JPH10708A - シート積層造形装置及びシート積層造形物 - Google Patents

シート積層造形装置及びシート積層造形物

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JPH10708A
JPH10708A JP8154230A JP15423096A JPH10708A JP H10708 A JPH10708 A JP H10708A JP 8154230 A JP8154230 A JP 8154230A JP 15423096 A JP15423096 A JP 15423096A JP H10708 A JPH10708 A JP H10708A
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sheet
unit
heating means
heating
abnormality
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Shin Kawabe
伸 川辺
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    • H01H71/08—Terminals; Connections

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い強度と精度とを有するシート積層造形物
を得ることができるとともに、造形中に装置障害が生じ
てもシート積層造形物の品質低下を抑えて品質性を維持
することができる。 【解決手段】 テーブル部5にテーブル13上に載置さ
れたシート積層体15を加熱するヒータユニット17を
設け、ヒータプレート部10の電源をオフした後、ヒー
タユニット17によりテーブル13上に載置されたシー
ト積層体15を所定の温度で所定の時間加熱した後、ヒ
ータユニット17の電源を停止させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート積層造形装
置及びシート積層造形物に係り、特に、シートを積層し
て3次元物体を造形するシート積層造形装置において、
精度や強度等のシート積層造形物の品質を向上させると
ともに、シート積層造形中の装置障害に対してシート積
層造形物の品質を維持する機能を与えるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シートを積層して3次元物体を造
形するシート積層造形装置については、例えば特開平7
−195533号公報で報告されたものが挙げられる。
以下、この従来のシート積層造形装置を図面を用いて具
体的に説明する。図11は従来のシート積層造形装置の
構成を示す図である。図11において、101は3次元
物体を作る材料となるシートであり、シート101に
は、通常の上質紙が用いられている。102はデータ処
理部であり、103は制御部である。104は造形部で
あり、造形部104は、テーブル部105と、給紙トレ
イ部106と、レーザプリンタ部107と、搬送部10
8と、中間トレイ部109と、ヒータプレート部110
と、カッティングプロッタ部111とから構成されてい
る。
【0003】テーブル部105は、造形中のシート10
1による積層体を載置するためのテーブル113と、テ
ーブル113を垂直方向に移動させることのできる図示
しないモータと、テーブル113の絶対位置(高さ)を
検出するための図示しない検出装置とから構成される。
給紙トレイ部106は、シート101を積層して載置す
るトレイ114と、このトレイ114を上下動可能にす
るための図示しないモータとを有している。115はレ
ーザプリンタ部107に設けられた定着部である。
【0004】搬送部108は、チェイン117と、スプ
ロケット118と、シート保持機構119と、スプロケ
ット118を駆動する図示しないモータとから構成され
ている。チェイン117とスプロケット118及びシー
ト保持機構119は、搬送するシート101の幅方向
(搬送方向と垂直方向)の両側に設けられている。シー
ト保持機構119は、両側のチェイン117上に対抗し
てシート101を保持できるように設けられている。中
間トレイ部109は、トレイ120aとジョガー120
bとを有する。
【0005】ヒータプレート部110は、テーブル部1
05の真上の所定の高さに固定して配置され、下面側に
シート積層体122表面全体を押厚するのに十分な大き
さのプレート123と、このプレート123を所定温度
に加熱可能な図示しないヒータユニットとから構成され
ている。カッティングプロッタ部111は、カッタ12
4と、カッタ124が固定されるとともに、データ処理
部102により供給されるデータに基づいて水平に移動
するXーYプロッタ125とから構成されている。カッ
ティングプロッタ部111は、ヒータプレート部110
の下方で、かつテーブル部105の上方の所定の高さに
配置されるとともに、テーブル113の上下動やテーブ
ル113上への給紙に差しさえのない箇所に配置されて
いる。
【0006】次に、図11に示す従来のシート積層造形
装置の造形動作について説明する。図12,13は図1
1に示す従来のシート積層造形装置の造形動作フローを
示すフローチャートである。データ処理部102は、3
次元CADシステムから供給され入力された3次元形状
を高さ方向でスライスした断面の2次元形状情報に変え
て、その2次元形状情報をレーザプリンタ部107やカ
ッティングプロッタ部111に供給する。かかる3次元
形状情報に基づいて断面の2次元形状情報を得るのは、
CADシステムの分野において周知である。2次元形状
情報データは、給紙トレイ部106から送り出される各
シート101毎に作成/供給される。
【0007】制御部103は、レーザプリンタ部107
とカッティングプロッタ部111とのシーケンス制御や
テーブル113の高さ位置制御等を行なう。給紙トレイ
部106は、ヒータプレート部110の電源がオンされ
(ステップS501)、プレート123が所定の温度に
なったと判断すると(ステップS502)、新しいシー
ト101をトレイ114からレーザプリンタ部107へ
送り出す(ステップS503)。
【0008】レーザプリンタ部107は、データ処理部
102より供給された2次元形状情報を基に、2次元断
面形状をトレイ114から送り出されたシート101に
印刷する(ステップS504)。この印刷に使用される
トナーは、電子トナーから顔料を除いたものであり、ポ
リエチレン系の熱可塑性樹脂を主成分としている。2次
元断面形状が印刷されたシート101は、定着部115
で印刷が定着され、中間トレイ部109、搬送部108
で位置合わせを行なって搬送される(ステップS50
5)。印刷が定着されたシート101は、中間トレイ部
109、搬送部108を経て、印刷面を下側(テーブル
113側)にしてテーブル113上に載せられる(ステ
ップS506)。
【0009】次に、テーブル113は、図示されていな
い駆動機構により上方に移動し、所定の温度に加熱され
ているプレート123にプレート123側にトナーが塗
布されたシート101を押し付ける(ステップS50
7)。これにより、シート101の印刷面のトナーは、
一旦溶融し、テーブル113が再び下方に移動してプレ
ート123から離れると、再度凝固して、シート101
は、テーブル113側に断面形状に沿って接着される。
【0010】次に、テーブル113は、シート101に
よるシート積層体122の最上面がカッティングプロッ
タ部111の高さにくるように移動し(ステップS50
8)、XーYプロッタ125に固定されたカッタ124
が、データ処理部102から供給されるデータに基づい
て、シート積層体122の最上面の一枚のシート101
を、シート101に印刷された2次元断面形状に沿って
切断する(ステップS509)。なお、カッタ124の
刃の長さは、シート積層体122の最上面のシート10
1の1枚のみを切断できるように調整されている。
【0011】次に、装置各部に異常がないと(ステップ
S510)、以上の動作を、3次元物体の最大高さに到
達するまで繰り返すことにより(ステップS511)、
シート積層体122が完成する。3次元物体が所定の最
大高さに到達し(ステップS511)、シート積層体1
