JPH1072352A - コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム注射剤 - Google Patents

コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム注射剤

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JPH1072352A
JPH1072352A JP18602997A JP18602997A JPH1072352A JP H1072352 A JPH1072352 A JP H1072352A JP 18602997 A JP18602997 A JP 18602997A JP 18602997 A JP18602997 A JP 18602997A JP H1072352 A JPH1072352 A JP H1072352A
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JP
Japan
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solution
composition
dissolving
preparation
medicinal component
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JP18602997A
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Emi Hashimoto
恵美 橋本
Michinobu Nakano
美智信 中野
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウムの救
急救命時の即時使用性を高めた注射剤を提供する。 【解決手段】(1)低級アルコールおよび水を含有する
ことを特徴とする、コハク酸メチルプレドニゾロンナト
リウム組成物用溶解液及び(2)吸湿性糖類を含有する
ことを特徴とする、コハク酸メチルプレドニゾロンナト
リウム(以下単に該薬効成分という)組成物が、それぞ
れ分離収納された製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコハク酸メチルプレ
ドニゾロンナトリウムの救急救命時の即時使用性を高め
た注射剤に関するものであり、医薬品の分野で使用され
る。
【0002】
【従来の技術】市販されているコハク酸メチルプレドニ
ゾロンナトリウム製剤は、主薬を含む用時溶解して用い
る凍結乾燥組成物バイアルと、それを再溶解する溶解液
バイアルの2本で構成されている。本剤は様々な病態に
対して投与されるが、特にショック症状の救急患者を回
復させることを目的に投与されることが多い。このよう
な場合、高投与量が必要とされ、通常一回、コハク酸メ
チルプレドニゾロンナトリウム(該薬効成分)53〜2
652mg(メチルプレドニゾロンとして40〜200
0mg)程度投与される。しかしながら、凍結乾燥組成
物の再溶解が速やかでなく、溶解を促進するために振り
混ぜると起泡し、目視での溶解確認が困難になり、シリ
ンジ内に吸入可能な液も減少し、正確で迅速な投与が困
難であった。また、溶解液の量は多いほど再溶解性は良
好になるが、医療従事者のシリンジで溶解液を吸排する
操作は作業時間の延長となり、結果的に溶解から投与ま
でに要する時間を大きく短縮することはできない。ま
た、用時溶解して用いる注射剤にグリセリンが配合され
ている例としては、ヒューマトロープ(Lilly社遺
伝子組換えヒト成長ホルモン)、BCGワクチン(Or
ganon社)、エミナーゼ(Roberts社 酵素
製剤) 等のタンパク製剤がある。しかし、タンパク質に
対するポリオール類、特にグリセリンでの安定化は周知
である(Biochemistry vol.20 4
667−4676 1981、蛋白質核酸 酵素 Vo
l.30 No.10 1115−1126 198
5)ことから判るように、これらの製剤ではタンパク質
の安定化を目的として添加されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ショック時の救急救命
