JPH107632A - 2−(4’−n−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法 - Google Patents
2−(4’−n−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法Info
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- JPH107632A JPH107632A JP8196878A JP19687896A JPH107632A JP H107632 A JPH107632 A JP H107632A JP 8196878 A JP8196878 A JP 8196878A JP 19687896 A JP19687896 A JP 19687896A JP H107632 A JPH107632 A JP H107632A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C229/00—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
- C07C229/52—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton
-
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/12—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
- C07C2601/14—The ring being saturated
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】
【請求項1】一般式(1)(式中R1はアルキル基、シ
クロアルキル基、p−若しくはm−位に置換基を有する
こともあるフェニル基を意味し、R2は水素原子、アル
キル基を意味する。)で表される3−モノ置換アミノフ
ェノールと無水フタル酸を、無溶媒あるいは有機溶媒の
存在下、130〜180℃の間で反応することを特徴と
する一般式(2)(式中R1,R2は前記に同じ)で表
される2−(4’−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸の製造方法。 【効果】従来法におけるような硼酸を使用することなく
簡単な工程により収率よく2−(4’−N−モノ置換ア
ミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸を製造す
ることが可能である。
クロアルキル基、p−若しくはm−位に置換基を有する
こともあるフェニル基を意味し、R2は水素原子、アル
キル基を意味する。)で表される3−モノ置換アミノフ
ェノールと無水フタル酸を、無溶媒あるいは有機溶媒の
存在下、130〜180℃の間で反応することを特徴と
する一般式(2)(式中R1,R2は前記に同じ)で表
される2−(4’−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸の製造方法。 【効果】従来法におけるような硼酸を使用することなく
簡単な工程により収率よく2−(4’−N−モノ置換ア
ミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸を製造す
ることが可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2−(4’−N−モ
ノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
の製造方法に関するものである。 さらに詳しくは、感
圧記録紙、感熱記録紙等の記録材料用フルオラン化合物
の合成中間体として有用な一般式(2)
ノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸
の製造方法に関するものである。 さらに詳しくは、感
圧記録紙、感熱記録紙等の記録材料用フルオラン化合物
の合成中間体として有用な一般式(2)
【0002】
【化3】 (式中R1はアルキル基、シクロアルキル基、p−若し
くはm−位に置換基を有することもあるフェニル基を意
味し、R2は水素原子、アルキル基を意味する。)で表
される2−(4’−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸(以下、モノ置換ベンゾフェ
ノンカルボン酸という)の製造に関するものである。通
常のフルオラン化合物は2−(4’−N−ジ置換アミノ
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(以下、ジ置
換ベンゾフェノンカルボン酸という)を原料として製造
されるものが多いが、モノ置換ベンゾフェノンカルボン
酸を原料として製造されるフルオラン化合物は、前者に
くらべ特徴的な色相を持つものが多いため極めて商品価
値が高く、工業的製法の確立が待望されるものであっ
た。
くはm−位に置換基を有することもあるフェニル基を意
味し、R2は水素原子、アルキル基を意味する。)で表
される2−(4’−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸(以下、モノ置換ベンゾフェ
ノンカルボン酸という)の製造に関するものである。通
常のフルオラン化合物は2−(4’−N−ジ置換アミノ
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸(以下、ジ置
換ベンゾフェノンカルボン酸という)を原料として製造
されるものが多いが、モノ置換ベンゾフェノンカルボン
酸を原料として製造されるフルオラン化合物は、前者に
くらべ特徴的な色相を持つものが多いため極めて商品価
値が高く、工業的製法の確立が待望されるものであっ
た。
【0003】
【従来の技術】本発明の化合物に類似したジ置換ベンゾ
フェノンカルボン酸の製造法は下記の文献等に見られる
ように、一般に広く知られており、収率の良い方法とし
て常用されている。即ち、Beilstein主編第1
4巻675頁、あるいは特公昭46−4614号、特公
昭51−12626号、特開平5−213840号、特
開平6−49008号、特開平6−100512号公報
などには、3−ジ置換アミノフェノールと無水フタル酸
を無溶媒あるいは有機溶媒の存在下、70〜120℃で
数時間から数十時間反応させ目的とするジ置換ベンゾフ
ェノンカルボン酸を収率よく得る方法が開示されてい
る。これらの文献の中には、反応温度範囲の上限を12
0℃に制限していないものもある。しかし温度が高けれ
ば高いほどローダミン型色素の副生によって収率が低下
することは良く知られており、現実にこれ以上高い温度
