JPH1073623A - 無停電絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

無停電絶縁抵抗測定装置

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JPH1073623A
JPH1073623A JP24917596A JP24917596A JPH1073623A JP H1073623 A JPH1073623 A JP H1073623A JP 24917596 A JP24917596 A JP 24917596A JP 24917596 A JP24917596 A JP 24917596A JP H1073623 A JPH1073623 A JP H1073623A
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Hideki Osawa
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TOHOKU DENKI HOAN KYOKAI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧電路に重畳用CTと検出用CTとを配置
し、制御装置の重畳信号印加回路と重畳信号検知回路と
を接続して非正弦波交流を印加し、無停電状態での絶縁
劣化の監視を可能にする。 【解決手段】 低圧電路1には所定の間隔を介して重畳
用CT5と検出用CT6とを配置し、制御装置10の重
畳信号印加回路11と重畳信号検知回路20とを各々接
続し、予め被測定電路のノイズ電圧を測定し、最もノイ
ズの小さい周波数帯の重畳周波数を選択して重畳用CT
4に印加する。CPU15には検出用CTと重畳用CT
の位相補正と比誤差補正機能を持たせて、重畳信号検知
回路20において入力された信号をBPF22により処
理し、ベクトル合成回路25でベクトル操作して絶縁抵
抗成分を分離し、ディスプレイ16に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自家用受電設備等
における低圧電路の絶縁劣化の測定装置に関し、特に、
無停電状態で低圧電路の絶縁抵抗の測定を、外部電源ま
たはバッテリー駆動の携帯型の装置を用いて行う装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自家用受電設備等においては、高圧配電
線路に対して開閉器等を介して高圧電路を接続し、さら
に、キュービクル受電設備を介して、各需要部に給電す
る低圧給電経路を設けている。前記高圧電路には高圧気
中開閉器や地絡継電器等を配置しており、前記高圧気中
開閉器には、零相変流器(以下ZCTと呼ぶ)を配置し
て、高圧電路での事故に対処させるとともに、高圧電路
でのケーブルの絶縁劣化の情報を得るようにする手段を
設けている。前記一般的な高圧絶縁を監視するための手
段としては、基本的には商用周波数の零相電圧および零
相電流を検出することにより、その波形等の情報を用い
て検出することが行われている。
【0003】また、低圧電路における絶縁抵抗の測定を
行う場合には、その測定する電路を停電状態とした上
で、絶縁抵抗測定器を用いて測定する等の手段を用いて
いる。ところが、低圧電路に接続される機器の種類が非
常に多くなり、前記機器として、コンピュータや情報を
常時保持する必要のある電子機器等が多くなっている現
状では、停電により電子機器のプログラムデータが消滅
したりするという問題がある。さらに、絶縁抵抗を測定
する際に、直流の高圧電流を印加することによって、前
記電子機器の破損等の障害が多く発生している。そこ
で、前述したような障害の発生を防止するために、障害
の発生が予測される機器を、測定時に測定回路から取り
外したり、別の給電回路に接続しておく等の手段を講じ
ることも行われているが、作業前後の機器の電路の接続
変えや、作業後の復旧措置等に多くの手間を必要とする
という問題が残る。
【0004】前述したような問題を回避するために、無
停電で絶縁診断を行う方法も開発されつつあり、例え
ば、無停電型絶縁抵抗測定器(通称「カツメガ」と呼ば
れる装置)を用いて測定を行うことや、絶縁監視装置を
用いること等の手段が用いられている。前記「カツメ
ガ」は、簡便な携帯型活線絶縁診断装置として市販され
ているもので、原理的には、電路に流れる商用周波数の
漏洩電流のベクトル操作により、対地間絶縁抵抗を分離
する方法を用いている。また、絶縁監視装置としては、
