JPH107425A - 高精度を要求される成形部材に適した材料 - Google Patents

高精度を要求される成形部材に適した材料

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JPH107425A
JPH107425A JP16187996A JP16187996A JPH107425A JP H107425 A JPH107425 A JP H107425A JP 16187996 A JP16187996 A JP 16187996A JP 16187996 A JP16187996 A JP 16187996A JP H107425 A JPH107425 A JP H107425A
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tic
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健 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠赤外線、遠紫外線、レーザー、超音波等の
反射面、ガラスレンズ、光学素子、樹脂、合金、セラミ
ックス粉末などの成形用型、軸受その他の摺動部材、光
ディスク等の成形用型など高精度を要求される成形部材
に適した材料の提供。 【構成】硬質基材上に機能膜を形成した型において、型
基材として結合金属を使用しない硬質材料を用い、その
基材上にSiCのような硬質膜をプラズマCVDによっ
て設けたのち、この硬質膜に窒素イオンの注入を行って
基材と硬質膜にミキシング層を形成し、SiC膜と密着
性の良いDLC膜を形成する。バインダーレス超硬材を
基材としているので成形時に鉄族元素のSiC膜への拡
散による型表面の粗れが防止される。窒素イオンの注入
により基材と膜との間の界面に形成されたミキシング層
は、基材と膜との間に化学結合層を形成し、膜の基材に
対する密着強度が向上する。さらにミキシング層には、
原子半径が炭素より大きい窒素原子が存在することにな
るので酸素の拡散が妨げられる。さらに、DLC膜をS
iC膜上に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠赤外線、遠紫外
線、レーザー、超音波等の反射面、ガラスレンズ、光学
素子、樹脂、合金、セラミックス粉末などの成形用型、
軸受その他の摺動部材、光ディスク等の成形用型など、
形状的に精度が要求され、さらには、鏡面の形成に適し
た材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学素子の成形手段として、光学
素子材料を溶融状態で型材によって高圧成形するいわゆ
る直接成形法が採用されるようになった。
【0003】この成形型用材料として、硬度が高く傷が
つきにくく、面精度が良く、耐酸化性に優れ、その上、
耐熱性、熱伝導率が良いことが必要であり、この要求特
性を満たす型構成材として、SiC焼結体基材表面に熱
CVD法によりSiC膜を機能膜として数100μm被
覆したものがある。しかしながら、これは、耐酸化性が
あり傷が入りにくい型材であるが、鏡面加工仕上に時間
がかかったり、このままガラスレンズをプレス成形して
もガラスが成形型表面に付着してしまうという問題があ
る。
【0004】また、特公平5−40695号公報には、
WC焼結体基材上に、均一の厚みに、C/Siの組成比
が0.7〜1.2のSiC膜を形成した一対の型を用い
て、不活性雰囲気中で、軟化温度以上に加熱したガラス
材を加圧成形することが記載されている。これは、Co
を結合金属とするものであり、結合金属がSiC膜中を
拡散してガラスレンズに付着して使用できなかったり、
局所的に硬度差があり、使用時間と共に表面が粗れてき
たり、SiC膜の密着強度が十分でなく剥離したり、ガ
ラスがSiC膜に付着したりする問題がある。
【0005】さらに、特公平5−40696号公報に
は、その型材として、硬質基材上に、Al23、SiO
2、ZrO2、TiO2等の酸化物の中間層を介して、α
−SiC、アモルファス−SiCを被覆したものが開示
されている。
【0006】係る硬質基材上に被膜を形成する場合、こ
のような酸化物中間層を介在させることは、ガラスから
基材側への酸素の拡散を防止するバリアーとしての効果
はあるが、このような酸化物の中間層を介在させること
によって、この中間層が表面被膜と基材との離型膜とし
て機能することになり、SiC被膜と基材の密着強度が
