーリエ
変換した同期捕捉用信号を供給する同期捕捉用信号発生
器と、フーリエ変換した入力信号とフーリエ変換した同
期捕捉用信号とを複数の周波数領域で畳み込み演算する
畳み込み演算器と、畳み込み演算された信号を2乗演算
する自乗器と、2乗演算された信号を加算演算する積分
器と、加算演算された信号レベルを所定値と比較して、
当該所定値以上の信号レベルを得た位相と周波数とを入
力信号の受信処理用として選択する比較器と、比較器に
よる判断の結果に基づいて加算演算された信号レベルが
所定値未満の場合には前記同期捕捉用信号発生器から供
給する同期捕捉用信号の位相を変更させる制御器と、を
備えたことを特徴とする。
め、本発明に係る同期捕捉方式は、搬送波をデジタル変
調させた入力信号を受信処理する受信装置において、入
力信号をフーリエ変換するフーリエ変換器と、フーリエ
変換した同期捕捉用信号を供給する同期捕捉用信号発生
器と、フーリエ変換した入力信号とフーリエ変換した同
期捕捉用信号とを複数の周波数領域で畳み込み演算する
畳み込み演算器と、畳み込み演算された信号を2乗演算
する自乗器と、2乗演算された信号を加算演算する積分
器と、加算演算された信号レベルを所定値と比較して、
当該所定値以上の信号レベルを得た位相と周波数とを入
力信号の受信処理用として選択する比較器と、比較器に
よる判断の結果に基づいて加算演算された信号レベルが
所定値未満の場合には前記同期捕捉用信号発生器から供
給する同期捕捉用信号の位相を変更させる制御器と、を
備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の同期捕捉方式では、例えばスペク
トラム拡散(直接拡散)された入力信号をフーリエ変換
器でフーリエ変換し、同期捕捉用信号発生器から供給さ
れるフーリエ変換した同期捕捉用信号と当該入力信号と
を畳み込み演算器で複数の周波数領域で畳み込み演算す
る。そして、畳み込み演算された信号を自乗器で2乗処
理した後に積分器で加算演算し、得られた信号レベルを
比較器において所定値と比較して、所定値以上の信号レ
ベルを得た場合には、その時点での同期捕捉用信号の位
相と周波数とを入力信号の受信処理用として選択する。
一方、信号レベルが所定値未満の場合には、制御器が同
期捕捉用信号発生器から供給する同期捕捉用信号の位相
を変更させ、上記の処理を繰り返し行う。
トラム拡散(直接拡散)された入力信号をフーリエ変換
器でフーリエ変換し、同期捕捉用信号発生器から供給さ
れるフーリエ変換した同期捕捉用信号と当該入力信号と
を畳み込み演算器で複数の周波数領域で畳み込み演算す
る。そして、畳み込み演算された信号を自乗器で2乗処
理した後に積分器で加算演算し、得られた信号レベルを
比較器において所定値と比較して、所定値以上の信号レ
ベルを得た場合には、その時点での同期捕捉用信号の位
相と周波数とを入力信号の受信処理用として選択する。
一方、信号レベルが所定値未満の場合には、制御器が同
期捕捉用信号発生器から供給する同期捕捉用信号の位相
を変更させ、上記の処理を繰り返し行う。
【0017】すなわち、本発明では、入力信号との相関
をとるための同期捕捉用信号(拡散符号)を例えば予め
フーリエ変換して同期捕捉用信号発生器に用意してお
き、受信した入力信号をフーリエ変換した後に当該同期
捕捉用信号と複数の周波数領域で畳み込み演算する。こ
れによって、従来のように周波数を変更させた繰り返し
処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周波数偏差
及びタイミング位相が検出できる。
をとるための同期捕捉用信号(拡散符号)を例えば予め
フーリエ変換して同期捕捉用信号発生器に用意してお
き、受信した入力信号をフーリエ変換した後に当該同期
捕捉用信号と複数の周波数領域で畳み込み演算する。こ
れによって、従来のように周波数を変更させた繰り返し
処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周波数偏差
及びタイミング位相が検出できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。図1には本実施例に係る同期捕捉回路の概
略構成を示し、図2には本実施例に係るパラレルサーチ
方式同期捕捉回路の構成を示し、図3には図2に示した
同期捕捉回路を用いた受信装置の一例を示してある。
て説明する。図1には本実施例に係る同期捕捉回路の概
略構成を示し、図2には本実施例に係るパラレルサーチ
方式同期捕捉回路の構成を示し、図3には図2に示した
同期捕捉回路を用いた受信装置の一例を示してある。
【0019】まず、図1を参照して本実施例の同期捕捉
回路の概要を説明するが、この同期捕捉回路は後述する
ように搬送波をデジタル変調させた入力信号を受信処理
する受信装置に適用される。同期捕捉回路は、入力され
た受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換器21と、
予めフーリエ変換した拡散符号(同期捕捉用信号)を格
納する同期捕捉用信号発生器22と、フーリエ変換した
受信信号とフーリエ変換した拡散符号とを複数の周波数
