JPH1076738A - クリーニング用カセット及びサーマルプリンタ - Google Patents

クリーニング用カセット及びサーマルプリンタ

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JPH1076738A
JPH1076738A JP8236273A JP23627396A JPH1076738A JP H1076738 A JPH1076738 A JP H1076738A JP 8236273 A JP8236273 A JP 8236273A JP 23627396 A JP23627396 A JP 23627396A JP H1076738 A JPH1076738 A JP H1076738A
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JP
Japan
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cleaning
platen
print head
tape
cassette
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Application number
JP8236273A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
淳 中村
Wataru Futamura
渉 二村
Kenji Suyama
健司 須山
Kazuyuki Horino
和之 堀野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字ヘッド及びプラテンの清掃を同時に行い且
つ印字ヘッドの過剰な磨耗を防止するクリーニング用カ
セット及びサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】クリーニングテープ4は和紙をそのまま又
は合成樹脂フィルムの両面に薄く貼り付けたものをテー
プ状にして形成され、クリーニング用カセット1のテー
プ巻着リール2に巻着され、始端を巻取リール3に係止
される。溶剤をしみ込ませたフェルト部材6−2を備え
るクリーナ液容器6が必要に応じて装着され、溶剤がク
リーニングテープの両面に浸透する。印字ヘッド8が上
方の印字位置へ回動してクリーニングテープをプラテン
ローラ9に押圧し、プラテンローラ9は印字のときより
もやや速い速度で回転する。クリーニングテープ4は巻
取リール3に巻き取られ、印字ヘッド8及びプラテンロ
ーラ9が共にクリーニングテープ4に摺接してゴミやヨ
ゴレを除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング用カ
セット及びこれを装着して用いるサーマルプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタの印字ヘッドやプラ
テンは、常にインクリボンや用紙が摺接しているから微
細なインク粒子や繊維屑で汚れやすい。これらが汚れる
と印字性能が落ちるから、時々清掃しなければならな
い。これらの清掃には一般に綿棒にアルコールをしみ込
ませ、このアルコールをしみ込ませた綿棒を用いて印字
ヘッドの印字部やプラテンのゴムローラを掃除してい
た。
【0003】しかし、一般のユーザにとって綿棒とアル
コールを用意しなければならないというのは手数がかか
って面倒なことである。また、内部が混み入った装置で
あると綿棒が印字ヘッドの印字部に届かず掃除が出来な
いという問題が起こる。
【0004】このため、例えばラベルプリンタのよう
に、インクリボンとテープ状の印刷用紙を収納したカセ
ットを交換可能に装着して印字を行うものでは、そのイ
ンクリボンの裏面つまり印字ヘッドに摺接する面に研磨
剤を塗布しておき、これによって印字を行いながら印字
ヘッドを清掃するようにしたものがある。また、このよ
うなラベルプリンタでは、研磨剤を塗布したテープ部材
のみを収容したクリーニング専用のカセットを用いて清
掃する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷部材に
塗布する研磨剤の量を多くすると清掃の程度を越えて印
字ヘッドが急速に磨耗してしまう。また、研磨剤が塗布
されていると印字ヘッドとインクリボンの圧接に斑を生
