JPH107429A - 光ファイバ母材の製造方法および製造装置 - Google Patents
光ファイバ母材の製造方法および製造装置Info
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- JPH107429A JPH107429A JP15846196A JP15846196A JPH107429A JP H107429 A JPH107429 A JP H107429A JP 15846196 A JP15846196 A JP 15846196A JP 15846196 A JP15846196 A JP 15846196A JP H107429 A JPH107429 A JP H107429A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01413—Reactant delivery systems
- C03B37/0142—Reactant deposition burners
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/50—Multiple burner arrangements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/60—Relationship between burner and deposit, e.g. position
- C03B2207/64—Angle
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 良質の光ファイバ母材を効率良く製造できる
光ファイバ母材の製造方法およびその製造装置を提供す
ること。 【解決手段】 ガラス微粒子合成用バーナ4からガラス
原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と共に噴出さ
せ、火炎加水分解反応または酸化反応によりガラス微粒
子を生成して回転する棒状の出発材3の外周へ噴き付け
させる。その際、出発材3とバーナ4の噴付方向とのな
す角を50°〜85°としてガラス微粒子の噴き付けを
行うことにより、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆
積体2のテーパ状の端部を短くすることが可能となる。
光ファイバ母材の製造方法およびその製造装置を提供す
ること。 【解決手段】 ガラス微粒子合成用バーナ4からガラス
原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と共に噴出さ
せ、火炎加水分解反応または酸化反応によりガラス微粒
子を生成して回転する棒状の出発材3の外周へ噴き付け
させる。その際、出発材3とバーナ4の噴付方向とのな
す角を50°〜85°としてガラス微粒子の噴き付けを
行うことにより、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆
積体2のテーパ状の端部を短くすることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材の
製造方法およびその製造装置に関するものである。
製造方法およびその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ母材の一形態である
ガラス微粒子堆積体(多孔質状のガラス母材)の製造方
法として、外付け法(OVD法)が用いられている。こ
の外付け法は、コアおよびクラッドとなる屈折率分布を
有する棒状の出発材を回転自在に配設し、この出発材へ
向けてガラス微粒子合成用バーナを配置し出発材に沿っ
て往復移動自在とした装置を用い、そのバーナへガラス
原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを供給して出発材へ
向けて噴出させ、火炎加水分解反応または酸化反応によ
りガラス微粒子を生成して回転する棒状の出発材の外周
へ噴き付けさせると共に、その出発材とバーナとを出発
材に沿って相対的に往復移動させることにより、出発材
の周りにガラス微粒子を付着堆積させて光ファイバ母材
となるガラス微粒子堆積体を製造するものである。この
外付け法による具体的な製造方法としては、特開平2−
243530号公報、特開平2−243531号公報に
記載されているものが知られている。すなわち、特開平
2−243530号公報に記載される製造方法は、出発
材であるターゲット部材をフレームに取り付けて回転自
在とし、そのターゲット部材に沿って単一のバーナを往
復移動自在としておき、バーナからSiCl4 、GeC
l4 などのガラス原料をH2 などの燃料ガス及びO2 な
どの助燃性ガスと共にバーナから噴出させて、火炎中で
酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子とし、このガ
ラス微粒子を回転するターゲット部材に向けて噴き付け
てガラス微粒子堆積体を形成するものであって、そのガ
ラス微粒子堆積体の形成の際に、ガラス微粒子堆積体の
表面温度を放射温度計にて測定しその表面温度が設定値
となるように制御しようとするものである。
ガラス微粒子堆積体(多孔質状のガラス母材)の製造方
法として、外付け法(OVD法)が用いられている。こ
の外付け法は、コアおよびクラッドとなる屈折率分布を
有する棒状の出発材を回転自在に配設し、この出発材へ
向けてガラス微粒子合成用バーナを配置し出発材に沿っ
て往復移動自在とした装置を用い、そのバーナへガラス
原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを供給して出発材へ
向けて噴出させ、火炎加水分解反応または酸化反応によ
りガラス微粒子を生成して回転する棒状の出発材の外周
へ噴き付けさせると共に、その出発材とバーナとを出発
材に沿って相対的に往復移動させることにより、出発材
の周りにガラス微粒子を付着堆積させて光ファイバ母材
となるガラス微粒子堆積体を製造するものである。この
外付け法による具体的な製造方法としては、特開平2−
243530号公報、特開平2−243531号公報に
記載されているものが知られている。すなわち、特開平
2−243530号公報に記載される製造方法は、出発
材であるターゲット部材をフレームに取り付けて回転自
在とし、そのターゲット部材に沿って単一のバーナを往
復移動自在としておき、バーナからSiCl4 、GeC
l4 などのガラス原料をH2 などの燃料ガス及びO2 な
どの助燃性ガスと共にバーナから噴出させて、火炎中で
酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子とし、このガ
ラス微粒子を回転するターゲット部材に向けて噴き付け
てガラス微粒子堆積体を形成するものであって、そのガ
ラス微粒子堆積体の形成の際に、ガラス微粒子堆積体の
表面温度を放射温度計にて測定しその表面温度が設定値
となるように制御しようとするものである。
【0003】また、特開平2−243531号公報に記
載される製造方法は、出発材である元部材を回転自在と
し、その元部材に沿って複数のバーナを往復移動自在と
しておき、バーナからガラス原料、燃料ガス及び助燃性
ガスと共に各バーナから噴出させて、火炎中で酸化、加
水分解反応等によりガラス微粒子とし、このガラス微粒
子を回転する元部材に向けて噴き付けてガラス微粒子堆
積体を形成するものであって、そのガラス微粒子堆積体
の形成に先立って元部材を加熱することにより元部材と
ガラス微粒子堆積体との密着性を高めようとするもので
ある。
載される製造方法は、出発材である元部材を回転自在と
し、その元部材に沿って複数のバーナを往復移動自在と
しておき、バーナからガラス原料、燃料ガス及び助燃性
ガスと共に各バーナから噴出させて、火炎中で酸化、加
水分解反応等によりガラス微粒子とし、このガラス微粒
子を回転する元部材に向けて噴き付けてガラス微粒子堆
積体を形成するものであって、そのガラス微粒子堆積体
の形成に先立って元部材を加熱することにより元部材と
ガラス微粒子堆積体との密着性を高めようとするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ母材の製造技術にあっては、製造した光ファ
イバ母材のうち実際に光ファイバとして有効に利用でき
る部分の割合が小さく、光ファイバ母材の製造が効率良
く行えないという問題点がある。すなわち、図10に示
すように、従来の方法で製造されるガラス微粒子堆積体
Aは、両端の部分Bが先細りのテーパ状となってしま
う。このテーパ状の端部Bは、ガラス微粒子堆積体Aを
焼結・延伸してプリフォームとしたときに、ガラス微粒
子堆積体Aの中央部分C(テーパ状でない定径の部分)
と比べカットオフ波長、モードフィールド径などの基本
的な特性が異なり、結局、光ファイバとしたときに中央
部分Cのものと特性が異なるものとなってしまう。
光ファイバ母材の製造技術にあっては、製造した光ファ
イバ母材のうち実際に光ファイバとして有効に利用でき
る部分の割合が小さく、光ファイバ母材の製造が効率良
く行えないという問題点がある。すなわち、図10に示
すように、従来の方法で製造されるガラス微粒子堆積体
Aは、両端の部分Bが先細りのテーパ状となってしま
う。このテーパ状の端部Bは、ガラス微粒子堆積体Aを
焼結・延伸してプリフォームとしたときに、ガラス微粒
子堆積体Aの中央部分C(テーパ状でない定径の部分)
と比べカットオフ波長、モードフィールド径などの基本
的な特性が異なり、結局、光ファイバとしたときに中央
部分Cのものと特性が異なるものとなってしまう。
【0005】この光ファイバ母材であるガラス微粒子堆
積体Aの製造において、図10に示すように製造された
ガラス微粒子堆積体Aの全長をl、この両端のテーパ状
の端部Bの長さをそれぞれl1、l2とすると、ガラス微
粒子堆積体Aのうち光ファイバとして有効利用できる割
合ηは、次の式(1)により算出される。
積体Aの製造において、図10に示すように製造された
ガラス微粒子堆積体Aの全長をl、この両端のテーパ状
の端部Bの長さをそれぞれl1、l2とすると、ガラス微
粒子堆積体Aのうち光ファイバとして有効利用できる割
合ηは、次の式(1)により算出される。
【0006】 η=((l−(l1+l2))/l)・100 [%] ‥‥‥ (1) この有効割合ηは大きいほど良いが、通常の製造では6
0〜65%程度となり、70%が製造の目標値とされて
いる。そして、有効割合ηの増加は光ファイバの生産性
の向上に直接つながるため、光ファイバ母材であるガラ
ス微粒子堆積体Aにおける有効割合ηを向上させるため
に有用な技術の開発が切望されている。
0〜65%程度となり、70%が製造の目標値とされて