不足し、SiC膜と中間層と基材との熱膨張係数にも差
があり、さらには、中間層から基材へ酸素が拡散して、
硬質基材が酸化し型表面の粗れを生ずるという欠点が生
じる。
【0007】また、基材が一般の鉄族元素を結合相とし
て有する超硬材料では、700°C前後の高温でガラス
レンズを成形するために、成形時に基材からの鉄族元素
が中間層を通して拡散し型表面の粗れが発生して鏡面を
粗化する恐れもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、このような硬質基材上に機能膜を形成し
た材料において、被膜と基材との密着強度と耐酸化性を
改善することと、短い加工時間で形状的に高精度と光学
的鏡面を有する部材の形成に適した材料の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、結合金属を
使用しない硬質材料からなる基材に硬質膜を設けたの
ち、この硬質膜と、前記基材の硬質膜との界面に窒素イ
オンの注入を行って原子レベルでのミキシング層を形成
し、その上にダイヤモンド・ライク・カーボン(DL
C)膜を形成したことを特徴とする。
【0010】結合金属を含まない硬質材料としては、A
23−TiC系材料またはAl23−SiC系材料ま
たはWC−TiC−TaC系材料、さらにこれらの材料
の成分のうちTiC、SiC又はTaCの一部あるいは
全部を、TiN、TiC、TiCN、NbC、NbC
N、TaC又はTaCNのうちのいずれか又は2種以上
で置換した材料、WCあるいはWC−TiC−TaC系
の化学蒸着膜を表面に有する材料を用いることができ
る。
【0011】耐酸化性硬質膜は炭化珪素、窒化珪素、炭
酸化珪素、炭酸窒化珪素、窒化チタンアルミニウム、あ
るいはこれらの2種以上の複合膜からなる耐酸化性硬質
膜をプラズマCVD、スパッタ、イオンプレーティング
等によって設ける。
【0012】さらに、プラズマCVD装置やイオンプレ
ーティング装置によりこのダイアモンドライクカーボン
膜の形成後、密着強度の向上を計るべく窒素イオン等を
表面より注入してもよい。また、ダイアモンドライクカ
ーボン膜の形成時に窒素イオンを成膜と同時に注入し、
ダイアモンドライクカーボン膜と耐酸化性硬質膜との密
着強度を向上させることができる。同様にして、前記耐
酸化性硬質膜の型基材との密着強度を向上させるため
に、この発明を利用できる。
【0013】結合金属を含まない硬質材料のうちSiC
−CVD材、Si34−CVD材より低硬度のAl23
−TiC、Al23−SiC、WC−TiC−TaC系
材料、TiC、SiC又はTaCの一部あるいは全部
を、TiN、TiC、TiCN、NbC、NbCN、T
aC又はTaCNのうちのいずれか又は2種以上で置換
した材料、WCあるいはWC−TiC−TaC系の化学
蒸着膜を表面に有する材料は光学的鏡面を得るのに、化
学蒸着法により形成したSiC、Si34等を基材とし
たものより加工時間が少なくて済む。
【0014】これは、Al23、Al23−SiC系の
焼結材料の場合、ダイアモンド砥石で研磨するとき、加
工表面でAl23とTiC、Al23とSiCとの硬度
の差により、仕上げ面の粗さが問題になりそうだが、T
iC、SiCが酸化され、TiO2、SiO2等に変化
し硬度差の問題がないので、研磨精度の優れた面が得ら
れることによる。そして、型基材中に遷移金属の結合層
が存在しないので、成形時の鉄族元素のSiC膜への拡
散による型表面の粗れが防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】炭化珪素、窒化珪素、炭窒酸化珪
素、窒化チタンアルミニウムを結合金属を含まない硬質
基材にコーティングすると耐酸化性が向上し、SiC基
材にSiCを熱CVDでコーティングした型材と同様に
高温でのガラスレンズ成形に使用することができる。
【0016】窒素イオンの注入により基材と膜との間の
界面に形成された原子的レベルのミキシング層は、基材
と膜との間に化学結合層を形成し、膜の基材に対する密
着強度が向上する。本発明の結合金属を含まない硬質材
料と耐酸化性硬質膜との熱膨張係数の差が少しある材料
でも、界面近傍がイオンの平均浸入深さとなるようにイ
オンのエネルギーを調整すれば、界面に基材と膜の構成
元素および窒素との原子レベルでのミキシング層が形成
され、界面から離れるにつれ注入した窒素原子の濃度が
小さくなるいわゆる傾斜組成を形成し、熱膨張係数差を
緩和することができる。さらに上記硬質膜と結合金属を
含まない硬質基材との界面での窒素イオン注入によるミ
