JPH1073229A - 灰処理装置 - Google Patents

灰処理装置

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JPH1073229A
JPH1073229A JP22828596A JP22828596A JPH1073229A JP H1073229 A JPH1073229 A JP H1073229A JP 22828596 A JP22828596 A JP 22828596A JP 22828596 A JP22828596 A JP 22828596A JP H1073229 A JPH1073229 A JP H1073229A
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hearth
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burner
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Shiyuusaku Komori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却灰を傾斜した炉床部上で溶融させる場
合、効率よく加熱するとともに炉床部の傾斜方向下端に
おいて一旦溶融したスラグが固化堆積することを防止す
る。 【解決手段】 灰処理装置10は、燃焼室12内に傾斜
した溝状の炉床部16を有し、該炉床部16の傾斜方向
上端16Aから灰投入装置18によって灰を投入し、第
1のバーナにより炉床部16上の灰を効率よく加熱溶融
し、炉床部16の傾斜方向下端16Bを第2のバーナ2
2で加熱することによって、該下端に溶融スラグが固化
堆積しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はごみ焼却灰等を加
熱溶融して溶融スラグとして処理する灰処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工場や家庭から排出されたごみを焼却し
た灰を溶融して、溶融スラグとし、これによって灰の容
積を大幅に減少させると共に、灰の中に含まれる有害金
属等の飛散を防止し、更に、溶融固化したスラグを建築
材料における骨材等として利用することが図られてい
る。
【0003】このような焼却灰溶融処理装置の1つとし
て、例えば特開平7−273158号に記載にされるよ
うなものがある。この特開平7−273158号公報に
開示された灰処理装置は、ホッパーから落下する途中の
灰にバーナからの火炎を吹き付けて加熱溶融して、燃焼
室内で傾斜して配置された炉床部上に落下させ、この炉
床部上を、溶融スラグが流下する際に、更にバーナによ
って加熱して完全溶融させ、傾斜した炉床部下端から、
下方の水中に落下固化して、固形物スラグを回収するよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−273
158号公報に開示された灰処理装置は、ホッパー内に
設けられたフィードスクリューによって灰を燃焼室内に
下向きに突出する筒状部内に押し込み、この筒状部内
で、バーナから吹き込まれた火炎に灰を接触させるよう
にされているが、ホッパー内の灰の量が十分でない場合
は、燃焼ガスが筒状部からホッパー内に吹き上げてしま
うという問題点がある。
【0005】又、筒状部の容積が小さいので、バーナか
ら吹き込まれる火炎が十分な渦流を形成することができ
ず、従って、灰を十分に加熱溶融できないことがあると
いう問題点がある。
【0006】更に、溶融スラグが、傾斜した炉床部に沿
って流下するが、該炉床部の先端(下端)で温度が低下
して、ここに固化堆積が生じ、このため、炉床部に溶融
スラグが厚く溜ってしまい、場合によっては、温度の低
い底面では溶融スラグが炉床部に付着、固化してしまう
という問題点がある。
【0007】更に、上記のような灰処理に装置におい
て、灰を加熱溶融するための火炎を形成するバーナは、
例えば特開平6−281114号公報に開示されるよう
なものが用いられている。
【0008】このバーナは、燃焼用空気が供給される内
側筒状部内に燃料を噴出するノズルを該内側筒状部材と
同軸的に配置し、ノズルから噴出された燃料と内側筒状
部材から供給される空気とを混合し、この混合気体を円
錐状部材の先端によって、前方に拡開する円錐面状の流
れとし、この混合気の流れに対して、前記円錐状部材の
外側に配置された筒状部材の先端から螺旋空気流を噴出
させ、前記混合気体をこの螺旋空気流に載せて燃焼室内
で旋回させつつ燃焼が行われるようにしたものである。
【0009】上記のようなバーナは、ノズルから噴出さ
