JPH1073014A - オイルパンの隔壁構造 - Google Patents
オイルパンの隔壁構造Info
- Publication number
- JPH1073014A JPH1073014A JP24711596A JP24711596A JPH1073014A JP H1073014 A JPH1073014 A JP H1073014A JP 24711596 A JP24711596 A JP 24711596A JP 24711596 A JP24711596 A JP 24711596A JP H1073014 A JPH1073014 A JP H1073014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil pan
- engine
- chain
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】クランクケース内の駆動部におけるエネルギ損
失を減少させること。 【解決手段】エンジンのクランクシャフトから取り出さ
れる駆動力伝達部材(例えばオイルポンプスプロケット
8やタイミングチェーン13)をオイルパン3に貯留さ
れているオイル中から隔離する隔壁5を設けること。
失を減少させること。 【解決手段】エンジンのクランクシャフトから取り出さ
れる駆動力伝達部材(例えばオイルポンプスプロケット
8やタイミングチェーン13)をオイルパン3に貯留さ
れているオイル中から隔離する隔壁5を設けること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルパンの隔壁
構造に関し、特にエンジンブロック下部に設けられたオ
イルパンにオイルが貯留されるエンジンにおけるオイル
パンの隔壁構造に関する。
構造に関し、特にエンジンブロック下部に設けられたオ
イルパンにオイルが貯留されるエンジンにおけるオイル
パンの隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン本体を収容するエンジンブロッ
ク(クランクケース)下部には、エンジンの駆動部分を
潤滑するためのオイル溜めとしてオイルパンが設けられ
ている。従来、エンジンのクランクシャフトに固定され
たクランクスプロケットに懸回し駆動されるタイミング
チェーン、このタイミングチェーンに懸回され駆動され
るオイルポンプスプロケット、バランサウェイトスプロ
ケットなどのエンジンの駆動力伝達部材(回転部材)
は、オイルパンに貯留されたオイルを攪拌しながら回転
されている。
ク(クランクケース)下部には、エンジンの駆動部分を
潤滑するためのオイル溜めとしてオイルパンが設けられ
ている。従来、エンジンのクランクシャフトに固定され
たクランクスプロケットに懸回し駆動されるタイミング
チェーン、このタイミングチェーンに懸回され駆動され
るオイルポンプスプロケット、バランサウェイトスプロ
ケットなどのエンジンの駆動力伝達部材(回転部材)
は、オイルパンに貯留されたオイルを攪拌しながら回転
されている。
【0003】特開平7-167218号公報には、ピストンの往
復動を回転運動に変換するために生じる回転振動を吸収
するためのバランサウェイトが回転することに伴ってオ
イルパン中の潤滑油を攪拌することを防止するために、
貯留オイル油面下に位置し、バランサウェイト部の下側
をバランサホルダと一体に形成したバランサカバーによ
って被覆したバランサウェイト被覆構造が提案されてい
る。図5は、この特開平7-167218号公報に開示されたバ
ランサウェイト被覆構造を説明するためのクランクケー
ス内の断面図である。図5のバランサウェイト被覆構造
においては、エンジンのクランクシャフト51に固定さ
れるクランクスプロケット7は、タイミングチェーン1
3を介してオイルポンプ9を駆動するためのオイルポン
プスプロケット8、および2つのバランサシャフトスプ
ロケット12に連結し、オイルポンプシャフトおよびバ
ランサシャフト54を回転させる。バランサシャフト5
4の中間部にはクランクシャフト51の回転に伴い回転
するバランサウェイト55が夫々取り付けられ、これら
のバランスウェイト55の下部はそのほぼ軸方向の厚み
分だけバランサカバー53によっていずれも被覆され、
バランサウェイト55のみがオイルパン3に貯留された
オイル全体を攪拌しないような構造とされている。バラ
ンサカバー53上に溜まったオイルはバランサカバー5
3に開けられた排油管52を通じてオイルパン3に戻さ
れる。また、バランサカバー53はクランクシャフト5
1の軸受を収容するベアリングビームに吊り下げられる
ようにボルト締めされている。
復動を回転運動に変換するために生じる回転振動を吸収
するためのバランサウェイトが回転することに伴ってオ
イルパン中の潤滑油を攪拌することを防止するために、