じて印字に悪影響を及ぼすという問題も発生する。した
がって、インクリボンに研磨剤を適切に塗布することは
技術的に極めて困難を伴うものであった。
【0006】また、清掃専用のクリーニング用カセット
を用いるプリンタにおいて、プラテンローラによって印
字用テープとインクリボンの搬送を行う構成のものにあ
っては、プラテンローラが本体装置の駆動系に係合して
駆動され、印字用テープとインクリボンとを印字ヘッド
に圧接しながら回転してこれらを搬送するようになって
いる。印字済みの印字用テープは機外に排出され、使用
済みのインクリボンは、上記駆動系のクラッチ機構を備
えた巻取り駆動部に係合する巻取リールによって巻き取
られる。
【0007】これに清掃専用のクリーニングカセットを
装着すると、プラテンローラと印字ヘッドによって圧接
・挟持されたクリーニングテープが、プラテンローラの
回転によって搬送され、そのクリーニングテープに印字
ヘッドの表面が摺接してクリーニングが行われる。
【0008】しかしながら、このとき印字ヘッドはクリ
ーニングされるが、プラテンローラはクリーニングテー
プと同速度で回転しているためにクリーニングされるこ
とがない。
【0009】この場合も、プラテンローラの清掃は、や
はりアルコールをしみ込ませた綿棒を用いる以外に方法
がなく、したがって、手数の掛かることがまだ有る点で
不満の残るものであった。
【0010】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
印字ヘッド及びプラテンの清掃を同時に行うことができ
且つ印字ヘッドを過剰に磨耗させることがなく安心して
使用できるクリーニング用カセット及びこれを装着して
用いるサーマルプリンタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のクリー
ニング用カセット及びサーマルプリンタの構成を述べ
る。
【0012】先ず、請求項1記載の発明のクリーニング
用カセットは、移送手段により移送されるインクリボン
及び被印字媒体を介して印字ヘッドとプラテンとを間接
的に圧接させ印字ヘッドを発熱駆動しプラテンを回転駆
動してインクリボンのインクを被印字媒体に転写するサ
ーマルプリンタに装着されるクリーニング用カセットで
あって、上記移送手段または上記プラテンにより該プラ
テンと上記印字ヘッドとの間を走行し少なくとも上記印
字ヘッドまたは上記プラテンのいずれか一方と接触する
テープ状の清掃部材を備えて構成される。
【0013】そして、例えば請求項3記載のように、上
記プラテンの移送速度よりも大きな移送速度で上記清掃
部材を搬送すべく、上記プラテンが上記清掃部材を移送
する回転力よりも強い移送回転力で回転する搬送ローラ
を更に備えて構成される。また、例えば請求項5記載の
ように、上記清掃部材に摺接して該清掃部材にクリーニ
ング液を含浸させるクリーニング液含浸装置を更に備え
て構成される。
【0014】上記清掃部材は、例えば請求項2記載のよ
うに、ループ状のエンドレス・テープに形成される。ま
た、例えば請求項4記載のように、和紙、不織布、布状
の合成繊維または表面に研磨粒子が設けられたフィルム
で構成される。
【0015】次に、請求項6記載の発明のサーマルプリ
ンタは、移送手段により移送されるインクリボン及び被
印字媒体を介して印字ヘッドとプラテンとを間接的に圧
接させ印字ヘッドを発熱駆動しプラテンを回転駆動して
インクリボンのインクを被印字媒体に転写するサーマル
プリンタであって、上記印字ヘッドと上記プラテンとの
間に介挿され上記移送手段または上記プラテンにより移
送されるテープ状の清掃部材を収納したクリーニング用
カセットと、このクリーニング用カセットが装置本体に
装着された際、上記印字ヘッドと上記プラテンとが上記
清掃部材を介して間接的に圧接する圧接力を、印字時に
おける圧接力よりも少ない圧接力に制御する圧接制御手
段を備えて構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、第一の実施の形
態におけるクリーニング用カセットの構成を示す平断面
図であり、同図は本体装置(テープ・プリンタ)に装着
された状態における本体装置側の印字ヘッドとプラテン
ローラも示している。また、同図(b) は、このクリーニ
ング用カセットに任意に取り付けられるクリーナ液容器
の斜視図である。
【0017】同図(a) に示すように、クリーニング用カ
セット1は、通常のテープ・プリンタ用のテープカセッ
トを用い、通常では3個配設されるリールを2個のみ配
設して用いる。すなわち、クリーニング用カセット1
は、内部にテープ巻着リール2及び巻取リール3を備
え、テープ巻着リール2には長尺のクリーニングテープ
4を巻着している。
【0018】クリーニングテープ4は、例えばテープ状
のポリエステルフィルムの両面に和紙を薄く貼り付けて
形成される。また、十分に腰があって且つ伸縮性のない
状態であれば和紙をそのまま用いてもよい。また例えば
適宜の厚さの不織布をそのまま(ポリエステルフィルム
を用いずに)テープ状にして用いてもよい。また、近年
開発され、ガラスの研磨用(眼鏡拭き)として或は塗装
物の清掃用(自動車拭き)などに用いられている極細デ
ィニールの合成繊維製の織布または編布を、薄地にした
ものをテープ状に形成して用いてもよい。
【0019】このクリーニング用カセット1には、凹部
5が形成されており、上記のクリーニングテープ4はそ
の凹部5の開口部に張り渡されて、始端が巻取リール3
に係止している。また、テープ巻着リール2と凹部5と
の中間には、クリーナ液容器6が着脱自在に配設され
る。
【0020】クリーナ液容器6は、同図(b) に示すよう
に、筒状の胴側部6−1が一部切り欠かれており、この
切り欠き部からフェルト部材6−2が内部から外部に突
出するように配設される。クリーナ液容器6の一端は開
口しており、この開口端にはフランジ6−3が形成され
ている。
【0021】このクリーナ液容器6を、同図(a) に示す
ように、クリーニング用カセット1の所定の位置に挿入
すると、クリーニング用カセット1の不図示の受け部と
フランジ6−3とによって位置決めされ、フェルト部材
6−2がクリーニングテープ4の下面に当接する。クリ
ーニングテープ4の上面には押さえ部材7が当接して、
クリーニングテープ4をフェルト部材6−2に押し付け
ている。
【0022】このように構成されるクリーニング用カセ
ット1を、同図(a) に示すように、本体装置に装着する
と、凹部5に印字ヘッド8が進入し、この印字ヘッド8
にクリーニングテープ4を挟んでプラテンローラ9が対
向する。印字ヘッド8及びプラテンローラ9は、夫々本
体装置の不図示のブラケットの一端に固着して支持され
ている。印字ヘッド8を支持するブラケットが上下に回
動することにより、印字ヘッド8は上記凹部5内で上下
方向に、すなわち印字位置と非印字位置とに回動する。
【0023】図2は、クリーニング用カセット1の動作
状態を示す図である。尚、同図は上述したクリーナ液容
器6及び押さえ部材7の図示を省略している。また、こ
のように、クリーニング用カセット1は、クリーナ液容
器6及び押さえ部材7を設けない構成としてもよい。
【0024】同図に示すように、本体装置の不図示の駆
動スイッチを入れると、印字ヘッド8は、図1(a) に示
した下方の非印字位置から図2に示す上方の印字位置へ
と回動して、クリーニングテープ4をプラテンローラ9
に押圧する。プラテンローラ9が図の反時計回り方向に
回転しこの回転がクリーニングテープ4を左から右方へ
搬送し、この搬送速度と同じ巻き取り速度で巻取リール
3が使用済みのクリーニングテープ4′を巻き取る。こ
れにより、印字ヘッド8がクリーニングテープ4の和紙
の柔らかく且つ強靱な繊維に摺接して、適度に研磨さ
れ、ゴミやホコリが取り除かれる。
【0025】また、図1(a) に示したようにクリーナ液
容器6及び押さえ部材7を設けた構成であるときは、例
えばアルコール等の比較的弱い溶剤を、予めクリーナ液
容器6に注入しておくと、アルコールがフェルト部材6
−2を介してクリーニングテープの和紙にしみ込んでい
く。このとき、クリーニングテープ4がポリエステルフ
ィルムを用いない和紙(または不織布、織布、編布)の
みの構成であるときは、プラテンローラ9に当接する面
にもアルコールが良くしみ込んでいく。これによって、
印字ヘッド8のゴミやホコリを、より良く取り除くこと
ができるばかりでなく、プラテンローラ9に付着してい
たゴミやホコリもアルコールの溶解作用によって取り除
くことができる。
【0026】また、上記の図1(a) 及び図2に示したク
リーニング用カセット1の構成において、特には図示し
ないが本体装置の駆動系を、クリーニングモードのとき
は、プラテンローラ9の回転力のほうを巻取リール3の
回転力よりも大きくなるように構成すれば、すなわち、
プラテンローラ9の回転駆動(表面の線速度)を巻取リ
ール3の巻き取り速度よりも速くなるように構成すれ
ば、プラテンローラ9とクリーニングテープ4とが摺接
して研磨作用が発生し、アルコールのような溶剤なしで
もプラテンローラ9の清掃を行うことができる。
【0027】図3は、第二の実施の形態におけるクリー
ニング用カセットの構成を示す平断面図である。同図に
は、図2の構成と同一の構成部分には図2と同一の番号
を付して示している。また、本体装置側の印字ヘッドと
プラテンローラを添示している。この図3に示すクリー
ニング用カセット10は、図2に示した巻取リール3が
取り除かれている。
【0028】この場合も、本体装置の不図示の駆動スイ
ッチを入れると、印字ヘッド8は、同図に示す非印字位
置から上方の印字位置へと回動して、クリーニングテー
プ4をプラテンローラ9に押圧する。プラテンローラ9
が図の反時計回り方向に回転してクリーニングテープ4
を左から右方へ搬送する。印字ヘッド8がクリーニング
テープ4に摺接して、ゴミやホコリが取り除かれる。
【0029】そして、この場合は、使用済みのクリーニ
ングテープ4′は機外に排出されて切り落とされて廃棄
される。このように、使用済みのクリーニングテープ
4′をクリーニング用カセット10内に巻き取らないの
で、図2に示した巻取リール3の巻き取り許容量を配慮
する必要がない。
【0030】テープ巻着リール2に予め巻着可能なクリ
ーニングテープの量は、図1(a) 又は図2の場合は、巻
取リール3の巻き取り空間の広さによって制約される。
元来、巻取リール3は、極めて薄い地のインクリボンを
巻き取るためのものであり、大きな巻着空間を有する厚
い印字用テープと同じ長さのインクリボンを小さな巻き
取り空間で巻き取るように全体が構成されている。つま
り巻取リール3には小さな(狭い)巻き取り空間しか設
けられていない。したがって、テープ巻着リール2に予
め巻着可能なクリーニングテープの量は、その巻着空間
が広いこととは無関係に極めて少量である。
【0031】この第二の実施の形態においては、使用済
みのクリーニングテープ4′を機外に排出するようにし
て、巻取リール3は使用しないから、巻取リール3の小
さな巻き取り空間に制約されることがなく、テープ巻着
リール2には、クリーニングテープ4を図3の二点鎖線
に示す巻着空間の広さいっぱいまで巻着することができ
る。したがって、図1(a) 又は図2の場合よりもクリー
ニングテープの量が多いから、より長期間使用できる。
【0032】続いて、図4に、第三の実施の形態におけ
るクリーニング用カセットの構成を平断面図で示す。同
図には、図1(a) の構成と同一の構成部分には図1(a)
と同一の番号を付して示している。また、本体装置側の
印字ヘッド8とプラテンローラ9を添示している。この
例では、図1に示したクリーニングテープ4に代ってル
ープ状の(エンドレス状の)クリーニングベルト21が
用いられる。このクリーニングベルト21の材質も、図
1(a) に示したクリーニングテープ4の場合と同様であ
る。
【0033】図4に示すように、クリーニングベルト2
1は、テープ巻着リール2、凹部5の開口部、アイドル
リール22、及びリボン巻着リール23に掛け渡されて
いる。尚、クリーナ液容器6及び押さえ部材7を、図の
ように設ける構成としてもよく、また除いた構成として
もよい。
【0034】この場合も、本体装置の不図示の駆動スイ
ッチを入れると、印字ヘッド8は、下方の非印字位置か
ら図のように印字位置に回動してクリーニンベルト21
をプラテンローラ9に押圧する。プラテンローラ9は図
の反時計回り方向に回転してクリーニングベルト21を
時計回り方向に回転させる。印字ヘッド8がクリーニン
グベルト21に摺接して、ゴミやホコリが取り除かれ
る。この場合は、クリーニングベルト21は、吸着した
ゴミやホコリが蓄積されて使用に不適は状態となるまで
繰り返し使用することができ、したがって経済的であ
る。
【0035】図5(a),(b) は、上述の実施の形態におい
て、クリーニグモードのときにプラテンローラ9の動作
を変更するようにした場合の状態を示す図である。尚、
同図(a),(b) は、クリーニング用カセット20の図示を
省略し、印字ヘッド8とプラテンローラ9及びそれらに
係る部材のみを取り出して示している。 同図(a) に示
すように、印字ヘッド8はヘッドブラケット24に支持
され、ヘッドブラケット24は支軸25を中心にして非
印字位置と印字位置とに回動する。一方、プラテンロー
ラ9は、プラテンブラケット26に支持され、プラテン
ブラケット26も支軸25を中心にして、同図(a) に示
す非印字位置と同図(b) に示す印字時の位置とに回動す
る。この回動は、カム27が支軸27−1を中心にして
同図(a)の矢印Aで示す反時計回り方向に回転すること
により、カム27のカム溝27−2に係合するプラテン
ブラケット26のピン26−1が、カム溝27−2に沿
って滑動する。これにより、ピン26−1がカム27の
同図(a) に示す外周部近傍の位置から同図(b) に示す中
心部近傍の位置へ移動する。これによって、鍵型のプラ
テンブラケット26の上記ピン26−1が配設されてい
る上端部が図の右方に回動し、プラテンローラ9を支持
している下端が下方に回動してプラテンローラ9が印字
ヘッド8に圧接する。尚、同図(b) では、プラテンロー
ラ9と印字ヘッド8との間に介在するクリーニングベル
ト21の図示を省略している。
【0036】上記のカム溝27−2は、無段階に変位し
ており、したがって、同図(a) から同図(b) に移動する
までのカム27の回転を、途中の適宜の位置で停止させ
ることにより、ピン26−1の変位量、すなわちプラテ
ンブラケット26の回動角、つまりプラテンローラ9の
印字ヘッド8への圧接力を印字時の圧接力よりも適宜に
弱く無段階に設定することができる。
【0037】この弱く設定された圧接力により、印字時
の完全搬送力(滑りの起きない搬送力)に比較してプラ
テンローラ9とクリーニングベルト21の間の摩擦力が
低減する。すなわち、プラテンローラ9は、一方ではク
リーニングベルト21を搬送して印字ヘッド8の清掃を
行い、他方では低い摩擦力のために発生する滑りによっ
てクリーニングベルト21と摺接する。この摺接によっ
てプラテンローラ9が清掃される。
【0038】図6は、第四の実施の形態におけるクリー
ニング用カセットの構成を示す平断面図である。同図に
は、図4の構成と同一の構成部分には図4と同一の番号
を付して示している。また、本体装置側の印字ヘッド8
とプラテンローラ9を添示している。この例では、図4
の場合とクリーニングベルト21の駆動方法が異なる。
以下にこれを説明する。
【0039】図6に示すように、クリーニング用カセッ
ト30において、クリーニングベルト21は、テープ巻
着リール2、凹部5の開口部、アイドルリール22、及
びリボン巻着リール23に掛け渡されている。そして、
リボン巻着リール23にクリーニングベルト21を押圧
して滑りを防止する圧接ローラ31が配設されている。
また、インクリボン巻取リール32の回転力を大きな径
のリボン巻着リール23に速度を高速に換えて伝達する
小さな径の中間ギア33が配設される。リボン巻着リー
ル23にはギア23−1が同軸に形成されており、イン
クリボン巻取リール32にもギア32−1が同軸に形成
されている。上記の中間ギア33は、それらのギア32
−1及び23−1に噛合している。尚、クリーナ液容器
6及び押さえ部材7を、図のように設ける構成としても
よく、また除いた構成としてもよい。
【0040】同図において矢印B、C及びDで示すよう
に回転するギア32−1、中間ギア33、及びギア23
−1のギア比は、インクリボン巻取リール32が通常の
速度で回転して、リボン巻着リール23の周面線速度が
通常の印字テープの搬送速度よりも速くなるように設定
されている。
【0041】そして、この中間ギア33と上述した圧接
ローラ31とによって、リボン巻着リール23は、プラ
テンローラ9がクリーニングベルト21を移送する回転
力よりも強い移送回転力で回転することができる。すな
わち、本体装置側では、インクリボン巻取リール32に
係合する駆動装置が印字時の速度で通常に回転し、プラ
テンローラ9も印字時の速度で通常に回転したときに、
クリーニングベルト21は、印字時に搬送される印字テ
ープの搬送速度(プラテンローラ9の周面線速度)より
も速い移動速度で図の時計回り方向に循環移動する。
【0042】これにより、印字ヘッド8とクリーニング
ベルト21が摺接するだけでなく、プラテンローラ9
も、クリーニングベルト21がより速く移動する分だけ
クリーニングベルト21と摺接する。これによって、印
字ヘッド8とプラテンローラ9の清掃が同時に行われ
る。
【0043】このクリーニング用カセットの場合、本体
装置側ではリボン巻取リールの駆動とプラテンローラの
駆動をクリーニングモードのときも印字モードのときと
同様に普通に行えばよいからクリーニングモード用の特
別な駆動制御は必要なく、又特別な駆動機構を設ける必
要もない。したがって、製造コストが上昇するようなこ
ともなく、又ユーザにとっても、いままで使用中の本体
装置に装着して容易に用いることができる。そして単に
クリーニング用カセットを装着して駆動するだけで、ク
リーニングテープの回転力をプラテンローラの回転力と
異ならせて搬送することができ、印字ヘッドとプラテン
ローラの清掃を同時に行うことができる。
【0044】第四の実施の形態では、プラテンローラ9
の回転を印字時における印字テープの搬送速度と同じ速
度とすように回転させ、リボン巻着リール23の回転を
通常の印字テープの搬送速度よりも速くなるよう回転さ
せているが、これに限らず、リボン巻着リール23の回
転を印字テープの搬送速度と同じ速度となるよう回転さ
せ、プラテンローラ9の回転を印字時における印字テー
プの搬送速度よりも遅くなるよう回転させるようにして
もよい。
【0045】続いて、第五の実施の形態について説明す
る。この第五の実施の形態では、本体装置及びクリーニ
ング用カセット共に構成は図6の場合と同一であり、駆
動モードのみが異なる。すなわち本例では、特にクリー
ニングモードを設定するのではなく、クリーニング用カ
セットを装着した後、本体装置に装備されているフィー
ドキーを一定時間連続して操作するようにする。フィー
ドキーは、印字モードにおいて、印字前または印字後に
用紙位置をプラテンローラによって強制的(人為的)に
調整するためのものであり、これによってクリーニング
テープを駆動することができる。このようにしても、本
体装置に何等の変更を加えることなく、本発明のクリー
ニング用カセットを用いることができる。
【0046】尚、第五の実施の形態は、図6に示した構
成のものに限るものではない。図1、図3、及び図4に
示した構成のものにも同様に適用することができる。次
に、第六の実施の形態について説明する。この第六の実
施の形態も、本体装置及びクリーニング用カセット共に
構成は図6の場合と同一であり、印字ヘッドへの通電制
御の方法のみが異なる。すなわち本例では、クリーニン
グモードのときは印字ヘッドに通電しないように電源回
路を制御する。或は発熱を低く抑えるように制御する。
これによって、溶剤を使用しない乾式のクリーニングテ
ープの場合は、例えば熱に弱い不織布の場合でも、テー
プ表面が熱によって削り取られて微粒子が発生して印字
ヘッドに付着するような不都合なことを防止することが
できる。また、溶剤を使用する湿式のクリーニング用カ
セットの場合は、溶剤に熱(印字ヘッドの熱)が急激に
加わるというようなことが無いから、溶剤が化学変化を
起こす虞がなく安心して使用することができる。
【0047】尚、この第六の実施の形態は、図6に示し
た構成のものに限るものではない。図1、図3、及び図
4に示した構成、及び上記のフィードキーを用いる構成
とした場合にも同様に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、クリーニングテープを和紙又はこれと同等の柔軟
さと強さを持った繊維素材により形成するので、印字ヘ
ッドのゴミやホコリを除去すると共に印字ヘッドの過剰
な研磨を予防することができる。また、クリーニングテ
ープに和紙又はこれと同等の繊維素材を用いるので、ア
ルコールのような溶剤を表裏に浸透させることが容易と
なり、したがって、印字ヘッドばかりでなくプラテンロ
ーラも同時に清掃することが可能となる。また、クリー
ニングテープ又はクリーニングベルトの搬送速度よりも
プラテンローラの表面線速度を遅くなるようにするの
で、印字ヘッドばかりでなくプラテンローラもクリーニ
ングテープ又はクリーニングベルトと摺接するようにな
り、したがって印字ヘッドとプラテンローラとを同時に
清掃することができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は第一の実施の形態におけるクリーニング
用カセットの構成を示す平断面図を本体装置側の印字ヘ
ッドとプラテンローラと共に示す図、(b) はクリーニン
グ用カセットに任意に取り付けられるクリーナ液容器の
斜視図である。
【図2】クリーニング用カセットの動作状態を示す図で
ある。
【図3】第二の実施の形態におけるクリーニング用カセ
ットの構成を示す平断面図である。
【図4】第三の実施の形態におけるクリーニング用カセ
ットの構成を示す平断面図である。
【図5】(a),(b) は第三の実施の形態においてクリーニ
グモードのときにプラテンローラ9の動作を変更するよ
うにした場合の状態を示す図である。
【図6】第四の実施の形態におけるクリーニング用カセ
ットの構成を示す平断面図である。
【符号の説明】
1、10、20、30 クリーニング用カセット 2 テープ巻着リール 3 巻取リール 4 クリーニングテープ 5 凹部 6 クリーナ液容器 6−1 胴側部 6−2 フェルト部材 6−3 フランジ 7 押さえ部材 8 印字ヘッド 9 プラテンローラ 21 クリーニングベルト 22 アイドルリール 23 リボン巻着リール 24 ヘッドブラケット 25 支軸 26 プラテンブラケット 26−1 ピン 27 カム 27−1 支軸 27−2 カム溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀野 和之 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送手段により移送されるインクリボン
    及び被印字媒体を介して印字ヘッドとプラテンとを間接
    的に圧接させ前記印字ヘッドを発熱駆動し前記プラテン
    を回転駆動して前記インクリボンのインクを前記被印字
    媒体に転写するサーマルプリンタに装着されるクリーニ
    ング用カセットであって、 前記移送手段または前記プ
    ラテンにより該プラテンと前記印字ヘッドとの間を走行
    し少なくとも前記印字ヘッドまたは前記プラテンのいず
    れか一方と接触するテープ状の清掃部材を備えたことを
    特徴とするクリーニング用カセット。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材は、ループ状のエンドレス
    ・テープに形成されることを特徴とする請求項1記載の
    クリーニング用カセット。
  3. 【請求項3】 前記プラテンの移送速度よりも大きな移
    送速度で前記清掃部材を搬送すべく、前記プラテンが前
    記清掃部材を移送する回転力よりも強い移送回転力で回
    転する搬送ローラを更に備えたことを特徴とする請求項
    2記載クリーニング用カセット。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材は、和紙、不織布、布状の
    合成繊維または表面に研磨粒子が設けられたフィルムか
    らなることを特徴とする請求項1、2又は3記載のクリ
    ーニング用カセット。
  5. 【請求項5】 前記清掃部材に摺接して該清掃部材にク
    リーニング液を含浸させるクリーニング液含浸装置を更
    に備えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のクリーニング用カセット。
  6. 【請求項6】 移送手段により移送されるインクリボン
    及び被印字媒体を介して印字ヘッドとプラテンとを間接
    的に圧接させ前記印字ヘッドを発熱駆動し前記プラテン
    を回転駆動して前記インクリボンのインクを前記被印字
    媒体に転写するサーマルプリンタであって、 前記印字ヘッドと前記プラテンとの間に介挿され前記移
    送手段または前記プラテンにより移送されるテープ状の
    清掃部材を収納したクリーニング用カセットと、このク
    リーニング用カセットが装置本体に装着された際、前記
    印字ヘッドと前記プラテンとが前記清掃部材を介して間
    接的に圧接する圧接力を、印字時における圧接力よりも
    少ない圧接力に制御する圧接制御手段を備えたことを特
    徴とするサーマルプリンタ。
JP8236273A 1996-09-06 1996-09-06 クリーニング用カセット及びサーマルプリンタ Withdrawn JPH1076738A (ja)

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