22が完成すると、テーブル113は、再び上方に移動
してプレート123にシート積層体122を押し付ける
(ステップS512)。
【0012】次に、プレート123を所定の温度に加熱
していたヒータプレート部110の電源が切られ(ステ
ップS513)、シート積層体122は、テーブル11
3によりプレート123に押し付けられた状態で、シー
ト積層体122の温度が室温に下がるまで加圧保持され
る。作業者は、シート積層体122の温度が室温になっ
た所でシート積層体122をシート積層造形装置の造形
部104から取り出す(ステップS514)。完成した
シート積層体122は、図11,14(a)に示すよう
に、3次元物体の形状を表している有効領域127と、
3次元物体の形状ではない不要領域128とからなって
いる。
【0013】図14(b)は図14(a)のシート積層
体122のA部分を拡大した構造を示す図である。図1
4(b)において、129は前述のトナーであり、13
0はカッター124によりシート101が切断された切
断線である。131は129と同様のトナーであり、ト
ナー131は、不要領域128が造形中にばらばらに飛
び散り、造形動作を妨害しないように不要領域128に
格子状に印刷され、不要領域128のシート101部分
同志を部分接着している。
【0014】作業者は、シート積層体122を造形部1
04から取り出した後(ステップS514)、図15に
示すように、シート積層体122から不要領域128を
取り外すことにより(ステップS515)、有効領域1
27、即ち3次元物体形状を得る(ステップS51
6)。シート101を2次元断面形状に沿って切断した
後(ステップS509)、造形プロセス中に装置各部に
シート切れ、トナー切れ等の異常が認められた場合(ス
テップS510)、装置は、直ちにヒータプレート部1
10の電源を切り(ステップS515)、その状態で造
形動作を停止する。再度、造形動作を行なうには、作業
者が装置の異常を復旧させてから行なう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成/動
作フローに従う従来のシート積層造形装置には、下記の
ような問題があった。 (イ)シート積層体122の加熱は、造形プロセス中、
常に最上層のみで行なわれ、シート積層体122の内部
には、上方程温度が高く、下方程温度が低く、著しい温
度分布が生じる。特に、テーブル113近傍のシート積
層体122の下層部は、造形プロセス初期にシート1同
志の接着が行なわれるが、接着部が低温で固化した状態
で、上層部の造形動作のために非常に多数の大きな繰返
し荷重が加えられるため、微小な剥離を内部に生じ、著
しく強度が低下する。この強度低下域は、後にシート積
層体122から不要領域128を取り去る作業時に有効
領域127の破壊を引き起こし、不要領域128の除去
作業の著しい能率低下を生むとともに、3次元造形物体
の形状精度を劣化させる。
【0016】(ロ)造形プロセス中に装置各部に異常が
認められた場合、装置はヒータプレート部110の電源
を切り、その状態で造形動作を停止してしまう。このた
め、こうした状態になった場合には、シート積層体12
2の内部に著しい温度分布が生じたまま何の矯正も受け
ずシート積層体122の各接着層が冷却/固化し、シー
ト積層体122の変形、接着層の剥離が生じる。更に
は、冷却/固化させる際の収縮でシート積層体122と
テーブル113の位置関係のずれも生じる。前述のよう
に、造形中にもシート積層体122内部に温度分布が生
じており、常に上方の温度が高くて、下方の温度が低
い。この状態で、造形中に装置異常ということで単純に
造形動作を停止して放置してしまうと、温度が高い方の
トナーの部分は、固まる時に大きく収縮し、温度が低い
方のトナーの部分は、固まるときに小さく収縮し、シー
ト積層体122内部でトナーの収縮の仕方が異なる。こ
のように、シート積層体122内部でトナー収縮分布が
生じることにより、シート積層体122の変形、接着層
の剥離が生じるとともに、シート積層体122とテーブ
ル113の位置関係のずれも生じる。こうした途中停止
のシート積層体122から継続して造形動作を行なう
と、変形固化した状態で加圧するため、結局剥離をシー
ト積層体122内部に生じ、下層部の強度が低下した
上、継続造形動作開始高さで形状のずれを生じて形状精
度が劣化する。
【0017】(ハ)シート101に通常の上質紙が用い
られているため、接合面の強度があってもシート101
そのものの強度がなく、特に、2mm以下の薄肉な3次
元物体の造形においては、シート積層体122から不要
領域128を取り去る作業時に有効領域127の破壊が
起き易い。このため、形状が細かくなると、有効領域1
27の破壊を起こさないように不要領域128を取り去
ると、不要領域128を取り去ると、作業時間が著しく
長くなる。また、不要領域128を取りだす時、有効領
域127を破壊しないように時間をかけて注意深く行な
っても、どうしても有効領域127が破壊されて製作で
きない場合もある。
【0018】そこで、シート積層体から不要領域を取り
去る時に有効領域の破壊を抑える従来技術には、例えば
特開平6−190929号公報で報告されたシート積層
造形装置が挙げられる。この従来のシート積層造形装置
によれば、シート積層体にプラスチックフィルムを用い
て造形を行なっているため、有効領域の強度を向上させ
ることができるので、不要領域除去時に、有効領域の破
壊を抑えることができるという利点を有する。しかしな
がら、この従来のシート積層造形装置では、有効領域だ
けでなく、同時に不要領域の強度及び剛性も向上してし
まうため、シート積層体から有効領域を取り出すことが
著しく困難になる。
【0019】そこで、本発明は、高い強度と精度とを有
する造形物を得ることができるとともに、造形中に装置
障害が生じても造形物の品質低下を抑えて品質性を維持
することができるシート積層造形装置及びシート積層造
形物を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、3次
元CADシステムから供給され入力された3次元形状を
高さ方向でスライスした断面の2次元形状情報に変換し
て供給するデータ処理手段と、シートを一枚づつ送り出
すシート送り出し手段と、データ処理手段から供給され
た2次元形状情報に基づいて、シート送り手段から送り
出されたシートに2次元断面形状情報を印刷するシート
印刷手段と、印刷されたシートの印刷面を下側に位置合
わせして搬送するシート搬送手段と、搬送された印刷面
が下側のシートを載置するシート載置手段と、印刷され
たシートによるシート積層体を載置した状態でシート載
置手段を上下動させる駆動手段と、シート載置手段と対
抗して配置されるとともに、シート載置手段上に載置さ
れたシート積層体を加熱する第1のシート加熱手段と、
第1のシート加熱手段が設けられ、シート積層体を押え
付けるシート押厚手段と、シート載置手段とシート押厚
手段間に配置され、シート載置手段上に載置されたシー
ト積層体の最上面の一枚のシートをシートに印刷された
2次元断面形状に沿って切断するシート切断手段と、駆
動手段によりシート載置手段を上方に移動させて、所定
温度に加熱された第1のシート加熱手段が設けられたシ
ート押厚手段にシート積層体を所定時間押し付け、駆動
手段によりシート積層体の最上面がシート切断手段の所
定位置にくるようにシート載置手段を下方に移動させた
後、シート切断手段によりシート積層体の最上面の一枚
のシートをシートに印刷された2次元断面形状に沿って
切断し、以上の動作を3次元物体の所定の高さに達する
まで行なう際、3次元物体の所定の高さに達するかを判
断する3次元物体高さ判断手段と、3次元物体の所定の
高さに達したと判断した場合、駆動手段によりシート載
置手段を上方に移動させて、シート載置手段上に載置さ
れたシート積層体を第1のシート加熱手段が設けられた
押厚手段に押し付け、押し付けた状態で第1のシート加
熱手段を停止させる第1のシート加熱手段停止手段とを
有するシート積層造形装置において、シート載置手段に
シート載置手段上に載置されたシート積層体を加熱する
第2のシート加熱手段を設け、第1のシート加熱手段停
止手段により第1のシート加熱手段を停止した後、第2
のシート加熱手段によりシート載置手段上に載置された