貯留オイル油面下に位置し、バランサウェイト部の下側
をバランサホルダと一体に形成したバランサカバーによ
って被覆したバランサウェイト被覆構造が提案されてい
る。図5は、この特開平7-167218号公報に開示されたバ
ランサウェイト被覆構造を説明するためのクランクケー
ス内の断面図である。図5のバランサウェイト被覆構造
においては、エンジンのクランクシャフト51に固定さ
れるクランクスプロケット7は、タイミングチェーン1
3を介してオイルポンプ9を駆動するためのオイルポン
プスプロケット8、および2つのバランサシャフトスプ
ロケット12に連結し、オイルポンプシャフトおよびバ
ランサシャフト54を回転させる。バランサシャフト5
4の中間部にはクランクシャフト51の回転に伴い回転
するバランサウェイト55が夫々取り付けられ、これら
のバランスウェイト55の下部はそのほぼ軸方向の厚み
分だけバランサカバー53によっていずれも被覆され、
バランサウェイト55のみがオイルパン3に貯留された
オイル全体を攪拌しないような構造とされている。バラ
ンサカバー53上に溜まったオイルはバランサカバー5
3に開けられた排油管52を通じてオイルパン3に戻さ
れる。また、バランサカバー53はクランクシャフト5
1の軸受を収容するベアリングビームに吊り下げられる
ようにボルト締めされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5のバランスウェイトの被覆構造によれば、エンジンの
駆動力をオイルポンプ9やバランサシャフト54に伝達
する駆動力伝達部材であるオイルスプロケット8やバラ
ンサシャフトスプロケット12、およびタイミングチェ
ーン52はバランサカバー53によって被覆されずオイ
ルパン3中のオイルに浸漬されている。従って、これら
の部材の回転に伴ってオイルパン3中のオイル全体を大
きく攪拌するため、バランサカバー53を設けたことに
よる回転抵抗の減少効果は、全体のエネルギ損失からみ
れば僅かなものに過ぎない。
5のバランスウェイトの被覆構造によれば、エンジンの
駆動力をオイルポンプ9やバランサシャフト54に伝達
する駆動力伝達部材であるオイルスプロケット8やバラ
ンサシャフトスプロケット12、およびタイミングチェ
ーン52はバランサカバー53によって被覆されずオイ
ルパン3中のオイルに浸漬されている。従って、これら
の部材の回転に伴ってオイルパン3中のオイル全体を大
きく攪拌するため、バランサカバー53を設けたことに
よる回転抵抗の減少効果は、全体のエネルギ損失からみ
れば僅かなものに過ぎない。
【0005】以上説明した問題点を鑑みて、本発明はク
ランクケース内の駆動部におけるエネルギ損失を減少さ
せることを目的とする。また、さらに別の目的として組
立が容易で支持安定度の高いオイルパンの隔壁構造を提
供することを目的とする。
ランクケース内の駆動部におけるエネルギ損失を減少さ
せることを目的とする。また、さらに別の目的として組
立が容易で支持安定度の高いオイルパンの隔壁構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、オイルポン
プスプロケットやタイミングチェーンなどのエンジンの
クランクシャフトの駆動力を伝達する部材が、オイルパ
ンに貯留されたオイルを攪拌することによって、非常に
大きな回転エネルギの損失が発生していることを見出
し、さらにスプロケットおよびチェーンは凹凸形状を有
するために、特にこれらがオイルを攪拌する際に生じる
回転抵抗が大きいものであることを見出し、本発明をな
すに到った。
プスプロケットやタイミングチェーンなどのエンジンの
クランクシャフトの駆動力を伝達する部材が、オイルパ
ンに貯留されたオイルを攪拌することによって、非常に
大きな回転エネルギの損失が発生していることを見出
し、さらにスプロケットおよびチェーンは凹凸形状を有
するために、特にこれらがオイルを攪拌する際に生じる
回転抵抗が大きいものであることを見出し、本発明をな
すに到った。
【0007】上記目的を達成するための本発明の手段
は、エンジン本体を収容するエンジンブロックの下部に
設けられオイルを貯留するオイルパンにおいて、エンジ
ンのクランクシャフトから取り出される駆動力伝達部材
を前記オイルパンに貯留されているオイル中から隔離す
る隔壁を設けたことを特徴とする。すなわち、隔壁によ
ってオイルパンに貯留されているオイルが侵入しない空
間を画成し、当該空間に駆動力伝達部材を配置すること
を特徴とする。この隔壁によって部分的に油面が低下さ
れ、回転されてエンジンのクランクシャフトから取り出
される駆動力を伝達する部材がオイルパンに貯留されて
いるオイルに浸漬されなくされ、このオイルを攪拌する
ことによる回転抵抗の発生が防止される。このエンジン
のクランクシャフトから取り出される駆動力を伝達する
部材としては、例えばオイルポンプスプロケット、バラ