いる。そして、有効割合ηの増加は光ファイバの生産性
の向上に直接つながるため、光ファイバ母材であるガラ
ス微粒子堆積体Aにおける有効割合ηを向上させるため
に有用な技術の開発が切望されている。
【0007】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、良質の光ファイバ
母材を効率良く製造できる光ファイバ母材の製造方法お
よびその製造装置を提供することを目的とする。
決するためになされたものであって、良質の光ファイバ
母材を効率良く製造できる光ファイバ母材の製造方法お
よびその製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガラ
ス微粒子合成用バーナからガラス原料ガス、燃料ガス及
び助燃性ガスを火炎と共に噴出させ、火炎加水分解反応
または酸化反応によりガラス微粒子を生成して回転する
棒状の出発材の外周へ噴き付けさせると共に、その出発
材とバーナとを相対的に往復移動させて、出発材の周り
にガラス微粒子を付着堆積させて行う光ファイバ母材の
製造方法において、出発材とバーナの噴付方向とのなす
角を50°〜85°として出発材へのガラス微粒子の噴
き付けを行うことを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法である。
ス微粒子合成用バーナからガラス原料ガス、燃料ガス及
び助燃性ガスを火炎と共に噴出させ、火炎加水分解反応
または酸化反応によりガラス微粒子を生成して回転する
棒状の出発材の外周へ噴き付けさせると共に、その出発
材とバーナとを相対的に往復移動させて、出発材の周り
にガラス微粒子を付着堆積させて行う光ファイバ母材の
製造方法において、出発材とバーナの噴付方向とのなす
角を50°〜85°として出発材へのガラス微粒子の噴
き付けを行うことを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法である。
【0009】このような発明によれば、出発材に対しバ
ーナが斜めの方向からガラス微粒子を噴き付けるので、
出発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体(光ファ
イバ母材)のテーパ状の端部の表面にガラス微粒子が直
角に近い角度で噴き付けられることとなる。このため、
そのテーパ状の端部が出発材の軸方向に沿って堆積し成
長することが抑制され、ガラス微粒子堆積体のテーパ状
の端部が短く形成される。また、出発材とバーナの噴付
方向とのなす角が小さくなり過ぎてガラス微粒子の堆積
収率が低減することもない。
ーナが斜めの方向からガラス微粒子を噴き付けるので、
出発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体(光ファ
イバ母材)のテーパ状の端部の表面にガラス微粒子が直
角に近い角度で噴き付けられることとなる。このため、
そのテーパ状の端部が出発材の軸方向に沿って堆積し成
長することが抑制され、ガラス微粒子堆積体のテーパ状
の端部が短く形成される。また、出発材とバーナの噴付
方向とのなす角が小さくなり過ぎてガラス微粒子の堆積
収率が低減することもない。
【0010】また本発明は、出発材とバーナの相対移動
に応じてバーナの向きを変えることを特徴とする光ファ
イバ母材の製造方法である。
に応じてバーナの向きを変えることを特徴とする光ファ
イバ母材の製造方法である。
【0011】このような発明によれば、往復移動する出
発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体のテーパ状
の各端部へガラス微粒子が直角に近い角度で噴き付けら
れるようにバーナの向きを変えることにより、ガラス微
粒子堆積体の両端部においてガラス微粒子が出発材の軸
方向に沿って堆積し成長することが抑制される。このた
め、ガラス微粒子堆積体のテーパ状の両端部が短く形成
される。
発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体のテーパ状
の各端部へガラス微粒子が直角に近い角度で噴き付けら
れるようにバーナの向きを変えることにより、ガラス微
粒子堆積体の両端部においてガラス微粒子が出発材の軸
方向に沿って堆積し成長することが抑制される。このた
め、ガラス微粒子堆積体のテーパ状の両端部が短く形成
される。
【0012】また本発明は、複数のバーナを用い各バー
ナの噴付方向のなす角を同一としてガラス微粒子の噴き
付けを行うことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法
である。
ナの噴付方向のなす角を同一としてガラス微粒子の噴き
付けを行うことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法
である。
【0013】このような発明によれば、光ファイバ母材
であるガラス微粒子堆積体が均一に効率良く製造可能と
なる。
であるガラス微粒子堆積体が均一に効率良く製造可能と
なる。
【0014】また本発明は、ガラス微粒子合成用バーナ
からガラス原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と
共に噴出させ、火炎加水分解反応または酸化反応により
ガラス微粒子を生成して回転する棒状の出発材の外周へ
噴き付けさせると共に、その出発材とバーナとを相対的
に往復移動させて、出発材の周りにガラス微粒子を付着
堆積させて行う光ファイバ母材の製造方法において、出
発材に対するバーナの向きを制御して出発材に堆積する
ガラス微粒子堆積体の表面に対してほぼ直角にガラス微
粒子を噴き付けることを特徴とする光ファイバ母材の製
造方法である。
からガラス原料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と
共に噴出させ、火炎加水分解反応または酸化反応により
ガラス微粒子を生成して回転する棒状の出発材の外周へ
噴き付けさせると共に、その出発材とバーナとを相対的
に往復移動させて、出発材の周りにガラス微粒子を付着
堆積させて行う光ファイバ母材の製造方法において、出
発材に対するバーナの向きを制御して出発材に堆積する
ガラス微粒子堆積体の表面に対してほぼ直角にガラス微
粒子を噴き付けることを特徴とする光ファイバ母材の製
造方法である。
【0015】このような発明によれば、出発材の外周に
形成されるガラス微粒子堆積体の表面においてガラス微
粒子が常に直角に近い角度で噴き付けられることとな
る。このため、ガラス微粒子堆積体の両端部においてガ
ラス微粒子が出発材の軸方向に沿って堆積し成長するこ
とが確実に抑制され、ガラス微粒子堆積体のテーパ状の
両端部が短く形成される。
形成されるガラス微粒子堆積体の表面においてガラス微
粒子が常に直角に近い角度で噴き付けられることとな
る。このため、ガラス微粒子堆積体の両端部においてガ
ラス微粒子が出発材の軸方向に沿って堆積し成長するこ
とが確実に抑制され、ガラス微粒子堆積体のテーパ状の
両端部が短く形成される。
【0016】また本発明は、出発材を垂直方向に配設す
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法である。
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法である。
【0017】このような発明によれば、出発材の軸方向
とガラス微粒子堆積体の重力がかかる方向が一致するか
ら、出発材によりガラス微粒子堆積体が安定して支持さ
れる。
とガラス微粒子堆積体の重力がかかる方向が一致するか
ら、出発材によりガラス微粒子堆積体が安定して支持さ
れる。
【0018】また本発明は、棒状の出発材を回転させる
回転機構と、ガラス原料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガ
スを噴出して火炎加水分解反応または酸化反応によりガ
ラス微粒子を生成し出発材の外周へそのガラス微粒子を
噴き付けて堆積させるガラス微粒子合成用バーナと、出
発材とバーナを出発材の軸方向に沿って相対的に往復移
動させる移動機構と、出発材に対するバーナの噴付方向
の調整を行う調整機構とを備えた光ファイバ母材の製造
装置である。
回転機構と、ガラス原料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガ
スを噴出して火炎加水分解反応または酸化反応によりガ
ラス微粒子を生成し出発材の外周へそのガラス微粒子を
噴き付けて堆積させるガラス微粒子合成用バーナと、出
発材とバーナを出発材の軸方向に沿って相対的に往復移
動させる移動機構と、出発材に対するバーナの噴付方向
の調整を行う調整機構とを備えた光ファイバ母材の製造
装置である。
【0019】このような発明によれば、出発材に対しバ
ーナが斜めの方向からガラス微粒子を噴き付け可能とな
る。このため、出発材の外周に形成されるガラス微粒子
堆積体のテーパ状の端部の表面にガラス微粒子を直角に
近い角度で噴き付けることにより、そのテーパ状の端部
が出発材の軸方向に沿って堆積し成長することが防止さ
れる。
ーナが斜めの方向からガラス微粒子を噴き付け可能とな
る。このため、出発材の外周に形成されるガラス微粒子
堆積体のテーパ状の端部の表面にガラス微粒子を直角に
近い角度で噴き付けることにより、そのテーパ状の端部
が出発材の軸方向に沿って堆積し成長することが防止さ
れる。
【0020】また本発明は、調整機構が出発材とバーナ
の相対位置に応じてバーナの噴付方向のなす角を調整す
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置である。
の相対位置に応じてバーナの噴付方向のなす角を調整す
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置である。
【0021】このような発明によれば、ガラス微粒子堆
積体の両端部においてテーパ状の端部が出発材の軸方向
に沿って堆積し成長することが防止される。
積体の両端部においてテーパ状の端部が出発材の軸方向
に沿って堆積し成長することが防止される。
【0022】また本発明は、調整機構がバーナの噴付方
向のなす角を出発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表
面に直角にガラス微粒子が噴き付けられるように調整す
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置である。
向のなす角を出発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表
面に直角にガラス微粒子が噴き付けられるように調整す
ることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置である。
【0023】このような発明によれば、ガラス微粒子堆
積体の両端においてテーパ状の端部が出発材の軸方向に
沿って堆積し成長することが確実に防止される。
積体の両端においてテーパ状の端部が出発材の軸方向に
沿って堆積し成長することが確実に防止される。
【0024】また本発明は、回転機構が出発材を垂直に
向けて配設可能とされていることを特徴とする光ファイ
バ母材の製造装置である。
向けて配設可能とされていることを特徴とする光ファイ
バ母材の製造装置である。
【0025】このような発明によれば、出発材の軸方向
とガラス微粒子堆積体の重力がかかる方向が一致するか
ら、出発材によりガラス微粒子堆積体が安定して支持さ
れる。
とガラス微粒子堆積体の重力がかかる方向が一致するか
ら、出発材によりガラス微粒子堆積体が安定して支持さ
れる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
に係る実施形態の種々の例について説明する。尚、各図
において同一要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
に係る実施形態の種々の例について説明する。尚、各図
において同一要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0027】(実施形態1)図1は光ファイバ母材の製
造装置の概要図である。図1に示すように、光ファイバ
母材を製造するための製造装置1は、ガラス微粒子堆積
体2のもととなるガラス微粒子を出発材3へ向けて噴出
するバーナ4と、出発材3とバーナ4を相対的に移動さ
せると共に出発材3を回転させる回転移動機構5と、出
発材3に対するバーナ4の噴付方向のなす角を調整する
調整機構6を備えて構成されている。以下、製造装置1
の各部について詳述する。
造装置の概要図である。図1に示すように、光ファイバ
母材を製造するための製造装置1は、ガラス微粒子堆積
体2のもととなるガラス微粒子を出発材3へ向けて噴出
するバーナ4と、出発材3とバーナ4を相対的に移動さ
せると共に出発材3を回転させる回転移動機構5と、出
発材3に対するバーナ4の噴付方向のなす角を調整する
調整機構6を備えて構成されている。以下、製造装置1
の各部について詳述する。
【0028】図1において、反応容器7の上部に回転移
動機構5が取り付けられ、その反応容器7内で棒状の出
発材3が設置可能となっている。反応容器7は内外を密
封された構造とされ排気口のみから内気を外部へ排出で
きるようになっている。回転移動機構5は、たとえば、
駆動部51と回転軸52と連結部53により構成されて
いる。駆動部51は、反応容器7の上方に設置され、そ
の下面から延出する回転軸52を軸回転(軸方向を中心
に回転)させる回転機能と軸方向へ移動させる移動機能
を備えている。駆動部51としてはモータなどからなる
公知のものが用いられる。また、回転軸52は、駆動部
51から下方へ延出して反応容器7の上面を貫通して配
設されている。更に、連結部53は、回転軸52の下端
に設けられ反応容器7内で垂直に配した出発材3を連結
できるようになっている。この連結部53としては公知
のチャック式のものなどが用いられる。この回転移動機
構5により、出発材3を反応容器7内で垂直方向に設置
して、任意の速度で回転させ、また、任意の速度で昇降
させることが可能となる。この出発材3の昇降により、
反応容器7に取り付けられたバーナ4と出発材3を相対
的に移動させることできる。また、回転移動機構5によ
れば、出発材3が垂直方向に設置されるため、出発材3
の外周に堆積するガラス微粒子堆積体2の重量が加わる
方向と出発材3の軸方向とを一致させることができ、出
発材3でガラス微粒子堆積体2を安定して支持すること
が可能となる。従って、大型のガラス微粒子堆積体2が
製造できる。なお、この回転移動機構5は、出発材3の
回転操作を行う回転機構部と出発材3、バーナ4の相対
移動操作を行う移動機構部を個別に構成したものであっ
てもよい。
動機構5が取り付けられ、その反応容器7内で棒状の出
発材3が設置可能となっている。反応容器7は内外を密
封された構造とされ排気口のみから内気を外部へ排出で
きるようになっている。回転移動機構5は、たとえば、
駆動部51と回転軸52と連結部53により構成されて
いる。駆動部51は、反応容器7の上方に設置され、そ
の下面から延出する回転軸52を軸回転(軸方向を中心
に回転)させる回転機能と軸方向へ移動させる移動機能
を備えている。駆動部51としてはモータなどからなる
公知のものが用いられる。また、回転軸52は、駆動部
51から下方へ延出して反応容器7の上面を貫通して配
設されている。更に、連結部53は、回転軸52の下端
に設けられ反応容器7内で垂直に配した出発材3を連結
できるようになっている。この連結部53としては公知
のチャック式のものなどが用いられる。この回転移動機
構5により、出発材3を反応容器7内で垂直方向に設置
して、任意の速度で回転させ、また、任意の速度で昇降
させることが可能となる。この出発材3の昇降により、
反応容器7に取り付けられたバーナ4と出発材3を相対
的に移動させることできる。また、回転移動機構5によ
れば、出発材3が垂直方向に設置されるため、出発材3
の外周に堆積するガラス微粒子堆積体2の重量が加わる
方向と出発材3の軸方向とを一致させることができ、出
発材3でガラス微粒子堆積体2を安定して支持すること
が可能となる。従って、大型のガラス微粒子堆積体2が
製造できる。なお、この回転移動機構5は、出発材3の
回転操作を行う回転機構部と出発材3、バーナ4の相対
移動操作を行う移動機構部を個別に構成したものであっ
てもよい。
【0029】一方、反応容器7の側面には、二つのバー
ナ4(バーナ4a、4b)が上下に並設されている。バ
ーナ4a、4bはガラス微粒子の噴付を行うためのもの
であって、原料供給装置41とそれぞれ接続され、この
原料供給装置41からバーナ4a、4bへSiCl4 、
GeCl4 などのガラス原料ガス、H2 などの燃料ガス
及びO2 などの助燃性ガスなどの供給を受けて、先端の
開口部分からそれらのガスを噴出して、火炎中での酸
化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成するよう
になっている。なお、原料供給装置41からの供給によ
りバーナ4から噴出させるガスとしては、ガラス原料ガ
ス、燃料ガスおよび助燃性ガスのみに限られず、ガラス
微粒子の生成に補助するための不活性ガスなどを含むも
のである。
ナ4(バーナ4a、4b)が上下に並設されている。バ
ーナ4a、4bはガラス微粒子の噴付を行うためのもの
であって、原料供給装置41とそれぞれ接続され、この
原料供給装置41からバーナ4a、4bへSiCl4 、
GeCl4 などのガラス原料ガス、H2 などの燃料ガス
及びO2 などの助燃性ガスなどの供給を受けて、先端の
開口部分からそれらのガスを噴出して、火炎中での酸
化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成するよう
になっている。なお、原料供給装置41からの供給によ
りバーナ4から噴出させるガスとしては、ガラス原料ガ
ス、燃料ガスおよび助燃性ガスのみに限られず、ガラス
微粒子の生成に補助するための不活性ガスなどを含むも
のである。
【0030】また、バーナ4a、4bは出発材3へ向け
られて配置されガラス微粒子を出発材3へ向けて噴付可
能とされ、更に、調整機構6によりその噴付方向の調整
が可能とされている。たとえば、バーナ4a、4bはそ
れぞれ調整駆動部61a、61bに回転自在に軸着され
て垂直方向へ俯仰自在とされており、この調整駆動部6
1a、61bに接続された角度制御装置62により俯仰
角度の制御が任意に行えるようになっている。なお、バ
ーナ4は、ガラス微粒子の噴付方向が調整可能であれ
ば、一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。
られて配置されガラス微粒子を出発材3へ向けて噴付可
能とされ、更に、調整機構6によりその噴付方向の調整
が可能とされている。たとえば、バーナ4a、4bはそ
れぞれ調整駆動部61a、61bに回転自在に軸着され
て垂直方向へ俯仰自在とされており、この調整駆動部6
1a、61bに接続された角度制御装置62により俯仰
角度の制御が任意に行えるようになっている。なお、バ
ーナ4は、ガラス微粒子の噴付方向が調整可能であれ
ば、一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。
【0031】なお、製造装置1は出発材3を垂直方向に
設置するものであるが、その設置方向は水平方向または
斜めの方向(垂直でなく水平でない方向)であってもよ
い。また、製造装置1は出発材3とバーナ4との相対移
動がバーナ4に対し出発材3を移動させることにより行
われているが、回転する出発材3に対してバーナ4側が
移動して相対移動がなされるものであってもよい。更
に、製造装置1において出発材3とバーナ4の双方が移
動してそれらの相対移動がなされるものであってもよ
い。
設置するものであるが、その設置方向は水平方向または
斜めの方向(垂直でなく水平でない方向)であってもよ
い。また、製造装置1は出発材3とバーナ4との相対移
動がバーナ4に対し出発材3を移動させることにより行
われているが、回転する出発材3に対してバーナ4側が
移動して相対移動がなされるものであってもよい。更
に、製造装置1において出発材3とバーナ4の双方が移
動してそれらの相対移動がなされるものであってもよ
い。
【0032】次に、光ファイバ母材の製造方法について
説明する。図1において、まず、屈折率の異なる二種類
以上のガラス材からなる棒状の出発材3、即ちコア及び
クラッドを有する出発材4を用意し、製造装置1の回転
移動機構5の連結部53に取り付ける。出発材3として
は、屈折率の異なる二種類以上のガラス材からなるもの
を用いる。なお、出発材4は一種類のガラス材からなる
ものを用いてもよい。そして、バーナ4a、4bの噴付
方向を調整機構6により設定を行う。すなわち、調整機
構6によりバーナ4a、4bの噴付方向と設置された出
発材3の軸方向がなす角θが50°〜85°となるよう
にバーナ4a、4bの向きを設定する。その設定の際、
並設されるバーナ4a、4bの向きは同一としておくの
が望ましい。すなわち、バーナ4a、4bの向きは同一
としておくことによりガラス微粒子の堆積状態が均一化
されることとなる。
説明する。図1において、まず、屈折率の異なる二種類
以上のガラス材からなる棒状の出発材3、即ちコア及び
クラッドを有する出発材4を用意し、製造装置1の回転