シート積層体を所定の温度で所定の時間加熱した後、第
2のシート加熱手段を停止させる第2のシート加熱手段
停止手段を設けることを特徴とするものである。
【0021】請求項2の発明は、シート切断手段により
シートをシートに印刷された2次元断面形状に沿って切
断した後、装置各部に異常が有るかを判断する装置異常
判断手段を設け、装置各部に異常が有ると判断した場
合、駆動手段により、シート載置手段を上方に移動させ
て、所定の温度に加熱された第1のシート加熱手段が設
けられたシート押厚手段にシート積層体を所定の時間押
し付け、その後、第1のシート加熱手段停止手段によ
り、第1のシート加熱手段を停止させることを特徴とす
るものである。
【0022】請求項3の発明は、第1、第2のシート加
熱手段により、トナーの溶融点以上の温度でシート積層
体を加熱することを特徴とするものである。
【0023】請求項4の発明は、シート押厚手段に設け
られた第1、第2のシート加熱手段よりも低温でシート
を加熱する第3のシート加熱手段と、シート載置手段に
設けられた第1、第2のシート加熱手段よりも低温でシ
ートを加熱する第4のシート加熱手段と、装置各部に異
常が有ると判断した場合、シート押厚手段及びシート載
置手段の少なくともどちらか一方に異常がないかを判断
する押厚/載置異常判断手段とを有し、シート押厚手段
及びシート載置手段の少なくともどちらか一方に異常が
ないと判断した場合、駆動手段によりシート載置手段を
上方に移動させて、シート押厚手段にシート積層体を押
し付け、第1、第2のシート加熱手段停止手段により第
1、第2のシート加熱手段を停止させるとともに、第
3、第4のシート加熱手段でシート積層体を加熱保持
し、その状態で装置異常が解消されたかを判断する装置
異常解消判断手段と、装置異常が解消されたと判断した
場合、第3、第4のシート加熱手段を停止させる第3、
第4のシート加熱手段停止手段と、装置異常が解消され
たと判断した場合、第1のシート加熱手段を動作させる
第1のシート加熱手段起動手段とを有し、装置異常が解
消されたと判断した場合、第3、第4のシート加熱手段
を停止させるとともに、第1のシート加熱手段を動作さ
せてシート積層体を加熱し、その状態で3次元物体高さ
判断手段により、3次元物体の所定の高さに達したかを
判断することを特徴とするものである。
【0024】請求項5の発明は、装置異常が解消されて
いないと判断した場合、第3、第4のシート加熱手段を
動作させる設定時間に達するかを判断する設定時間判断
手段を有し、第3、第4のシート加熱手段を動作させる
設定時間に達したと判断した場合、第3、第4のシート
加熱手段停止手段により、第3、第4のシート加熱手段
を停止させることを特徴とするものである。
【0025】請求項6の発明は、シートが、木材パルプ
繊維を融着した繊維融着紙からなることを特徴とするも
のである。
【0026】請求項7の発明は、シートが、表面にアク
リル系樹脂が塗布されてなることを特徴とするものであ
る。
【0027】請求項8の発明は、シートを積層して3次
元造形されたシート積層造形物において、シート積層造
形物を構成するシートが木材パルプ繊維を融着した繊維
融着紙からなることを特徴とするものである。
【0028】請求項9の発明は、シートが、表面にアク
リル樹脂が塗布されてなることを特徴とするものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1のシー
ト積層造形装置の構成を示す図であ図1において、1は
3次元物体を作る材料となるシートであり、シート1に
は、通常の上質紙が用いられている。2はデータ処理部
であり、3は制御部である。4は造形部であり、造形部
4は、テーブル部5と、給紙トレイ部6と、レーザプリ
ンタ部7と、搬送部8と、中間トレイ部9と、ヒータプ
レート部10と、カッティングプロッタ部11とから構
成されている。
【0030】テーブル部5は、造形中のシート1による
積層体を載置するためのテーブル13と、テーブル13
を上下垂直方向に移動させることのできる図示しないモ
ータと、テーブル13の絶対位置(高さ)を検出するた
めの図示しない検出装置と、テーブル13に設けられた
ヒータプレート部14と、テーブル13の上面側に設け
られたシート積層体15下面全体を押厚するのに十分な
大きさのプレート16と、このプレート16を所定温度
に加熱可能なヒータユニット17とから構成される。給
紙トレイ部6は、シート1を積層して載置するトレイ1
8と、このトレイ18を上下動可能にするための図示し
ないモータとを有している。19はレーザプリンタ部7
に設けられた定着部である。
【0031】搬送部8は、チェイン21と、スプロケッ
ト22と、シート保持機構23と、スプロケット22を
駆動する図示しないモータとから構成されている。チェ
イン21とスプロケット22及びシート保持機構23
は、搬送するシート1の幅方向(搬送方向と垂直方向)
の両側に設けられている。シート保持機構23は、両側
のチェイン21上に対抗してシート1を保持できるよう
に設けられている。中間トレイ部9は、トレイ24aと
ジョガー24bとを有する。
【0032】ヒータプレート部10は、テーブル部5の
真上の所定の高さに固定して配置され、下面側にシート
積層体15表面全体を押厚するのに十分な大きさのプレ
ート26と、このプレート26を所定温度に加熱可能な
図示しないヒータユニットとから構成されている。カッ
ティングプロッタ部11は、カッタ27と、カッタ27
が固定されるとともに、データ処理部2により供給され
るデータに基づいて水平に移動するXーYプロッタ28
とから構成されている。カッティングプロッタ部11
は、ヒータプレート部10の下方で、かつテーブル部5
の上方の所定の高さに配置されるとともに、テーブル1
3の上下動やテーブル13上への給紙に差しさえのない
箇所に配置されている。
【0033】次に、図1に示す本実施の形態のシート積
層造形装置の造形動作について説明する。図2、3は図
1に示すシート積層造形装置の造形動作フローを示すフ
ローチャートである。データ処理部2は、3次元CAD
システムから供給され入力された3次元形状を高さ方向
でスライスした断面の2次元形状情報に変えて、その2
次元形状情報をレーザプリンタ部7やカッティングプロ
ッタ部11に供給する。かかる3次元形状情報に基づい
て断面の2次元形状情報を得るのは、CADシステムの
分野において周知である。2次元形状情報データは、給
紙トレイ部6から送り出される各シート1毎に作成/供
給される。
【0034】制御部3は、レーザプリンタ部7とカッテ
ィングプロッタ部11とのシーケンス制御やテーブル1
3の高さ位置制御等を行なう。給紙トレイ部6は、ヒー
タプレート部10の電源がオンされ(ステップS1)、
プレート26が所定の温度、例えば160℃〜180℃
になったと判断すると(ステップS2)、新しいシート
1をトレイ18からレーザプリンタ部7へ送り出す(ス
テップS3)。
【0035】レーザプリンタ部7は、データ処理部2よ
り供給された2次元形状情報を基に、2次元断面形状を
トレイ18から送り出されたシート1に印刷する(ステ
ップS4)。この印刷に使用されるトナーは、電子トナ
ーから顔料を除いたものであり、ポリエチレン系の熱可
塑性樹脂を主成分としている。2次元断面形状が印刷さ
れたシート1は、定着部19で印刷が定着され、中間ト
レイ部9、搬送部8で位置合わせを行なって搬送される
(ステップS5)。印刷が定着されたシート1は、中間
トレイ部9、搬送部8を経て、印刷面を下側(テーブル
13側)に位置合わせしてテーブル13上に載せられる
(ステップS6)。
【0036】次に、テーブル13は、図示されていない
駆動機構により上方に移動し、所定の温度、トナーの融
点以上の温度の例えば160℃〜180℃で加熱されて
いるプレート26にプレート26側にトナーが塗布され
たシート1を所定の時間、例えば15分程度押し付ける
(ステップS7)。これにより、シート1の印刷面のト
ナーは、一旦溶融し、テーブル13が再び下方に移動し
てプレート26から離れると、再度凝固して、シート1
は、テーブル13側に断面形状に沿って接着される。
【0037】テーブル13は、シート1によるシート積
層体15の最上面がカッティングプロッタ部11の高さ
にくるように下方に移動し(ステップS8)、XーYプ