領域で畳み込み演算する畳み込み演算器23と、畳み込
み演算された信号を2乗演算する自乗器24と、2乗演
算された信号を加算演算する積分器26と、加算演算さ
れた信号レベルを所定の閾値と比較する比較器26と、
比較器26による判断の結果に基づいて加算演算された
信号レベルが閾値未満の場合には同期捕捉用信号発生器
22から供給する拡散符号の位相を変更させる制御器2
7と、を備えている。
回路の概要を説明するが、この同期捕捉回路は後述する
ように搬送波をデジタル変調させた入力信号を受信処理
する受信装置に適用される。同期捕捉回路は、入力され
た受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換器21と、
予めフーリエ変換した拡散符号(同期捕捉用信号)を格
納する同期捕捉用信号発生器22と、フーリエ変換した
受信信号とフーリエ変換した拡散符号とを複数の周波数
領域で畳み込み演算する畳み込み演算器23と、畳み込
み演算された信号を2乗演算する自乗器24と、2乗演
算された信号を加算演算する積分器26と、加算演算さ
れた信号レベルを所定の閾値と比較する比較器26と、
比較器26による判断の結果に基づいて加算演算された
信号レベルが閾値未満の場合には同期捕捉用信号発生器
22から供給する拡散符号の位相を変更させる制御器2
7と、を備えている。
【0020】この同期捕捉回路では、比較器26におい
て閾値以上の信号レベルを得た時には、その時の位相と
周波数とを受信信号の受信処理用として出力する一方、
閾値に満たない時には、同期捕捉用信号発生器22から
供給する拡散符号の位相を変更させて同様な処理を繰り
返し行う。すなわち、従来のように周波数を変更させた
繰り返し処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周
波数偏差及びタイミング位相が検出できる。
て閾値以上の信号レベルを得た時には、その時の位相と
周波数とを受信信号の受信処理用として出力する一方、
閾値に満たない時には、同期捕捉用信号発生器22から
供給する拡散符号の位相を変更させて同様な処理を繰り
返し行う。すなわち、従来のように周波数を変更させた
繰り返し処理を行わずとも、初期同期の捕捉に必要な周
波数偏差及びタイミング位相が検出できる。
【0021】上記のような同期捕捉回路はシリアルサー
チ方式及びパラレルサーチ方式のいずれにおいての適用
することができるが、パラレルサーチ方式として構成す
ると例えば図2に示すようになる。この同期捕捉回路
は、並列処理する段数分の畳み込み演算器23、自乗器
24、積分器25を並列に設け、各系の積分器25から
の出力を比較器26へ入力している。ここで、畳み込み
演算器23はそれぞれ所定の周波数領域での演算を行う
ものであり、フーリエ変換器21で高速フーリエ変換さ
れた受信信号と同期捕捉用信号発生器22から供給され
た既変換の拡散符号とをそれぞれの周波数領域で畳み込
み演算する。そして、比較器26では積分器25から入
力されたそれぞれの信号レベルを所定の閾値と比較し、
閾値以上の信号レベルを得た時にはその時の位相と周波
数とを受信信号の受信処理用として出力する。
チ方式及びパラレルサーチ方式のいずれにおいての適用
することができるが、パラレルサーチ方式として構成す
ると例えば図2に示すようになる。この同期捕捉回路
は、並列処理する段数分の畳み込み演算器23、自乗器
24、積分器25を並列に設け、各系の積分器25から
の出力を比較器26へ入力している。ここで、畳み込み
演算器23はそれぞれ所定の周波数領域での演算を行う
ものであり、フーリエ変換器21で高速フーリエ変換さ
れた受信信号と同期捕捉用信号発生器22から供給され
た既変換の拡散符号とをそれぞれの周波数領域で畳み込
み演算する。そして、比較器26では積分器25から入
力されたそれぞれの信号レベルを所定の閾値と比較し、
閾値以上の信号レベルを得た時にはその時の位相と周波
数とを受信信号の受信処理用として出力する。
【0022】上記のパラレルサーチ方式の同期捕捉回路
20を用いてスペクトラム拡散(直接拡散)通信方式の
受信装置を構成すると図3に示すようになる。図3にお
いて、31は受信装置側での局部搬送波を発振する局部
搬送波発振器、32はスペクトラム拡散されている受信
信号と局部搬送波とを乗算処理する乗算器、33は乗算
器32からの出力信号を帯域制限する低域通過フィルタ
(LPF)、34はクロック信号を発生するクロック発
振器、35はフィルタ34からの出力信号をクロック信
号に基づいてデジタル変換するアナログ−デジタル変換
器、36はデジタル変換された信号を保持するメモリで
あり、メモリ36に保持された信号は同期捕捉回路20
のフーリエ変換器21に入力されるとともに、後段の受
信処理部41〜47へ入力される。
20を用いてスペクトラム拡散(直接拡散)通信方式の
受信装置を構成すると図3に示すようになる。図3にお
いて、31は受信装置側での局部搬送波を発振する局部
搬送波発振器、32はスペクトラム拡散されている受信
信号と局部搬送波とを乗算処理する乗算器、33は乗算
器32からの出力信号を帯域制限する低域通過フィルタ
(LPF)、34はクロック信号を発生するクロック発