キシング層には、炭素より原子半径が大きい窒素原子が
存在するので酸素の拡散が妨げられる。なお、基材と膜
との界面だけでなく、膜全体に窒素イオンとのミキシン
グ層が形成されるので、前述のような効果により酸素の
拡散が防止され、型基材の耐酸化性が向上し、700°
C以上の高温でのガラスレンズの成形が可能となる。こ
こで、注入イオンとして窒素イオンを用いたが、化学的
安定性、膜へのダメージを考慮すると、他に硼素、炭
素、酸素の各イオンの注入が考えられる。しかし、硼素
イオンを注入すると耐酸化性が向上するが、硼素が膜中
に拡散して型表面に出ると、B23となり被成形材のガ
ラスと付着する可能性がある。また、炭素イオンを注入
すると膜中にフリーカーボンが形成されて耐酸化性が低
下する。酸素イオンを用いると型基材と膜との界面に化
合物を形成するので、密着強度は不活性ガスイオン注入
による界面でのミキシング層より大きいが、酸素の拡散
により基材の耐酸化性に問題がある。窒素イオンを用い
ると前述のように基材と膜との界面に化合物のミキシン
グ層を形成し、結合強度が不活性ガスイオンを注入した
ものより強く、かつ膜中に窒素が存在すると酸素の拡散
を妨げるので、窒素イオンを使用することが有利である
ことを見出した。
【0017】さらに、DLC膜を上記硬質膜上に形成す
ることにより、モールド全体として耐酸化性、離型性に
優れたレンズモールドとなる。
【0018】ダイアモンドライクカーボン膜を離型膜と
して用いた理由であるが、微視的に見ると膜中の炭素同
士が部分的にダイアモンド結合(SP3結合)をしてい
るため、硬度が高く傷や摩耗に強い。その上、成形時、
この膜の最表面では成形時の熱の影響で化学的に安定な
グラファイトに変化し、ガラスと反応しにくく離型性に
優れている。また、ガラス中又はガラスレンズ成形雰囲
気中の酸素との反応により、ダイアモンドライクカーボ
ン膜表面が消耗していくが、粒界のない、超微細結晶を
しているので、均等に酸化消耗し表面粗れが発生しな
い。
【0019】
【実施例】この発明の材料をレンズ形成用型に適用した
例について説明する。
【0020】表1および表2に示すように、Al23
TiC系セラミック、Al23−SiC系セラミック、
バインダーレス超硬の1種であるWC−3wt%TaC
−2wt%TiC、WC−3wt%Coからなる基材表
面にWC化学蒸着膜を100μm被覆した材料からなる
φ30mm×5mmの形状の基板の片面を#2000と
#8000のダイヤモンド砥石により研磨して表面粗さ
がRtmで7nmの鏡面状態にした。そしてこれらの基
板の鏡面部にプラズマCVD装置、スパッタ装置を用い
て、下地層となる炭化珪素、窒化珪素、炭酸化珪素、炭
酸窒化珪素、窒化チタンアルミニウムからなる各硬質膜
を約100nmの層厚になるように形成した。炭化珪
素、窒化珪素、炭酸化珪素、炭酸窒化珪素、酸窒化珪素
硬質膜形成については、SiH4、CH4、CO2、NH3
を原料として、119.7Paの圧力100Wの出力で
高周波プラズマCVD装置(13.56MHz)を用い
てコーティングを行った。例えば炭化珪素の場合は、S
iH4とCH4を原料として混合比を変えることにより、
表1および表2に示す膜の組成を得ることができ、でき
た膜についていうとSiとCとの比が1:1に近いもの
が熱的安定性が良く、優れた耐酸化性および高温で高硬
度を示した。窒化珪素については、SiH4とNH3を原
料とし、炭酸化珪素についてはSiH4、CH4、CO2
を原料とし、炭酸窒化珪素についてはSiH4、CH4
NH3、CO2を原料とし、酸窒化珪素についてはSiH
4、CO2、NH3を原料として用いた。各膜の各元素の
組成比が0.3以上で3以下としているが、0.3より
小さいと硬さが低下するので好ましくない。また、3よ
り大きくなるとこの膜上に被覆するダイアモンドライク
カーボン膜との密着強度は増加するが耐酸化性は低下す
るので0.3以上で3以下とするのが好ましい。窒化チ
タンアルミ膜については、TiAlNをターゲットとし
て、窒素雰囲気で高周波スパッタ装置(13.56MH
z)を用いAr+を駆動ガスとして400Wの出力で、
0.665〜1.33Paの条件でコーティングした。
【0021】
【表1】
【表2】 これらの硬質膜は基板表面と同様の鏡面状態を有するも
のであった。
【0022】更にこの膜に垂直な方向から、イオン注入
装置を用いて140keVに加速されたN2+を1×10
14〜1×1018N+/cm2の密度で注入した。そして
注入後の表面粗さはイオンの注入量が増加すると、大き