移動機構5の連結部53に取り付ける。出発材3として
は、屈折率の異なる二種類以上のガラス材からなるもの
を用いる。なお、出発材4は一種類のガラス材からなる
ものを用いてもよい。そして、バーナ4a、4bの噴付
方向を調整機構6により設定を行う。すなわち、調整機
構6によりバーナ4a、4bの噴付方向と設置された出
発材3の軸方向がなす角θが50°〜85°となるよう
にバーナ4a、4bの向きを設定する。その設定の際、
並設されるバーナ4a、4bの向きは同一としておくの
が望ましい。すなわち、バーナ4a、4bの向きは同一
としておくことによりガラス微粒子の堆積状態が均一化
されることとなる。
【0033】そして、このような状態において、回転移
動機構5の駆動部51を駆動させて回転軸52を回転お
よび昇降させることにより、反応容器7内で出発材3を
回転させながら、上下方向に往復移動させる。それに伴
って、バーナ4a、4bに原料供給装置41によりSi
Cl4 、GeCl4 などのガラス原料ガス、H2 などの
燃料ガス及びO2 などの助燃性ガスなどそれぞれ供給さ
せ、バーナ4a、4bの先端から噴出させる。すると、
燃料ガスおよび助燃性ガスによりバーナ4a、4bから
火炎が噴き出し、その火炎中でガラス原料ガスが酸化、
加水分解反応等によりガラス微粒子となって回転および
往復移動する出発材3の外周面へ噴き付けられることと
なる。このガラス微粒子の噴付に際し、バーナ4a、4
bの向きは固定しておく。
動機構5の駆動部51を駆動させて回転軸52を回転お
よび昇降させることにより、反応容器7内で出発材3を
回転させながら、上下方向に往復移動させる。それに伴
って、バーナ4a、4bに原料供給装置41によりSi
Cl4 、GeCl4 などのガラス原料ガス、H2 などの
燃料ガス及びO2 などの助燃性ガスなどそれぞれ供給さ
せ、バーナ4a、4bの先端から噴出させる。すると、
燃料ガスおよび助燃性ガスによりバーナ4a、4bから
火炎が噴き出し、その火炎中でガラス原料ガスが酸化、
加水分解反応等によりガラス微粒子となって回転および
往復移動する出発材3の外周面へ噴き付けられることと
なる。このガラス微粒子の噴付に際し、バーナ4a、4
bの向きは固定しておく。
【0034】ガラス微粒子の噴き付けにより、出発材3
の外周には徐々にガラス微粒子が堆積してガラス微粒子
堆積体2(スートプリフォーム)が成長していく。その
際、図1に示すように、ガラス微粒子堆積体2の端部は
先細りのテーパ状となる。これは、ガラス微粒子堆積体
2に噴き付けられるガラス微粒子がその表面に沿って流
れて堆積するためであり、ガラス微粒子堆積体2の端部
では図2のように小径である最端部へ向けてガラス微粒
子が流れるのでテーパ状に成長してしまう。
の外周には徐々にガラス微粒子が堆積してガラス微粒子
堆積体2(スートプリフォーム)が成長していく。その
際、図1に示すように、ガラス微粒子堆積体2の端部は
先細りのテーパ状となる。これは、ガラス微粒子堆積体
2に噴き付けられるガラス微粒子がその表面に沿って流
れて堆積するためであり、ガラス微粒子堆積体2の端部
では図2のように小径である最端部へ向けてガラス微粒
子が流れるのでテーパ状に成長してしまう。
【0035】そこで、バーナ4(バーナ4a、4b)の
噴付方向と出発材3とのなす角θを85°以下としてお
くことにより、ガラス微粒子堆積体2におけるテーパ状
端部の長さを短くすることが可能となる。たとえば、図
1に示すように、垂直方向に配された出発材3に対し、
バーナ4(バーナ4a、4b)を水平より上方側に傾け
て(角度θ<85°)配してガラス微粒子の堆積工程を
行うことにより、ガラス微粒子堆積体2の下側の端部で
は、図3に示すようにバーナ4から噴出するガラス微粒
子がその端部表面に対しほぼ直角に噴き付けられる。こ
のため、ガラス微粒子堆積体2の端部から出発材3側へ
ガラス微粒子が流れにくく、ガラス微粒子堆積体2のテ
ーパ状の端部の長さは短いものとなる。一方、ガラス微
粒子堆積体2の上側の端部では、図2に示すようにバー
ナ4からの噴出するガラス微粒子がその端部表面に対し
平行に近い角度で噴き付けられる。しかしながら、この
ようにガラス微粒子が噴き付けられる場合でも、図4の
ように出発材3とバーナ4が直角とされた場合(従来の
技術)とテーパ状の端部の長さは同じとなる。従って、
ガラス微粒子堆積体2の下側の端部の長さが短くなる分
だけ、ガラス微粒子堆積体2の全長に対するテーパ状の
端部の割合が小さくなる。
噴付方向と出発材3とのなす角θを85°以下としてお
くことにより、ガラス微粒子堆積体2におけるテーパ状
端部の長さを短くすることが可能となる。たとえば、図
1に示すように、垂直方向に配された出発材3に対し、
バーナ4(バーナ4a、4b)を水平より上方側に傾け
て(角度θ<85°)配してガラス微粒子の堆積工程を
行うことにより、ガラス微粒子堆積体2の下側の端部で
は、図3に示すようにバーナ4から噴出するガラス微粒
子がその端部表面に対しほぼ直角に噴き付けられる。こ
のため、ガラス微粒子堆積体2の端部から出発材3側へ
ガラス微粒子が流れにくく、ガラス微粒子堆積体2のテ
ーパ状の端部の長さは短いものとなる。一方、ガラス微
粒子堆積体2の上側の端部では、図2に示すようにバー
ナ4からの噴出するガラス微粒子がその端部表面に対し
平行に近い角度で噴き付けられる。しかしながら、この
ようにガラス微粒子が噴き付けられる場合でも、図4の
ように出発材3とバーナ4が直角とされた場合(従来の
技術)とテーパ状の端部の長さは同じとなる。従って、
ガラス微粒子堆積体2の下側の端部の長さが短くなる分
だけ、ガラス微粒子堆積体2の全長に対するテーパ状の
端部の割合が小さくなる。
【0036】また、バーナ4(バーナ4a、4b)の噴
付方向と出発材3とのなす角θを50°以上としておく
ことにより、ガラス微粒子の収率の低下を回避すること
ができる。すなわち、バーナ4の噴付方向のなす角θが
小さ過ぎると、バーナから噴出するガラス微粒子のうち
堆積する割合が小さくなり、ガラス微粒子堆積体2の成
長速度に影響を及ぼすこととなる。そこで、バーナ4の
噴付方向のなす角θを50°以上とすることによりガラ
ス微粒子の収率の低減が抑えられる。そして、ガラス微
粒子堆積体2へのガラス微粒子の噴き付けを続け、ガラ
ス微粒子堆積体2が所定の径まで達したら、原料供給装
置41および回転移動機構5を停止して光ファイバ母材
であるガラス微粒子堆積体2の製造を終了する。
付方向と出発材3とのなす角θを50°以上としておく
ことにより、ガラス微粒子の収率の低下を回避すること
ができる。すなわち、バーナ4の噴付方向のなす角θが
小さ過ぎると、バーナから噴出するガラス微粒子のうち
堆積する割合が小さくなり、ガラス微粒子堆積体2の成
長速度に影響を及ぼすこととなる。そこで、バーナ4の
噴付方向のなす角θを50°以上とすることによりガラ
ス微粒子の収率の低減が抑えられる。そして、ガラス微
粒子堆積体2へのガラス微粒子の噴き付けを続け、ガラ
ス微粒子堆積体2が所定の径まで達したら、原料供給装
置41および回転移動機構5を停止して光ファイバ母材
であるガラス微粒子堆積体2の製造を終了する。
【0037】以上のような製造方法によれば、バーナ4
(バーナ4a、4b)の噴付方向と出発材3とのなす角
θを50°〜85°としてガラス微粒子堆積体2の製造
を行うことにより、そのガラス微粒子堆積体2のテーパ
状の端部が短くなり、有効に使用できる部分を多く含ん
だ良質のガラス微粒子堆積体2が効率良く製造できる。
(バーナ4a、4b)の噴付方向と出発材3とのなす角
θを50°〜85°としてガラス微粒子堆積体2の製造
を行うことにより、そのガラス微粒子堆積体2のテーパ
状の端部が短くなり、有効に使用できる部分を多く含ん
だ良質のガラス微粒子堆積体2が効率良く製造できる。
【0038】次に光ファイバ母材の製造装置1を用いた
製造方法による具体的な光ファイバ母材の製造の実施例
について説明する。出発材3としてGeO2 を添加した
SiO2 からなるコアとSiO2 からなるクラッドを有
するものを用い、図1に示すようにバーナ4(バーナ4
a、4b)を水平もしくは水平より上側へ向けて、出発
材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θを40°、50
°、60°、70°、80°、85°、90°として、
それぞれ場合についてガラス微粒子堆積体2の製造を行
った。ガラス微粒子堆積体2の製造は、前述した通り、
回転移動機構5を駆動させて出発材3を回転させながら
上下に往復移動させると共に、原料供給装置41からバ
ーナ4a、4bへガラス原料ガス、燃料ガスおよび助燃
性ガスなどを供給して各バーナ4a、4bの先端からガ
ラス微粒子を噴出させ、そのガラス微粒子を出発材3の
外周に徐々に堆積させて行った。その際、出発材3の往
復移動の距離は約1000mmとし、ガラス微粒子堆積
体2の外径が150mmφとなるまでガラス微粒子の噴
き付けを行った。
製造方法による具体的な光ファイバ母材の製造の実施例
について説明する。出発材3としてGeO2 を添加した
SiO2 からなるコアとSiO2 からなるクラッドを有
するものを用い、図1に示すようにバーナ4(バーナ4
a、4b)を水平もしくは水平より上側へ向けて、出発
材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θを40°、50
°、60°、70°、80°、85°、90°として、
それぞれ場合についてガラス微粒子堆積体2の製造を行
った。ガラス微粒子堆積体2の製造は、前述した通り、
回転移動機構5を駆動させて出発材3を回転させながら
上下に往復移動させると共に、原料供給装置41からバ
ーナ4a、4bへガラス原料ガス、燃料ガスおよび助燃
性ガスなどを供給して各バーナ4a、4bの先端からガ
ラス微粒子を噴出させ、そのガラス微粒子を出発材3の
外周に徐々に堆積させて行った。その際、出発材3の往
復移動の距離は約1000mmとし、ガラス微粒子堆積
体2の外径が150mmφとなるまでガラス微粒子の噴
き付けを行った。
【0039】このようにバーナ4の噴付方向を変えてガ
ラス微粒子堆積体2を製造した結果、それぞれのバーナ
4の噴付方向におけるガラス微粒子堆積体2を得た。各
ガラス微粒子堆積体2の両端はそれぞれテーパ状となっ
ていた。そして、これらのガラス微粒子堆積体2を透明
化してプリフォーム化した後、線引して光ファイバとし
たところ、テーパ状の端部を除いて特性の安定した光フ
ァイバが得られた。
ラス微粒子堆積体2を製造した結果、それぞれのバーナ
4の噴付方向におけるガラス微粒子堆積体2を得た。各
ガラス微粒子堆積体2の両端はそれぞれテーパ状となっ
ていた。そして、これらのガラス微粒子堆積体2を透明
化してプリフォーム化した後、線引して光ファイバとし