ロッタ28に固定されたカッタ27が、データ処理部2
から供給されるデータに基づいて、シート積層体15の
最上面の一枚のシート1を、シート1に印刷された2次
元断面形状に沿って切断する(ステップS9)。なお、
カッタ27の刃の長さは、シート積層体15の最上面の
シート1の1枚のみを切断できるように調整されてい
る。
【0038】次に、装置各部に異常がないと(ステップ
S10)、以上の動作を、3次元物体の最大高さに到達
するまで繰り返すことにより(ステップS11)、シー
ト積層体15が完成する。3次元物体が所定の最大高さ
に到達し(ステップS11)、シート積層体15が完成
すると、テーブル13は、再び上方に移動してプレート
26にシート積層体15を押し付ける(ステップS1
2)。この時、A3版面積で200kgf程度の圧力が
シート積層体15に加えられる。
【0039】次に、プレート26を所定の温度に加熱し
ていたシート積層体15上部のヒータプレート部10の
電源が切られる(ステップS13)。その直後、シート
積層体15下部のヒータプレート部14の電源オンし
て、プレート16をトナーの溶融点以上の温度、例えば
140℃以上の温度になるように加熱する(ステップS
15)。加熱温度の上限は、シート1が炭化しない温度
を考慮すると、180℃以下が好ましい。ヒータプレー
ト部14は、シート積層体15下部のプレート16を1
40℃以上の温度で15分程度加熱保持する(ステップ
S16)。
【0040】加熱保持後、シート積層体15下部のヒー
タプレート部14の電源も切られ(ステップS17)、
シート積層体15は、テーブル13でプレート26に押
し付けられた状態で、シート積層体15の温度が室温に
なるまで加圧保持される。作業者は、シート積層体15
の温度が室温になった所でシート積層体15をシート積
層造形装置の造形部4から取り出す(ステップS1
8)。完成したシート積層体15は、図1に示すよう
に、3次元物体の形状を表している有効領域29と、3
次元物体の形状ではない不要領域30とからなってい
る。
【0041】作業者は、シート積層体15を造形部4か
ら取り出した後(ステップS18)、シート積層体15
から不要領域30を取り外すことにより(ステップS1
9)、有効領域29、即ち3次元物体形状を得る(ステ
ップS20)。シート101を2次元断面形状に沿って
切断した後(ステップS9)、造形プロセス中にシート
切れ、トナー切れ、紙詰まり等の装置各部に異常が認め
られた場合(ステップS10)、装置は、直ちにヒータ
プレート部110の電源を切り(ステップS14)、そ
の状態で造形動作を停止する。再度、造形動作を行なう
には、作業者が装置の異常を復旧させてから行なう。
【0042】このように、本実施の形態では、完成した
シート積層体15をプレート26に押し付けた状態でシ
ート積層体15上部のヒータプレート部10の電源を切
った後、シート積層体15下部側をヒータユニット17
を有するヒータプレート部14によりトナーの溶融点以
上の温度で加熱保持し、その後、シート積層体15下部
のヒータプレート部14の電源を切って、シート積層体
15の温度が室温になった所でシート積層体15を造形
部4から取り出すように構成したため、積層造形の最終
段階で固化した特にシート積層体15下部のトナーを加
熱して再溶融し、加圧状態で再度自然放冷して固化させ
ることができる。このため、トナーの再溶融、固化とい
う工程を経ることにより、積層造形中にシート積層体1
5下部のトナー部に生じた変形、剥離を減らして、トナ
ー部を修復することができる。従って、特に、シート積
層体15下部の接着強度を向上させることができるの
で、シート積層体15から不要領域30を取り去る作業
時の有効領域29の破壊を少なくすることができ、不要
領域30の除去作業を容易に行なうことができる。ま
た、3次元造形物体の形状精度の劣化を抑えることがで
きる。
【0043】実施の形態2.本実施の形態のシート積層
造形装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図
1を用いて説明する。以下に、本実施の形態のシート積
層造形装置の造形動作を説明する。図4、5は本実施の
形態2のシート積層造形装置の造形動作フローを示すフ
ローチャートである。データ処理部2は、3次元CAD
システムから供給され入力された3次元形状を高さ方向
でスライスした断面の2次元形状情報に変えて、その2
次元形状情報をレーザプリンタ部7やカッティングプロ
ッタ部11に供給する。かかる3次元形状情報に基づい
て断面の2次元形状情報を得るのは、CADシステムの
分野において周知である。2次元形状情報データは、給
紙トレイ部6から送り出される各シート1毎に作成/供
給される。
【0044】制御部3は、レーザプリンタ部7とカッテ
ィングプロッタ部11とのシーケンス制御やテーブル1
3の高さ位置制御等を行なう。給紙トレイ部6は、ヒー
タプレート部10の電源がオンされ(ステップS3
1)、プレート26が所定の温度、例えば160℃〜1
80になったと判断すると(ステップS32)、新しい
シート1をトレイ18からレーザプリンタ部7へ送り出
す(ステップS33)。
【0045】レーザプリンタ部7は、データ処理部2よ
り供給された2次元形状情報を基に、2次元断面形状を
トレイ18から送り出されたシート1に印刷する(ステ
ップS34)。この印刷に使用されるトナーは、電子ト
ナーから顔料を除いたものであり、ポリエチレン系の熱
可塑性樹脂を主成分としている。2次元断面形状が印刷
されたシート1は、定着部19で印刷が定着され、中間
トレイ部9、搬送部8で位置合わせを行なって搬送され
る(ステップS35)。印刷が定着されたシート1は、
中間トレイ部9、搬送部8を経て、印刷面を下側(テー
ブル13側)に位置合わせしてテーブル13上に載せら
れる(ステップS36)。
【0046】次に、テーブル13は、図示されていない
駆動機構により上方に移動し、所定の温度、トナーの融
点以上の温度の例えば160℃〜180℃で加熱されて
いるプレート26にプレート26側にトナーが塗布され
たシート1を所定時間、例えば15分程度押し付ける
(ステップS37)。これにより、シート1の印刷面の
トナーは、一旦溶融し、テーブル13が再び下方に移動
してプレート26から離れると、再度凝固して、シート
1は、テーブル13側に断面形状に沿って接着される。
【0047】テーブル13は、シート1によるシート積
層体15の最上面がカッティングプロッタ部11の高さ
にくるように下方に移動し(ステップS38)、XーY
プロッタ28に固定されたカッタ27が、データ処理部
2から供給されるデータに基づいて、シート積層体15
の最上面の一枚のシート1を、シート1に印刷された2
次元断面形状に沿って切断する(ステップS39)。な
お、カッタ27の刃の長さは、シート積層体15の最上
面のシート1の1枚のみを切断できるように調整されて
いる。
【0048】次に、装置各部に異常がないと(ステップ
S40)、以上の動作を、3次元物体の最大高さに到達
するまで繰り返すことにより(ステップS41)、シー
ト積層体15が完成する。3次元物体が所定の最大高さ
に到達し(ステップS41)、シート積層体15が完成
すると、テーブル13は、再び上方に移動してプレート
26にシート積層体15を押し付ける(ステップS4
2)。この時、A3版面積で200kgf程度の圧力が
シート積層体15に加えられる。
【0049】次に、プレート26を所定の温度に加熱し
ていたシート積層体15上部のヒータプレート部10の
電源が切られる(ステップS43)。その直後、シート
積層体15下部のヒータプレート部14の電源をオンし
て、プレート16をトナーの溶融点以上の温度、例えば
140℃以上の温度になるように加熱する(ステップS
46)。加熱温度の上限は、シートが炭化しない温度を
考慮すると、180℃以下が好ましい。ヒータプレート
部14は、シート積層体15下部のプレート16を14
0℃以上の温度で15分程度加熱保持する(ステップS
47)。
【0050】加熱保持後、シート積層体15下部のヒー
タプレート部14の電源も切られ(ステップS48)、
シート積層体15は、テーブル13でプレート26に押
し付けられた状態で、シート積層体15の温度が室温に
なるまで加圧保持される。作業者は、シート積層体15