くなり、1×1018+/cm2になるとRtmが約30
0nmになる。硬質膜の表面粗れが起こらない注入量は
1×1015〜1×1016N+/cm2であり、表面粗さ
としてはRtmで10nmである。また、注入量が1×
1015+/cm2以上になると、膜の密着強度がろう付
強度以上になり、しかも膜の表面粗れを起こさずに膜の
密着強度を上げるためには、注入量としては1×1015
〜1×1016N+/cm2が好適である。本実施例では
窒素イオンの注入量として、1×1015+/cm2の場
合を示しているが、1×1015〜1×1016+/cm2
の間でも表1および表2と同様の結果となった。なお、
膜の密着強度については、次で説明するスクラッチ式と
pull−off方式の2通りの方法で測定した。
【0023】ダイアモンドコーンを用いたスクラッチ試
験機でイオン注入前後の前記各硬質膜の密着強度を測定
した結果、密着強度は0.3Nから7N以上に増加して
いることがわかった。エポキシ樹脂による引き剥し試験
ではSEBASTIAN V(米国製)を使用したが、
イオン注入前は10MPa程度の密着強度しかなかった
ものがイオン注入後はエポキシ樹脂で破断し、膜剥離は
起こらず100MPa以上のほぼろう付強度に対応する
密着強度を有することがわかった。これらの試料にホロ
ーカソード式のイオンプレーティング装置を用いてダイ
アモンドライクカーボン膜を100nm被覆した。この
ダイアモンドライクカーボン膜をラマン分光分析装置で
測定したが、グラファイトのピークの波数の位置よりダ
イアモンドのピークの波数の位置で高くなるスペクトル
を示した。また、硬さはビッカース硬さで約3900で
あった。炭化珪素膜を下地としたダイアモンドライクカ
ーボン膜を被覆したものの密着性は非常に高いが、窒化
チタンアルミ膜とダイアモンドライクカーボン膜の密着
強度が十分でないので、窒化チタンアルミ膜を下地とし
た物にはダイアモンドライクカーボン膜形成後、窒素イ
オンを1×1015+/cm2、140KeVのエネルギ
ーで注入して密着強度を向上させた。そしてSF5相当
のガラスゴブレットをN2雰囲気中、700°Cの温度
で4.905MPaの荷重で5000個成形して、酸素
の拡散の状態をX線光電子分光法で調査した結果が、窒
素イオンの注入を行なったものは基材まで酸素が拡散し
ていなかったが、注入していないものは膜が剥離したり
基材まで酸素の拡散が見られ表面が粗れてきていた。バ
インダーレス超硬に直接ダイアモンドライクカーボン膜
を形成したものは、100個成形した時点で膜が剥離し
た。膜の剥離を起こす前の型についてX線光電子分光法
により調査したところ基材中に膜を通して酸素の拡散が
生じ基材の酸化が進んでいた。WC−6wt%Coから
なるφ30mm×5mmの形状の基板について上記と同
様のサンプルを作ってガラスを成形する試験をしたが、
この場合結合相のCoが膜中に拡散するので型表面が粗
れてきたことがわかった。更に、ガラス表面に染み出し
たCoが付着しガラスの透光性に影響を及ぼすようにな
る。このように結合金属を含まない本発明のような硬質
基材を使用することが有効であることがわかる。
【0024】なお、TiC、SiC又はTaCの一部あ
るいは全部を、TiN、TiC、TiCN、NbC、N
bCN、TaC又はTaCNのうちのいずれか又は2種
以上で置換した材料およびWC化学蒸着膜の代わりにW
C−TiC−TaC系化学蒸着膜を被覆した材料を使用
したところ、表1および表2と同様の結果となった。上
記のもので窒化物、炭窒化物で置換した素材は、粒成長
抑制の効果により粒径の微細な材料が得られ、面粗度が
数オングストロームオーダーまで容易に加工できる素材
が得られるので有利である。
【0025】以上、この発明の材料をレンズ形成用型に
適用した例について説明したが、この材料が有する強度
と耐食性、それに、鏡面の形成能などの優れた特性を利
用して、上記実施例に記載の要領で、レンズ形成用型に
限らず、レーザー、超音波等の反射面、各種摺動材等の
鏡面の形成用として使用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0027】(1)機能膜の基材に対する密着強度が増
加し、膜剥離による寿命の短命化を阻止できる。
【0028】(2)窒素イオンの注入により、膜中の酸
素の拡散速度が遅くなり耐酸化性が向上し、超硬質型の
寿命が延びる。
【0029】(3)本発明の型の機能膜としてSiC膜
を適用した場合、熱膨張率がSiC膜に近いDLC膜を