たところ、テーパ状の端部を除いて特性の安定した光フ
ァイバが得られた。
【0040】ここで、製造時における出発材3とバーナ
4の噴付方向とのなす角θに対する製造後のガラス微粒
子堆積体2のテーパ長(テーパ状の端部の長さ)との関
係を図5に示し、製造時における出発材3とバーナ4の
噴付方向のなす角θに対する製造後のガラス微粒子堆積
体2のうち光ファイバとして有効利用できる割合ηおよ
び製造時のガラス微粒子の収率との関係を図6に示す。
図5を見ると、ガラス微粒子堆積体2の下側端部におい
ては、出発材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θを9
0°から小さくするに従いテーパ状となる端部の長さ
(テーパ長)が短くなり、なす角θが50°で最短ピー
クとなり、それよりなす角θが小さいと長くなることが
分かった。一方、上側端部においては、出発材3とバー
ナ4の噴付方向とのなす角θを40°〜90°と変えて
も特に変化がない。そして、この図5に示すテーパ長の
データをそれぞれl1、l2、として前述した式(1)に
代入し各ガラス微粒子堆積体2について光ファイバとし
て有効利用できる割合ηを算出したものが図6における
有効割合ηである。図6を見ると、有効割合ηはバーナ
4の噴付方向のなす角θを90°から小さくするに従い
増加し、なす角θが50°で最大値となっている。これ
は、バーナ4の噴付方向のなす角θを小さくして製造す
るほど、製造したガラス微粒子堆積体2から有効に光フ
ァイバが得られることを示している。そして、従来の目
標値である有効割合70%はバーナ4の噴付方向のなす
角θを85°より小さい角度とすることにより達成され
ることとなる。
4の噴付方向とのなす角θに対する製造後のガラス微粒
子堆積体2のテーパ長(テーパ状の端部の長さ)との関
係を図5に示し、製造時における出発材3とバーナ4の
噴付方向のなす角θに対する製造後のガラス微粒子堆積
体2のうち光ファイバとして有効利用できる割合ηおよ
び製造時のガラス微粒子の収率との関係を図6に示す。
図5を見ると、ガラス微粒子堆積体2の下側端部におい
ては、出発材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θを9
0°から小さくするに従いテーパ状となる端部の長さ
(テーパ長)が短くなり、なす角θが50°で最短ピー
クとなり、それよりなす角θが小さいと長くなることが
分かった。一方、上側端部においては、出発材3とバー
ナ4の噴付方向とのなす角θを40°〜90°と変えて
も特に変化がない。そして、この図5に示すテーパ長の
データをそれぞれl1、l2、として前述した式(1)に
代入し各ガラス微粒子堆積体2について光ファイバとし
て有効利用できる割合ηを算出したものが図6における
有効割合ηである。図6を見ると、有効割合ηはバーナ
4の噴付方向のなす角θを90°から小さくするに従い
増加し、なす角θが50°で最大値となっている。これ
は、バーナ4の噴付方向のなす角θを小さくして製造す
るほど、製造したガラス微粒子堆積体2から有効に光フ
ァイバが得られることを示している。そして、従来の目
標値である有効割合70%はバーナ4の噴付方向のなす
角θを85°より小さい角度とすることにより達成され
ることとなる。
【0041】一方、図6において、バーナ4の噴付方向
のなす角θを90°から小さく設定していくと、ガラス
微粒子の堆積収率が70°までは増加し、その70°を
ピークとして減少する傾向が示されている。そして、な
す角θが50°より小さいと収率が50%を下回ること
となり製造コストまたは製造効率などを考慮すると不適
となる。
のなす角θを90°から小さく設定していくと、ガラス
微粒子の堆積収率が70°までは増加し、その70°を
ピークとして減少する傾向が示されている。そして、な
す角θが50°より小さいと収率が50%を下回ること
となり製造コストまたは製造効率などを考慮すると不適
となる。
【0042】このようにガラス微粒子堆積体2における
有効割合ηおよび堆積収率を考慮すると、出発材3とバ
ーナ4の噴付方向とのなす角θを50°〜85°に設定
することにより、品質の良いガラス微粒子堆積体2を効
率良く製造することが可能であることが分かる。
有効割合ηおよび堆積収率を考慮すると、出発材3とバ
ーナ4の噴付方向とのなす角θを50°〜85°に設定
することにより、品質の良いガラス微粒子堆積体2を効
率良く製造することが可能であることが分かる。
【0043】(実施形態2)前述の実施形態1の光ファ
イバ母材の製造においては光ファイバ母材の製造時にバ
ーナ4の向きが固定とされているが、製造時に出発材3
の往復移動に応じてバーナ4の向きを変えながら光ファ
イバ母材を製造するものであってもよい。すなわち、本
実施形態に係る光ファイバ母材の製造方法および製造装
置1aは出発材3の往復移動に応じてバーナ4の向きを
変化させるものである。図7に本実施形態における製造
工程の説明図を示す。本実施形態に係る光ファイバ母材
の製造装置1aは、実施形態1と同様のバーナ4(バー
ナ4a、4b)および回転移動機構5を備えている。そ
して、調整機構としては、製造時の出発材3の移動に応
じてバーナ4の角度を変化させる角度可変機能を具備し
た調整機構6aが用いられる。
イバ母材の製造においては光ファイバ母材の製造時にバ
ーナ4の向きが固定とされているが、製造時に出発材3
の往復移動に応じてバーナ4の向きを変えながら光ファ
イバ母材を製造するものであってもよい。すなわち、本
実施形態に係る光ファイバ母材の製造方法および製造装
置1aは出発材3の往復移動に応じてバーナ4の向きを
変化させるものである。図7に本実施形態における製造
工程の説明図を示す。本実施形態に係る光ファイバ母材
の製造装置1aは、実施形態1と同様のバーナ4(バー
ナ4a、4b)および回転移動機構5を備えている。そ
して、調整機構としては、製造時の出発材3の移動に応
じてバーナ4の角度を変化させる角度可変機能を具備し
た調整機構6aが用いられる。
【0044】たとえば、調整機構6aとしては、実施形
態1の調整機構6と同様の調整駆動部61a、61b
と、これらの調整駆動部61a、61bの駆動制御を出
発材3の移動に応じて行う角度制御装置62aとを備え
た構造とされる。この角度制御装置62aは、ガラス微
粒子がガラス微粒子堆積体2の端部表面で直角に噴き付
けられるように調整駆動部61a、61bを駆動させ
て、バーナ4の角度を出発材3の移動に応じて変化させ
る機能を備えている。製造装置1aによれば、このよう
な調整機構6aを有することで、ガラス微粒子堆積体2
の製造時において、ガラス微粒子堆積体2の両端部の表
面でガラス微粒子をほぼ直角に噴き付けることが可能と
なる。このため、ガラス微粒子堆積体2の端部において
ガラス微粒子が表面に沿って流れて堆積することが防止
され、そのガラス微粒子堆積体2の端部がテーパ状に長
くなることを避けられる。
態1の調整機構6と同様の調整駆動部61a、61b
と、これらの調整駆動部61a、61bの駆動制御を出
発材3の移動に応じて行う角度制御装置62aとを備え
た構造とされる。この角度制御装置62aは、ガラス微
粒子がガラス微粒子堆積体2の端部表面で直角に噴き付
けられるように調整駆動部61a、61bを駆動させ
て、バーナ4の角度を出発材3の移動に応じて変化させ
る機能を備えている。製造装置1aによれば、このよう
な調整機構6aを有することで、ガラス微粒子堆積体2
の製造時において、ガラス微粒子堆積体2の両端部の表
面でガラス微粒子をほぼ直角に噴き付けることが可能と
なる。このため、ガラス微粒子堆積体2の端部において
ガラス微粒子が表面に沿って流れて堆積することが防止
され、そのガラス微粒子堆積体2の端部がテーパ状に長
くなることを避けられる。
【0045】なお、この製造装置1aにおいて、バーナ
4は一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。また、
製造装置1aは出発材3の設置方向が垂直方向でもよい
し、またその設置方向が水平方向または斜めの方向(垂
直でなく水平でない方向)であってもよい。また、製造
装置1aは出発材3とバーナ4との相対移動が行われる
ものであれば、バーナ4に対して出発材3が移動し、ま
た出発材3に対してバーナ4が移動するもののいずれで
もよく、更に出発材3とバーナ4の双方が移動してそれ
らの相対移動がなされるものであってもよい。
4は一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。また、
製造装置1aは出発材3の設置方向が垂直方向でもよい
し、またその設置方向が水平方向または斜めの方向(垂
直でなく水平でない方向)であってもよい。また、製造
装置1aは出発材3とバーナ4との相対移動が行われる
ものであれば、バーナ4に対して出発材3が移動し、ま
た出発材3に対してバーナ4が移動するもののいずれで
もよく、更に出発材3とバーナ4の双方が移動してそれ
らの相対移動がなされるものであってもよい。
【0046】次に、本実施形態に係る光ファイバ母材の
製造方法について説明する。図1において、まず、出発
材3を回転移動機構5の連結部53に取り付ける。この
状態において、回転移動機構5の駆動部51を駆動させ
て回転軸52を回転および昇降させることにより、反応
容器7内で出発材3を回転させながら上下方向に往復移
動させる。それに伴い、バーナ4a、4bからガラス原
料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガスなどを噴出させ火炎
中で酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成さ
せる。そして、生成されたガラス微粒子を出発材3に噴
き付け、その外周に徐々に堆積させていく。
製造方法について説明する。図1において、まず、出発
材3を回転移動機構5の連結部53に取り付ける。この
状態において、回転移動機構5の駆動部51を駆動させ
て回転軸52を回転および昇降させることにより、反応
容器7内で出発材3を回転させながら上下方向に往復移
動させる。それに伴い、バーナ4a、4bからガラス原
料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガスなどを噴出させ火炎
中で酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成さ
せる。そして、生成されたガラス微粒子を出発材3に噴
き付け、その外周に徐々に堆積させていく。
【0047】このガラス微粒子の噴き付けの際に、調整
機構6aによりバーナ4a、4bの噴付方向を出発材3
の移動に応じて変化させる。たとえば、図7(a)のよ
うにバーナ4a、4bがそのガラス微粒子堆積体2の下