の温度が室温になった所でシート積層体15をシート積
層造形装置の造形部4から取り出す(ステップS4
9)。完成したシート積層体15は、図1に示すよう
に、3次元物体の形状を表している有効領域29と、3
次元物体の形状ではない不要領域30とからなってい
る。
【0051】作業者は、シート積層体15を造形部4か
ら取り出した後(ステップS49)、シート積層体15
から不要領域30を取り外すことにより(ステップS5
0)、有効領域29、即ち3次元物体形状を得る(ステ
ップS51)。シート101を2次元断面形状に沿って
切断した後(ステップS39)、造形プロセス中にシー
ト切れ、トナー切れ、紙詰まり等の異常が装置各部に認
められた場合(ステップS40)、テーブル13は、直
ちに上方に移動して、所定温度、例えば160℃〜18
0℃に加熱されているプレート26にシート積層体15
を所定時間、例えば15分程度押し付ける(ステップS
44)。この状態で、装置は、ヒータプレート部10の
電源を切り(ステップS45)、造形動作を停止する。
再度、造形動作を行なうには、作業者が装置の異常を復
旧させてから行なう。
【0052】このように、本実施の形態では、完成した
シート積層体15をプレート26に押し付けた状態でシ
ート積層体15上部のヒータプレート部10の電源を切
った後、シート積層体15下部側をヒータユニット17
を有するヒータプレート部14によりトナーの溶融点以
上の温度で加熱保持し、その後、シート積層体15下部
のヒータプレート部14の電源を切って、シート積層体
15の温度が室温になった所で造形部4から取り出すよ
うに構成したため、積層造形の最終段階で固化した特に
シート積層体15下部のトナーを加熱して再溶融し、加
圧状態で再度自然放冷して固化させることができる。こ
のため、トナーの再溶融、固化という工程を経ることに
より、積層造形中にシート積層体15下部のトナー部に
生じた変形、剥離を減らして、トナー部を修復すること
ができる。従って、特に、シート積層体15下部の接着
強度を向上させることができるので、シート積層体15
から不要領域30を取り去る作業時の有効領域29の破
壊を少なくすることができ、不要領域30の除去作業を
容易に行なうことができる。また、3次元造形物体の形
状精度の劣化を抑えることができる。
【0053】従来は、シート1を2次元断面形状に沿っ
て切断した後、装置各部に異常が有ると、直ちにヒータ
プレート部10の電源を切り、造形を一旦停止し、装置
を復旧させてから再度造形を行なうように構成してい
た。このため、シート積層体15内部の温度分布のばら
つきにより、シート積層体15上部の最表面の平坦性が
悪く、この状態で再度造形を行なうので、変形、剥離を
生じて、3次元造形物体の形状精度の劣化が顕著にな
る。
【0054】これに対し、本実施の形態は、カッティン
グプロッタ部11によりシート1をシート1に印刷され
た2次元断面形状に沿って切断した後、テーブル部5に
より、装置各部に異常が有ると判断した場合、テーブル
13を上方に移動させて、所定の温度に加熱されている
ヒータプレート部10にシート積層体15を所定の時間
押し付け、その後、ヒータプレート部10の電源を停止
するように構成したため、シート積層体15に対して加
圧、加熱を加えることにより、シート積層体15上部の
最表面の平坦性を良好にすることができる。このため、
再度造形を行なっても、変形、剥離を生じ難くして、3
次元造形物体の形状精度の劣化を抑えることができる。
【0055】実施の形態3.図6は本発明に係る実施の
形態3のシート積層造形装置の構成を示す図である。図
6において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
し、31はヒータプレート部10に設けられたトナーの
溶融点以上、例えば160〜180℃でシート積層体1
5を加熱するヒータユニットであり、32はヒータプレ
ート部10に設けられたヒータユニット17,31より
も低温、例えば100〜130℃でシート積層体15を
加熱するヒータユニットであり、33はヒータプレート
部14に設けられたヒータユニット17,31よりも低
温でシート積層体15を加熱するヒータユニットであ
る。34は制御部3からの信号によりヒータユニット1
6、33を切り替えるリレーであり、35は制御部35
からの信号によりヒータユニット31,32を切り替え
るリレーである。ヒータユニット28、30はプレート
18、第2プレート26を各々トナー22の融点以下
(80〜100℃)の温度に加熱できる。
【0056】次に、図6に示す本実施の形態のシート積
層造形装置の造形動作について説明する。図7、8は図
6に示すシート積層造形装置の造形動作フローを示すフ
ローチャートである。データ処理部2は、3次元CAD
システムから供給され入力された3次元形状を高さ方向
でスライスした断面の2次元形状情報に変えて、その2
次元形状情報をレーザプリンタ部7やカッティングプロ
ッタ部11に供給する。かかる3次元形状情報に基づい
て断面の2次元形状情報を得るのは、CADシステムの
分野において周知である。2次元形状情報データは、給
紙トレイ部6から送り出される各シート1毎に作成/供
給される。
【0057】制御部3は、レーザプリンタ部7とカッテ
ィングプロッタ部11とのシーケンス制御やテーブル1
3の高さ位置制御等を行なう。給紙トレイ部6は、ヒー
タプレート部10の電源がオンされ(ステップS6
1)、プレート26が所定の温度、例えば160℃〜1
80℃になったと判断すると(ステップS62)、新し
いシート1をトレイ18からレーザプリンタ部7へ送り
出す(ステップS63)。
【0058】レーザプリンタ部7は、データ処理部2よ
り供給された2次元形状情報を基に、2次元断面形状を
トレイ18から送り出されたシート1に印刷する(ステ
ップS64)。この印刷に使用されるトナーは、電子ト
ナーから顔料を除いたものであり、ポリエチレン系の熱
可塑性樹脂を主成分としている。2次元断面形状が印刷
されたシート1は、定着部19で印刷が定着され、中間
トレイ部9、搬送部8で位置合わせを行なって搬送され
る(ステップS65)。印刷が定着されたシート1は、
中間トレイ部9、搬送部8を経て、印刷面を下側(テー
ブル13側)に位置合わせしてテーブル13上に載せら
れる(ステップS66)。
【0059】次に、テーブル13は、図示されていない
駆動機構により上方に移動し、所定の温度、トナーの融
点以上の温度の例えば160℃〜180℃で加熱されて
いるプレート26にプレート26側にトナーが塗布され
たシート1を所定の時間、例えば15分程度押し付ける
(ステップS67)。これにより、シート1の印刷面の
トナーは、一旦溶融し、テーブル13が再び下方に移動
してプレート26から離れると、再度凝固して、シート
1は、テーブル13側に断面形状に沿って接着される。
【0060】テーブル13は、シート1によるシート積
層体15の最上面がカッティングプロッタ部11の高さ
にくるように下方に移動し(ステップS68)、XーY
プロッタ28に固定されたカッタ27が、データ処理部
2から供給されるデータに基づいて、シート積層体15
の最上面の一枚のシート1を、シート1に印刷された2
次元断面形状に沿って切断する(ステップS69)。な
お、カッタ27の刃の長さは、シート積層体15の最上
面のシート1の1枚のみを切断できるように調整されて
いる。
【0061】次に、装置各部に異常がないと(ステップ
S70)、以上の動作を、3次元物体の最大高さに到達
するまで繰り返すことにより(ステップS71)、シー
ト積層体15が完成する。3次元物体が所定の最大高さ
に到達し(ステップS71)、シート積層体15が完成
すると、テーブル13は、再び上方に移動してプレート
26にシート積層体15を押し付ける(ステップS7
2)。この時、A3版面積で200kgf程度の圧力が
シート積層体15に加えられる。
【0062】次に、プレート26を所定の温度に加熱し
ていたシート積層体15上部のヒータプレート部10の
ヒータユニット31の電源が切られる(ステップS7
3)。その直後、シート積層体15下部のヒータプレー
ト部14のヒータユニット17の電源をオンして、プレ
ート16をトナーの溶融点以上の温度、例えば140℃
以上の温度になるように加熱する(ステップS79)。
加熱温度の上限は、シート1が炭化しない温度を考慮す
ると、180℃以下が好ましい。ヒータプレート部14
は、シート積層体15下部のプレート16を140℃以
上の温度で15分程度加熱保持する(ステップS8
0)。
【0063】加熱保持後、シート積層体15下部のヒー
タプレート部14の電源も切られて、全ヒータユニット
の電源が切られ(ステップS81)、シート積層体15
は、テーブル13でプレート26に押し付けられた状態
で、シート積層体15の温度が室温になるまで加圧保持
される。作業者は、シート積層体15の温度が室温にな
った所でシート積層体15をシート積層造形装置の造形
部4から取り出す(ステップS82)。完成したシート
積層体15は、図6に示すように、3次元物体の形状を
表している有効領域29と、3次元物体の形状ではない
不要領域30とからなっている。
【0064】作業者は、シート積層体15を造形部4か
ら取り出した後(ステップS82)、シート積層体15
から不要領域30を取り外すことにより(ステップS8
3)、有効領域29、即ち3次元物体形状を得る(ステ
ップS84)。シート1を2次元断面形状に沿って切断
した後(ステップS69)、造形プロセス中にシート切
れ、トナー切れ、紙詰まり等の装置各部に異常が認めら
れた場合(ステップS70)、装置は、プレート16及
びプレート26の少なくともどちらか一方に異常がない
かを判断し、異常がないと判断した場合(ステップS7
4)、テーブル13を上方に移動させて、プレート26
にシート積層体15を押し付ける(ステップS75)。
【0065】装置は、プレート26にシート積層体15
を押し付けた状態で、ヒータユニット31の電源をオフ
し、ヒータユニット32,33の電源をオンし(ステッ
プS76)、装置異常が解消されるまでシート積層体1
5を100〜130℃程度の低温で加熱保持する(ステ
ップS77)。装置は、装置異常が解消されたと判断し
た場合(ステップS77)、ヒータユニット32,33
の電源をオフするとともに、ヒータユニット31の電源
をオンし(ステップS78)、ヒータユニット31でシ
ート積層体15を140〜180℃程度で加熱し、ステ
ップ71へ戻る。装置は、プレート16,26に異常が
ある場合(ステップS74)、全てのヒータユニットの
電源をオフする(ステップS81)。
【0066】このように、本実施の形態では、完成した
シート積層体15をプレート26に押し付けた状態でシ
ート積層体15上部のヒータプレート部10の電源を切
った後、シート積層体15下部側をヒータユニット17
を有するヒータプレート部14によりトナーの溶融点以
上の温度で加熱保持し、その後、シート積層体15下部
のヒータプレート部14の電源を切って、シート積層体
15の温度が室温になった所でシート積層体15を造形
部4から取り出すように構成したため、積層造形の最終
段階で固化した特にシート積層体15下部のトナーを加
熱して再溶融し、加圧状態で再度自然放冷して固化させ
ることができる。このため、トナーの再溶融、固化とい
う工程を経ることにより、積層造形中にシート積層体1
5下部のトナー部に生じた変形、剥離を減らして、トナ
ー部を修復することができる。従って、特に、シート積
層体15下部の接着強度を向上させることができるの
で、シート積層体15から不要領域30を取り去る作業
時の有効領域29の破壊を少なくすることができ、不要
領域30の除去作業を容易に行なうことができる。ま
た、3次元造形物体の形状精度の劣化を抑えることがで
きる。
【0067】本実施の形態は、装置異常があっても、プ
レート16,26に異常がなければ、プレート26にシ
ート積層体15を押し付けた状態で、装置異常が解消さ
れるまでヒータユニット32,33でシート積層体15
を低温加熱保持するように構成したため、実施の形態2
のシート積層体15を高温加熱保持する場合に比べて、
シート1の熱劣化を抑えることができる。しかも、実施
の形態2と同様、シート積層体15に対して加圧、加熱
を加えているため、シート積層体15上部の最表面の平
坦性を良好にすることができる。このため、再度造形を
行なっても、変形、剥離を行なっても、変形、剥離を生
じ難くして、3次元造形物体の形状精度の劣化を抑える
ことができる。
【0068】実施の形態4.本実施の形態のシート積層
造形装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図
6を用いて説明する。以下に、本実施の形態のシート積
層造形装置の造形動作を説明する。図9,10は本実施
の形態4のシート積層造形装置の造形動作フローを示す
フローチャートである。データ処理部2は、3次元CA
Dシステムから供給され入力された3次元形状を高さ方
向でスライスした断面の2次元形状情報に変えて、その
2次元形状情報をレーザプリンタ部7やカッティングプ
ロッタ部11に供給する。かかる3次元形状情報に基づ
いて断面の2次元形状情報を得るのは、CADシステム
の分野において周知である。2次元形状情報データは、
給紙トレイ部6から送り出される各シート1毎に作成/
供給される。
【0069】制御部3は、レーザプリンタ部7とカッテ
ィングプロッタ部11とのシーケンス制御やテーブル1
3の高さ位置制御等を行なう。給紙トレイ部6は、ヒー
タプレート部10のヒータユニット31の電源がオンさ
れ(ステップS91)、プレート26が所定の温度、例
えば160℃〜180℃になったと判断すると(ステッ
プS92)、新しいシート1をトレイ18からレーザプ
リンタ部7へ送り出す(ステップS93)。
【0070】レーザプリンタ部7は、データ処理部2よ
り供給された2次元形状情報を基に、2次元断面形状を
トレイ18から送り出されたシート1に印刷する(ステ
ップS94)。この印刷に使用されるトナーは、電子ト
ナーから顔料を除いたものであり、ポリエチレン系の熱
可塑性樹脂を主成分としている。2次元断面形状が印刷
されたシート1は、定着部19で印刷が定着され、中間
トレイ部9、搬送部8で位置合わせを行なって搬送され
る(ステップS95)。印刷が定着されたシート1は、
中間トレイ部9、搬送部8を経て、印刷面を下側(テー
ブル13側)に位置合わせしてテーブル13上に載せら
れる(ステップS96)。
【0071】次に、テーブル13は、図示されていない
駆動機構により上方に移動し、所定の温度、トナーの融
点以上の温度の例えば160℃〜180℃で加熱されて
いるプレート26にプレート26側にトナーが塗布され
たシート1を所定の時間、例えば15分程度押し付ける
(ステップS97)。これにより、シート1の印刷面の
トナーは、一旦溶融し、テーブル13が再び下方に移動
してプレート26から離れると、再度凝固して、シート
1は、テーブル13側に断面形状に沿って接着される。
【0072】テーブル13は、シート1によるシート積
層体15の最上面がカッティングプロッタ部11の高さ
にくるように下方に移動し(ステップS98)、XーY
プロッタ28に固定されたカッタ27が、データ処理部
2から供給されるデータに基づいて、シート積層体15
の最上面の一枚のシート1を、シート1に印刷された2
次元断面形状に沿って切断する(ステップS99)。な
お、カッタ27の刃の長さは、シート積層体15の最上
面のシート1の1枚のみを切断できるように調整されて
いる。
【0073】次に、装置各部に異常がないと(ステップ
S100)、以上の動作を、3次元物体の最大高さに到
達するまで繰り返すことにより(ステップS101)、
シート積層体15が完成する。3次元物体が所定の最大
高さに到達し(ステップS101)、シート積層体15
が完成すると、テーブル13は、再び上方に移動してプ
レート26にシート積層体15を押し付ける(ステップ
S102)。この時、A3版面積で200kgf程度の
圧力がシート積層体15に加えられる。
【0074】次に、プレート26を所定の温度に加熱し
ていたシート積層体15上部のヒータプレート部10の
ヒータユニット31の電源が切られる(ステップS10
3)。その直後、シート積層体15下部のヒータプレー
ト部14のヒータユニット17の電源をオンして、プレ
ート16をトナーの溶融点以上の温度、例えば140℃
以上の温度になるように加熱する(ステップS11
0)。加熱温度の上限は、シート1が炭化しない温度を
考慮すると、180℃以下が好ましい。ヒータプレート
部14は、シート積層体15下部のプレート16を14
0℃以上の温度で15分程度加熱保持する(ステップS
111)。
【0075】加熱保持後、シート積層体15下部のヒー
タプレート部14の電源も切られて、全ヒータユニット
の電源が切られ(ステップS112)、シート積層体1
5は、テーブル13でプレート26に押し付けられた状
態で、シート積層体15の温度が室温になるまで加圧保
持される。作業者は、シート積層体15の温度が室温に
なった所でシート積層体15をシート積層造形装置の造
形部4から取り出す(ステップS113)。完成したシ
ート積層体15は、図6に示すように、3次元物体の形
状を表している有効領域29と、3次元物体の形状では
ない不要領域30とからなっている。
【0076】作業者は、シート積層体15を造形部4か
ら取り出した後(ステップS113)、シート積層体1
5から不要領域30を取り外すことにより(ステップS
114)、有効領域29、即ち3次元物体形状を得る
(ステップS115)。シート1を2次元断面形状に沿
って切断した後(ステップS99)、造形プロセス中に
シート切れ、トナー切れ、紙詰まり等の装置各部に異常
が認められた場合(ステップS100)、装置は、プレ
ート16,26に異常がないかを判断し、異常がないと
判断した場合(ステップS104)、テーブル13を上
方に移動させて、プレート26にシート積層体15を押
し付ける(ステップS105)。
【0077】装置は、プレート26にシート積層体15
を押し付けた状態で、ヒータユニット31の電源をオフ
し、ヒータユニット32,33の電源をオンし(ステッ
プS106)、装置異常が解消されるまでシート積層体
15を100〜130℃程度の低温で加熱保持する(ス
テップS107)。装置は、装置異常が解消されたと判
断した場合(ステップS107)、ヒータユニット3
2,33の電源をオフするとともに、ヒータユニット3
1の電源をオンし(ステップS108)、ヒータユニッ
ト31でシート積層体15を140〜180℃程度で加
熱し、ステップ71へ戻る。装置は、シート積層体15
をヒータユニット32,33で加熱している時に、装置
異常が解消されなくても、ヒータユニット32,33を
動作させる設定時間に達したと判断した場合(ステップ
S109)、ヒータユニット32,33を含めて全ての
ヒータユニットの電源をオフする(ステップS11
2)。
【0078】このように、本実施の形態では、完成した
シート積層体15をプレート26に押し付けた状態でシ
ート積層体15上部のヒータプレート部10の電源を切
った後、シート積層体15下部側をヒータユニット17
を有するヒータプレート部14によりトナーの溶融点以
上の温度で加熱保持し、その後、シート積層体15下部
のヒータプレート部14の電源を切って、シート積層体
15の温度が室温になった所でシート積層体15を造形
部4から取り出すように構成したため、積層造形の最終
段階で固化した特にシート積層体15下部のトナーを加
熱して再溶融し、加圧状態で再度自然放冷して固化させ
ることができる。このため、トナーの再溶融、固化とい
う工程を経ることにより、積層造形中にシート積層体1
5下部のトナー部に生じた変形、剥離を減らして、トナ
ー部を修復することができる。従って、特に、シート積
層体15下部の接着強度を向上させることができるの
で、シート積層体15から不要領域30を取り去る作業
時の有効領域29の破壊を少なくすることができ、不要
領域30の除去作業を容易に行なうことができる。ま
た、3次元造形物体の形状精度の劣化を抑えることがで
きる。
【0079】本実施の形態は、装置異常があっても、プ
レート16,26に異常がなければ、プレート26にシ
ート積層体15を押し付けた状態で、ヒータユニット3
2,33でシート積層体15を低温加熱保持し、このシ
ート積層体15を低温加熱保持している時に、装置異常
が解消されなくても、ヒータユニット32,33を動作
させる設定時間に達した場合、ヒータユニット32,3
3を含めてヒータユニットの電源をオフするように構成
したため、シート積層体15を加熱する時間をタイマー
にて設定することができる。このため、誤ってシート積
層体15を長時間加熱して、シート1を加熱劣化させる
危険性を防ぐことができる。しかも、実施の形態3と同
様、シート積層体15に対して加圧、加熱を加えている
ため、シート積層体15上部の最表面の平坦性を良好に
することができる。このため、再度造形を行なっても、
変形、剥離を行なっても、変形、剥離を生じ難くして、
3次元造形物体の形状精度の劣化を抑えることができ
る。
【0080】なお、上記実施の形態1〜4では、シート
1の材料に上質紙を用いた構成の場合を説明したが、本
発明はこれのみに限定されるものではなく、シート1の
材料に木材パルプ繊維を融着した繊維融着紙を用いて構
成してもよい。この場合、柔軟性を有し、紙として強い
ので、従来の上質紙の場合よりも、シート積層体15か
ら不要領域30を剥離する時に、シート積層体15の有
効領域29を壊れ難くすることができる。従って、従来
よりも、不要領域30の剥離作業を効率的により短時間
で行なうことができる。また、繊維融着紙は、繊維同志
を融着しているため、無塵性を有する。このため、カッ
タ27に付着する切り粕の量を低減して、切り粕付着に
伴うカッタ27の回転の悪化を抑制することができる。
【0081】また、上記実施の形態1〜4においては、
表面にアクリル系樹脂が塗布された繊維融着紙を用いて
もよく、表面にアクリル系樹脂が塗布されていない繊維
融着紙の場合よりも、適当な堅さを持たせながら柔軟性
を持たせることができるので、形状劣化を効率よく抑制
することができる。
【0082】繊維融着紙、表面にアクリル系樹脂が塗布
された繊維融着紙は、上記実施の形態1〜4のシート積
層造形方法のみに適用されるものではなく、前述したよ
うな従来のシート積層造形方法に適用してもよい。この
場合、従来の単に上質紙を用いる場合よりも、シート1
内部での破壊を生じ難くすることができるので、不要領
域30を剥離する時に、有効領域29の破壊を生じ難く
することができる。従って、従来よりも、不要領域30
の剥離作業を効率的により短時間で行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1のシート積層造形
装置の構成を示す図である。
【図2】 図1に示すシート積層造形装置の造形動作フ
ローを示すフローチャートである。
【図3】 図1に示すシート積層造形装置の造形動作フ
ローを示すフローチャートである。
【図4】 本発明に係る実施の形態2のシート積層造形
装置の造形動作フローを示すフローチャートである。
【図5】 本発明に係る実施の形態2のシート積層造形
装置の造形動作フローを示すフローチャートである。
【図6】 本発明に係る実施の形態3のシート積層造形
装置の構成を示す図である。
【図7】 図6に示すシート積層造形装置の造形動作フ
ローを示すフローチャートである。
【図8】 図6に示すシート積層造形装置の造形動作フ
ローを示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る実施の形態4のシート積層造形
装置の造形動作フローを示すフローチャートである。
【図10】 本発明に係る実施の形態4のシート積層造
形装置の造形動作フローを示すフローチャートである。
【図11】 従来のシート積層造形装置の構成を示す図
である。
【図12】 図11に示すシート積層造形装置の造形動
作フローを示すフローチャートである。
【図13】 図11に示すシート積層造形装置の造形動
作フローを示すフローチャートである。
【図14】 図11に示すシート積層体の詳細を示す図
である。
【図15】 図11に示すシート積層体から不要領域を
取り外す様子を示す図である。
【符号の説明】
1 シート、2 データ処理部、3 制御部、4 造形
部、5 テーブル部、6 給紙トレイ部、7 レーザプ
リンタ部、8 搬送部、9 中間トレイ部、10,14
ヒータプレート部、11 カッティングプロッタ部、
13 テーブル、15 シート積層体、16,26 プ
レート、17,31,32,33 ヒータユニット、1
8 トレイ、19 定着部、21 チェイン、22 ス
プロケット、23 シート保持機構、24a トレイ、
24b ジョガー、27 カッタ、28 XーYプロッ
タ、29 有効領域、30 不要領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元CADシステムから供給され入力
    された3次元形状を高さ方向でスライスした断面の2次
    元形状情報に変換して供給するデータ処理手段と、シー
    トを一枚づつ送り出すシート送り出し手段と、データ処
    理手段から供給された2次元形状情報に基づいて、シー
    ト送り手段から送り出されたシートに2次元断面形状情
    報を印刷するシート印刷手段と、印刷されたシートの印
    刷面を下側に位置合わせして搬送するシート搬送手段
    と、搬送された印刷面が下側のシートを載置するシート
    載置手段と、印刷されたシートによるシート積層体を載
    置した状態でシート載置手段を上下動させる駆動手段
    と、シート載置手段と対抗して配置されるとともに、シ
    ート載置手段上に載置されたシート積層体を加熱する第
    1のシート加熱手段と、第1のシート加熱手段が設けら
    れ、シート積層体を押え付けるシート押厚手段と、シー
    ト載置手段とシート押厚手段間に配置され、シート載置
    手段上に載置されたシート積層体の最上面の一枚のシー
    トをシートに印刷された2次元断面形状に沿って切断す
    るシート切断手段と、駆動手段によりシート載置手段を
    上方に移動させて、所定温度に加熱された第1のシート
    加熱手段が設けられたシート押厚手段にシート積層体を
    所定時間押し付け、駆動手段によりシート積層体の最上
    面がシート切断手段の所定位置にくるようにシート載置
    手段を下方に移動させた後、シート切断手段によりシー
    ト積層体の最上面の一枚のシートをシートに印刷された
    2次元断面形状に沿って切断し、以上の動作を3次元物
    体の所定の高さに達するまで行なう際、3次元物体の所
    定の高さに達するかを判断する3次元物体高さ判断手段
    と、3次元物体の所定の高さに達したと判断した場合、
    駆動手段によりシート載置手段を上方に移動させて、シ
    ート載置手段上に載置されたシート積層体を第1のシー
    ト加熱手段が設けられた押厚手段に押し付け、押し付け
    た状態で第1のシート加熱手段を停止させる第1のシー
    ト加熱手段停止手段とを有するシート積層造形装置にお
    いて、 シート載置手段にシート載置手段上に載置されたシート
    積層体を加熱する第2のシート加熱手段を設け、第1の
    シート加熱手段停止手段により第1のシート加熱手段を
    停止した後、第2のシート加熱手段によりシート載置手
    段上に載置されたシート積層体を所定の温度で所定の時
    間加熱した後、第2のシート加熱手段を停止させる第2
    のシート加熱手段停止手段を設けることを特徴とするシ
    ート積層造形装置。
  2. 【請求項2】 シート切断手段によりシートをシートに
    印刷された2次元断面形状に沿って切断した後、装置各
    部に異常が有るかを判断する装置異常判断手段を設け、
    装置各部に異常が有ると判断した場合、駆動手段は、シ
    ート載置手段を上方に移動させて、所定の温度に加熱さ
    れた第1のシート加熱手段が設けられたシート押厚手段
    にシート積層体を所定の時間押し付け、その後、第1の
    シート加熱手段停止手段は、第1のシート加熱手段を停
    止させることを特徴とする請求項1に記載のシート積層
    造形装置。
  3. 【請求項3】 第1、第2のシート加熱手段は、トナー
    の溶融点以上の温度でシート積層体を加熱することを特
    徴とする請求項1、2の何れかに記載のシート積層造形
    装置。
  4. 【請求項4】 シート押厚手段に設けられた第1、第2
    のシート加熱手段よりも低温でシートを加熱する第3の
    シート加熱手段と、シート載置手段に設けられた第1、
    第2のシート加熱手段よりも低温でシートを加熱する第
    4のシート加熱手段と、装置各部に異常が有ると判断し
    た場合、シート押厚手段及びシート載置手段の少なくと
    もどちらか一方に異常がないかを判断する押厚/載置異
    常判断手段とを有し、シート押厚手段及びシート載置手
    段の少なくともどちらか一方に異常がないと判断した場
    合、駆動手段によりシート載置手段を上方に移動させ
    て、シート押厚手段にシート積層体を押し付け、第1、
    第2のシート加熱手段停止手段により第1、第2のシー
    ト加熱手段を停止させるとともに、第3、第4のシート
    加熱手段でシート積層体を加熱保持し、その状態で装置
    異常が解消されたかを判断する装置異常解消判断手段
    と、装置異常が解消されたと判断した場合、第3、第4
    のシート加熱手段を停止させる第3、第4のシート加熱
    手段停止手段と、装置異常が解消されたと判断した場
    合、第1のシート加熱手段を動作させる第1のシート加
    熱手段起動手段とを有し、装置異常が解消されたと判断
    した場合、第3、第4のシート加熱手段を停止させると
    ともに、第1のシート加熱手段を動作させてシート積層
    体を加熱し、その状態で3次元物体高さ判断手段は、3
    次元物体の所定の高さに達したかを判断することを特徴
    とする請求項1に記載のシート積層造形装置。
  5. 【請求項5】 装置異常が解消されていないと判断した
    場合、第3、第4のシート加熱手段を動作させる設定時
    間に達するかを判断する設定時間判断手段を有し、第
    3、第4のシート加熱手段を動作させる設定時間に達し
    たと判断した場合、第3、第4のシート加熱手段停止手
    段は、第3、第4のシート加熱手段を停止させることを
    特徴とする請求項4に記載のシート積層造形装置。
  6. 【請求項6】 シートは、木材パルプ繊維を融着した繊
    維融着紙からなることを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載のシート積層造形装置。
  7. 【請求項7】 シートは、表面にアクリル系樹脂が塗布
    されてなることを特徴とする請求項6に記載のシート積
    層造形装置。
  8. 【請求項8】 シートを積層して3次元造形されたシー
    ト積層造形物において、シート積層造形物を構成するシ
    ートが木材パルプ繊維を融着した繊維融着紙からなるこ
    とを特徴とするシート積層造形物。
  9. 【請求項9】 シートは、表面にアクリル樹脂が塗布さ
    れてなることを特徴とする請求項8に記載のシート積層
    造形物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001408A (ja) * 1999-06-18 2001-01-09 Japan Steel Works Ltd:The 3次元立体造形方法および造形装置
WO2015194398A1 (ja) * 2014-06-18 2015-12-23 株式会社放電精密加工研究所 三次元造形装置
US11407033B2 (en) 2014-01-14 2022-08-09 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Three-dimensional shaping apparatus

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JP2001001408A (ja) * 1999-06-18 2001-01-09 Japan Steel Works Ltd:The 3次元立体造形方法および造形装置
US11407033B2 (en) 2014-01-14 2022-08-09 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Three-dimensional shaping apparatus
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