れた燃料と内側筒状部材から供給される空気とによって
形成された混合気体が、円錐状部材に吹き付けられるの
で、該円錐状部材の外周に液状燃料が付着してしまい、
混合気における燃料の濃度が低くなり、十分に高温な燃
焼を得ることができないという問題点がある。
【0010】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、炉床部の手前の筒状部材内で灰と火
炎を接触させる必要がなく、炉床部上で灰を十分に加熱
溶融することができるようにした灰処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】又、ホッパー内の灰が少ない場合でも、燃
焼室から高温ガスがホッパーに逆流しないようにした灰
処理装置を提供することを目的とする。
【0012】更に、炉床部の先端で溶融スラグが固化し
て、炉床部上に溶融スラグが堆積したりすることがない
ようにした灰処理装置を提供することを目的する。
【0013】又、灰の加熱溶融に用いるバーナにおい
て、燃料を効率良く高温で燃焼させることができるよう
にした灰処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃焼室を形
成する炉本体と、前記燃焼室内に長手方向に傾斜して配
置され、傾斜方向下端から灰が溶融して形成された溶融
スラグを流下させる溝状の炉床部と、前記炉床部の傾斜
方向の上端に灰を供給する灰投入装置と、前記燃焼室に
設けられ、前記炉床部の長手方向中間部に火炎を吹きつ
ける第1のバーナと、前記炉床部の前記溶融スラグが流
下する端部に火炎を吹きつける第2のバーナと、を有し
てなる灰処理装置により上記目的を達成するものであ
る。
【0015】前記炉床部は溝状となっているため、ここ
に流下される灰に対して、第1のバーナからの火炎が、
溝状の炉床部底面に沿って流れ、炉床部上の灰を効率よ
く十分に加熱溶融する。又、第2のバーナにより、炉床
部の端部に火炎を吹き付けるようにしているので、炉床
部の先端(下端)において、溶融スラグが固化して、炉
床部上に溶融スラグが堆積することを防止する。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記炉床部の底面を、凹円弧形状としたものであ
る。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記灰投入装置を、前記炉床部の傾斜方向上
端から燃焼室外に直線的に延在する灰投入管と、この灰
投入管に燃焼室外で接続され、該灰投入管内に灰を落し
込む灰ホッパーと、前記灰投入管と同軸的に配置され、
前記灰ホッパーから灰投入管内に落し込まれた灰を、該
灰投入管から前記炉床部上に押出すプッシャーと、を含
んで構成したものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記灰投入管と前記炉床部との中心軸線を幅方向に
略一致させて配置したものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記第1及び第2のバーナの少なくとも
一方を、燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルを同軸
的に囲み、且つ、先端に、該燃料噴射ノズルの噴射方向
の先方に位置する混合流体噴射口を備えた筒状部材であ
って、基端側から燃焼用空気が供給されるエアパイプ
と、このエアパイプを同軸的に囲んで配置され、先端
に、前記混合流体噴射口の噴射方向の先方に位置する出
力開口を備え、且つ、前記エアパイプの外側に、前記出
力開口に向かう螺旋流を形成するように基端側の側面か
ら空気が供給される旋回流形成パイプと、を含んで構成
したものである。
【0020】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記混合流体噴射口を、前方に拡開するテーパ開口
としたものである。
【0021】
【発明の実施の態様】以下図面を参照して本発明の実施
の態様に係る灰処理装置を詳細に説明する。
【0022】図1〜4に示されるように、この実施の形
態の例に係る灰処理装置10は、燃焼室12を形成する
炉本体14と、前記燃焼室12内に長手方向に傾斜して
配置され、傾斜方向下端16Aから灰が溶融して形成さ
れた溶融スラグを流下させる溝状の炉床部16と、前記
炉床部16の傾斜方向上端16Bに灰を供給する灰投入
装置18と、前記燃焼室12上側の炉本体14の天井部
15に配置された第1及び第2のバーナ20、22とを
有してなり、前記第1のバーナ20は炉床部16の長手
方向中間部にその火炎を吹き付けるようにされ、又、第
2のバーナ22は、炉床部16の傾斜方向下端16Aに