絶縁常時監視装置や超低周波絶縁抵抗測定器等が用いら
れており、前記絶縁抵抗測定器の原理的な問題点を解消
することができるものとされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記絶縁抵
抗測定器を用いる絶縁監視方法においては、接地電路で
の絶縁劣化を測定することや、単三電路で相殺現象が生
じる電路においては、絶縁劣化の診断は不可能である。
そして、電路の三相回路の静電容量にアンバランスがあ
る場合にも、絶縁診断が困難であるという問題があるた
めに、活線絶縁診断装置としては完成度が低いものであ
る。
【0006】また、前記絶縁監視装置においては、重畳
信号周波数が固定された正弦波交流が用いられ、電路ノ
イズの影響を排除する目的から、低い周波数の比較的高
い電圧を注入する必要があり、消費電力が大きく、トラ
ンスの重量が重くなるなど、各構成部材が大型になるこ
とから、主として据え置き型の装置として構成されてい
る。したがって、前記装置は、携帯型の装置として使用
するには適してなく、順次移動しながら被試験対象を測
定する場合等には容易に使用できないという問題があ
る。
【0007】本発明は、前述したような従来の測定装置
の問題を解消するもので、直流高電圧を印加することな
く、無停電状態において低圧電路での絶縁抵抗測定を容
易に行い得る無停電絶縁抵抗測定装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、低圧電路の固
定位置に配置する重畳用CTと、前記重畳用CTに対し
て一定の間隔を介して配置する検出用CTと、前記重畳
用CTに接続する重畳信号印加回路と、検出用CTに接
続する重畳信号検知回路とからなり、前記重畳信号印加
回路と重畳信号検知回路とを、CPUに接続して制御を
行う制御装置を構成し、前記重畳信号印加回路において
は、非正弦波交流を重畳し、前記重畳信号検知回路にお
いては、前記重畳信号成分の電流を検知する手段と、前
記検知した電流の情報を処理する処理回路とを設けてい
る。そして、前記制御装置においては、入力された電流
の情報をCPUに設定している処理プログラムにしたが
ってベクトル操作する回路と、前記ベクトル操作の結果
の情報を出力させる回路とを設けている。また、本発明
においては、前記重畳用CTと検出用CTの各々に対応
させて、制御装置のCPUには位相補正機能と比誤差補
正機能をプログラムに設定し、あらかじめ重畳用CTと
検出用CTとに対して、各周波数および各電流値の位相
誤差および比誤差を求めて、前記あらかじめ求めておい
た制御値にしたがって、検知値の補正を行う手段を用い
ている。さらに、本発明においては、測定の対象とする
低圧電路に対して、電路の複数のポイントに対してノイ
ズ電圧の測定を行い、前記ノイズ電圧の最も小さい周波
数帯の重畳信号を選択して使用することが可能である。
【0009】前述したように構成したことにより、本発
明の無停電絶縁抵抗測定装置においては、低圧電路に対
して重畳用CTを介して非正弦波交流を重畳するので、
低圧電路に流れる正弦波交流電流と容易に区別して信号
を受信することが可能であり、電源を遮断せずに活線状
態で、絶縁測定の動作を行うことが可能になるととも
に、停電にる電気機器の障害の発生を防止することがで
きる。そして、重畳信号に方形波を用いることによっ
て、小電力化と重畳用CTの小形化を図ることが可能で
あり、携帯型の小型の測定器を構成できる。また、重畳
周波数選択機能を持つものであるから、ノイズの大きい
電路でも使用でき、重畳用CTと検出用CTに対して位
相誤差と比誤差の補正機能を持たせたことにより、高抵
抗まで正確な絶縁抵抗を測定可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の無停電絶縁抵抗測定装置を説明する。図1に示す例
においては、低圧電路に配置する重畳用CTを介して、
交流重畳信号を低圧電路に重畳し、低圧電路に流れる重
畳電流を検出用CTを介して検出するとともに、前記検
出用CTから得られる信号をベクトル操作することによ
り、対地間抵抗値を分離する方式の絶縁抵抗測定器とし
て構成されている。そして、前記絶縁抵抗測定器におい
ては、小形化および省電力化を図り、高精度の測定を行
い得る装置を構成し、主にバッテリーを電源として用い
る携帯型の装置として構成するものである。
【0011】前記図1に示される例において、低圧電路
1には高圧電路2から変圧器3を介して低電圧が供給さ