側にガラス微粒子を噴き付けているとき(ガラス微粒子
堆積体2が上方に位置しているとき)にはバーナ4a、
4bを上向きとし、図7(b)のようにバーナ4a、4
bがガラス微粒子堆積体2の上側にガラス微粒子を噴き
付けているとき(ガラス微粒子堆積体2が下方に位置し
ているとき)にはバーナ4a、4bを下向きとする。こ
のため、ガラス微粒子堆積体2の両端部分において、そ
れらの表面に対して直角に近い角度でガラス微粒子が噴
き付けられる。従って、ガラス微粒子がそれら端部の表
面に沿って細径の最端部分へ流れて堆積することが防止
され、テーパ状の端部の形成が抑制されることとなる。
機構6aによりバーナ4a、4bの噴付方向を出発材3
の移動に応じて変化させる。たとえば、図7(a)のよ
うにバーナ4a、4bがそのガラス微粒子堆積体2の下
側にガラス微粒子を噴き付けているとき(ガラス微粒子
堆積体2が上方に位置しているとき)にはバーナ4a、
4bを上向きとし、図7(b)のようにバーナ4a、4
bがガラス微粒子堆積体2の上側にガラス微粒子を噴き
付けているとき(ガラス微粒子堆積体2が下方に位置し
ているとき)にはバーナ4a、4bを下向きとする。こ
のため、ガラス微粒子堆積体2の両端部分において、そ
れらの表面に対して直角に近い角度でガラス微粒子が噴
き付けられる。従って、ガラス微粒子がそれら端部の表
面に沿って細径の最端部分へ流れて堆積することが防止
され、テーパ状の端部の形成が抑制されることとなる。
【0048】また、ガラス微粒子の噴付時におけるバー
ナ4a、4bの角度は、前述のごとく出発材3の軸方向
とその噴付方向のなす角が50°〜85°となるように
しておく。また、バーナ4a、4bが上向きから下向
き、また下向きから上向きに変化するタイミングは、バ
ーナ4a、4bがガラス微粒子堆積体2の両端部を噴き
付けているとき以外であればいつでもよい。すなわち、
ガラス微粒子堆積体2の下側の端部ではバーナ4a、4
bが上向きとなり、その上側の端部ではバーナ4a、4
bが下向きとなるようにバーナ4a、4bの向きの変更
が行われればよい。このバーナ4a、4bの向きの変更
タイミングとしては、バーナ4がガラス微粒子堆積体2
の端部から定常部(外径がほぼ一定した部分)へ差し掛
かるときであることが望ましい。
ナ4a、4bの角度は、前述のごとく出発材3の軸方向
とその噴付方向のなす角が50°〜85°となるように
しておく。また、バーナ4a、4bが上向きから下向
き、また下向きから上向きに変化するタイミングは、バ
ーナ4a、4bがガラス微粒子堆積体2の両端部を噴き
付けているとき以外であればいつでもよい。すなわち、
ガラス微粒子堆積体2の下側の端部ではバーナ4a、4
bが上向きとなり、その上側の端部ではバーナ4a、4
bが下向きとなるようにバーナ4a、4bの向きの変更
が行われればよい。このバーナ4a、4bの向きの変更
タイミングとしては、バーナ4がガラス微粒子堆積体2
の端部から定常部(外径がほぼ一定した部分)へ差し掛
かるときであることが望ましい。
【0049】このようにして、ガラス微粒子の噴付を続
け、ガラス微粒子堆積体2が所定の径まで達したら製造
を終了する。
け、ガラス微粒子堆積体2が所定の径まで達したら製造
を終了する。
【0050】以上のような製造方法によれば、ガラス微
粒子堆積体2の両端部においてガラス微粒子が各端部の
表面に対していずれも直角に近い角度で噴き付けられる
ので、テーパ状の各端部が出発材3の軸方向へ堆積し成
長することが抑制される。従って、ガラス微粒子堆積体
2の両端部におけるテーパ状端部の長さを短くすること
ができる。
粒子堆積体2の両端部においてガラス微粒子が各端部の
表面に対していずれも直角に近い角度で噴き付けられる
ので、テーパ状の各端部が出発材3の軸方向へ堆積し成
長することが抑制される。従って、ガラス微粒子堆積体
2の両端部におけるテーパ状端部の長さを短くすること
ができる。
【0051】次に光ファイバ母材の製造装置1aを用い
た製造方法による具体的な製造の実施例について説明す
る。出発材3としてGeO2 を添加したSiO2 からな
るコアとSiO2 からなるクラッドを有するものを用
い、出発材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θが±6
0°となるように、バーナ4(バーナ4a、4b)の向
きを設定して、ガラス微粒子堆積体2の製造を行った。
ガラス微粒子堆積体2の製造手順は上述の通りに行っ
た。その際、出発材3の往復移動の距離は約1000m
mとし、ガラス微粒子堆積体2の外径が150mmφと
なるまでガラス微粒子の噴き付けを行った。
た製造方法による具体的な製造の実施例について説明す
る。出発材3としてGeO2 を添加したSiO2 からな
るコアとSiO2 からなるクラッドを有するものを用
い、出発材3とバーナ4の噴付方向とのなす角θが±6
0°となるように、バーナ4(バーナ4a、4b)の向
きを設定して、ガラス微粒子堆積体2の製造を行った。
ガラス微粒子堆積体2の製造手順は上述の通りに行っ
た。その際、出発材3の往復移動の距離は約1000m
mとし、ガラス微粒子堆積体2の外径が150mmφと
なるまでガラス微粒子の噴き付けを行った。
【0052】このようにして、バーナ4の噴付方向を下
向き又は上向きに変化させながらガラス微粒子堆積体2
を製造した結果、両端のテーパ長(テーパ状の端部の長
さ)がそれぞれ115mmのガラス微粒子堆積体2が得
られた。そして、前述の式(1)による有効割合ηは7
7%であって、また、ガラス微粒子の堆積収率は63%
であり、良質なガラス微粒子堆積体2を効率良く製造す
ることができた。そして、このガラス微粒子堆積体2を
焼結炉で透明化し火炎研磨後に線引したところ、特性の
安定した大量の光ファイバが得られた。
向き又は上向きに変化させながらガラス微粒子堆積体2
を製造した結果、両端のテーパ長(テーパ状の端部の長
さ)がそれぞれ115mmのガラス微粒子堆積体2が得
られた。そして、前述の式(1)による有効割合ηは7
7%であって、また、ガラス微粒子の堆積収率は63%
であり、良質なガラス微粒子堆積体2を効率良く製造す
ることができた。そして、このガラス微粒子堆積体2を
焼結炉で透明化し火炎研磨後に線引したところ、特性の
安定した大量の光ファイバが得られた。
【0053】(実施形態3)前述の実施形態2の光ファ
イバ母材の製造においては光ファイバ母材の製造時にバ
ーナ4の角度(噴付方向)が一定であるが、バーナ4の
角度を出発材3の移動する位置に応じて変化させるもの
であってもよい。すなわち、本実施形態に係る光ファイ
バ母材の製造方法および製造装置1bは、出発材3との
相対位置に応じてバーナ4の噴付角度を変化させるもの
である。図8に本実施形態における製造工程の説明図を
示す。図9に本実施形態におけるバーナの角度制御の説
明図を示す。本実施形態に係る光ファイバ母材の製造装
置1bは、図1に示す実施形態1の製造装置1と同様の
バーナ4(バーナ4a、4b)および回転移動機構5を
備えている。そして、調整機構としては、製造時の出発
材3との相対位置に応じてバーナ4a、4bの角度を個
別に変化させる角度可変機能を具備した調整機構6aが
用いられる。たとえば、調整機構6bとしては、実施形
態1の調整機構6と同様の調整駆動部61a、61b
と、これらの調整駆動部61a、61bの駆動制御を出
発材3の位置に応じて行う角度制御装置62bとを備え
た構造とされる。この角度制御装置62bは、ガラス微
粒子がガラス微粒子堆積体2の定径状の中央部およびテ
ーパ状の端部の各表面に対して直角に噴き付けられるよ
うに調整駆動部61a、61bを駆動させる機能を有し
ている。製造装置1bによれば、このような調整機構6
bを有することで、ガラス微粒子堆積体2の製造時にお
いて、ガラス微粒子をガラス微粒子堆積体2の各表面で
ほぼ直角に噴き付けることが可能となる。このため、ガ
ラス微粒子堆積体2の端部においてガラス微粒子が表面
に沿って流れて堆積することが防止され、そのガラス微
粒子堆積体2の端部がテーパ状に長くなることが避けら
れる。
イバ母材の製造においては光ファイバ母材の製造時にバ
ーナ4の角度(噴付方向)が一定であるが、バーナ4の
角度を出発材3の移動する位置に応じて変化させるもの
であってもよい。すなわち、本実施形態に係る光ファイ
バ母材の製造方法および製造装置1bは、出発材3との
相対位置に応じてバーナ4の噴付角度を変化させるもの
である。図8に本実施形態における製造工程の説明図を
示す。図9に本実施形態におけるバーナの角度制御の説
明図を示す。本実施形態に係る光ファイバ母材の製造装
置1bは、図1に示す実施形態1の製造装置1と同様の
バーナ4(バーナ4a、4b)および回転移動機構5を
備えている。そして、調整機構としては、製造時の出発
材3との相対位置に応じてバーナ4a、4bの角度を個
別に変化させる角度可変機能を具備した調整機構6aが
用いられる。たとえば、調整機構6bとしては、実施形
態1の調整機構6と同様の調整駆動部61a、61b
と、これらの調整駆動部61a、61bの駆動制御を出
発材3の位置に応じて行う角度制御装置62bとを備え
た構造とされる。この角度制御装置62bは、ガラス微
粒子がガラス微粒子堆積体2の定径状の中央部およびテ
ーパ状の端部の各表面に対して直角に噴き付けられるよ
うに調整駆動部61a、61bを駆動させる機能を有し
ている。製造装置1bによれば、このような調整機構6
bを有することで、ガラス微粒子堆積体2の製造時にお
いて、ガラス微粒子をガラス微粒子堆積体2の各表面で
ほぼ直角に噴き付けることが可能となる。このため、ガ
ラス微粒子堆積体2の端部においてガラス微粒子が表面
に沿って流れて堆積することが防止され、そのガラス微
粒子堆積体2の端部がテーパ状に長くなることが避けら
れる。
【0054】なお、この製造装置1bにおいて、バーナ
4は一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。また、
製造装置1bは出発材3の設置方向が垂直方向でもよい
し、またその設置方向が水平方向または斜めの方向(垂
直でなく水平でない方向)であってもよい。また、製造
装置1bは出発材3とバーナ4との相対移動が行われる
ものであれば、バーナ4に対して出発材3が移動し、ま
た出発材3に対してバーナ4が移動するもののいずれで
もよく、更に出発材3とバーナ4の双方が移動してそれ
らの相対移動がなされるものであってもよい。
4は一つのバーナからなるものであってもよく、また、
三つ以上のバーナからなるものであってもよい。また、
製造装置1bは出発材3の設置方向が垂直方向でもよい
し、またその設置方向が水平方向または斜めの方向(垂
直でなく水平でない方向)であってもよい。また、製造
装置1bは出発材3とバーナ4との相対移動が行われる