に使用する製剤では、正しい量を出来るだけ早く投与す
ることが求められるため、従来の凍結乾燥バイアルと溶
解液バイアルの2本で構成される製剤よりも、2以上の
容器を合体した容器又は一つの容器内に溶解液と溶解さ
れる組成物が分離収納され、それらが用時簡単な操作で
一体化され、短時間に均一な起泡の混入のない注射溶液
となる製剤が望まれる。そのような製剤用の容器として
は、溶解液一体型バイアル又はプレフィルドシリンジ又
は連通手段を有する2室のバッグ製剤等が市販されてい
る。溶解液一体型バイアル又はプレフィルドシリンジの
液体又は粉体を密封する部分の体積は、大きさの制約な
どのため従来の2本製剤に比して、通常小さいため、小
さい溶解場所や少ない液量でも良好な溶解性能を示す製
剤が必要とされる。該薬効成分の場合、緊急投与に適し
た易溶解性の、用時溶解型プレフィルドシリンジのよう
な製剤がないため、その開発が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々研究
の結果、上述の課題を解決する手段を見い出し、本発明
を完成した。即ち本発明は下記(1)〜(9)に関する
ものである。 (1)低級アルコールおよび水を含有することを特徴と
する、該薬効成分組成物用溶解液。 (2)溶解液における低級アルコール濃度が2〜70V
/V%である上記(1)の溶解液。 (3)低級アルコールがエタノールである上記(1)の
溶解液。 (4)塩化ナトリウムを含有することを特徴とする上記
(3)の溶解液。 (5)吸湿性糖類を含有することを特徴とする該薬効成
分組成物。 (6)吸湿性糖類がグリセリン、ソルビトール、キシリ
トール、プロピレングリコール又はポリエチレングリコ
ールである上記(5)の組成物。 (7)吸湿性糖類が該薬効成分に対して1〜50W/W
%である上記(5)の組成物。 (8)上記(1)の溶解液と該薬効成分がそれぞれ分離
収納された製剤。 (9)上記(1)の溶解液と上記(5)の組成物が、そ
れぞれ分離収納された製剤。 (10)下記(A)の溶解液と下記(B)の該薬効成分
組成物が、(C)の割合でそれぞれ分離収納された製
剤。 (A)エタノール10〜50V/V%、水90〜50V
/V%及びその他添加剤0〜5W/V%を含む溶解液。 (B)該薬効成分及びグリセリン、ソルビトール、キシ
リトール、プロピレングリコール又はポリエチレングリ
コールからなる群より選ばれる、吸湿性糖類の割合が該
薬効成分に対して0〜50W/W%、好ましくは1〜5
0W/W%である該薬効成分組成物。 (C)上記(A)の溶解液が上記(B)の該薬効成分に
対し、等重量以上の割合。 (11)分離収納された製剤が、それぞれ独立の2以上
の容器又は2以上の容器を合体した容器又は一つの容器
内に分離収納された製剤である、上記(8)(9)、ま
たは(10)に記載の製剤。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明につき詳細に説明す
る。
【0006】本発明の溶解液に配合する低級アルコール
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、グリセリン等炭素数1〜3の低級アル
コールが挙げられるが、特にエタノールが適している。
溶解液における該アルコールの濃度は薬効成分の溶解を
実質的に促進する濃度であれば差し支えなく、例えば場
合により2V/V%程度でもよく、通常6V/V%以上
がよく、好ましくは10V/V%以上であり、より好ま
しくは14V/V%以上である。また、あまり高濃度で
は薬効成分の溶解性が低下する傾向がみられるので、7
0V/V%までがよく、通常60V/V%以下であり、
好ましくは50V/V%以下であり、より好ましくは4
0V/V%以下である。
【0007】低級アルコールがエタノールの場合、エタ
ノール濃度により血液に対して溶血性を示すが、塩化ナ
トリウムを加えると溶血性が回避される(Journa
lof Pharmaceutical Scienc
es Vol.63 1974)ので、場合により該溶
解液に塩化ナトリウムを共存させることが好ましい。塩
化ナトリウムを共存させる場合、その濃度は溶解液全体
に対して、通常0.5W/V%以上、より好ましくは
0.7W/V%以上であり、あまり高濃度では生体に悪
影響があるので、通常5W/V%以下、好ましくは1.