ンサシャフトスプロケット、これらに懸回されるタイミ
ングチェーンなどが挙げられる。また、例えばタイミン
グチェーンのような無端駆動力伝達部材に代えてギヤ列
でエンジンのクランクシャフトからの回転駆動力を伝達
する場合には、上記隔壁はこのギヤ列をオイルパン中に
貯留されたオイルから隔離することとなる。
は、エンジン本体を収容するエンジンブロックの下部に
設けられオイルを貯留するオイルパンにおいて、エンジ
ンのクランクシャフトから取り出される駆動力伝達部材
を前記オイルパンに貯留されているオイル中から隔離す
る隔壁を設けたことを特徴とする。すなわち、隔壁によ
ってオイルパンに貯留されているオイルが侵入しない空
間を画成し、当該空間に駆動力伝達部材を配置すること
を特徴とする。この隔壁によって部分的に油面が低下さ
れ、回転されてエンジンのクランクシャフトから取り出
される駆動力を伝達する部材がオイルパンに貯留されて
いるオイルに浸漬されなくされ、このオイルを攪拌する
ことによる回転抵抗の発生が防止される。このエンジン
のクランクシャフトから取り出される駆動力を伝達する
部材としては、例えばオイルポンプスプロケット、バラ
ンサシャフトスプロケット、これらに懸回されるタイミ
ングチェーンなどが挙げられる。また、例えばタイミン
グチェーンのような無端駆動力伝達部材に代えてギヤ列
でエンジンのクランクシャフトからの回転駆動力を伝達
する場合には、上記隔壁はこのギヤ列をオイルパン中に
貯留されたオイルから隔離することとなる。
【0008】上記手段において、好ましくは、前記駆動
力伝達部材は、前記クランクシャフトに固定されたクラ
ンクスプロケットと、該クランクスプロケットに懸回さ
れたタイミングチェーンと、該タイミングチェーンが懸
回された他のスプロケットとを含むことを特徴とする。
なお、タイミングチェーンに置換してタイミングギヤ列
をクランクシャフトの駆動力を伝達する駆動力伝達部材
として用いる場合には、タイミングギヤ列の設定域を囲
んで前記隔壁を設けることとなる。さらに好ましくは、
すべての回転部材(各種スプロケットなど)を隔壁によ
って囲む。
力伝達部材は、前記クランクシャフトに固定されたクラ
ンクスプロケットと、該クランクスプロケットに懸回さ
れたタイミングチェーンと、該タイミングチェーンが懸
回された他のスプロケットとを含むことを特徴とする。
なお、タイミングチェーンに置換してタイミングギヤ列
をクランクシャフトの駆動力を伝達する駆動力伝達部材
として用いる場合には、タイミングギヤ列の設定域を囲
んで前記隔壁を設けることとなる。さらに好ましくは、
すべての回転部材(各種スプロケットなど)を隔壁によ
って囲む。
【0009】上記手段において、好ましくは、前記隔壁
は、前記駆動力伝達部材を覆うように前記エンジンブロ
ックおよび/または前記オイルパンの一側に取り付けら
れたチェーンカバーと、前記エンジンブロックおよび/
または前記オイルパンに形成され前記チェーンカバーに
対向して配置される壁と、前記チェーンカバーと前記壁
との間に形成されたリブとを含むことを特徴とする。こ
れによって、オイルパンの隔壁構造を簡単にすることが
でき、各種のスプロケットやタイミングチェーンの組付
けを容易に行うことができる。
は、前記駆動力伝達部材を覆うように前記エンジンブロ
ックおよび/または前記オイルパンの一側に取り付けら
れたチェーンカバーと、前記エンジンブロックおよび/
または前記オイルパンに形成され前記チェーンカバーに
対向して配置される壁と、前記チェーンカバーと前記壁
との間に形成されたリブとを含むことを特徴とする。こ
れによって、オイルパンの隔壁構造を簡単にすることが
でき、各種のスプロケットやタイミングチェーンの組付
けを容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0011】図1および図2は、本発明の一実施形態に
係るオイルパンの隔壁構造を説明するための概略図であ
って、図1はエンジンをクランクシャフトの軸方向か
ら、図2は径方向から見た図である。
係るオイルパンの隔壁構造を説明するための概略図であ
って、図1はエンジンをクランクシャフトの軸方向か
ら、図2は径方向から見た図である。
【0012】図1および図2を参照して、エンジンは、
上から順にシリンダヘッド1、エンジンブロック2およ
びオイルパン3、さらにエンジンブロック2およびオイ
ルパン3の一側を覆うように取り付けられたチェーンカ
バー4の各部から構成される。エンジンブロック2およ
びオイルパン3の一側には、クランクシャフトに固定さ
れたクランクスプロケット7、バランサシャフトに固定
された2つのバランサシャフトスプロケット12a、1
2b、オイルポンプシャフトに固定されたオイルポンプ
スプロケット8、これらに懸回されクランクシャフト
(クランクスプロケット7)から出力される駆動力を伝