れるもので、低圧電路1に接続される負荷回路に向けて
給電する電路を構成し、第2種の接地回路4を設ける。
また、前記低圧電路1には重畳用CT5と検出用CT6
とをそれぞれ配置しており、低圧電路1における絶縁抵
抗の測定を行うために制御装置10を配置し、前記重畳
用CT5には制御装置の重畳信号印加回路を接続し、検
出用CT6には重畳信号検知回路を接続する。前記制御
装置10には、重畳信号印加回路11と重畳信号検知回
路20、および、信号の制御を行うためのCPU15と
ディスプレイ16とを配置している。なお、前記重畳用
CTと検出用CTとは、磁心型クランプCTとして構成
されるものを用いる。
【0012】本発明においては、前記制御装置10の重
畳信号印加回路11から重畳用CT5に向けて、非正弦
波交流を重畳するように構成しているが、具体的には、
商用周波数および商用周波数の高調波に一致しない方形
波を重畳する。前記方形波交流は、増幅器の効率を高め
ることの容易な波形であり、安定した発振周波数も得る
ことができ、省電力化と動作の安定を図ることができる
ものとされる。さらに、前記重畳信号はクランプCTと
しての重畳用CT5より注入するが、方形波信号を注入
する場合には、クランプCTの磁気回路の直線性をほぼ
無視し、前記CTの最大磁束密度に重点をおいた設計が
でき、小型の重畳用CTにより、より大きい電圧の注入
が可能となる。
【0013】前記重畳信号印加回路11においては、C
PU15からの信号により作動する発振回路14と、増
幅回路13および重畳用CT5に向けてのオン・オフ動
作を行う印加するスィッチング回路12を設けており、
前記スィッチング回路12からの重畳信号のオン・オフ
操作は、CPU15から出力される制御信号aにより行
われる。また、重畳信号検知回路20には、検出用CT
6での検知信号を入力するための入力回路21、通過周
波数可変型バンドパスフィルター(以下「fo可変型バ
ンドパスフィルター」(BPF)という)22および、
前記fo可変型BPF22の信号を処理する実効値検出
回路23、位相シフト回路24を配置し、さらに、位相
シフト回路24の出力を処理してベクトル合成を行うベ
クトル合成回路25を設けている。前述したように構成
した制御装置10において、低圧電路1に流れる重畳電
流波形を検出用CT6により検出し、出力信号の基本波
から、奇数次高調波のうち、任意の周波数成分をフィル
ター回路により抽出し、絶縁測定信号として利用する。
また、本発明の装置において、省電力化および装置の小
型化を図るために、より高い周波数のより低い重畳電圧
を注入することを基本とする。
【0014】本発明の装置において、低圧電路1に配置
する重畳用CT5と検出用CT6とに対して、位相補正
機能と比誤差補正機能を良好に作動させるように設定す
るもので、この場合に、小電流信号を検出用CT6によ
り検知するため、位相誤差と比誤差が測定精度に大きな
影響を与えることになる。そこで、前記重畳信号を有効
に利用するために、低圧電路1の複数ポイントのノイズ
電圧を測定し、最もノイズの小さい周波数帯の重畳信号
周波数の重畳信号を選択して使用するような重畳周波数
選択機能を有している。そして、あらかじめ重畳用CT
5および検出用CT6に対して、各周波数および各電流
値の位相誤差および比誤差を求めておき、CPUに設定
したプログラムにより自動的に補正する機能を持たせる
ことにより、測定精度を高めるようにしている。また、
対地間抵抗の分離は、絶縁測定信号のベクトル操作によ
り行う方式を用いているもので、ベクトル合成による対
地間抵抗の分離方式を用いることにより、重畳周波数が
高い場合にも、位相検波方式のような分解能の低下がな
く、正確な測定が可能になり、その原理から、活線型静
電容量測定器としての利用も可能となる。
【0015】前述したような条件を設定してなる制御装
置10においては、最初に、低圧電路1に対して各周波
数ポイントでの電路のノイズを測定する。次いで、電路
ノイズの最も小さい点に対応させて、重畳周波数の選択
する。その後に、重畳電圧を印加し、低圧電路に流れる
重畳周波数成分の電流を検知し、ベクトル操作により対
地間抵抗の測定を行う。
【0016】
【実施例】前記図1に示した制御装置10は、直接接地
系低圧電路に対して、無停電絶縁抵抗測定装置を使用す
る場合を示しているものであり、電源回路を除いたもの
として示している。また、以下の本発明の各回路の動作
の説明において、重畳電圧成分をVp、低圧電路に流れ
る重畳電流成分をIp、重畳電流成分からフィルターに