で実施された例は聞かない。
フェノンカルボン酸の製造法は下記の文献等に見られる
ように、一般に広く知られており、収率の良い方法とし
て常用されている。即ち、Beilstein主編第1
4巻675頁、あるいは特公昭46−4614号、特公
昭51−12626号、特開平5−213840号、特
開平6−49008号、特開平6−100512号公報
などには、3−ジ置換アミノフェノールと無水フタル酸
を無溶媒あるいは有機溶媒の存在下、70〜120℃で
数時間から数十時間反応させ目的とするジ置換ベンゾフ
ェノンカルボン酸を収率よく得る方法が開示されてい
る。これらの文献の中には、反応温度範囲の上限を12
0℃に制限していないものもある。しかし温度が高けれ
ば高いほどローダミン型色素の副生によって収率が低下
することは良く知られており、現実にこれ以上高い温度
で実施された例は聞かない。
【0004】本発明者は上記したジ置換ベンゾフェノン
カルボン酸の製法をモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸
の製法として転用できないかどうかを試験するため、後
述の参考例に示す如く、3−ジ置換アミノフェノールに
換えて、3−モノ置換アミノフェノールを用い同様の方
法で反応を試みたが、次の一般式(3)に示す3’−ヒ
ドロキシ−2−カルボキシーベンズアニリド(以下アニ
リド体という)が主生成物となり、目的のモノ置換ベン
ゾフェノンカルボン酸を得ることはできなかった。
カルボン酸の製法をモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸
の製法として転用できないかどうかを試験するため、後
述の参考例に示す如く、3−ジ置換アミノフェノールに
換えて、3−モノ置換アミノフェノールを用い同様の方
法で反応を試みたが、次の一般式(3)に示す3’−ヒ
ドロキシ−2−カルボキシーベンズアニリド(以下アニ
リド体という)が主生成物となり、目的のモノ置換ベン
ゾフェノンカルボン酸を得ることはできなかった。
【0005】
【化4】
【0006】このような実験事実からもわかる通り、モ
ノ置換ベンゾフェノンカルボン酸はジ置換ベンゾフェノ
ンカルボン酸と同様な方法で簡単に得ることができず、
従来から種々の別法が検討されてきた。従来のモノ置換
ベンゾフェノンカルボン酸の製法として最も代表的な方
法は、例えば、Beilstein主編第14巻675
頁、或いは特開昭49−109119号、特開平8−1
04817号号公報に記載の方法であり、一般式(1)
のモノ置換アミノフェノール化合物とフタルイミドをほ
ぼ等モルの硼酸の存在下、150〜200℃で加熱熔融
してアミド化合物とし、次いでこのアミド化合物を更に
加水分解するという下式に示す方法である。
ノ置換ベンゾフェノンカルボン酸はジ置換ベンゾフェノ
ンカルボン酸と同様な方法で簡単に得ることができず、
従来から種々の別法が検討されてきた。従来のモノ置換
ベンゾフェノンカルボン酸の製法として最も代表的な方
法は、例えば、Beilstein主編第14巻675
頁、或いは特開昭49−109119号、特開平8−1
04817号号公報に記載の方法であり、一般式(1)
のモノ置換アミノフェノール化合物とフタルイミドをほ
ぼ等モルの硼酸の存在下、150〜200℃で加熱熔融
してアミド化合物とし、次いでこのアミド化合物を更に
加水分解するという下式に示す方法である。
【0007】
【化5】
【0008】しかしこの従来法は製造ルートが煩雑で多
くの装置を必要とする。また、この方法は、その採用に
より稲の育成阻害剤として知られる硼酸廃液の排出が避
けられなくなるため、硼酸廃液処理が製造面での大きな
負担となり、工業化が難しいという問題を有していた。
また別の製法として特開昭57−190049号、特開
平7−329416号、特開平8−104817号公報
には、3−モノ置換アミノフェノールをベンジル等の脱
離し易い置換基で修飾しジ置換アミノ基としたのち、前
述した一般法で無水フタル酸と反応させジ置換ベンゾフ
ェノンカルボン酸を製造し、更にこれを濃硫酸等の脱離
剤中で処理して目的とするモノ置換ベンゾフェノンカル
ボン酸を得るという方法が開示されている。しかしこの
方法も反応工程が煩雑であり、収率も十分とはいえなか
った。
くの装置を必要とする。また、この方法は、その採用に
より稲の育成阻害剤として知られる硼酸廃液の排出が避
けられなくなるため、硼酸廃液処理が製造面での大きな
負担となり、工業化が難しいという問題を有していた。
また別の製法として特開昭57−190049号、特開
平7−329416号、特開平8−104817号公報
には、3−モノ置換アミノフェノールをベンジル等の脱
離し易い置換基で修飾しジ置換アミノ基としたのち、前
述した一般法で無水フタル酸と反応させジ置換ベンゾフ
ェノンカルボン酸を製造し、更にこれを濃硫酸等の脱離
剤中で処理して目的とするモノ置換ベンゾフェノンカル
ボン酸を得るという方法が開示されている。しかしこの
方法も反応工程が煩雑であり、収率も十分とはいえなか
った。
【0009】尚、特開平8−127726号公報には、
2,6−ジ置換フェニル基でアミノ基がモノ置換された
3−モノ置換アミノフェノールに限っては、前記ジ置換
ベンゾフェノンカルボン酸の製法と同様の方法でもモノ
置換ベンゾフェノンカルボン酸を得られる旨開示されて
いる。これは限定された特定の位置に置換基を有するフ
ェニル基が、その立体的な効果により前記したアニリド
体の生成を妨げているものと考えられる。
2,6−ジ置換フェニル基でアミノ基がモノ置換された
3−モノ置換アミノフェノールに限っては、前記ジ置換
ベンゾフェノンカルボン酸の製法と同様の方法でもモノ
置換ベンゾフェノンカルボン酸を得られる旨開示されて
いる。これは限定された特定の位置に置換基を有するフ
ェニル基が、その立体的な効果により前記したアニリド
体の生成を妨げているものと考えられる。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来法にお
ける以上のような状況に鑑み簡単な工程により収率よく
モノ置換ベンゾフェノンカルボン酸を製造する方法を提
供せん研究の結果到達したものである。
ける以上のような状況に鑑み簡単な工程により収率よく
モノ置換ベンゾフェノンカルボン酸を製造する方法を提
供せん研究の結果到達したものである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】即ち本発明は、一般式
(1)で表される3−モノ置換アミノフェノールと無水
フタル酸を、無溶媒あるいは有機溶媒の存在下、130
〜180℃の間で反応することを特徴とする一般式
(2)で表されるモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸の
製造方法に係るものである。
(1)で表される3−モノ置換アミノフェノールと無水
フタル酸を、無溶媒あるいは有機溶媒の存在下、130
〜180℃の間で反応することを特徴とする一般式
(2)で表されるモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸の
製造方法に係るものである。
【0011】
【化6】
【0012】本発明の重要な要件の一つは反応温度であ
る。即ち、前述した様にジ置換ベンゾフェノンカルボン
酸の製法をモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸の製法と
して単に転用したのみでは一般式(3)のアニリド体が
主生成物となり、目的とするモノ置換ベンゾフェノンカ
ルボン酸を得ることはできない。しかし、このアニリド
体を一旦単離し、無溶媒あるいは有機溶剤中で更に13
0〜180℃の高温に保持するとアニリド体は目的とす
るモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸に転化するのであ
り、本発明はこの知見にもとづき到達したものである。
本発明を実施する当たっての反応温度はより好ましくは
135〜160℃である。
る。即ち、前述した様にジ置換ベンゾフェノンカルボン
酸の製法をモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸の製法と
して単に転用したのみでは一般式(3)のアニリド体が
主生成物となり、目的とするモノ置換ベンゾフェノンカ
ルボン酸を得ることはできない。しかし、このアニリド
体を一旦単離し、無溶媒あるいは有機溶剤中で更に13
0〜180℃の高温に保持するとアニリド体は目的とす
るモノ置換ベンゾフェノンカルボン酸に転化するのであ
り、本発明はこの知見にもとづき到達したものである。
本発明を実施する当たっての反応温度はより好ましくは
135〜160℃である。
【0013】
【発明の実施の形態】有機溶剤中で反応をおこなう場
合、有機溶剤は3−置換アミノフェノール1重量部に対
し0.1〜20重量部が適当である。具体的にはベンゼ
ン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、キュメン、
プソイドキュメン、メシチレン、サイメン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、クロロトル
エン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、ヨードトルエ
ン、ジブロモベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン、シクロヘキサノン、テトラクロロ
エタン、テトラクロロエチレン、ビフェニール、ジフェ
ニールエーテル、オクタメチルトリシロキサン、ヘキサ
メチルジシロキサン等を単独で、或いは混合して用いる
ことができる。
合、有機溶剤は3−置換アミノフェノール1重量部に対
し0.1〜20重量部が適当である。具体的にはベンゼ
ン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、キュメン、
プソイドキュメン、メシチレン、サイメン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、クロロトル
エン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、ヨードトルエ
ン、ジブロモベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン、シクロヘキサノン、テトラクロロ
エタン、テトラクロロエチレン、ビフェニール、ジフェ
ニールエーテル、オクタメチルトリシロキサン、ヘキサ
メチルジシロキサン等を単独で、或いは混合して用いる
ことができる。
【0014】無水フタル酸は3−モノ置換アミノフェノ
ールより過剰に使用するとよい。無水フタル酸の好まし
い使用量は、3−モノ置換アミノフェノール1モルに対
し0.7〜2.0モル、更に好ましくは0.9〜1.2
モルである。無水フタル酸と3−モノ置換アミノフェノ
ールとの反応に際して、少量のピリジンを添加すると、
触媒的な効果により目的物の収率が向上する。ピリジン
は3−置換アミノフェノール1重量部に対し0.001
〜0.5重量部の範囲で添加することが好ましい。ピリ
ジンは置換基を有していてもよく、この様な例としては
α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、アミノピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジンなどを例示するこ
とができる。これらピリジンは単独で、或いは混合して
用いることができる。
ールより過剰に使用するとよい。無水フタル酸の好まし
い使用量は、3−モノ置換アミノフェノール1モルに対
し0.7〜2.0モル、更に好ましくは0.9〜1.2
モルである。無水フタル酸と3−モノ置換アミノフェノ
ールとの反応に際して、少量のピリジンを添加すると、
触媒的な効果により目的物の収率が向上する。ピリジン
は3−置換アミノフェノール1重量部に対し0.001
〜0.5重量部の範囲で添加することが好ましい。ピリ
ジンは置換基を有していてもよく、この様な例としては
α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、アミノピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジンなどを例示するこ
とができる。これらピリジンは単独で、或いは混合して
用いることができる。
【0015】特開昭62−70350号公報には、3−
ジ置換アミノフェノールと無水フタル酸の反応において
副生するローダミン型色素を水酸化アルカリで加熱し分
解反応することでジ置換ベンゾフェノンカルボン酸を得
る方法が開示されている。本発明においても3−モノ置
換アミノフェノールと無水フタル酸とを反応させた後、
モノ置換ベンゾフェノンカルボン酸を単離することな
く、出発原料として使用した3−モノ置換アミノフェノ
ール1モル当たり1〜10モル相当の水酸化アルカリを
加えて80〜140℃で熱処理し、前記3−モノ置換ア
ミノフェノールと無水フタル酸との反応で副生するロー
ダミン型色素の分解をはかり、この分解によりモノ置換
ベンゾフェノンカルボン酸をより多く得ることができ
る。
ジ置換アミノフェノールと無水フタル酸の反応において
副生するローダミン型色素を水酸化アルカリで加熱し分
解反応することでジ置換ベンゾフェノンカルボン酸を得
る方法が開示されている。本発明においても3−モノ置
換アミノフェノールと無水フタル酸とを反応させた後、
モノ置換ベンゾフェノンカルボン酸を単離することな
く、出発原料として使用した3−モノ置換アミノフェノ
ール1モル当たり1〜10モル相当の水酸化アルカリを
加えて80〜140℃で熱処理し、前記3−モノ置換ア
ミノフェノールと無水フタル酸との反応で副生するロー
ダミン型色素の分解をはかり、この分解によりモノ置換
ベンゾフェノンカルボン酸をより多く得ることができ
る。
【0016】またローダミン型色素のアルカリ分解反応
を行った後、一般式(2)で表される2−(4’−N−
モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸をアルカリ金属塩の結晶として析出せしめ、ろ別する
ことで精製効果を挙げることができる。またろ液に含ま
れている多量の一般式(1)で表される3−モノ置換ア
ミノフェノールは、硫酸、塩酸等で中和することにより
回収することも可能であり、経済的である。
を行った後、一般式(2)で表される2−(4’−N−
モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸をアルカリ金属塩の結晶として析出せしめ、ろ別する
ことで精製効果を挙げることができる。またろ液に含ま
れている多量の一般式(1)で表される3−モノ置換ア
ミノフェノールは、硫酸、塩酸等で中和することにより
回収することも可能であり、経済的である。
【0017】本発明の2−(4’−N−モノ置換アミノ
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸としては、2
−(4’−N−メチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−エチルアミノ−2’
−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−N−iso−プロピルアミノ−2’−
ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ブ
チルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、
2−(4’−N−iso−ブチルアミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ペンチル
アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−iso−ペンチルアミノ−2’−ヒドロキ
シベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ヘキシルア
ミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−オクチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−シクロヘキシルアミ
ノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−ベンジルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−フェニルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、(4’−N−
p−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息
香酸、(4’−N−m−トリルアミノ−2’−ヒドロキ
シベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−p−クロロ
フェニルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸、2−(5’メチル−4’−N−フェニルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸等を例示でき
る。
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸としては、2
−(4’−N−メチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−エチルアミノ−2’
−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−
プロピルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−N−iso−プロピルアミノ−2’−
ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ブ
チルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、
2−(4’−N−iso−ブチルアミノ−2’−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ペンチル
アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−iso−ペンチルアミノ−2’−ヒドロキ
シベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−ヘキシルア
ミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−オクチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−シクロヘキシルアミ
ノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−N−ベンジルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾ
イル)安息香酸、2−(4’−N−フェニルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、(4’−N−
p−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息
香酸、(4’−N−m−トリルアミノ−2’−ヒドロキ
シベンゾイル)安息香酸、2−(4’−N−p−クロロ
フェニルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸、2−(5’メチル−4’−N−フェニルアミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸等を例示でき
る。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて説明する(以
下、部は重量部を表す)。 実施例1 3−iso−ペンチルアミノフェノール53.7部と無
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に140℃で4時間反応を行ない濃い赤褐色の反応
液を得た。この反応液に水500部と48%水酸化ナト
リウム100部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジク
ロロベンゼン層と分離した。反応物が溶解した水層に4
8%水酸化ナトリウム150部を加え10℃まで冷却し
て反応物をソーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、
得られた結晶を10%水酸化ナトリウム水溶液100部
で洗浄した。このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌
下に希塩酸水でpH4に調整し、淡桃色の2−(4’−
iso−ペンチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイ
ル)安息香酸27.1部を得た(融点60〜80℃)。
出発原料の3−iso−ペンチルアミノフェノールに対
する目的物の収率は27.6%であった。
下、部は重量部を表す)。 実施例1 3−iso−ペンチルアミノフェノール53.7部と無
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に140℃で4時間反応を行ない濃い赤褐色の反応
液を得た。この反応液に水500部と48%水酸化ナト
リウム100部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジク
ロロベンゼン層と分離した。反応物が溶解した水層に4
8%水酸化ナトリウム150部を加え10℃まで冷却し
て反応物をソーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、
得られた結晶を10%水酸化ナトリウム水溶液100部
で洗浄した。このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌
下に希塩酸水でpH4に調整し、淡桃色の2−(4’−
iso−ペンチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイ
ル)安息香酸27.1部を得た(融点60〜80℃)。
出発原料の3−iso−ペンチルアミノフェノールに対
する目的物の収率は27.6%であった。
【0019】実施例2 3−iso−ペンチルアミノフェノール53.7部と無
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に140℃で4時間反応を行ない濃い赤褐色の反応
液を得た。次に反応液に48%水酸化ナトリウム125
部を加え、100℃で1時間ローダミン分解を行うと、
反応液は濃い赤褐色から茶色に変化した。この反応液に
水500部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジクロロ
ベンゼン層と分離した。反応物の溶解した水層に48%
水酸化ナトリウム150部を加え10℃まで冷却して反
応物をソーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、得ら
れた結晶を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。
このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌下に希塩酸水
でpH4に調整し、淡桃色の2−(4’−iso−ペン
チルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸3
4.5部を得た(融点60〜80℃)。出発原料の3−
iso−ペンチルアミノフェノールに対する目的物の収
率は35.2%であった。つぎにソーダ塩のろ液にトル
エン100部を加え、攪拌下に希塩酸でpH7に調整
後、トルエン層を分取し濃縮した。その結果3−iso
−ペンチルアミノフェノール22.5部を回収すること
ができた(回収率41.9%)。
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に140℃で4時間反応を行ない濃い赤褐色の反応
液を得た。次に反応液に48%水酸化ナトリウム125
部を加え、100℃で1時間ローダミン分解を行うと、
反応液は濃い赤褐色から茶色に変化した。この反応液に
水500部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジクロロ
ベンゼン層と分離した。反応物の溶解した水層に48%
水酸化ナトリウム150部を加え10℃まで冷却して反
応物をソーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、得ら
れた結晶を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。
このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌下に希塩酸水
でpH4に調整し、淡桃色の2−(4’−iso−ペン
チルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸3
4.5部を得た(融点60〜80℃)。出発原料の3−
iso−ペンチルアミノフェノールに対する目的物の収
率は35.2%であった。つぎにソーダ塩のろ液にトル
エン100部を加え、攪拌下に希塩酸でpH7に調整
後、トルエン層を分取し濃縮した。その結果3−iso
−ペンチルアミノフェノール22.5部を回収すること
ができた(回収率41.9%)。
【0020】実施例3 3−iso−ペンチルアミノフェノール53.7部と無
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に反応するに際し、ピリジン5量部を用いた以外は
実施例1と同様に反応、処理して、2−(4’−iso
−ペンチルアミノ−2’−ピドロキシベンゾイル)安息
香酸45.5部を得た(融点60〜80℃)。3−is
o−ペンチルアミノフェノールに対する目的物の収率は
46.4%であった。
水フタル酸66.6部をo−ジクロロベンゼン360部
と共に反応するに際し、ピリジン5量部を用いた以外は
実施例1と同様に反応、処理して、2−(4’−iso
−ペンチルアミノ−2’−ピドロキシベンゾイル)安息
香酸45.5部を得た(融点60〜80℃)。3−is
o−ペンチルアミノフェノールに対する目的物の収率は
46.4%であった。
【0021】実施例4 3−シクロヘキシルアミノフェノール57部と無水フタ
ル酸46.6部をo−ジクロロベンゼン450部と共に
150℃で2時間反応を行ない濃い赤褐色の反応液を得
た。次に反応液に48%水酸化ナトリウム125部を加
え、100℃で1時間ローダミン分解を行うと反応液は
濃い赤褐色から茶色に変化した。この反応液に水500
部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジクロロベンゼン
層と分離した。反応物の溶解した水層に48%水酸化ナ
トリウム150部を加え10℃まで冷却して反応物をソ
ーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、得られた結晶
を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。このソー
ダ塩を水500部に溶解し、攪拌下に希塩酸水でpH4
に調整して、淡桃色の2−(4’−シクロヘキシルアミ
ノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸55.6部
を得た。(融点163〜164℃)出発原料の3−シク
ロヘキシルアミノフェノールに対する目的物の収率は5
4.8%であった。つぎにソーダ塩の濾液にトルエン1
00部を加え、攪拌下に希塩酸でpH7に調整した後、
トルエン層を分取して濃縮し3−シクロヘキシルアミノ
フェノール15.6部を回収した(回収率27.4
%)。
ル酸46.6部をo−ジクロロベンゼン450部と共に
150℃で2時間反応を行ない濃い赤褐色の反応液を得
た。次に反応液に48%水酸化ナトリウム125部を加
え、100℃で1時間ローダミン分解を行うと反応液は
濃い赤褐色から茶色に変化した。この反応液に水500
部を加え、反応物を水層に溶解しo−ジクロロベンゼン
層と分離した。反応物の溶解した水層に48%水酸化ナ
トリウム150部を加え10℃まで冷却して反応物をソ
ーダ塩の結晶として析出させた後ろ別し、得られた結晶
を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。このソー
ダ塩を水500部に溶解し、攪拌下に希塩酸水でpH4
に調整して、淡桃色の2−(4’−シクロヘキシルアミ
ノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸55.6部
を得た。(融点163〜164℃)出発原料の3−シク
ロヘキシルアミノフェノールに対する目的物の収率は5
4.8%であった。つぎにソーダ塩の濾液にトルエン1
00部を加え、攪拌下に希塩酸でpH7に調整した後、
トルエン層を分取して濃縮し3−シクロヘキシルアミノ
フェノール15.6部を回収した(回収率27.4
%)。
【0022】実施例5 3−シクロヘキシルアミノフェノール57部と無水フタ
ル酸46.6部をo−ジクロロベンゼン450部と共に
反応するに際してピリジン5量部を用いた以外は実施例
4と同様に反応、処理して、2−(4’−シクロヘキシ
ルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸7
1.1部を得た(融点163〜164℃)。出発原料の
3−シクロヘキシルアミノフェノールに対する目的物の
収率は69.9%であった。
ル酸46.6部をo−ジクロロベンゼン450部と共に
反応するに際してピリジン5量部を用いた以外は実施例
4と同様に反応、処理して、2−(4’−シクロヘキシ
ルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸7
1.1部を得た(融点163〜164℃)。出発原料の
3−シクロヘキシルアミノフェノールに対する目的物の
収率は69.9%であった。
【0023】実施例6 3−フェニルアミノフェノール129.5部と無水フタ
ル酸124.3部をo−ジクロロベンゼン280部と共
に反応するに際してピリジン8部を加えて150℃で5
時間反応を行ない、濃い青褐色の反応液を得た。この反
応液に水300部と48%水酸化ナトリウム250部を
加え撹拌してソーダ塩の結晶を析出させた後ろ別し、得
られた結晶をアセトン300部で洗浄した。このソーダ
塩を水1000部に溶解し、攪拌下に希塩酸水でpH4
に調整して、赤褐色結晶の2−(4’−フェニルアミノ
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸105.2部
を得た(融点184〜186℃)。出発原料の3−フェ
ニルアミノフェノールに対する目的物の収率は45.1
%であった。
ル酸124.3部をo−ジクロロベンゼン280部と共
に反応するに際してピリジン8部を加えて150℃で5
時間反応を行ない、濃い青褐色の反応液を得た。この反
応液に水300部と48%水酸化ナトリウム250部を
加え撹拌してソーダ塩の結晶を析出させた後ろ別し、得
られた結晶をアセトン300部で洗浄した。このソーダ
塩を水1000部に溶解し、攪拌下に希塩酸水でpH4
に調整して、赤褐色結晶の2−(4’−フェニルアミノ
−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸105.2部
を得た(融点184〜186℃)。出発原料の3−フェ
ニルアミノフェノールに対する目的物の収率は45.1
%であった。
【0024】実施例7 3−p−トリルアミノフェノール59.7部と無水フタ
ル酸53.3部をo−ジクロロベンゼン225部と共に
150〜155℃で3.5時間反応を行ない濃い青褐色
の反応液を得た。この反応液に水300部と48%水酸
化ナトリウム250部を加え撹拌してソーダ塩の結晶を
析出させた後ろ別し、得られた結晶をアセトン300部
で洗浄した。このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌
下に希塩酸水でpH4に調整して、赤褐色結晶の2−
(4’−p−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイ
ル)安息香酸34部を得た(融点189〜192℃)。
出発原料の3−p−トリルアミノフェノールに対する目
的物の収率は32.7%であった。
ル酸53.3部をo−ジクロロベンゼン225部と共に
150〜155℃で3.5時間反応を行ない濃い青褐色
の反応液を得た。この反応液に水300部と48%水酸
化ナトリウム250部を加え撹拌してソーダ塩の結晶を
析出させた後ろ別し、得られた結晶をアセトン300部
で洗浄した。このソーダ塩を水500部に溶解し、攪拌
下に希塩酸水でpH4に調整して、赤褐色結晶の2−
(4’−p−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイ
ル)安息香酸34部を得た(融点189〜192℃)。
出発原料の3−p−トリルアミノフェノールに対する目
的物の収率は32.7%であった。
【0025】実施例8 3−p−トリルアミノフェノール59.7部と無水フタ
ル酸53.3部をo−ジクロロベンゼン225部と共に
反応するに際してピリジン4部を加えた以外は実施例7
と同様に反応、処理して、赤褐色結晶の2−(4’−p
−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸47.7部を得た(融点189〜192℃)。出発原
料の3−p−トリルアミノフェノールに対する目的物の
収率は45.8%であった。
ル酸53.3部をo−ジクロロベンゼン225部と共に
反応するに際してピリジン4部を加えた以外は実施例7
と同様に反応、処理して、赤褐色結晶の2−(4’−p
−トリルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸47.7部を得た(融点189〜192℃)。出発原
料の3−p−トリルアミノフェノールに対する目的物の
収率は45.8%であった。
【0026】参考例1 3−シクロヘキシルアミノフェノール16.4部と無水
フタル酸13.3部をトルエン120部と共に100〜
110℃で反応を行ったところ反応途中から結晶が析出
した。2時間反応後、反応液を室温まで冷却、ろ過して
無色結晶26.3部を得た(融点168〜170℃)。
出発原料の3−シクロヘキシルアミノフェノールに対す
る上記結晶の収率は90.5%であった。上記結晶化合
物は、IRおよびNMRによる構造解析の結果、N−シ
クロヘキシル−3’ヒドロキシ−2−カルボキシーベン
ズアニリドと判明した。
フタル酸13.3部をトルエン120部と共に100〜
110℃で反応を行ったところ反応途中から結晶が析出
した。2時間反応後、反応液を室温まで冷却、ろ過して
無色結晶26.3部を得た(融点168〜170℃)。
出発原料の3−シクロヘキシルアミノフェノールに対す
る上記結晶の収率は90.5%であった。上記結晶化合
物は、IRおよびNMRによる構造解析の結果、N−シ
クロヘキシル−3’ヒドロキシ−2−カルボキシーベン
ズアニリドと判明した。
【0027】参考例2 3−p−トリルアミノフェノール19.9部と無水フタ
ル酸17.8部をo−ジクロロベンゼン120部と共に
100〜110℃で反応を行ったところ反応途中から結
晶が析出した。2時間反応後、反応液を室温まで冷却、
ろ過して無色結晶25.3部を得た(融点174〜18
3℃)。出発原料の3−p−トリルアミノフェノールに
対する上記結晶の収率は72.9%であった。上記結晶
化合物は、IRおよびNMRによる構造解析の結果、N
−p−トリル−3’ヒドロキシ−2−カルボキシ−ベン
ズアニリドと判明した。
ル酸17.8部をo−ジクロロベンゼン120部と共に
100〜110℃で反応を行ったところ反応途中から結
晶が析出した。2時間反応後、反応液を室温まで冷却、
ろ過して無色結晶25.3部を得た(融点174〜18
3℃)。出発原料の3−p−トリルアミノフェノールに
対する上記結晶の収率は72.9%であった。上記結晶
化合物は、IRおよびNMRによる構造解析の結果、N
−p−トリル−3’ヒドロキシ−2−カルボキシ−ベン
ズアニリドと判明した。
【0028】参考例3 「アニリド体のベンゾフェノンカルボン酸への転化」参
考例1で得たアニリド体20部をo−ジクロロベンゼン
100部と共に150℃で2時間反応後、実施例3と同
様に処理し、2−(4’−シクロヘキシルアミノ−2’
−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸12.3部を得た。
アニリド体に対する収率は61.5%であった。
考例1で得たアニリド体20部をo−ジクロロベンゼン
100部と共に150℃で2時間反応後、実施例3と同
様に処理し、2−(4’−シクロヘキシルアミノ−2’
−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸12.3部を得た。
アニリド体に対する収率は61.5%であった。
【0029】応用例1 「2−メチル−6−シクロヘキシルアミノーフルオラン
の合成」80%硫酸200部に2−(4’−シクロヘキ
シルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸3
3.9部を20〜25℃で溶解した。次にp−クレゾー
ル14部を10℃で溶解し、さらに20℃で20時間反
応した。この反応物を氷水1000部で10℃以下を保
ちながら希釈し析出物をろ別した。ろ別した反応物をト
ルエン250部、水100部に加え、還流下に水酸化ナ
トリウムでpH10とした。次にトルエン層を分取し、
活性炭5部を加え清澄ろ過をおこなった。このトルエン
層を濃縮した残査にメタノール200部を加え、よくほ
ぐし析出した結晶をろ別し、110℃で一夜乾燥して、
淡桃色結晶37.4部を得た。融点190.2〜19
2.5℃。収率は91%であった。こうして得られた2
−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオランは感圧
複写システムの顕色剤として広く用いられている活性白
土上で、鮮やかな黄色に発色し、非常に実用価値の高い
ものである。
の合成」80%硫酸200部に2−(4’−シクロヘキ
シルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸3
3.9部を20〜25℃で溶解した。次にp−クレゾー
ル14部を10℃で溶解し、さらに20℃で20時間反
応した。この反応物を氷水1000部で10℃以下を保
ちながら希釈し析出物をろ別した。ろ別した反応物をト
ルエン250部、水100部に加え、還流下に水酸化ナ
トリウムでpH10とした。次にトルエン層を分取し、
活性炭5部を加え清澄ろ過をおこなった。このトルエン
層を濃縮した残査にメタノール200部を加え、よくほ
ぐし析出した結晶をろ別し、110℃で一夜乾燥して、
淡桃色結晶37.4部を得た。融点190.2〜19
2.5℃。収率は91%であった。こうして得られた2
−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオランは感圧
複写システムの顕色剤として広く用いられている活性白
土上で、鮮やかな黄色に発色し、非常に実用価値の高い
ものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、硼酸を用いな
くても収率よく2−(4’−モノ置換アミノ−2’−ヒ
ドロキシベンゾイル)安息香酸を得ることができる。得
られたベンゾフェノンカルボン酸誘導体は情報記録用色
素として利用価値の高いフルオラン化合物の原料として
用いられる。
くても収率よく2−(4’−モノ置換アミノ−2’−ヒ
ドロキシベンゾイル)安息香酸を得ることができる。得
られたベンゾフェノンカルボン酸誘導体は情報記録用色
素として利用価値の高いフルオラン化合物の原料として
用いられる。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中R1はアルキル基、シクロアルキル基、p−若し
くはm−位に置換基を有することもあるフェニル基を意
味し、R2は水素原子、アルキル基を意味する。)で表
される3−モノ置換アミノフェノールと無水フタル酸
を、無溶媒あるいは有機溶媒の存在下、130〜180
℃の間で反応することを特徴とする一般式(2) 【化2】 (式中R1,R2は前記に同じ)で表される2−(4’
−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)
安息香酸の製造方法。 - 【請求項2】一般式(1)及び一般式(2)中のR1が
シクロヘキシル基又はp−メチルフェニル基であり、R
2が水素原子である請求項1記載の2−(4’−N−モ
ノ置換アミノ−2’−ピドロキシベンゾイル)安息香酸
の製造方法。 - 【請求項3】3−モノ置換アミノフェノールと無水フタ
ル酸との反応を、置換基を有することもあるピリジンの
存在下におこなうことを特徴とする請求項1又は2記載
の2−(4’−N−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシ
ベンゾイル)安息香酸の製造方法。 - 【請求項4】3−モノ置換アミノフェノールと無水フタ
ル酸とを反応させた後、2−(4’−N−モノ置換アミ
ノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸を単離する
ことなく、出発原料として使用した3−モノ置換アミノ
フェノール1モル当たり1〜10モル相当の水酸化アル
カリを加えて80〜140℃で熱処理し、前記3−モノ
置換アミノフェノールと無水フタル酸との反応で副生す
るローダミン型色素の分解をはかることを特徴とする請
求項1又は2記載の2−(4’−N−モノ置換アミノ−
2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8196878A JPH107632A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 2−(4’−n−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法 |
| GB9712844A GB2314329B (en) | 1996-06-21 | 1997-06-18 | Process for preparing 2-(4'N-monosustituted amino-2-hydroxybenzoyl)benzoic Acids |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8196878A JPH107632A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 2−(4’−n−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107632A true JPH107632A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16365161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8196878A Pending JPH107632A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 2−(4’−n−モノ置換アミノ−2’−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107632A (ja) |
| GB (1) | GB2314329B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017038987A1 (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 国立研究開発法人理化学研究所 | ローダミン系色素化合物及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4035393A (en) * | 1975-04-10 | 1977-07-12 | Ncr Corporation | Chromogenic derivatives of bis-1,1-disubstituted ethylene and a process for preparing them |
| JP2764317B2 (ja) * | 1989-09-25 | 1998-06-11 | 三井化学株式会社 | 安息香酸誘導体およびその製造法 |
| JP3181107B2 (ja) * | 1992-09-22 | 2001-07-03 | 三井化学株式会社 | ケト酸の製造方法 |
| JP3627196B2 (ja) * | 1995-01-17 | 2005-03-09 | 山田化学工業株式会社 | フルオラン化合物及びこれを使用する発色性記録材料 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP8196878A patent/JPH107632A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-18 GB GB9712844A patent/GB2314329B/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017038987A1 (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 国立研究開発法人理化学研究所 | ローダミン系色素化合物及びその製造方法 |
| JPWO2017038987A1 (ja) * | 2015-09-03 | 2018-08-09 | 国立研究開発法人理化学研究所 | ローダミン系色素化合物及びその製造方法 |
| US10435564B2 (en) | 2015-09-03 | 2019-10-08 | Riken | Rhodamine-based colorant compound and process for producing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9712844D0 (en) | 1997-08-20 |
| GB2314329A (en) | 1997-12-24 |
| GB2314329B (en) | 2000-05-31 |
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