振器、35はフィルタ34からの出力信号をクロック信
号に基づいてデジタル変換するアナログ−デジタル変換
器、36はデジタル変換された信号を保持するメモリで
あり、メモリ36に保持された信号は同期捕捉回路20
のフーリエ変換器21に入力されるとともに、後段の受
信処理部41〜47へ入力される。
【0023】後段の受信処理部は、制御電圧に応じた周
波数の局部搬送波を発振する電圧制御局部搬送波発振器
41と、所定の閾値以上のレベルが得られた際に比較器
26から出力された周波数偏差(判定結果)に基づいて
対応する制御電圧を発振器41へ印加する周波数制御回
路42と、拡散符号を供給する拡散符号発生器43と、
所定の閾値以上のレベルが得られた際に比較器26から
出力された位相差(判定結果)に基づいて対応する位相
の拡散符号を発生器43から出力させる位相制御回路4
4と、電圧制御局部搬送波発振器41からの出力と拡散
符号発生器43からの出力とを乗算処理する乗算器45
と、乗算器45からの出力とメモリ36からの出力とを
乗算処理する乗算器46と、位相調整を行って位相制御
回路44に同期保持動作を行わせるディレイロックルー
プ(DLL)47と、を備えている。
波数の局部搬送波を発振する電圧制御局部搬送波発振器
41と、所定の閾値以上のレベルが得られた際に比較器
26から出力された周波数偏差(判定結果)に基づいて
対応する制御電圧を発振器41へ印加する周波数制御回
路42と、拡散符号を供給する拡散符号発生器43と、
所定の閾値以上のレベルが得られた際に比較器26から
出力された位相差(判定結果)に基づいて対応する位相
の拡散符号を発生器43から出力させる位相制御回路4
4と、電圧制御局部搬送波発振器41からの出力と拡散
符号発生器43からの出力とを乗算処理する乗算器45
と、乗算器45からの出力とメモリ36からの出力とを
乗算処理する乗算器46と、位相調整を行って位相制御
回路44に同期保持動作を行わせるディレイロックルー
プ(DLL)47と、を備えている。
【0024】上記構成の受信装置では、次のようにして
同期捕捉が実行される。まず、送信信号をs(t)、搬
送周波数をfc、搬送周波数偏差をfd、伝送遅延によ
る拡散信号位相を△t、送信信号電力をP、情報データ
をd(t)、系列長をL、1チップ時間Tcの拡散符号
信号をp(t)、Θ0を定数、とすると、乗算器32に
入力される受信信号r(t)は、式(1)で表される。
ただし、式(1)において、受信信号の雑音の項は省略
してある。
同期捕捉が実行される。まず、送信信号をs(t)、搬
送周波数をfc、搬送周波数偏差をfd、伝送遅延によ
る拡散信号位相を△t、送信信号電力をP、情報データ
をd(t)、系列長をL、1チップ時間Tcの拡散符号
信号をp(t)、Θ0を定数、とすると、乗算器32に
入力される受信信号r(t)は、式(1)で表される。
ただし、式(1)において、受信信号の雑音の項は省略
してある。
【0025】
【数1】
【0026】この受信信号r(t)乗算器32で局部搬
送波発振器31からの固定周波数fcの局部搬送波と乗
算されると、乗算器32から出力される信号y(t)は
式(2)で表される。
送波発振器31からの固定周波数fcの局部搬送波と乗
算されると、乗算器32から出力される信号y(t)は
式(2)で表される。
【0027】
【数2】
【0028】この出力信号y(t)はフィルタ33で帯
域制限されてA/D変換器35へ入力され、クロック発
振器34からのクロック信号によってサンプル時間間隔
Tsでサンプリングされて、デジタルデータy(nT
s)としてメモり36に保持される。メモリ36に保持
された受信信号y(nTs)は同期捕捉回路20に入力
され、高速フーリエ変換器21でN点のフーリエ変換が
なされたデジタル信号YKとなる。ここに、K=0、
1、2、・・・、N−1であり、YKはK個の周波数の
関数Y(Kf)である。また、f0=1/(NTs)、
N・Ts=L・Tcとすると、フーリエ変換器21から
出力される信号YKは式(3)で表される。
域制限されてA/D変換器35へ入力され、クロック発
振器34からのクロック信号によってサンプル時間間隔
Tsでサンプリングされて、デジタルデータy(nT
s)としてメモり36に保持される。メモリ36に保持
された受信信号y(nTs)は同期捕捉回路20に入力
され、高速フーリエ変換器21でN点のフーリエ変換が
なされたデジタル信号YKとなる。ここに、K=0、
1、2、・・・、N−1であり、YKはK個の周波数の
関数Y(Kf)である。また、f0=1/(NTs)、
N・Ts=L・Tcとすると、フーリエ変換器21から
出力される信号YKは式(3)で表される。
【0029】
【数3】
【0030】そして、位相iTsの拡散符号信号p
((n−i)Ts)のN点の離散フーリエ変換を行った
結果である、N個の周波数領域の拡散符号系列P K (i)
が同期捕捉用信号発生器22から供給される。なお、K
=0、1、2、・・・、N−1である。ここで、時間領
域での時間シフトは周波数領域での位相変位となるの
で、P K (0)を拡散符号信号p(t)に対するN点の離
散フーリエ変換とすると、P K (0)とP K (i)とは式
(4)と(5)で表される。すなわち、同期捕捉用信号