達するタイミングチェーン13、さらにオイルポンプシ
ャフトの回転によって作動されるオイルポンプ9が配設
されている。オイルポンプ9はオイルパン3中のオイル
を汲み上げてシリンダヘッド1およびエンジンブロック
2に供給する。
上から順にシリンダヘッド1、エンジンブロック2およ
びオイルパン3、さらにエンジンブロック2およびオイ
ルパン3の一側を覆うように取り付けられたチェーンカ
バー4の各部から構成される。エンジンブロック2およ
びオイルパン3の一側には、クランクシャフトに固定さ
れたクランクスプロケット7、バランサシャフトに固定
された2つのバランサシャフトスプロケット12a、1
2b、オイルポンプシャフトに固定されたオイルポンプ
スプロケット8、これらに懸回されクランクシャフト
(クランクスプロケット7)から出力される駆動力を伝
達するタイミングチェーン13、さらにオイルポンプシ
ャフトの回転によって作動されるオイルポンプ9が配設
されている。オイルポンプ9はオイルパン3中のオイル
を汲み上げてシリンダヘッド1およびエンジンブロック
2に供給する。
【0013】エンジンブロック2とオイルパン3の底板
との間に、チェーンカバー4に対向して設けられた壁1
4には、油通路10およびチェーンカバー4へ向かって
一体に突出形成されたリブが設けられている。チェーン
カバー4にもエンジンブロック2側に向かって一体に突
出形成されたリブが設けられ、ガスケット6を介してリ
ブ同士が当接して隔壁5を構成している。また、壁14
の下部にはオイルパン3内と、隔壁5、チェーンカバー
4および壁14によって画成される空間と、を連通する
油通路10が開けられ、この油通路10を介して上記空
間にオイルパン3中のオイルが侵入し満たされ、所定の
オイル貯留量が確保される。
との間に、チェーンカバー4に対向して設けられた壁1
4には、油通路10およびチェーンカバー4へ向かって
一体に突出形成されたリブが設けられている。チェーン
カバー4にもエンジンブロック2側に向かって一体に突
出形成されたリブが設けられ、ガスケット6を介してリ
ブ同士が当接して隔壁5を構成している。また、壁14
の下部にはオイルパン3内と、隔壁5、チェーンカバー
4および壁14によって画成される空間と、を連通する
油通路10が開けられ、この油通路10を介して上記空
間にオイルパン3中のオイルが侵入し満たされ、所定の
オイル貯留量が確保される。
【0014】以上説明した構造によれば、隔壁5の上方
の空間、すなわち隔壁5の上面、チェーンカバー4、壁
14によって囲まれた、タイミングチェーン13やオイ
ルポンプスプロケット7なとが収容された空間にはオイ
ルパン3中のオイルが侵入しないため、隔壁5の上方に
位置する駆動力伝達部材である、クランクスプロケット
7、バランサシャフトスプロケット12a、12b、オ
イルポンプスプロケット8、タイミングチェーン13は
オイルパン3中のオイルを攪拌して、回転損失を生じる
ことがない。
の空間、すなわち隔壁5の上面、チェーンカバー4、壁
14によって囲まれた、タイミングチェーン13やオイ
ルポンプスプロケット7なとが収容された空間にはオイ
ルパン3中のオイルが侵入しないため、隔壁5の上方に
位置する駆動力伝達部材である、クランクスプロケット
7、バランサシャフトスプロケット12a、12b、オ
イルポンプスプロケット8、タイミングチェーン13は
オイルパン3中のオイルを攪拌して、回転損失を生じる
ことがない。
【0015】図3、図4は、本発明の一実施形態のオイ
ルパンの隔壁構造を説明するための詳細な図であって、
図3はエンジンをクランクシャフト軸方向から、図4は
径方向から見た断面図である。なお、図1および図2を
参照して説明した構造については、上記した通りである
ので以下詳細な説明を省略する。
ルパンの隔壁構造を説明するための詳細な図であって、
図3はエンジンをクランクシャフト軸方向から、図4は
径方向から見た断面図である。なお、図1および図2を
参照して説明した構造については、上記した通りである
ので以下詳細な説明を省略する。
【0016】図3および図4を参照して、オイルポンプ
シャフトが挿通するフランジ状の壁14はエンジンブロ
ック2に対してボルト締めされ、壁14が取り付けられ
るエンジンブロック2の壁面と壁14とに油通路10が
形成されている。油通路10はエンジンブロック2本体
側と別体側(チェーンカバー4側)の油溜まり同士を連
通する。そして、壁14と一体形成されたリブと、エン
ジンブロック2にボルト締めされたチェーンカバー4と
一体に形成されたリブがガスケット6を介して当接する
ことにより、隔壁5が形成されている。この隔壁5によ
って、オイルポンプスプロケット8、二つのバランサシ
ャフトスプロケット12a、12bおよびタイミングチ
ェーン13の走行域は、オイルパン3中に溜められたオ
イルから完全に隔離される。図3の互いに平行な2点鎖