より選択された電流成分をIps、フィルターにより選
択された電路ノイズ成分をInsと表している。
【0017】前記制御装置10の重畳信号印加回路11
において、スィッチング回路12は重畳信号のオン・オ
フ回路で、ノイズ測定時はオフとして重畳信号を遮断す
る。また、絶縁抵抗測定時にはオンとし、電路に重畳信
号を注入するが、そのオン・オフの動作は、CPU15
からのスィッチング信号aにしたがって行う。また、発
振回路14は、方形波を発振する回路であり、CPU1
5からの制御信号cが出力されることにより、低圧電路
1に適した重畳周波数の信号を出力する。そして、前記
発振回路14から発振される方形波を増幅回路13によ
り増幅して、スィッチング回路12を介して重畳用CT
5を駆動する。
【0018】また、重畳信号検知回路20に配置する各
回路においては、以下に説明するような回路を組み合わ
せて、検出用CT6から入力回路21を介して入力され
る信号の処理の動作を行うもので、前記入力回路21に
おいては、検出用CT6の測定回路に対応させて、入力
保護回路および増幅回路等を設けたものとして構成さ
れ、入力情報をfo可変型BPF22に向けて出力す
る。前記fo可変型BPF22は、通過周波数可変型の
BPF(バンドパスフィルター)で、CPU15からの
制御信号gによりフィルターを通過る周波数がコントロ
ールされ、出力信号Ipsは、実効値検出回路23に向
けて重畳周波数Ips成分信号dとして出力される。ま
た、前記fo可変型BPF22において、電路ノイズ測
定時には周波数帯が選択された電路のノイズ成分(Ip
n)が出力され、絶縁抵抗測定時には重畳周波数成分I
psが出力される。
【0019】実効値検出回路23においては、fo可変
型BPF22から出力された信号の実効値を検出する回
路であるが、簡易型として構成する場合には、平均値検
出型として構成することもできる。そして、実効値検出
回路からの出力は、CPU15に向けて実効値検出信号
hとして出力されるもので、前記実効値検出信号hのI
ps成分は、位相シフト回路24の位相シフト量の加減
と、比誤差の補正および絶縁抵抗値の演算用のデータと
して使用される。また、前記実効値検出回路23におい
ては、電路ノイズの測定時には、電路からのノイズ成分
Insを検出し、絶縁抵抗測定時には重畳電圧成分Ip
sを検出する。
【0020】位相シフト回路24においては、検出用C
T6の信号をBPF22を介して処理したIps成分の
波形信号eを、CPUからの位相シフト信号iにより処
理して、位相シフト量をコントロールする。そして、I
ps成分の実効値および周波数が変化した場合において
も、常に(Vp−Ips)の値(純抵抗の対地抵抗の場
合)の位相が、図2のような状態となるように、位相ズ
レαを打ち消した上で、Ips成分信号fとしてベクト
ル合成回路25へ出力する。つまり、入力された信号I
ps′が、Vpに対してα°の位相ズレがある場合に
は、その位相のズレを補正してIps信号として出力さ
せる処理を行うようにする。
【0021】ベクトル合成回路25においては、増幅回
路13から出力されるVp成分信号bと、位相シフト回
路24からのIps成分信号fとを、ベクトル操作する
ことにより、対地間抵抗成分を分離する回路である。前
記ベクトル合成回路25において、例えば、図3のよう
なVpとIpsとの等価回路が成立する場合に、Ip成
分を分離したIprとIpcの2つの値を用いて制御を
行う状態となる。前記VpとIpsのベクトル関係は、
前述したように、Vp成分信号bとIps成分信号fか
らベクトル合成回路に入力されるもので、図4に示すよ
うな関係が入力されると仮定すると、その情報がベクト
ル信号kとしてCPUに向けて出力される。
【0022】CPU15においては、入力されたベクト
ル信号kに対して、図5に示すように、補正量Iprを
加減し、双方のベクトルの位相差θがπ/2[rad]
となるように制御する。本発明において、前記補正量I
prが対地間抵抗に起因する電流成分であり、このデー
タから対地間抵抗値を算出することができる。また、こ
の処理に際して残留するIp′成分は、対地間静電容量
に起因する電流成分となり、前記Ip′成分を演算処理
することにより、対地間静電容量を算出することもでき
る。
【0023】また、本発明においては、前述したような
処理方法を用いることの他に、他の対地間抵抗成分の分
離方式として、図6に示すように、Vpよりπ/2[r
ad]遅れの補正量Ipcにより、θが0[rad]と
なるように制御することもできる。そして、Vpのベク