発生器22にはP K (0)〜P K (i)が予め格納されてい
る。
((n−i)Ts)のN点の離散フーリエ変換を行った
結果である、N個の周波数領域の拡散符号系列P K (i)
が同期捕捉用信号発生器22から供給される。なお、K
=0、1、2、・・・、N−1である。ここで、時間領
域での時間シフトは周波数領域での位相変位となるの
で、P K (0)を拡散符号信号p(t)に対するN点の離
散フーリエ変換とすると、P K (0)とP K (i)とは式
(4)と(5)で表される。すなわち、同期捕捉用信号
発生器22にはP K (0)〜P K (i)が予め格納されてい
る。
【0031】
【数4】
【0032】
【数5】
【0033】それぞれの畳み込み演算器23からの出力
信号X K (i)はYKとP K (i)の各周波数領域での畳み込
み演算となり、式(6)で表される。この式(6)の結
果は、拡散符号位相△t=iTs、搬送波周波数偏差f
d=k2πf0として、X K (i)の2乗値を積分(加算)
した値を最大にするiとKの組によって決定される。
信号X K (i)はYKとP K (i)の各周波数領域での畳み込
み演算となり、式(6)で表される。この式(6)の結
果は、拡散符号位相△t=iTs、搬送波周波数偏差f
d=k2πf0として、X K (i)の2乗値を積分(加算)
した値を最大にするiとKの組によって決定される。
【0034】
【数6】
【0035】そして、この出力信号は、検出確率を高め
るためにそれぞれの自乗器24で2乗された後、それぞ
れの積分器25で積分(加算)されて比較器26に入力
される。比較器26では入力された各信号のレベルを比
較して、ここでは最大レベルとなっているものを選択し
て、その拡散符号位相を示す制御信号を位相制御回路4
4へ出力するとともに搬送波周波数偏差fdを示す制御
信号を周波数制御回路42へ出力する。これによって、
位相制御回路44が拡散符号発生器43の初期位相を制
御するとともに、周波数制御回路42が電圧制御局部搬
送波発振器41を制御して搬送波の周波数偏差fdを補
正する。
るためにそれぞれの自乗器24で2乗された後、それぞ
れの積分器25で積分(加算)されて比較器26に入力
される。比較器26では入力された各信号のレベルを比
較して、ここでは最大レベルとなっているものを選択し
て、その拡散符号位相を示す制御信号を位相制御回路4
4へ出力するとともに搬送波周波数偏差fdを示す制御
信号を周波数制御回路42へ出力する。これによって、
位相制御回路44が拡散符号発生器43の初期位相を制
御するとともに、周波数制御回路42が電圧制御局部搬
送波発振器41を制御して搬送波の周波数偏差fdを補
正する。
【0036】これら周波数偏差を補正された搬送波と初
期位相を与えられた拡散符号信号とは乗算器45によっ
て乗算され、この乗算結果が更にメモリ36からの受信
信号と乗算器46によって乗算される。そして、この乗
算器46から出力された逆拡散信号は受信処理がなされ
た信号として利用されるが、他の2つの乗算器46から
の出力信号はディレイロックループ47において基準位
相に対して所定の位相ずつ進み及び遅れが与えられ、こ
れら進み及び遅れの信号を位相制御回路44に入力する
ことによって同期保持動作を行う。
期位相を与えられた拡散符号信号とは乗算器45によっ
て乗算され、この乗算結果が更にメモリ36からの受信
信号と乗算器46によって乗算される。そして、この乗
算器46から出力された逆拡散信号は受信処理がなされ
た信号として利用されるが、他の2つの乗算器46から
の出力信号はディレイロックループ47において基準位
相に対して所定の位相ずつ進み及び遅れが与えられ、こ
れら進み及び遅れの信号を位相制御回路44に入力する
ことによって同期保持動作を行う。
【0037】ここで、上記の実施例では、A/D変換器
35はサンプル速度が約40MHz、フーリエ変換器2
1はNが1024ポイントのものを用い、搬送波周波数
は70MHz、拡散符号速度は約4MHzとした。この
条件下では、搬送波周波数偏差の分解能は、fs/N=
40×106/1024=39.0625KHzとなり、
原理的にはフーリエ変換のポイント数Nを大きくすれば
分解能を更に上げることができる。すなわち、上記の実
施例では、スペクトラム拡散通信方式(特に、直接拡散
方式)の受信装置の同期捕捉回路において、フーリエ変
換を用いることによって各位相毎に複数の周波数領域で
の同期捕捉処理が実行されるため、高速に同期捕捉を達
成することができる。特に、高速フーリエ変換の処理時
間は、上記のようにサンプル速度40MHz、1024
ポイントでは100μs以下であり、充分に実用的なも
のとなっている。
35はサンプル速度が約40MHz、フーリエ変換器2
1はNが1024ポイントのものを用い、搬送波周波数
は70MHz、拡散符号速度は約4MHzとした。この
条件下では、搬送波周波数偏差の分解能は、fs/N=
40×106/1024=39.0625KHzとなり、
原理的にはフーリエ変換のポイント数Nを大きくすれば
分解能を更に上げることができる。すなわち、上記の実
施例では、スペクトラム拡散通信方式(特に、直接拡散
方式)の受信装置の同期捕捉回路において、フーリエ変