線(油面線H,L)は、隔壁5を設けなかった場合の仮
想油面を示すものである。この場合には、オイルポンプ
スプロケット8などがオイルパン3中のオイルに浸漬
し、その回転に伴ってオイルを攪拌することとなるが、
隔壁5を設けることによってそれが防止される。なお、
油面線が図3において斜線とされているのは、エンジン
が鉛直線に対して所定の角度を有して取り付けられるか
らである。
シャフトが挿通するフランジ状の壁14はエンジンブロ
ック2に対してボルト締めされ、壁14が取り付けられ
るエンジンブロック2の壁面と壁14とに油通路10が
形成されている。油通路10はエンジンブロック2本体
側と別体側(チェーンカバー4側)の油溜まり同士を連
通する。そして、壁14と一体形成されたリブと、エン
ジンブロック2にボルト締めされたチェーンカバー4と
一体に形成されたリブがガスケット6を介して当接する
ことにより、隔壁5が形成されている。この隔壁5によ
って、オイルポンプスプロケット8、二つのバランサシ
ャフトスプロケット12a、12bおよびタイミングチ
ェーン13の走行域は、オイルパン3中に溜められたオ
イルから完全に隔離される。図3の互いに平行な2点鎖
線(油面線H,L)は、隔壁5を設けなかった場合の仮
想油面を示すものである。この場合には、オイルポンプ
スプロケット8などがオイルパン3中のオイルに浸漬
し、その回転に伴ってオイルを攪拌することとなるが、
隔壁5を設けることによってそれが防止される。なお、
油面線が図3において斜線とされているのは、エンジン
が鉛直線に対して所定の角度を有して取り付けられるか
らである。
【0017】隔壁5の上方はチェーンカバー4の上壁面
に達するまで開放されており、クランクスプロケット7
などを潤滑するオイルが隔壁5の上面に一時的に滞留す
ることが考えられるが、このオイルはオイルポンプスプ
ロケット8、タイミングチェーン13などによって跳ね
上げられ、クランクスプロケット7などに適度な潤滑を
与える。そして跳ね上げられたオイルはエンジンブロッ
ク2などを通過してオイルパン3に環流する。
に達するまで開放されており、クランクスプロケット7
などを潤滑するオイルが隔壁5の上面に一時的に滞留す
ることが考えられるが、このオイルはオイルポンプスプ
ロケット8、タイミングチェーン13などによって跳ね
上げられ、クランクスプロケット7などに適度な潤滑を
与える。そして跳ね上げられたオイルはエンジンブロッ
ク2などを通過してオイルパン3に環流する。
【0018】隔壁5は、壁14とチェーンカバー4から
夫々一体に突出形成されたリブがガスケット6を介して
当接することによって構成されているため、隔壁5がチ
ェーンカバー4方向から安定して支持され、チェーンカ
バー4(別体)をエンジンブロック2(本体)に従来と
同様に組み付けるだけで隔壁5が形成される。
夫々一体に突出形成されたリブがガスケット6を介して
当接することによって構成されているため、隔壁5がチ
ェーンカバー4方向から安定して支持され、チェーンカ
バー4(別体)をエンジンブロック2(本体)に従来と
同様に組み付けるだけで隔壁5が形成される。
【0019】また、オイルポンプを起動させるアイド
ラ、またはチェーンテンショナなどを、隔壁5上方に配
置し、オイルパン3に貯留されたオイルから隔離するこ
とによって、さらに回転損失は減少される。
ラ、またはチェーンテンショナなどを、隔壁5上方に配
置し、オイルパン3に貯留されたオイルから隔離するこ
とによって、さらに回転損失は減少される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンのクランクシャフトから取り出される駆動力伝
達部材をオイルパンに貯留されているオイル中から隔離
する隔壁を設けたことにより、駆動力伝達部材がオイル
パン中のオイルを攪拌することがなくされて、これらの
部材の回転抵抗が減少され、エンジン効率が向上される
(請求項1〜3)。特に、駆動力伝達部材は、クランク
シャフトに固定されたクランクスプロケットと、クラン
クスプロケットに懸回されたタイミングチェーンと、タ
イミングチェーンが懸回された他のスプロケットとを含
む駆動力伝達部材をオイルパンに貯留されているオイル
中から隔離する隔壁を設けることにより、全体として回
転抵抗は大きく減少される(請求項2)。また、隔壁
を、駆動力伝達部材を覆うようにエンジンブロックおよ
び/またはオイルパンの一側に取り付けられたチェーン
カバーと、エンジンブロックおよび/またはオイルパン
に形成されチェーンカバーに対向して配置される壁と、
チェーンカバーと前記壁との間に形成されたリブとを含
んで構成することにより、組立が容易で隔壁の支持安定
度の高いオイルパンの隔壁構造が提供される(請求項
3)。
エンジンのクランクシャフトから取り出される駆動力伝
達部材をオイルパンに貯留されているオイル中から隔離