ものであれば、バーナ4に対して出発材3が移動し、ま
た出発材3に対してバーナ4が移動するもののいずれで
もよく、更に出発材3とバーナ4の双方が移動してそれ
らの相対移動がなされるものであってもよい。
【0055】次に、本実施形態に係る光ファイバ母材の
製造方法について説明する。図1において、まず、出発
材3を回転移動機構5の連結部53に取り付ける。この
状態において、回転移動機構5の駆動部51を駆動させ
て回転軸52を回転および昇降させることにより、反応
容器7内で出発材3を回転させながら上下方向に往復移
動させる。それに伴い、バーナ4a、4bからガラス原
料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガスなどを噴出させ火炎
中で酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成さ
せる。すると、ガラス微粒子は出発材3に噴き付けら
れ、その外周に徐々に堆積していく。
製造方法について説明する。図1において、まず、出発
材3を回転移動機構5の連結部53に取り付ける。この
状態において、回転移動機構5の駆動部51を駆動させ
て回転軸52を回転および昇降させることにより、反応
容器7内で出発材3を回転させながら上下方向に往復移
動させる。それに伴い、バーナ4a、4bからガラス原
料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガスなどを噴出させ火炎
中で酸化、加水分解反応等によりガラス微粒子を生成さ
せる。すると、ガラス微粒子は出発材3に噴き付けら
れ、その外周に徐々に堆積していく。
【0056】このガラス微粒子の噴き付けの際に、調整
機構6bによりバーナ4a、4bの噴付方向を出発材3
の位置に応じて変化させる。たとえば、図8(a)のよ
うにバーナ4a、4bがガラス微粒子堆積体2の定径状
の中央部分にガラス微粒子を噴き付けているときにはバ
ーナ4a、4bを水平方向とし、図8(b)のようにバ
ーナ4aがガラス微粒子堆積体2のテーパ状の端部にガ
ラス微粒子を噴き付けているときにはそのバーナ4aの
みを上向きとしてその端部表面にガラス微粒子が直角に
噴き付けられるようにする。また、図示していないが、
ガラス微粒子堆積体2が下方へ移動してバーナ4bがガ
ラス微粒子堆積体2のテーパ状の端部にガラス微粒子を
噴き付けているときにはそのバーナ4bのみを下向きと
してその端部表面にガラス微粒子が直角に噴き付けられ
るようにする。このようなバーナ4a、4bの角度制御
は、たとえば、図9に示すように行えばよい。このよう
なバーナ4a、4bの角度制御を行うことにより、ガラ
ス微粒子堆積体2の両端部分において、それらの表面に
対して直角に近い角度で常にガラス微粒子が噴き付けら
れる。従って、ガラス微粒子がそれら端部の表面に沿っ
て細径の最端部分へ流れて堆積することが防止され、テ
ーパ状の端部の形成が抑制されることとなる。このよう
にして、ガラス微粒子の噴付を続け、ガラス微粒子堆積
体2が所定の径まで達したら製造を終了する。
機構6bによりバーナ4a、4bの噴付方向を出発材3
の位置に応じて変化させる。たとえば、図8(a)のよ
うにバーナ4a、4bがガラス微粒子堆積体2の定径状
の中央部分にガラス微粒子を噴き付けているときにはバ
ーナ4a、4bを水平方向とし、図8(b)のようにバ
ーナ4aがガラス微粒子堆積体2のテーパ状の端部にガ
ラス微粒子を噴き付けているときにはそのバーナ4aの
みを上向きとしてその端部表面にガラス微粒子が直角に
噴き付けられるようにする。また、図示していないが、
ガラス微粒子堆積体2が下方へ移動してバーナ4bがガ
ラス微粒子堆積体2のテーパ状の端部にガラス微粒子を
噴き付けているときにはそのバーナ4bのみを下向きと
してその端部表面にガラス微粒子が直角に噴き付けられ
るようにする。このようなバーナ4a、4bの角度制御
は、たとえば、図9に示すように行えばよい。このよう
なバーナ4a、4bの角度制御を行うことにより、ガラ
ス微粒子堆積体2の両端部分において、それらの表面に
対して直角に近い角度で常にガラス微粒子が噴き付けら
れる。従って、ガラス微粒子がそれら端部の表面に沿っ
て細径の最端部分へ流れて堆積することが防止され、テ
ーパ状の端部の形成が抑制されることとなる。このよう
にして、ガラス微粒子の噴付を続け、ガラス微粒子堆積
体2が所定の径まで達したら製造を終了する。
【0057】以上のような製造方法によれば、ガラス微
粒子堆積体2の表面においてガラス微粒子が常に直角に
近い角度で噴き付けられるので、ガラス微粒子堆積体2
のテーパ状の両端部においてガラス微粒子が出発材3の
軸方向へ堆積し成長することが抑制される。従って、ガ
ラス微粒子堆積体2の両端におけるテーパ状端部の長さ
を短くすることができる。
粒子堆積体2の表面においてガラス微粒子が常に直角に
近い角度で噴き付けられるので、ガラス微粒子堆積体2
のテーパ状の両端部においてガラス微粒子が出発材3の
軸方向へ堆積し成長することが抑制される。従って、ガ
ラス微粒子堆積体2の両端におけるテーパ状端部の長さ
を短くすることができる。
【0058】次に光ファイバ母材の製造装置1bを用い
た製造方法による具体的な製造の実施例について説明す
る。出発材3としてGeO2 を添加したSiO2 からな
るコアとSiO2 からなるクラッドを有するものを用
い、バーナ4a、4bの角度(出発材3とバーナ4a、
4bの噴付方向とのなす角θ)の制御を図9に示すよう
に行い、ガラス微粒子堆積体2を製造した。ガラス微粒
子堆積体2の製造手順は上述の通りである。その際、出
発材3の往復移動の距離は約1000mmとし、ガラス
微粒子堆積体2の外径が150mmφとなるまでガラス
微粒子の噴き付けを行った。
た製造方法による具体的な製造の実施例について説明す
る。出発材3としてGeO2 を添加したSiO2 からな
るコアとSiO2 からなるクラッドを有するものを用
い、バーナ4a、4bの角度(出発材3とバーナ4a、
4bの噴付方向とのなす角θ)の制御を図9に示すよう
に行い、ガラス微粒子堆積体2を製造した。ガラス微粒
子堆積体2の製造手順は上述の通りである。その際、出
発材3の往復移動の距離は約1000mmとし、ガラス
微粒子堆積体2の外径が150mmφとなるまでガラス
微粒子の噴き付けを行った。
【0059】このようにして、バーナ4a、4bの噴付
方向を出発材3、即ちガラス微粒子堆積体2の位置に応
じて交互に変化させながらガラス微粒子堆積体2を製造
した結果、両端のテーパ長(テーパ状の端部の長さ)が
それぞれ120mmのガラス微粒子堆積体2が得られ
た。そして、前述の式(1)による有効割合ηは76%
であって、また、ガラス微粒子の堆積収率は65%であ
り、良質なガラス微粒子堆積体2を効率良く製造するこ
とができた。そして、このガラス微粒子堆積体2を焼結
炉で透明化し火炎研磨後に線引したところ、特性の安定
した大量の光ファイバが得られた。
方向を出発材3、即ちガラス微粒子堆積体2の位置に応
じて交互に変化させながらガラス微粒子堆積体2を製造
した結果、両端のテーパ長(テーパ状の端部の長さ)が
それぞれ120mmのガラス微粒子堆積体2が得られ
た。そして、前述の式(1)による有効割合ηは76%
であって、また、ガラス微粒子の堆積収率は65%であ
り、良質なガラス微粒子堆積体2を効率良く製造するこ
とができた。そして、このガラス微粒子堆積体2を焼結
炉で透明化し火炎研磨後に線引したところ、特性の安定
した大量の光ファイバが得られた。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
のような効果を得ることができる。
【0061】すなわち、出発材とバーナの噴付方向との
なす角を50°〜85°として出発材へのガラス微粒子
の噴き付けを行うことにより、出発材の外周に形成され
るガラス微粒子堆積体(光ファイバ母材)のテーパ状の
端部の表面にガラス微粒子が直角に近い角度で噴き付け
られることとなり、そのテーパ状の端部が出発材の軸方
向に沿って堆積し成長することが抑制される。このた
め、製造される光ファイバ母材のテーパ状の端部が短い
ものとなる。また、ガラス微粒子の堆積収率の低減も抑
えられる。従って、特性の安定した光ファイバが大量に
得られる良質な光ファイバ母材が効率良く製造できる。
なす角を50°〜85°として出発材へのガラス微粒子
の噴き付けを行うことにより、出発材の外周に形成され
るガラス微粒子堆積体(光ファイバ母材)のテーパ状の
端部の表面にガラス微粒子が直角に近い角度で噴き付け
られることとなり、そのテーパ状の端部が出発材の軸方
向に沿って堆積し成長することが抑制される。このた
め、製造される光ファイバ母材のテーパ状の端部が短い
ものとなる。また、ガラス微粒子の堆積収率の低減も抑
えられる。従って、特性の安定した光ファイバが大量に
得られる良質な光ファイバ母材が効率良く製造できる。
【0062】また、出発材とバーナとの相対移動に応じ
てガラス微粒子堆積体のテーパ状の各端部へガラス微粒
子が直角に噴き付けられるようにバーナの向きを変える
ことにより、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体
の両端においてテーパ状の端部を短いものとすることが
でき、光ファイバ母材の品質が向上する。
てガラス微粒子堆積体のテーパ状の各端部へガラス微粒
子が直角に噴き付けられるようにバーナの向きを変える
ことにより、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体
の両端においてテーパ状の端部を短いものとすることが
でき、光ファイバ母材の品質が向上する。
【0063】また、バーナを複数用いてそれらの各バー
ナの噴付方向のなす角を同一としてガラス微粒子の噴き
付けを行うことにより、光ファイバ母材であるガラス微
粒子堆積体が均一に効率良く製造できる。
ナの噴付方向のなす角を同一としてガラス微粒子の噴き
付けを行うことにより、光ファイバ母材であるガラス微
粒子堆積体が均一に効率良く製造できる。
【0064】また、出発材に対するバーナの噴付方向を
制御して出発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表面に
対してほぼ直角にガラス微粒子を噴き付けることによ
り、出発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体の表
面においてガラス微粒子が常に直角に近い角度で噴き付
けられることとなり、ガラス微粒子堆積体の両端がテー
パ状に成長することが確実に抑制される。このため、光
ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体のテーパ状の両
端が短いものとなり、確実に良質な光ファイバ母材が製