換を用いることによって各位相毎に複数の周波数領域で
の同期捕捉処理が実行されるため、高速に同期捕捉を達
成することができる。特に、高速フーリエ変換の処理時
間は、上記のようにサンプル速度40MHz、1024
ポイントでは100μs以下であり、充分に実用的なも
のとなっている。
【0038】なお、上記の実施例では、同期捕捉用信号
発生器22に予めフーリエ変換した拡散符号信号を用意
したが、拡散符号信号をフーリエ変換器を通して供給す
るように構成することも可能である。また、上記の実施
例はスペクトラム拡散通信方式を例にとって説明した
が、本発明はこれに限らず、搬送波を使用するデジタル
変調方式で相関受信によって同期捕捉(初期同期)を行
う通信方式であれば適用することができる。
発生器22に予めフーリエ変換した拡散符号信号を用意
したが、拡散符号信号をフーリエ変換器を通して供給す
るように構成することも可能である。また、上記の実施
例はスペクトラム拡散通信方式を例にとって説明した
が、本発明はこれに限らず、搬送波を使用するデジタル
変調方式で相関受信によって同期捕捉(初期同期)を行
う通信方式であれば適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期捕捉
方式によると、搬送波を利用するデジタル変調方式の受
信装置において、入力された受信信号と受信装置側の同
期捕捉用信号とをフーリエ変換した後に相関をとるよう
にしたため、受信信号の搬送波に大きな周波数偏差が生
じている場合にあっても高速に同期捕捉を達成すること
ができ、また、補正対象の周波数偏差の分解能も向上さ
せることができる。
方式によると、搬送波を利用するデジタル変調方式の受
信装置において、入力された受信信号と受信装置側の同
期捕捉用信号とをフーリエ変換した後に相関をとるよう
にしたため、受信信号の搬送波に大きな周波数偏差が生
じている場合にあっても高速に同期捕捉を達成すること
ができ、また、補正対象の周波数偏差の分解能も向上さ
せることができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る同期捕捉回路を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るパラレルサーチ方式
同期捕捉回路を示す構成図である。
同期捕捉回路を示す構成図である。
【図3】 本発明の一実施例に係る同期捕捉回路を用い
た受信装置の一例を示す構成図である。
た受信装置の一例を示す構成図である。
【図4】 シリアルサーチ方式同期捕捉回路の一例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図5】 パラレルサーチ方式同期捕捉回路の一例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図6】 従来のシリアルサーチ方式同期捕捉回路の一
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図7】 従来のパラレルサーチ方式同期捕捉回路の一
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
21 フーリエ変換器、 22 同期捕捉用信号発生器、 23 畳み込み演算器、 24 自乗器、 25 積分器、 26 比較器、 27 制御回路、
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送波をデジタル変調させた入力信号を
受信処理する受信装置において、 入力信号をフーリエ変換するフーリエ変換器と、 フーリエ変換した同期捕捉用信号を供給する同期捕捉用
信号発生器と、 フーリエ変換した入力信号とフーリエ変換した同期捕捉
用信号とを複数の周波数領域で畳み込み演算する畳み込
み演算器と、 畳み込み演算された信号を2乗演算する自乗器と、 2乗演算された信号を加算演算する積分器と、 加算演算された信号レベルを所定値と比較して、当該所
定値以上の信号レベルを得た位相と周波数とを入力信号
の受信処理用として選択する比較器と、 比較器による判断の結果に基づいて加算演算された信号
レベルが所定値未満の場合には前記同期捕捉用信号発生
器から供給する同期捕捉用信号の位相を変更させる制御
器と、を備えたことを特徴とする受信装置の同期捕捉方
式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245634A JPH1070520A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 受信装置の同期捕捉方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245634A JPH1070520A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 受信装置の同期捕捉方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1070520A true