する隔壁を設けたことにより、駆動力伝達部材がオイル
パン中のオイルを攪拌することがなくされて、これらの
部材の回転抵抗が減少され、エンジン効率が向上される
(請求項1〜3)。特に、駆動力伝達部材は、クランク
シャフトに固定されたクランクスプロケットと、クラン
クスプロケットに懸回されたタイミングチェーンと、タ
イミングチェーンが懸回された他のスプロケットとを含
む駆動力伝達部材をオイルパンに貯留されているオイル
中から隔離する隔壁を設けることにより、全体として回
転抵抗は大きく減少される(請求項2)。また、隔壁
を、駆動力伝達部材を覆うようにエンジンブロックおよ
び/またはオイルパンの一側に取り付けられたチェーン
カバーと、エンジンブロックおよび/またはオイルパン
に形成されチェーンカバーに対向して配置される壁と、
チェーンカバーと前記壁との間に形成されたリブとを含
んで構成することにより、組立が容易で隔壁の支持安定
度の高いオイルパンの隔壁構造が提供される(請求項
3)。
【図1】本発明の一実施形態に係るオイルパンの隔壁構
造を説明するための図であって、エンジンをクランクシ
ャフト軸方向から見た概略構成図である。
造を説明するための図であって、エンジンをクランクシ
ャフト軸方向から見た概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るオイルパンの隔壁構
造を説明するための図であって、図1に示したエンジン
をクランクシャフト径方向から見た概略構成図である。
造を説明するための図であって、図1に示したエンジン
をクランクシャフト径方向から見た概略構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るオイルパンの隔壁構
造の詳細を説明するための図であってエンジンをクラン
クシャフト軸方向から見た断面図である。
造の詳細を説明するための図であってエンジンをクラン
クシャフト軸方向から見た断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るオイルパンの隔壁構
造の詳細を説明するための図であって図3のエンジンを
クランクシャフト径方向から見た断面図である。
造の詳細を説明するための図であって図3のエンジンを
クランクシャフト径方向から見た断面図である。
【図5】従来のバランサウェイト被覆構造を説明するた
めのクランクケース内の断面図である。
めのクランクケース内の断面図である。
1 シリンダヘッド 2 エンジンブロック 3 オイルパン 4 チェーンカバー 5 隔壁 6 ガスケット 7 クランクスプロケット 8 オイルポンプスプロケット 9 オイルポンプ 10 油通路 11 油面 12a、12b バランサシャフトスプロケット 13 タイミングチェーン 14 壁(エンジンブロック壁)
Claims (3)
- 【請求項1】エンジン本体を収容するエンジンブロック
の下部に設けられオイルを貯留するオイルパンにおい
て、 エンジンのクランクシャフトから取り出される駆動力伝
達部材を前記オイルパンに貯留されているオイル中から
隔離する隔壁を設けたことを特徴とするオイルパンの隔
壁構造。 - 【請求項2】前記駆動力伝達部材は、前記クランクシャ
フトに固定されたクランクスプロケットと、該クランク
スプロケットに懸回されたタイミングチェーンと、該タ
イミングチェーンが懸回された他のスプロケットとを含
むことを特徴とする請求項1記載のオイルパンの隔壁構
造。 - 【請求項3】前記隔壁は、前記駆動力伝達部材を覆うよ
うに前記エンジンブロックおよび/または前記オイルパ
ンの一側に取り付けられたチェーンカバーと、前記エン
ジンブロックおよび/または前記オイルパンに形成され
前記チェーンカバーに対向して配置される壁と、前記チ
ェーンカバーと前記壁との間に形成されたリブとを含む
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のオイル
パンの隔壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24711596A JPH1073014A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | オイルパンの隔壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24711596A JPH1073014A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | オイルパンの隔壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1073014A true