トル方向に残留した対地間抵抗成分電流Iprを分離す
る処理を行いこれが対地間抵抗成分の電流となり、この
データから対地間抵抗を算出する。
【0024】前記制御装置10に設けるCPU15にお
いては、各信号処理回路からの情報を入力するととも
に、各処理回路に対して制御情報を出力する制御の動作
を行い、さらに、Ipr成分実効値およびVp成分実効
値から対地間抵抗を演算処理する作用を行う。また、C
PUにおいては、重畳用CTおよび検出用CTの比誤差
および位相誤差のデータをあらかじめ記憶しておき、必
要に応じてそのデータの補正を行うとともに、各回路か
ら入力されたデータを補正するために使用する。さら
に、前記CPUに接続されるディスプレイ16において
は、装置の動作状況および測定データ等を表示し、必要
に応じてそのデータをプリンタ等に向けて出力すること
もできる。
【0025】前述したように構成してなる本発明の装置
は、低圧電路における絶縁劣化の調査および低圧電路の
保安業務に際して、直接接地系低圧電路の絶縁抵抗測定
装置としての利用が可能である。また、本発明の装置の
原理から、絶縁常時監視装置および無停電静電容量測定
装置としての利用が可能なことはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】前述したように構成したことにより、本
発明の無停電絶縁抵抗測定装置においては、低圧電路に
対して重畳用CTを介して非正弦波交流を重畳するの
で、低圧電路に流れる正弦波交流電流と容易に区別して
信号を受信することが可能であり、電源を遮断せずに活
線状態で、絶縁測定の動作を行うことが可能になるとと
もに、停電による受電機器の障害の発生を防止すること
ができる。そして、重畳信号に方形波を用いることによ
って、小電力化と重畳用CTの小形化を図ることが可能
であり、携帯型の小型の測定器を構成できる。また、本
発明の制御装置は、重畳周波数選択機能を持つものであ
るから、ノイズの大きい電路でも使用でき、重畳用CT
と検出用CTに対して位相誤差と比誤差の補正機能を持
たせたことにより、高抵抗まで正確な絶縁抵抗を測定可
能であり、比誤差および位相誤差の大きい大口径CTも
利用できる。さらに、本発明の制御装置に設ける重畳信
号検知回路では、ベクトル合成による対地間抵抗を分離
する方式を用いているのであるから、静電容量の大きい
電路においても、位相検波方式等のように、分解能の低
下がなく、正確な測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 位相補正回路に入力される電圧/電流成分の
ベクトルを示すグラフである。
【図3】 直接接地系低圧電路に重畳信号が印加された
等価回路の説明図である。
【図4】 図3のベクトル図である。
【図5】 CPUからのデータにしたがって対地間抵抗
成分電流の分離方法を示す図である。
【図6】 本発明の別の処理方法により対地間抵抗成分
電流の分離方法を示す図である。
【符号の説明】
1 低圧電路、 5 重畳用CT、 6 検出用
CT、10 制御装置、 11 重畳信号印加回
路、12 スィッチング回路、 13 増幅回路、
14 発振回路、 15 CPU、 16 ディ
スプレイ、20 重畳信号検知回路、 21 入力
回路、22 fo可変型BPF、 23 実効値検
出回路、24 位相シフト回路、 25 ベクトル
合成回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、低圧電路における絶縁抵抗の測定を
行う場合には、その測定する電路を停電状態とした上
で、絶縁抵抗測定計を用いて測定する等の手段を用いて
いる。ところが、低圧電路に接続される機器の種類が非
常に多くなり、前記機器として、コンピュータや情報を
常時保持する必要のある電子機器等が多くなっている現
状では、停電により電子機器のプログラムデータが消滅
したりするという問題がある。さらに、絶縁抵抗を測定
する際に、直流の高圧電流を印加することによって、前
記電子機器の破損等の障害が多く発生している。そこ
で、前述したような障害の発生を防止するために、障害
の発生が予測される機器を、測定時に測定回路から取り
外したり、別の給電回路に接続しておく等の手段を講じ
ることも行われているが、作業前後の機器の電路の接続
変えや、作業後の復旧措置等に多くの手間を必要とする
という問題が残る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記「カツ
