JPH107445A - コンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時間維持剤 - Google Patents

コンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時間維持剤

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JPH107445A
JPH107445A JP18011096A JP18011096A JPH107445A JP H107445 A JPH107445 A JP H107445A JP 18011096 A JP18011096 A JP 18011096A JP 18011096 A JP18011096 A JP 18011096A JP H107445 A JPH107445 A JP H107445A
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acid
mortar
concrete
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slump
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JP18011096A
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Toru Takeuchi
徹 竹内
Naochika Ise
直躬 伊勢
Yasuhiko Fujita
康彦 藤田
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 凝結遅延剤と高性能AE減水剤とからな
るコンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時間維
持剤であって、該凝結遅延剤がグルコン酸、グルコヘプ
トン酸、サッカリック酸から選ばれたオキシカルボン酸
またはその塩であり、該高性能AE減水剤がアミノスル
ホン酸系、ポリカルボン酸系、ナフタレンスルホン酸
系、メラミンスルホン酸系から選ばれた化合物であるこ
とを特徴とするコンクリートまたはモルタルの初期スラ
ンプ長時間維持剤。 【効果】 コンクリートまたはモルタルの初期スランプ
長時間維持剤は、モルタルまたはコンクリ−トに配合す
ることにより、モルタルまたはコンクリ−トの練り混ぜ
時の初期高スランプを1〜5日間維持することがでる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝結遅延剤と高性
能AE減水剤との特定の組合せにより、また特定の添加
率により、コンクリートまたはモルタルの初期の高スラ
ンプを数日間という長時間にわたり維持させるために用
いるコンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時間
維持剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレッシュコンクリートまたはフレッシ
ュモルタルの流動性の維持や凝結の遅延は、施工可能時
間の延長、多量のコンクリートまたはモルタルを打設す
る場合に打継ぎを設けない連続施工、長い打設サイクル
の施工、夜間の打設の回避による労働条件の改善と打設
地周辺の環境問題の低減化、フレッシュコンクリートま
たはフレッシュモルタルの長時間貯蔵、遠距離長時間輸
送などの様々の効果が期待される。そのため従来より、
凝結遅延剤やAE減水剤を用いてコンクリートまたはモ
ルタルのスランプを維持させる方法が検討されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】凝結遅延させたコンク
リートまたはモルタルのスランプを長時間維持させるこ
とが可能となれば、凝結遅延コンクリートまたは凝結遅
延モルタルの使用用途がさらに大幅に拡大するが、従来
技術では、1日以上の長時間のスランプ維持を可能にす
る技術は知られていない。従って本発明は、コンクリー
トまたはモルタルの初期の高スランプを数日間という長
時間にわたり維持させることを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ある種の凝結
遅延剤と高性能AE減水剤とを特定の組合せにより、ま
た特定の添加率によって添加することにより、コンクリ
ートまたはモルタルの初期スランプを数日間という長時
間にわたり維持させる方法を見出し、本発明を完成する
に至った。
【0005】すなわち本発明は、凝結遅延剤と高性能A
E減水剤とからなるコンクリートまたはモルタルの初期
スランプ長時間維持剤であって、該凝結遅延剤がグルコ
ン酸、グルコヘプトン酸、サッカリック酸から選ばれた
オキシカルボン酸またはその塩であり、該高性能AE減
水剤がアミノスルホン酸系、ポリカルボン酸系、ナフタ
レンスルホン酸系、メラミンスルホン酸系から選ばれた
化合物であることを特徴とするコンクリートまたはモル
タルの初期スランプ長時間維持剤である。
【0006】本発明によるコンクリートまたはモルタル
の初期スランプ長時間維持剤の適用対象となるコンクリ
ートまたはモルタルとは、基本的にはセメント、水およ
び骨材からなるコンクリートまたはモルタルすべてを含
むが、他の成分を含んでいてもよい。ここでセメントと
は、通常のセメント(普通ポルトランドセメント、早強
セメント、超早強セメント、高炉セメント、フライアッ
シュセメント等)の他、ソイルセメントのようなセメン
ト系固化剤が含まれる。また、骨材とは細骨材(砂等)
と粗骨材(小石、砕石等)が含まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明における凝結遅延剤とは、グルコン酸、グルコヘ
プトン酸、サッカリック酸から選ばれたオキシカルボン
酸またはその塩が挙げられる。
【0008】上記のオキシカルボン酸の塩とは、アンモ
ニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カ
リウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩等)が挙げられ、好ましくはアル
カリ金属塩である。
【0009】本発明における高性能AE減水剤とは、ア
ミノスルホン酸系、ポリカルボン酸系、ナフタレンスル
ホン酸系、メラミンスルホン酸系から選ばれた化合物が
挙げられる。
【0010】本発明において、初期の高スランプを維持
させるのには、凝結遅延剤としてグルコン酸、高性能A
E減水剤としてポリカルボン酸系の化合物を用いる組合
せが好ましい。維持期間の調節は主としてグルコン酸の
添加率を変化させることにより行うことができ、また副
次的にポリカルボン酸系の高性能AE減水剤の添加率を
変えることにより行うことができる。
【0011】さらに、高スランプを維持するために、好
ましくは、セメント重量に対し、グルコン酸0.04〜
0.50%とポリカルボン酸系高性能AE減水剤0.5
〜3.5%とを組み合わせるのが良い。
【0012】さらに好ましくは、高スランプを1〜5日
間維持するために、セメント重量に対し、グルコン酸
0.15〜0.35%とポリカルボン酸系高性能AE減
水剤1.0〜2.2%とを組み合わせるのが良い。グル
コン酸およびポリカルボン酸系高性能AE減水剤が上記
範囲より少ないと高スランプを1日以上維持できず、ま
た上記範囲より多いと高スランプ状態が長すぎることに
なる。
【0013】本発明のコンクリートまたはモルタルの初
期スランプ長時間維持剤の配合方法は常法による。
【0014】本発明のコンクリートまたはモルタルの初
期スランプ長時間維持剤の添加方法は常法による。すな
わち、練り混ぜ時に水に添加してもよく、練り混ぜ途中
や、練り上って固まらないコンクリートまたはモルタル
に添加してもよい。
【0015】コンクリートまたはモルタルの凝結遅延作
用や減水作用は、凝結遅延剤や高性能AE減水剤のセメ
ントへの主として吸着作用によると考えられる。本発明
で凝結遅延剤との併用で効果を示したポリカルボン酸系
の高性能AE減水剤は、セメント粒子表面において立体
障害により分散性を示すと言われている。一方、グルコ
ン酸はその化学構造内に有する5個の水酸基(−OH)
がセメント粒子表面に吸着する作用を示していると推測
されている。グルコン酸は単独添加の場合と併用の場合
の吸着量に大きな差異はなく、グルコン酸が高性能AE
減水剤に妨害されずに優先して吸着しているものと考え
られる。一方、ポリカルボン酸系の高性能AE減水剤の
固形分吸着量は少なく、グルコン酸併用時にはさらに少
ないが、吸着形態の特異性や化学構造内に有する官能基
が同一のカルボキシル基(−COOH)である点が互い
の性能を十分発揮させると思われる。
【0016】また、本発明に用いたグルコン酸及びポリ
カルボン酸系高性能AE減水剤によるコンクリートまた
はモルタルの圧縮強度への悪影響は殆んどない。
【0017】次に発明の効果を試験例により説明する。
以下に、試験に用いた材料、試験方法について述べる。 (1)使用材料 コンクリートおよびモルタルの混練水には市水を使用し
た。その他の使用材料を以下に示す。 (a)セメント:普通ポルトランドセメント(秩父小野
田セメント(株)製、高炉B種ポルトランドセメント) (b)細骨材:大井川産川砂(比重2.62、吸水率
1.38%、粗粒率2.70) (c)粗骨材:青梅産砕石(比重2.73、吸水率0.
56%、粗粒率6.06、実績率58.7%) (d)凝結遅延剤(以下遅延剤と略す) 本発明の試験例として、グルコン酸、グルコヘプトン
酸、サッカリック酸を使用した。また、比較例として
は、グルコン酸、グルコヘプトン酸、サッカリック酸と
ほぼ同程度のセメント水和反応の遅延性を有しており、
従来一般に使用されているクエン酸、α−ケトグルタル
酸、グルクロン酸、α−ケトグルコン酸、グルコ−ス、
ソルビト−ルを使用した。 (e)高性能AE減水剤(以下SPと略す):本発明の
試験例として、次に示す4種類の主成分のSPを使用し
た。 アミノスルホン酸系(エフ・ピ−・ケ−(株)製パリッ
クFP200H、 SPAと略) ポリカルボン酸系(エフ・ピ−・ケ−(株)製パリック
FP300U、 SPBと略) ナフタレンスルホン酸系(花王(株)製マイティ−15
0、SPCと略) メラミンスルホン酸系(日本シ−カ(株)製シ−カ10
00N、SPDと略) なお、同一の分散性を示す添加率は、コンクリートまた
はモルタルでの予備試験の結果、単位水量10kg/m
3 低減のため、それぞれSPA 1.4、SPB 1.
1、SPC 1.4 およびSPD 1.5 %×Cと
した。なお、本明細書においてはセメント重量に対する
凝結遅延剤および高性能AE減水剤の添加率(%)を
(%×C)と表わす。
【0018】(2)コンクリートおよびモルタルの配合 モルタルの配合を[表1]に、コンクリ−トの配合を
[表2]に示す。
【表1】 モルタルの配合
【表2】 コンクリ−トの配合
【0019】(3)試験方法 試験方法1 練混ぜ及びスランプの経時変化の測定 モルタルはモルタルミキサ−で約1lを、コンクリ−ト
は強制練りパン型ミキサ−にて約50lを、それぞれ5
秒間空練り後90秒間練り混ぜた。ポリプロピレン製の
容器またはポリエチレン製の袋に入れて20℃の室内で
所定の時間だけ保存した。スランプはモルタルではJI
S A 1173に、コンクリ−トではJIS A 1
101に準拠して測定し、モルタル用スランプコ−ン*
はコンクリ−ト用スランプコ−ンの1/2縮尺サイズで
ある。空気量はモルタルでは重量法により、コンクリ−
トではJIS A 1128に準拠して測定した。 *上面5cmφ×下面10cmφ×高さ15cm 試験方法2 モルタルの水和発熱最高温度到達時間の測
定 練混ぜたモルタル350gをポリエチレン製の袋に入
れ、厚さ10cmの発泡スチロ−ル製容器内での温度上
昇をIC温度センサ−によって経時的に測定した。測定
値の最高温度を示した時間を硬化時間と仮定した。この
時間は目視観察やJIS A 6204の付属書1に準
拠した凝結試験の終結時間とほぼ対応している[表
3]。
【表3】 最高温度到達時間と凝結時間の関係 試験方法3 圧縮強度試験 圧縮強度試験はJIS A 1132に従い試験体を作
成し、JIS A 1108によって実施した。
【0020】以下に、試験例を示す。 試験例1 モルタルの最高温度到達時間(≒凝結時間)に及ぼす遅
延剤の種類と添加率の影響を、遅延剤単独添加の場合と
SPBとの併用添加の場合のそれぞれについて評価する
ため、[表1]の配合No.1のモルタルに遅延剤9種
を添加率0〜0.3%×Cで配合したモルタル、および
[表1]の配合No.2のモルタルに遅延剤9種を添加
率0〜0.3%×C、SPB1.1%×Cで配合したモ
ルタルについて試験方法2のモルタルの水和発熱最高温
度到達時間の測定を行った。その結果を[表4]に示
す。
【表4】 最高温度到達時間に及ぼす遅延剤の種類と添
加率の影響(遅延剤単独添加の場合及びSPBとの併用
添加の場合) 遅延剤単独添加の場合、いずれの遅延剤も0.1%×C
から0.3%×Cへと添加率の増大とともに、モルタル
の凝結時間に相当する最高温度到達時間が長くなる。少
なくとも50時間硬化させない条件を設定すると、殆ん
どの遅延剤が添加率0.3%×C程度で可能である。遅
延剤0.1〜0.3%×CとSPB(ポリカルボン酸
系)1.1%×Cとを併用添加した場合のモルタルは、
遅延剤単独添加の場合と比較して、オキシカルボン酸類
のグルコン酸、グルコヘプトン酸、サッカリック酸及び
クエン酸は最高温度到達時間が長くなるのに対して、α
−ケトグルタル酸、グルクロン酸及びソルビト−ルは変
動が少なく、α−ケトグルコン酸及びグルコ−スは硬化
を促進させている。
【0021】試験例2 モルタルのスランプの経時変化に及ぼす遅延剤の種類と
添加率の影響を、遅延剤単独添加の場合とSPBとの併
用添加の場合のそれぞれについて評価するため、試験例
1で用いたモルタルについて試験方法1のスランプの経
時変化の測定を行った。評価結果を[表5]に示す。
【表5】 モルタルのスランプの経時変化に及ぼす遅延
剤の種類と添加率の影響(遅延剤単独添加の場合及びS
PBとの併用添加の場合) 50時間を大幅に超える最高温度到達時間を示す遅延剤
とSPとを組合わせることにより、長時間高いスランプ
を維持できるのではないかと考え、α−ケトグルコン
酸、グルコ−ス及びソルビト−ルを除く6種類の遅延剤
0.1〜0.3%×CとSPB(ポリカルボン酸系)
1.1%×Cとを併用添加した場合のモルタルスランプ
の経時変化を検討した。クエン酸、グルクロン酸及びα
−ケトグルタル酸は、添加率0.1〜0.2%のとき、
練混ぜ1日経過後で初期スランプ約10cmから5cm
以下に急激に低下し、以後硬化までスランプ1cm以下
の殆んど流動性のない状態が続く。なお試験例4の[表
7]に示したようにSPの種類の影響はあまり見られな
い。遅延剤の添加率を0.3%に増加させた場合には、
練混ぜ1日経過後でのスランプ値5〜8cmと多少の改
善が見られるが、2日経過後でのスランプ値はやはり5
cm以下に低下する。一方、グルコン酸、グルコヘプト
ン酸及びサッカリック酸は、添加率0.2〜0.3%×
Cのとき、練混ぜ2日経過後までほぼ初期スランプを維
持している。特にグルコン酸とグルコヘプトン酸は、添
加率の増加とともに初期スランプの維持時間が延び、
0.3%添加でグルコン酸では9日、グルコヘプトン酸
では約6日に達する。サッカリック酸は0.3%×C添
加に増大させても0.2%×C添加の場合に比べて初期
スランプの維持時間の延長効果はないようである。
【0022】試験例3 モルタルの最高温度到達時間(≒凝結時間)に及ぼすS
Pの種類の影響を、遅延剤とSPとの併用添加の場合に
ついて評価するため、[表1]の配合No.1のモルタ
ルに遅延剤9種を添加率0.2%×Cで配合したモルタ
ル、および[表1]の配合No.2のモルタルに遅延剤
9種を添加率0.2%×C、SPをそれぞれSPA1.
4%×C,SPB1.1%×C,SPC1.4%×C,
SPD1.5%×C配合した各モルタルについて試験方
法2のモルタルの水和発熱最高温度到達時間の測定を行
った。評価結果を[表6]に示す。
【表6】 最高温度到達時間に及ぼすSPの種類の影響
(遅延剤とSPとの併用添加の場合) 遅延剤とSPとの併用添加の場合に、最高温度到達時間
に及ぼすSPの種類の影響は、SPA、SPC、SPD
の場合もSPBの場合とほぼ同様の傾向が見られる。グ
ルコン酸、グルコヘプトン酸及びクエン酸の3種の遅延
剤の場合は、SPBより他の3種類のSPの方が遅延性
が大きくなっている。SP単独での遅延時間は添加率
1.0〜1.5%×Cの範囲で長くとも1日以下である
から、グルコン酸、グルコヘプトン酸、サッカリック
酸、クエン酸についてはかなり大きな相乗効果を示して
いることになる。
【0023】試験例4 モルタルのスランプの経時変化に及ぼすSPの種類の影
響を、遅延剤とSPとの併用添加の場合について評価す
るため、試験例3で用いたモルタルのうちSPを使用し
たものについて試験方法1のスランプの経時変化の測定
を行った。評価結果を[表7]に示す。
【表7】 モルタルのスランプの経時変化に及ぼすSP
の種類の影響(遅延剤とSPとの併用添加の場合) SPBとの併用添加で初期スランプの長時間維持効果を
示すグルコン酸、グルコヘプトン酸及びサッカリック酸
の場合も、顕著な長時間維持効果を示さないクエン酸、
グルクロン酸及びα−ケトグルタル酸の場合も、SPの
種類の影響はあまり大きくは見られない。
【0024】試験例5 モルタルの最高温度到達時間に及ぼすSPの種類と添加
率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPとの併用添加
の場合について評価するため、[表1]の配合No.1
のモルタルに遅延剤としてグルコン酸を添加率0.25
%×C配合したモルタル、および配合No.2のモルタ
ルに遅延剤としてグルコン酸を添加率0.25%×C配
合、SPA、SPB、SPC、SPDそれぞれを1.0
〜2.0%×C配合した各モルタルについて試験方法2
のモルタルの水和発熱最高温度到達時間の測定を行っ
た。評価結果を[表8]に示す。
【表8】 最高温度到達時間に及ぼすSPの種類と添加
率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSPとの併用添加の
場合) 試験例1〜4の結果から、安定したスランプ維持性能を
有しているグルコン酸を遅延剤として選択して、併用す
るSPの種類と添加率の影響を検討した。SPの添加率
の増加とともに遅延性の尺度となる最高温度到達時間が
増大する傾向が見られ、SPA及びSPBは微増である
が、SPC及びSPDは著しく増大している。SPC及
びSPDを2.0%×C添加した場合、最高温度到達時
間がグルコン酸0.25%単独添加した場合の約2倍の
230〜260時間に達している。
【0025】試験例6 モルタルのスランプの経時変化に及ぼすSPの種類と添
加率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPとの併用添
加の場合について評価するため、試験例5で用いたモル
タルについて試験方法1のスランプの経時変化の測定を
行った。評価結果を[表9]に示す。
【表9】 モルタルのスランプの経時変化に及ぼすSP
の種類と添加率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSPと
の併用添加の場合) SPCとSPDのスランプは、遅延性の小さいSPの添
加率1.0%×Cではグルコン酸単独の場合と同様にか
なり短期間に低下し、遅延性の大きい1.5〜2.0%
×C添加では8〜10日まで漸次スランプ低下していく
傾向を示す。SPAとSPBでは1.5〜2.0%×C
添加で初期スランプの維持限界期間は約3日間に達し、
その後急速にスランプ低下して硬化に至るが、[表8]
の最高温度到達時間の結果から、SPBの方がより硬化
が早いことが予測される。以上から、モルタルの初期の
高スランプを1〜5日間維持させるには、遅延剤グルコ
ン酸とSPBとの組合せが最も適しており、維持時間の
調節には主としてグルコン酸 の添加率を変えることで
また副次的にSPBの添加率を変えることで可能であ
る。以下の試験例では、モルタルで得られた結果がコン
クリ−トでも得られるかどうか確認の検討を行った。
【0026】試験例7 コンクリ−トのスランプの経時変化に及ぼす遅延剤の添
加率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPBとの併用
添加の場合について評価するため、[表2]の配合N
o.2のコンクリートに遅延剤としてグルコン酸を添加
率0〜0.60%×C、SPB1.1%×C配合したコ
ンクリートについて試験方法1のスランプの経時変化の
測定を行った。評価結果を[表10]に示す。
【表10】 コンクリ−トのスランプの経時変化に及ぼ
す遅延剤の添加率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSP
Bとの併用添加の場合) SPB1.1%×Cと併用したグルコン酸0.15〜
0.35%×C添加では[表5]のモルタルの場合とほ
ぼ同等のスランプの経時変化の傾向を示した。さらに添
加率を増大させた0.6%×C添加では、スランプの維
持が不十分で、高スランプの維持期間に限度があること
を示している。
【0027】試験例8 コンクリ−トの凝結時間、圧縮強度等に及ぼす遅延剤の
添加率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPBとの併
用添加の場合について評価するため、試験例7で用いた
コンクリート(グルコン酸添加率0.18%×Cおよび
0.60%×Cを除く)について、試験方法3の圧縮強
度試験を行った。評価結果を[表11]に示す。
【表11】 コンクリ−トの凝結時間、圧縮強度に及ぼ
す遅延剤の添加率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSP
Bとの併用添加の場合) コンクリ−トの凝結時間は、モルタルの最高温度到達時
間と殆んど同等の時間を示している。
【0028】試験例9 コンクリ−トのスランプの経時変化に及ぼすSPの添加
率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPBとの併用添
加の場合について評価するため、[表2]の配合No.