JPH1073014A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17158665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24711596A Withdrawn JPH1073014A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | オイルパンの隔壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1073014A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009002272A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車用パワーユニット |
| CN103993976A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-08-20 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 发动机齿轮室 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP24711596A patent/JPH1073014A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009002272A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車用パワーユニット |
| CN103993976A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-08-20 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 发动机齿轮室 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3643506B2 (ja) | バランス軸用ハウジング | |
| EP0789166A1 (en) | Balance shaft supporting structure in engine | |
| JP5513925B2 (ja) | クランクケース構造 | |
| US6725974B2 (en) | Balancer shaft apparatus for an engine | |
| US6471008B1 (en) | Balance shaft housing | |
| US8020528B1 (en) | Counterweight shaft construction which reduces aeration when submerged or partially submerged below the surface of a liquid | |
| JP3685693B2 (ja) | バランス軸 | |
| JPH1073014A (ja) | オイルパンの隔壁構造 | |
| JPH0893546A (ja) | 縦型多気筒エンジンのシリンダブロック構造 | |
| JP2001012551A (ja) | 内燃機関のバランサ装置 | |
| JP4065751B2 (ja) | 4サイクルエンジンのオイル供給経路 | |
| JP3761159B2 (ja) | オイルのエアレーション防止構造 | |
| JP3708857B2 (ja) | バランス軸用ハウジング | |
| JP2000104790A (ja) | エンジンバランサの潤滑構造 | |
| JP2023136175A (ja) | 内燃機関 | |
| JPH06341327A (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
| JP2905462B2 (ja) | 自動二輪車用4サイクルエンジンのクランクケース内ブリーザ装置 | |
| JP4031683B2 (ja) | ドライサンプ式4サイクルエンジン | |
| JPH0557416B2 (ja) | ||
| JP3077495B2 (ja) | 4サイクルエンジンのブリーザカバー構造 | |
| JPH0625527B2 (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
| RU32416U1 (ru) | Вибровозбудитель | |
| JPS5842566Y2 (ja) | 内燃機関のバランサ軸用防油装置 | |
| CN100543278C (zh) | 内燃机的隔板构造 | |
| JPH0213688Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |