JPH1076733A - 印字ギャップの手動調整機構 - Google Patents

印字ギャップの手動調整機構

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JPH1076733A
JPH1076733A JP25397296A JP25397296A JPH1076733A JP H1076733 A JPH1076733 A JP H1076733A JP 25397296 A JP25397296 A JP 25397296A JP 25397296 A JP25397296 A JP 25397296A JP H1076733 A JPH1076733 A JP H1076733A
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浩巳 日比野
Makoto Sugai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ギャップの調整を行うための操作部材を
ダイヤル式にすることを可能とし、紙送りノブの軸心を
利用することを可能として、格別の軸心を必要とせずに
外観的にも優れた印字ギャップの手動調整機構を提供す
る。 【解決手段】 印字ギャップを調整するためのギャップ
調整ダイヤル6を紙送りノブ8と同心軸上に回転自在に
軸支すると共に、ギャップ調整ダイヤル6の回転動作を
伝達して印字ヘッド3の移動動作に変換する伝達変換機
構7を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンと印字ヘ
ッドとの間に画成される印字ギャップを手動により調整
するための印字ギャップの手動調整機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来の印字ギャップの手動調
整機構を備えたプリンタの要部を示す斜視図である。図
25において、符号1はキャリッジシャフトであり、キ
ャリッジシャフト1は、図示を省略したプリンタ本体の
左右のサイドフレームの間に水平に横架されると共に上
下移動可能に支持されている。キャリッジシャフト1に
は、キャリッジ2がキャリッジシャフト1に沿って摺動
自在に嵌合されると共にキャリッジシャフト1と共に上
下移動可能に支持されている。キャリッジ2には、印字
ヘッド3がそのドットピン側3aを鉛直下方に向けてビ
ス等により脱着可能に取り付けられている。印字ヘッド
3の軌跡の真下には、印字ヘッド3のドットピンのイン
パクトを受け止めるプラテン4が配置されており、プラ
テン4と印字ヘッド3の先端との間には、図示しない給
紙口から供給されてプリントに供される用紙が通過する
印字ギャップが画成されている。
【0003】キャリッジシャフト1は、その両端にキャ
リッジシャフト1の軸心に対して偏心した偏心軸支部9
0,90が設けられ、左右の偏心軸支部90,90が左
右のサイドフレームにそれぞれ回転自在に支持されてい
る。なお、図25においては一方の偏心軸支部90aの
み図示している。一方の偏心軸支部90aの先端には、
印字ギャップを調整するための操作レバー91の基端が
固着されている。
【0004】このような従来のプリンタにおけるプラテ
ン4と印字ヘッド3との間の印字ギャップの調整は、操
作レバー91の先端を回動操作して操作レバー91と共
に偏心軸支部90,90を回動させ、キャリッジシャフ
ト1の軸線に対する偏心寸法の2倍に相当する距離の範
囲内で、プラテン4に接離する上下方向にキャリッジ2
と共に印字ヘッド3を移動させて行っていた。
【0005】なお、印字ギャップの調整範囲は、0.3
〜2.0mmであり、例えば、カーボン紙を含むような
複数枚の用紙やカード付用紙等に対応して印字ギャップ
を調整する。
【0006】しかしながら、このように印字ギャップの
調整を操作レバー91の回動により行うものにおいて
は、操作レバー91の配設位置によって操作レバー91
の操作角度に制約がある。また、操作レバー91がキャ
リッジシャフト1に直に設けられているため、印字ギャ
ップの調整可能な範囲によって操作レバー91の操作角
度の範囲が規制されてしまい、この範囲内でしか印字ギ
ャップの調整のための操作範囲を確保することができな
い。したがって、印字ギャップの調整のための操作範囲
を大きくすることができず、印字ギャップ調整の精度を
上げることが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印字
ギャップの調整を行うための操作部材をダイヤル式にす
ることを可能とし、紙送りノブの軸心を利用することを
可能として、他に格別の軸心を必要とせずに外観的にも
優れた印字ギャップの手動調整機構を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印字ギャップの
手動調整機構は、用紙送りを行わせるための紙送りノブ
を備え、印字ヘッドを移動することによってプラテンと
印字ヘッドとの印字ギャップを手動で調整可能であるプ
リンタにおいて、前記印字ギャップを調整するためのギ
ャップ調整ダイヤルを前記紙送りノブと同心軸上に回転
自在に軸支すると共に、前記ギャップ調整ダイヤルの回
転動作を伝達して前記印字ヘッドの移動動作に変換する
伝達変換機構を配設したことを特徴とする。
【0009】前記伝達変換機構が、前記ギャップ調整ダ
イヤルの回転を減速する減速輪列機構を有していること
により、ギャップ調整ダイヤルの回転を減速して印字ヘ
ッドの移動動作に変換することを実現し、これによっ
て、印字ギャップの調整のための操作範囲を広げること
を実現した。
【0010】前記ギャップ調整ダイヤルが、前記ギャッ
プ調整ダイヤルから前記伝達変換機構への回転動作の伝
達を解除する向きに付勢する付勢バネを有していること
により、付勢バネを押圧することによりギャップ調整ダ
イヤルから前記伝達変換機構への回転動作の伝達を可能
とし、ギャップ調整ダイヤルを押圧しながら回動操作す
ることで、印字ギャップの調整を可能とし、紙送りノブ
と同軸上に配置することを実現した。
【0011】前記ギャップ調整ダイヤルの回動による前
記印字ギャップの調整位置が、多段階に切換可能である
ことにより、細かい印字ギャップの調整操作を実現し、
操作性の向上を達成した。
【0012】前記ギャップ調整ダイヤルと前記伝達変換
機構とが、前記調整ダイヤルに設けた雄型ローレット部
と、前記伝達変換機構に設けた雌型ローレット部との凹
凸嵌合により、前記ギャップ調整ダイヤルの回動操作方
向に対して結合されていることにより、ギャップ調整ダ
イヤルと前記伝達変換機構との遊びをなくしてギャップ
調整の精度の安定性を実現した。
【0013】前記ギャップ調整ダイヤルの内部に、前記
印字ギャップの調整範囲を規制するギャップ調整規制機
構を設けたことにより、ギャップ調整ダイヤルの回動操
作範囲を規制することを実現する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の印字ギャップの
手動調整機構を適用した一実施形態のインパクトドット
プリンタの要部を概略で示す斜視図である。図1におい
て、符号1はキャリッジシャフトであり、キャリッジシ
ャフト1は、図示を省略したプリンタ本体の左右のサイ
ドフレームの間に水平に横架されると共に上下移動可能
に支持されている。キャリッジシャフト1には、キャリ
ッジ2がキャリッジシャフト1に沿って摺動自在に嵌合
されると共にキャリッジシャフト1と共に上下移動可能
に支持されている。キャリッジ2には、印字ヘッド3が
そのドットピン側3aを鉛直下方に向けてビス等により
脱着可能に取り付けられている。印字ヘッド3の軌跡の
真下には、印字ヘッド3のドットピンのインパクトを受
け止めるプラテン4が配置されており、プラテン4と印
字ヘッド3の先端との間には、図示しない給紙口から供
給されてプリントに供される用紙が通過する印字ギャッ
プが画成されている。
【0015】図1に示すように、キャリッジシャフト1
の一端には、キャリッジシャフト1を上下移動し、印字
ヘッド3を搭載したキャリッジ2をキャリッジシャフト
1と共に上下移動することによって、プラテン4と印字
ヘッド3との印字ギャップを手動で調整可能とする印字
ギャップの手動調整機構5が配設されている。手動調整
機構5は、印字ギャップを調整するためのギャップ調整
ダイヤル6と、ギャップ調整ダイヤル6の回転動作を伝
達して印字ヘッド3の移動動作に変換する伝達変換機構
7とにより構成されている。なお、伝達変換機構7は、
ギャップ調整ダイヤルの回転を減速する減速輪列機構7
aを含む。また、図1において、符号8は、用紙送りを
行わせるための紙送りノブであり、ギャップ調整ダイヤ
ル6は、紙送りノブ8と同心軸上に回転自在に軸支され
ている。
【0016】図2は、右サイドフレームの外面に配設さ
れた印字ギャップの手動調整機構5の伝達変換機構7と
図1のギャップ調整ダイヤル6の回動による印字ギャッ
プの調整位置を多段階に切換可能とするための多段階切
換機構9を示す正面図であり、図3は、左サイドフレー
ム側におけるキャリッジシャフト1の軸支部を示す正面
図である。
【0017】図2において、符号10は、プリンタ本体
の右側部を形成する右サイドフレームである。右サイド
フレーム10の中央後部寄りには、軸受体11が回転自
在に嵌設され、軸受体11の内側には、軸受体11の回
転中心に対して偏心位置にキャリッジシャフト1の一端
が嵌合されて支持されている。
【0018】また、図3において、符号12は、プリン
タ本体の左側部を形成する左サイドフレームであり、左
サイドフレーム12は、右サイドフレーム10に平行に
配置されている。左サイドフレーム12には、図2に示
す右サイドフレーム10に配設された軸受体11と対向
する位置に、軸支持体13が配設されている。軸支持体
13は、左サイドフレーム12に取り付けられた筒体1
4と、筒体14の内周に筒体14に対して回転自在に嵌
合された軸受15とにより構成され、軸受15の内側に
は、キャリッジシャフト1の他端が軸受15の回転中心
に対して一端側と同じ偏心位置に嵌合されて支持されて
いる。
【0019】これにより、キャリッジシャフト1は、右
サイドフレーム10と左サイドフレーム12との間に水
平に横架されると共に、その一端を支持する軸受体11
と、その他端を支持する軸支持体13の軸受15との同
期回転により、回転中心に対して偏心位置が公転するこ
とによって上下方向に変位可能に支持されている。従っ
て、キャリッジシャフト1に摺動自在に嵌合されたキャ
リッジ2と、キャリッジ2に取り付けられた印字ヘッド
3も上下移動が可能に設けられている。
【0020】図4は、ギャップ調整ダイヤル6を分解し
て示す手動調整機構5の斜視図である。図4に示すよう
に、ギャップ調整ダイヤル6は、手動回動操作を行わせ
るための操作ダイヤル16と、操作ダイヤル16と係合
離脱可能なサブダイヤル17と、操作ダイヤル16とサ
ブダイヤル17との係合状態を解除する向きに付勢する
コイルバネ18とにより構成されている。
【0021】また、図2及び図4に示すように、伝達変
換機構7は、ギャップ調整ダイヤル6のサブダイヤル1
7と係合し、サブダイヤル17と一体に回転する回転伝
達板19と、回転伝達板19に設けられたギャップダイ
ヤルギア20と、ギャップダイヤルギア20と噛合する
第1伝達ギア21と、第1伝達ギア21と同軸に一体に
形成された第2伝達ギア22と、キャリッジシャフト1
の変位用であって、第2伝達ギア22に噛合するセクタ
ギア23とにより構成されている。
【0022】図5は、手動調整機構5の軸方向に破断し
て示す要部断面図である。図5において、符号24は、
プリンタ本体の左右方向に回転自在に軸支された紙送り
ローラ軸であり、図示しない右サイドフレームの外側に
紙送りローラ軸24の一端側が突出されている。また、
符号25は、プリンタの外装を形成するハウジングであ
り、ハウジング25の右側の側壁26の外側には、紙送
りローラ軸24の一端に臨んで手動調整機構配設部27
が設けられ、手動調整機構配設部27には、ギャップス
ケールカバー28が取り付けられ、手動調整機構配設部
27の中央には円形の通孔29が設けられている。
【0023】図5に示すように、紙送りローラ軸24の
一端寄りには、伝達変換機構7の一部を構成する回転伝
達板19が回転自在に軸支され、紙送りローラ軸24の
一端はハウジング26に設けられた通孔29内に配置さ
れており、紙送りローラ軸24の一端には、紙送りノブ
8の操作回転軸30が紙送りローラ軸24と同軸上に一
体に嵌合されている。紙送りノブ8の操作回転軸30に
は、ギャップ調整ダイヤル6が回転自在に支持されてい
る。
【0024】次に、ギャップ調整ダイヤル6の操作ダイ
ヤル16及びサブダイヤル17について説明する。図6
は、操作ダイヤル16の正面図であり、図7は、操作ダ
イヤル16の裏面図であり、図8は、操作ダイヤル16
の一部断面図である。
【0025】図6乃至図8に示すように、操作ダイヤル
16は、その一端に紙送りノブ8の径よりも大に形成さ
れた円板状の操作回動部31を備え、操作回動部31の
外周面には、指掛け用凹溝31aが軸方向に向けて等間
隔に設けられている。操作回動部31の裏面中央には、
軸方向他端に向けて筒状の周壁32が形成され、周壁3
2の中間内側には隔壁33が形成され、隔壁33の中央
には、軸方向他端に向けて筒状の軸支部34が設けら
れ、軸支部34の一端には、紙送りノブ8の操作回転軸
30を挿通する挿通孔35が設けられ、軸支部34の中
間から他端にかけては、切り欠きにより3つの係合片3
6が設けられている。
【0026】また、図7に示すように、操作回動部31
の裏面中央寄りには、周壁32の外周縁に沿って所定の
間隔で複数の嵌合凹部37が設けられている。なお、図
6に示すように、隔壁33の周壁32寄りには、ドライ
バ等の工具を通すための通孔38が中心から120度毎
の間隔で設けられている。
【0027】図6に示すように、係合片36は、中心か
ら見て120度毎の間隔で設けられており、図8に示す
ように、各係合片36の先端には、係合部39が形成さ
れている。
【0028】図9は、操作ダイヤル16の係合片36の
要部拡大断面図である。図9に示すように、係合部39
には、その先端から外側に向けて傾斜したテーパ部40
が形成されると共に、テーパ部40の外縁に係止爪41
が形成されている。なお、3つの係合片36,36,3
6は、その先端の係合部39が軸心方向内側に向けて弾
性変形が可能である。
【0029】また、係合部39の内側には、係合片36
の基端に向けて折り返し部42が形成されている。な
お、図5に示すように、各折り返し部42の内周面は、
紙送りノブ8の操作回転軸30の先端に形成された径小
部30aの外周に馴染むよう形成され、各折り返し部4
2の先端面は、紙送りノブ8の操作回転軸30の先端の
径小部30aの基部外側に環状に形成されたストッパ部
30bと当接可能となっている。
【0030】図10は、サブダイヤル17の正面図であ
り、図11は、サブダイヤル17の裏面図であり、図1
2は、サブダイヤル17の側面図であり、図13は、サ
ブダイヤル17の軸方向の断面図である。
【0031】図10乃至図12に示すように、サブダイ
ヤル17は、その一端に操作ダイヤル16の操作回動部
31の径よりもやや小に形成された円板状のフランジ板
部43を備え、フランジ板部43の外周面には、ギャッ
プ調整ダイヤル6の操作回転量に対応したギャップ調整
用のメモリが記されているスケール44が付設されてい
る。フランジ板部43の裏面中央には、軸方向他端に向
けて筒部45が形成されると共に、筒部45の一端寄り
内側には、操作ダイヤル16の筒状の周壁32を回転自
在かつ軸方向に摺動可能に内嵌する嵌合孔部46が設け
られ、筒部45の他端寄り内側には隔壁47が設けら
れ、隔壁47の中央には、操作ダイヤル16の3つの係
合片36,36,36を嵌め込むと共に、3つの係合片
36,36,36に設けられた各係止爪41を係止する
係止孔48が設けられている。
【0032】図10に示すように、フランジ板部43の
正面中央寄りには、図7に示す操作ダイヤル16側に設
けられた複数の嵌合凹部37に対応して、嵌合孔部46
の外周縁に沿って所定の間隔で複数の嵌合突起49が設
けられている。また、図11に示すように、フランジ板
部43の裏面には、フランジ板部43の外周縁に沿って
立上り周壁50が設けられ、立上り周壁50の基部の一
箇所には、径方向の内側に向けて突起51が設けられて
いる。さらに、図12に示すように、筒部45の他端に
は外周に亘って雄型ローレット部52が設けられてい
る。
【0033】なお、図10、図11及び図13に示すよ
うに、隔壁47の筒部45寄りには、取付用ネジを挿通
するための長孔からなる取付用孔53,53,53,5
3が中心から見て90度毎の間隔で設けられている。
【0034】図4乃至図5に示すように、操作ダイヤル
16に設けられた3つの係合片36,36,36の外側
に対してコイルバネ18が外嵌され、サブダイヤル17
の筒部45の内側の嵌合孔部48に、操作ダイヤル16
の筒状の周壁32が回転自在かつ軸方向に摺動可能に内
嵌され、サブダイヤル17の隔壁47の中央に設けられ
た係止孔48に、操作ダイヤル16に設けられた3つの
係合片36,36,36の先端の係合部39が嵌め込ま
れ、3つの係合部39に設けられた各係止爪41が係止
孔48の外側の縁部に引っ掛かって操作ダイヤル16と
サブダイヤル17とが係合され、押し縮められた状態と
なったコイルバネ18の他端が、サブダイヤル17に設
けられた係止孔48の内側の縁部を押圧し、図5に示す
ように、コイルバネ18の付勢によって操作ダイヤル1
6がサブダイヤル17に対し、操作ダイヤル16の嵌合
凹部37とサブダイヤル17の嵌合突部49とを離間し
た係合離脱状態に維持している。
【0035】次に、ギャップスケールカバー28につい
て説明する。図14は、ギャップスケールカバー28の
正面図であり、図15は、ギャップスケールカバー28
の裏面図であり、図16は、ギャップスケールカバー2
8の側面図であり、図17は、ギャップスケールカバー
28の一部を図14の矢視C方向から示す側面図であ
る。また、図18は、プリンタのハウジング25に設け
られた手動調整機構配設部27の正面図である。
【0036】図14に示すように、ギャップスケールカ
バー28は、幅小で環状のカバー本体54を有し、図1
4に示すようにカバー本体54の外周縁に沿って正面に
向けて立ち上る立上り周壁55が設けられ、環状のカバ
ー本体54の内周縁に沿って正面に向けて環状周壁56
が設けられ、図14及び図15に示すように環状周壁5
6によって囲まれて嵌入孔57が形成されている。
【0037】図15に示すように、幅小で環状のカバー
本体54の裏面には、嵌入孔57の周縁に沿って中心か
ら見て120度毎の間隔で3つの係合片58,58,5
8が突設され、係合片58,58,58の側方には中心
から見て120度毎の間隔で位置決め用突起59,5
9,59が突設されている。図16に示すように、各係
合片58の先端には係合部60が形成され、係合部60
には、その先端から外側に向けて傾斜したテーパ部61
が形成されると共に、テーパ部61の外縁に係止爪62
が形成されている。なお、3つの係合片58,58,5
8は、その先端の係合部が軸心方向内側に向けて弾性変
形が可能である。
【0038】また、図14および図16に示すように、
環状のカバー本体54の内周縁に沿って形成された環状
周壁56の上端には、図11に示すギャップ調整ダイヤ
ル6のサブダイヤル17の裏面に設けた突起51の上面
が摺接する半円弧状の摺接部63と、摺接部63の両端
に対して正面側に突出する段差によって形成された規制
段部64が設けられている。
【0039】さらに、図14及び図17に示すように、
カバー本体54の外周縁に沿って正面に向けて形成され
た立上り周壁55の一部に切欠部65が形成され、切欠
部65の中央には、ギャップ調整ダイヤル6のサブダイ
ヤル17の外周面に付設されたギャップ調整用のメモリ
の現在位置を指し示す指示爪部66が形成されている。
【0040】図18に示すように、手動調整機構配設部
27は、中央部に円形の通孔29が設けられ、通孔29
の周縁を取り囲むようにして環状の取付部67が設けら
れている。取付部67には、ギャップスケールカバー2
8の裏面に設けられた3つの係合片58,58,58に
対応して、中心から見て120度毎の間隔で3つの係合
孔68,68,68が設けられ、取付部67の各係合孔
68,68,68の側方位置には、ギャップスケールカ
バー28の裏面に設けられた3つの位置決め用突起5
9,59,59に対応して、中心から見て120度毎の
間隔で位置決め用孔69,69,69が穿設されてい
る。
【0041】図5に示すように、ギャップスケールカバ
ー28の裏面に設けられた各位置決め用突起59が、手
動調整機構配設部27の各位置決め用孔69に挿入され
て位置決めされると共に、ギャップスケールカバー28
の裏面に設けられた各係合片58が、手動調整機構配設
部27の各係合孔68に嵌め入れられ、各係合片58の
先端の係合部60に設けられた各係止爪62が係合孔6
8の縁部に引っ掛かって係合され、ハウジング25の手
動調整機構配設部27にギャップスケールカバー28が
装着されている。
【0042】図5に示すように、紙送りノブ8の操作回
転軸30にギャップ調整ダイヤル6が回転自在に軸支さ
れ、ギャップ調整ダイヤル6のサブダイヤル17の筒部
45がギャップスケールバー28の通孔29に対して回
転自在に挿通され、サブダイヤル17のフランジ板部4
3の裏面に設けられた突起51が、ギャップスケールカ
バー28の環状周壁56の上端に設けられた半円弧状の
摺接部63に摺接する。
【0043】次に、伝達変換機構7について説明する。
図2に示すように、右サイドフレーム10に回転自在に
支持された軸受体11には、右サイドフレーム10の外
側に突出された周面に、軸受体11の回転中心から同心
状に広がる変位用のセクタギア23が一体に形成されて
いる。また、軸受体11の下方には、紙送りローラ軸2
4と平行な伝達ギア軸70が、その先端を外側に向け、
その基端を右サイドフレーム10に固設されている。
【0044】図5に示すように、紙送りローラ軸24の
一端寄りには回転自在に回転伝達板19が軸支されてい
る。なお、図19は、回転伝達板19の正面図であり、
図20は回転伝達板19の一部を破断して示す側面図で
ある。
【0045】図20に示すように、回転伝達板19は、
大径歯車71と、大径歯車71と同軸上に一体に形成さ
れたギャップダイヤルギア20とにより構成されてい
る。図19に示すように、回転伝達板19の中央には紙
送りローラ軸24を挿通する軸支孔72が設けられ、大
径歯車71の裏面側に該歯車71と同軸に一体に小径の
ギャップダイヤルギア20が形成されている。回転伝達
板19の正面には、軸心を中心とする環状周壁73が突
設されると共に、環状周壁73に囲まれた内側に軸心か
ら見て90度毎の間隔で4つの取付用ネジ孔74が設け
られ、図20に示すように、環状周壁73の内周面に亘
って、ギャップ調整ダイヤル6のサブダイヤル17の筒
部45の外周に設けられた雄型ローレット部52を嵌合
する雌型ローレット部75が設けられている。
【0046】図5に示すように、紙送りローラ軸24の
一端寄りに回転自在に軸支された回転伝達板19の正面
側に設けられた雌型ローレット部75には、ギャップ調
整ダイヤル6のサブダイヤル17の筒部45の外周に設
けられた雄型ローレット部52が嵌め込まれ、さらに、
サブダイヤル17の筒部45の内側から、図11に示す
サブダイヤル17に設けられた取付用孔53にワッシャ
76を介して取付用ネジ77が挿通され、取付用ネジ7
7の先端が回転伝達板19の正面側に設けられた取付用
ネジ孔74にねじ込まれ、回転伝達板19とギャップ調
整ダイヤル6のサブダイヤル17とが一体に連結される
と共に、紙送りローラ軸24及びこれと同軸の紙送りノ
ブ8の操作回転軸30の回りに一体に回転自在に配設さ
れている。
【0047】図2及び図5に示すように、伝達ギア軸7
0には、同軸上に一体に形成された大径の第1伝達ギア
21及び小径の第2伝達ギア22が回転自在に軸支され
ると共に、第1伝達ギア21が回転伝達板19のギャッ
プダイヤルギア20に噛合され、図2に示すように第2
伝達ギア22がセクタギア23に噛合されている。図2
に示すように、ギャップダイヤルギア20の径は、ギャ
ップダイヤルギア20と噛合する第1伝達ギア21の径
に比べて十分小さく、ギャップダイヤルギア20の回転
速度が減速されて第1伝達ギア21に伝達される。ギャ
ップダイヤルギア20及び第1伝達ギア21によって減
速輪列機構7aが構成されている。
【0048】そして、ギャップ調整ダイヤル6のサブダ
イヤル17の回転が、回転伝達板19のギャップダイヤ
ルギア20、第1伝達ギア21、第1伝達ギア21と同
軸の第2伝達ギア22を経由してセクタギア23に伝達
され、セクタギア23と一体の軸受体11及び図3に示
す軸受15が同期回転することにより、キャリッジシャ
フト1が上下に変位するよう構成されている。
【0049】次に、ギャップ調整ダイヤル6の回動によ
る印字ギャップの調整位置を多段階に切換可能とするた
めの多段階切換機構9について説明する。図20に示す
ように、回転伝達板19の大径歯車71には、その外周
縁の全周に亘って等間隔で複数の歯部78が形成されて
いる。
【0050】また、図2に示すように、右サイドフレー
ム10の外面には、従動ギア軸70の下方に支軸79が
固設され、該支軸79には、回転伝達板19の大径歯車
71に形成されている歯部78に係合する爪部80を備
えたラッチレバー81が回転自在に軸支されると共に、
ラッチレバー81の爪部80を回転伝達板19の大径歯
車71に向けて付勢するねじりコイルバネ82が外嵌さ
れている。なお、多段階切換機構9は、回転伝達板19
の大径歯車71と、ラッチレバー81及びねじりコイル
バネ82によって構成されている。
【0051】図2において、支軸79の斜め下方には、
右サイドフレーム10の外面に掛止用ピン83が固設さ
れている。ラッチレバー81は、その基端に軸支部84
が設けられ、該軸支部84が支軸79に回転自在に軸支
され、先端寄りの一側に爪部80が設けられ、ラッチレ
バー81の裏面には、近接して2つの掛止突起85,8
6が突設されている。ラッチレバー81の軸支部84に
はねじりコイルバネ82の筒部が外嵌され、ねじりコイ
ルバネ82の一端が掛止用ピン83に掛止され、ねじり
コイルバネ82の他端は、ラッチレバー81の裏面に突
設された2つの掛止突起85,86の間に挿入されて掛
止されている。
【0052】次に、本実施形態の作用について述べる。
なお、図2は、図示していない印字ヘッドがプラテンに
最も接近する印字ギャップが最小となる位置をとった状
態の印字ギャップの手動調整機構5の伝達変換機構7を
示している。
【0053】また、図21は、図示していない印字ヘッ
ドがプラテンに最も離隔する印字ギャップが最大となる
位置をとった状態の印字ギャップの手動調整機構5の伝
達変換機構7と多段階切換機構9を示す正面図であり、
図22は、印字ギャップが最小となる位置をとった状態
の印字ギャップの調整範囲を規制するギャップ調整規制
機構を示す正面図であり、図23は、印字ギャップが最
大となる位置をとった状態のギャップ調整規制機構を示
す正面図である。
【0054】前提として、図2に示すように、印字ギャ
ップが最小となる位置をキャリッジシャフト1がとって
いるものとする。この状態では、図22に示すように、
ギャップスケールカバー28の正面側に設けられた摺接
部63に摺接するサブダイヤル17の裏面に設けられた
突起51が、摺接部63の一端に対して設けられた一方
の規制段部64aに当接しており、図22においてサブ
ダイヤル17の操作回転軸30回りの時計回りの回転が
規制されている。したがって、サブダイヤル17と一体
である図2及び図5に示す回転伝達板19の紙送りロー
ラ軸24回りの図2における時計回りの回転も規制され
ている。
【0055】図2及び図22に示す印字ギャップが最小
である状態から印字ギャップを増加する方向に調整する
場合について説明する。印字ギャップの手動調整は、図
5におけるギャップ調整ダイヤル6を手動操作すること
により行う。即ち、図5において、ギャップ調整ダイヤ
ル6の操作ダイヤル16をサブダイヤル17に向けて押
し込んだ状態で回動することにより行う。
【0056】なお、図5は、コイルバネ18の付勢によ
って操作ダイヤル16がサブダイヤル17に対して離隔
されおり、ギャップ調整ダイヤル6から伝達変換機構7
への回転動作の伝達が解除されている状態を示してい
る。
【0057】また、図24は、ギャップ調整ダイヤル6
から伝達変換機構7への回転動作の伝達が可能とされた
状態を示す手動調整機構5の軸方向に破断して示す要部
断面図である。
【0058】図5において、ギャップ調整ダイヤル6の
操作ダイヤル16をコイルバネ18の付勢に抗してサブ
ダイヤル17に向けて押し込むと、操作ダイヤル16の
周壁32がサブダイヤル17の筒部45の内周面に案内
され、操作ダイヤル16がコイルバネ18を押し縮めな
がらサブダイヤル17に向けてスライドし、操作ダイヤ
ル16の操作回動部31の裏面に図17に示すサブダイ
ヤル17の正面に突設された複数の嵌合突起49が当接
する。
【0059】操作ダイヤル16をサブダイヤル17に向
けて押し込んだ状態で、図4において矢印Aで示す方向
に回転すると、サブダイヤル17に対して操作ダイヤル
16が軸心を中心として回転することにより、図7に示
す操作回動部31の裏面に周壁32の外周縁に沿って所
定の間隔で設けられた複数の嵌合凹部37が、図10に
示すフランジ板部43の正面に嵌合孔部46の外周縁に
沿って所定の間隔で突設された複数の嵌合突起49に各
々一致し、操作ダイヤル16の複数の嵌合凹部37にサ
ブダイヤル17の複数の嵌合突起49が嵌まり込む(図
24参照)。なお、この時点で操作ダイヤル16のサブ
ダイヤル17へのスライド移動が不可能となる。
【0060】さらに、操作ダイヤル16をサブダイヤル
17に向けて押し込んだ状態で操作ダイヤル16の複数
の嵌合凹部37とサブダイヤル17の複数の嵌合突起4
9との嵌合状態を保持したまま、図4において矢印Aで
示す方向に操作ダイヤル16を回転すると、操作ダイヤ
ル16の軸心を中心とする矢印A方向の回転力は、複数
の嵌合凹部37及び嵌合突起49を介してサブダイヤル
17とサブダイヤル17に一体に連結されている回転伝
達板19とに伝達される。
【0061】図2及び図22においては、矢印Aで示す
反時計回りの回転力となる。図2においては、回転伝達
板19が反時計回りの回転力を受けると、ねじりコイル
バネ82の付勢力によって係合しているラッチレバー8
1の爪部80と大径歯車71の歯部78との係合に抗
し、操作ダイヤル16、サブダイヤル17及び回転伝達
板19が一体となって紙送りローラ軸24の回りに反時
計回りに回転する。
【0062】回転伝達板19が反時計回りに回転する
と、回転伝達板19の大径歯車71の歯部78とラッチ
レバー81の爪部80との係合が外れ、大径歯車の歯部
78が1ピッチ周方向に移動すると、ねじりコイルバネ
82の付勢によってラッチレバー81の爪部80が再び
大径歯車71の歯部78に係合する。
【0063】回転伝達板19に回転力が伝達されている
間、大径歯車の歯部78が1ピッチ周方向に移動する毎
に、ねじりコイルバネ82の付勢によるラッチレバー8
1の爪部80の大径歯車71の歯部78への係合及び離
脱を交互に繰り返し、回転伝達板19の回転量を大径歯
車の歯部78の1ピッチ分づつ位置決めする。
【0064】図2において、回転伝達板19が反時計回
りの回転すると、回転伝達板19のギャップダイヤルギ
ア20も同時に反時計回りに回転する。ギャップダイヤ
ルギア20の反時計回りの回転は、ギャップダイヤルギ
ア20に噛合する第1伝達ギア21に減速されて伝達さ
れ、第1伝達ギア21及び第1伝達ギア21と同軸に一
体に形成されている第2伝達ギア22が、伝達ギア軸7
0を中心として時計回りに回転し、第2伝達ギア22の
時計回りの回転が、第2伝達ギア22に噛合するセクタ
ギア23に伝達され、セクタギア23が一体に形成され
ている軸受体11が反時計回りに回転し、軸受体11の
回転中心に対して偏心位置に軸支されているキャリッジ
シャフト1が上方に変位する結果、キャリッジシャフト
1と共にキャリッジ2に搭載されている印字ヘッド3が
プラテン4から離隔する上方に変位し、印字ギャップが
増加するように手動調整される。
【0065】なお、図3に示すように、キャリッジシャ
フト1の他端に設けられた軸受15が軸受体11の回転
に同期して矢印Aで示す時計回りに回転する。
【0066】印字ギャップの調整量は、回転伝達板19
の回転量に比例しているので、回転伝達板19の回転量
が大径歯車の歯部78の1ピッチ分づつ位置決めされて
いる結果、印字ギャップの調整量が回転伝達板19の大
径歯車の歯部78の1ピッチ分に対応する量ずつ位置決
めでき、印字ギャップの調整位置が多段階に調整可能で
ある。
【0067】なお、図4に示すように、印字ギャップの
調整量は、ギャップスケールカバー28に設けられた指
示爪部66が、サブダイヤル17の周面に設けられたス
ケール44を指し示すメモリの値により確認される。
【0068】また、図22において、ギャップ調整ダイ
ヤル6のサブダイヤル17が、反時計回りに回転するこ
とにより、サブダイヤル17の裏面に突設された突起5
1が、図22に示すギャップスケールカバー28の正面
側に設けられた摺接部63の一端から摺接部63上を摺
接しながら摺接部63の他端に向けて軸心回りに反時計
回りに公転移動する。
【0069】図22乃至図23に示すように、操作ダイ
ヤル16、サブダイヤル17及び回転伝達板19が一体
となる紙送りローラ軸24の回りの反時計回りの回転
は、ギャップスケールカバー28の円弧状の摺接部63
に摺接するサブダイヤル17の裏面に突設された突起5
1が、摺接部63の他端に対して設けられた他方の規制
段部64bに当接した時点で、サブダイヤル17の反時
計回りの回転がギャップスケールカバー28側の規制段
部64bに規制されることにより、反時計回りに規制が
かけられて回転不可能となる。このように、回転伝達板
19の反時計回りの回転範囲が必要以上に回転されない
よう規制されている。なお、図23は印字ギャップが最
大となる調整位置を示している。また、この時、図21
に示すように、キャリッジシャフト1が変位における上
死点に位置し、図1において印字ヘッド3がプラテン4
に最も離隔して印字ギャップが最大となる。
【0070】なお、操作ダイヤル16への押し込みを解
除すると、押し縮められていたねじりコイルバネ18の
復帰力によって操作ダイヤル16がサブダイヤル17か
ら離隔する方向に押圧され、操作ダイヤル16の周壁3
2がサブダイヤル17の筒部45の内周面に案内され、
操作ダイヤル16がサブダイヤル17から離隔する方向
にスライドし、操作ダイヤル16の複数の嵌合凹部37
からサブダイヤル17の複数の嵌合突起49が離脱して
嵌合状態が解除され、操作ダイヤル16の各係合片36
の先端の係止爪41が、サブダイヤル17の係止孔48
の縁部に当接して操作ダイヤル16のスライド移動が停
止し、図5に示す元位置に復帰する。
【0071】また、図21及び図23に示す印字ギャッ
プが最大である状態から印字ギャップを減少する方向に
調整する場合について説明する。前述と同様に、操作ダ
イヤル16をサブダイヤル17に向けて押し込んで操作
ダイヤル16をスライドし、操作ダイヤル16の複数の
嵌合凹部37にサブダイヤル17の複数の嵌合突起49
を嵌合した状態とし(図24参照)、この嵌合状態を保
持したまま、図4において矢印Bで示す方向に操作ダイ
ヤル16を回転する。
【0072】図4における操作ダイヤル16の軸心を中
心とする矢印B方向の回転力は、複数の嵌合凹部37及
び嵌合突起49を介してサブダイヤル17とサブダイヤ
ル17に一体に連結されている回転伝達板19とに伝達
される。図21及び図23においては、矢印Bで示す時
計回りの回転力となる。図21においては、回転伝達板
19が時計回りの回転力を受けると、ねじりコイルバネ
82の付勢力によって係合しているラッチレバー81の
爪部80と大径歯車71の歯部78との係合に抗し、操
作ダイヤル16、サブダイヤル17及び回転伝達板19
が一体となって紙送りローラ軸24の回りに時計回りに
回転する。
【0073】なお、前述と同様に、回転伝達板19に回
転力が伝達されている間、大径歯車の歯部78が1ピッ
チ周方向に移動する毎に、ねじりコイルバネ82の付勢
によるラッチレバー81の爪部80の大径歯車71の歯
部78への係合及び離脱を交互に繰り返し、回転伝達板
19の回転量を大径歯車の歯部78の1ピッチ分づつ位
置決めする。
【0074】図21において、回転伝達板19が時計回
りの回転すると、回転伝達板19のギャップダイヤルギ
ア20も同時に時計回りに回転する。ギャップダイヤル
ギア20の時計回りの回転は、ギャップダイヤルギア2
0に噛合する第1伝達ギア21に減速されて伝達され、
第1伝達ギア21及び第1伝達ギア21と同軸に一体に
形成されている第2伝達ギア22が、伝達ギア軸70を
中心として反時計回りに回転し、第2伝達ギア22の反
時計回りの回転が、第2伝達ギア22に噛合するセクタ
ギア23に伝達され、セクタギア23が一体に形成され
ている軸受体11が、時計回りに回転し、軸受体11の
回転中心に対して偏心位置に軸支されているキャリッジ
シャフト1が下方に変位する結果、キャリッジシャフト
1と共にキャリッジ2に搭載されている印字ヘッド3が
プラテン4に向けて下方に変位し、印字ギャップが減少
するように手動調整される。
【0075】なお、図3に示すように、キャリッジシャ
フト1の他端に設けられた軸受15が軸受体11の回転
に同期して矢印Bで示す反時計回りに回転する。
【0076】また、図23において、ギャップ調整ダイ
ヤル6のサブダイヤル17が、時計回りに回転すること
により、サブダイヤル17の裏面に突設された突起51
が、図23に示すギャップスケールカバー28の正面側
に設けられた摺接部63の他端から摺接部63上を摺接
しながら摺接部63の一端に向けて軸心回りに時計回り
に公転移動する。
【0077】図22乃至図23に示すように、操作ダイ
ヤル16、サブダイヤル17及び回転伝達板19が一体
となる紙送りローラ軸24の回りの反時計回りの回転
は、ギャップスケールカバー28の円弧状の摺接部63
に摺接するサブダイヤル17の裏面に突設された突起5
1が、摺接部63の一端に対して設けられた一方の規制
段部64aに当接した時点で、サブダイヤル17の時計
回りの回転がギャップスケールカバー28側の規制段部
64aに規制されることにより、時計回りに規制がかけ
られて回転不可能となる。このように、回転伝達板19
の時計回りの回転範囲が必要以上に回転されないよう規
制されている。なお、図22は印字ギャップが最小とな
る調整位置を示している。また、この時、図2に示すよ
うに、キャリッジシャフト1が変位における下死点に位
置し、図1において印字ヘッド3がプラテン4に最も接
近して印字ギャップが最小となる。
【0078】
【発明の効果】本発明の印字ギャップの手動調整機構に
よれば、印字ギャップを調整するためのギャップ調整ダ
イヤルを紙送りノブと同心軸上に回転自在に軸支すると
共に、ギャップ調整ダイヤルの回転動作を伝達して印字
ヘッドの移動動作に変換する伝達変換機構を配設したこ
とにより、印字ギャップの調整を行うための操作部材を
ダイヤル式とすることができると共に、ギャップ調整ダ
イヤルを紙送りノブと同軸上に配置することによって紙
送りノブの軸心を利用することができ、他に格別の軸心
を必要としないから外観的にも優れたものとすることが
できる。
【0079】本発明の請求項2に記載の印字ギャップの
手動調整機構によれば、伝達変換機構が、ギャップ調整
ダイヤルの回転を減速する減速輪列機構を有することに
より、ギャップ調整ダイヤルの回転を減速して印字ヘッ
ドの移動動作に変換するので、印字ギャップ調整のため
のギャップ調整ダイヤルの操作範囲を広げることができ
る。
【0080】本発明の請求項3に記載の印字ギャップの
手動調整機構によれば、ギャップ調整ダイヤルが、ギャ
ップ調整ダイヤルから伝達変換機構への回転動作の伝達
を解除する向きに付勢する付勢バネを有していることに
より、付勢バネを押圧することによりギャップ調整ダイ
ヤルから伝達変換機構への回転動作の伝達を可能とし、
ギャップ調整ダイヤルを押圧しながら回動操作すること
で、印字ギャップの調整をすることができ、紙送りのた
めに紙送りノブを回転操作する際に、ギャップ調整ダイ
ヤルを回転しても、ギャップ調整ダイヤルから伝達変換
機構への回転動作の伝達が行われないため、印字ギャッ
プが変更されないから安全性が高い。
【0081】本発明の請求項4に記載の印字ギャップの
手動調整機構によれば、ギャップ調整ダイヤルの回動に
よる印字ギャップの調整位置が多段階に切換可能である
ことにより、ギャップ調整の精度を高めることができ、
操作性を向上することができる。
【0082】本発明の請求項5に記載の印字ギャップの
手動調整機構によれば、ギャップ調整ダイヤルと伝達変
換機構とが、調整ダイヤルに設けた雄型ローレット部
と、伝達変換機構に設けた雌型ローレット部との凹凸嵌
合により、前記ギャップ調整ダイヤルの回動操作方向に
対して結合されていることにより、ギャップ調整ダイヤ
ルと伝達変換機構との遊びをなくしてギャップ調整の精
度の安定性を実現できる。
【0083】本発明の請求項6に記載の印字ギャップの
手動調整機構によれば、ギャップ調整ダイヤルの内部
に、印字ギャップの調整範囲を規制するギャップ調整規
制機構を設けたことにより、ギャップ調整ダイヤルの回
動操作範囲を規制する部材を外部に別に設けなくともよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字ギャップの手動調整機構を適用し
た一実施形態のインパクトドットプリンタの要部を概略
で示す斜視図
【図2】印字ギャップが最小となる位置をとった状態の
印字ギャップの手動調整機構の伝達変換機構と印字ギャ
ップの調整位置を多段階に切換可能とするための多段階
切換機構を示す正面図
【図3】左サイドフレーム側におけるキャリッジシャフ
トの軸支部を示す正面図
【図4】ギャップ調整ダイヤルを分解して示す手動調整
機構の斜視図
【図5】ギャップ調整ダイヤルから伝達変換機構への回
転動作の伝達が解除されている状態を示す手動調整機構
の軸方向に破断して示す要部断面図
【図6】操作ダイヤルの正面図
【図7】操作ダイヤルの裏面図
【図8】操作ダイヤルの一部断面図
【図9】操作ダイヤルの要部拡大断面図
【図10】サブダイヤルの正面図
【図11】サブダイヤルの裏面図
【図12】サブダイヤルの側面図
【図13】サブダイヤルの軸方向の断面図
【図14】ギャップスケールカバーの正面図
【図15】ギャップスケールカバーの裏面図
【図16】ギャップスケールカバーの側面図
【図17】ギャップスケールカバーの一部を図14の矢
視C方向から示す側面図
【図18】プリンタのハウジングに設けられた手動調整
機構配設部の正面図
【図19】回転伝達板の正面図
【図20】回転伝達板の一部を破断して示す側面図
【図21】印字ギャップが最大となる位置をとった状態
の印字ギャップの手動調整機構の伝達変換機構と多段階
切換機構を示す正面図
【図22】印字ギャップが最小となる位置をとった状態
の印字ギャップの調整範囲を規制するギャップ調整規制
機構を示す正面図
【図23】印字ギャップが最大となる位置をとった状態
のギャップ調整規制機構を示す正面図
【図24】ギャップ調整ダイヤルから伝達変換機構への
回転動作の伝達が可能とされた状態を示す手動調整機構
の軸方向に破断して示す要部断面図
【図25】従来の印字ギャップの手動調整機構を備えた
プリンタの要部を示す斜視図
【符号の説明】
1 キャリッジシャフト 2 キャリッジ 3 印字ヘッド 4 プラテン 5 手動調整機構 6 ギャップ調整ダイヤル 7 伝達変換機構 7a 減速輪列機構 8 紙送りノブ 9 多段階切換機構 10 右サイドフレーム 11 軸受体 12 左サイドフレーム 13 軸支持体 14 筒体 15 軸受 16 操作ダイヤル 17 サブダイヤル 18 コイルバネ(付勢バネ) 19 回転伝達板 20 ギャップダイヤルギア 21 第1伝達ギア 22 第2伝達ギア 23 セクタギア 24 紙送りローラ軸 25 ハウジング 26 側壁 27 手動調整機構配設部 28 ギャップスケールカバー 29 通孔 30 操作回転軸 30a 径小部 30b ストッパ部 31 操作回動部 32 周壁 33 隔壁 34 軸支部 35 挿通孔 36 係合片 37 嵌合凹部 38 通孔 39 係合部 40 テーパ部 41 係止爪 42 折り返し部 43 フランジ板部 44 スケール 45 筒部 46 嵌合孔部 47 隔壁 48 係止孔 49 嵌合突起 50 立上り周壁 51 突起 52 雄型ローレット部 53 取付用孔 54 カバー本体 55 立上り周壁 56 環状周壁 57 嵌入孔 58 係合片 59 位置決め用突起 60 係合部 61 テーパ部 62 係止爪 63 摺接部 64 規制段部 65 切欠部 66 指示爪部 67 取付部 68 係合孔 69 位置決め用孔 70 伝達ギア軸 71 大径歯車 72 軸支孔 73 環状周壁 74 取付用ネジ孔 75 雌型ローレット部 76 ワッシャ 77 取付用ネジ 78 歯部 79 支軸 80 爪部 81 ラッチレバー 82 ねじりコイルバネ 83 掛止用ピン 84 軸支部 85 掛止用突起 86 掛止用突起 90 偏心軸支部 91 操作レバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙送りを行わせるための紙送りノブを
    備え、印字ヘッドを移動することによってプラテンと印
    字ヘッドとの印字ギャップを手動で調整可能であるプリ
    ンタにおいて、前記印字ギャップを調整するためのギャ
    ップ調整ダイヤルを前記紙送りノブと同心軸上に回転自
    在に軸支すると共に、前記ギャップ調整ダイヤルの回転
    動作を伝達して前記印字ヘッドの移動動作に変換する伝
    達変換機構を配設したことを特徴とする印字ギャップの
    手動調整機構。
  2. 【請求項2】 前記伝達変換機構が、前記ギャップ調整
    ダイヤルの回転を減速する減速輪列機構を有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印字ギャップの手動調
    整機構。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ調整ダイヤルが、前記ギャ
    ップ調整ダイヤルから前記伝達変換機構への回転動作の
    伝達を解除する向きに付勢する付勢バネを有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印字ギャップの手動調
    整機構。
  4. 【請求項4】 前記ギャップ調整ダイヤルの回動による
    前記印字ギャップの調整位置が、多段階に切換可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の印字ギャップの手
    動調整機構。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ調整ダイヤルと前記伝達変
    換機構とが、前記調整ダイヤルに設けた雄型ローレット
    部と、前記伝達変換機構に設けた雌型ローレット部との
    凹凸嵌合により、前記ギャップ調整ダイヤルの回動操作
    方向に対して結合されていることを特徴とする請求項1
    に記載の印字ギャップの手動調整機構。
  6. 【請求項6】 前記ギャップ調整ダイヤルの内部に、前
    記印字ギャップの調整範囲を規制するギャップ調整規制
    機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の印字ギ
    ャップの手動調整機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100437152B1 (ko) * 2002-07-10 2004-06-25 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 헤드갭 조절 장치

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