造できる。
制御して出発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表面に
対してほぼ直角にガラス微粒子を噴き付けることによ
り、出発材の外周に形成されるガラス微粒子堆積体の表
面においてガラス微粒子が常に直角に近い角度で噴き付
けられることとなり、ガラス微粒子堆積体の両端がテー
パ状に成長することが確実に抑制される。このため、光
ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体のテーパ状の両
端が短いものとなり、確実に良質な光ファイバ母材が製
造できる。
【0065】また、出発材を垂直方向に配設することに
より、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体を安定
して支持できるから、大型のガラス微粒子堆積体の製造
が可能となる。
より、光ファイバ母材であるガラス微粒子堆積体を安定
して支持できるから、大型のガラス微粒子堆積体の製造
が可能となる。
【図1】光ファイバ母材の製造装置の全体概要図であ
る。
る。
【図2】光ファイバ母材の製造時におけるガラス微粒子
の噴付工程の説明図である。
の噴付工程の説明図である。
【図3】光ファイバ母材の製造時におけるガラス微粒子
の噴付工程の説明図である。
の噴付工程の説明図である。
【図4】従来の光ファイバ母材の製造の説明図である。
【図5】製造した光ファイバ母材におけるテーパ長のデ
ータを示す図である。
ータを示す図である。
【図6】製造した光ファイバ母材における有効割合と収
率のデータを示す図である。
率のデータを示す図である。
【図7】実施形態2に係る光ファイバ母材の製造につい
ての説明図である。
ての説明図である。
【図8】実施形態3に係る光ファイバ母材の製造につい
ての説明図である。
ての説明図である。
【図9】実施形態3に係る光ファイバ母材の製造におけ
るバーナの角度制御を示す図である。
るバーナの角度制御を示す図である。
【図10】従来技術の説明図である。
1…製造装置、2…ガラス微粒子堆積体(光ファイバ母
材)、3…出発材、4…バーナ、5…回転移動機構、6
…調整機構
材)、3…出発材、4…バーナ、5…回転移動機構、6
…調整機構
Claims (9)
- 【請求項1】 ガラス微粒子合成用バーナからガラス原
料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と共に噴出さ
せ、火炎加水分解反応または酸化反応によりガラス微粒
子を生成して回転する棒状の出発材の外周へ噴き付けさ
せると共に、その出発材と前記バーナとを相対的に往復
移動させて、前記出発材の周りにガラス微粒子を付着堆
積させて行う光ファイバ母材の製造方法において、 前記出発材と前記バーナの噴付方向とのなす角を50°
〜85°として前記出発材への前記ガラス微粒子の噴き
付けを行うことを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法。 - 【請求項2】 前記出発材と前記バーナの相対移動に応
じて前記バーナの向きを変えることを特徴とする請求項
1に記載の光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項3】 前記バーナを複数用い、それら各バーナ
の前記噴付方向のなす角を同一として前記ガラス微粒子
の噴き付けを行うことを特徴とする請求項1または2に
記載の光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項4】 ガラス微粒子合成用バーナからガラス原
料ガス、燃料ガス及び助燃性ガスを火炎と共に噴出さ
せ、火炎加水分解反応または酸化反応によりガラス微粒
子を生成して回転する棒状の出発材の外周へ噴き付けさ
せると共に、その出発材とバーナとを相対的に往復移動
させて、前記出発材の周りにガラス微粒子を付着堆積さ
せて行う光ファイバ母材の製造方法において、 前記出発材に対する前記バーナの向きを制御して前記出
発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表面に対してほぼ
直角に前記ガラス微粒子を噴き付けることを特徴とする
光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項5】 前記出発材を垂直に配設することを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ母材
の製造方法。 - 【請求項6】 棒状の出発材を回転させる回転機構と、 ガラス原料ガス、燃料ガスおよび助燃性ガスを噴出して
火炎加水分解反応または酸化反応によりガラス微粒子を
生成し前記出発材の外周へそのガラス微粒子を噴き付け
て堆積させるガラス微粒子合成用バーナと、 前記出発材と前記バーナを前記出発材の軸方向に沿って
相対的に往復移動させる移動機構と、 前記出発材に対する前記バーナの噴付方向の調整を行う
調整機構と、を備えた光ファイバ母材の製造装置。 - 【請求項7】 前記調整機構が前記出発材と前記バーナ
の相対位置に応じて前記バーナの噴付方向のなす角を調
整する機能を具備していることを特徴とする請求項6に
記載の光ファイバ母材の製造装置。 - 【請求項8】 前記調整機構が前記バーナの噴付方向の
なす角を前記出発材に堆積するガラス微粒子堆積体の表
面に直角にガラス微粒子が噴き付けられるように調整す
る機能を具備していることを特徴とする請求項6または
7に記載の光ファイバ母材の製造装置。 - 【請求項9】 前記回転機構が前記出発材を垂直に向け
て配設可能とされていることを特徴とする請求項6〜8
のいずれかに記載の光ファイバ母材の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15846196A JPH107429A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 光ファイバ母材の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15846196A JPH107429A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 光ファイバ母材の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107429A true JPH107429A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15672252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15846196A Pending JPH107429A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 光ファイバ母材の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107429A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002024591A1 (de) * | 2000-09-21 | 2002-03-28 | Heraeus Tenevo Ag | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines zylinders aus dotiertem quarzglas |
| WO2004002911A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Lg Cable Ltd. | Outside vapor deposition apparatus for making optical fiber preform and method for making optical fiber preform using the same |
| US6831603B2 (en) | 2002-03-12 | 2004-12-14 | Menache, Llc | Motion tracking system and method |
| CN108395092A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-08-14 | 成都富通光通信技术有限公司 | 一种制备光纤预制棒的多喷灯沉积方法 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP15846196A patent/JPH107429A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002024591A1 (de) * | 2000-09-21 | 2002-03-28 | Heraeus Tenevo Ag | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines zylinders aus dotiertem quarzglas |
| US6831603B2 (en) | 2002-03-12 | 2004-12-14 | Menache, Llc | Motion tracking system and method |
| WO2004002911A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Lg Cable Ltd. | Outside vapor deposition apparatus for making optical fiber preform and method for making optical fiber preform using the same |
| US7441417B2 (en) | 2002-06-28 | 2008-10-28 | Ls Cable Ltd. | Outside vapor deposition apparatus for making optical fiber preform |
| CN108395092A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-08-14 | 成都富通光通信技术有限公司 | 一种制备光纤预制棒的多喷灯沉积方法 |
| CN108395092B (zh) * | 2018-05-24 | 2021-05-11 | 成都富通光通信技术有限公司 | 一种制备光纤预制棒的多喷灯沉积方法 |
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