向けてその火炎を吹き付けるようにセットされている。
【0023】前記炉床部16は、図2及び図3に示され
るように、凹円弧状底面17を備え、燃焼室12を横切
るように、図1において左右方向に約20度の傾斜で、
直線的に延在され、前記傾斜方向下端16Aは、垂直下
方に形成されたスラグ落下口24に臨んで配置されてい
る。
【0024】前記灰投入装置18は、前記炉床部16の
傾斜方向上端16Bに、炉本体14の壁を貫通して接続
された直線状の灰投入管26を備えている。
【0025】この灰投入管26は、断面が長方形状であ
って、且つ、その長手方向は、図4に示されるように、
中心軸線が前記炉床部16の中心軸線と幅方向に一致す
るように、該炉床部16と整列して配置されている。な
お、上下方向には、灰投入管26が炉床部16よりも上
方にずれている。
【0026】前記灰投入装置18は、前記灰投入管26
と、この灰投入管26の炉外での上端部近傍に上方から
接続して配置された灰ホッパー28と、前記灰投入管2
6と同軸的に配置され、灰ホッパー28の下端から灰投
入管26内に流出した灰を、炉床部16の傾斜方向上端
16Bに向けて押し出すことができるようされたプッシ
ャ30とを備えて構成されている。
【0027】図1〜図4の符号32は、炉本体14の外
側全体を被う冷却水ジャケット、図1、図3の符号32
Aは冷却水入口、図2及び図3の符号32Bは冷却水出
口、34は燃焼室12内、特に炉床部16の傾斜方向下
端16A近傍を観察するための観察窓、図1〜4の符号
36は熱風吹出口をそれぞれ示す。
【0028】前記スラグ落下口24の下方には、固化ス
ラグ排出用スクリュー38を備えた冷却水槽40が配置
されている。
【0029】又、前記炉本体14内の、前記炉床部16
の下方には、2つの連通口40Aを介して前記冷却水槽
40の上方部と連通する煙溜り42が設けらていて、図
3に示されるように、この煙溜り内42に溜った煙及び
水蒸気は排煙口44を通って熱交換器46を経て2次燃
焼炉48に至り、ここで未燃部分が2次燃焼されて、外
部に排出されるようになっている。
【0030】前記熱交換器46には、図3に示されるよ
うに、一次燃焼用空気が空気入口46Aから導入され、
反対側の空気出口46Bから、一次燃焼によって生じた
排煙及び水蒸気と熱交換により加熱された予熱空気が取
り出され、この空気出口46Bから、該予熱空気が、燃
焼室12に設けられた熱風吹出口36から燃焼室12内
に吹き出されるようになっている。
【0031】次に、図5及び図6を参照して、前記第1
及び第2のバーナ20、22について説明する。
【0032】これらの第1及び第2のバーナ20、22
は、同一形状であるので、第1のバーナ20を説明する
ことによって、第2のバーナ22については説明を省略
するものとする。
【0033】この第1のバーナ(以下バーナ)20は、
燃料噴射ノズル52と、この燃料噴射ノズル52を同軸
的に囲み、且つ、先端に該燃料噴射ノズル52の噴射方
向の先方位置で混合流体噴射口54を備えた筒状部材で
あって、基端側から燃焼用空気が供給されるエアパイプ
56と、このエアパイプ56を同軸的に囲んで配置さ
れ、先端が前記混合流体噴射口54の噴射方向の先方の
出力開口58とされ、且つ、前記エアパイプ56の外側
に、前記出力開口58に向う螺旋流を形成するように基
端側の外側面から空気が供給される旋回流形成パイプ6
0と、を含んで構成されている。
【0034】前記燃料噴射ノズル52は前記エアパイプ
56内にその基端側から挿入固定されている燃料パイプ
62の先端に設けられている。又この燃料パイプ62に
は、燃料タンク63からの燃料が、燃料ポンプ64によ
り、バルブ66を介して加圧供給されるようになってい
る。
【0035】又、前記エアパイプ56には、その基端周
壁に形成されたエアポート56Aに、エアポンプ68か
らバルブ70を介して圧縮空気が供給されるようになっ
ている。
【0036】又、前記旋回流形成パイプ60には、前記
エアパイプ56の軸方向略中間位置に相当する部位で、
側方から吹き込みパイプ72が、前記エアパイプ56の
中心とオフセットして接続され、該吹き込みパイプ7
2、エアポンプ74からの圧縮空気が供給されることに
よって、エアパイプ56の外周に沿って、旋回流が形成
されるようになっている。
【0037】ここで、前記エアパイプ56は多段構成と
され、先端の混合流体噴射口54を備えた先端チップ5
5及び基端部分を除き、複数のモジュールパイプ56B
を、必要に応じて接続してその軸方向長さを調整できる
ようにされている。図5の符号57Aは各モジュールパ
イプ56Bの先端に形成されたおねじ部、57Bは該お
ねじ部57Aに螺合するように、各モジュールパイプ5
6B及び先端チップ55の基端側に形成されためねじ部