JPH1070520A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17136585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8245634A Pending JPH1070520A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 受信装置の同期捕捉方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1070520A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002374191A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-12-26 | Ntt Docomo Inc | 適応等化装置及びその方法 |
| US7231095B2 (en) | 2001-06-25 | 2007-06-12 | Sony Corporation | Spread spectrum signal demodulation method and apparatus |
| WO2008047776A1 (en) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nec Corporation | Reception method and reception device |
| JP2008211714A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | スペクトル拡散用受信機 |
| JP2013207516A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nec Engineering Ltd | 受信周波数検出回路及び受信周波数検出方法 |
| JP2014017754A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | 等化装置、等化方法、受信信号処理装置、及び受信信号処理方法 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8245634A patent/JPH1070520A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002374191A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-12-26 | Ntt Docomo Inc | 適応等化装置及びその方法 |
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| US7609903B2 (en) | 2001-06-25 | 2009-10-27 | Sony Corporation | Spread spectrum signal demodulating method and apparatus |
| US7995860B2 (en) | 2001-06-25 | 2011-08-09 | Sony Corporation | Spectrum spreading signal demodulation method and apparatus |
| US8005315B2 (en) | 2001-06-25 | 2011-08-23 | Sony Corporation | Spectrum spreading signal demodulation method and apparatus |
| WO2008047776A1 (en) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nec Corporation | Reception method and reception device |
| JPWO2008047776A1 (ja) * | 2006-10-16 | 2010-02-25 | 日本電気株式会社 | 受信方法および受信装置 |
| US8619744B2 (en) | 2006-10-16 | 2013-12-31 | Nec Corporation | Reception method and receiver |
| JP2008211714A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | スペクトル拡散用受信機 |
| JP2013207516A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nec Engineering Ltd | 受信周波数検出回路及び受信周波数検出方法 |
| JP2014017754A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | 等化装置、等化方法、受信信号処理装置、及び受信信号処理方法 |
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