メガ」を用いる絶縁監視方法においては、接地電路での
絶縁劣化を測定することや、単三電路で相殺現象が生じ
る電路においては、絶縁劣化の診断は不可能である。そ
して、電路の三相回路の静電容量にアンバランスがある
場合にも、絶縁診断が困難であるという問題があるため
に、活線絶縁診断装置としては完成度が低いものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、前記絶縁監視装置においては、重畳
信号周波数が固定された正弦波交流が用いられ、電路ノ
イズの影響を排除する目的から、低い周波数の比較的高
い電圧を注入する必要があり、消費電力が大きく、重畳
トランスの重量が重くなるなど、各構成部材が大型にな
ることから、主として据え置き型の装置として構成され
ている。したがって、前記装置は、携帯型の装置として
使用するには適してなく、順次移動しながら被試験対象
を測定する場合等には容易に使用できないという問題が
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】前記重畳信号印加回路11においては、C
PU15からの信号により作動する発振回路14と、増
幅回路13および重畳用CT5に向けてのオン・オフ動
作を行うスィッチング回路12を設けており、前記スィ
ッチング回路12からの重畳信号のオン・オフ操作は、
CPU15から出力される制御信号aにより行われる。
また、重畳信号検知回路20には、検出用CT6での検
知信号を入力するための入力回路21、通過周波数可変
型バンドパスフィルター(以下「fo可変型バンドパス
フィルター」(BPF)という)22および、前記fo
可変型BPF22の信号を処理する実効値検出回路2
3、位相シフト回路24を配置し、さらに、位相シフト
回路24の出力を処理してベクトル合成を行うベクトル
合成回路25を設けている。前述したように構成した制
御装置10において、低圧電路1に流れる重畳電流波形
を検出用CT6により検出し、出力信号の基本波から、
奇数次高調波のうち、任意の周波数成分をフィルター回
路により抽出し、絶縁測定信号として利用する。また、
本発明の装置において、省電力化および装置の小型化を
図るために、より高い周波数のより低い重畳電圧を注入
することを基本とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧電路の固定位置に配置する重畳用C
    Tと、 前記重畳用CTに対して一定の間隔を介して配置する検
    出用CTと、 前記重畳用CTに接続する重畳信号印加回路と、検出用
    CTに接続する重畳信号検知回路とからなり、 前記重畳信号印加回路と重畳信号検知回路とを、CPU
    に接続して制御を行う制御装置を構成し、 前記重畳信号印加回路においては、非正弦波交流を重畳
    し、 前記重畳信号検知回路において、前記重畳信号成分の電
    流を検知する手段と、 前記検知した電流の情報を処理する処理回路とを設け、 前記制御装置のCPUにおいては、入力された電流の情
    報をCPUに設定している処理プログラムにしたがって
    ベクトル操作する回路と、前記ベクトル操作の結果の情
    報を出力させる回路とを設けたことを特徴とする無停電
    絶縁抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】 前記重畳用CTと検出用CTの各々に対
    応させて、制御装置には位相補正機能と比誤差補正機能
    をプログラムに設定し、 あらかじめ重畳用CTと検出用CTとに対して、各周波
    数および各電流値の位相誤差および比誤差を求めて、前
    記あらかじめ求めておいた制御値にしたがって、検知値
    の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の無停電
    絶縁抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 測定の対象とする低圧電路に対して、電
    路の複数のポイントに対してノイズ電圧の測定を行い、
    前記ノイズ電圧の最も小さい周波数帯の重畳信号を選択
    して使用することを特徴とする請求項1または2に記載
    の無停電絶縁抵抗測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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