をそれぞれ示す。
【0038】前記混合流体噴射口54は、図6に拡大し
て示されるように、先方に拡大するテーパ状に形成さ
れ、これによって該混合流体噴射口54から、燃料と空
気の混合流体が拡散しつつ噴射されるようになってい
る。
【0039】次の上記灰処理装置10により灰を溶融す
る過程について説明する。
【0040】第1のバーナ20及び第2のバーナ22に
点火して、火炎を燃焼室12内に吹き込み予熱した状態
で、灰ホッパー28から灰投入管26内に落下した灰
を、プッシャ30により、炉床部16の傾斜方向上端1
6B上に押し出す。
【0041】第1のバーナ20及び第2のバーナ22に
おいては、燃料噴射ノズル52から噴出された燃料がエ
アパイプ56内で空気と混合され、且つ混合流体噴射口
54から燃焼室内に吹き込まれる際に、旋回流形成パイ
プ60内から供給される空気流に乗って燃焼室12内に
流入する。
【0042】旋回流形成パイプ60内では、吹き込みパ
イプ72の中心軸がエアパイプ56とオフセットされて
いるので、エアポンプ74から供給される圧縮空気がエ
アパイプ56の周囲に沿う旋回流を形成し、従って、混
合流体噴射口54から噴射された混合流体がこの旋回流
に乗って旋回しつつ燃焼室12内に吹き込まれることに
なる。なお、混合流体に対する着火は混合流体噴射口5
4出口近傍で行われる。
【0043】前記炉床部16は、その幅方向のサイズ
が、混合流体噴射口54よりもかなり大きいが、該混合
流体噴射口54が前方に拡開するテーパ状に形成されて
いるので、火炎が広く放射して、炉床部16の長手方向
及び幅方向のかなりの部分を被うようにして火炎が到達
することになる。
【0044】特に、炉床部16は、その底面が凹円弧状
底面17とされているので、第1のバーナ20から吹き
付けられた火炎は、該凹円弧状底面17に沿って炉床部
16の幅方向及び長手方向に流れ、その間に、該炉床部
16上の灰を十分に加熱溶融する。
【0045】炉床部16上で灰が加熱溶融され、溶融ス
ラグとなり、炉床部16の傾斜方向下端16Aに到達す
ると、第1のバーナ20の火炎が届かないこと及び炉床
部16がとぎれて下方に放熱されやすいために、ここで
溶融スラグが冷却固化されやすいが、ここでは、前記第
2のバーナ22からの火炎が吹き付けられるので、溶融
スラグが炉床部16上に堆積することなく、スラグ落下
口24を介して冷却水槽40内に落下する。
【0046】冷却水槽40内に落下した溶融スラグは、
冷却により固化され、且つその冷却が瞬間的であるので
細く砕ける。この細く砕けた固形スラグは、スクリュー
38によって外部に排出され、コンクリート骨材等に利
用される。
【0047】溶融スラグが冷却水槽40内の水によって
冷却される際に、多量の水蒸気が発生する。又、この冷
却水槽40の上方には、燃焼室12内で発生した煙、及
び高温の燃焼ガスが流下してきて、水蒸気と共に煙溜り
42内に流出する。
【0048】該煙溜り42に流出した煙及び水蒸気を含
む高熱ガスは、排煙口44から熱交換器46を経て、2
次燃焼炉48に至り、ここで2次燃焼用空気によって完
全燃焼され、外部に排出れさる。
【0049】前記熱交換器46には、空気入口46から
外気が導入され、高温ガスとの熱交換によって加熱され
た後に、空気出口46Bを経て、燃焼室12の熱風吹出
口36から、燃焼室12内吹き出され、炉本体14上の
灰の加熱効率を向上させる。
【0050】上記灰処理装置10においては、灰ホッパ
ー28内の灰が一旦灰投入管26に落下した後、プッシ
ャ30によって炉床部16上に押し出されるので、灰の
量が少ない場合でも、灰投入管26を灰によって閉じて
おくことができ、従って、燃焼室12内の燃焼ガスが灰
ホッパー28に逆流したりすることがない。
【0051】又、炉床部16と灰投入管26は、その中
心軸線が幅方向に一致して配置されているので、プッシ
ャ30によって投入された灰は、円滑に炉床部16に移
載される。
【0052】更に、炉床部16は、凹円弧状底面17を
備えているので、第1のバーナ20からの火炎が該凹円
弧状底面17に沿って炉床部16内を幅方向及び長手方
向に流れるので、火炎と灰の接触時間が長くなり、灰を
十分に加熱溶融することができる。
【0053】なお、炉床部16は円弧状以外の底面形状
の溝であってもよい。例えばV字形状、凹字形状であっ
てもよい。但し、これらの場合、吹き付けられた火炎が
長手方向には円滑に流れるが幅方向の流れが形成され難
いことがある。
【0054】更に、第1のバーナ20からの火炎の一部
が、傾斜した炉床部16に沿って流下するか、第2のバ
ーナ22もこれと同一方向に火炎を吹き付けるので、燃
焼室12内で強い渦流が形成されて、燃料が効率的に燃
焼することによって、灰を高温で加熱溶融することがで
きる。
【0055】特に、第1及び第2のバーナ20、22
は、その混合流体噴射口54が前方に拡開するテーパ状
に形成されているので、旋回流形成パイプ60によって
発生した空気の旋回流に乗って、燃焼室12内に拡散し
つつ放射され、炉床部16上の灰を効率よく加熱するこ
とができる。
【0056】なお、上記灰処理装置10において、第1
及び第2のバーナ20、22は共に前方に拡開する混合
流体噴射口54を備えているが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、少なくとも第1のバーナ20がテーパ
状の混合流体噴射口54を有するものであればよい。第
2のバーナ22については、炉床部16の下端部16B
を集中して加熱するものであればよいので、噴出する火
炎を大きく拡散しなくてもよい場合がある。
【0057】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、効
率よく灰を溶融することができるとともに、燃焼ガスが
炉外に吹き抜けたり、炉床部上に溶融スラグが固化して
堆積したりすることがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る灰処理装置を示
す断面図
【図2】図1のII-II 線沿う断面図
【図3】図1のIII-III 線沿う断面図
【図4】図1のIV-IV 線沿う断面図
【図5】同灰処理装置に用いられるバーナを示す断面図
【図6】同バーナの要部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
10…灰処理装置 12…燃焼室 14…炉本体 16…炉床部 16A…傾斜方向下端 16B…傾斜方向上端 17…凹円弧状底面 18…灰投入装置 20…第1のバーナ 22…第2のバーナ 26…灰投入管 28…灰ホッパー 30…プッシャ 52…燃料噴射ノズル 54…混合流体噴射口 56…エアパイプ 58…出力開口 60…旋回流形成パイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室を形成する炉本体と、前記燃焼室内
    に長手方向に傾斜して配置され、傾斜方向下端から灰が
    溶融して形成された溶融スラグを流下させる溝状の炉床
    部と、前記炉床部の傾斜方向の上端に灰を供給する灰投
    入装置と、前記燃焼室に設けられ、前記炉床部の長手方
    向中間部に火炎を吹きつける第1のバーナと、前記炉床
    部の前記溶融スラグが流下する端部に火炎を吹きつける
    第2のバーナと、を有してなる灰処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記炉床部の底面を、
    凹円弧形状としたことを特徴とする灰処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記灰投入装置
    を、前記炉床部の傾斜方向上端から燃焼室外に直線的に
    延在する灰投入管と、この灰投入管に燃焼室外で接続さ
    れ、該灰投入管内に灰を落し込む灰ホッパーと、前記灰
    投入管と同軸的に配置され、前記灰ホッパーから灰投入
    管内に落し込まれた灰を、該灰投入管から前記炉床部上
    に押出すプッシャと、を含んで構成したことを特徴とす
    る灰処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記灰投入管と前記炉
    床部との中心軸線を幅方向に略一致させて配置したこと
    を特徴とする灰処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    第1及び第2のバーナの少なくとも一方を、燃料噴射ノ
    ズルと、この燃料噴射ノズルを同軸的に囲み、且つ、先
    端に、該燃料噴射ノズルの噴射方向の先方に位置する混
    合流体噴射口を備えた筒状部材であって、基端側から燃
    焼用空気が供給されるエアパイプと、このエアパイプを
    同軸的に囲んで配置され、先端に、前記混合流体噴射口
    の噴射方向の先方に位置する出力開口を備え、且つ、前
    記エアパイプの外側に、前記出力開口に向かう螺旋流を
    形成するように、基端側の側面から空気が供給される旋
    回流形成パイプと、を有して構成したことを特徴とする
    灰処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記混合流体噴射口
    を、前方に拡開するテーパ開口としたことを特徴とする
    灰処理装置。
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