5W/V%以下である。
【0008】本発明の溶解液は、注射用水に低級アルコ
ールを常法により混合することにより得ることができ
る。
【0009】本発明の溶解液で溶解される該薬効成分組
成物は、薬効成分であるコハク酸メチルプレドニゾロン
ナトリウム単独でもよいし、該薬効成分に薬理学上許容
される添加物を配合したものの何れでもよい。また該組
成物は、通常凍結乾燥した組成物が好ましいが、必ずし
もそれに限定されない。該薬効成分組成物は吸湿性糖類
を含有する場合、溶解性に好ましい影響を与える傾向が
あるので、吸湿性糖類を薬効成分とともに共存させるこ
とが好ましい。
【0010】共存させる吸湿性糖類として、25℃相対
湿度75%の環境下に7日間放置した場合に、水分の増
加が元の物質重量に対して3W/W%以上、好ましくは
10W/W%以上、より好ましくは30W/W%以上の
ものが、通常使用される。このような吸湿性物質は薬効
成分に悪影響を与えず溶解液に澄明に溶解出来れば、無
機物質、有機物質の何れでもよく、またそれらは単一物
質であっても2種以上併用してもよい。該吸湿性糖類の
例としては、グリセリン、ソルビトール、キシリトー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
があげられる。効果や物性等の点で特にグリセリンが適
している。
【0011】該薬効成分組成物に配合する吸湿性糖類の
量は、含めなくても良いが、含める場合は薬効成分に対
して、通常1W/W%以上、好ましくは3W/W%以
上、更に好ましくは6W/W%以上であり、上限はあま
り過剰量でない方がよく、通常50W/W%以下、好ま
しくは30W/W%以下、より好ましくは15W/W%
以下であり、10W/W%以下が最適である。
【0012】該薬効成分組成物は、更にリン酸又はリン
酸塩などの再溶解時に緩衝作用を示す物質を含んでいて
もよく、それらの添加量は緩衝効果を示す量であれば特
に制限はないが、薬効成分に対して、通常2W/W%以
上、より好ましくは7W/W%以上であり、あまり多す
ぎても効果がよくなるとはいえないので、一般的には5
0W/W%以下であり、より好ましくは30W/W%以
下、最も普通には20W/W%以下である。
【0013】該薬効成分組成物の好ましい重量割合とし
ては吸湿性糖類を含める場合、該薬効成分を100部と
したとき、例えば下記の組成があげられる。 該薬効成分 100部 吸湿性糖類 1〜50部 好ましくは 3〜30部 緩衝成分 2〜50部 好ましくは 7〜30部 該薬効成分組成物は該薬効成分と必要に応じて添加され
る添加剤を配合することにより得ることもできるが、通
常これらを注射用水に溶解後凍結乾燥するのが好まし
い。
【0014】本発明による低級アルコール含有溶解液及
び吸湿性物質含有該薬効成分組成物は、各々片方だけで
も再溶解性は改善されるが、両者を組み合わせて使用す
ることで一層改善される。両者を組み合わせて使用する
場合、従来の製品では振とう空間が溶解液量と同程度か
ら3倍程度必要としていたのに対し、溶解液量以下の振
とう空間でも十分に早く溶解することができる。場合に
よっては溶解液量の半分以下から数分の1程度でもよく
溶解し、かつ泡立ちも少なくすることができる。なお、
上記における振とう空間とは、用時溶解用薬効成分組成
物の充てんされた容器中に溶解液を全量注入した時の該
容器における空間部分の容積をいう。
【0015】両者を組み合わせて用いる場合、該薬効成
分に対する溶解液の割合は、多ければ多いほど溶解速度
を早めることは出来るが、通常該薬効成分に対して、溶
解液が等重量以上、好ましくは7倍以上であればよく、
上限は容器の大きさ等により決められる。
【0016】本発明によれば、上記のように振とう空間
が非常に少なくても再溶解性が良好であるので、振とう
空間の非常に少ない、かつ溶解液量の少ない溶解液一体
型バイアルおよびプレフィルドシリンジが可能となっ
た。
【0017】本発明において、分離収納された製剤と
は、溶解液と該薬効成分組成物が、使用時に混合される
まで、両者が混合しないよう分離されて収納されていれ
ばよく、収納場所、収納容器の形態、材質等はどのよう
なものであってもよいが、製剤に実質的に悪影響を与え
ないものが好ましい。例えばそれぞれ独立の2以上の容
器又は2以上の容器を合体した容器又は一つの容器内に
分離収納された製剤等が挙げられる。すなわち、本発明
において、溶解液と該薬効成分組成物は、別々のバイア
ル等容器に収納されていもよく、又、シリンジやバッグ
等の1つの容器内に分離収納されていてもよい。又、2
つの容器を合体して作製したシリンジの各容器内に溶解
液と該薬効成分組成物がそれぞれ収納されていてもよ
く、あるいは、2つのバッグを連結一体化したもので2
つのバッグ間に連通手段を有する容器の各バッグ内に溶
解液と該薬効成分組成物がそれぞれ収納されていてもよ
い。いずれの容器による場合でも、溶解液を該薬効成分
組成物中へ注入し、用時に溶解することにより臨床的に
適用される。
【0018】用時溶解型プレフィルドシリンジ製剤ある
いは連通手段を有する2室のバッグ製剤は、再溶解操作
が簡単で迅速になるだけでなく、そのまま投与可能とな
るため、調製時の菌汚染を受ける機会もなくなり、正し
い量が投与できる等のメリットがあり、本発明製剤とし
て最適である。
【0019】
【実施例】以下に比較例及び実施例をあげて本発明をさ
らに詳しく説明するがこれらは、本発明を限定するもの
ではない。
【0020】比較例1 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム132.6
g、無水リン酸二水素ナトリウム1.28g、無水リン
酸一水素ナトリウム13.92gを注射用水に溶解し全
量を1リットルとした。バイアル(内容積約25.5m
l)に無菌的に5ml充てんし、凍結乾燥後に密封し
た。別のバイアルに注射用水8mlを無菌的に充てん
し、密封した。比較例1の処方を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】比較例2 比較例1の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、比較例1より小さな容積の別のバイアル(内容積約
8.7ml)に、無菌的に5ml充てんし、凍結乾燥後
に密封した。別のバイアルに注射用水5mlを、無菌的
に充てんし、密封した。
【0023】比較例3 比較例1の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、用時溶解型プレフィルドシリンジに無菌的に5ml
充てんし、凍結乾燥後に中栓を施し、更に中栓の上に溶
解液としての注射用水5mlを無菌的に充てんし、密封
した。
【0024】実施例1 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム132.6
g、無水リン酸二水素ナトリウム1.28g、無水リン
酸一水素ナトリウム13.92gを注射用水に溶解し、
全量を1リットルとした。バイアル(内容積約8.7m
l)に無菌的に5ml充てんし、凍結乾燥後に密封し
た。一方、溶解液の調製は、無水エタノール200ml
に注射用水800mlを加えて製し(無水エタノール水
溶液という)、その5mlを別のバイアルに無菌的に充
てんし、密封した。本製剤の好ましい製剤処方である実
施例1を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】実施例2 実施例1の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、用時溶解型のプレフィルドシリンジに無菌的に5m
l充てんし、凍結乾燥後に中栓を施し、更に中栓の上に
実施例1の溶解液5mlを、無菌的に充てんし、密封し
た。
【0027】実施例3 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム132.6
g、無水リン酸二水素ナトリウム1.28g、無水リン
酸一水素ナトリウム13.92g、濃グリセリン10.
0gを注射用水に溶解し、全量を1リットルとした。バ
イアル(内容積約8.7ml)に5mlを無菌的に充て
んし、凍結乾燥後に密封した。別のバイアルに注射用水
5mlを無菌的に充てんし、密封した。本製剤の好まし
い製剤処方である実施例3を表3に示した。
【0028】
【表3】
【0029】実施例4 実施例3の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、用時溶解型プレフィルドシリンジに無菌的に5ml
充てんし、凍結乾燥後に密封した(中栓)。更に、中栓
の上に注射用水5mlを、無菌的に充てんし、密封し
た。
【0030】実施例5 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム132.6
g、無水リン酸二水素ナトリウム1.28g、無水リン
酸一水素ナトリウム13.92g、濃グリセリン10.