SiC膜上に形成することにより膜の密着性が優れてい
る。
【0030】(4)SiC−CVDレンズモールドと比
較すると、光学的鏡面を得るための加工時間が短く、上
記耐酸化性硬質膜の被覆により700°C以上の高温で
の耐酸化性に優れ、基材に結合金属を含まないので基材
からの遷移金属元素の拡散がない。
【0031】(5)したがって、ガラスの成形用型材、
レーザー、超音波等の反射面、各種摺動材等の鏡面の形
成などに好適に使用できる。
【0032】(6)とくに、この発明の材料をガラスの
成形用型材適用したとき、DLC膜はガラスとの離型性
に優れ、表面の成形したガラスレンズに曇りや粗れのな
い鏡面状態が優れた製品を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合金属を使用しない硬質材料からなる
    基材に硬質膜を設けたのち、この硬質膜と、前記基材と
    硬質膜との界面に窒素イオンの注入を行って原子レベル
    でのミキシング層を形成し、その上にダイヤモンド・ラ
    イク・カーボン膜を形成したことを特徴とする高精度を
    要求される成形部材に適した材料。
  2. 【請求項2】 結合金属を含まない硬質材料が、Al2
    3−TiC系材料、Al23−SiC系材料、WC−
    TiC−TaC系材料又はWCあるいはWC−TiC−
    TaC系の化学蒸着膜を表面に有する材料であることを
    特徴とする請求項1に記載の高精度を要求される成形部
    材に適した材料。
  3. 【請求項3】 Al23−TiC系材料およびWC−T
    iC−TaC系材料のTiCの一部又は全部を、Ti
    N、TiCN、NbC、NbCN、TaC又はTaCN
    のうちのいずれか1種又は2種以上で置換したことを特
    徴とする請求項2に記載の高精度を要求される成形部材
    に適した材料。
  4. 【請求項4】 Al23−SiC系材料のSiCの一部
    あるいは全部を、TiN、TiC、TiCN、NbC、
    NbCN、TaC又はTaCNのうちのいずれか1種又
    は2種以上で置換した材料であることを特徴とする請求
    項2に記載の高精度を要求される成形部材に適した材
    料。
  5. 【請求項5】 WC−TiC−TaC系材料中のTaC
    の一部あるいは全部を、TiN、TiC、TiCN、N
    bC、NbCN、又はTaCNのうちのいずれか1種又
    は2種以上で置換した材料であることを特徴とする請求
    項2に記載の高精度を要求される成形部材に適した材
    料。
  6. 【請求項6】 硬質膜が炭化珪素又は窒化珪素又は炭酸
    化珪素又は炭窒酸化珪素又は窒化チタンアルミニウム、
    あるいはこれらの2種以上の多層膜からなることを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の高精度
    を要求される成形部材に適した材料。
JP16187996A 1996-06-21 1996-06-21 高精度を要求される成形部材に適した材料 Withdrawn JPH107425A (ja)

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JP16187996A Withdrawn JPH107425A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 高精度を要求される成形部材に適した材料

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JP (1) JPH107425A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002084727A (ja) * 2000-08-25 2002-03-22 Samsung Electro Mech Co Ltd 流体動圧ベアリングモータ
JP2004205016A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Nsk Ltd 直動装置
JP2007161497A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Canon Inc 光学素子成形用型の製造方法および光学素子成形用型

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