1のコンクリートに遅延剤としてグルコン酸を添加率
0.25%×Cで配合したコンクリートおよび[表
2]]の配合No.2のコンクリートにグルコン0.2
5%×C、SPBを1.1〜2.2%×C配合したコン
クリートについて試験方法1のスランプの経時変化の測
定を行った。評価結果を[表12]に示す。
【表12】 コンクリ−トのスランプの経時変化に及ぼ
すSPBの添加率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSP
Bとの併用添加の場合) コンクリ−トのスランプの経時変化に及ぼすSPBの添
加率の影響は、[表8]のモルタルの場合よりもさらに
明確なスランプの維持性能が得られている。
【0029】試験例10 コンクリ−トの凝結時間、圧縮強度等に及ぼすSPの添
加率の影響を、グルコン酸(遅延剤)とSPBとの併用
添加の場合について評価するため、試験例9で用いたコ
ンクリートについて、試験方法3の圧縮強度試験を行っ
た。評価結果を[表13]に示す。
【表13】 コンクリ−トの凝結時間、圧縮強度に及ぼ
すSPBの添加率の影響(グルコン酸(遅延剤)とSP
Bとの併用添加の場合) コンクリ−トの凝結時間は、モルタルの最高温度到達時
間と殆んど同等の時間を示している。以上のことはモル
タルによる検討結果をより確実にしており、コンクリ−
トのスランプを数日間高スランプのまま維持できること
が明かにされ、その維持時間の調節は主として遅延剤の
添加率によって、また副次的にSPの添加率を変えるこ
とで可能であると言える。
【0030】なお、コンクリ−トが凝結終結した時点か
らの材齢と圧縮強度の関係を[表11]と[表13]に
示した。グルコン酸の添加率の影響を示した[表11]
とSPBの添加率の影響を示した[表13]ともに空気
量の影響を考慮すると、圧縮強度に問題はないと言え
る。
【0031】
【実施例】
実施例1 普通ポルトランドセメント600g、水288g、細骨
材1.86kg、配合のモルタルを製造するにあたり、
セメントおよび細骨材をモルタルミキサーで5秒間空練
り後、グルコン酸1.2g、ポリカルボン酸系高性能A
E減水剤6.6gと水とを同時に添加し、さらに90秒
混練して約1.2lの生モルタルを得た。 実施例2 普通ポルトランドセメント14.2kg、水7.9k
g、細骨材45.2kg、粗骨材49.0kg配合のコ
ンクリートを製造するにあたり、セメント、細骨材およ
び粗骨材を強制練りパン型ミキサーで5秒間空練り後、
さらにグルコン酸60g、ポリカルボン酸系高性能AE
減水剤330gと水とを同時に添加し、さらに90秒間
混練して約50lの生コンクリートを得た。
【発明の効果】上記の結果が示すように、本発明のコン
クリートまたはモルタルの初期スランプ長時間維持剤
は、凝結遅延剤としてグルコン酸、グルコヘプトン酸、
サッカリック酸から選ばれたオキシカルボン酸またはそ
の塩と、高性能AE減水剤としてアミノスルホン酸系、
ポリカルボン酸系、ナフタレンスルホン酸系、メラミン
スルホン酸系から選ばれた化合物とを組み合わせてモル
タルまたはコンクリ−トに配合することにより、モルタ
ルまたはコンクリ−トの練り混ぜ時の初期高スランプを
1〜5日間維持することができる。中でも、凝結遅延剤
としてグルコン酸、高性能AE減水剤としてポリカルボ
ン酸系の化合物との組合せが最も適しており、主として
グルコン酸の添加率を変化させることで、また副次的に
ポリカルボン酸系の高性能AE減水剤の添加率を変える
ことで、初期の高スランプの維持期間の調節が可能とな
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C04B 103:12 103:30 103:32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝結遅延剤と高性能AE減水剤とからな
    るコンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時間維
    持剤であって、該凝結遅延剤がグルコン酸、グルコヘプ
    トン酸、サッカリック酸から選ばれたオキシカルボン酸
    またはその塩であり、該高性能AE減水剤がアミノスル
    ホン酸系、ポリカルボン酸系、ナフタレンスルホン酸
    系、メラミンスルホン酸系から選ばれた化合物であるこ
    とを特徴とするコンクリートまたはモルタルの初期スラ
    ンプ長時間維持剤。
  2. 【請求項2】 セメント重量に対してグルコン酸を0.
    04〜0.50%含み、ポリカルボン酸系高性能AE減
    水剤を0.5〜3.5%含むことを特徴とする請求項1
    記載のコンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時
    間維持剤。
  3. 【請求項3】 セメント重量に対してグルコン酸を0.
    15〜0.35%含み、ポリカルボン酸系高性能AE減
    水剤を1.0〜2.2%含むことを特徴とする請求項1
    記載のコンクリートまたはモルタルの初期スランプ長時
    間維持剤。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1380554A3 (en) * 2002-07-11 2008-09-24 Kao Corporation Hydraulic composition, and method of improving fluidity retention of the same
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JP2018104266A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 宇部興産株式会社 セメント組成物及びその製造方法、並びにモルタル又はコンクリートの製造方法

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