0gを注射用水に溶解し、全量を1リットルとした。バ
イアル(内容積約8.7ml)に5mlを無菌的に充て
んし、凍結乾燥後に密封した。一方、溶解液は、無水エ
タノール200mlに生理食塩液800mlを加えて製
し(無水エタノール生理食塩液という)、その5mlを
別のバイアルに無菌的に充てんし、密封した。本製剤の
好ましい製剤処方である実施例5を表4に示した。
【0031】
【表4】
【0032】実施例6 実施例5の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、用時溶解型プレフィルドシリンジに無菌的に5ml
充てんし、凍結乾燥後に中栓を施し、更に中栓の上に実
施例5の溶解液5mlを、無菌的に充てんし、密封し
た。
【0033】実施例7 実施例5の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、片末端がフロントストッパーにより封鎖されている
バイパスを有するガラス管に無菌的に5ml充てんし、
凍結乾燥後にミドルストッパーにより密封した。又、実
施例5の溶解液を、片末端がミドルストッパーにより封
鎖されており、又、同末端にプラスチック製のコネクタ
ーを有するガラス管に無菌的に5ml充てんし、エンド
ストッパーで密封した。これら2つの容器をコネクター
により連結すると本発明の製剤が得られる。
【0034】実施例8 実施例5の用時溶解して用いる薬効成分組成物の薬調液
を、バイアルに5mlを無菌的に充填し、凍結凍結乾燥
後に密封した。又、実施例5の溶解液を、バイアル中に
無菌的に5ml充填し密封した。これら2つの容器をコ
ネクターまたは注入針などで連結し、用時連通可能とな
る一体型容器とすると本発明の製剤が得られる。
【0035】試験方法及び試験結果 比較例1〜3、実施例1〜6の試料について該薬効成分
組成物の再溶解の時間を測定した。測定方法はTurc
oらの方法(Hosp.Pharm.,11,p48
2,1976)に準じて行った。すなわち、比較例及び
実施例の試料につい溶解液添加後、40cmの振幅、2
往復/秒の速度で手で振とうし、完全溶解終了確認まで
の時間を再溶解時間とした。
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】用時溶解するコハク酸メチルプレドニゾ
ロンナトリウム及び溶解液について、種々研究の結果、
溶解液により用時溶解して用いる該薬効成分組成物の粉
末の再溶解性を改善した。溶解液の量を減じ、かつ、小
さい振とう空間でも再溶解が容易になった。本発明によ
り、高投与量の該薬効成分を、2本バイアル製剤から用
時溶解型プレフィルドシリンジに分離収納することがは
じめて可能となり、投与までに要する時間を短縮した。
溶解液一体型バイアル製剤では溶解性が、更に改善さ
れ、本発明にかかる注射剤は救急救命時に、速やかに対
象患者に投与することを可能とした極めて有用なもので
ある。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低級アルコールおよび水を含有することを
    特徴とする、コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム
    組成物用溶解液。
  2. 【請求項2】溶解液における低級アルコール濃度が2〜
    70V/V%である請求項1の溶解液。
  3. 【請求項3】低級アルコールがエタノールである請求項
    1の溶解液。
  4. 【請求項4】塩化ナトリウムを含有することを特徴とす
    る請求項3の溶解液。
  5. 【請求項5】吸湿性糖類を含有することを特徴とする、
    コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム(以下単に該
    薬効成分という)組成物。
  6. 【請求項6】吸湿性糖類がグリセリン、ソルビトール、
    キシリトール、プロピレングリコール又はポリエチレン
    グリコールである請求項5の組成物。
  7. 【請求項7】吸湿性糖類が該薬効成分に対して1〜50
    W/W%である請求項5の組成物。
  8. 【請求項8】請求項1の溶解液と該薬効成分がそれぞれ
    分離収納された製剤。
  9. 【請求項9】請求項1の溶解液と請求項5の組成物が、
    それぞれ分離収納された製剤。
  10. 【請求項10】下記(1)の溶解液と下記(2)の該薬
    効成分組成物が、(3)の割合でそれぞれ分離収納され
    た製剤。 (1)エタノール10〜50V/V%、水90〜50V
    /V%及びその他添加剤0〜5W/V%を含む溶解液。 (2)該薬効成分及びグリセリン、ソルビトール、キシ
    リトール、プロピレングリコール又はポリエチレングリ
    コールからなる群より選ばれる、吸湿性糖類の割合が該
    薬効成分に対して0〜50W/W%である該薬効成分組
    成物。 (3)上記(1)の溶解液が上記(2)の該薬効成分に
    対し、等重量以上の割合。
  11. 【請求項11】分離収納された製剤がそれぞれ独立の2
    以上の容器又は2以上の容器を合体した容器又は一つの
    容器内に分離収納された製剤である、請求項8、9、ま
    たは10に記載の製剤。
JP18602997A 1996-07-04 1997-06-27 コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム注射剤 Pending JPH1072352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327904B1 (ko) * 2011-08-16 2013-11-13 대한약품공업 주식회사 목시플록사신 염산염의 주사제형

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327904B1 (ko) * 2011-08-16 2013-11-13 대한약품공업 주식회사 목시플록사신 염산염의 주사제형

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